JP4657122B2 - 防舷材 - Google Patents

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Description

この発明は防舷材に関し、特に潜水艦、双胴船等の海中において接岸する特殊な船舶のための防舷材に関するものである。
潜水艦や双胴船のように海中に船体あるいは船体の一部が深く沈んだ状態で接岸する船舶が知られている。このような船舶では海中で接岸することになるため、通常の船舶のための防舷材とは異なった防舷材が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図6はこの特許文献1に開示された縦型空気式防舷材の概略構造を示した図である。
図を参照して、岸壁19の壁面20にスペーサ68を介して縦型空気式防舷材61が設置されている。縦型空気式防舷材61はその内部に液体64が収納された防舷材本体63と、防舷材本体63の下端に取り付けられた重錘66とから構成され、岸壁に対してチェーン17を介して取り付けられている。
縦型空気式防舷材61は図に示すように液体64の収納量や重錘66の重さを調整することによって、その上端部の一部が海面27上に位置するように調整されている。図においては潜水艦よりなる船舶24が接岸した状態が示されている。このような船舶24は、船体25の大部分が海面27より沈んだ状態で接岸するものである。従って船体25の壁面20に対する接岸位置は海面27より下方に位置することになる。縦型空気式防舷材61は海中に防舷材本体63の大部分が伸びた状態で使用されるため、接岸位置が海中である船舶24に対しても十分その防舷効果を奏するものである。
特開平11−117261号公報
上記のような従来の防舷材では、機能的にはその目的を達していると言える。しかしそのような防舷材が設置されている岸壁は限られているため、必要に応じて所望の港に運搬して設置する必要がある。ところが、上記のような防舷材はその構造上全体的に大きな容積を占め、又その重量も大きなものとなっているため、運搬にはトレーラー等の特殊な輸送車両が必要となる。又、現場での設置も容易ではない。更に、接岸位置が海面より更に深くなると、接岸面の大きさに関わらず全体長さがより長くなり、重量もそれだけ増加することになる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、海中での接岸に用いられ、コンパクトで且つ全体の重量が軽減された防舷材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、防舷体に接続され、防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、防舷体とフロートとは第1のワイヤを介して接続されるものである。
このように構成すると、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となる。又、第1のワイヤの長さによって防舷体の海面からの位置が変化する。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、防舷体は、対向するように互いに平行に配置され、海水の比重より小さな第1緩衝材及び第2緩衝材と、第1緩衝材と第2緩衝材との間に掛け渡すように配置され、海水の比重より大きなフレーム体とから構成されるものである。
このように構成すると、第1緩衝材及び第2緩衝材の容積とフレーム体の容積との組み合せで全体の比重が決定する。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、フレーム体の重量は、第1緩衝材及び第2緩衝材の全体体積による海水中での浮力から第1緩衝材及び第2緩衝材の全重量を引いた値の1.1〜1.3倍であるように構成したものである。
このように構成すると、防舷材全体を浮遊させるためのフロートに要する浮力がそれほど大きくならない。
請求項記載の発明は、請求項又は請求項記載の発明の構成において、第1緩衝材及び第2緩衝材の各々は、独立気泡構造のポリエチレンフォームよりなる弾性板と、弾性板の外面側を覆う織布と、織布の外面側を覆うゴムシートからなるものである。
このように構成すると、ポリエチレンフォームの外面は織布及びゴムシートによって覆われる。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明の構成において、フロートは発光手段を有するものである。
このように構成すると、夜間時等にフロートの位置を明確にすることが可能となる。
請求項記載の発明は、船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、防舷体に接続され、防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、フロートには、水平方向のマーカーラインが形成されるものである。
このように構成すると、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となる。又、防舷体の比重によってマーカーラインの海面に対する上下位置が変化する。
請求項記載の発明は、船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、防舷体に接続され、防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、防舷体には、設置時に少なくとも海面より上方に伸びると共に水平方向の目盛が形成されたマーカープレートが取り付けられるものである。
このように構成すると、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となる。又、防舷体の位置によってマーカープレートの海面に位置する目盛が変化する。
請求項記載の発明は、船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、防舷体に接続され、防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、防舷体とフロートとは、その両端間の距離を調整できる長さ調節手段を介して接続されるものである。
このように構成すると、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となる。又、フロートから防舷体までの距離が可変となる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、長さ調節手段は、複数の第1の調節穴を有する第1の平板と、少なくとも1つの第2の調節穴を有する第2の平板と、第1の平板と第2の平板とを重ね合わせた状態で、第1の調節穴の任意の1つと第2の調節穴とに対して挿通自在となるように構成され、第1の平板と第2の平板とを結合させる締結具とを備えたものである。
このように構成すると、第1の平板と第2の平板との締結具による結合位置を変えることによって全体の長さが変化する。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、防舷体には、それ自体の浮力を調整できる浮力調節手段が設けられたものである。
このように構成すると、防舷体の浮力が増減される。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明の構成において、浮力調節手段は、密閉構造よりなる箱体と、箱体に設けられた少なくとも1つの開口と、開口に脱着自在に取り付けられ、開口を密閉できるキャップとを備えたものである。
このように構成すると、箱体内部に任意の量の液体を注入もしくは排出することによって、浮力調整手段の浮力が変化する。
請求項12記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の発明の構成において、防舷体には、吊り上げ用の第2のワイヤが備えられたものである。
このように構成すると、フロートと防舷体との接続具と、吊り上げ用の第2のワイヤとが別体構造となる。
請求項13記載の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の発明の構成において、防舷体には、船舶に繋ぐための第1のロープと、岸壁に繋ぐための第2のロープとが取り付けられたものである。
このように構成すると、防舷体は、岸壁側と船舶側との両側から係留される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となるため、全体の容積が小さくなると共に全体重量も軽減する。従って、運搬に特殊な車両を必要とすることなく、又現場での迅速な設置が可能となる。又、第1のワイヤの長さによって防舷体の海面からの位置が変化するため、接岸する船舶に応じた適切な防舷体の配置が容易となる。更に、海面が変化しても防舷体の海面からの位置は一定であるため防舷効果が安定して発揮される。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、第1緩衝材及び第2緩衝材の容積とフレーム体の容積との組み合せで全体の比重が決定するため、防舷体の全体の比重を容易に調整することが可能となる。又、第1緩衝材を船舶側に第2緩衝材を岸壁側に配置すれば効果的な緩衝効果を発揮する。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の効果に加えて、防舷材全体を浮遊させるためのフロートに要する浮力がそれほど大きくならないため、フロートをコンパクトにすることが可能となり、防舷材の全体容積が低減する。
請求項記載の発明は、請求項又は請求項記載の発明の効果に加えて、ポリエチレンフォームの外面は織布及びゴムシートによって覆われるため、使用による衝撃や消耗から弾性板たるポリエチレンフォームが保護され、緩衝材の耐久性が向上する。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明の効果に加えて、夜間時等にフロートの位置を明確にすることができるため、船舶の接岸時の目標となり接舷作業が容易となる。
請求項記載の発明は、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となるため、全体の容積が小さくなると共に全体重量も軽減する。従って、運搬に特殊な車両を必要とすることなく、又現場での迅速な設置が可能となる。又、防舷体の比重によってマーカーラインの海面に対する上下位置が変化するため、防舷体の取り付け状態を容易に判別することが可能となる。
請求項記載の発明は、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となるため、全体の容積が小さくなると共に全体重量も軽減する。従って、運搬に特殊な車両を必要とすることなく、又現場での迅速な設置が可能となる。又、防舷体の位置によってマーカープレートの海面に位置する目盛が変化するため、防舷体の海中の位置を容易に確認することが可能となる。
請求項記載の発明は、防舷材の浮力を与える部分と防舷効果を発揮する部分とが別体構造となるため、全体の容積が小さくなると共に全体重量も軽減する。従って、運搬に特殊な車両を必要とすることなく、又現場での迅速な設置が可能となる。又、フロートから防舷体までの距離が可変となるため、防舷体の海面からの位置を、接岸する船舶に応じて調節することが容易となる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の効果に加えて、第1の平板と第2の平板との締結具による結合位置を変えることによって全体の長さが変化するため、防舷体を海面からの所望の位置に容易に調節でき、海面が変化しても、その位置は一定に保たれる。又、長さ調節手段は板状の構成であるため、弛み等による変形の虞が少なく、防舷体は水中で安定に位置する。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、防舷体の浮力が増減されるため、防舷体とフロートとの接続具にかかる荷重を最適に調整することが可能となる。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明の効果に加えて、箱体内部に任意の量の液体を注入もしくは排出することによって、浮力調整手段の浮力が変化するため、防舷体全体の浮力を適切なものに調節することが可能となる。
請求項12記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、フロートと防舷体との接続具と、吊り上げ用第2のワイヤとが別体構造となるため、設置の際に、吊り上げに応じた強度のワイヤを使用すれば良いため、吊り上げ作業の信頼性が向上する。
請求項13記載の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の発明の効果に加えて、防舷体は、岸壁側と船舶側との両側から係留されるため、防舷体の位置が安定し、不用意な移動が阻止される。
図1はこの発明の第1の実施の形態による防舷材の使用状態を示した概略図である。
図を参照して、潜水艦等の船舶24と岸壁19の壁面20との間に防舷材11が設置されている。防舷材11は海中に位置する防舷体14と、防舷体14にワイヤ16を介して海面27上に浮遊する球形形状のフロート13とから構成されている。防舷材11は岸壁19に対する移動を防止するために、防舷体14に接続されたチェーン17を係船柱22に取り付けることによってその位置が保持されている。
船舶24は船体25の大部分が海面27下に沈んだ状態で岸壁19に対して接岸する必要がある。即ち、船体25は海中において壁面20に対して最も接近する形状を有するものである。このため、防舷体14は船体25の外面が壁面20に対して一番近くなっている位置に配置されるようにワイヤ16の長さが設定されている。この実施の形態にあっては、防舷体14の垂直方向の長さは、1500mmに設定され、その上下における中心が船体25の中で壁面20に対する最も近づいた位置に一致するように設定されている。
防舷材11はこのようにして使用するため、防舷体14は海水の比重より大きな比重を有するものに設定されている。又、フロート13はワイヤ16を介して防舷体14が接続された状態で海面27に浮遊することができる比重を有するものに設定されている。これによって海面27の上下動に関わらず、海面27から防舷体14までの設置深さは常に一定となる。その結果、海面27の上下動に応じて同様に上下する船体25に対して、防舷体14は常に適切な位置で接することが可能となる。
防舷材11は上述のように浮力を与えるフロート13と防舷効果を発揮する防舷体14とが別体構造となるため、従来例のようなこれらが一体となっている防舷材と比べて全体の容積が小さくなると共に全体重量も軽減する。又、これらを分離して運搬等することが可能となるため、特殊な車両を必要とすることなく容易に運搬することが可能となる。
更に、防舷材11を岸壁に設置する際には、クレーン付中型トラック(4トン車クラス)を用いて防舷材11を岸壁まで運び、クレーンのアームにより海上に防舷材11を設置する。そして、アームから防舷材11を放して海中に沈めるだけで、容易に所望の岸壁に設置することが可能となる。
図2は図1で示した防舷体14の概略構造を示した拡大斜視図であり、図3は図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、防舷体14は対向するように互いに平行に配置された矩形板状の第1緩衝材31及び第2緩衝材32と、第1緩衝材31と第2緩衝材32との間に掛け渡されたフレーム体34とから構成されている。尚、第1緩衝材31の水平方向の幅は、第2緩衝材32の水平方向の幅より小さくなるように構成されている。第1緩衝材31及び第2緩衝材32は海水の比重より小さな弾性板44を中心として構成され、フレーム体34は海水の比重より大きな金属製材料より構成されている。
フレーム体34は第1緩衝材31とほぼ同一面積の第1平板36と、第2緩衝材32とほぼ同一面積の第2平板37とが互いに平行に対向するように配置され、これらを掛け渡すように2枚のほぼ同一形状の矩形シート形状の第3平板39及び第4平板40が所定間隔を空けた状態で配置され、溶接等によって一体化されている。尚、第3平板39と第4平板40の幅を変えることによって、接岸時の船舶と岸壁との距離を調整することができる。
又、第3平板39及び第4平板40の各々の外方側には複数の補強板42が溶接等によって取り付けられ、第1平板36と第2平板37とが接近する方向に加わる力に対して補強効果を発揮する。尚、これらの補強板の数量や大きさ等を変えることによって、フレーム体34、すなわち防舷体14の重量を調整することが可能となる。又、第3平板39及び第4平板40の上端には、ワイヤ16を取り付けるための開口55及び開口56が各々形成されている。
次に図3を参照して、独立気泡構造のポリエチレンフォームからなる弾性板44は第1平板36の外方面に全面接着剤によって貼り付けられている。そして弾性板44の外面側は繊維などの織布45によって覆われ、更に織布45の外面はゴムシート46によって全面覆われている。そして織布45及びゴムシート46は第1平板36の端部48に対して第1平板36の内面側の位置まで折り返すように取り付けられている。これによって第1平板36の端部48の部分から弾性板44が第1平板36から剥れることを防止している。
このようにして弾性板44は第1平板36に取り付けられているため、その取り付け状態が安定すると共に、織布45及びゴムシート46によって使用時における衝撃や磨耗から弾性板44が保護されることになり、その耐久性を向上させることになる。
尚、第2緩衝材32にあっても、第1緩衝材31と同様の材料によって構成され、第2平板37に対して一体化されている。又、図1で示したチェーン17は、フレーム体34に対して図示しない係合部分に接続されている。
使用時にあっては、第1緩衝材31を船舶24側に配置し、第2緩衝材32を壁面20側に配置すると、防舷体14の形状から設置状態が安定しより好ましい配置となる。
ここで図2で示した第1緩衝材31及び第2緩衝材32の比重とフレーム体34の重量の関係について説明する。
上述のように第1緩衝材31及び第2緩衝材32を構成する弾性板は独立気泡構造のポリエチレンフォームよりなるため、これらの比重は海水の比重より小さなものである。従って、これらのみで防舷体14が構成されていると防舷体14自体が海面上に浮かぶことになり、特殊な船舶に対する接舷効果を生じない。従って、フレーム体34は第1緩衝材31及び第2緩衝材32を補強するのみならず、防舷体14全体を海水の比重より大きくすることによって海中に沈めさせる機能を有する。
具体的には、フレーム体34の重量は、第1緩衝材31及び第2緩衝材32の全体体積に対する海水中での浮力から第1緩衝材31及び第2緩衝材32の全重量を引いた値の1.1〜1.3倍に設定されている。この比率をあまり大きくすると、防舷材11全体を浮いた状態にするためのフロート13が必要以上に大きくなってしまうからである。一方、上記の比率より小さな値にフレーム体34の重量を設定すると、フロート13は小さくなるものの、防舷材11全体の追随動作が緩慢になり安定した浮遊状態を確保することができなくなるからである。尚、この実施の形態にあっては、フレーム体34の重量を950kgとし、防舷体14全体の重量を1200kgとしている。
図4はこの発明の第2の実施の形態による防舷体の概略構造を示した斜視図である。
図を参照して、この実施の形態による防舷体14は、先の実施の形態における防舷体と基本的には同一構造であるため、同一部分についての説明は繰り返さない。この実施の形態にあっては、第1緩衝材31が取り付けられている第1平板36にマーカープレート50が設置されている点が先の実施の形態によるものと大きく異なっている。マーカープレート50には水平方向に所定間隔で配置された多数の目盛51が形成されている。又、マーカープレート50の垂直方向に伸びる長さは、図1で示したように使用した際に、マーカープレート50の少なくとも一部が海面27の上方に露出するような長さに設定されている。そのため、使用時にあっては、海面27はマーカープレート50に記載された目盛51のいずれかに一致することになる。これによって一致した目盛51を基準に防舷体14の設置深さが判別することになる。このようにして、防舷体14の設置位置を確認すると共に設置位置を容易に調整することができるため、防舷材11の使用時の信頼性が向上する。
図5はこの発明の第3の実施の形態によるフロートの概略形状を示した斜視図である。
図を参照して、この実施の形態にあっては、フロート13の外面に水平方向に伸びるマーカーライン53が形成されている。そしてマーカーライン53は図1に示したような使用時において、防舷体14の重量との関係でマーカーライン53の位置が海面27に一致するように設定されている。従って、マーカーライン53の位置が海面27の位置に合っていない状態にあっては、防舷体14が破損や脱落等によって正常な状態で使用されていないことを意味する。これによって海面下に防舷体14が配置されてその位置が目視できない防舷材にあっても、その使用時の信頼性が向上する。
尚、上記の各実施の形態にあっては、フロートに発光手段として発光装置を設置したり、蛍光塗料を塗布したりするように構成しても良い。このように構成すると、夜間時等に発光させるとフロートの位置が明確になるため、船舶の接岸時の目標となり、接舷作業が容易となる。
又、上記の各実施の形態では、潜水艦等の特殊な船舶を対象としているが、通常の船舶であっても海面下で接岸させる場合には同様に適用できることは言うまでもない。
更に、上記の各実施の形態では、防舷体は特定材料及び特定形状としているが、これに代えて他の材料や形状を採用しても同様の効果を奏する。
更に、上記の各実施の形態では、海岸での接岸を前提として記載されているが、湖等の淡水の岸壁であっても同様に適用できる。この場合、「海中」は「水中」と、「海水」は「淡水」と、「海面」は「水面」と各々読み替えることによって、同様の効果を奏する。
更に、上記の第1の実施の形態では、防舷体の垂直方向の長さを1500mmと設定しているが、この長さは少なくとも1000mmあれば良い。
更に、上記の各実施の形態では、フレーム体の重量を所定値の1.1〜1.3倍としているが、フレーム体の重量が所定値を超えているものであれば他の範囲であっても良い。
図7はこの発明の第4の実施の形態による防舷材の使用状態を示した概略図であり、図8は図7で示した防舷体の概略構造を示した拡大斜視図である。
これらの図を参照して、先の第1の実施形態における防舷材と同一部分についての説明は繰り返さず、相違点についてのみ説明する。
まず、図7を参照して、この実施の形態にあっては、防舷材11のフロート13と防舷体14とは、長さ調節器具(長さ調節手段)76を介して接続されている。又、ロープ71は防舷体14と船舶24における接続具74とを、ロープ72は防舷体14と係船柱22とをそれぞれ繋いでいる。
次に、図8を参照して、長さ調節器具76aは、第3平板39上部の第1平板36側に取り付けられたシャックル93aを介して、長さ調節器具76bは、第4平板40上部の第2平板36側に取り付けられたシャックル93bを介して、それぞれ防舷体14に接続されている。ロープ71a及び71bは、補強板42のうち、最上部のものである上部補強板43a及び43bの第1平板36側に取り付けられたシャックル91a及び91bに結び付けられて防舷体14に接続されている。同じように、ロープ72a及び72bは、上部補強板43a及び43bの第2平板37側に取り付けられたシャックル92a及び92bに結び付けられて防舷体14に接続されている(シャックル92aは図示せず)。さらに、第3平板39上部の第2平板37側にはシャックル94a、第4平板40上部の第2平板37側にはシャックル94bが取り付けられており、ワイヤ97の両端がそれぞれのシャックルに接続されている。ワイヤ97は、設置の際のクレーン等での吊り上げ作業に用い、この作業に最適な強度のものを用いれば良いため、設置作業の信頼性が向上する。又、ワイヤ97はフロート13と防舷体14との接続器具とは別体であるので、フロート13と防舷体14との接続作業を陸上で行うことが可能となり、効率の良い設置作業を行うことが出来る。
次に、長さ調節器具76の具体的な構成と、これを用いた防舷体14の海面からの位置の調節方法について説明する。
図9は、図8で示した長さ調節器具76の平面視を示した概略図であり、図10は図9で示したX−Xラインから見た側面図である。
これらの図を参照して、長さ調節器具76は、3枚の細長い平板が重ねられ、両端にフロート13及び防舷体14との接続用のシャックル80及び81が取り付けられ、更に、シャックル80にはシャックル82、シャックル81にはシャックル83が取り付けられた構成になっている。
3枚の平板は、一対の第1調節板(第1の平板)78a及び78bと、第2調節板(第2の平板)79とからなり、第1調節板78a及び78bの間に第2調節板79を挟んだ状態になっている。又、第1調節板78aには調節穴88が、第1調節板78bには調節穴89が、第2調節板79には調節穴90が、それぞれ10個ずつ形成され、各調節板における調節穴の各々は全て同形であり、等しく図10に示すBの間隔で並んでいる。これらの調節板は、第1調節板78aにおける調節穴88aと、第2調節板79における調節穴90aと、第1調節板78bにおける調節穴89aとの3つの調節穴を整列させた状態で挿通させる形で締結具としてのボルト84a及びナット85aで接続され、同じく調節穴88jと、調節穴90jと、調節穴89jとの3つの調節穴を挿通する形でボルト84b及びナット85bで接続されている。つまり、第1調節板78a及び78bと第2調節板79の3枚は、ボルト84a及びナット85a並びにボルト84b及びナット85bの、二組のボルトとナットで結合されている。
長さ調節器具76は、この調節穴同士の結合位置をずらすことにより全体長の調節を行う。つまり、最も短い状態である図10の状態からは、第2調節板79を調節の最小単位である長さBずつ平行移動させ、結果として、最大で図10に示す長さA分だけ長さ調節器具76全体、すなわち両端間の距離を伸長させることが可能である。
図11は、図10の状態から長さを調節した例を示したものである。
図を参照して、長さ調節器具76の長さ調節手順について説明する。
長さ調節器具76の長さ調節の際には、図10の状態からボルト84a及びナット85a並びにボルト84b及びナット85bを長さ調節器具76より取り外す。次に第2調節板79を、第1調節板78a及び78bとの平行を保つように、長さ調節器具76の伸長方向に引っ張り出すように移動させる。最後に、第2調節板における最左端の調節穴90aを、第1調節板78a及び78bの左から数えて第6番目の調節穴である調節穴88f及び調節穴89fと整列させた状態で挿通するように、ボルト84a及びナット85aを取り付け、第1調節板78aおよび78bにおける最右端の調節穴88j及び89jを、第2調節板79の右から数えて第6番目の調節穴である調節穴90eと整列させた状態で挿通するように、ボルト84b及びナット85bを取り付け、3枚の調節板を結合させる。
つまり、図11の状態の長さ調節器具76は、図10の状態と比べて、調節穴5つ分の間隔であるB×5の長さだけ伸長した状態となっている。
このように、長さ調節器具76は、一定の範囲内で調節が可能であるため、防舷体14の海面からの位置を深くしたい時には長さ調節器具76を伸ばし、浅くしたい時には縮めれば良い。このような長さ調節の手段は、伸長度が寸法Bの倍数で定まるため、図1の実施例におけるワイヤの長さ調節によるものよりも容易である。また、海面の上下に関わらず防舷体14の位置する深さが一定に保たれるのは第1の実施の形態における説明で述べた通りであるが、更に、フロート13と防舷体14とは2つの板状の接続器具で繋がれており、このような接続器具は海中で弛みやねじれ等の変形を起こす虞が少ないため、防舷対14を安定に位置させることができる。
図12は、図7で示した防舷体14の使用状態を上方から見た概略図である。
図を参照して、防舷体14に接続されたロープ71a及び71bの端部は、船舶24の船体25における接続具74a及び74bに取り付けられている。また、同じく防舷体14に接続されたロープ72a及び72bの端部は、岸壁19に設置された係船柱22a及び22bに取り付けられている。図1の実施例に示すような、防舷材11がチェーン17を介して岸壁19における係船柱22とのみ繋がれている状態と比べ、図12の状態では、防舷体14が岸壁19と船舶24との双方から係留されているため、防舷材11の不用意な移動が阻止される。
図13は、この発明の第5の実施の形態による防舷体の概略構造を示した斜視図である。
図を参照して、先の第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。この実施の形態にあっては、防舷体14における上部補強板43と、補強板42のうち、下部に取り付けられた下部補強板47及び49との間に、補強板42が無い代わりに浮力調整箱(浮力調整手段)101が設置されている。浮力調整箱101の本体部分である箱体103は、取り付け位置に合致させるために、三角柱に近い形状を取っている。箱体103の上板109には注入口104が、底板110には排出口106が形成され、それぞれ脱着自在のキャップ105及び107により密閉可能となるように構成されている。
浮力調整箱101は、キャップ105を取り外して注入口104より海水等の液体を注入後、再度キャップ105を取り付けて浮力調整箱101を密閉すると海中における浮力が減少する。又、キャップ107を取り外して排出口106より液体を排出後、再度キャップ107を取り付けて浮力調整箱101を密閉すると海中における浮力が増加する。つまり、このような浮力調整箱101を防舷体14に設置すると、浮力調整箱101内部に対する液体の注入及び排出により、防舷体14全体の浮力が増減する。このため、フロート13の浮力やフロート13と防舷体14との接続具にかかる最適な荷重等を考慮し、防舷体全体の浮力を容易に調整することができる。
尚、図中では浮力調整箱101は上部補強板43bと、下部補強板47b及び49bとの間への取り付けを示しているが、上部補強板43aと、図示されていない反対側の下部補強板47a及び49aとの間についても浮力調整箱101と対称形状の浮力調整箱が取り付けられる。
尚、上記第4の実施の形態では、長さ調節器具は3枚の平板により構成されているが、2枚の平板で構成しても良い。その際平板における調節穴は、一方に2つ以上、他方に1つ以上あれば良い。
又、上記第4の実施の形態では、長さ調節器具の平板の締結具としてボルト及びナットを用いているが、平板同士の締結具にはピン等の、穴を通して結合させるものであれば良い。
更に、上記第5の実施の形態では、浮力調整手段である箱体には、注入口及び排出口としての2つの開口とキャップが設けられているが、1つの開口及びキャップのみを箱体に設け、これを液体の注入と排出の両用としても良い。
この発明の第1の実施の形態による防舷材の使用状態を示した概略図である。 図1で示した防舷体の概略形状を示した拡大斜視図である。 図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。 この発明の第2の実施の形態による防舷体の概略形状を示した拡大斜視図である。 この発明の第3の実施の形態によるフロートの概略形状を示した拡大斜視図である。 従来の縦型空気式防舷材の使用状態を示した概略図である。 この発明の第4の実施の形態による防舷材の使用状態を示した概略図である。 図7で示した防舷体の概略形状を示した拡大斜視図である。 図8で示した長さ調節器具の概略形状を示した平面図である。 図9で示したX−Xラインの側面図である。 図10に対応した図であって、長さ調節器具の長さを調節した例を示した側面図である。 図7で示した防舷材を上方から見た概略図であって、接岸前の状態を示した図である。 この発明の第5の実施の形態による防舷体の概略形状を示した拡大斜視図である。
符号の説明
11…防舷材
13…フロート
14…防舷体
16…ワイヤ
19…岸壁
20…壁面
24…船舶
25…船体
31…第1緩衝材
32…第2緩衝材
34…フレーム体
44…弾性板
45…織布
46…ゴムシート
50…マーカープレート
51…目盛
53…マーカーライン
71…ロープ
72…ロープ
76…長さ調節器具
78…第1調節板
79…第2調節板
84…ボルト
85…ナット
88…調節穴
89…調節穴
90…調節穴
97…ワイヤ
101…浮力調整箱
103…箱体
104…注入口
105…キャップ
106…排出口
107…キャップ
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (13)

  1. 船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、
    船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、
    前記防舷体に接続され、前記防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え
    前記防舷体と前記フロートとは第1のワイヤを介して接続される、防舷材。
  2. 前記防舷体は、
    対向するように互いに平行に配置され、海水の比重より小さな第1緩衝材及び第2緩衝材と、
    前記第1緩衝材と前記第2緩衝材との間に掛け渡すように配置され、海水の比重より大きなフレーム体とから構成される、請求項1記載の防舷材。
  3. 前記フレーム体の重量は、前記第1緩衝材及び前記第2緩衝材の全体体積による海水中での浮力から前記第1緩衝材及び前記第2緩衝材の全重量を引いた値の1.1〜1.3倍である、請求項記載の防舷材。
  4. 前記第1緩衝材及び前記第2緩衝材の各々は、独立気泡構造のポリエチレンフォームよりなる弾性板と、前記弾性板の外面側を覆う織布と、前記織布の外面側を覆うゴムシートからなる、請求項又は請求項記載の防舷材。
  5. 前記フロートは発光手段を有する、請求項1から請求項のいずれかに記載の防舷材。
  6. 船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、
    船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、
    前記防舷体に接続され、前記防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、
    前記フロートには、水平方向のマーカーラインが形成される、防舷材。
  7. 船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、
    船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、
    前記防舷体に接続され、前記防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、
    前記防舷体には、設置時に少なくとも海面より上方に伸びると共に水平方向の目盛が形成されたマーカープレートが取り付けられる、防舷材。
  8. 船舶の海中での接岸のために用いられる防舷材であって、
    船舶と岸壁の壁面との間に配置されて緩衝効果を発揮すると共に、海水の比重より大きな比重を有する防舷体と、
    前記防舷体に接続され、前記防舷体が接続された状態で海面に浮遊することができる比重を有するフロートとを備え、
    前記防舷体と前記フロートとは、その両端間の距離を調整できる長さ調節手段を介して接続される、防舷材。
  9. 前記長さ調節手段は、
    複数の第1の調節穴を有する第1の平板と、
    少なくとも1つの第2の調節穴を有する第2の平板と、
    前記第1の平板と前記第2の平板とを重ね合わせた状態で、前記第1の調節穴の任意の1つと前記第2の調節穴とに対して挿通自在となるように構成され、前記第1の平板と前記第2の平板とを結合させる締結具とを備えた、請求項記載の防舷材。
  10. 前記防舷体には、それ自体の浮力を調整できる浮力調節手段が設けられた、請求項1記載の防舷材。
  11. 前記浮力調節手段は、
    密閉構造よりなる箱体と、
    前記箱体に設けられた少なくとも1つの開口と、
    前記開口に脱着自在に取り付けられ、前記開口を密閉できるキャップとを備えた、請求項10記載の防舷材。
  12. 前記防舷体には、吊り上げ用の第2のワイヤが備えられた、請求項1から請求項11のいずれかに記載の防舷材。
  13. 前記防舷体には、前記船舶に繋ぐための第1のロープと、前記岸壁に繋ぐための第2のロープとが取り付けられた、請求項1から請求項12のいずれかに記載の防舷材。
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