JP4649811B2 - 密封装置 - Google Patents
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- F16C33/7879—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
- F16C33/7883—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring mounted to the inner race and of generally L-shape, the two sealing rings defining a sealing with box-shaped cross-section
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば農業用機械の低回転部で内部の油を密封し、外部の泥水の侵入を防止する密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の密封装置としては、図2に示すようなものがある。図2に示す密封装置101は、外部側Oに外部側環体102を備える。外部側環体102の内部側Iには、第1シール部103が配置されており、回転運動する軸121に固定されている。さらに第1シール部103の内部側Iには、第2シール部104を備える。
【0003】
第2シール部104は、第1シール部103の金属環105の外周に摺動自在に接してシールするシールリップ106を有する。
【0004】
また、第1シール部103は、外部側環体102の内壁に接触し外部からのダストの侵入を防止する第1ダストリップ107と、第1ダストリップ107と反対の内部側Iで第2シール部104の金属環108に接触し第1ダストリップ107を乗り越えたダストの侵入を防止する第2ダストリップ109と、を有する。
【0005】
この密封装置101では、第1シール部103が軸方向に位置ずれしても、第1ダストリップ107又は第2ダストリップ109のいずれか一方のしめしろを増加させることができるため、泥水等のダストの侵入を防止する性能が高いものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の密封装置では、第1、第2ダストリップは、通常、ゴム状弾性体単体からなるので、初期設定しめしろ分の摩耗・へたりが生じた時点でしめしろがなくなり、密封機能は失われていた。
【0007】
このため、長期使用の結果、装置内部にまでダストが侵入してしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するものであり、その目的とするところは、ダストの侵入を長期にわたって防止する耐久性に優れた密封装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、外向きフランジを有する金属環を備え、軸と一体に回転する第1シール部と、該第1シール部よりも密封側に位置してハウジング内周に固定されると共に前記第1シール部に接して密封流体をシールするシールリップを有する第2シール部と、を備え、前記第2シール部は、前記第1シール部における前記外向きフランジに接する2つのダストリップを有し、該2つのダストリップは、互いの先端を対向して近づけるように配置されると共に、装置組立時に、これら2つのダストリップが前記外向きフランジに押し付けられて、これら2つのダストリップ間に形成される閉塞空間の体積が減少することによって、該閉塞空間の内部圧力が高められた状態となっていることを特徴とする。
【0010】
したがって、互いの先端を対向して近づけるように配置された2つのダストリップ間に形成される閉塞空間の圧力が高いことから、接触面へダストリップを長期にわたって押し付けることができ、摩耗・へたりによるしめしろ低下を補ってしめしろを維持することができ、ダストの侵入を長期にわたって防止し耐久性に優れることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0012】
図1を用いて実施の形態を説明する。図1は実施の形態に係る密封装置を示す半断面図である。
【0013】
図1に示す密封装置1は、例えば農業用機械の低回転部で内部の油を密封し、外部の泥水等のダストの侵入を防止するものである。
【0014】
密封装置1は、相対回転する軸21の表面と、軸21と同心的に軸21を取り囲むハウジング22の表面と、の間の環状隙間を密封する。
【0015】
密封装置1は、外部側Oに金属製の円環状の外部側環体2を備える。外部側環体2の内部側Iには、外向きフランジと外向きフランジ内径端から内部側Iに延びる円筒部からなる第1シール部3が配置されており、円筒部が回転運動する軸21に固定され軸21と一体に回転するようになっている。さらに第1シール部3の密封側の内部側Iには、金属環8を含む第2シール部4を備える。
【0016】
第2シール部4はハウジング22の内周の表面に固定されている。また第2シール部4は、第1シール部3の円筒部の金属環5の外周に摺動自在に接してシールするゴム状弾性体製のシールリップ6を有する。
【0017】
シールリップ6には、外周側の背面にガータスプリング7が配設されており、ガータスプリング7でシールリップ6に緊迫力を付与している。
【0018】
第1シール部3は、外部側環体2の内部側Iの内壁に接触し外部からのダストの侵入を防止するゴム状弾性体製の第1ダストリップ9を有する。
【0019】
そして、第2シール部4には、第1ダストリップ9の背後、すなわち第1シール部3の第1ダストリップ9の根元に位置する部位の内部側Iから第1シール部3の外向きフランジに接し第1ダストリップ9を乗り越えたダストの侵入を防止するゴム状弾性体製の2つの第2ダストリップ10,11を有する。
【0020】
この2つの第2ダストリップ10,11は、互いのリップ先端を対向して近づけるように配置されている。
【0021】
さらに、2つの第2ダストリップ10,11が第1シール部9に接することによって2つの第2ダストリップ10,11間に形成される閉塞空間12は、内部の圧力を高めた状態に設けられる。閉塞空間12の圧力を高める方法は、装置の組立時に、はじめ閉塞空間12の体積を大きくとっておき、2つの第2ダストリップ10,11を第1シール部3に押し付けることで高められる。
【0022】
このため、従来のダストリップでは、ゴム状弾性体からなるので、初期設定しめしろ分の摩耗・へたりが生じた時点でしめしろがなくなり、密封機能は失われ、長期使用の結果、装置内部にまでダストが侵入してしまうおそれがあったのに対し、本実施の形態では、ゴム状弾性体からなっていても、2つの第2ダストリップ10,11間に形成される閉塞空間12の圧力が高いことから、第1シール部3の接触面へ第2ダストリップ10,11を長期にわたって押し付けることができ、摩耗・へたりによるしめしろ低下を補って第2ダストリップ10,11のしめしろを維持することができ、ダストの侵入を長期にわたって防止し耐久性に優れることができる。
【0023】
なお、第2ダストリップ10までダストが到達した場合には、第2ダストリップ10の形にそって奥へ侵入しようとすると、最終的にダストは第2ダストリップ10と金属環5の間に来て、第1シール部3の回転で金属環5により外周方向へ振り切られるので、ダストの侵入が好適に防止できる。
【0024】
ここで、第1ダストリップ9ではなく、第2ダストリップ10,11を2つ対向する向きに配置したので、スペース的に余裕のある位置に容易に配置することができる。また、ダスト条件が内部側の方が厳しくなく、外部側Oであると閉塞空間の圧力を高めたことによるしめしろ維持よりも摩耗進行が著しくなってしまう可能性があったのに対し、より十分に効果を発揮することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、互いの先端を対向して近づけるように配置された2つのダストリップ間に形成される閉塞空間の圧力が高いことから、接触面へダストリップを長期にわたって押し付けることができ、摩耗・へたりによるしめしろ低下を補ってしめしろを維持することができ、ダストの侵入を長期にわたって防止し耐久性に優れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る密封装置を示す半断面図である。
【図2】従来技術の密封装置を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 密封装置
2 外部側環体
3 第1シール部
4 第2シール部
5 金属環
6 シールリップ
7 ガータスプリング
8 金属環
9 第1ダストリップ
10,11 第2ダストリップ
12 閉塞空間
Claims (1)
- 外向きフランジを有する金属環を備え、軸と一体に回転する第1シール部と、
該第1シール部よりも密封側に位置してハウジング内周に固定されると共に前記第1シール部に接して密封流体をシールするシールリップを有する第2シール部と、を備え、
前記第2シール部は、前記第1シール部における前記外向きフランジに接する2つのダストリップを有し、
該2つのダストリップは、互いの先端を対向して近づけるように配置されると共に、装置組立時に、これら2つのダストリップが前記外向きフランジに押し付けられて、これら2つのダストリップ間に形成される閉塞空間の体積が減少することによって、該閉塞空間の内部圧力が高められた状態となっていることを特徴とする密封装置。
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