JP4650453B2 - 高電圧機器モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、高電圧回路の一部に組み込まれた電磁継電器を筐体に取付けてなる高電圧機器モジュールに関する。
例えばハイブリッド自動車等には、直流の高電圧電源としてのバッテリと、該バッテリの直流電力を交流電力に変換してモーターを駆動制御するための電力変換装置が搭載されている。そして、バッテリと電力変換装置とは、電磁継電器等を有する高電圧機器モジュールを介して接続されている。これにより、例えば電力変換装置における異常発生時に、バッテリと電力変換装置との間を電気的に遮断して、過電流が高電圧回路に流れ続けることを防いだり、起動時においてバッテリから電力変換装置へ大電流が突入することを防いだりしている。
かかる高電圧機器モジュール9は、例えば図7に示すごとく、電磁継電器92と、高電圧回路の一部を構成する高電圧バスバー93と、電磁継電器92を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバー94とを、筐体95に搭載してなる。
そして、電磁継電器92の各端子921は、高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94にそれぞれ設けた接続用コネクタ931、941に挿嵌される(特許文献1参照)。これにより、電磁継電器92は、高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94に対して着脱可能になっている。
なお、高電圧機器モジュール9には、レジスタ96等の電子部品も配されており、その端子961も、高電圧バスバー93の接続用コネクタ931に挿嵌される。
更に、従来の高電圧機器モジュール9においては、高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94は、いずれも、筐体95における電磁継電器92の本体920が配される側と反対側の面に集中して配設されている(特許文献2参照)。高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94との接続を上記接続用コネクタ931、941によって行うためには、このような構成にすることが効率的だからである。
なお、図7は、高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94を筐体95に組付ける前の状態を示しており、同図の矢印C方向に向かって高電圧バスバー93及び低電圧バスバー94を筐体95に組付け、接続用コネクタ931、941を電磁継電器92やレジスタ96の端子921、961と嵌合させることにより、高電圧機器モジュール9を得る。
しかしながら、筐体95における同じ面側に高電圧バスバー93と低電圧バスバー94とを集中して配設する場合、これらの絶縁を確保して配線しようとすると、どうしても筐体95の大型化が余儀なくされる。また、高電圧バスバー93と低電圧バスバー94とを交差しないように配線しようとすると、高電圧バスバー93や低電圧バスバー94の入力端子や出力端子の配置が制限される。
このように、筐体95における同じ面側に高電圧バスバー93と低電圧バスバー94とが集中して配設されると、設計自由度が大きく制限されると共に、高電圧機器モジュール9の小型化が困難となる。
また、上記のごとく、電磁継電器92の端子921と高電圧バスバー93或いは低電圧バスバー94との接続を、接続用コネクタ931、941によって行うと、これらの接続部には接触抵抗が生じてしまうため、特に高電圧バスバー93との接続部においては、発熱が大きくなるという問題がある。
特開2006−40704号公報 特開2001−28822号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、配線自由度が大きく、小型化が容易であり、かつ発熱の少ない高電圧機器モジュールを提供しようとするものである。
第1の発明は、高電圧回路の一部に組み込まれた電磁継電器と、上記高電圧回路の一部を構成する高電圧バスバーと、上記電磁継電器を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバーと、これらを搭載する電気絶縁性の筐体とを有する高電圧機器モジュールであって、
上記高電圧バスバーと上記低電圧バスバーとは、上記筐体における互いに反対側の面に分けて配線されており、
上記電磁継電器の各端子は、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部に対して、それぞれ溶接されており、
上記筐体は、上記高電圧バスバー側の面と上記低電圧バスバー側の面との間に貫通する貫通孔を形成してなり、
上記電磁継電器の本体は、上記筐体における上記低電圧バスバーが配線された側の面に配されており、
上記電磁継電器の上記端子及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部のみが、上記筐体の上記貫通孔に挿通されて、上記筐体における上記電磁継電器の本体と反対側の面に突出し、
上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部は、上記筐体における上記電磁継電器の本体が配される側と反対の面において、上記電磁継電器の上記端子と溶接されていることを特徴とする高電圧機器モジュールにある(請求項1)。
第2の発明は、高電圧回路の一部に組み込まれた電磁継電器と、上記高電圧回路の一部を構成する高電圧バスバーと、上記電磁継電器を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバーと、これらを搭載する電気絶縁性の筐体とを有する高電圧機器モジュールであって、
上記高電圧バスバーと上記低電圧バスバーとは、上記筐体における互いに反対側の面に分けて配線されており、
上記電磁継電器の各端子は、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部に対して、それぞれ溶接されており、
上記筐体は、上記高電圧バスバー側の面と上記低電圧バスバー側の面との間に貫通する貫通孔を形成してなり、
上記電磁継電器の本体は、上記筐体における上記高電圧バスバーが配線された側の面に配されており、
上記電磁継電器の上記端子及び上記高電圧バスバーの上記接続端子部のみが、上記筐体の上記貫通孔に挿通されて、上記筐体における上記電磁継電器の本体と反対側の面に突出し、
上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部は、上記筐体における上記電磁継電器の本体が配される側と反対の面において、上記電磁継電器の上記端子と溶接されていることを特徴とする高電圧機器モジュールにある(請求項2)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記高電圧機器モジュールにおいては、上記高電圧バスバーと上記低電圧バスバーとが、上記筐体における互いに反対側の面に分けて配線されている。そのため、高電圧バスバーと低電圧バスバーとの間の互いの絶縁は筐体自体によって確保することができる。それ故、高電圧バスバーと低電圧バスバーとの線間距離等を考慮する必要が特になく、高電圧バスバーと低電圧バスバーとを筐体における同じ面に配線する場合に比べて、大幅な筐体の小型化が可能となる。また、高電圧バスバー及び低電圧バスバーの配線自由度が大きくなるため、高電圧バスバー及び低電圧バスバーの入力端子や出力端子の配置の自由度が高くなる。
また、上記電磁継電器の各端子は、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーに対して、それぞれ溶接されている。そのため、電磁継電器の各端子と、高電圧バスバー及び低電圧バスバーとの接合部において、接触抵抗が生じることがなく、接合部の発熱を抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、配線自由度が大きく、小型化が容易であり、かつ発熱の少ない高電圧機器モジュールを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記高電圧機器モジュールは、上記電磁継電器を1個有するものであってもよいし、複数個有するものであってもよい。
また、上記高電圧機器モジュールは、上記電磁継電器と共に他の電子部品を搭載することもできる。この場合、上記他の電子部品の端子も、高電圧バスバー或いは低電圧バスバーに対して溶接されていることが好ましい。
また、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部は、上記筐体における上記電磁継電器の本体が配される側と反対の面において、上記電磁継電器の端子と溶接されている。
これにより、高電圧バスバー及び低電圧バスバーの接続端子部と、電磁継電器の端子との溶接を、容易に行うことができる。即ち、筐体における共通の面に高電圧バスバー及び低電圧バスバーの接続端子部が配置されるため、溶接を同じ方向から行うことができ、作業性が向上する。また、これらの接続端子部が電磁継電器の本体の配されていない側の筐体の面に配されているため、電磁継電器の本体が溶接作業の邪魔になることもない。
また、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部と、上記電磁継電器の端子とは、レーザー溶接によって接続されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、溶接時における発熱を小さくすることができるため、電磁継電器への熱負荷を抑制することができる。
本発明の実施例にかかる高電圧機器モジュールにつき、図1〜図6を用いて説明する。
本例の高電圧機器モジュール1は、高電圧回路10の一部に組み込まれた電磁継電器2と、高電圧回路10の一部を構成する高電圧バスバー3と、電磁継電器2を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバー4と、これらを搭載する電気絶縁性の筐体5とを有する。なお、図1においては、電磁継電器2等の電子部品の端子の記載は省略してある。
図1〜図4に示すごとく、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4とは、筐体5における互いに反対側の面に分けて配線されている。本例においては、筐体5における電磁継電器2の本体20が配される面に低電圧バスバー4を配設し、その反対側の面に高電圧バスバー3を配設する。ここでは、電磁継電器2の本体20が配される面を表側面51といい、その反対側の面を裏側面52ということとする。なお、図2に、筐体5の表側面51における低電圧バスバー4の配線を示し、図3に、筐体5の裏側面52における高電圧バスバー3の配線を示す。
また、筐体5は樹脂成形体からなり、図4に示すごとく、適宜、電磁継電器2の端子21等を挿通するための貫通孔53を形成してなる。
また、図4、図5に示すごとく、電磁継電器2の各端子21は、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4に対して、それぞれ溶接されている。
また、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41は、筐体5における電磁継電器2の本体20が配される側と反対の面(裏側面52)において、電磁継電器2の端子21と溶接されている。この溶接は、レーザー溶接による。
また、図5(A)、(B)に示すごとく、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41と、電磁継電器2の端子21とは、互いの先端面を同一方向に向けて接合した拝み合わせ状態となっており、両者の先端面において溶接されている。図5(A)、(B)において、符号19は溶接部を表す。
本例の高電圧機器モジュール1は、図6に示すごとく、高電圧直流電源としてのバッテリ6と、該バッテリ6の直流電力を交流電力に変換するインバータ7との間に、電気的に接続されている。インバータ7は、生成した交流電力を、図示しない回転電機に供給して回転電機を駆動制御する。なお、バッテリ6の供給電圧は、例えば100V以上の高電圧である。
そして、高電圧機器モジュール1は、バッテリ6の正極側と負極側とにそれぞれ接続された第1の電磁継電器201と第2の電磁継電器202とを有する。第1の電磁継電器201は、インバータ7の正極側電力線71に接続され、第2の電磁継電器202は、インバータ7の負極側電力線72に接続されている。
また、高電圧機器モジュール1は、第1の電磁継電器201に対して並列に接続したプリチャージ用の第3の電磁継電器203を有する。この第3の電磁継電器203は、レジスタ11と直列に接続されており、第3の電磁継電器203とレジスタ11との直列回路が、第1の電磁継電器201と並列に接続されている。
また、第2の電磁継電器202は、直列接続された電流センサ12を介してバッテリ6の負極に接続されている。
第1〜第3の電磁継電器201〜203は、制御部(ECU:電子制御装置)101からの駆動信号によって作動する。
また、インバータ7は、正極側電力線71と負極側電力線72との間にコンデンサ73を接続している。
図1に示すごとく、高電圧機器モジュール1は、第1〜第3の電磁継電器201〜203、レジスタ11、電流センサ12を、筐体5に搭載している。第1〜第3の電磁継電器201〜203、レジスタ11、電流センサ12は、いずれもその本体20、110、120を筐体5の表側面51側に配置させている。
そして、図3、図4に示すごとく、電磁継電器2の高電圧側の端子211、レジスタ11の端子111、及び電流センサ12の端子121は、いずれも高電圧バスバー3の接続端子部31にそれぞれ溶接されている。
また、図2、図4に示すごとく、電磁継電器2の低電圧側の端子212は、低電圧バスバー4の接続端子部41にそれぞれ溶接されている。
また、図3に示すごとく、高電圧バスバー3は、高電圧用の一対の入力端子331と一対の出力端子332とに接続されている。一対の入力端子331にはバッテリ6が接続され、一対の出力端子332にはインバータ7が接続されている。
また、図2に示すごとく、低電圧バスバー4は、制御部101との接続部であるコネクタ43に接続されている。
電磁継電器2は、制御部101から低電圧バスバー4を介して低電圧側の一対の端子212に供給される信号電流によって、電磁力を作用させることにより接点部を駆動して、導通、遮断を切り替えることができるよう構成されている。これにより、バッテリ6から、電磁継電器2の高電圧側の一対の端子211を経由してインバータ7側へ流れる高電圧電流を、流したり、遮断したりすることができる。なお、上記信号電流は、例えば16V以下の低電圧電流である。
本例の高電圧機器モジュール1は、図6に示すごとく、例えばハイブリッド自動車における駆動用の高電圧回路10に組み込まれて使用される。そして、自動車の起動時における信号を受けて、制御部101からの駆動信号によって、電磁継電器2を駆動させて、適宜オン、オフを切り替えることにより、インバータ7のコンデンサのプリチャージを行ったり、インバータ7の故障など、高電圧回路10に異常が発生した場合の電力供給の遮断等を行ったりして、高電圧回路10の安全性を確保している。
例えば、プリチャージの際には、高電圧機器モジュール1は、以下のように作動する。
まず、自動車の起動時における信号を受けて、制御部101からの駆動信号によって、第2の電磁継電器202と第3の電磁継電器203をオンの状態とする。これにより、バッテリ6の高電圧電流は、第3の電磁継電器203とレジスタ11とを経由してインバータ7のコンデンサ73に流れ、コンデンサ73が充電される。このとき、高電圧電流は、レジスタ11を介してコンデンサ73に流れるため、電流の突入時に大電流が流れることを防ぐことができる。
このように、大電流の突入を防ぎつつ、徐々にコンデンサ73を充電していく。
次いで、コンデンサ73の充電が略完了したとき、プリチャージ用の第3の電磁継電器203をオフする。なお、第2の電磁継電器202は接続状態を維持している。
その後、第1の電磁継電器201をオンして、バッテリ6とインバータ7との間の配電のために、常時導通状態を維持する。
また、例えば、インバータ7におけるスイッチング素子等が故障することにより、インバータ7に異常が生じた場合には、第1の電磁継電器201と第2の電磁継電器202とをオフして、バッテリー6とインバータ7とを電気的に遮断する。これにより、高電圧回路10に高電圧電流が流れ続けることを防ぐことができる。
次に、図1〜図4に示すごとく、本例の高電圧機器モジュール1の組立て方法の一例を以下に説明する。
まず、筐体5に対して、表側面51から低電圧バスバー4を組付ける。このとき、図4に示すごとく、低電圧バスバー4の接続端子部41を、筐体5に形成した貫通孔53に挿通する。
次いで、筐体5の表側面51の所定の位置に、電磁継電器2、レジスタ11、電流センサ12をそれぞれ取付ける。このとき、電磁継電器2、レジスタ11、電流センサ12の各端子21、111、121を、筐体5の貫通孔53に挿通する。
次いで、筐体5の裏側面52に、高電圧バスバー3を組付ける。
次いで、図5(A)、(B)に示すごとく、高電圧バスバー3の接続端子部31と電磁継電器2の端子21等とを互いにレーザー溶接する。即ち、高電圧バスバー3の接続端子部31と電磁継電器2の端子21等とを、互いの先端面を同一方向に向けて拝み合わせの状態で重ね合わせる。そして、接続端子部31及び端子21等の先端面に対してレーザー光Lを照射して溶接部19を形成する。
また、低電圧バスバー4の接続端子部41と電磁継電器2の端子21等とも、同様の方法にて互いにレーザー溶接する。
次いで、筐体5の裏側面52において、高電圧バスバー3等を覆うように、樹脂カバーを組付ける(図示略)。
以上により、高電圧機器モジュール1を得る。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記高電圧機器モジュール1においては、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4とが、筐体5における互いに反対側の面に分けて配線されている。そのため、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4との間の互いの絶縁は筐体5自体によって確保することができる。それ故、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4との線間距離等を考慮する必要が特になく、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4とを筐体5における同じ面に配線する場合に比べて、大幅な筐体5の小型化が可能となる。また、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の配線自由度が大きくなるため、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の入力端子331、43や出力端子332の配置の自由度が高くなる。
また、電磁継電器2の各端子21は、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4に対して、それぞれ溶接されている。そのため、電磁継電器2の各端子21と、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4との接合部において、接触抵抗が生じることがなく、接合部の発熱を抑制することができる。
また、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41は、筐体5における電磁継電器2の本体20が配される側と反対の面(裏側面52)において、電磁継電器2の端子21と溶接されている。それ故、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41と、電磁継電器2の端子21との溶接を、容易に行うことができる。即ち、筐体5における共通の面に高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41が配置されるため、溶接を同じ方向から行うことができ、作業性が向上する。また、これらの接続端子部31、41が電磁継電器2の本体20の配されていない側の筐体5の面に配されているため、電磁継電器2の本体20が溶接作業の邪魔になることもない。
また、高電圧バスバー3及び低電圧バスバー4の接続端子部31、41と、電磁継電器2の端子21とは、レーザー溶接によって接続されている。それ故、溶接時における発熱を小さくすることができるため、電磁継電器2への熱負荷を抑制することができる。
以上のごとく、本例によれば、配線自由度が大きく、小型化が容易であり、かつ発熱の少ない高電圧機器モジュールを提供することができる。
なお、上記実施例においては、筐体5における、電磁継電器2の本体20を配した側の面である表側面51に低電圧バスバー4を配設し、その反対側である裏側面52に高電圧バスバー3を配設した例を示したが、本発明は、高電圧バスバー3と低電圧バスバー4とを筐体5の表裏に分けて配設すればよく、表側面51に高電圧バスバー3を設け、裏側面52に低電圧バスバー4を設けることもできる。
実施例における、高電圧機器モジュールの断面説明図。 実施例における、筐体の表側面側から見た、高電圧機器モジュールの平面説明図。 実施例における、筐体の裏側面側から見た、高電圧機器モジュールの平面説明図。 実施例における、端子の接続状態を示す、高電圧機器モジュールの断面説明図。 実施例における、電磁継電器の端子と高電圧バスバー(又は低電圧バスバー)の接続端子部との溶接状態を示す(A)斜視図、(B)断面図。 実施例における、高電圧機器モジュールを組み込んだ高電圧回路の説明図。 従来例における、端子の接続状態を示す、高電圧機器モジュールの断面説明図。
符号の説明
1 高電圧機器モジュール
10 高電圧回路
2 電磁継電器
201 第1の電磁継電器
202 第2の電磁継電器
203 第3の電磁継電器
21 端子
3 高電圧バスバー
31 接続端子部
4 低電圧バスバー
41 接続端子部
5 筐体

Claims (3)

  1. 高電圧回路の一部に組み込まれた電磁継電器と、上記高電圧回路の一部を構成する高電圧バスバーと、上記電磁継電器を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバーと、これらを搭載する電気絶縁性の筐体とを有する高電圧機器モジュールであって、
    上記高電圧バスバーと上記低電圧バスバーとは、上記筐体における互いに反対側の面に分けて配線されており、
    上記電磁継電器の各端子は、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部に対して、それぞれ溶接されており、
    上記筐体は、上記高電圧バスバー側の面と上記低電圧バスバー側の面との間に貫通する貫通孔を形成してなり、
    上記電磁継電器の本体は、上記筐体における上記低電圧バスバーが配線された側の面に配されており、
    上記電磁継電器の上記端子及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部のみが、上記筐体の上記貫通孔に挿通されて、上記筐体における上記電磁継電器の本体と反対側の面に突出し、
    上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部は、上記筐体における上記電磁継電器の本体が配される側と反対の面において、上記電磁継電器の上記端子と溶接されていることを特徴とする高電圧機器モジュール。
  2. 高電圧回路の一部に組み込まれた電磁継電器と、上記高電圧回路の一部を構成する高電圧バスバーと、上記電磁継電器を駆動するための低電圧電流が流れる低電圧バスバーと、これらを搭載する電気絶縁性の筐体とを有する高電圧機器モジュールであって、
    上記高電圧バスバーと上記低電圧バスバーとは、上記筐体における互いに反対側の面に分けて配線されており、
    上記電磁継電器の各端子は、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部に対して、それぞれ溶接されており、
    上記筐体は、上記高電圧バスバー側の面と上記低電圧バスバー側の面との間に貫通する貫通孔を形成してなり、
    上記電磁継電器の本体は、上記筐体における上記高電圧バスバーが配線された側の面に配されており、
    上記電磁継電器の上記端子及び上記高電圧バスバーの上記接続端子部のみが、上記筐体の上記貫通孔に挿通されて、上記筐体における上記電磁継電器の本体と反対側の面に突出し、
    上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの上記接続端子部は、上記筐体における上記電磁継電器の本体が配される側と反対の面において、上記電磁継電器の上記端子と溶接されていることを特徴とする高電圧機器モジュール。
  3. 請求項1又は2において、上記高電圧バスバー及び上記低電圧バスバーの接続端子部と、上記電磁継電器の端子とは、レーザー溶接によって接続されていることを特徴とする高電圧機器モジュール。
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