JP4652010B2 - コンテナ内への書籍の収納方法及びこれに用いられるコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、書籍の自動入出庫を行うことが可能な自動書庫システムに用いられるコンテナ内への書籍の収納方法に関する。
指定された物品を自動的に保管庫に対して入庫あるいは保管庫から出庫する自動入出庫システムが知られている。この自動入出庫システムの一例として、比較的規模の大きな図書館等においては、数十冊の書籍が収納された箱形のコンテナを固定棚及び移動棚を有する書庫に複数収納すると共に、書籍及びコンテナ及び棚をそれぞれ対応けて記憶装置に記憶させた自動書庫システムが採用されている。この自動書庫システムによれば、書籍の貸し出しは、スタッカークレーン、トラバーサ、搬送コンベヤ等によって貸し出される書籍が収納されたコンテナが自動的に出納ステーションまで搬送され、該コンテナ内よりオペレータによって取り出された書籍が利用者に渡されることにより行われる。このときに記憶装置の内容が更新され、貸し出された書籍のデータはコンテナ内に収納されている書籍から貸し出し中の書籍欄に移動される。また書籍の返却は貸し出しとは逆の手順で行われ、返却された書籍が収納可能であるコンテナが自動的に出納ステーションまで搬送され、該コンテナ内にオペレータによって返却された書籍が収納されることにより行われる。このときにも記憶装置の内容が更新され、返却された書籍のデータは貸し出し中の書籍欄からコンテナ内に収納されている書籍に移動される。
上述の自動書庫システムとしては、従来、複数の書籍を各種分野別に分類して収容する分類別固定ロケーション方式が採用されていた。この分類別固定ロケーション方式によれば、多種の書籍はそれぞれ分類別に区別されて複数のコンテナに収納され、各コンテナはそれぞれ対応する分類毎に書庫に収納される。しかしこの分類別固定ロケーション方式では、分類毎にコンテナ内に収納される書籍のサイズが一定ではないことからコンテナ内でのデッドスペースが増加し、1コンテナ当たりの書籍の収納量が減少して省スペース化を妨げてしまうという問題点がある。
そこで、同じサイズである複数の書籍をそれぞれの種類に拘わらず同一のコンテナ内に収納するフリーロケーション方式の自動書庫システムが、例えば「特許文献1」に開示されている。この技術によりコンテナ内への書籍の収納量が増加し、省スペース化を図ることができる。
また「特許文献2」には、フリーロケーション方式の自動書庫システムにおいて、その短手方向中心よりコンテナ内部を2分してそれぞれを書籍の収納スペースとし、各収納スペースにそれぞれの背表紙が互いに異なる外方を向く態様で書籍を収納する技術が開示されている。この技術によれば、出納ステーションにおいてコンテナ内より書籍を取り出す際にその背表紙が視認できるので、作業効率を向上することができる。
特許第2532820号公報 特許第2843753号公報
しかし上記各技術では、収納される書籍に合わせてコンテナの大きさをそれぞれ変化させているため、コンテナの大きさに合わせて固定棚及び移動棚を設計する必要があり、コストアップが否めない。また、コンテナの共通性がないことから各サイズに対応した棚毎にコンテナの収容スペースに余裕を持つ必要が生じ、結果として書庫内に多くのデッドスペースが生まれてしまうこととなる。さらに「特許文献2」に開示された技術では、コンテナ内に収納された書籍の背表紙が互いに異なる外側を向いているので、出納ステーションにコンテナが運ばれた際に取り出すべき書籍が出納ステーションとは逆側に位置している可能性があるため、コンテナを回転させる手段が必要となりコストアップしてしまう。
本発明は上述の問題点を解決し、共通サイズのコンテナを用いることにより書庫内でのデッドスペースの発生を抑制することができると共に、出納ステーションにおけるコンテナ内からの書籍の取り出しを容易化することが可能なコンテナ内への書籍の収納方法を提供するものである。
請求項1記載の発明は、複数の書籍を厚み方向に立てて並べてその背表紙が視認可能となるように収納可能なコンテナと前記コンテナを複数収納可能な棚とを用いて前記書籍の入出庫を行う自動書庫システムにおける、前記コンテナ内への前記書籍の収納方法であって、前記コンテナは所定の書籍の幅方向長さに対応した単一の大きさのものが使用され、前記コンテナ内に前記所定の書籍の幅方向長さよりも小さな書籍がその幅方向に複数列収納される場合に、前記複数列の書籍の背表紙が各列毎にそれぞれ視認可能となるように前記コンテナに対して着脱可能な段差部を有し、前記書籍の列の高さを隣り合う少なくとも一方の列の高さとは異ならせた状態で収納することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンテナ内への書籍の収納方法において、さらに前記書籍が前記コンテナ内に2列以上収納される場合に、前記書籍はその幅方向における一端側の列から他端側の列に向かうに連れて徐々に各列の高さが高くなる階段状となるように、かつ各列の背表紙がそれぞれ一端側を向く態様で前記コンテナ内に収納されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のコンテナ内への書籍の収納方法において、さらに前記書籍が前記コンテナ内に3列以上収納される場合に、前記書籍はその幅方向の中央に位置する列の高さが最も高く中央より離れるに連れて各列の高さが徐々に低くなる凸形状となるように、かつ中央より見て各列の背表紙がそれぞれ外方を向く態様で前記コンテナ内に収納されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のコンテナ内への書籍の収納方法に用いられるコンテナであって、その底部に前記段差部を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のコンテナにおいて、さらに前記段差部の段数は前記書籍の幅方向サイズに対応することを特徴とする。
本発明によれば、単一のサイズのコンテナを用いることにより各棚を共通して使用することができ、書庫にデッドスペースが発生することを防止して蔵書量を増加させることができる。また、コンテナ内に書籍がその幅方向に2列以上収納される場合に、各列の高さが階段状となるようにかつ各列の背表紙がそれぞれ同一方向を向く態様で収納することにより、出納ステーションにおいてオペレータはコンテナの向きを変えることなくコンテナ内の全ての書籍の背表紙を視認することができるので、コンテナ内より目的の書籍を素早く取り出すことができ作業性が向上すると共に、コンテナの向きを180度回転させる装置を省略することができ、コストダウンを図ることができる。さらに、コンテナ内に書籍がその幅方向に3列以上収納される場合に、各列の高さが凸形状となるようにかつ中央より見て各列の背表紙がそれぞれ外方を向く態様で収納することにより、出納ステーションにおいてオペレータは中央の列の書籍の外側に位置する列の書籍を全て除去する作業を行うことなく一目でコンテナ内の中央に位置する列の書籍の背表紙を視認することができるので、コンテナ内より目的の書籍を素早く取り出すことができ作業性を格段に向上させることができる。
図1は、本発明の一実施例が適用される自動書庫システムを示している。この自動書庫システム1は、固定棚2A,2B及び各固定棚2A,2B間に移動自在に配設された移動棚3A,3B,3C,3Dからなる書庫4、固定棚と移動棚あるいは各移動棚間に形成される通路5を移動可能なスタッカークレーン6、スタッカークレーン6を積載して各移動棚と同方向に移動可能なトラバーサ7、スタッカークレーン6との間で荷物であるコンテナ8の授受を行う入出庫台車9、入出庫台車9との間でコンテナ8の授受を行う上下2段の搬送コンベア37、コンテナ8が運ばれる出納ステーション10、一時保管棚11、受付カウンタ12、利用者カウンタ40等を有している。これらの装置により書籍16(図2参照)を収容したコンテナ8は、必要に応じて各固定棚2A,2Bあるいは各移動棚3A,3B,3C,3Dに入出庫され、所定のコンテナ搬送ラインへ導かれる。
各搬送コンベア37の搬送経路端部には、各搬送コンベア37のうちの何れかにコンテナ8の搬送経路を振り分けると共に、コンテナ8を180度回転させることが可能な回転機能を有するリフタ38が配設されている。リフタ38には出納ステーション10に接続されたステーションコンベア39が接続されており、ステーションコンベア39が往復動することにより出納ステーション10へのコンテナ8の搬入、及び出納ステーション10からのコンテナ8の搬出が行われる。
出納ステーション10は、図2に示すように外観視階段状を呈した筐体からなり、その手前側には作業用カウンタ18が、中程にはコンテナ8が走行するための走行路19が、奥側には埋込型モニタ20がそれぞれ設けられている。
作業用カウンタ18の上面には、埋込型バーコードリーダ21、マウス22、作業完了ボタン23、移動完了ランプ24等が設けられており、作業用カウンタ18の下部にはキーボード25、ハンディバーコードリーダ26が設けられている。
埋込型バーコードリーダ21及びハンディバーコードリーダ26は、書籍16のそれぞれに貼付された図示しないバーコードを読み取る際に使用される。マウス22及びキーボード25は各種データを入力する際に使用され、キーボード25は二点鎖線で示す位置に引き出されて使用される。作業完了ボタン23は出納ステーション10において書籍16の出し入れ作業が終了したコンテナ8を書庫4に戻す際に押下され、移動完了ランプ24は書庫4から運ばれたコンテナ8が出納ステーション10の所定位置に到着した際に点灯する。
内部に搬送コンベア37を有する走行路19は壁部27を介して書庫4に繋がっており、出納ステーション10には走行路19を覆うためのカバー28,28が設けられている。各カバー28にはそれぞれ開閉可能なドア29が設けられており、各ドア29は通常は図に二点差線で示す位置に閉じられていて、コンテナ8が所定位置に到着した際に手動によって図の実線位置に開放される。
右側のカバー28の上部にはプリンタ32が配設されており、その奥側の壁面にはCRT表示装置からなる埋込型モニタ20が配設されている。モニタ20には、入出庫される書籍16の名称、分類、ID番号等の書籍データが表示される。プリンタ32は、受付12において貸し出しされた書籍の受付番号を打ち出す。
出納ステーション10の内部下方には、出納ステーション10の制御を行う制御装置33、出納ステーション10の制御内容を変更する際等に使用されるサーバPC34、無停電装置(UPS)35等が配設されている。また、壁部27の上部には、非常時において閉鎖される防火シャッタ36が配設されている。
出納ステーション10の近傍には一時保管棚11及び受付カウンタ12が、また、受付カウンタ12の近傍であって利用者が利用し易い場所には利用者カウンタ40がそれぞれ配設されている。利用者への書籍の貸し出し及び返却を行う受付カウンタ12には端末12aが、利用者が借りたい書籍を選ぶ利用者カウンタ40には端末40aがそれぞれ配設されている。また、本実施例に示した自動書庫システム1は、書籍16とコンテナ8と書庫4とを対応付けて記憶する図示しない記憶手段及び記憶更新手段を備えている。
上述の構成に基づき、利用者は借りたい書籍を検索して所定の手続を行えば、該当する書籍16を収納したコンテナ8が自動的に保管場所から出納ステーション10に搬送される。モニタ20に表示されている該当図書情報に基づきオペレータがコンテナ8から書籍16を取り出すことにより、利用者は該当する書籍16を受け取ることができる。また返却は逆の手順で行われ、利用者は所定の返却場所あるいは受付カウンタ12に返却すべき書籍16を持ち込む。持ち込まれた書籍16は一時保管棚11に移され、出納ステーション10においてオペレータがこれを搬送されてきたコンテナ8に返却する。オペレータはコンテナ8に書籍16を収納する際に再び書籍16のバーコードを埋込型バーコードリーダ21あるいはハンディバーコードリーダ26で読み取り、これにより自動書庫システム1にコンテナ8と書籍16とが対応付けられて記憶される。その後、オペレータにより各ドア29が閉じられた後に作業完了ボタン23が押され、コンテナ8が書庫4に入庫されることにより返却作業が完了する。
通常の自動書庫システムで用いられるコンテナ13としては、図3(a),(b),(c)に示すように、書籍16の幅方向長さXと厚み方向長さYとを書籍16のサイズに合わせたものが用いられており、図示の例ではA4サイズの書籍16aが幅方向に2列、厚み方向に20列の計40冊収納されている。各書籍16aは、それぞれの背表紙16aaが互いに外側を向く態様でコンテナ13内に収納されている。コンテナ13は、その厚み方向長さYの一方の面がオペレータに正対する態様で出納ステーション10に搬送される。しかし、このように書籍16のサイズに合わせてコンテナを形成すると、コンテナを収納する各棚2A,2B,3A,3B,3C,3Dを共通して使用することができなくなるため、書庫4としてのデッドスペースが大きくなってしまう。
そこで、本発明ではコンテナ8として、その幅方向長さXと厚み方向長さYとが全て同じ単一のサイズのものを用いている。これにより各棚2A,2B,3A,3B,3C,3Dを共通して使用することができ、書庫4にデッドスペースが発生することを防止して蔵書量を増加させることができる。
ここで第1の実施形態として、本発明で使用するコンテナ8に例えばA4サイズの書籍16aをその幅方向に2列、厚み方向に20列の計40冊収納する場合を説明する。図4(a),(b),(c)に示すように、書籍16aはそれぞれの背表紙16aaが全て同一方向を向き、かつ一方の列よりも他方の列が高くなる階段状となる態様でコンテナ8内に収納されている。コンテナ8は、その内部であって書籍16aの他方の列と対応する底部に、書籍16aの他方の列を底上げする段差部8aを有している。段差部8aは十分な強度をもった部材によってA4サイズの幅方向長さに対応した大きさに構成され、コンテナ8と一体的あるいはコンテナ8に対して着脱自在に設けられている。コンテナ8は、背表紙16aaがオペレータに正対する態様で出納ステーション10に搬送される。
上述の構成とすることにより、出納ステーション10においてオペレータはコンテナ8の向きを変えることなくコンテナ8内の全ての書籍16の背表紙16aaを視認することができるので、コンテナ8内より目的の書籍16を素早く取り出すことができ作業性が向上すると共に、コンテナ8の向きを180度回転させる装置を省略することができ、コストダウンを図ることができる。
上述の実施形態において、例えばA5サイズの書籍16bをコンテナ8内に収納する場合には、書籍の幅方向に3列収納することが可能となる。この場合、図5に示すように、書籍16bはそれぞれの背表紙16baが全て同一方向を向き、かつ書籍幅方向における一端側の列から他端側の列に向かうに連れて徐々に各列の高さが高くなる階段状となる態様でコンテナ8内に収納されている。コンテナ8は、その内部であって書籍16bの中央の列及び他端側の列と対応する底部に、書籍16bの中央の列及び他端側の列をそれぞれ底上げする段差部8bを有している。段差部8bは段差部8aと同様に十分な強度をもった部材によってA5サイズの幅方向長さに対応した大きさに構成されており、コンテナ8と一体的あるいはコンテナ8に対して着脱自在に設けられている。コンテナ8は、背表紙16baがオペレータに正対する態様で出納ステーション10に搬送される。
この例ではコンテナ8内に収納される書籍としてA5サイズの書籍16bを用いた例を示したが、これよりもさらにサイズの小さい書籍であってコンテナ8内に複数列収納することが可能な書籍を収納する際には、同様に収納される書籍の幅方向サイズに応じた多段数の段差部を用いて階段状となる態様でコンテナ8内に収納することができる。このような構成とすることにより、上述した作用効果に加え、コンテナ8内でのデッドスペースの発生を抑制して書籍を収納することができ、コンテナ8内への書籍の収納量を増加することができる。
次に第2の実施形態として、コンテナ8と同様の大きさを有するコンテナ14内に例えばA5サイズの書籍16bをその幅方向に3列、厚み方向に20列の計60冊収納する場合を説明する。このコンテナ14は、コンテナ8と比較すると、側壁部の形状及び高さが異なる点を除いて同一である。
図6(a),(b),(c)に示すように、書籍16bは中央の列より見て各列の背表紙16baがそれぞれ外方を向き、かつ中央に位置する列の高さが最も高く中央より離れるに連れて各列の高さが徐々に低くなる凸形状となる態様でコンテナ14内に収納されている。コンテナ14は、その内部であって書籍16bの中央の列と対応する底部に、書籍16bの中央の列を底上げする段差部14aを有している。段差部14aは十分な強度をもった部材によってA5サイズの幅方向長さに対応した大きさに構成され、コンテナ14と一体的あるいはコンテナ14に対して着脱自在に設けられている。コンテナ14は、中央の列の背表紙16baがオペレータに正対する態様で出納ステーション10に搬送される。
従来は、コンテナ内に書籍が幅方向に3列以上収納されている場合には中央の列の書籍の背表紙が見えず、これを確認するにはその外側に位置する列の書籍を全て除去する作業が必要となり作業性が非常に悪かったが、上述の構成とすることにより、出納ステーション10においてオペレータは一目でコンテナ14内の中央に位置する列の背表紙16baを視認することができるので、コンテナ14内より目的の書籍16bを素早く取り出すことができ作業性が格段に向上する。また、第2の実施形態によれば、第1の実施形態よりもコンテナ14内における書籍の高さを低くすることができ、コンテナ14を収納する各棚2A,2B、3A,3B,3C,3Dの間口高さを小さくすることで書庫4のコンパクト化及び蔵書量の増大を図ることができる。
なお、本実施形態で用いられる自動書庫システム1は書籍16とコンテナ14と書庫4とを対応付けて記憶する機能を有しているので、図6(a)において一番上側に位置する列の書籍16bを取り出す際には、コンテナ14内のこの列に書籍16bが収納されていることが予め判っていることから、出納ステーション10にコンテナ14が搬送される際にリフタ38においてコンテナ14を180度回転させることにより、作業性を向上することができる。
上述の実施形態において、例えばA6サイズの書籍16cをコンテナ14内に収納する場合には、書籍の幅方向に4列収納することが可能となる。この場合、図7に示すように、書籍16cは中央の列より見て各列の背表紙16caがそれぞれ外方を向き、かつ中央に位置する列の高さが最も高く中央より離れるに連れて各列の高さが徐々に低くなる凸形状となる態様でコンテナ14内に収納されている。コンテナ14は、その内部であって書籍16cの各列と対応する底部に、書籍16cの中央に位置する2列を他列よりも高くすべく各列を底上げする段差部14bを有している。段差部14bは段差部14aと同様に十分な強度をもった部材によってA6サイズの幅方向長さに対応した大きさに構成されており、コンテナ14と一体的あるいはコンテナ14に対して着脱自在に設けられている。コンテナ14は、中央の列の背表紙16caがオペレータに正対する態様で出納ステーション10に搬送される。
この例ではコンテナ14内に収納される書籍としてA6サイズの書籍16cを用いた例を示したが、これよりもさらにサイズの小さい書籍であってコンテナ14内に複数列収納することが可能な書籍を収納する際には、同様に収納される書籍の幅方向サイズに応じた多段数の段差部を用いて凸形状となる態様でコンテナ14内に収納することができる。
上記各実施形態では、コンテナ8,14内に直接的に書籍16を収納する例を示したが、コンテナ8,14内に内部を細かく区切る仕切りを設け、この仕切りの内部に書籍16を収納する構成としてもよい。また、各コンテナ8,14に対して各段差部8a,8b,14a,14bを着脱自在とする構成は、ねじ止め、フック等の係合部を用いる構成等、周知の構成を採用することができる。さらに、各段差部8a,8b,14a,14bの高さは、収納される書籍16に合わせて適宜に決定される。
さらに上記各実施形態では、各コンテナ8,14内にそれぞれ同一サイズの書籍16a,16b,16cを収納する例を示したが、各コンテナ8,14内に収納される書籍16のサイズは必ず同一である必要はなく、他のサイズのものが混在していてもよい。この場合、書籍の幅方向に収納される列数は、最大サイズの書籍の幅方向サイズに依存する。
本発明の一実施例を適用可能な自動書庫システムの概略平面図である。 本発明の一実施例に用いられる出納ステーションの概略斜視図である。 従来の書籍を収納したコンテナの(a)平面図(b)正面図(c)側面図である。 本発明の第1の実施形態における書籍を収納したコンテナの(a)平面図(b)正面図(c)側面図である。 本発明の第1の実施形態の他の例における書籍を収納したコンテナの側面図である。 本発明の第2の実施形態における書籍を収納したコンテナの(a)平面図(b)正面図(c)側面図である。 本発明の第2の実施形態の他の例における書籍を収納したコンテナの側面図である。
符号の説明
1 自動書庫システム
2A,2B 棚(固定棚)
3A,3B,3C,3D 棚(移動棚)
8,14 コンテナ
8a,8b,14a,14b 段差部
16,16a,16b,16c 書籍
16aa,16ba,16ca 背表紙

Claims (5)

  1. 複数の書籍を厚み方向に立てて並べてその背表紙が視認可能となるように収納可能なコンテナと前記コンテナを複数収納可能な棚とを用いて前記書籍の入出庫を行う自動書庫システムにおける、前記コンテナ内への前記書籍の収納方法であって、
    前記コンテナは所定の書籍の幅方向長さに対応した単一の大きさのものが使用され、前記コンテナ内に前記所定の書籍の幅方向長さよりも小さな書籍がその幅方向に複数列収納される場合に、前記複数列の書籍の背表紙が各列毎にそれぞれ視認可能となるように前記コンテナに対して着脱可能な段差部を有し、前記書籍の列の高さを隣り合う少なくとも一方の列の高さとは異ならせた状態で収納することを特徴とするコンテナ内への書籍の収納方法。
  2. 請求項1記載のコンテナ内への書籍の収納方法において、
    前記書籍が前記コンテナ内に2列以上収納される場合に、前記書籍はその幅方向における一端側の列から他端側の列に向かうに連れて徐々に各列の高さが高くなる階段状となるように、かつ各列の背表紙がそれぞれ一端側を向く態様で前記コンテナ内に収納されることを特徴とするコンテナ内への書籍の収納方法。
  3. 請求項1記載のコンテナ内への書籍の収納方法において、
    前記書籍が前記コンテナ内に3列以上収納される場合に、前記書籍はその幅方向の中央に位置する列の高さが最も高く中央より離れるに連れて各列の高さが徐々に低くなる凸形状となるように、かつ中央より見て各列の背表紙がそれぞれ外方を向く態様で前記コンテナ内に収納されることを特徴とするコンテナ内への書籍の収納方法。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載のコンテナ内への書籍の収納方法に用いられるコンテナであって、
    その底部に前記段差部を有することを特徴とするコンテナ。
  5. 請求項4記載のコンテナにおいて、
    前記段差部の段数は前記書籍の幅方向サイズに対応することを特徴とするコンテナ。
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