JP5098431B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この場合に、前記露光装置は、3つの光ビームを出射し、前記露光装置から出射される3つの光ビームのうち中央の1つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とすることができる。また、前記露光装置は、4つの光ビームを出射し、前記露光装置から出射される4つの光ビームのうち両端の光ビームを除く2つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とすることができる。また、前記露光装置は、5つの光ビームを出射し、前記保持部材の前記回転軸は、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうちいずれか一方の端の光ビームの近傍に位置し、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち両端の光ビームを除く3つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とすることができる。また、前記露光装置は、5つの光ビームを出射し、前記保持部材の前記回転軸は、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち中央の1つの光ビームの近傍に位置し、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち両端の光ビームを除く3つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とすることができる。
請求項2によれば、調整するための機構を簡素に構成することが可能になる。
請求項3によれば、第2の調整手段により保持部材を回転させる際に生じる副走査方向のずれを抑制することが可能になる。
請求項4によれば、第1の調整手段の数を半減することが可能になる。
請求項5によれば、特色がある場合にも、特色を他の色と同時に調整することが可能になる。
請求項6によれば、特色がある場合にも、特色を他の色と同時に調整することが可能になると共に、第2の調整手段により保持部材を回転させる際に生じる副走査方向のずれを抑制することが可能になる。
請求項7によれば、露光装置の調整作業を容易に行うことが可能になる。
請求項8によれば、3つの光ビームのうち中央に位置するY色を個別に調整する機構を省略することが可能になる。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1の構成の一例を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタである。画像形成装置1は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部70と、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部80と、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部81と、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部82と、を備えている。
そして、各画像形成ユニット10は、画像形成装置1の本体に対して着脱自在に構成され、例えば現像器13内のトナーが消費されたり、感光体ドラム11が寿命に達したりした場合には、画像形成ユニット10単位で交換される。
現像器13は、画像形成ユニット10それぞれにおいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を保持して、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を各色トナーで現像する。
ドラムクリーナ14は、ウレタンゴム等のゴム材料により形成された板状部材を感光体ドラム11表面に接触させて、感光体ドラム11上に付着したトナーや紙粉等を除去する。
さらに、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11と接触しながら移動するように、記録材(記録紙)である用紙Pを搬送する用紙搬送ベルト30が配置されている。用紙搬送ベルト30は、用紙Pを静電吸着するフィルム状の無端ベルトで形成されている。そして、駆動ロール32とアイドルロール33とに張架されて循環移動し、感光体ドラム11との間に用紙Pが略鉛直方向下方から上方に向けて搬送される用紙搬送路M1を形成している。
用紙搬送ベルト30の感光体ドラム11側の最上流部には、用紙搬送ベルト30を帯電する吸着ロール34が配置されている。用紙搬送ベルト30は、表面が吸着ロール34により所定電位に帯電されることで、用紙Pを安定的に静電吸着させる。
また、用紙搬送路M1に沿って用紙搬送ベルト30の下流側には、用紙P上の未定着トナー像に対して熱および圧力による定着処理を施す定着器40が設けられている。
一方、排紙側には、定着器40にて定着処理された用紙Pを搬送する排紙ロール54が配設されている。また、排紙側には、片面プリントの場合には用紙Pを装置本体上部に設けられた排紙部90に向けて排出し、両面プリントの場合には所定のタイミングで排紙部90に向けた回転方向から逆方向に反転することで、定着器40にて片面が定着された用紙Pを両面搬送路M2に向けて送り出す反転ロール55が配設されている。加えて、両面搬送路M2には、両面搬送路M2に沿って複数の搬送ロール56が設けられている。
各色トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下流で用紙搬送ベルト30から剥離され、定着器40に搬送される。用紙Pが定着器40に搬送されると、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。各色トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙部90に積載される。一方、両面プリント時には、両面搬送路M2を経由して再度の同様な画像形成動作が行われた後、排紙部90に積載される。
図2は、本実施の形態のレーザ露光器20の概略構成を説明する側面図である。図2に示すように、レーザ露光器20は、例えば4つの半導体レーザからなる光源21を備えている。さらに、光学部材として、光源21からの各レーザ光に対応して設けられた4つのコリメータレンズ22と、シリンダーレンズ23と、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)24と、複数の折り返しミラー25と、fθレンズの一方を構成するポリゴンミラー側レンズ(不図示)と、fθレンズの他方を構成する4つの出射側レンズ26K,26C,26M,26Yと、を備えている。また、レーザ露光器20は、保持部材の一例としてのハウジング27内に構成され、これにより、レーザ光の外部への漏洩や各光学部材への埃等の付着が抑えられている。さらに、レーザ露光器20には、画像形成装置1内に設置するための、ハウジング27の上部に一体的に設けられた支持シャフト(回転軸)28と、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yを固定する保持部材の一部を構成するレンズ固定フレーム29と、が備えられている。
各レーザ光は、fθレンズを構成するポリゴンミラー側レンズを通過し、複数の折り返しミラー25により感光体ドラム11の表面に向けて方向を変えられ、出射側レンズ26K,26C,26M,26Yから各画像形成ユニット10の感光体ドラム11の表面を走査露光する。ここで、fθレンズを構成するポリゴンミラー側レンズおよび出射側レンズ26K,26C,26M,26Yは、それぞれレーザ光の光スポットの走査速度を感光体ドラム11上で等速化する機能を有している。
また、上記した線像は、ポリゴンミラー24の偏向反射面24aの近傍に結像し、fθレンズは副走査方向に関して偏向反射面24aを物点として光スポットを感光体ドラム11の表面上に結像させるので、この走査光学系は、偏向反射面24aの面倒れを補正する機能を有している。
図3Aに示すように、レーザ露光器20からのレーザ光LK,LC,LM,LY(図3Aの(a)参照)が感光体ドラム11に照射すると、感光体ドラム11の各々には、走査線SK,SC,SM,SY(図3Aの(b)参照)が形成される。図3Aに示す場合には、走査線SK,SC,SM,SYの仮想基準線Bに対する位置にばらつきがあり、倍率調整が必要である。なお、ここに言う倍率調整とは、感光体ドラム11の左右方向(軸方向)の位置ズレの調整及び走査幅(走査線SK,SC,SM,SYの長さ)の調整をいう。
図3Bの(a)に示すように、レーザ露光器20の折り返しミラー25の両側に個別調整機構(第1の調整手段)110C,110Mが取り付けられている。個別調整機構110Cは、走査線SCのみの調整を行うためのものであり、また、個別調整機構110Mは、走査線SMのみの調整を行うためのものである。更に説明すると、走査線SK,SYを調整するための機構がハウジング27に取り付けられていない。すなわち、本実施の形態では、走査線SC,SMを個別的に調整できる一方で、走査線SK,SYを個別的に調整することができないように構成されている。言い換えると、個別調整機構110C,110Mの数は、走査線SK,SC,SM,SYないしレーザ光LK,LC,LM,LYの数よりも少ない。なお、個別調整機構110C,110Mを、従来から用いられている周知慣用の技術を用いて構成することができる。また、この場合には、支持シャフト28に最も近い位置のK色を基準色とする。そして、後述する倍率調整の際には、基準色の倍率値を基に他の走査線の調整を行うことができる。
図3Aの(b)に示すように、走査線SK,SC,SM,SYは、仮想基準線Bに対してばらついており、個別調整及び全体調整により相対的に倍率調整を行う必要がある。
まず、図3Bの(b)に示すように、互いに平行な走査線SKと走査線SYとの各端をそれぞれ結んで形成される台形の領域内に走査線SC,SMが位置するように、個別調整機構110C,110Mを用いて、走査線SC,SMの長さ及び位置を調整する(個別調整)。図3Bの(b)に示す台形は、上底が走査線SYの長さであり、下底が走査線SKの長さである。
付言すると、このようにレーザ露光器20を回転させて倍率調整を行うため、副走査方向のズレが発生するが、電気的補正を行うことにより対応することが可能である。
図6A、図6B及び図6Cは、第2の実施の形態に係る画像形成装置1に適用されるレーザ露光器20を説明するための図である。図6A〜図6Cの各々の(a)は、レーザ露光器20と3つの感光体ドラム11との位置関係を示す側面図であり、(b)は、3つの感光体ドラム11をレーザ露光器20側から見た正面図である。
図6A〜図6Cに示すレーザ露光器20は、3つのレーザ光LC,LM,LYを感光体ドラム11の各々に照射する。すなわち、第1の実施の形態では、4つのレーザ光LK,LC,LM,LYがレーザ露光器20から照射される構成であるが、本実施の形態では、3つのレーザ光LC,LM,LYがレーザ露光器20から照射される構成であり、レーザ光LKは照射されない。
更に説明すると、本実施の形態のレーザ露光器20における支持シャフト28は、3つのレーザ光LC,LM,LYのうち中央に位置するレーザ光LMが出射される位置の近傍に配設されている。このため、全体調整の際に回転に伴う副走査方向のずれが抑制される。なお、支持シャフト28の回転中心は、レーザ光LMの出射位置と隣り合うレーザ光LCの出射位置とを結ぶ線の中心位置から、レーザ光LMの出射位置と隣り合うレーザ光LYの出射位置とを結ぶ線の中心位置までの区間に配置されるのが好ましい。また、この場合には、支持シャフト28に最も近い位置のM色を基準色とする。
図8A及び図8Bは、第3の実施の形態に係る画像形成装置1に適用されるレーザ露光器20を説明するための図である。図8A〜図8Bの各々の(a)は、レーザ露光器20と3つの感光体ドラム11との位置関係を示す側面図であり、(b)は、3つの感光体ドラム11をレーザ露光器20側から見た正面図である。
図8A〜図8Bに示すレーザ露光器20は、基本的な構成が第2の実施の形態の場合と共通するので、その説明を省略する。更に説明すると、本実施の形態のレーザ露光器20は、出射するレーザ光LC,LM,LYの配列が第2の実施の形態の場合と異なる。具体的には、下側から上側に、レーザ光LM、レーザ光LY及びレーザ光LCの順に配列されている。すなわち、両端にレーザ光LM,LCが配置され、かつ、レーザ光LYがレーザ光LM,LCに挟まれて配置されている。なお、この場合には、支持シャフト28に最も近い位置のY色を基準色とする。
図9は、第4の実施の形態に係る画像形成装置1に適用されるレーザ露光器20を説明するための図であり、(a)は、レーザ露光器20と5つの感光体ドラム11との位置関係を示す側面図であり、(b)は、5つの感光体ドラム11をレーザ露光器20側から見た正面図である。
図9の(a)に示すレーザ露光器20は、5つのレーザ光LK,LC,LM,LY,LSを感光体ドラム11の各々に照射する。ここにいうレーザ光LSは、例えばコーポレートカラー(例えばA社の黄色、B社の緑色等)や点字用の発泡トナー、蛍光色、光沢を向上させるトナーなどの特別色(特色)のトナー像を形成するためのものである。
本実施の形態のレーザ露光器20では、支持シャフト28がハウジング27の上端部に配設されている。
Claims (8)
- 複数の像保持体と、
前記複数の像保持体に対応する複数の光ビームを出射して当該複数の像保持体を走査露光する露光装置と、
回転軸を備え、前記露光装置を保持する保持部材と、
前記露光装置から出射される複数の光ビームの中の一つの光ビームの調整を行う第1の調整手段と、
前記保持部材の前記回転軸を中心に当該保持部材を回転させることで複数の光ビームの調整を行う第2の調整手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記第1の調整手段は、前記露光装置から出射される複数の光ビームの数よりも少ない数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記露光装置は、3つの光ビームを出射し、
前記露光装置から出射される3つの光ビームのうち中央の1つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記露光装置は、4つの光ビームを出射し、
前記露光装置から出射される4つの光ビームのうち両端の光ビームを除く2つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記露光装置は、5つの光ビームを出射し、
前記保持部材の前記回転軸は、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうちいずれか一方の端の光ビームの近傍に位置し、
前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち両端の光ビームを除く3つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記露光装置は、5つの光ビームを出射し、
前記保持部材の前記回転軸は、前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち中央の1つの光ビームの近傍に位置し、
前記露光装置から出射される5つの光ビームのうち両端の光ビームを除く3つの光ビームが前記第1の調整手段により調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 被走査体上を走査し露光する光ビームを複数出射する光走査装置と、
回転軸を備え、複数の前記被走査体に対応する前記光走査装置を保持する保持部材と、
複数の前記被走査体が取り付けられ、かつ、前記保持部材の前記回転軸を介して当該保持部材が取り付けられる装置本体と、
前記保持部材の前記回転軸を中心にして当該保持部材を回転させることで複数の前記被走査体に対する前記光走査装置の調整を行う調整手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記光走査装置は、Y色を含む3つの光ビームを出射し、
前記3つの光ビームのうちY色の光ビームは、他の2つの光ビームの間に位置することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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