JP4506387B2 - 情報通信システム、ノード装置、及びオーバーレイネットワーク形成方法等 - Google Patents

情報通信システム、ノード装置、及びオーバーレイネットワーク形成方法等 Download PDF

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本発明は、通信手段を介して物理的に相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されるピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の情報通信システム等の技術分野に関する。
近年、インターネット等の通信ネットワークにおいて、ピアツーピア型の情報通信システムが注目されはじめている。この情報通信システムは、クライアント・サーバ型の情報通信システムとは異なり、クライアントとしてのノード装置間で、例えばコンテンツデータの送受信を行うようになっている。
例えば、この種の情報通信システムとして、特許文献1には、ストリームデータ分散配信システムが開示されており、当該システムにおいては、各ノード装置がネットワーク接続関係を認識するためのトポロジー情報を有しており、各ノード装置はトポロジー情報により認識した上流(上位階層)のノード装置に接続し、当該上流のノード装置から送信されるストリームデータを受信するようになっている。
特開2003−169089号公報
ところで、システムに参加する全てのノード装置が対等な機能を有するピアツーピア型の情報通信システムにおいては、クライアント・サーバ型の情報通信システムと比べて、当該システム内のネットワークリソースを効率良く利用できる反面、各ノード装置は、自身の近隣のノード装置の情報のみしか把握しておらず、その集合体としてシステム全体が自律的に動作するという特徴から、課金や認証等のシステム全体を管理することには不向きであり、現実的には、そのような管理プロセスを持たない著作権法上違法なシステムになるか、或いは、別途管理サーバを構築して課金・認証等のプロセスにおいてはクライアント・サーバモデルを併用するかのどちらかであった。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、管理サーバを用いずに、システム全体から、より効率良く情報収集を行うことが可能な情報通信システム、ノード装置、及びオーバーレイネットワーク形成方法、並びに、ログ収集処理プログラム、代表選定処理プログラム、参加要求処理プログラム、及び参加判別処理プログラム等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成され、前記上位のオーバーレイネットワークで接続された、前記代表として選定された複数のノード装置間で、前記上位のオーバーレイネットワークの下位のオーバーレイネットワークから収集された情報の送受信を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されているので、管理サーバを用いずに、当該代表として選定された複数のノード装置により、より効率良くログ等の情報を収集し、共有することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報通信システムにおいて、前記代表として選定された各前記ノード装置は、前記上位のオーバーレイネットワークの下位のオーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、通信可能なノード装置からログ情報を収集し、前記代表として選定された複数のノード装置間で前記収集されたログ情報の送受信を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報通信システムにおいて、前記代表として選定された各前記ノード装置は、前記収集したログに基づいて、各ノード装置のユーザに対して課すコンテンツ利用料金に関する情報が含まれる課金情報を生成することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項に記載の情報通信システムに含まれる前記代表のノード装置であって、何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、前記直接に通信可能な他のノード装置からログ情報を収集するログ収集手段と、前記収集されたログ情報を収集ログとして他の代表のノード装置に送信する収集ログ送信手段と、前記他の代表のノード装置において収集された収集ログを、当該他の代表のノード装置から取得する収集ログ取得手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、代表のノード装置がより直接に通信可能な近隣のノード装置からログを収集し、他の代表のノード装置において収集された収集ログと交換し合うことで、代表のノード装置間において収集ログを共有でき、管理サーバを用いずに、システム全体から、より効率良くログ収集を行うことができ、これに基づき課金情報を生成することができる。
請求項5に記載の発明は、通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムに含まれる前記ノード装置であって、何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、前記通信可能な他のノード装置及び自装置(自己を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する代表候補選定手段と、前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する代表候補情報取得手段と、前記代表候補選定手段により選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する代表選定手段と、前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する判別手段と、自装置でないと判別された場合には、前記代表選定手段により代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、当該システム全体からログ等の情報を収集する代表のノード装置を的確に選定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のノード装置において、前記判別手段により自装置であると判別された場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段と、前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、代表として選定されたノード装置は、上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに効率よく参加することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のノード装置から送信された前記代表選定情報を受信するノード装置であって、前記代表選定情報を受信した場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段と、前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、代表として選定されたノード装置は、上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに効率よく参加することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載のノード装置から参加要求を受けるノード装置であって、前記参加要求を受けた場合には、所定の参加条件を満たすか否かを判別する参加条件判別手段と、前記参加条件を満たす場合には、前記参加要求を行ったノード装置に対して当該参加要求に対する受諾通知を行う受諾通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加する代表のノード装置の数を規制することができる。
請求項9に記載の発明は、通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおけるネットワーク形成方法であって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定する工程と、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークを形成する工程と、前記上位のオーバーレイネットワークで接続された、前記代表として選定された複数のノード装置間で情報の送受信を行う工程と、含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおけるオーバーレイネットワーク形成方法であって、何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、前記オーバーレイネットワーク形成方法は、前記通信可能な他のノード装置及び自装置を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する工程と、前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する工程と、前記選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する工程と、前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する工程と、自装置でないと判別された場合には、前記代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項4に記載のノード装置に含まれるコンピュータを、前記通信可能な他のノード装置からログ情報を収集するログ収集手段、前記収集されたログ情報を収集ログとして他の代表のノード装置に送信する収集ログ送信手段、及び、前記他の代表のノード装置において収集された収集ログを、当該他の代表のノード装置から取得する収集ログ取得手段として機能させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおいて、何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、前記情報通信システムに含まれる前記ノード装置に含まれるコンピュータを、前記通信可能な他のノード装置及び自装置を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する代表候補選定手段、前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する代表候補情報取得手段、前記代表候補選定手段により選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する代表選定手段、前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する判別手段、及び、自装置でないと判別された場合には、前記代表選定手段により代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項7に記載のノード装置から送信された前記代表選定情報を受信するノード装置に含まれるコンピュータを、前記代表選定情報を受信した場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段、及び、前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段として機能させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項8に記載のノード装置から参加要求を受けるノード装置に含まれるコンピュータを、前記参加要求を受けた場合には、所定の参加条件を満たすか否かを判別する参加条件判別手段、及び、前記参加条件を満たす場合には、前記参加要求を行ったノード装置に対して当該参加要求に対する受諾通知を行う受諾通知手段として機能させることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項11乃至14の何れか一項に記載のプログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されているので、当該代表として選定された複数のノード装置により、より効率良くログ等の情報を収集し、共有することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンテンツ配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.コンテンツ配信システムの構成等]
始めに、図1を参照して、本実施形態におけるコンテンツ配信システムの概要構成等について説明する。
図1は、本実施形態にかかるコンテンツ配信システムの概要構成例を示す図である。
本実施形態にかかるコンテンツ配信システムSは、通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)50、IX(Internet eXchange)51,52、ISP(Internet Service Provider)53,54,55、ルータ(図示せず)等からなる通信手段(例えば、インターネット)を介して物理的に相互に接続された複数のノード装置1乃至23を備え、図1に示すように、物理的なネットワーク(現実世界のネットワーク)100が構築されている。
なお、本実施形態におけるコンテンツ配信システムSは、当該システムS全体を管理するようなサーバを必要としないピュアP2P型のネットワークシステムである。また、ノード装置1乃至23の夫々には、固有の製造番号及びIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられており、複数のノード装置間で重複しないものである。なお、以下の説明において、ノード装置1乃至23のうち何れかのノード装置を示す場合には、便宜上、単に「ノード装置」というものとする。
そして、このような物理的なネットワーク100を前提として、図1に示すように、その上に複数階層のオーバーレイネットワーク101、102及び103(図1の例では、第1、第2、及び第3の全3階層であるが、これ以上でも良い)が形成されている。これらのオーバーレイネットワーク101乃至103は、特定のアルゴリズム、例えば分散ハッシュテーブル(以下、DHT(Distribute Hash Table)という)を利用したアルゴリズム(例えば、プラクストンアルゴリズム)によって形成された仮想的なネットワークであり、上記ノード装置1乃至23の全部又は一部の参加により形成されるものである。
なお、各ノード装置が、各階層のオーバーレイネットワークに参加する方法、参加したノード装置が互いに情報をやり取りする方法、及び、参加、脱退が行われた場合に各階層のオーバーレイネットワークを最適な状態に維持(自立的に維持)する方法は、例えば、DHTを用いたプラクストンアルゴリズムによるが、これについては公知であるので詳しい説明を省略する。
また、図1に示すように、上位階層のオーバーレイネットワークであるほど、参加しているノード装置の数が少なくなっている。これは、例えば、第2階層のオーバーレイネットワーク102は、第1階層のオーバーレイネットワーク101に参加している複数のノード装置のうちから代表として選定された一部の複数のノード装置の参加により形成され、一方、第3階層のオーバーレイネットワーク103は、第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加している複数のノード装置のうちから代表として選定された一部の複数のノード装置の参加により形成されるからである。なお、以下、上記代表として選定されたノード装置を「代表ノード装置」という。
また、各階層のオーバーレイネットワークに参加している各ノード装置のノードIDは、IPアドレスあるいは製造番号を、各階層のオーバーレイネットワーク毎に共通のハッシュ関数(つまり、例えば第1階層のオーバーレイネットワーク101と、第2階層のオーバーレイネットワーク102とのハッシュ関数は異なる)によりハッシュ化した値であり、一つのID空間に偏りなく分散して配置されることになる。このように共通のハッシュ関数により求められた(ハッシュ化された)ノードIDは、当該IPアドレスあるいは製造番号が異なれば、同じ値になる確率が極めて低いものである。本実施形態では、IPアドレス(グローバルIPアドレス)を共通のハッシュ関数によりハッシュ化した値をノードIDとする。
そして、各階層のオーバーレイネットワークに参加している各ノード装置は、夫々、上記DHTを保持している。このDHTには、他のノード装置への経路情報、すなわち、ノードID空間内で適度に離れた他のノード装置のノードIDとそのIPアドレスが、複数登録されている。このようなDHTは、ノード装置が、各階層のオーバーレイネットワークに参加した際に与えられることになる。また、コンテンツ配信システムSにおいては、ノード装置1の参加若しくは脱退が頻繁に行われるため、定期的に(例えば数十分から数時間間隔で)DHTの更新が必要かどうかが確認されると共に、その更新情報が他のノード装置1にDHTに登録されている経路を介して伝達されるようになっている。これにより、DHTを最新の状態に保つことが可能となる。なお、ハッシュ関数及びDHTの生成方法については公知であるので詳しい説明を省略する。
また、複数のノード装置1乃至23の全部又は一部には、配信情報としてのコンテンツ(例えば、映画や音楽等)データが分散して保存(格納)されている。例えば、ノード装置1には、タイトルがXXXの映画のコンテンツデータが保存されており、一方、ノード装置3には、タイトルがYYYの映画のコンテンツデータが保存されるというように、互いに異なるコンテンツデータが、複数のノード装置に分散されて保存される(ただし、同じコンテンツデータが複数のノード装置に分散されて保存される場合もある)。
このように分散して保存されるコンテンツデータは、上記オーバーレイネットワークに参加しているどのノード装置からも探索して取得(ダウンロード)可能にする必要がある。かかる探索方法としては、種々の方法があるが、例えばコンテンツデータに関するキーワード(例えば、コンテンツの名称(コンテンツタイトル)やコンテンツの概要情報(あらすじ)等)を、第1階層のオーバーレイネットワーク101の上記ノードIDを得るときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化し(つまり、キーワードのハッシュ値は、IPアドレスのハッシュ値と同一のID空間に配置される)、そのキーワードのハッシュ値と最も近い(例えば、上位桁がより多く一致する)ノードIDを有するノード装置に、当該コンテンツデータを保存しているノード装置の所在を示す所在情報(例えばIPアドレス)を保存するようにする。
そして、コンテンツデータを探索するノード装置は、当該コンテンツデータのキーワードをハッシュ化して、当該キーワードのハッシュ値及び自己のIPアドレスを含む探索要求情報を、DHTに登録されたIPアドレスに対応する他のノード装置に送信する。当該探索要求情報を受信した他のノード装置では、自己のノードIDが、当該キーワードのハッシュ値と最も近い(例えば、上位桁がより多く一致する)か否かを判別し、最も近くない場合には、当該他のノード装置は、上記探索要求情報を、DHTに登録されたIPアドレスに対応する更に他のノード装置(例えば、DHTに登録されているノードIDのうちで、キーワードのハッシュ値と最も近い(例えば、上位桁がより多く一致する)ノードIDを有するノード装置)に転送する。そして、かかる探索要求情報の転送を受けたノード装置においても同様の処理が行われ、上記キーワードのハッシュ値と最も近いノードIDを有するノード装置が検索されるまで、上記探索要求情報が転送されていき、最終的に、ノードIDが、当該キーワードのハッシュ値と最も近い場合には、当該ノード装置がコンテンツデータの所在情報(例えば、当該コンテンツデータを保存している全てのノード装置のIPアドレス等が既述されたインデックスリスト)を保存しているルートノード装置となるので、当該ルートノード装置は、その所在情報を上記探索要求情報を送信したノード装置に送信(返信)することになる。これにより、上記探索要求情報を送信したノード装置は、コンテンツデータの所在情報を受信し、これに基づき、上記コンテンツデータを取得(ダウンロード)する(言い換えれば、当該コンテンツデータの配信を受ける)ことができる。
このように本実施形態においては、第1階層のオーバーレイネットワーク101の上記ハッシュ関数によりIPアドレス(又は製造番号)及びキーワードをハッシュ化しているので、上記のようなコンテンツデータの探索及び配信は、第1階層のオーバーレイネットワーク101内で行なわれ機能的に完結する。つまり、第1階層のオーバーレイネットワーク101は、コンテンツデータの配信機能を主目的としたものである。
一方、第2及び第3階層のオーバーレイネットワーク102は、当該コンテンツ配信システムS全体を管理することを主目的としたものである。つまり、本コンテンツ配信システムSのようなピュアP2P型のネットワークシステムでは、全てのノード装置が対等な機能を有し、当該システムS内のネットワークリソースを効率良く利用できる反面、各ノード装置は自身の近隣のノード装置の情報のみしか把握しておらず、その集合体としてシステム全体が自律的に動作するという特徴から、課金や認証等のシステム全体を管理することには不向きであった。このため、第1階層のオーバーレイネットワーク101から選定された代表ノード装置により、当該第1階層のオーバーレイネットワーク101の上位に更に第2階層のオーバーレイネットワーク102を形成することで、当該コンテンツ配信システムS全体を効率良く管理することを可能にしている。そして、更に、第2階層のオーバーレイネットワーク102から選定された代表ノード装置により、当該第2階層のオーバーレイネットワーク102の上位に更に第3階層のオーバーレイネットワーク103を形成することで、当該コンテンツ配信システムS全体をより一層、効率良く管理することを可能にしている。
ここで、近隣のノード装置とは、あるノード装置が直接に通信可能なノード装置をいう。なお、図1の例では、実線で結ばれているノード装置同士が近隣のノード装置となる。
例えば、あるノード装置から見て、HOP数が1(例えば、1のノード装置と他のノード装置との間の通信経路におけるルータが1つ)のノード装置、或いは、ノードIDが近い(例えば、上位の所定桁が一致する)ノード装置が近隣のノード装置となる。なお、各ノード装置は、第1階層のオーバーレイネットワーク101に参加した際に、近隣のノード装置のノードID及びIPアドレス等を取得するようになっている。
そして、第2階層のオーバーレイネットワーク102における代表ノード装置は、第1階層のオーバーレイネットワーク101における近隣のノード装置から稼動ログ(例えば、コンテンツデータの取得(ダウンロード)履歴や、視聴(再生出力)履歴等)を収集する等の役割を担っている。更に、第3階層のオーバーレイネットワーク103における代表ノード装置は、第2階層のオーバーレイネットワーク102における近隣の代表ノード装置から稼動ログを収集する等の役割を担っている。このように、各階層のオーバーレイネットワークで収集された稼動ログは、例えば、下位階層から上記階層に吸い上げられていくことになる。そして、収集された稼動ログは、例えば、各ノード装置のユーザに対して課すコンテンツ利用料金に関する情報が含まれる課金情報が生成されることになる。
[2.ノード装置の構成等]
次に、図2を参照して、ノード装置の構成及び機能について説明する。
図2は、ノード装置(ノード装置1乃至23共通)の概要構成例を示す図である。
ノード装置は、図2に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成されたコンピュータとしての制御部111と、上記コンテンツデータ、DHT及びプログラム等を記憶保存(格納)するためのHDD等から構成された記憶部112(上記コンテンツデータは、保存されていないノード装置もある)と、受信されたコンテンツデータを一時蓄積するバッファメモリ113と、コンテンツデータに含まれるエンコードされたビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)するデコーダ部114と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部115と、当該映像処理部115から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT,液晶ディスプレイ等の表示部116と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する音声処理部117と、当該音声処理部117から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ118と、コンテンツデータに含まれるビデオデータ及びオーディオデータ等をエンコード(データ圧縮や暗号化等)するエンコーダ部119と、通信手段を通じて他のノード装置との間の情報の通信制御を行うための通信部120と、ユーザからの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部111に対して与える入力部(例えば、キーボード、マウス、或いは、操作パネル等)121と、を備えて構成され、制御部111、記憶部112、バッファメモリ113、デコーダ部114、エンコーダ部119、及び通信部120はバス122を介して相互に接続されている。
そして、制御部111におけるCPUが記憶部112等に記憶された各種プログラムを実行することにより、ノード装置全体を統括制御するようになっており、また、入力部121からの指示信号に応じて、後述する各処理を行うようになっている。
[3.コンテンツ配信システムの動作]
次に、コンテンツ配信システムSの動作について説明する。なお、以下の説明においては、各ノード装置が第1階層のオーバーレイネットワーク101に既に参加していることを前提とし、第2階層のオーバーレイネットワーク102及び第3階層のオーバーレイネットワーク103には、少なくとも1つのノード装置が参加しているものとする。
(代表選定処理)
先ず、図3を参照して、代表選定処理について説明する。
図3は、制御部111における代表選定処理を示すフローチャートである。なお、図3に示す代表選定処理は、記憶部112等に記憶保存された代表選定処理プログラムが制御部111により読み込まれ実行されることにより行われ、これにより、制御部111は、本発明の代表候補選定手段、代表候補情報取得手段、代表選定手段、判別手段、及び送信手段として機能するようになっている。この代表選定処理プログラムは、例えば、インターネット上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
この代表選定処理は、複数のノード装置(例えば第1階層のオーバーレイネットワーク101に参加している全てのノード装置)でほぼ同じタイミングで行なわれることになり、当該処理の開始命令は、ある任意のノード装置(例えば、後述するスーパーノード装置)において代表選定コマンドが実行(例えば、当該ノード装置のユーザである管理者の操作指示による)されることにより、当該任意のノード装置から近隣のノード装置に対して送信され、順次たすき渡し的にその開始命令が第1階層のオーバーレイネットワーク101におけるノード装置全体に行き渡って(転送されて)いくことになる。
各ノード装置は、当該開始命令の受信により、代表選定処理を開始することになる。なお、ここでは、ノード装置10を例にとって説明する。
第1階層のオーバーレイネットワーク101におけるノード装置10において、代表選定処理が開始されると、制御部111は、自己と直接に通信可能な近隣のノード装置のIPアドレスを取得する(ステップS1)。近隣のノード装置のIPアドレスは、上述したように、第1階層のオーバーレイネットワーク101に参加する際に得られるものであり、記憶部112に記憶されている。
次いで、制御部111は、代表候補選定手段として、近隣のノード装置及び自己を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する(ステップS2)。この代表候補選定条件としては、例えば、ノードID(製造番号やIPアドレスでも良い。以下同じ)の数値が最大又は最小、或いは、ノードIDの数値がある定数又は平均値(ノードIDの平均値)に近い等の条件が挙げられる。本実施形態においては、例えばノードIDの数値が最大のノードIDを有するノード装置が1つ選定される。
次いで、制御部111は、近隣の各ノード装置との間で通信を行い、上記代表候補のノード装置(例えば、ノードIDの数値が最大のノードIDを有するノード装置)についての代表候補情報(例えば、代表候補のノード装置のノードID)を交換する(ステップS3)。つまり、ノード装置10は、代表候補情報取得手段として、その近隣のノード装置2,9,11,18の夫々において選定された代表候補のノード装置についての代表候補情報を、それらの近隣のノード装置から取得することになる。なお、例えば、ノード装置11においても、同じように代表候補のノード装置を選定し、当該情報を近隣のノード装置3,10,12,19と交換することになる。
次いで、制御部111は、代表選定手段として、自己が選定した代表候補のノード装置と、上記取得した代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する(ステップS4)。この代表選定条件としては、例えば、これらの代表候補を選定した複数のノード装置(自己及びその近隣のノード装置)のうち所定割合(例えば、半数)以上のノード装置において代表候補として選定されたか否か等の条件が挙げられる。例えば、ノード装置10は自己を代表候補として選定し、ノード装置2はノード装置3を代表候補として選定し、ノード装置9はノード装置10を代表候補として選定し、ノード装置11はノード装置12を代表候補として選定し、ノード装置18はノード装置10を代表候補として選定したと仮定すると、ノード装置10は、半数以上のノード装置において代表候補として選定されたので代表として選定されることになる。
次いで、制御部111は、判別手段として、代表として選定されたノード装置(例えば、代表候補を選定した複数のノード装置のうち半数以上のノード装置において代表候補として選定されたノード装置)が自己(ノード装置10)であるか否かを判別し(ステップS5)、自己でないと判別した場合には(ステップS5:N)、送信手段として、代表として選定されたノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する(ステップS6)。なお、選定されたノード装置が、ノード装置10の近隣のノード装置でない場合には、近隣のノード装置の経由で(たすき渡し)、その選定されたノード装置に代表選定情報が送信されることになる。
一方、代表として選定されたのが自己(ノード装置10)であると判別された場合には(ステップS5:Y)、図4に示す参加要求処理に移行する(ステップS7)。
こうして、第1階層のオーバーレイネットワーク101の幾つかの箇所(範囲)で代表ノード装置が複数決定されていくことになる。
なお、上記代表選定処理の説明においては、第1階層のオーバーレイネットワーク101において代表ノード装置が選定される場合について説明したが、第2階層のオーバーレイネットワーク102において代表ノード装置が選定される場合についても上記代表選定処理が行われることになる。
(参加要求処理、参加判別処理)
次に、図4及び図5を参照して、参加要求処理及び参加判別処理について説明する。
図4は、制御部111における参加要求処理を示すフローチャートであり、図5は、制御部111における参加判別処理を示すフローチャートである。
なお、図4に示す参加要求処理は、記憶部112等に記憶保存された参加要求処理プログラムが制御部111により読み込まれ実行されることにより行われ、これにより、制御部111は、本発明の参加要求手段、及び参加手段として機能するようになっている。また、図5に示す参加判別処理は、記憶部112等に記憶保存された参加判別処理プログラムが制御部111により読み込まれ実行されることにより行われ、これにより、制御部111は、本発明の参加条件判別手段、及び受諾通知手段として機能するようになっている。
この参加要求処理プログラム及び参加判別処理プログラムは、例えば、インターネット上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
先ず、図4に示す参加要求処理は、例えば、上記代表選定処理におけるステップS6にて送信され、代表選定情報を受信したノード装置、又は、上記代表選定処理を行い代表として選定されたのが自己であると判別したノード装置によって行われる。なお、ここでは、ノード装置10を例にとって説明する。
第1階層のオーバーレイネットワーク101におけるノード装置10において、参加要求処理が開始されると、制御部111は、第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加している他のノード装置(例えば、後述するスーパーノード装置)のIPアドレスを取得する(ステップS11)。例えば、常にシステムS内に存在し、代表ノード装置が上位の階層に参加する場合に優先的に接続先として機能する1又は複数のスーパーノード装置が、当初から各階層に存在するようになっており、全てのノード装置は、当該スーパーノード装置に関する情報(例えば、ノードID及びIPアドレス等)を設定ファイルとして記憶部112に保存している。この設定ファイルは、例えばノード装置の出荷時、或いはソフトウェア初回インストール時の初期状態で存在するが、新たなスーパーノード装置に関する情報を付加した設定ファイルを、第1階層のオーバーレイネットワーク101上の上記コンテンツデータの配信機能を使用してシステムS全体に頒布し更新することも可能である。
次いで、制御部111は、参加要求手段として、取得したIPアドレスに基づき、第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加している他のノード装置(例えば、スーパーノード装置)に対して参加要求を通知する(ステップS12)。
これに対し、当該参加要求を受信した他のノード装置(例えば、スーパーノード装置)は、図5に示す参加判別処理を開始し、制御部111は、参加条件判別手段として、所定の参加条件を満たすか否かを判別することになる。例えば、制御部111は、例えば記憶部112に記憶されている現在の最大接続数に関する情報を取得し(ステップS21)、最大接続数に達しているか否かを判別する(ステップS22)。なお、上記参加条件としては、最大接続数に達している否かの条件に限定されるものではなく、例えば、当該階層のオーバーレイネットワークへの最大参加数であるか否かを参加条件としても良い。
そして、他のノード装置(例えば、スーパーノード装置)の制御部111は、最大接続数に達していないと判別した場合には(ステップS22:N)、受諾通知手段として、参加要求を行ったノード装置10に対して当該参加要求に対する受諾通知を行う(当該受諾を示す情報を送信する)(ステップS23)。一方、制御部111は、最大接続数に達していると判別した場合には(ステップS22:Y)、参加要求を行ったノード装置10に対して当該参加要求に対する拒絶通知を行う(ステップS24)。
これに対し、参加要求を行ったノード装置10の制御部111は、上記受諾通知又は上記拒絶通知を受信し、図4の処理において参加要求が受諾されたか否かを判別し(ステップS13)、受諾されないと判別した場合(ステップS13:N)、つまり、拒絶通知があった(受信した)場合には、当該処理を終了する。一方、制御部111は、受諾されたと判別した場合(ステップS13:Y)、つまり、受諾通知があった(受信した)場合には、参加手段として、上位の階層に当たる第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加するための参加処理を行う(ステップS14)。具体的には、当該参加処理においては、ノード装置10は、参加要求が受諾したノード装置(例えば、スーパーノード装置)から自己の近隣となるノード装置に関する情報(ノードID及びIPアドレス等)を取得すると共に、第2階層のオーバーレイネットワーク102のハッシュ関数によりハッシュ化されたノードIDが登録されているDHTを取得する。これにより、ノード装置10は、第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加することになる。
なお、上記参加要求処理及び参加判別処理の説明においては、第1階層のオーバーレイネットワーク101において代表として選定されたノード装置が、第2階層のオーバーレイネットワーク102に参加する場合について説明したが、第2階層のオーバーレイネットワーク101において代表として選定されたノード装置が、第3階層のオーバーレイネットワーク102に参加する場合についても上記参加要求処理及び参加判別処理が行われることになる。
(ログ収集処理)
次に、図6を参照して、ログ収集処理について説明する。
図6は、制御部111におけるログ収集処理を示すフローチャートである。なお、図6に示すログ収集処理は、記憶部112等に記憶保存されたログ収集処理プログラムが制御部111により読み込まれ実行されることにより行われ、これにより、制御部111は、本発明のログ収集手段、収集ログ送信手段、及び収集ログ取得手段として機能するようになっている。
このログ収集処理プログラムは、例えば、インターネット上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
このログ収集処理は、複数のノード装置(例えば第1階層のオーバーレイネットワーク101に参加している全てのノード装置)でほぼ同じタイミングで行なわれることになり、当該処理の開始命令は、ある任意のノード装置(例えば、スーパーノード装置)においてログ収集コマンドが実行(例えば、当該ノード装置のユーザである管理者の操作指示による)されることにより、当該任意のノード装置から近隣のノード装置に対して送信され、順次たすき渡し的にその開始命令が第1階層のオーバーレイネットワーク101におけるノード装置全体に行き渡って(転送されて)いくことになる。各ノード装置は、当該開始命令の受信によりログ収集処理を開始することになる。なお、ここでは、ノード装置12を例にとって説明する。
ノード装置12において、ログ収集処理が開始されると、制御部111は、先ず、自己がログ集計階層(ここでは、第1階層のオーバーレイネットワーク101)の代表ノード装置であるか否かを判別し(ステップS31)、代表ノード装置でない場合には(ステップS31:N)、当該処理を終了する。
一方、ログ集計階層の代表ノード装置である場合には(ステップS31:Y)、制御部111は、第1階層のオーバーレイネットワーク101において自己と直接に通信可能な近隣のノード装置のIPアドレスを取得する(ステップS32)。
次いで、制御部111は、取得したIPアドレスに対応する近隣の各ノード装置との間で通信を行い、ログ収集手段として、近隣のノード装置に記憶されている上述した稼動ログを収集する(ステップS33)。例えば、ノード装置12は、その近隣のノード装置4,11,13,20の夫々から稼動ログを取得することになる。
次いで、制御部111は、収集ログ送信手段として、収集された全ての稼動ログを収集ログとしてまとめ、当該収集ログを、例えばノード装置12が第2階層のオーバーレイネットワーク102において直接接続可能な近隣の代表ノード装置4,10,14,20に対して送信する(ステップS34)。
次いで、制御部111は、収集ログ取得手段として、他の代表のノード装置(例えばノード装置12が第2階層のオーバーレイネットワーク102において直接接続可能な近隣の代表ノード装置4,10,14,20)において収集された収集ログを、当該他の代表のノード装置から取得し(ステップS35)、自己が収集ログ及び他の代表ノード装置から取得した収集ログを集計し、記憶部112に記憶する(例えば、各ノード装置のノードID及びIPアドレスと稼動ログを対応付けたテーブルを作成して記憶する)。これにより、各代表ノード装置は、近隣のノード装置との間で、収集ログを共有することができる。
次いで、制御部111は、収集ログに含まれる各ノード装置の稼動ログに基づいて、各ノード装置のユーザに対して課すコンテンツ利用料金に関する情報が含まれる課金情報を生成する(ステップS36)。例えば、取得されたコンテンツデータに設定された料金や、コンテンツデータの視聴時間に比例した料金がコンテンツ利用料金として計算され、それが課金情報に含まれることになる。このように生成された課金情報は、例えば、これを生成した代表ノード装置から各ノード装置に送信されることになる。
なお、上記ログ収集処理の説明においては、第2階層のオーバーレイネットワーク102における代表ノード装置がログを収集する場合について説明したが、第3階層のオーバーレイネットワーク103における代表ノード装置が、ログを収集する場合についても上記ログ収集処理が行われることになる。この場合、ノード装置12は、第2階層のオーバーレイネットワーク102において直接接続可能な近隣の代表ノード装置4,10,14,20の夫々から収集ログを取得し、更に、第3階層のオーバーレイネットワーク103において直接接続可能な近隣の代表ノード装置4,8,16,20との間で収集ログを交換することになる。従って、上位階層のオーバーレイネットワークにいけばいくほど、コンテンツ配信システムSにおいて、より広い範囲(より多くのノード装置)の稼動ログを代表ノード装置が収集、共有化して管理することが可能となる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、最下層(第1階層)のオーバーレイネットワーク101において代表として選定された特定のノード装置のみを抽出して、新たに最下層のオーバーレイネットワーク101上に、代表ノード装置によるオーバーレイネットワークを構築したので、各代表ノード装置は、近隣の稼動ログを収集ログとして収集し、他の代表のノード装置において収集された収集ログと交換し合うことで、代表のノード装置間において収集ログを共有でき、管理サーバを用いずに、当該システムS全体から、より効率良くログ収集を行うことができ、これに基づき課金情報を生成することができる。
また、必要に応じて3階層以上のオーバーレイネットワークを構築することにより、結果的にシステムS全体のノード装置の稼動ログを最下層のオーバーレイネットワーク101における全ノード装置から収集するのに比べて、上位階層にいけばいくほど、非常に少ない数のノード装置から効率的に収集、集計することが可能になる。
また、各代表ノード装置において収集された稼動ログは近隣の代表ノード装置と交換して共有化するので、特定のノード装置の稼動ログが複数の代表ノード装置に重複して記憶保存されるため、重複した内容を照合することでログの信頼性を向上させることができる。
また、上記代表ノード装置において生成された課金情報等のシステム管理情報は、その代表ノード装置が参加している階層のオーバーレイネットワークに参加していない下位の階層のオーバーレイネットワークにおけるノード装置からはアクセスすることはできないので、結果的に当該代表ノード装置が管理者権限を取得したように振舞うことができる。P2P型のシステムにおいては、オーバーレイネットワークに参加している全てのノード装置が機能的に対等であることが大きな特徴であるが、システム全体を管理する必要がある場合にはノード装置、又はユーザの権限をセキュリティ上管理者権限に分離する必要がある。しかし、上記実施形態によれば、ノード装置は対等な機能を持つが、より上位の階層のオーバーレイネットワークに参加して初めて管理者権限を取得することになるので、全てのノード装置を同等の機能で設計することができる。
なお、上記実施形態において、各階層のオーバーレイネットワーク毎に、管理者権限や役割が異なるように設定しても良い。例えば、第2階層のオーバーレイネットワーク102における代表ノード装置と、第3階層のオーバーレイネットワーク103における代表ノード装置とで、収集するログの内容や集計するログの内容を異ならせたり、収集する範囲を異ならせたりするように構成しても良い。この構成によれば、システムの管理や、課金情報等の管理情報のセキュリティを向上させることができる。
また、上記コンテンツ配信システムS上で各ノード装置間の物理的な接続位置に関連する地域属性情報を考慮する既知の理論(CDHT,Pastry,Coral)を利用することで、選定されたノード装置を地理的な地域の代表者とし、地域性のあるデータを収集することも可能である。例えば、最下層のオーバーレイネットワークにおける(参加している)ノード装置を各家庭と例えると、その最下層(第1階層)から地域性を考慮して選定された代表ノード装置が参加するその直上の階層(第2階層)のオーバーレイネットワークは町会、さらにその直上の階層(第3階層)のオーバーレイネットワークは市議会、さらにその直上の階層(第4階層)のオーバーレイネットワークは県議会、さらにその直上の階層(第5階層)のオーバーレイネットワークは国会というように地域の代表ノード装置の集合として構成することもできる。この場合、各階層におけるオーバーレイネットワークにおいて収集されたログ及び課金情報は、町単位の集計、市単位の集計、県単位の集計、国単位の集計となる。
本実施形態にかかるコンテンツ配信システムの概要構成例を示す図である。 ノード装置1の概要構成例を示す図である。 制御部111における代表選定処理を示すフローチャートである。 制御部111における参加要求処理を示すフローチャートである。 制御部111における参加判別処理を示すフローチャートである。 制御部111におけるログ収集処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜23 ノード装置
111 制御部
112 記憶部
113 バッファメモリ
114 デコーダ部
115 映像処理部
116 表示部
117 音声処理部
118 スピーカ
119 エンコーダ部
120 通信部
121 入力部
122 バス
S コンテンツ配信システム

Claims (15)

  1. 通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、
    前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成され、前記上位のオーバーレイネットワークで接続された、前記代表として選定された複数のノード装置間で、前記上位のオーバーレイネットワークの下位のオーバーレイネットワークから収集された情報の送受信を行うことを特徴とする情報通信システム。
  2. 請求項1に記載の情報通信システムにおいて、
    前記代表として選定された各前記ノード装置は、前記上位のオーバーレイネットワークの下位のオーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、通信可能なノード装置からログ情報を収集し、
    前記代表として選定された複数のノード装置間で前記収集されたログ情報の送受信を行うことを特徴とする情報通信システム。
  3. 請求項2に記載の情報通信システムにおいて、
    前記代表として選定された各前記ノード装置は、前記収集したログに基づいて、各ノード装置のユーザに対して課すコンテンツ利用料金に関する情報が含まれる課金情報を生成することを特徴とする情報通信システム。
  4. 請求項1に記載の情報通信システムに含まれる前記代表のノード装置であって、
    何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、
    前記通信可能な他のノード装置からログ情報を収集するログ収集手段と、
    前記収集されたログ情報を収集ログとして他の代表のノード装置に送信する収集ログ送信手段と、
    前記他の代表のノード装置において収集された収集ログを、当該他の代表のノード装置から取得する収集ログ取得手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  5. 通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、
    前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムに含まれる前記ノード装置であって、
    何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、
    前記通信可能な他のノード装置及び自装置を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する代表候補選定手段と、
    前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する代表候補情報取得手段と、
    前記代表候補選定手段により選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する代表選定手段と、
    前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する判別手段と、
    自装置でないと判別された場合には、前記代表選定手段により代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  6. 請求項5に記載のノード装置において、
    前記判別手段により自装置であると判別された場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段と、
    前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  7. 請求項5に記載のノード装置から送信された前記代表選定情報を受信するノード装置であって、
    前記代表選定情報を受信した場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段と、
    前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  8. 請求項6又は7に記載のノード装置から参加要求を受けるノード装置であって、
    前記参加要求を受けた場合には、所定の参加条件を満たすか否かを判別する参加条件判別手段と、
    前記参加条件を満たす場合には、前記参加要求を行ったノード装置に対して当該参加要求に対する受諾通知を行う受諾通知手段と、
    を備えることを特徴とするノード装置。
  9. 通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおけるネットワーク形成方法であって、
    前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定する工程と、
    当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークを形成する工程と、
    前記上位のオーバーレイネットワークで接続された、前記代表として選定された複数のノード装置間で情報の送受信を行う工程と、
    を含むことを特徴とするオーバーレイネットワーク形成方法。
  10. 通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、
    前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおけるオーバーレイネットワーク形成方法であって、
    何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、
    前記オーバーレイネットワーク形成方法は、
    前記通信可能な他のノード装置及び自装置を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する工程と、
    前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する工程と、
    前記選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する工程と、
    前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する工程と、
    自装置でないと判別された場合には、前記代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する工程と、
    を含むことを特徴とするオーバーレイネットワーク形成方法。
  11. 請求項4に記載のノード装置に含まれるコンピュータを、
    前記通信可能な他のノード装置からログ情報を収集するログ収集手段、
    前記収集されたログ情報を収集ログとして他の代表のノード装置に送信する収集ログ送信手段、及び、
    前記他の代表のノード装置において収集された収集ログを、当該他の代表のノード装置から取得する収集ログ取得手段として機能させることを特徴とするログ収集処理プログラム。
  12. 通信手段を介して相互に接続された複数のノード装置の全部又は一部の複数のノード装置の参加によりオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムであって、前記オーバーレイネットワークに参加している前記複数のノード装置のうちから一部の複数のノード装置が代表として選定され、当該代表として選定された前記複数のノード装置の参加によりさらに上位のオーバーレイネットワークが形成されている情報通信システムにおいて、
    何れか1の前記オーバーレイネットワークに参加している各前記ノード装置は、当該オーバーレイネットワークに参加している前記ノード装置の中で、一部の前記ノード装置と通信可能になっており、
    前記情報通信システムに含まれる前記ノード装置に含まれるコンピュータを、
    前記通信可能な他のノード装置及び自装置を含む複数のノード装置のうちから所定の代表候補選定条件を満たすノード装置を代表候補として少なくとも1つ選定する代表候補選定手段、
    前記通信可能な他のノード装置において選定された少なくとも1つの代表候補のノード装置を示す代表候補情報を、前記通信可能な他のノード装置から取得する代表候補情報取得手段、
    前記代表候補選定手段により選定された代表候補のノード装置と、前記取得された代表候補情報にて示される代表候補のノード装置と、のうちから所定の代表選定条件を満たすノード装置を代表として少なくとも1つ選定する代表選定手段、
    前記代表として選定されたノード装置が、自装置であるか否かを判別する判別手段、及び、 自装置でないと判別された場合には、前記代表選定手段により代表として選定された前記ノード装置に対して、代表として選定されたことを示す代表選定情報を送信する送信手段として機能させることを特徴とする代表選定処理プログラム。
  13. 請求項7に記載のノード装置から送信された前記代表選定情報を受信するノード装置に含まれるコンピュータを、
    前記代表選定情報を受信した場合には、自装置が参加している前記オーバーレイネットワークの上位の階層に当たる前記オーバーレイネットワークに参加している他のノード装置に対して参加要求を行う参加要求手段、及び、
    前記他のノード装置から前記参加要求に対する受諾通知があった場合には、前記上位の階層に当たるオーバーレイネットワークに参加するための参加処理を行う参加手段として機能させることを特徴とする参加要求処理プログラム。
  14. 請求項8に記載のノード装置から参加要求を受けるノード装置に含まれるコンピュータを、
    前記参加要求を受けた場合には、所定の参加条件を満たすか否かを判別する参加条件判別手段、及び、
    前記参加条件を満たす場合には、前記参加要求を行ったノード装置に対して当該参加要求に対する受諾通知を行う受諾通知手段として機能させることを特徴とする参加判別処理プログラム。
  15. 請求項11乃至14の何れか一項に記載のプログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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