JP4661429B2 - 情報配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

情報配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報配信システム情報処理装置情報処理プログラム及び情報処理方法の技術分野に属し、より詳細には、複数の情報処理装置間で共用されるべき映画等のコンテンツ(配信情報)を、共用可能に公開(保持)する前に、情報配信システム中の複数の情報処理装置に予め記録させておく情報配信システム情報処理装置情報処理プログラム及び情報処理方法の技術分野に属する。
近年、インターネット等のネットワークを介して上記コンテンツを蓄積しているサーバ等に端末装置(ノード)からアクセスし、そのノードにおいて視聴が所望されているコンテンツを当該ノードに配信して視聴する、いわゆるコンテンツ配信を行なう配信システムについての研究開発が盛んである。
そして、当該配信システムの一つとして、ネットワークに属するノード間で、当該コンテンツが相互に直接授受される配信システム、例えば、各コンテンツを複数のノード間で分散して複数のノードで共用させる配信システムであるP2P(Pear to Pear)型の配信システムがある。このP2P型の配信システムは、従来のクライアント・サーバ型のモデルの欠点である、サーバへのアクセス集中や、高い管理コストを解決する手法として注目されている。
また、この分野の研究では、P2P型の配信システムの一つとして、ピアツーピア型の情報配信システムにおいて、例えば、分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distributed Hash Table)という)を利用して論理的に構築されたオーバーレイネットワークでは、各ノードが、当該オーバーレイネットワークに参加している全てのノードへのリンク情報(例えば、IPアドレス)を認識しているわけではなく、参加の際などに得られる一部のノードへのリンク情報だけを保持しており、かかるリンク情報に基づき、データの問い合わせ等を行なうようになっている。
このようなオーバーレイネットワークにおいては、ノードの参加及び脱退(離脱)が頻繁に行われても、負荷分散が適切に行われる必要があり、非特許文献1には、オーバーレイネットワークにおいて、参加及び脱退(離脱)が頻繁に行われる場合であっても、適切に負荷分散を行なうための技術が開示されている。従来における当該レプリカの作成・配置に関する提案としては、例えば、以下の特許文献1や非特許文献1記載されたものがある。
この特許文献1によれば、ネットワーク上のあるサービスグループ内で接続されている各ノードに存在するコンテンツ(レプリカ)の全体サイズ(全体の情報量)及びその数を参照して、当該サービスグループ内のネットワーク全体でバランスよくレプリカ(複製物)を作成・配置する方法が提案されている。
更に、特許文献2には、各コンテンツに重要度を示す数値をつけることで、全体の情報を管理することなくアクセス頻度に応じて動的にレプリカを作成する手法が提案されている。
「分散ハッシュテーブルの軽量な負荷分散手法の検討」 社団法人 電子情報通信学会 信学技報 特開2003−99337号公報 特開2003‐216521号公報
このような配信システムにおいて、分散ストレージ技術を使ってコンテンツ配信サービスを行なう場合、人気のあるコンテンツはアクセスが集中するため、人気に応じてレプリカを複製することが望ましいが、例えば、特許文献2に記載された手法では実際のアクセスが確認されなければ人気に応じた複製を作ることができない。
従って、公開直後に多くの要求があると、結局特定のノードにアクセスの集中が生じてしまうという問題があった。そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、配信システム内において必要な数のコンテンツを、公開前に自律的に分散配置させる情報配信システム等を提供する。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおいて、前記登録装置は、前記共用情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を各前記共用情報につい記憶する第1記憶手段と、所定の前記共用情報を、前記複数の情報処理装置のいずれかに記録させる指示を示す第1記録指示情報を送信する第1の記録指示情報送信手段と、前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記公開時刻情報と、前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報とを、前記情報処理装置に送信する第1送信手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記第1送信手段により送信された前記共用情報と、第1記録指示情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を受信する信手段と、前記受信手段によって受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報記録を指示するための情報処理装置を前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する置選別手段と、前記受信手段によって受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定手段と、前記受信手段によって第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定手段であり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、コンテンツ(共用情報)を他のノードに共用可能に保持する前に(公開前に)予め多数のノード(情報処理装置)に保持させて、コンテンツをシステム内に分散配置させることができるので、コンテンツの公開後、一斉に多数のノードが当該コンテンツの配信要求をした場合にも、予め多数のノードがコンテンツを保持しているので、1台のみがコンテンツを保持している場合と比較してコンテンツの公開直後であっても、それぞれのPtoP間で比較的スムーズにコンテンツ配信を行なうことができる情報配信システムを提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置において、記共用情報と、前記共用情報記録指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を前記登録装置から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報記録を指示するための情報処理装置を前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する置選別手段と、前記受信手段によって受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定手段と、前記受信手段によって第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定手段であり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、コンテンツ(共用情報)を他のノードに共用可能に保持する前に(公開前に)予め多数のノード(情報処理装置)に保持させて、コンテンツをシステム内に分散配置させることができるので、コンテンツの公開後、一斉に多数のノードが当該コンテンツの配信要求をした場合にも、予め多数のノードがコンテンツを保持しているので、1台のみがコンテンツを保持している場合と比較してコンテンツの公開直後であっても、それぞれのPtoP間で比較的スムーズにコンテンツ配信を行なうことができる情報配信システムにおける情報処理装置を提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記公開時刻情報と、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報とを、前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信する第2送信手段を備え、前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2送信手段は、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報とを、前記置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
これによれば、各ノードにおいて、複製(記録指示)を行なうタイミングをずらすことができるので、配信システム内に含まれるノードが一斉に複製を開始することによるシステム全体の負荷上昇等の弊害を防止することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置において、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報を更新する更新手段であり、更新後の前記評価情報が示すアクセス頻度が、更新前の前記評価情報が示すアクセス頻度より小さくなるように前記評価情報を更新する更新手段を備え、前記第2送信手段は、前記更新手段による更新後の前記評価情報を、前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
これによれば、記録指示の対象となる公開前のコンテンツのアクセス頻度の予測値が小さいときには、既に記録済みのコンテンツを削除しないように構成できる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記第2記憶手段に新たな共用情報が記憶された後に、前記新たな共用情報の所在を管理する管理装置に対して新たな共用情報を記録した旨を送信する記録告知情報送信手段を備えることを特徴とする。
これによれば、当該コンテンツの所在を管理すべきルートノード等にコンテンツの所在を知らせることができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項乃至いずれか一項に記載の情報処理装置において、前記置選別手段は、前記情報処理装置との通信経路における中継装置の数を指定する指定手段を備え、かつ前記複数の情報処理装置のうち、指定された数の中継装置を介する前記情報処理装置を選別することを特徴とする。
これによれば、情報配信システム内のノードのうち、何れのノードに記録指示を行なうかをホップ数等を用いて中継装置の数に基づいて行なうことができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記指定手段は、前記中継装置の数をランダムに指定することを特徴とする。
これによれば、記録指示すべきノードをシステム内に点在するよう構成させることができるので、公開前にコンテンツをシステム内に偏りなく分散して配置させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記第2記憶手段の空き記憶容量が、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報の情報量以上あるか否かを判定する容量判定手段と、前記容量判定手段によって、前記空き記憶容量が、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報の情報量以上ないと判定された場合には、前記第2記憶手段に記憶されている各前記共用情報のうち、対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が最も低い共用情報を削除共用情報として選別する削除共用情報選別手段と、選別された前記削除共用情報を前記第2記憶手段から削除する削除手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、複製が作られるたびに評価情報が示すアクセス頻度の予測値が徐々に小さくなるよう構成したので、最適な数のコンテンツをシステム内に分散して配置させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が、選別された前記削除共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度より小さいか判定する評価値判定手段を備え前記評価値判定手段によって、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が、選別された前記削除共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度より小さいと判定された場合には、前記第2記憶手段は受信した前記共用情報を記憶せず、前記削除手段は、前記削除共用情報選別手段によって選別された前記削除共用情報を前記第2記憶手段から削除しないことを特徴とする。
これによれば、既に記録済みのコンテンツのうち、当該コンテンツのアクセス頻度の予測値に基づいてアクセスの少ないコンテンツを削除することにより、スムーズに公開前にコンテンツを配置させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、前記共用情報と、前記共用情報の記録の指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を第2記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報の記録を指示するための情報処理装置を、前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する装置選別ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定ステップと、前記受信ステップにおいて第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定ステップであり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定ステップと、前記第1判定ステップにおいて前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置における情報処理方法において、前記共用情報と、前記共用情報の記録の指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を第2記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報の記録を指示するための情報処理装置を、前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する装置選別ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定ステップと、前記受信ステップにおいて第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定ステップであり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定ステップと、前記第1判定ステップにおいて前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記時間間隔が経過したと判定されたとき、記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信ステップと、を含むことを特徴とする。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、インターネット等のネットワークを用いて上記コンテンツの配信を行なう上記P2P型の配信システムにおいて、一の端末装置において実行されたコンテンツの配信要求操作に応じて他の端末装置から所望されるコンテンツを当該一の端末装置に配信する場合に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。また、以下の説明においては、上記端末装置を一般的に「ノード」と称することとする。
〈配信システムの構成〉
図1は、本実施形態におけるP2P型の配信システムの概要構成図であって、当該配信システムは複数のノードと当該各ノードに共用可能に保持されるべきコンテンツを登録するための登録装置としてのコンテンツ登録装置を備える。なお、当該コンテンツ登録装置は、本発明における登録装置として機能し、コンテンツ製作会社等または当該製作会社からコンテンツの管理を委託されたシステム管理者によって操作され、システム内に存在するコンテンツを把握するだけでなく、新たにシステム内に登録されるコンテンツを記憶部のデータベースに保持している。
〈ノードの構成〉
初めに、各実施形態に係る配信システムにおいてネットワークにより相互接続されている各ノードの概要構成について図2を用いて説明する。なお、図2は実施形態に係るノードの概要構成を示すブロック図である。また、本実施形態に係るP2P型の配信システムに属する各ノードは、全て同一のハードウエア構成を有するものであるので、それらを代表して一般のノードNの構成について、図2を用いてその概要を説明する。
図2に示すように、実施形態に係る配信システムに含まれるコンピュータとしてのノードNは、演算機能を有するCPU、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記録するROM(Read Only Memory)等から構成された第2の装置選別手段、更新手段、容量判定手段、削除共用情報選別手段、削除手段及び評価値判定手段としての制御部11と、上記コンテンツ自体としてのコンテンツデータ、その配信に必要な各種ルーティング用データ及びその他の必要なプログラム等を記録保存(格納)するためのHDD(Hard Disc Drive)等から構成された第2の共用情報記録手段、第2の評価情報記憶手段及び第2の公開時刻情報記憶手段としての記録部12と、受信されたコンテンツデータを一時蓄積するバッファメモリ13と、当該コンテンツデータに含まれるエンコード(符号化)されたビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)するデコーダ部14と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部15と、当該映像処理部15から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT(Cathode Ray Tube)又は液晶ディスプレイ等よりなる表示部16と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD/A(Digital/Analog)変換した後これを増幅器等により増幅して出力する音声処理部17と、当該音声処理部17から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ18と、ネットワークを通じて他のノードNとの間の情報の通信制御を行なうための情報受信手段、第2の共用情報伝送手段、第2の公開時刻情報送信手段、第2の評価情報情報送信手段、第2の記録指示情報送信手段及び記録告知情報送信手段としての通信部19と、使用者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に出力する入力部(例えば、キーボード、マウス或いは、操作パネル等)20と、を備えて構成され、制御部11、記録部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、及び通信部19はバス21を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。
そして、制御部11におけるCPUが記録部12等に記録された各種プログラムを実行することにより、制御部11が、実施形態に係るノードNとしての全体動作を統括制御し、上記各構成部材と協動して当該ノードNを本発明における情報処理装置として機能させる。
〈コンテンツ登録装置の構成〉
続いて、コンテンツ登録装置100の概要構成について図3を用いて説明する。なお、図3は実施形態に係るコンテンツ登録装置100の概要構成を示すブロック図である。
図3に示すように、実施形態に係る配信システムに含まれるコンテンツ登録装置100は、演算機能を有するCPU、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記録するROM(Read Only Memory)等から構成された第1の装置選別手段としての制御部101と、上記コンテンツ自体としてのコンテンツデータ、その配信に必要な各種ルーティング用データ及びその他の必要なプログラム等を記録保存(格納)するためのHDD(Hard Disc Drive)等から構成された記録部102と、ネットワークを通じて配信システムに含まれる各ノードNとの間の情報の通信制御を行なうための第1の共用情報伝送手段、第1の公開時刻情報送信手段及び第1の評価情報情報送信手段としての通信部103と、当該コンテンツ登録装置を管理する管理者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部31に出力する入力部(例えば、キーボード、マウス或いは、操作パネル等)104と、を備えて構成され、制御部101、記録部102及び通信部103はバス105を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。
そして、上記記憶部102は、第1の共用情報記録手段、第1の公開時刻情報記憶手段及び第1の評価情報記憶手段として機能し、図4に示すように、配信システムに新たに登録する対象となるコンテンツと、当該コンテンツデータと対応付けて当該コンテンツにかかる公開時刻情報To、予想アクセス数A、及び後に詳述する評価値演算処理によって演算された評価値VALUE(X)をコンテンツ情報リストとして記憶している。
そして、制御部101におけるCPUが記録部102等に記録された各種プログラムを実行することにより、制御部101が、実施形態に係るコンテンツ登録装置としての全体動作を統括制御し、上記各構成部材と協動して当該コンテンツ登録装置を本発明における登録装置として機能させる。
そして、制御部101は、第1の装置選別手段、第1の共用情報伝送手段、第1の公開時刻情報送信手段、第1の評価情報情報送信手段及び第1の記録指示情報送信手段として機能し、「コンテンツ登録処理」においてコンテンツ(X)を記録指示の対象とされるノードNを選択し、当該選択されたノードNに対して、コンテンツ(X)のコンテンツデータと、記憶部102のコンテンツ情報リストに対応付けて記憶された公開時刻情報To、評価値VALUE(X)と、を併せて当該コンテンツ(X)を記録するよう指示する記録指示情報としての複製作成メッセージと共に送信する。
以下、具体的処理について説明する。なお、本実施形態の説明における全ての処理において、期間の演算処理を行なうことがあるが、その際にはその単位(秒、分、日、週、月、年)を統一して演算するものとする。
〈1.コンテンツ登録装置のコンテンツ登録処理〉
先ず、上記コンテンツ登録装置100における実施形態に係るコンテンツの配信システムへの投入処理、すなわち、各ノードNに対してシステム内で共用されるべき新たなコンテンツを1のノードNを選択して当該ノードNに送信して保持させる際の手順(コンテンツ登録処理)について図5を参照して説明する。当該コンテンツ登録処理は、制御部101の制御に基づいて、管理者が新たなコンテンツを追加したいときに、登録処理プログラムを実行することにより行われる。
先ず初めに、新たに公開するコンテンツ(X)を各種情報と対応付けて記憶部102のコンテンツ情報リストに登録する(ステップS1)。より具体的には、コンテンツ登録装置100の管理者等が入力部104を操作することにより、当該コンテンツ(X)の公開時刻情報To、公開から期間Taの間(例えば期間Taは1週間等)の予想アクセス数Aを入力してコンテンツ(X)と対応付けて登録するようになっている。
続いて、評価値VALUE(X)を0(ゼロ)とし、当該コンテンツ(X)の公開時刻情報によって示される公開時刻から現在時刻を減算した値を公開準備期間Eとし、変数iを0(ゼロ)とし、パラメータW及び変数tを公開時刻情報Toとしてそれぞれの値を初期化する(ステップS2)。
なおパラメータWは、送信元のノードN内に記憶されていたコンテンツ(X)のレプリカ(複製物)が送信先のノードN内に作成されたことに起因して、実施形態に係る配信システム全体としてコンテンツ(X)の評価値を調整するために用いられる複製係数であって、公開前は公開時刻情報ToをパラメータWとして複製作成メッセージに含むものとする。これにより、当該コンテンツ(X)の複製指示を受けたノードNが他のノードN間でコンテンツ(X)の送受信を行なう際に実行される、公開後のアクセス数に応じた最初の評価値取得演算処理等において、コンテンツ(X)に対して「最後に評価値VALUE(X)を取得した時刻」を示すパラメータWとして最初は公開時刻情報Toを用いることができるので、公開前の処理から公開後の処理へとスムーズに一貫した処理を進行することができる。
なお、本願出願人はコンテンツ公開後の各ノードNのアクセス数に応じた評価値演算の手法に関して特許出願(特願2004-095639)をしていることをここに付記し、公開後の評価値演算の手法に関しては当該出願に詳細に記載されているので説明を省略する。
続いて、変数iが予想アクセス数Aよりも小さいか否かを判定(ステップS3)し、変数iが予想アクセス数Aよりも小さいと判定された場合(ステップS3:Yes)には、「評価値演算処理(X)」を行ない(ステップS4)、続いて変数iに1を加算し、変数tに期間Taを予想アクセス数Aで除算した値を加算した(ステップS5)後に、ステップS3に戻り再び判定を行なう。ステップS5の処理において、「期間Taを予想アクセス数Aで除算した値」とは、すなわち、ノードNに送信後のコンテンツ(X)が公開時刻が到来して公開された場合、公開後、期間Taまでの間に、当該コンテンツ(X)へのアクセスがどのくらいの頻度で(例えば、1時間に1回や10秒に1回等)行われるのかを予測定義するものである。なお、コンテンツ(X)へのアクセスとは、コンテンツの配信要求をいい、コンテンツ登録装置100からコンテンツ(X)を受信して最初にコンテンツ(X)を記録したノードNに対するアクセスだけでなく、後に詳述する「コンテンツの公開前複製作成処理」に基づいて当該最初のノードNからコンテンツ(X)を受信した他のノードNに対するコンテンツ(X)へのアクセスを含む。
一方、ステップS3の処理において、予想アクセス数Aが変数i以上と判定された場合(ステップS3:No)には、後に説明する「評価値演算処理(X)」で変更されているパラメータWを公開時刻情報Toに再度設定する(ステップS6)。
続いて、制御部101は、第1の装置選別手段、第1の共用情報伝送手段、第1の公開時刻情報送信手段、第1の評価情報情報送信手段、第1の記録指示情報送信手段として機能し、記録指示の対象とされるコンテンツ(X)を共用可能に保持(記録)すべきノードNを選択する送信先ノード選択処理を行ない(ステップS7)、当該選択処理において選択されたノードNに対して、コンテンツ(X)と、当該コンテンツの評価値VALUE(X)とを含む記録指示情報としての複製作成メッセージ(X、W)を送信(ステップS8)して処理を終了する。
なお、ステップS8ではコンテンツ(X)の記録指示をする複製作成メッセージ(X、W)にパラメータW(公開前であるので公開時刻情報To(X)を使用)を含み、当該コンテンツ(X)の評価値VALUE(X)とコンテンツデータと共に選択されたノードNに送信しているが、各データを紐付けて識別情報を付すなどして対応付けてあれば、各データを個別に送信してもよい。
〈1−1.評価値演算処理〉
続いて、ステップS4における評価値演算処理について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、コンテンツ(X)の現在の評価値VALUE(X)と現在のパラメータW及び変数t、に基づいて、以下の式(1)に基づいてパラメータVを演算して取得する(ステップS10)。
Figure 0004661429
なお、dは0から1の値を有する減衰パラメータであって、単位時間当たりに評価値が減衰する割合を示すものであり、公開後もそのまま用いられる。そして、コンテンツ(X)を選択されたノードNに送信した後は、公開時刻になるまで、複数のノードNに送信されてそれぞれのノードにて公開前複製作成処理が実行され続ける。
この式(1)において、(t−W)とは前回のアクセス時刻から時刻tまでの経過時間を表す。この時刻tは公開後の処理においては「現在の時刻」であるが、この公開前のコンテンツ登録処理における評価値演算処理において、時刻tを未来の時刻とすることによって、コンテンツの公開前にそのコンテンツの公開後における評価値を計算するようになっている。従って、式(1)中のVALUE(X)×d^(t−W)とは、時刻tにおける評価値となり、これに今回のアクセス分として1を加えたものが、パラメータVを取得するための上記式(1)となる。
そして、上述の如く取得したパラメータVを、コンテンツ情報リストのコンテンツ(X)の新たな評価値VALUE(X)として更新する(ステップS11)。
例えば、上記式(1)において、減衰パラメータdを、評価値が1時間ごとに1割減衰するように設定した場合であって、前回の評価値演算処理(X)から3時間経過している場合には、パラメータVは上述した式(1)を用いて以下の如く取得される。
Figure 0004661429
そして、パラメータWを変数tとした後に(ステップS12)処理を終了する。
〈1−2.送信先ノード選択処理〉
続いて、ステップS7における送信先ノード選択処理について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、記憶部102に記憶したコンテンツ情報リストより、任意のコンテンツのタイトルをランダムに取得する(ステップS20)。このコンテンツは記録指示の対象とされるコンテンツ(X)である場合もあれば、過去にシステム内に投入(登録)した他のコンテンツである場合もある。その他コンテンツ登録装置が知っているコンテンツのタイトルや、当該コンテンツのタイトルの一部分であってもよく、或いは所定の文字列をランダムに生成して用いてもよい。
続いて、所定のハッシュ関数を用いて取得したコンテンツのタイトルに基づいてハッシュ値を取得する(ステップS21)。そして、当該取得したハッシュ値に基づいて1のノードNを検索し、発見された1のノードN(例えば、当該任意のコンテンツのルートノード)を送信先ノードとして選択して処理を終了する(ステップS22)。なお、ノードNの検索の具体的な方法としては、上記P2P型の配信システムの場合、いわゆるDHT(Distributed Hash Table:離散ハッシュテーブル)を用いた検索手法を用いればよく、この場合当該コンテンツのルートノードやキーワードルートノード等を送信先ノードとして選択する。
なお、この際選択されたノードNのIPアドレス等の宛先情報を取得して制御部101のRAM等に一時的に記憶しておき、上述したコンテンツ登録処理のステップS8において、当該宛先情報に基づいてコンテンツ(X)を含む複製作成メッセージ(X,W)を選択されたノードNに送信するよう構成する。
以上説明したように、コンテンツ登録装置100は、システム内の何れかのノードNに新たなコンテンツ(X)を送信して共用可能に保持するよう指示することにより、配信システム内に新たなコンテンツを投入〈登録〉することができる。
また、この際にコンテンツ(X)の公開時刻情報Toを(ステップS7にてパラメータWとした)、コンテンツ(X)を記録すべき選択されたノードNに送信することにより、公開すべき時刻を当該ノードNに指示することができる。また、予想アクセス数Aに応じて決定された評価値VALUE(X)をコンテンツ(X)を記録すべき選択されたノードNに送信するので、ノードNは、当該評価値VALUE(X)に基づいて後に詳述する「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」において最適な数の他のノードNにコンテンツ(X)の複製を作成することができる。
〈2.各ノードの基本処理〉
次に、実施形態に係る各ノードNにおける基本処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、当該処理はノードNの制御部11の制御に基づいてプログラムが実行されることにより行われる。
先ず、使用者が入力部20を操作してコンテンツの配信要求操作が実行されたか否かが常に監視されており(ステップS31)、当該配信要求操作が行われた場合には(ステップS31:Yes)、当該要求されたコンテンツ(X)を取得するための「コンテンツ取得処理(X)」を実行し(ステップS35)、ステップS42に移行する。コンテンツ取得処理(X)の処理方法は、当該コンテンツのタイトル等を所定のハッシュ関数によってハッシュ化してコンテンツを保持するノードを探すDHTを用いた検索手法を用いて処理を行なうこととする。
一方、上記ステップS31の判定においてコンテンツの配信要求操作が実行されないときは(ステップS31:No)、次に、他のノードからあるコンテンツ(X)の配信を要求するコンテンツ要求メッセージ(X)を受信したか否かが判定される(ステップS32)。そして、当該コンテンツ要求メッセージ(X)を受信した場合(ステップS32:Yes)には、当該「コンテンツ要求受信処理(X)」を実行し(ステップS36)、ステップS42に移行する。なお、「コンテンツ要求受信処理(X)」については後に詳述する。
他方、上記ステップS32の判定においてコンテンツ要求メッセージ(X)を受信していない場合には(ステップS32:No)、制御部11が情報受信手段として機能して他のノードやコンテンツ登録装置100からコンテンツ(X)の複製を要求する記録指示情報としての複製作成メッセージ(X、W)を受信したか否かが判定される(ステップS33)。なお、他のノードから送信されてきた複製作成メッセージ(X、W)も、コンテンツ登録装置100からの複製メッセージ(X,W)と同様のものであって、コンテンツ(X)のコンテンツデータと、送信元のノードN内に記憶されていたコンテンツ(X)のレプリカ(複製物)が送信先のノードN内に作成されたことに起因して、実施形態に係る配信システム全体としてコンテンツ(X)の評価値を調整するために用いられる複製係数としてのパラメータW(公開前は公開時刻情報ToをパラメータWとする。)を含むものである。
ステップS33において、複製作成メッセージ(X、W)を受信した場合には(ステップS33:Yes)、既にそのコンテンツ(X)が自己の記憶部12に記憶されているものであるか否かを判定し(ステップS39)、記憶されている場合(ステップS39:Yes)には、ステップS42に移行し、記憶されていない場合(ステップS39:No)には、「複製作成処理(X)」を実行(ステップS40)した後に、ステップS42に移行する。なお、「複製作成処理(X)」については後に詳述する。
一方、ステップS33において、当該複製作成メッセージ(X、W)を受信していない場合には(ステップS33:No)、その他のメッセージを受信したか否かを判定し(ステップS34)、受信した場合には(ステップS34:Yes)、受信したそのメッセージに対応する処理を実行した後(ステップS41)、ステップS42に移行する。なお、その他のメッセージとは、DHTにおけるクエリやパブリッシュメッセージ等である。
続いて、ステップS42において、記憶部12に記憶したコンテンツ登録装置100又は他のノードNから送信されたそれぞれの公開前のコンテンツについて、各コンテンツと対応付けて記憶された評価値VALUE及びパラメータWに基づいて「コンテンツの公開前複製作成処理」を実行(ステップS42)する。なお、「コンテンツの公開前複製作成処理」については次の「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」にて詳細に説明する。
その後、電源がオフとされたか否かが確認され(ステップS43)、電源が引き続きオンのままであるときは(ステップS43:No)、次の上記ステップS31の処理に戻ってステップS31乃至ステップS43の処理を繰り返し行ない、電源がオフとされたときは(ステップS43:Yes)当該処理を終了する。
〈2−1.コンテンツの公開前複製作成処理〉
続いて、ステップS42における「コンテンツの公開前複製作成処理」について図9に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、記憶部12に記憶した公開前複製リストから複製作成開始時間Iが最も早いコンテンツ(X)の複製作成開始時間Iを取得する(ステップS51)。コンテンツ登録装置100や他のノードNからコンテンツを記録するよう指示する記録指示情報としての複製作成メッセージ(X、W)と共に、当該コンテンツのコンテンツデータと、当該コンテンツの公開時刻情報To(パラメータWとして受信する)、及び当該コンテンツの評価値Vを受信すると、図10に示すようなコンテンツ公開前複製リストが記憶部12に生成される。
このコンテンツ公開前複製リストにあるコンテンツのうち、複製作成開始時間Iが最も早いコンテンツの複製作成開始時間Iを取得する。なお、あるコンテンツ(X)についての次に複製作成を開始するべき複製作成開始時間Iは後に続くステップS54における「公開前複製リスト追加処理(X)」において演算されて図10に示すようなコンテンツ公開前複製リストに登録されるのであるが、当該ノードNにおける最初の公開前複製作成処理の際(換言すれば、コンテンツ登録装置100や他のノードからコンテンツを受け取って以降、未だ一度も公開前複製作成処理を行なっていないとき)には、当該コンテンツの記録指示情報としての複製作成メッセージ(X、W)の送信元であるコンテンツ登録装置100や他のノードから複製作成開始時間Iを予め演算して受け取ることとする。複製作成開始時間Iは、コンテンツの評価値に基づいて取得されるのであるが、コンテンツ(X)の複製が作成されると、後に詳述するように「評価値分割処理」が実行され評価値VALUE(X)が半分となる。複製作成メッセージ(X、W)を受信してコンテンツの記録指示を受けたノードNは、この半分となった評価値VALUE(X)を受ける必要がある。そのため、送信元であるコンテンツ登録装置100や他のノードNにて複製作成開始時間Iを予め演算された複製作成開始時間Iを複製作成メッセージ(X、W)に含んで受信すると都合がよいのである。
続いて、現在時刻が複製作成開始時間Iを経過しているか否かを判定し(ステップS52)、経過していない場合(ステップS52:Yes)には、まだコンテンツの複製の作成は行なわなくてよいので、処理を終了する。
他方、現在時刻が複製作成開始時間Iを経過している場合(ステップS52:No)には、公開前複製リストから、当該複製作成の対象となるコンテンツ(X)の複製作成開始時間I(X)を削除し(ステップS53)、「公開前複製リスト追加処理(X)」、「送信先ノード選択処理(X)」及び「コンテンツ送信処理(N,X)」を夫々行なうこととなる(ステップS54、55、56)。
なお、当該ステップS55の「送信先ノード選択処理(X)」では、コンテンツ登録端末100の「1‐2.送信先ノード選択処理(X)」と同様の処理を行ない、制御部11は第2の装置選別手段として機能し、記憶部12に記憶した任意のコンテンツのハッシュ値に基づいて1のノード(例えば、当該任意のコンテンツのルートノード)を選択するので、ここでの説明は省略する。
以下、ステップS54の「公開前複製リスト追加処理(X)」、及びステップS56の「コンテンツ送信処理(N,X)」について、具体的に詳述する。
(1)公開前複製リスト追加処理
先ず、ステップS54における「公開前リスト追加処理」について図11に示すフローチャートを用いて説明する。
初めに、上述したステップS51において、複製作成開始時間が最も早いコンテンツとして選ばれたコンテンツ(X)の評価値VALUE(X)、公開時刻情報To(X)及び公開準備期間E(X)を公開前複製リストより取得する(ステップS61)。
なお、以下の説明においては複製作成開始時間が最も早いコンテンツとして選ばれたコンテンツ(X)について処理が行われることとし、特に明記せずとも以下の評価値、公開時刻情報、公開準備期間及び複製作成開始時間はそれぞれ当該コンテンツ(X)に係る評価値VALUE(X)、公開時刻情報To(X)、公開準備期間E(X)及び複製作成開始時間I(X)であることとする。
続いて、現在時刻が公開時刻情報Toを経過しているか否かを判定し(ステップS62)、経過していない場合(ステップS62:Yes)には、次に複製の作成を開始する時間(複製作成開始時間I)を更新すべく、公開準備期間Eを評価値VALUEで除算した値を現在時刻に追加した値を、新たな複製作成開始時間Iとして定義する(ステップS63)。
そして、記憶部12に記憶した公開前複製リストに記録指示の対象(複製作成対象)とされるコンテンツと、評価値VALUE、公開時刻情報To及び公開準備期間Eを対応付けて記憶(ステップS64)して処理を終了する。
他方、ステップS62の処理において、現在時刻が公開時刻情報Toを経過している場合には(ステップS62:No)、そのまま終了する。
なお、複製したコンテンツの公開を実現する手法として、(手法1)公開時刻まで待ってから、すなわち、上記ステップS62において現在時刻が公開時刻情報Toを経過していると判断した際に、当該コンテンツのルートノードに対して公開メッセージ(Publish)をDHTルーティングによって転送し登録する処理を行なう手法と、(手法2)コンテンツを複製した段階でその旨、つまりコンテンツを所持した旨のメッセージを、当該コンテンツのルートノードにDHTルーティングによって転送しておき、ルートノードがコンテンツを記憶したノードを管理し、コンテンツ登録装置100の処理によって公開時刻を監視し、公開時刻になったときに、コンテンツ登録装置100が管理する「利用可能なコンテンツのリスト」に掲載することによって、他のノードから当該コンテンツに初めてアクセスできるように構成することで公開されたものとする手法がある。
何れの手法であっても本発明の実施は可能であるが、ここでは、本実施形態では手法2を用いて説明した。従って、当該ステップS62の処理において現在時刻が公開時刻情報Toによる公開時刻を経過している場合にはそのまま処理を終了し、後に詳述する「複製作成処理(N,X)」のステップS112において、管理装置であるルートノードに新たにコンテンツを所持した旨の所持メッセージを通知するものとした。
なお、上述したコンテンツ登録装置100が管理する「利用可能なコンテンツのリスト」は、配信システム内の各ノードがアクセスしたいコンテンツを探す際などに参照することができるもので、配信システム内に登録されているコンテンツのうち、現在参照できる全コンテンツの情報が掲載されたリストである。この「利用可能なコンテンツのリスト」は、公開時刻になったときにコンテンツ登録装置100が更新する。つまりコンテンツが公開前にルートノードに登録されたとしても、公開時刻情報に基づく公開時刻を経過するまではこのリストに掲載されることがないので、何れのノードからもこのコンテンツにアクセスすることはできない。
(2)コンテンツ送信処理(N,X)
続いて、ステップS56における「コンテンツ送信処理(N,X)」について図12に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図9に示すフローチャートを用いて説明した「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」におけるステップS51乃至53の処理において記録指示の対象とされたコンテンツ(X)について、ステップS55にて当該コンテンツ(X)の記録を指示するための複製作成メッセージ(X、W)の送信先のノードNが選択され、当該ノードNの宛先情報が取得されたものとして説明する。
先ず、制御部11は第2の共用情報伝送手段、第2の公開時刻情報送信手段、第2の評価情報情報送信手段及び第2の記録指示情報送信手段として機能し、ステップS55における「送信先ノード選択処理」にて選択されたノードNの宛先情報に基づいて、当該ノードNにコンテンツ(X)、評価値VALUE(X)、公開時刻情報To(X)、公開準備期間E(X)及び複製作成開始時間I(X)を含む複製作成メッセージ(X、W)を送信する(ステップS71)。
続いて、送信先のノードNからの返答メッセージを受信したか否か判定し(ステップS72)、返答メッセージを受信した場合(ステップS72:Yes)には、その返答メッセージがノードNがコンテンツ(X)の複製作成が成功した旨の返答メッセージであるか否かを判定する(ステップS73)。なお、返答メッセージを受信するまでステップS72の判定処理を繰り返すが、所定時間が経過すると、返答メッセージを受信しないもの(ステップS72:No)としてステップS73に移行するようタイムアウトを設ける。
そして、ステップS73の処理において、複製作成が成功した旨の返答メッセージで無いと判定された場合(ステップS73:No)、には、処理を終了し、複製作成が成功した旨の返答メッセージであると判定された場合には(ステップS73:Yes)、複製作成が1回成功したことに起因して評価値VALUE(X)を減らすために、「評価値分割処理(X)」を行ない(ステップS74)、処理を終了する。
続いて、この「評価値分割処理(X)」について図13を用いて説明する。
先ず、記憶部12のコンテンツ公開前複製リストから複製を作成する記録指示の対象となるコンテンツ(X)の評価値VALUEを取得する(ステップS81)。そして、制御部11は更新手段として機能し、取得した評価値VALUEを小さくなるように更新する。例えば、取得した評価値VALUEを二分の一とした値を新たな評価値VALUEとして記憶部12のコンテンツ公開前複製リストに当該コンテンツ(X)と対応付けて記憶して処理を終了する(ステップS82)。
〈2−2.コンテンツ要求受信処理〉
続いて、「2.各ノードの基本処理」のステップS36(図8参照)における「コンテンツ要求受信処理(X)」について図14に示すフローチャートを用いて説明する。この処理は、他のノードから既に公開済みであって他のノードと共用可能とされているコンテンツ(X)の配信要求を受けた際に行われるものであって、当該処理を実行するノードはDHTにおいてコンテンツを保持するコンテンツホルダとして機能しているノードであるといえる。
先ず、他のノードからコンテンツ(X)の配信要求を受けると、記憶部12から既に公開されて他のノードと共用可能とされているコンテンツ(X)を取得する(ステップS91)。
続いて、「公開後評価値演算処理(X)」及び「公開後コンテンツ送信処理(N,X)」を行ない(ステップS92,93)、処理を終了する。なお、公開後評価値演算処理(X)」及び「公開後コンテンツ送信処理(N,X)」及びについては、上述した本願出願人によるコンテンツ公開後の各ノードNのアクセス数に応じた評価値演算の手法に関しての特許出願(特願2004-095639)に詳細に記載されているので説明を省略する。
〈2−3.複製作成処理〉
続いて、「2.各ノードの基本処理」のステップS40(図8参照)における「複製作成処理(N,X)」について図15に示すフローチャートを用いて説明する。この処理は、コンテンツ登録装置100又は他のノードNからコンテンツ(X)を記録指示する記録指示情報としての複製作成メッセージ(X、W)を受信した後に(上述した図8ステップS33参照。)行われる処理である。
まず、記憶部12に削除コンテンツリスト{}を生成し、当該リストを空にして初期化する(ステップS101)。続いて、「評価値分割処理(X)」を行ない(ステップS102)、変数pを1とし、複製作成メッセージ(X、W)によって記録指示の対象とされているコンテンツ(X)の情報量(データ量)から、記録部12におけるコンテンツ記憶用の領域のうちコンテンツが未記録である領域である空き記録領域Srを減算した値をパラメータSとし、当該コンテンツ(X)の評価値VALUE(X)をパラメータVとして定義する(ステップS103)。なお、ステップS102における「評価値分割処理(X)」は、先の「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」の(2)コンテンツ送信処理(N,X)において、図13を用いて説明した処理と同様であるためここでの説明は省略する。
続いて、制御部11は容量判定手段として機能し、パラメータSが0(ゼロ)以下であるか否かを判定し(ステップS104)、0以下でないと判定された場合(ステップS104:No)には、空き記録容量Srが、コンテンツ(X)の情報量以上ないということなので、空き記録容量Srを作るための処理を続けて行なう。
先ず、変数pが記憶部12に記憶されているコンテンツの数(個)以下か否かを判定する(ステップS105)。そして、変数pが記憶部12に記憶されているコンテンツの数(個)以下である場合(ステップS105:Yes)には、制御部11は削除共用情報選別手段、評価値判定手段として機能し、パラメータVの値が、記憶部12に記憶されているコンテンツのうち、p(変数p)番目に情報量の小さいコンテンツ(Xmin)の評価値VALUE(Xmin)より小さいか否かを判定する(ステップS106)。そして、評価値VALUE(Xmin)がパラメータVの値以下である場合(ステップS106:Yes)には、削除コンテンツリストR{}にp番目に情報量の小さいコンテンツ(Xmin)を追加する(ステップS107)。
なお、評価値VALUE(Xmin)は公開後には、アクセス(配信要求)があるたび毎に増加されていく構成とするため、評価値VALUEが低いコンテンツは、アクセスの少ないコンテンツであり、人気が無いコンテンツとして削除するのに最も相応しいコンテンツであるといえる。なお、公開後のアクセスによる評価値VALUEの変動については、上述した特許出願(特願2004-095639)に詳細に記載されているので説明を省略する。
続いて、変数pに1を加算し、パラメータSからp番目に情報量の小さいコンテンツ(Xmin)の情報量を減算した値を新たなパラメータSとし、パラメータVからp番目に情報量の小さいコンテンツ(Xmin)の評価値VALUE(X)を減算した値を新たなパラメータVとして(ステップS108)、ステップS104に移行する。
上述したステップS104乃至S108の処理において、削除するコンテンツ(削除コンテンツリストR{})の評価値の合計が、複製作成が指示されたコンテンツ(X)の評価値を下回らないようにしている。
一方、ステップS105にて、変数pが記憶部12に記憶されているコンテンツの数(個)未満である場合(ステップS105:No)、つまり、記憶部12の記憶容量が元々小さい場合や、複製作成が指示されたコンテンツ(X)が膨大な量である場合など、削除できるコンテンツが記憶部12にはないので、受信したコンテンツ(X)を記録せず、また削除コンテンツリストR{}のコンテンツも記憶部12から削除することなく、複製作成メッセージ(X、W)の送信元に複製作成が失敗した旨の返答メッセージを送信して(ステップS109)処理を終了する。
また、パラメータVの値が評価値VALUE(Xmin)より小さいと判定された場合(ステップS106:No)にも同様にして受信したコンテンツ(X)を記録せず、また削除コンテンツリストR{}のコンテンツも記憶部12から削除することなく、複製作成メッセージ(X、W)の送信元に複製作成が失敗した旨の返答メッセージを送信して(ステップS109)処理を終了する。従って、記録指示の対象となるコンテンツ(X)の評価値(当該処理においてはパラメータVに相当する)が小さいときには、既に記録済みのコンテンツを削除しないように構成できる。
そして、ステップS104にて、パラメータSが0(ゼロ)以下であると判定された場合(ステップS104:Yes)には、制御部11は削除手段、第2の共用情報記録手段、第2の評価情報記憶手段及び第2の公開時刻情報記憶手段として機能し、削除コンテンツリストR{}のコンテンツを全て削除して(ステップS110)、記憶部12に複製作成メッセージ(X、W)に含まれる記録指示がされているコンテンツ(X)と、コンテンツの評価値VALUE(X)と、パラメータW(公開前であるので公開時刻情報To)を記録(記憶)する(ステップS111)。
そして、制御部11は記録告知情報送信手段として機能し、新たにコンテンツ(X)を所有した旨を知らせるための所持メッセージを、当該コンテンツ(X)の管理装置としてのルートノードに対して通知する(ステップS112)。なお、コンテンツ(X)のルートノードは、コンテンツ(X)のコンテンツのタイトル等をハッシュ化してハッシュ値を求め、当該取得したハッシュ値に基づいてDHTルーティングによって特定することができる。
そして、自身に複製作成メッセージ(X、W)を送信してきた送信元に、複製作成が成功した旨の返答メッセージを送信し(ステップS113)、「公開前複製リスト追加処理(X)」を行ない(ステップS114)処理を終了する。なお、ステップS114における「公開前複製リスト追加処理(X)」は、先の「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」の(1)公開前複製リスト追加処理において、図11を用いて説明した処理と同様であるためここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンテンツを他のノードに共用可能に保持する前に(公開前に)予め多数のノードに保持させて、コンテンツをシステム内に分散配置させることができるので、コンテンツの公開後、一斉に多数のノードが当該コンテンツの配信要求をした場合にも、予め多数のノードがコンテンツを保持しているので、1台のみがコンテンツを保持している場合と比較してコンテンツの公開直後であっても、それぞれのPtoP間で比較的スムーズにコンテンツ配信を行なうことができ、システム全体の信頼性が向上する。
また、上述した「2−1.コンテンツの公開前複製作成処理」の(1)公開前複製リスト追加処理のステップS63にて複製が行われる毎に各ノードにて次に複製を行なうべき時間である複製作成開始時間Iを、現在時刻と公開時刻情報Toに基づく公開準備期間E、及び評価値VALUEを用いて更新し、複製作成を開始するタイミングを変更できるよう構成したので、配信システム内に含まれるノードが一斉に複製作成を開始することによるシステム全体の負荷上昇等の弊害(例えば他のメッセージの授受の遅延等)を防止することができる。
図16にノードA乃至Oにおいて行われる複製作成処理を示すタイミングチャートを示す。同図は、縦軸は各ノードA乃至Oを示し、横軸は時間を示し、コンテンツ登録装置100にて評価値VALUEが48とし、公開準備期間Eが48時間後とする複製作成メッセージ(X,N)が送信された場合の例である。
このチャートにおいて、各数値は複製を作成してから次の複製までの時間を示すものである。この数値をみると、2時間間隔で何れかのノードにて複製作成処理が行なわれていることがわかる。
つまり、最初ノードAはノードIに対して複製作成メッセージ(X,N)を送信し複製を行っている。その2時間後に今度はノードAがノードEに対して複製作成メッセージ(X,N)を送信し複製を行ない、さらにその2時間後にはノードIがノードMに対して複製を行っている。
このように、配信システム内に含まれるノードが一斉に複製を開始することを防いで、配信システムに負荷をかけることなく、公開すべきコンテンツを予め複数のノードに送信して、システム内にばら撒いておくことができる。
コンテンツを保持する特定のノードのみを提供ことにより全ノードにて処理が実行されることによる他の弊害(例えば他のメッセージの授受の遅延等)を防止することができる。
また、コンテンツの複製作成メッセージ(X,W)を受信したノードの記憶部12の空き記録容量が記録指示の対象とされるコンテンツの情報量以上無い場合には、評価値VALUEの低いノードを削除するよう構成したので、人気のないコンテンツを削除して、これから公開されるコンテンツを多数のノードに保持させて公開前コンテンツを確実にシステム内にばら撒いて、公開の準備を整えることができる。
〈3.送信先ノード選択処理の他の実施例〉
続いて、送信先ノード選択処理の他の実施例を説明する。
上述した「送信先ノード選択処理」(ステップS7及びステップS55)では、任意のコンテンツのタイトル等をハッシュ化してハッシュ値を求め、当該取得したハッシュ値に基づいて1のノードNを検索し、発見された1のノードN(例えば、当該任意のコンテンツのルートノード)を送信先ノードとして選択するよう構成した(図7参照)が、ここでは、配信システム内に偏りなくコンテンツを分散して配置させるために、選択される送信先ノードまでの通信経路における中継装置の数としてのホップ数を用いてノード間の距離を測定して送信先ノードがシステム内に点在するよう構成する。
この際、コンテンツ登録端末100では、「1.コンテンツ登録装置のコンテンツ登録処理」において送信先最大ホップ数Hを100万などの巨大な値と定義して(例えば図5のステップS2の処理にて定義する)当該最大ホップ数Hを複製作成メッセージ(X,W)に含んで最初に選択された送信先ノードに送信するよう構成する。これにより、次に説明する処理において変更された送信先最大ホップ数Hを用いてステップS55にて各ノードでも送信先ノードをホップ数に基づいて選択することができるようになる。
以下に、図17のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
先ず、送信先最大ホップ数Hを取得する(ステップS130)。続いて、一定確率Vで送信先最大ホップ数をHに変更する処理を行ない、変数H′を「0」とし、変数kを「0」として初期化する(ステップS131)。なお、一定確率Vで送信先最大ホップ数をHに変更することにより、例えば、確率Vを0.1と設定すると、当該送信先ノード選択処理を10回行なった場合にそのうち1回は送信先最大ホップ数Hを最初にコンテンツ登録端末100のステップS2にて定義された100万などの巨大な値に戻すようになっている。
続いて、変数kが10より小さいか否かを判定し(ステップS132)、10より小さい場合(ステップS132:Yes)には、記憶部102に記憶したコンテンツ情報リストより、任意のコンテンツのタイトルをランダムに取得する(ステップS133)。なお、当該処理をノードが行なう場合には、記憶部12に記憶した公開済みのコンテンツリスト(図示せず)や、図10に示した公開前コンテンツリスト等からコンテンツのタイトル等を取得するよう構成する。
そして、続いて、所定のハッシュ関数を用いて取得したコンテンツのタイトルに基づいてハッシュ値を取得する(ステップS134)。なお、S133及びS134の処理は、上述したステップS20及びS21と同様である。
そして、取得したハッシュ値に基づいて、ステップS132で取得したコンテンツを保持するノードNc(コンテンツホルダ)までのホップ数hを取得する(ステップS135)。なお、このホップ数hはノードNcとやり取りを行ないIPパケット中のTTLフィールドの減少量等から取得することができる。
そして、ホップ数hが変数H以下であって、かつ変数H′よりも大きいか否かを判定し(ステップSS136)、ホップ数hが送信先最大ホップ数H以下であって、かつ変数H′よりも大きい場合(ステップS136:Yes)には、ホップ数hをH′とし、ノードNcを送信先ノードとして選択選択した後に(ステップS137)、kを1加算して(ステップS138)、ステップS132に移行する。
他方、ホップ数hが送信先最大ホップ数H未満である場合やホップ数hが変数H′以下である場合(ステップS135:No)には、kを1加算して(ステップS138)、ステップS132に移行する。
そして、ステップS132にて変数kが10以上である場合(ステップS132:No)には、変数H′を二分の一とした値を超える最小の自然数を新たな変数H′として取得(ステップS139)し、変数H'を送信先最大ホップ数Hとして処理を終了する(ステップS140)。
このように、ステップS137にて送信先最大ホップ数Hに基づいて、送信すべきノードn(ホップ数h)を選択できるので、コンテンツを公開前に偏りなくシステム内に分散して配置させることができる。
なお、この処理がノードで行なわれる際には、ステップS136及びS137の処理において、制御部11が自身と選択される送信先ノードの通信経路における中継装置の数を指定する指定手段として機能することとなる。またさらに、これを各ノード間で繰り返し行なわれることによって、ホップ数(中継装置の数)をランダムに指定することになる。
また、上述した実施形態では、コンテンツ登録装置100が新たなコンテンツの登録処理(図)を行なうよう構成したが、各ノードが所持するコンテンツ(例えばDVD等をノードに装填してコンテンツデータを取り込んだ場合など)を、新たなコンテンツとしてシステム内のノードで共用可能になるよう登録する登録処理を行うよう構成してもよい。この場合には、新規のコンテンツをシステム内に投入したことをシステム管理者であるコンテンツ登録装置100に知らせるよう構成すればよい。
以上夫々説明したように、本発明はネットワークを介したコンテンツの配信の分野に利用することが可能であり、特に複数のノードで共用されるべき公開前のコンテンツを各ノードに分散配置させる分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
本実施形態に係るP2P型の配信システムの概要構成図である。 本実施形態に係るノードの概要構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100の概要構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100の記憶部102に記憶されたコ ンテンツ情報リストの一例である。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100におけるコンテンツ登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100における評価値演算処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100又はノードにおける送信先ノード選択処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおける基本処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおけるコンテンツの公開前複製作成処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードの記憶部12に記憶されたコンテンツ公開前複製リストの説明図である。 本実施形態に係るノードにおける公開前リスト追加処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおけるコンテンツ送信処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおける評価値分割処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおけるコンテンツ要求受信処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードにおける複製作成処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るノードA乃至Oにおいて行われる複製作成処理を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ登録装置100又はノードにおける送信先ノード選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11 制御部
12 記録部
13 バッファメモリ
14 デコーダ部
15 映像処理部
16 表示部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 通信部
20 入力部
21 バス
100 コンテンツ登録装置
101 制御部
102 記憶部
103 通信部
104 入力部
105 バス
X コンテンツ
N、Nc、A乃至O ノード
VALUE 評価値
To 公開時刻情報
I 複製作成開始時間
E 公開準備期間
H 送信先最大ホップ数
h ノードNcのホップ数
Sr 記憶部12の空き記録容量

Claims (11)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおいて、
    前記登録装置は、
    前記共用情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を各前記共用情報につい記憶する第1記憶手段と、
    所定の前記共用情報を、前記複数の情報処理装置のいずれかに記録させる指示を示す第1記録指示情報を送信する第1の記録指示情報送信手段と、
    前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記公開時刻情報と、前記第1記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報とを、前記情報処理装置に送信する第1送信手段と、
    備え
    前記情報処理装置は、
    前記第1送信手段により送信された前記共用情報と、第1記録指示情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を受信する信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報記録を指示するための情報処理装置を前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する置選別手段と、
    前記受信手段によって受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定手段と、
    前記受信手段によって第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定手段であり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置において、
    前記共用情報と、前記共用情報の記録の指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を前記登録装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報の記録を指示するための情報処理装置を、前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する装置選別手段と、
    前記受信手段によって受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定手段と、
    前記受信手段によって第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定手段であり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記公開時刻情報と、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報とを、前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信する第2送信手段を備え、
    前記第1判定手段によって前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2送信手段は、前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報とを、前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記第2記録指示情報によって記録が指示される前記共用情報に対応する前記評価情報を更新する更新手段であり、更新後の前記評価情報が示すアクセス頻度が、更新前の前記評価情報が示すアクセス頻度より小さくなるように前記評価情報を更新する更新手段を備え、
    前記第2送信手段は、前記更新手段による更新後の前記評価情報を、前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に送信することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記第2記憶手段に新たな共用情報が記憶された後に、前記新たな共用情報の所在を管理する管理装置に対して新たな共用情報を記録した旨を送信する記録告知情報送信手段を備えることを特徴とする情報処理装置
  6. 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記装置選別手段は、前記情報処理装置との通信経路における中継装置の数を指定する指定手段を備え、かつ前記複数の情報処理装置のうち、指定された数の中継装置を介する前記情報処理装置を選別することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置において、
    前記指定手段は、前記中継装置の数をランダムに指定することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記第2記憶手段の空き記憶容量が、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報の情報量以上あるか否かを判定する容量判定手段と、
    前記容量判定手段によって、前記空き記憶容量が、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報の情報量以上ないと判定された場合には、前記第2記憶手段に記憶されている各前記共用情報のうち、対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が最も低い共用情報を削除共用情報として選別する削除共用情報選別手段と、
    選別された前記削除共用情報を前記第2記憶手段から削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記情報受信手段によって受信した前記共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が、選別された前記削除共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度より小さいかを判定する評価値判定手段を備え、
    前記評価値判定手段によって、前記情報受信手段によって受信した前記共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度が、選別された前記削除共用情報に対応する前記評価情報が示すアクセス頻度より小さいと判定された場合には、前記第2記憶手段は受信した前記共用情報を記憶せず、前記削除手段は、前記削除共用情報選別手段によって選別された前記削除共用情報を前記第2記憶手段から削除しないことを特徴とする情報処理装置。
  10. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、
    前記共用情報と、前記共用情報の記録の指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を第2記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、
    前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報の記録を指示するための情報処理装置を、前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する装置選別ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定ステップと、
    前記受信ステップにおいて第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定ステップであり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定ステップと、
    前記第1判定ステップにおいて前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  11. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置と、少なくとも1以上の共用情報を前記複数の情報処理装置によって共用可能に保持する登録装置を備えた情報配信システムにおける前記情報処理装置における情報処理方法において、
    前記共用情報と、前記共用情報の記録の指示を示す第1記録指示情報と、前記共用情報が前記複数の情報処理装置によって共用可能となる時刻を示す公開時刻情報と、前記共用情報へのアクセス頻度の予測を示す評価情報と、を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記共用情報と、前記公開時刻情報と、前記評価情報と、を第2記憶手段に記憶させる第2記憶ステップと、
    前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報の記録を指示するための情報処理装置を、前記複数の情報処理装置のいずれかから選別する装置選別ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過しているかを判定する第1判定ステップと、
    前記受信ステップにおいて第1記録指示情報が受信されてから前記第2記憶手段に記憶された前記共用情報を前記装置選別手段によって選別された前記情報処理装置に記録させる指示を示す第2記録指示情報が送信されるまでの時間間隔を決定する決定ステップであり、前記第2記憶手段に記憶された前記評価情報が示すアクセス頻度が大きくなるほど、前記時間間隔が短かくなるように前記時間間隔を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された前記時間間隔が経過したかを判定する第2判定ステップと、
    前記第1判定ステップにおいて前記公開時刻情報が示す時刻が現在時刻を経過していないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記時間間隔が経過したと判定されたとき、前記第2記録指示情報を送信する第2の記録指示情報送信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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