JP4653095B2 - 車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置 - Google Patents

車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両のトランスミッションへの潤滑油の供給を制御する装置に関するものである。
車両のトランスミッションを構成する歯車や摩擦係合要素(変速用クラッチ)などには、潤滑油を供給して機械的摩擦の低減、冷却、防錆等を図る必要がある。
後掲する特許文献1には、遊星歯車式トランスミッションの作動状態に応じて必要な潤滑油量を、同トランスミッションに供給することを目的とした発明が記載されている。
すなわち、特許文献1では、つぎのような手段でその目的を達成している。
a)変速段、スロットル開度等が各センサによって検出され、各センサの検出信号が電子制御装置(コントローラ)に入力されて、コントローラでトランスミッションの必要潤滑油量が算出され、必要潤滑油量を示す電気信号が出力される。
b)第1の調圧弁は、油圧ポンプから吐出された圧油の油圧を、ライン圧に調圧して、ライン圧油路に出力する。
c)コントローラから出力された必要潤滑油量に対応する電気信号がソレノイド弁に入力され、ソレノイド弁から潤滑信号圧が潤滑信号圧油路に出力される。
d)第2の調節弁には、ライン圧油路が接続されるとともに、潤滑信号圧油路が接続されており、第2の調節弁は、ライン圧油路より供給されるライン圧を基圧として、潤滑信号圧油路より供給される潤滑信号圧に応じて、スプールを作動させて、潤滑圧を、オリフィスの上流側に出力する。
e)オリフィスを介して、潤滑圧に応じた必要潤滑油量がトランスミッションに供給される。なお、オリフィスの上流側の圧は、フィードバック圧として第2の調節弁に入力される。
特開平10−141480号公報
上述した特許文献1記載の発明によれば、上記a)で説明したように、必要潤滑油量を算出するためには、変速段、スロットル開度等を検出する各種センサを設けなければならない。このため既存の装置に、新たにセンサを追加する必要がある。また、センサの検出信号を、コントローラで信号処理して、演算処理に必要な工学単位に変換する必要がある。またコントローラでは、各種センサの検出値に基づいてトランスミッションの潤滑油量を算出する処理を行う必要がある。このためコントローラで行われる処理が複雑となる。この結果、制御系の装置を構築するに際してコストが上昇する。
また、上記b)、c)、d)、e)で説明したように、油圧回路によって、最終的に油圧ポンプの吐出圧を、所望する潤滑圧に変換しなければならない。このため、制御弁として調圧弁が必須となり、各弁間で油圧信号を受け渡すための油圧配管が多数必要となる。このため油圧系の装置を構築するに際して、弁本体の構成、油圧配管の取り回しが複雑となり、コストが上昇する。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、トランスミッションの潤滑油供給制御装置を構築するに際して、新たなセンサの追加が不要で、コントローラで行われる演算処理を単純な処理とすることで、制御系の装置を簡易な構成にして、低コストで構築できるようにすることを解決課題とするものである。
また、本発明は、トランスミッションの潤滑油供給制御装置を構築するに際して、弁本体の構成、油圧配管の取り回しを簡易とすることで、油圧系の装置を簡易な構成にして、低コストで構築できるようにすることを解決課題とするものである。
第1発明は、
エンジンの出力がトランスミッションに伝達されて走行される車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
エンジンを制御するエンジンコントローラと、
トランスミッションを制御するトランスミッションコントローラと、
油圧ポンプから吐出された潤滑油をトランスミッションに導く潤滑油供給油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をタンクに導くバイパス油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をバイパス油路を介してタンクに排出するリリーフ弁であって、制御電気信号に応じて作動するリリーフ弁と、
リリーフ弁の出口側若しくは入口側に設けられた絞りと、
エンジンコントローラの制御情報および/またはトランスミッションコントローラの制御情報が入力され、制御情報に基づいて、リリーフ弁を作動させるための制御電気信号を生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラと
を備えたことを特徴とする。
第2発明は、
エンジンの出力がトランスミッションに伝達されて走行される車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
エンジンを制御するエンジンコントローラと、
トランスミッションを制御するトランスミッションコントローラと、
油圧ポンプから吐出された潤滑油をトランスミッションに導く潤滑油供給油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をタンクに導くバイパス油路と、
潤滑油供給油路を介してトランスミッションに導かれる潤滑油の油量と、潤滑油供給油路からバイパス油路を介してタンクに導かれる潤滑油の油量とを調整する制御弁であって、制御電気信号に応じて作動する制御弁と、
エンジンコントローラの制御情報および/またはトランスミッションコントローラの制御情報が入力され、制御情報に基づいて、制御弁を作動させるための制御電気信号を生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラと
を備えたことを特徴とする。
第3発明は、
エンジンの出力がトランスミッションに伝達されて走行される車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
油圧ポンプから吐出された潤滑油をトランスミッションに導く潤滑油供給油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をタンクに導くバイパス油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をバイパス油路を介してタンクに排出するリリーフ弁であって、制御電気信号に応じて作動するリリーフ弁と、
リリーフ弁の出口側若しくは入口側に設けられた絞りと、
リリーフ弁を作動させるための制御電気信号を出力する潤滑油供給制御用コントローラと
を備えたことを特徴とする。
第4発明は、
エンジンの出力がトランスミッションに伝達されて走行される車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
油圧ポンプから吐出された潤滑油をトランスミッションに導く潤滑油供給油路と、
潤滑油供給油路内の潤滑油をタンクに導くバイパス油路と、
潤滑油供給油路を介してトランスミッションに導かれる潤滑油の油量と、潤滑油供給油路からバイパス油路を介してタンクに導かれる潤滑油の油量とを調整する制御弁であって、制御電気信号に応じて作動する制御弁と、
制御弁を作動させるための制御電気信号を出力する潤滑油供給制御用コントローラと
を備えたことを特徴とする。
第1発明のトランスミッション3の潤滑油供給制御装置は、図1、図2に示すように、エンジン1を制御するエンジンコントローラ30と、トランスミッション3を制御するトランスミッションコントローラ40と、潤滑用油圧ポンプ9から吐出された潤滑油をトランスミッション3に導く潤滑油供給油路17と、潤滑油供給油路17内の潤滑油を潤滑油タンク8に導くバイパス油路21、23と、潤滑油供給油路17内の潤滑油をバイパス油路21、23を介して潤滑油タンク8に排出するリリーフ弁22であって、制御電気信号iに応じて作動するリリーフ弁22と、リリーフ弁22の出口側に設けられた絞り28と、エンジンコントローラ30の制御情報および(または)トランスミッションコントローラ40の制御情報が入力され、制御情報に基づいて、リリーフ弁22を作動させるための制御電気信号iを生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラ50とを備えて構成される。
潤滑油供給制御用コントローラ50から、リリーフ弁22を作動させるための制御電気信号iが出力されると(図3のステップ102、103の判断のいずれかがYES、ステップ104)、リリーフ弁22が作動し、開かれる。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部は、バイパス油路21を介してリリーフ弁22を通過する。リリーフ弁22を通過した潤滑油は、バイパス油路23、絞り28を介して潤滑油タンク8に排出される。
また、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の残りは、トランスミッション3に供給される。
本発明によれば、エンジン1の負荷が低いか、またはトランスミッション3の負荷が低い場合には(ステップ102の判断YESまたはステップ103の判断YES)、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iを出力させて(ステップ104)、トランスミッション3に供給されるべき潤滑油の一部を潤滑油タンク8に排出させるようにしたので、トランスミッション3の機械的摩擦の低減や冷却を行ってトランスミッション3の構成部品の保護を図りつつ、潤滑油の供給過多を防止してトランスミッション3における動力損失を低減させてエンジン1の燃費の向上、省エネルギーを図ることができる。
また、本発明によれば、潤滑油供給制御用コントローラ50に、エンジンコントローラ30の制御情報およびトランスミッションコントローラ40の制御情報を入力させて、制御情報に基づいて制御電気信号iを出力してリリーフ弁22を作動させるという潤滑油供給の制御を行うようにしたので、既存のエンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40で使われている既存の制御情報を利用して、制御系を簡易に、低コストで構築することができる。すなわち、制御情報を取得するために、新たにセンサを追加する必要がない。また、センサの検出信号を、コントローラで信号処理して、演算処理に必要な工学単位に変換する必要もない。またコントローラで各種センサの検出値に基づいて新たにエンジンの負荷やトランスミッションの負荷を算出する必要がない。このためコントローラで行われる処理を図3に例示するように簡単にすることができる。
また、本発明によれば、リリーフ弁22を作動させて潤滑油供給油路17内の潤滑油をバイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出するように油圧回路を構成したので、油圧回路に既存の潤滑油供給油路17に対して、潤滑油供給油路17内の潤滑油を排出させるための弁本体、配管を追加するだけでよいため、油圧系の装置を構築するに際して、弁本体の構成、油圧配管の取り回しを簡易なものにすることができコストを低減させることができる。
第2発明では、第1発明のリリーフ弁22、絞り28の代わりに、同機能の制御弁60を使用する。すなわち、図6に示すように、制御弁60は、潤滑油供給制御用コントローラ50から出力される制御電気信号iに応じて、潤滑油供給油路17を介してトランスミッション3に導かれる潤滑油の油量と、潤滑油供給油路17からバイパス油路23を介して潤滑油タンク8に導かれる潤滑油の油量とを調整する。
第1発明、第2発明では、エンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40の制御情報が潤滑油供給制御用コントローラ50に入力されて、潤滑油の供給の制御が行われるが、エンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40の制御情報以外の情報に基づいて、潤滑油供給制御用コントローラ50が、潤滑油の供給の制御を行ってもよい(第3発明、第4発明)。
以下、図面を参照して本発明に係る車両のトランスミッションの潤滑油供給制御装置の実施形態について説明する。実施例では、車両としてホイールローダを想定している。
(第1実施例)
図1は、ホイールローダ100の動力伝達経路の構成を示す図である。図2は、ホイールローダ100の潤滑油供給回路の構成を示す図である。
本実施例のトランスミッション3の潤滑油供給制御装置は、大きくは、エンジン1を制御するエンジンコントローラ30と、トランスミッション3を制御するトランスミッションコントローラ40と、潤滑用油圧ポンプ9から吐出された潤滑油をトランスミッション3に導く潤滑油供給油路17と、潤滑油供給油路17内の潤滑油を潤滑油タンク8に導くバイパス油路21、23と、潤滑油供給油路17内の潤滑油をバイパス油路21、23を介して潤滑油タンク8に排出するリリーフ弁22であって、制御電気信号iに応じて作動するリリーフ弁22と、リリーフ弁22の出口側に設けられた絞り28と、エンジンコントローラ30の制御情報およびトランスミッションコントローラ40の制御情報が入力され、制御情報に基づいて、リリーフ弁22を作動させるための制御電気信号iを生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラ50とを備えて構成されている。
すなわち、ホイールローダ100のエンジン1の出力軸は、PTO軸7に連結されている。PTO軸7は、トルクコンバータ2に連結されている。 エンジン1の出力は、PTO軸7、トルクコンバータ2、トランスミッション3、ディファレンシャルギア4を介して駆動輪5に伝達される。
ホイールローダ100の運転室には、アクセルペダル6が設けられている。アクセルペダル6に設けられたストロークセンサ6aによって操作量(踏み込み量)が検出され、操作量を示す信号がエンジンコントローラ30に入力される。
エンジンコントローラ30は、ストロークセンサ6aの入力信号に基づいて、エンジン1の回転数が、アクセルペダル6の操作量に応じた目標回転数となるようにエンジン1を制御する。
エンジン1はディーゼルエンジンであり、その出力の制御は、シリンダ内に噴射する噴射量を調整することで行われる。この調整は、エンジン1の燃料噴射ポンプのプランジャのストロークを、電気式ガバナのコントロールラックによって変化させることで行われる。
エンジンコントローラ30は、実際のエンジン回転数、コントロールラック位置等を入力して、目標回転数と実際の回転数との差がなくなるように、電気式ガバナに対して制御電気信号を出力して、電気式ガバナのコントロールラック位置を制御する。
エンジンコントローラ30から出力される制御電気信号は、後述するように、エンジン1の負荷(燃料噴射量)を示す制御情報として、電気信号線31を介して潤滑油供給制御用コントローラ50に出力される。
トランスミッション3は、たとえば遊星歯車式トランスミッションで構成されている。遊星歯車式トランスミッションでは、複数組の油圧クラッチと複数組の遊星歯車機構とで構成され、油圧クラッチの選択に応じて、複数組の遊星歯車機構を伝達する動力の流れを変えることにより、変速を行う。複数組の油圧クラッチは、前進用油圧クラッチ、後進用油圧クラッチ、速度段油圧クラッチ、つまり1速用油圧クラッチ、2速用油圧クラッチ、3速用油圧クラッチ、4速用(最高速度段)油圧クラッチからなり、車速等に応じて、前進用油圧クラッチ、後進用油圧クラッチのいずれかが選択されるとともに、速度段油圧クラッチのいずれかが選択されて、変速が行われる。
また、トランスミッション3には、各油圧クラッチ毎に、電磁比例制御弁が設けられている。電磁比例制御弁に加えられた制御電気信号(制御情報)に応じて、対応する油圧クラッチに圧油が供給されて、油圧クラッチが係合する。
トランスミッションコントローラ40は、走行用操作レバーの操作位置、車速等を入力して、前進用油圧クラッチ、後進用油圧クラッチのいずれかを選択するとともに、速度段クラッチのいずれかを選択して、選択した油圧クラッチを係合させるための制御電気信号を、対応する油圧クラッチの電磁比例圧力制御弁に出力する。
トランスミッションコントローラ40から出力される制御電気信号は、後述するように、トランスミッション1の負荷(速度段)を示す制御情報として、電気信号線41を介して潤滑油供給制御用コントローラ50に出力される。
トランスミッション3は、遊星歯車機構(噛み合い機構)から構成された変速機構部と、クラッチ(摩擦係合要素)から構成されたクラッチ部とからなる。
トランスミッション3の変速機構部、クラッチ部などには、潤滑油を供給して機械的摩擦の低減、冷却、防錆等を図る必要がある。
トランスミッション3の下部には、トランスミッション3のケースの一部を成す潤滑油タンク8が設けられている。
PTO軸7には、潤滑用油圧ポンプ9の駆動軸が連結されている。
エンジン1の出力は、PTO軸7を介して潤滑用油圧ポンプ9に伝達されて、潤滑用油圧ポンプ9が駆動される。
潤滑用油圧ポンプ9の吸込み口9aは、吸込み用油路10を介して潤滑油タンク8に連通している。なお、吸込み用油路10には、ストレーナ12が設けられている。
潤滑用油圧ポンプ9の吐出口9bは、ポンプ吐出油路11を介して、メインリリーフバルブ13の入口ポートに連通している。メインリリーフバルブ13の出口ポートは、油路14を介して、トルクコンバータ2の入口に連通している。
油路14には、油路15が連通している。油路15には、絞り15aが設けられており、PTO軸7に連通している。
トルクコンバータ2の出口は、オイルクーラ16の入口に連通している。
なお、オイルクーラ16を通過する潤滑油は、図示しない冷却用ファンによって形成された風の流れによって、冷却される。
オイルクーラ16の出口は、潤滑油供給油路17に連通している。潤滑油供給油路17は、トランスミッション3に連通して、トランスミッション3の変速機構部、クラッチ部などに潤滑油を供給している。なお、潤滑用油圧ポンプ9の吐出圧油は、油圧クラッチに供給する圧油の元圧としても使用される。
潤滑油供給油路17は、バイパス油路21に連通している。
バイパス油路21は、リリーフ弁22の入口ポート22aに連通している。リリーフ弁22の出口ポート(タンクポート)22bは、バイパス油路23に連通している。バイパス油路23には、絞り28が設けられている。絞り28の下流側は、潤滑油タンク8に連通している。
リリーフ弁22のスプール若しくはボールの一端には、設定リリーフ圧を定めるバネ22cの一端が当接されている。リリーフ弁22のスプール若しくはボールの他端(バネ22cとは反対側)の受圧面は、パイロット油路24を介して入口ポート22aに連通している。
同じくリリーフ弁22のスプール若しくはボールの他端(バネ22cとは反対側)には、パイロット圧Pcが加えられるパイロットポート22dが設けられている。
ポンプ吐出油路11は、パイロット油路25に分岐している。
パイロット油路25は、電磁制御弁26の入口ポート26cに連通している。
電磁制御弁26の出口ポート26dは、パイロット油路27を介して、リリーフ弁22のパイロットポート22dに連通している。
電磁制御弁26のタンクポート26fは、油路29を介して潤滑油タンク8に連通している。
電磁制御弁26の電磁ソレノイド26eは、電気信号線51を介して、潤滑油供給制御用コントローラ50に電気的に接続されている。
潤滑油供給制御用コントローラ50は、電気信号線31を介して、エンジンコントローラ30と電気的に接続されている。
潤滑油供給制御用コントローラ50は、電気信号線41を介して、トランスミッションコントローラ40と電気的に接続されている。
なお、図2では、潤滑油供給制御用コントローラ50は、エンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40とは別体のものとして示しているが、潤滑油供給制御用コントローラ50を、エンジンコントローラ30と一体化させて構成してもよい。また潤滑油供給制御用コントローラ50を、トランスミッションコントローラ40と一体化させて構成してもよい。
電磁制御弁26は、2つの弁位置26A、26Bを有する2位置の切換弁である。電磁制御弁26のスプールの電磁ソレノイド26e側とは反対側には、バネ26gの一端が当接されている。
電磁制御弁26は、電磁ソレノイド26eに加えられる制御電気信号iに応じて弁位置26A、26Bが切り換えられる。
制御電気信号iが電磁ソレノイド26eに加えられていない場合には、バネ26gのバネ力によって電磁制御弁26のスプールが潤滑油供給位置26Aに切り換えられる。このとき電磁制御弁26の出口ポート26dとタンクポート26fが連通する。
制御電気信号iが電磁ソレノイド26eに加えられた場合には、電磁ソレノイド26eで付勢力が発生し、この付勢力がバネ26gのバネ力に打ち勝ち、電磁制御弁26のスプールが潤滑油排出位置26Bに切り換えられる。このとき電磁制御弁26の入口ポート26cと出口ポート26dが連通する。
図3は、潤滑油供給制御用コントローラ50で行われる処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに対応するプログラムは、潤滑油供給制御用コントローラ50にインストールされておかれる。
潤滑油供給制御用コントローラ50には、エンジンコントローラ30の制御情報が電気信号線31を経由して送られる。また、潤滑油供給制御用コントローラ50には、トランスミッションコントローラ40の制御情報が電気信号線41を経由して送られる。各コントローラ間で、所定のプロトコルにしたがったデータフレーム信号が送られる。エンジンコントローラ30では、データフレーム信号に、エンジンコントローラ30内部の制御情報が記述されて電気信号線31に送出される。トランスミッションコントローラ40では、データフレーム信号に、トランスミッションコントローラ40内部の制御情報が記述されて電気信号線41に送出される。
潤滑油供給制御用コントローラ50では、入力されたデータフレーム信号からエンジンコントローラ30の制御情報、トランスミッションコントローラ40の制御情報が読み出される(ステップ101)。
つぎに、エンジンコントローラ30の制御情報、トランスミッションコントローラ40の制御情報に基づいて、エンジン1の負荷、トランスミッション3の負荷が低いか否かが判断され(ステップ102、103)、エンジン1の負荷が低いか、またはトランスミッション3の負荷が低い場合には(ステップ102の判断YESまたはステップ103の判断YES)、トランスミッション3に供給される潤滑油が過多であり減少させるべきと判断する。すなわち、軽負荷の場合には、潤滑油によって機械的摩擦の低減や冷却を行ってトランスミッション3の構成部品の保護を図るには小量の油で十分であり、逆に必要以上の油が供給されると遊星歯車などが回転運動する際の抵抗となり、動力損失を招きエンジン1の燃費が悪化する。このため、軽負荷であり、トランスミッション3に供給される潤滑油を減少させるべきと判断された場合には、トランスミッション3に供給される潤滑油を減少させるべく、トランスミッション3に供給される潤滑油を減少させるための制御電気信号iを出力する(ステップ104)。ステップ104の処理後、ステップ101にリターンされる。
具体的には、エンジン1の負荷α(燃料噴射量)が、所定のしきい値αc以下であるか否か、つまりエンジン1が低い負荷で稼動しているか否かが判断される。ここで、しきい値αcは、たとえば最大トルクの70%に設定することができる(ステップ102)。
また、トランスミッション3で現在選択されている速度段βが、軽負荷の速度段βcであるか否か、つまりトランスミッション3が低い負荷で稼動しているか否かが判断される。ここで、軽負荷の速度段βcは、たとえば前進の最高速度段である「前進4速」に設定される。「前進4速」が選択されている場合とは、前進用油圧クラッチ、4速用油圧クラッチが係合している場合である(ステップ103)。
ステップ102、103の判断がいずれもNOである場合には、トランスミッション3に供給される潤滑油を増大すべきと判断する。すなわち、高負荷の場合には、潤滑油によって機械的摩擦の低減や冷却を行ってトランスミッション3の構成部品の保護を図るには多量の油が必要である。このため、高負荷であり、トランスミッション3に供給される潤滑油を増大すべきと判断された場合には、トランスミッション3に供給される潤滑油を減少させないように、トランスミッション3に供給される潤滑油を減少させるための制御電気信号iをオフしたまま、ステップ101にリターンされる。
つぎに図2の油圧回路を併せ参照して本実施例の動作について説明する。
潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iの出力がオフされている場合には(ステップ102、103の判断はいずれもNO)、制御電気信号iは電磁制御弁26の電磁ソレノイド26eに加えられておらず、バネ26gのバネ力によって電磁制御弁26は潤滑油供給位置26Aに切り換えられている。
潤滑油タンク8内の潤滑油は、潤滑用油圧ポンプ9の吸込み口9aから吸込み用油路10を介して吸い込まれ、潤滑用油圧ポンプ9の吐出口9bからポンプ吐出油路11に吐出される。ポンプ吐出圧油である潤滑油は、ポンプ吐出油路11、メインリリーフバルブ13、油路14を介してトルクコンバータ2に供給される。トルクコンバータ2に供給された潤滑油は、トルクコンバータ2における駆動力伝達のための作動油として使用される。
また、油路14に導かれた潤滑油は、油路15、油路15に設けられた絞り15aを介して、PTO軸7に供給される。これによりPTO軸7の構成部品が潤滑される。PTO軸7を潤滑した潤滑油は、潤滑油タンク8に排出される。
トルクコンバータ2を通過した潤滑油は、オイルクーラ16を介して、潤滑油供給油路17に導かれる。
潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、トランスミッション3に供給される。これによりトランスミッション3が潤滑される。トランスミッション3を潤滑した潤滑油は、潤滑油タンク8に排出される。
ポンプ吐出油路11に導かれた潤滑油は、パイロット圧油(パイロット圧Pc)として、パイロット油路25を介して、電磁制御弁26の入口ポート26cに供給される。
ここで、電磁制御弁26が潤滑油供給位置26Aに切り換えられているため、入口ポート26cに供給されたパイロット圧油は、電磁制御弁26の入口ポート26cで遮断される。リリーフ弁22のパイロットポート22dは、パイロット油路27、電磁制御弁26の出口ポート26d、タンクポート26f、油路29を介して、潤滑油タンク8に連通する。
このためリリーフ弁22のパイロットポート22dに作用する圧力は、タンク圧となり、リリーフ弁22は設定リリーフ圧に到達せず、バネ22cのバネ力によって閉じられる。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、バイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出されることなく、全量が、トランスミッション3に供給される。
これに対して、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iが出力されている場合には(ステップ102、103の判断のいずれかかがYES、ステップ104)、電磁制御弁26の電磁ソレノイド26eで付勢力が発生し、付勢力がバネ26gのバネ力に打ち勝ち、電磁制御弁26が潤滑油排出位置26Bに切り換えられる。
これにより電磁制御弁26の入口ポート26cと出口ポート26dが連通し、入口ポート26cに供給されたパイロット圧油(パイロット圧Pc)は、電磁制御弁26の出口ポート26d、パイロット油路27を介して、リリーフ弁22のパイロットポート22dに加えられる。
リリーフ弁22のパイロットポート22dに作用するパイロット圧Pcは、リリーフ弁22の設定リリーフ圧以上であり、パイロット圧Pcに対応する力がバネ22cのバネ力に打ち勝ち、リリーフ弁22が開かれる。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部は、バイパス油路21を介してリリーフ弁22を通過する。リリーフ弁22を通過した潤滑油は、バイパス油路23、絞り28を介して潤滑油タンク8に排出される。
また、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の残りは、トランスミッション3に供給される。
潤滑油供給油路17からリリーフ弁22を通過して潤滑油タンク8に排出される潤滑油排出流量と、潤滑油供給油路17からトランスミッション3に供給される潤滑油供給流量との比率は、リリーフ弁22の出口側に設けられた絞り28の開口面積の大きさの設定次第で、調整することができる。
絞り28の開口面積を大きくするほど、潤滑油供給油路17からリリーフ弁22を通過して潤滑油タンク8に排出される潤滑油排出流量が大きくなり、潤滑油供給油路17からトランスミッション3に供給される潤滑油供給流量が小さくなる。
なお、トランスミッション3の内部で目詰まり等が発生すると、バイパス油路21内の潤滑油の圧力が上昇する。このためバイパス油路21、パイロット油路24を介して、リリーフ弁22のバネ22cと反対側の受圧面に作用する圧力が上昇し、設定リリーフ圧を超えて、リリーフ弁22が開かれる。このため、トランスミッション3の内部で目詰まり等が発生した場合には、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iの出力がオフされている場合でも(ステップ102、103の判断はいずれもNO)、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部が、バイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23、絞り28を介して潤滑油タンク8に排出されることになる。
以上のように本実施例によれば、エンジン1の負荷が低いか、またはトランスミッション3の負荷が低い場合には(ステップ102の判断YESまたはステップ103の判断YES)、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iを出力させて(ステップ104)、トランスミッション3に供給されるべき潤滑油の一部を潤滑油タンク8に排出させるようにしたので、トランスミッション3の機械的摩擦の低減や冷却を行ってトランスミッション3の構成部品の保護を図りつつ、潤滑油の供給過多を防止してトランスミッション3における動力損失を低減させてエンジン1の燃費の向上、省エネルギーを図ることができる。
また、本実施例によれば、潤滑油供給制御用コントローラ50に、エンジンコントローラ30の制御情報およびトランスミッションコントローラ40の制御情報を入力させて、制御情報に基づいて制御電気信号iを生成、出力してリリーフ弁22を作動させるという潤滑油供給の制御を行うようにしたので、車両の制御システムに既存のエンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40で使われている既存の制御情報を利用して、制御系を簡易に、低コストで構築することができる。すなわち、制御情報を取得するために、新たにセンサを追加する必要がない。また、センサの検出信号を、コントローラで信号処理して、演算処理に必要な工学単位に変換する必要もない。またコントローラで各種センサの検出値に基づいて新たにエンジンの負荷やトランスミッションの負荷を算出する必要がない。このためコントローラで行われる処理を図3に例示するように簡単にすることができる。
また、本実施例によれば、リリーフ弁22を作動させて潤滑油供給油路17内の潤滑油をバイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出するように油圧回路を構成したので、油圧回路に既存の潤滑油供給油路17に対して、潤滑油供給油路17内の潤滑油を排出させるための弁本体、配管を追加するだけでよいため、油圧系の装置を構築するに際して、弁本体の構成、油圧配管の取り回しを簡易なものにすることができコストを低減させることができる。
上述した第1実施例に対しては、種々の変形が可能である。
第1実施例では、潤滑油供給制御用コントローラ50に、エンジンコントローラ30の制御情報およびトランスミッションコントローラ40の制御情報の両方を入力させているが、エンジンコントローラ30の制御情報またはトランスミッションコントローラ40の制御情報のいずれか一方の制御情報のみを入力させてもよい。この場合には、図3の処理において、ステップ102、ステップ103のうちのいずれかの処理が省略される。
また、第1実施例では、潤滑油供給制御用コントローラ50に、エンジンコントローラ30の制御情報およびトランスミッションコントローラ40の制御情報の両方を入力させて、図3に示すように、エンジン1の負荷が低いか、またはトランスミッション3の負荷が低いか、いずれかが成立した場合に(ステップ102の判断YESまたはステップ103の判断YES)、リリーフ弁22を作動させるための制御電気信号iを出力している(ステップ104)。
しかし、図4に示すように、エンジン1の負荷が低く、かつトランスミッション3の負荷が低いことを条件に(ステップ102の判断YESおよびステップ103の判断YES)、リリーフ弁22を作動させるための制御電気信号iを出力する(ステップ104)という実施も可能である。
また、第1実施例では、エンジンコントローラ30からエンジン1の電気式ガバナに出力されている制御電気信号を制御情報として、潤滑油供給制御用コントローラ50に入力させているが、これは一例であり、エンジンコントローラ30に入力されているストロークセンサ6aの検出値、つまりアクセルペダル6の操作量を、エンジン1の負荷を示す制御情報として、潤滑油供給制御用コントローラ50に入力させてもよい。潤滑油供給制御用コントローラ50で、アクセルペダル50の操作量が所定操作量以下である場合に、エンジン1の負荷が小さいと判断してもよい。
また、第1実施例では、リリーフ弁22の出口側のパイパス油路23に絞り28を設けて、絞り28の開口面積に応じた流量の潤滑油を潤滑油タンク8に排出させるようにしているが、絞り28を、パイパス油路23に設ける代わりに、リリーフ弁22の入口側のバイパス油路21に設けてもよい。また、絞り28をそれぞれ、リリーフ弁22の出口側のパイパス油路23、リリーフ弁22の入口側のバイパス油路21に設けてもよい。
(第2実施例)
第1実施例では、電磁制御弁26から出力されたパイロット圧油(パイロット圧Pc)を、リリーフ弁22のパイロットポート22dに作用させて、リリーフ弁22を開弁作動させている。この構成によれば、制御電気信号iが印加される電磁ソレノイド(電磁制御弁26の電磁ソレノイド26e)の小型化を図ることができる。
しかし、図5(A)に示すように、潤滑油供給制御用コントローラ50から出力される制御電気信号iを電気信号線51を介して、直接、リリーフ弁22に作用させるように構成してもよい。
すなわち、図5(A)は、図2に対応する油圧回路図である。図5(A)で図示していない構成要素は、特に断りのない限り、図2と同じ構成要素であるものとする。ただし、図5(A)では、図2の油圧回路では設けられていた電磁制御弁26、パイロット油路25、27、排出油路29の配設が省略される。また、リリーフ弁22には、図2に示すパイロットポート22dの代わりに、電磁ソレノイド22eが配設される。
潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iが出力されていない場合には、リリーフ弁22の電磁ソレノイド22eは付勢されず、バネ22cのバネ力によってリリーフ弁22は閉じられる。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、バイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出されることなく、全量、トランスミッション3に供給される。
これに対して、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iが出力されている場合には、リリーフ弁22の電磁ソレノイド22eで付勢力が発生し付勢力がバネ22cのバネ力に打ち勝ち、リリーフ弁22は開かれる。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部は、バイパス油路21、リリーフ弁22、バイパス油路23、絞り28を介して潤滑油タンク8に排出される。また、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の残りは、トランスミッション3に供給される。
(第3実施例)
上述した実施例では、制御弁としてリリーフ弁22を用いて、バイパス回路21、23を介して潤滑油タンク8に潤滑油を排出させている。しかし、リリーフ弁22以外の制御弁を用いて潤滑油を排出させる実施も可能である。すなわち、潤滑油供給油路17を介してトランスミッション3に導かれる潤滑油の油量と、潤滑油供給油路17からバイパス油路23を介して潤滑油タンク8に導かれる潤滑油の油量とを調整する制御弁であれば、いかなる構成の制御弁を用いてもよい。
図6は、本実施例の油圧回路図であり、図2に対応する図である。図6で図示していない構成要素は、特に断りのない限り、図2と同じ構成要素であるものとする。
図6に示すように、図2のリリーフ弁22の代わりに、2位置の切換弁として構成された制御弁60が設けられている。
オイルクーラ16の出口は、潤滑油供給油路17に連通している。
潤滑油供給油路17は、制御弁60の入口ポート60cに連通している。制御弁60の出口ポート60dは、トランスミッション3に連通して、トランスミッション3の変速機構部、クラッチ部などに潤滑油を供給している。
制御弁60のタンクポート60fは、バイパス油路23に連通している。バイパス油路23は、潤滑油タンク8に連通している。
制御弁60は、2つの弁位置60A(潤滑油供給位置)、60B(潤滑油排出位置)を有する2位置の切換弁である。制御弁60は、パイロットポート60eに加えられるパイロット圧Pcに応じて弁位置60A、60Bが切り換えられる。パイロットポート60eは、パイロット油路27を介して、電磁制御弁26の出口ポート26dに連通している。
制御弁60のスプールのパイロットポート60e側とは反対側には、バネ60gの一端が当接されている。制御弁60のスプールのパイロットポート60e側(バネ60gとは反対側)の受圧面は、パイロット油路24を介して入口ポート60cに連通している。
制御弁60が潤滑油供給位置60Aに切り換えられると、入口ポート60cが絞り61を介して出口ポート60dに連通する。
制御弁60が潤滑油排出位置60Bに切り換えられると、入口ポート60cが絞り62を介して出口ポート60dに連通するとともに、入口ポート60cが絞り63を介してタンクポート60fに連通する。
潤滑油供給油路17から制御弁60を通過して潤滑油タンク8に排出される潤滑油排出流量と、潤滑油供給油路17からトランスミッション3に供給される潤滑油供給流量との比率は、制御弁60に設けられた絞り63の開口面積と絞り62の開口面積の比率を調整することによって、調整することができる。
絞り62の開口面積に比して絞り63の開口面積を大きくするほど、潤滑油供給油路17から制御弁60を通過して潤滑油タンク8に排出される潤滑油排出流量が大きくなり、潤滑油供給油路17からトランスミッション3に供給される潤滑油供給流量が小さくなる。
つぎに潤滑油供給制御用コントローラ50で図3ないしは図4に示す処理が行われたとして図6の油圧回路で行われる動作について説明する。
潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iの出力がオフされている場合には、制御電気信号iは電磁制御弁26の電磁ソレノイド26eに加えられておらず、バネ26gのバネ力によって電磁制御弁26は潤滑油供給位置26Aに切り換えられている。
トルクコンバータ2を通過した潤滑油は、オイルクーラ16を介して、潤滑油供給油路17に導かれる。
潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、制御弁60の入口ポート60cに供給される。
ポンプ吐出油路11に導かれた潤滑油は、パイロット圧油(パイロット圧Pc)として、パイロット油路25を介して、電磁制御弁26の入口ポート26cに供給される。
ここで、電磁制御弁26が潤滑油供給位置26Aに切り換えられているため、入口ポート26cに供給されたパイロット圧油は、電磁制御弁26の入口ポート26cで遮断される。制御弁60のパイロットポート60eは、パイロット油路27、電磁制御弁26の出口ポート26d、タンクポート26f、油路29を介して、潤滑油タンク8に連通する。
このため制御弁60のパイロットポート60eに作用する圧力は、タンク圧となり、制御弁60は、バネ60gのバネ力によって潤滑油供給位置60Aに位置される。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、制御弁60の絞り60dを通過して、全量が、トランスミッション3に供給される。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油は、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出されることなく、全量が、トランスミッション3に供給される。
これに対して、潤滑油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iが出力されている場合には、電磁ソレノイド26eで付勢力が発生し、付勢力がバネ26gのバネ力に打ち勝ち、電磁制御弁26が潤滑油排出位置26Bに切り換えられる。
これにより電磁制御弁26の入口ポート26cと出口ポート26dが連通し、入口ポート26cに供給されたパイロット圧油(パイロット圧Pc)は、電磁制御弁26の出口ポート26d、パイロット油路27を介して、制御弁60のパイロットポート60eに加えられる。
制御弁60のパイロットポート60eに作用するパイロット圧Pcに対応する力がバネ60gのバネ力に打ち勝ち、制御弁60は、潤滑油排出位置60Bに位置される。
このため潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部は、制御弁60の絞り63、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出される。また、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の残りは、制御弁60の絞り62を介して、トランスミッション3に供給される。
なお、トランスミッション3の内部で目詰まり等が発生すると、制御弁60の入口ポート60cの圧力が上昇する。このためパイロット油路24を介して、制御弁60のバネ60gと反対側の受圧面に作用する圧力が上昇し、制御弁60が潤滑油供給位置60Bに切り換えられる。このため、トランスミッション3の内部で目詰まり等が発生した場合には、潤滑油油供給制御用コントローラ50から制御電気信号iの出力がオフされている場合でも、潤滑油供給油路17に導かれた潤滑油の一部が、制御弁60、バイパス油路23を介して潤滑油タンク8に排出されることになる。
(第4実施例)
上述した第3実施例では、電磁制御弁26から出力されたパイロット圧油(パイロット圧Pc)を、制御弁60のパイロットポート60eに作用させて、制御弁60を切換作動させている。この構成によれば、制御電気信号iが印加される電磁ソレノイド(電磁制御弁26の電磁ソレノイド26e)の小型化を図ることができる。
しかし、図5(B)に示すように、図5(A)と同様に、潤滑油供給制御用コントローラ50から出力される制御電気信号iを電気信号線51を介して、直接、制御弁60の電磁ソレノイド60hに作用させるように構成してもよい。
(第5実施例)
以上の第3実施例、第4実施例では、負荷が小さいか否かの判断結果に応じて、制御弁60の位置を2値的に切換えているが、負荷の大きさに応じて、制御弁60の位置を連続的に変化させてもよい。
すなわち、潤滑油供給制御用コントローラ50で、エンジン1の負荷またはトランスミッション3の負荷の大きさの制御情報に基づいて、負荷の大きさに対応した位置に制御弁60を変化させるための制御電気信号iを生成、出力して、負荷が大きくなるに伴い制御弁60を潤滑油排出位置B側から潤滑油供給位置A側に徐々に移動させ、また、負荷が小さくなるに伴い制御弁60を潤滑油供給位置A側から潤滑油排出位置B側に徐々に移動させるように、制御してもよい。
以上の各実施例では、エンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40の制御情報が潤滑油供給制御用コントローラ50に入力されて、潤滑油の供給の制御が行われる場合を想定して説明したが、エンジンコントローラ30、トランスミッションコントローラ40の制御情報以外の情報に基づいて、潤滑油供給制御用コントローラ50が、潤滑油の供給の制御を行う実施も可能である。たとえば既存のセンサの検出信号を潤滑油供給制御用コントローラ50に入力させて、センサの検出値に基づいて演算処理を行い制御電気信号iを生成して出力する実施も可能である。
以上の実施形態では、車両として、ホイールローダを想定し、エンジンとして、ディーゼルエンジンを想定し、トランスミッションとして、遊星歯車式トランスミッションを想定したが、車両の形式、エンジンの種類、トランスミッションの構造は問わずに本発明を適用することが可能である。すなわち、建設機械のみならず建設機械以外の車両に本発明を適用してもよく、ガソリンエンジンを搭載した車両に本発明を適用してもよく、油圧クラッチを使用しない平行軸歯車式トランスミッションを搭載した車両に本発明を適用してもよい。
図1は、実施形態の車両の構成図である。 図2は、第1実施例の油圧回路図である。 図3は、実施例のコントローラで行われる処理手順を示すフローチャートである。 図4は、図3とは別の処理手順を示すフローチャートである。 図5(A)、(B)はそれぞれ、第2実施例、第4実施例の油圧回路図である。 図6は、第3実施例の油圧回路図である。

Claims (2)

  1. ディーゼルエンジン(1)の出力がトランスミッション(3)に伝達されて走行されるホイールローダ(100)のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
    燃料噴射量を示す制御電気信号を出力してディーゼルエンジン(1)を制御するエンジンコントローラ(30)と、
    現在選択されている速度段を示す制御電気信号を出力してトランスミッション(3)を制御するトランスミッションコントローラ(40)と、
    油圧ポンプ(9)から吐出された潤滑油をトランスミッション(3)に導く潤滑油供給油路(17)と、
    潤滑油供給油路(17)内の潤滑油をタンク(8)に導くバイパス油路(21、23)と、
    潤滑油供給油路(17)内の潤滑油をバイパス油路(21、23)を介してタンク(8)に排出するリリーフ弁(22)であって、制御電気信号に応じて作動するリリーフ弁(22)と、
    リリーフ弁(22)の出口側若しくは入口側に設けられた絞り(28)と、
    エンジンコントローラ(30)から出力される制御電気信号およびトランスミッションコントローラ(40)から制御電気信号を制御情報として入力し、入力した制御情報に基づいて、ディーゼルエンジン(1)の燃料噴射量が所定のしきい値以下である場合、またはトランスミッション(3)で現在選択されている速度段が軽負荷の速度段である場合、またはディーゼルエンジン(1)の燃料噴射量が所定のしきい値以下である場合であってトランスミッション(3)で現在選択されている速度段が軽負荷の速度段である場合に、リリーフ弁(22)を作動させるための制御電気信号を生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラ(50)と
    を備えたことを特徴とするホイールローダのトランスミッションの潤滑油供給制御装置。
  2. ディーゼルエンジン(1)の出力がトランスミッション(3)に伝達されて走行されるホイールローダ(100)のトランスミッションの潤滑油供給制御装置であって、
    燃料噴射量を示す制御電気信号を出力してディーゼルエンジン(1)を制御するエンジンコントローラ(30)と、
    現在選択されている速度段を示す制御電気信号を出力してトランスミッション(3)を制御するトランスミッションコントローラ(40)と、
    油圧ポンプ(9)から吐出された潤滑油をトランスミッション(3)に導く潤滑油供給油路(17)と、
    潤滑油供給油路(17)内の潤滑油をタンク(8)に導くバイパス油路(23)と、
    潤滑油供給油路(17)を介してトランスミッション(3)に導かれる潤滑油の油量と、潤滑油供給油路(17)からバイパス油路(23)を介してタンク(8)に導かれる潤滑油の油量とを調整する制御弁(60)であって、制御電気信号に応じて作動する制御弁(60)と、
    エンジンコントローラ(30)から出力される制御電気信号およびトランスミッションコントローラ(40)から制御電気信号を制御情報として入力し、入力した制御情報に基づいて、ディーゼルエンジン(1)の燃料噴射量が所定のしきい値以下である場合、またはトランスミッション(3)で現在選択されている速度段が軽負荷の速度段である場合、またはディーゼルエンジン(1)の燃料噴射量が所定のしきい値以下である場合であってトランスミッション(3)で現在選択されている速度段が軽負荷の速度段である場合に、制御弁(60)を作動させるための制御電気信号を生成して、出力する潤滑油供給制御用コントローラ(50)と
    を備えたことを特徴とするホイールローダのトランスミッションの潤滑油供給制御装置。
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