JP4647773B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常動作状態と通常動作状態より消費電力の少ない複数の節電動作状態で駆動される電子時計の一つの節電動作状態から他の節電動作状態あるいは通常動作状態への状態移行に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子時計は、低消費電力化するために通常動作状態と通常動作状態よりも消費電力の少ない複数の節電動作状態で駆動するように設定し、一次電池あるいは二次電池等からなる電源装置の蓄電量に応じて通常動作状態から所定の節電動作状態に移行して駆動することにより電子時計としての長寿命化をはかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、電源装置の蓄電量が減少して通常駆動状態から、例えば、第1の節電動作状態である秒針停止とデジタル表示消灯モードに移行して駆動されている状態から通常駆動状態へ復帰する場合と、第2の節電動作状態である時分針停止モードに移行して駆動されている状態から通常動作状態へ復帰する場合とでは、蓄電量が一定値に増加するという同一の条件でのみ状態移行していた。
【0004】
このため、例えば、比較的蓄電量に余裕がある第1の節電動作状態の時でも蓄電量が一定値に増加するまでは秒針の運針開始やデジタル表示の点灯ができないため、秒時刻やカレンダー等を確認することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記の課題点を解決して、第1の節電状態の時でも秒時刻やカレンダー等を確認できるようにするとともに、一つの節電動作状態から他の動作状態へ状態移行する条件を最適化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の電子時計及び電子時計の駆動方法は下記記載の構成を採用する。
【0007】
本発明の電子時計は、
通常動作状態と、該通常動作状態よりも消費電力の少ない複数の節電状態との間の状態移行を制御する制御手段と、電子時計を操作するためのスイッチ手段を有し、
前記複数の節電状態として、
該スイッチ手段の操作により節電状態が解除可能な節電状態と、
該スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている節電状態と、を有し、さらに、
水深計測手段と、水検出手段を有し
該水検出手段が前記スイッチ手段として機能し、
前記スイッチ手段の操作により節電状態が解除可能な節電状態では、
前記水検出手段により水検出した場合、節電状態を解除し、前記水深計測手段を動作させ、
前記スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている節電状態では、
前記水検出手段による水検出の場合も、節電状態の解除が禁止されることを特徴とする。
【0008】
前記複数の節電状態として、通常動作状態から移行する第1の節電状態と、該第1の節電状態から移行する該第1の節電状態より消費電力の少ない第2の節電状態とを有することを特徴とする。
【0009】
前記複数の節電状態として、前記第2の節電状態から移行する前記第2の節電状態より消費電力の少ない第3の節電状態を少なくとも1つ有することを特徴とする。
【0010】
前記複数の節電状態のうち1つは、移行前の節電状態より節電状態を解除する条件が少ないことを特徴とする。
【0011】
外部操作部材を有し、
該外部操作部材の操作により節電状態が解除可能な節電状態と、
該外部操作部材の操作による節電状態の解除が禁止されている節電状態と、
を有することを特徴とする。
【0012】
最も消費電流が少なく設定されている節電状態にて、
外部操作部材の操作による節電状態の解除が禁止されていることを特徴とする。
【0013】
複数の表示手段と、該複数の表示手段各々に対応する複数の駆動手段を有し、
該表示駆動手段の停止により節電を行うことを特徴とする。
【0014】
計時機能を実現する為の計時手段を有し、
該計時手段として少なくとも通常動作状態で使用される短時間計時手段と、
該短時間計時手段より長い時間間隔での計時を行う長時間計時手段を有し、
前記複数の節電状態の少なくとも1つは、前記長時間計時手段により計時を行うことを特徴とする。
【0015】
水検出手段と、水深計測手段を有し、
前記複数の節電状態において、前記水検出手段により水を検出した場合、節電状態を解除し、前記水深計測手段を動作させることを特徴とする。
【0016】
発電手段と、該発電手段の発電状態を検出する発電検出手段を有し、
前記発電検出手段が非発電を検出した場合に、通常動作状態から各節電状態へ移行する
ことを特徴とする。
【0017】
通常動作状態から各節電状態へは非発電状態が所定時間連続して検出された場合に移行し、各節電状態毎に前記所定時間が異なることを特徴とする。
【0018】
より消費電流の少ない節電状態へ移行するための前記所定時間は、
現在の節電状態へ移行するための前記所定時間より長く設定されていることを特徴とする。
【0019】
前記発電検出手段が発電を検出した場合に、現在の節電状態から、通常動作状態、もしくは、他の節電状態に移行することを特徴とする。
【0020】
現在の節電状態から、通常動作状態、もしくは、他の節電状態に移行する際の発電検出が、各節電状態毎に異なることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態における電子時計と電子時計の駆動方法について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の電子時計のシステム構成図、図2は本発明の第2の実施形態の電子時計のシステム構成図である。図3は本発明の第3の実施形態の電子時計のシステム構成図であり、第1の実施形態の電子時計をマイコンを用いて、ハードウェアの一部をソフトウェア化し、さらに、スイッチ手段の第1の実施例として外部操作手段である外部操作部材を用いたものである。図4は図3の第3の実施形態の電子時計のスイッチ手段の第2の実施例として衝撃感知部材である衝撃センサを用いたステム構成図、図5は図3の第3の実施形態の電子時計のスイッチ手段の第3の実施例として水感知部材である水検出手段を用いたシステム構成図である。図6は水検出手段の第1の実施例、図7は水検出手段の第2の実施例を示す。図8は本発明の第4の実施形態のスイッチ手段として外部通信手段を用いた電子時計のシステム構成図である。図9は本発明の第3の実施形態の電子時計の通常動作状態の動作プログラムのフローチャート、図10は第1の節電動作状態の動作プログラムのフローチャート、図11は第2の節電動作状態の動作プログラムのフローチャートを示す。以下、図1から図11を適時参照しながら第1実施形態から第4実施形態の説明をする。
【0026】
本発明の第1の実施形態の電子時計は図1において、ソーラーセル等からなる発電手段1と発電手段1からの発電エネルギーを充電する二次電池等からなる蓄電手段2とから構成される電源装置と、電源装置から駆動される電子回路10と表示手段8とスイッチ手段9とから構成される。電子回路10は時刻情報あるいは機能情報等を計時あるいは演算し情報を出力する時計回路5と、時計回路5の動作を制御する制御手段4と、駆動手段7とからなる。制御手段4は発電手段1の発電量を検出する発電検出手段3と、60秒をカウントする第1のカウンタ11と、3日をカウントする第2のカウンタ12と、ORゲート14とORゲート15とからなる状態移行条件設定手段39とからなる。時計回路5は機能情報等を演算するクロノ計測情報発生回路38と、時刻情報を計時する時刻情報発生回路37と、秒針用モータ駆動モード設定手段16と時分針用モータ駆動モード設定手段19とデジタル駆動モード設定手段22とからなる節電状態設定手段6とからなる。駆動手段17は節電状態設定手段6からの出力信号に応じて駆動パルスを発生する秒針用モータ駆動手段17と時分針用モータ駆動手段20とデジタル表示駆動手段23とからなる。表示手段8は、駆動手段7の出力信号に応じて時計回路からの出力信号に基づき時刻情報あるいは機能情報等を表示する秒表示装置18と時分表示装置21とデジタル表示装置24とからなる。
【0027】
時計回路5の時刻情報発生回路37の出力端子と節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16の第1の入力端子と時分針用モータ駆動モード設定手段19の第1の入力端子とを接続し、クロノ計測情報発生回路38の出力端子とデジタル表示駆動モード設定手段22の第1の入力端子とを接続する。発電手段1の発電量を検出する発電検出手段3の非発電状態を出力する第1の出力端子25と第1のカウンタ11の入力端子および第2のカウンタ12の入力端子とを接続する。第1のカウンタ11の出力端子と節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16の第2の入力端子とデジタル表示駆動モード設定手段22の第2の入力端子とを接続する。第2のカウンタ12の出力端子と節電状態設定手段6の時分針モータ駆動モード設定手段19の第2の入力端子とスイッチ手段9の制御用入力端子とを接続する。発電検出手段3の発電状態を出力する第2の出力端子26と状態移行条件設定手段39のORゲート14の第1の入力端子とORゲート15の第1の入力端子と節電状態設定手段6の時分針用モータ駆動モード設定手段19の第3の入力端子とを接続する。
【0028】
スイッチ手段9の第1の出力端子と状態移行条件設定手段39のORゲート14の第2の入力端子とを接続し、スイッチ手段9の第2の出力端子と状態移行条件設定手段39のORゲート15の第2の入力端子とを接続し、スイッチ手段9の第3の出力端子とクロノ計測情報発生回路38の入力端子とを接続する。状態移行条件設定手段39のORゲート14の出力端子と節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16の第3の入力端子とを接続し、ORゲート15の出力端子とデジタル表示駆動モード設定手段22の第3の入力端子とを接続する。節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16の出力端子と駆動手段7の秒針用モータ駆動手段17の入力端子とを接続し、時分針用モータ駆動モード設定手段19の出力端子と時分針用モータ駆動手段20の入力端子とを接続し、デジタル表示駆動モード設定手段22の出力端子とデジタル表示駆動手段23の入力端子とを接続する。さらに、駆動手段7の秒針用モータ駆動手段17の出力端子と表示手段8の秒表示装置18の入力端子とを接続し、時分針用モータ駆動手段20の出力端子と時分表示装置21の入力端子とを接続し、デジタル表示駆動手段23の出力端子とデジタル表示装置24の入力端子とを接続する。
【0029】
次に第1の実施形態の電子時計の動作について説明する。まず電子時計の通常動作状態と通常動作状態から第1の節電動作状態への移行について説明する。表示手段8の秒表示装置18と時分表示装置21とデジタル表示装置24はすべて動作している。発電手段1の発電量が減少して一定値以下になると発電検出手段3の非発電状態を検出する第1の出力端子25に出力信号が発生して第1のカウンタ11と第2のカウンタ12がカウントを開始する。60秒間非発電状態が続くと第1のカウンタ11の出力端子にカウントアップ出力信号が発生し、節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16とデジタル表示駆動モード設定手段22が秒動作許可出力信号、デジタル動作許可出力信号を停止する。よって表示手段8の秒表示装置18の秒針が停止し、デジタル表示装置24が動作を停止して消灯する。但し時分針モータ駆動モード設定手段19は時分動作許可出力信号が発生している為時分表示装置21は時分の表示を行う。すなわち通常動作状態よりも消費電力の少ない第1の節電動作状態となる
【0030】
次にスイッチ手段9により第1の節電動作状態から通常動作状態への移行について説明する。この第1の節電動作状態では、スイッチ手段9の操作にてスイッチ手段9は第1の出力端子から節電解除出力信号を発生する。よって秒針用モータ駆動モード設定手段16は出力端子から秒動作許可出力信号を発生し、秒針用モータ駆動手段17は秒表示を開始する。
【0031】
さらに、スイッチ手段9の操作にて第2の出力端子から節電解除出力信号が発生する事でデジタル表示駆動モード設定手段22は出力端子にデジタル表示許可出力信号を発生し、デジタル表示駆動手段23はデジタル表示装置24を点灯する。この動作は前記以外に例えば、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を制御することもできる。
【0032】
さらに、スイッチ手段9の操作にて第1の出力端子と第2の出力端子から節電解除出力信号を発生させることにより、秒表示とデジタル表示を同時にさせることができ、時分の表示は行っている状態なので、通常動作状態に移行したことになる。
【0033】
発電手段1が発電する事で第1の節電動作状態から通常動作状態への移行について説明する。発電手段1が発電を開始し、一定の発電量となると発電検出手段3は第2の出力端子26に発電検出出力信号が発生する為、節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16とデジタル表示駆動モード設定手段22は秒動作許可出力信号、デジタル表示許可出力信号を発生し、通常動作状態に移行する。
【0034】
すなわち、第1の節電動作状態から通常動作状態へは、スイッチ手段9を操作、あるいは発電手段1の一定の発電量の発電にて移行する。
【0035】
次に第1の節電動作状態から第2の節電動作状態への移行とその状態について説明する。第1の節電動作状態において、非発電状態が3日間続くと、第2のカウンタ12の出力端子にカウントアップ出力信号が発生し、この出力信号によって、節電状態設定手段6の時分針用モータ駆動モード設定手段19は出力端子の時分動作許可出力信号を停止する為、これにより第1の節電動作状態よりも消費電力の少ない第2の節電動作状態となり、表示手段8の時分針表示装置21の時分針が停止する。つまり表示手段8のすべての表示装置が停止したことになる。さらに、第2のカウンタのカウントアップ出力信号がスイッチ手段9の制御用入力端子に印加されており、スイッチ手段9の動作が禁止されるため、スイッチ手段9を操作しても出力端子に節電解除出力信号は発生しないため通常状態へは移行しない。
【0036】
次に第2の節電動作状態から通常動作状態への移行について説明する。発電手段1が発電を開始し一定の発電量となり、発電検出手段3の発電状態を出力する第2の出力端子26に発電検出出力信号が発生すると、節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16と時分針用モータ駆動モード設定手段19とデジタル表示駆動モード設定手段22とが動作を開始することで、秒動作許可、時分動作許可及びデジタル動作許可出力信号が発生し、通常動作状態に移行する。
【0037】
すなわち、第2の節電動作状態から通常動作状態へは発電手段1が一定の発電量の発電を行った場合にのみ移行する。第2の節電動作状態では、スイッチ手段9の作動を禁止することにより、不用意にスイッチ手段9を操作することで通常動作状態に移行し表示部8が駆動する事による無駄な電力消費を防止できる。
【0038】
第1の節電動作状態ではスイッチ手段9を操作することにより、秒表示とデジタル表示をすることができるので、第1の節電動作状態でも秒時刻の確認や、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を動作させることができるようになった。
【0039】
本発明の第2の実施形態の電子時計は図2に示すようなシステム構成であり、図1のシステム構成図に新たに第3のカウンタ13を追加して、発電検出手段3の発電量検出用に3つの出力端子を設け、発電検出手段3の3つの出力端子と設定手段4との接続関係と、第1のカウンタ11と第2のカウンタ12と第3のカウンタ13と節電動作状態設定手段6の各モード設定手段との接続関係を一部変更して第2の節電動作状態よりも消費電力の少ない第3の節電動作状態を設けたものである。
【0040】
図2において、発電検出手段3に第2の出力端子26の他に第3の出力端子27と第4の出力端子28とを設け、発電手段1の発電量が発電量小の第1の発電量となると発電検出手段3の第2の出力端子26に発電検出出力信号が発生し、発電手段1の発電量が第1の発電量より多い発電量中の第2の発電量となると発電検出手段3の第2の出力端子26と第3の出力端子27に発電検出出力信号が発生し、発電手段1の発電量が第2の発電量より多い発電量大の第3の発電量となると発電検出手段3の第2の出力端子26と第3の出力端子27と第4の出力端子28とに発電検出出力信号が発生するように構成する。
【0041】
発電検出手段3の第2の出力端子26と節電状態設定手段6の時分針モータ駆動モード設定手段19の第3の入力端子とを接続する。発電検出手段3の第3の出力端子27と状態移行条件設定手段39のORゲート15の第1の入力端子とを接続し、ORゲート15の出力端子とデジタル表示駆動モード設定手段22の第3の入力端子とを接続する。発電検出手段3の第4の出力端子28とORゲート14の第1の入力端子とを接続し、ORゲート14の出力端子と秒針用モータ駆動モード設定手段16の第3の入力端子とを接続する。発電検出手段3の非発電状態を検出する第1の出力端子25と60秒をカウントする第1のカウンタ11の入力端子と5分をカウントする第2のカウンタ12の入力端子と3日をカウントする第3のカウンタの入力端子とを接続する。第1のカウンタ11の出力端子と秒針用モータ駆動モード設定手段16の第2の入力端子とを接続し、第2のカウンタ12の出力端子とデジタル表示駆動モード設定手段22の第2の入力端子とを接続し、第3のカウンタ13の出力端子と時分針用モータ駆動モード設定手段19の第2の入力端子とスイッチ手段9の制御用入力端子とを接続する。時計回路5の時刻情報発生回路37とクロノ計測情報発生回路38と節電状態設定手段6との接続関係、および節電状態設定手段6と駆動手段7との接続関係、および駆動手段7と表示手段8との接続関係は図1の第1の実施形態に電子時計と同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0042】
第2の実施形態の電子時計の動作について説明する。まず最初に通常動作状態から第1の節電動作状態への移行について説明する。通常動作状態では、表示手段8の秒表示装置18と時分表示装置21とデジタル表示装置24はすべて動作している。発電手段1の発電量が減少して一定値以下になり発電検出手段3の非発電状態を検出する第1の出力端子25に非発電検出出力信号が発生すると第1のカウンタ11と第2のカウンタ12及び第3のカウンタがカウントを開始する。60秒間非発電状態が続くと第1のカウンタ11は出力端子にカウントアップ出力信号を発生し、秒針用モータ駆動モード設定手段16は出力端子の秒動作許可出力信号を停止する。これにより、通常動作状態よりも消費電力の少ない第1の節電動作状態となる。但し表示手段8の秒表示装置18の秒針は停止するが、時分針モータ駆動モード設定手段19とデジタル表示駆動モード設定手段22は時分動作許可出力信号及びデジタル動作許可出力信号が発生しているため時分表示装置21の時分とデジタル表示は動作する。
【0043】
第1の節電動作状態から通常動作状態への復帰は、スイッチ手段9操作があるとスイッチ手段9は第1の出力端子に節電1解除出力信号を発生する為秒針用モータ駆動モード設定手段16は出力端子に秒動作許可出力信号を発生し、秒針用モータ駆動手段17により秒表示をする。
【0044】
発電手段1が発電を開始し、発電量が大の第3の発電量になると、発電検出手段3の第2の出力端子26と第3の出力端子27と第4の出力端子28とに発電量大の発電検出出力信号が発生する為、節電状態設定手段6の秒針用モータ駆動モード設定手段16は出力端子に秒動作許可出力信号を発生することで、秒針用モータ駆動手段17は秒表示をさせる。以上により通常駆動状態に移行することができる。
【0045】
すなわち、第1の節電動作状態から通常動作状態へは、スイッチ手段9を操作することによるか、あるいは発電手段1が発電量大の第3の発電量の発電をしたことによって移行する。
【0046】
第1の節電動作状態から第2の節電動作状態への移行動作について説明する。
第1の節電動作状態で非発電状態が5分間続くと、第2のカウンタ12の出力端子にカウントアップ出力信号が発生する事で節電状態設定手段6のデジタル表示駆動モード設定手段22は出力端子のデジタル動作許可出力信号を停止する。これにより、第1の節電動作状態よりもさらに消費電力の少ない第2の節電動作状態となる。つまり表示手段8の秒表示装置18の秒針の停止とともに、デジタル表示も動作を停止する。但し時分針モータ駆動モード設定手段19には時分動作許可出力信号が発生して時分表示装置21の時分の表示は行われる。
【0047】
次に第2の節電動作状態から第1の節電動作状態及び通常動作状態への復帰について説明する。この第2の節電動作状態では、スイッチ手段9を操作すると、第2の出力端子には節電2解除出力信号を発生させることにより、デジタル表示駆動モード設定手段22は出力端子にデジタル動作許可出力信号を発生する為、デジタル表示駆動手段23はデジタル表示装置24を点灯させる。この動作は、例えば、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を制御することができる。すなわち、スイッチ手段9を操作して第2の出力端子に節電2解除出力信号を発生させることにより、第1の節電動作状態へ移行する。
【0048】
さらに、スイッチ手段9を操作する事で第1の出力端子には節電1解除出力信号が発生し、秒針用モータ駆動モード設定手段16は出力端子の秒動作許可出力信号を発生する為、秒針用モータ駆動手段17は秒表示をする。
【0049】
ところで、スイッチ手段9を操作して第1の出力端子と第2の出力端子に節電解除出力信号を同時に発生させることにより、秒表示とデジタル表示をさせることができ、時分の表示は行っているので、通常動作状態に移行することもできる。
【0050】
第2の節電動作状態から発電手段1により発電があった場合の第1の節電動作状態を介し通常動作状態への移行について説明する。発電手段1が発電を続け、発電量中の第2の発電量となると発電検出手段3が発電状態を出力する。よって第2の出力端子26と第3の出力端子27とに発電量中の発電検出出力信号を発生する事でデジタル表示駆動モード設定手段22は出力端子にデジタル動作許可出力信号を発生する。よってデジタル表示駆動手段23はデジタル表示動作を行う。以上により、まず第1の節電動作状態へ移行する。
【0051】
さらに、発電手段1の発電量が発電量大の第3の発電量となると発電検出手段3の発電状態を出力する第2の出力端子26と第3の出力端子27と第4の出力端子28とに発電量大の発電検出出力信号を発生する為、秒針用モータ駆動モード設定手段16は秒動作許可出力信号を発生し、秒針用モータ駆動手段17は秒表示する。以上により通常動作状態へ移行する。
【0052】
すなわち、第2の節電動作状態から通常動作状態へは、スイッチ手段9を操作するか、あるいは、発電手段1が発電量大の第3の発電量を発電したことによって移行し、第2の節電動作状態から第1の節電動作状態へは、スイッチ手段9を操作するか、あるいは、発電手段1が発電量中の第2の発電量の発電をしたことによって移行する。
【0053】
第2の節電動作状態から第3の節電動作状態への移行について説明する。第2の節電動作状態でさらに非発電状態が3日間続くと、第3のカウンタ13の出力端子にカウントアップ出力信号が発生し、時分針用モータ駆動モード設定手段19は出力端子の時分動作許可出力信号を停止する。これにより第2の節電動作状態よりもさらに消費電力が少ない第3の節電動作状態となり、表示手段8の時分針表示装置21の時分針が停止する。この状態では表示手段8のすべての表示装置が停止したことになる。なお、第3のカウンタ13が出力端子にカウントアップ出力信号が発生するとスイッチ手段9の制御用入力端子に印加されてスイッチ手段9の動作は禁止されるため、スイッチ手段9を操作しても出力端子に節電3解除出力信号は発生しない。
【0054】
第3の節電動作状態から第2の節電動作状態への移行について説明する。発電手段1が発電を開始し、発電量が発電量小の第1の発電量になると、発電検出手段3の第2の出力端子26に発電量小の発電検出出力信号が発生し、時分針用モータ駆動モード設定手段19は出力端子に時分動作許可出力信号を発生し、時分表示装置21が動作して時分表示され、第2の節電動作状態へ移行する。
【0055】
すなわち、第3の節電動作状態から第2の節電動作状態へは、発電手段1が発電量が小の第1の発電量の発電をしたことによってのみ移行する。
【0056】
スイッチ手段9を操作することにより、第1の節電動作状態から通常動作状態へ移行して秒表示、第2の節電動作状態から第1の節電動作状態へ移行してデジタル表示をすることができるので、第1の節電動作状態での秒時刻の確認や、第2の節電動作状態でのカレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を動作させることができるようになった。
【0057】
本発明の第3の実施形態の電子時計は図3に示すようなシステム構成であり、図1の第1の実施形態の電子回路10の一部をソフトウェア化したものである。第3の実施形態の電子時計は、各種の演算を実行する制御用CPUを有するマイコン30と発振器31と1秒信号等の短時間計時のための短時間計時手段32と、24時間等の長時間計時のための長時間計時手段33と、スイッチ手段9の第1の実施例としての外部操作手段35と外部操作手段の変化を検出する外部操作変化検出手段34と、第1の実施形態と同じ駆動手段7である秒針用モータ駆動手段17と時分針用モータ駆動手段20とデジタル表示駆動手段23と、表示手段8である秒表示装置18と時分表示装置21とデジタル表示装置24とを備えている。なお動作プログラムを記憶しているROM、CPUの演算結果を記憶するRAM等は図では省略してある。
【0058】
以下、図3の動作説明をするにおいて、動作図9の通常動作状態の動作フローチャートを併用する。STARTで動作を開始して、ステップ1(以後ステップをSと略記する)で短時間計時手段32の計時1許可信号(ACK32)を有効とし、S2で外部操作変化検出手段34の外部操作変化許可信号(ACK34)を有効とし、S3でホルトする。S4で外部操作手段35が操作されたか否かを外部操作変化検出手段34からの出力信号(P34)で判定し、例えばカレンダモードに切換えるための出力信号(P34)があればS5でカレンダモードに切換える等のスイッチ処理を行いS3のホルトにもどる。S4の外部操作変化が否であれば、次にS6で短時間計時手段32からのタイムアップ1信号(TUP1)の有無を判定し、無であればS3のホルトにもどる。S6でタイムアップ1信号(TUP1)があればS7で時間処理を行い、S8で時刻更新が必要か否か判定して必要ならS9で時刻更新処理を行い、時分秒を運針しデジタル表示を更新する。S10で発電手段1が発電状態か否かを判定し、発電状態ならS3のホルトにもどり、非発電状態ならば、S11で60秒経過したかどうかを判定し、否であればS3のホルトにもどり、60秒経過したら図10の第1の節電動作状態の動作フローチャートの3へ移行する。
【0059】
図10の第1の節電動作状態の動作フローチャートにおいて、S12で発電検出手段3の発電検出許可信号(ACK3)を有効とし、S13で時刻変更処理時の秒運針禁止命令処理を行って秒針の運針を停止し、次に、S14でデジタル表示を消灯してS15でホルトする。S16で外部操作手段35が操作されたか否かを外部操作変化検出手段34からの出力信号(P34)で判定し、操作されていれば、S17でスイッチ処理を行い、S18でデジタル表示を点灯しS19で秒時刻の復帰処理を行って秒運針し、S20で発電検出許可信号(ACK3)を無効として図9の1の通常動作状態に状態移行する。S16で外部操作がなければ、S21で短時間計時手段32からのタイムアップ1信号(TUP1)の有無を判定し、無であればS15のホルトにもどり、タイムアップ1信号(TUP1)があればS22で時間処理を行い、S23で非発電状態が3日続いたか否かを判定し、続いていたら図11の第2の節電動作状態の動作フローチャートの4へ状態移行し、否であれば、S24で時刻更新が必要か否か判定し、必要ならばS25で時刻更新処理を行い、時分針を運針してS15のホルトにもどり、S24の時刻更新の必要が否であればS26で一定量の発電したか否かを判定し、否であればS15のホルトにもどり、発電していたらS18に移行してデジタル表示を点灯し、S19で秒時刻復帰処理を行って秒運針し、S20で発電検出許可信号(ACK3)を無効として図9の通常動作状態の1に移行する。
【0060】
すなわち、第1の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35を操作することによるか、あるいは発電手段1が一定量の発電をしたことによって移行する。
【0061】
S23で非発電状態が3日続くと図11の第2の節電動作状態の動作フローチャートの4へ状態移行する。第2の節電動作状態の動作フローチャートにおいて、S27で短時間計時手段32の計時1許可信号(ACK32)を無効とし、S28で長時間計時手段33の計時2許可信号(ACK33)を有効とし、S29で外部操作変化検出手段34の外部操作変化許可信号(ACK34)を無効とし、S30で時刻更新処理時の時分運針禁止命令処理を行い時分針の運針を停止してS31でホルトする。S32で長時間計時手段33からのタイムアップ2信号(TUP2)の有無を判定し、タイムアップ2信号(TUP2)があればS33で時間処理を行い、S31にもどってホルトする。S32でタイムアップ2信号(TUP2)がなければ、S34で発電したか否かを判定し、否であればS31にもどってホルトし、発電していたらS35で長時間計時手段33からの計時情報(P33)を用いてデジタル表示を点灯し、S36で時分秒時刻の復帰処理を行い時分秒針を運針し、S37で発電検出許可信号(ACK3)を無効として図9の通常動作状態の動作フローチャートの2へ移行する。
【0062】
すなわち、第2の節電動作状態から通常動作状態へは発電手段1が一定の発電量の発電を行った場合にのみ移行する。第2の節電動作状態では、外部操作手段35の作動を禁止することにより、外部操作手段35の操作によって不用意に通常動作状態に移行することを未然に防ぐことができる。
【0063】
第1の節電動作状態では外部操作手段35を操作することにより、秒表示とデジタル表示をすることができるので、第1の節電動作状態でも秒時刻の確認や、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を動作させることができるようになった。
【0064】
上記説明では、図1の第1の実施形態の電子時計のシステム構成図の電子回路10の一部をソフトウェア化した例を示したが、図2の第2の実施形態の電子時計のシステム構成図の電子回路10の一部をソフトウェア化して、第2の実施形態の電子時計の様に第2の節電動作状態よりも消費電力の少ない第3の節電動作状態を設けることもできる。
【0065】
この場合は、第2の実施形態と同様に、第1の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35の操作によるか、あるいは発電手段1が発電量大の第3の発電量の発電をしたことによって移行し、第2の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35の操作によるか、あるいは、発電手段1が発電量大の第3の発電量の発電をしたことによって移行し、第2の節電動作状態から第1の節電動作状態へは、外部操作手段35の操作によるか、あるいは、発電手段1が発電量中の第2の発電をしたことによって移行する。また、第3の節電動作状態から第2の節電動作状態へは、発電量が小の第1の発電をしたことによってのみ移行する。
【0066】
図4はスイッチ手段9の第2の実施例として衝撃センサ41を用いたものであり、図3の外部操作手段35と外部操作変化検出手段34のかわりに衝撃センサ41と衝撃感知手段40としたものである。指で叩く等により軽い衝撃を電子時計に与えて第1の節電動作状態から通常動作状態へ移行するように構成した。
【0067】
動作プログラムで図3の第3の実施形態の電子時計と相違するところは、図9のS2の外部操作変化許可信号(ACK34)有効が衝撃感知許可信号(ACK40)有効となり、図9のS4外部操作変化有無の判定と図10のS16の外部操作変化有無の判定が衝撃の有無の判定になり、図11のS29の外部操作変化許可信号(ACK34)無効が衝撃感知許可信号(ACK40)無効となるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0068】
第1の節電動作状態では衝撃センサ41に軽い衝撃を与えることにより、デジタル表示をすることができるので、第1の節電動作状態でもカレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能等を動作させることができるようになった。
【0069】
図5はスイッチ手段9の第2の実施例として水検出手段50を用いて水を検出して水深計機能を動作させるように構成したものであり、図3の外部操作手段35と外部操作変化検出手段34のかわりに水検出手段50と圧力センサ52と水深計測手段51としたものである。
【0070】
図6は水検出手段50の第1の実施例であり、ANDゲート60と抵抗61とから構成される。ANDゲート60の第1の入力端子64と抵抗61の一方の端子とを接続し、抵抗61の他方の端子と電源の低電位側とを接続し、第1の入力端子64に近接して電源の高電位側(Vdd)から接続端子63を設ける。ANDゲート60の第2の入力端子65には水検出許可信号(ACK50)を入力する。通常は第1の入力端子は低電位側に接地されているため、ANDゲート60の出力には水検出許可信号(ACK50)が発生しない。接続端子63とANDゲート60の第1の入力端子64とが水に入ると水によって接続端子63と第1の入力端子64との間に抵抗が生じ、第1の入力端子64が電源の高電位側にプルアップされることによりANDゲート60の出力に水検出許可信号(ACK50)が発生し、水検出許可信号(ACK50)が有効になる。
【0071】
図7は水検出手段50の第2の実施例であり、オペアンプ70と抵抗71と抵抗72とから構成される比較回路であり、オペアンプ70の+入力端子74の電位が−入力端子75の電位より高くなると出力を発生する。オペアンプ70の+入力端子74と抵抗71の一方の端子とを接続し、抵抗71の他方の端子と電源の低電位側とを接続し、+入力端子74に近接して電源の高電位側(Vdd)から接続端子73を設ける。オペアンプ70の−の入力端子75と抵抗72の一方の端子とを接続し、抵抗72の他方の端子と電源の低電位側とを接続する。さらにオペアンプ70の−入力端子75には水検出許可信号(ACK50)を入力する。抵抗72は水検出許可信号(ACK50)が電源の高電位まで達しないように電圧調整を行う。通常は+入力端子74は抵抗71により低電位側に接地されており水検出許可信号(ACK50)の方が高電位であるので、オペアンプ70の出力には水検出許可信号(ACK50)が発生しない。接続端子73とオペアンプ70の+入力端子74とが水に入ると水によって接続端子73と+入力端子74との間に抵抗が生じ、+入力端子74が電源の高電位側にプルアップされることにより、水検出許可信号(ACK50)が入力されている−入力端子75の方が低電位になってオペアンプ70の出力に水検出許可信号(ACK50)が発生し、水検出許可信号(ACK50)が有効になる。
【0072】
動作プログラムで図3の第3の実施形態の電子時計と相違するところは、図9のS2の外部操作変化許可信号(ACK34)有効が水検出許可信号(ACK50)有効と水深計測許可信号(ACK51)有効となり、図9のS4の外部操作変化の有無の判定と図10のS16の外部操作変化の有無の判定が水検出有無の判定になり、図11のS29の外部操作変化許可信号(ACK34)無効が水検出許可信号(ACK50)無効と水深計測許可信号(ACK51)無効になるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0073】
通常動作状態と同様に第1の節電動作状態でも水検出手段50により水を検出して、デジタル表示をすることができるので、第1の節電動作状態でも水深計機能等を動作させて水深等を計測することができるようになった。
【0074】
本発明の第4の実施形態の電子時計は図3のシステム構成図に外部から制御されるための入力手段として通信手段1(80)を設け、パーソナルコンピュータ83と通信手段2(82)からなる外部機器81を接続してインターフェイスである通信手段2(82)を介して制御されるように構成したものである。
【0075】
動作プログラムで図3の第3の実施形態の電子時計と相違するところは、外部操作手段35の所に新たに通信手段1(80)が追加され、図9のS2の外部操作変化許可信号(ACK34)有効の後に送信許可信号(TACK80)有効と受信許可信号(RACK80)有効とを追加して、図9のS4の外部操作変化の有無の判定と図10のS16の外部操作変化の有無の判定の後に通信手段1(80)からの送信検出信号(P80)の有無の判定を追加し、送信検出信号(P80)があればパーソナルコンピュータ83からの通信データ信号(INFDATA)を通信手段2(82)を介して送受信データ(TRDATA)としてデータ処理を行いその後はスイッチ処理と同じプログラムフローとし、図11のS29の外部操作変化許可信号(ACK34)無効の後に送信許可信号(TACK80)無効と受信許可信号(RACK80)無効を追加すればよいので詳細な説明は省略する。
【0076】
第1の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35を操作するか、入力手段である通信手段1(80)を介してパーソナルコンピュータ83からなる外部機器81から制御されるか、あるいは発電手段1が一定量の発電をしたことによって移行する。
【0077】
第2の節電動作状態から通常動作状態へは発電手段1が一定の発電量の発電を行った場合にのみ状態移行する。第2の節電動作状態では、蓄電手段2の蓄電量に余裕がないので、外部操作手段35および通信手段1(80)の作動を禁止することにより、外部操作手段35の操作あるいはパーソナルコンピュータ83からの制御によって通常動作状態に状態移行することによる例えば秒針の停止等を未然に防ぐことができる。
【0078】
第1の節電動作状態では外部操作手段35を操作あるいは外部機器81であるパーソナルコンピュータ83と通信手段2(82)からの制御によって、秒表示とデジタル表示をすることができ、第1の節電動作状態でもパーソナルコンピュータ83から入力されたデータのデジタル表示が可能となり、さらに、秒時刻の確認や、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能等を動作させることができるようになった。
【0079】
上記説明では、図1の第1の実施形態の電子時計のシステム構成の一部をソフトウェア化した第3の実施形態の例を用いたが、図2の第2の実施形態の電子時計のシステム構成図の一部をソフトウェア化して、第2の実施形態の電子時計の様に第2の節電動作状態よりも消費電力の低い第3の節電動作状態を設けることもできる。
【0080】
この場合は、第1の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35の操作、または入力手段である通信手段1(80)を介しての外部機器81の制御によるか、あるいは、発電手段1が発電量大の第3の発電量の発電をしたことによって状態移行し、第2の節電動作状態から通常動作状態へは、外部操作手段35の操作、または外部機器81からの制御によるか、あるいは、発電手段1が発電量大の第3の発電量の発電をしたことによって状態移行し、第2の節電動作状態から第1の節電動作状態へは、外部操作手段35の操作、または外部機器81からの制御によるか、あるいは、発電手段1が発電量中の第2の発電をしたことによって状態移行する。また、第3の節電動作状態から第2の節電動作状態へは、発電量が小の第1の発電をしたことによってのみ移行する。
【0081】
本発明の電子時計の発電手段1としては、ソーラーセル等からなる太陽電池を用いる例を示したが、これに限定することなく、例えば、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する自動巻発電装置や、腕と大気との温度差を利用した熱電発電装置あるいはこれらの組合せを用いてもよいことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】
複数の節電動作状態においては、通常動作状態から容易に入る節電動作状態では、外部操作手段35を操作あるいは外部機器81から制御するか、あるいは発電手段1が発電をしたかにより、通常動作状態へ状態移行する様に構成したため、簡単に秒表示とデジタル表示をすることができ、秒時刻の確認や、カレンダ機能、クロノグラフ機能、タイマー機能、アラーム機能、水深計機能、高度計機能、気圧計機能、外部入力データ表示機能等を動作させることができるようになった。
【0083】
通常動作状態から容易に入らない節電動作状態あるいは2つ以上の節電動作状態を経た節電動作状態では、通常動作状態への復帰条件を制限する、例えば、発電手段1が発電を行った場合にのみ状態移行するように構成し、外部操作手段35等の操作によって不用意に通常動作状態に移行することを未然に防ぐことができるようになった。これは特に蓄電手段2の蓄電量に余裕がない場合には非常に有効である。これにより信頼性の高い電子時計が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子時計のシステム構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の電子時計のシステム構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の電子時計のスイッチ手段の第1の実施例として外部操作手段を用いたシステム構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の電子時計のスイッチ手段の第2の実施例として衝撃センサを用いたシステム構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の電子時計のスイッチ手段の第3の実施例として水検出手段を用いたシステム構成図である。
【図6】水検出手段の第1の実施例を示す。
【図7】水検出手段の第2の実施例を示す。
【図8】本発明の第4の実施形態の電子時計のシステム構成図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の電子時計の通常動作状態の動作プログラムのフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態の電子時計の第1の節電動作状態の動作プログラムのフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施形態の電子時計の第2の節電動作状態の動作プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 発電手段
2 蓄電手段
3 発電検出手段
4 制御手段
5 時計回路
6 節電状態設定手段
7 駆動手段
8 表示手段
9 スイッチ手段
10 電子回路
11 第1のカウンタ
12 第2のカウンタ
13 第3のカウンタ
37 時刻情報発生回路
38 クロノ計測情報発生回路
39 状態移行条件設定手段
14、15 ORゲート
16 秒針用モータ駆動モード設定手段
17 秒針用モータ駆動手段
18 秒表示装置
19 時分針用モータ駆動モード設定手段
20 時分針用モータ駆動手段
21 時分表示装置
22 デジタル表示駆動モード設定手段
23 デジタル表示駆動手段
24 デジタル表示装置
25 第1の出力端子
26 第2の出力端子
27 第3の出力端子
28 第4の出力端子
30 マイコン
31 発振器
32 短時間計時手段
33 長時間計時手段
34 外部操作変化検出手段
35 外部操作手段
40 衝撃感知手段
41 衝撃センサ
50 水検出手段
51 水深計測手段
52 圧力センサ
60 ANDゲート
61、71、72 抵抗
70 オペアンプ
80 通信手段1
81 外部機器
82 通信手段2
83 パーソナルコンピュータ

Claims (4)

  1. 通常動作状態と、該通常動作状態よりも消費電力の少ない複数の節電状態との間の状態移行を制御する制御手段と、電子時計を操作するためのスイッチ手段を有し、
    前記複数の節電状態として、
    該スイッチ手段の操作により節電状態が解除可能な節電状態と、
    該スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている節電状態と、を有し、さらに、
    水深計測手段と、水検出手段を有し
    該水検出手段が前記スイッチ手段として機能し、
    前記スイッチ手段の操作により節電状態が解除可能な節電状態では、
    前記水検出手段により水検出した場合、節電状態を解除し、前記水深計測手段を動作させ、
    前記スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている節電状態では、
    前記水検出手段による水検出の場合も、節電状態の解除が禁止される
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記複数の節電状態は、各々消費電力が異なるように設定され、
    最も消費電流が少なく設定されている節電状態にて、
    前記スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記複数の節電状態として、少なくとも、
    前記通常動作状態から移行する第1の節電状態と、
    該第1の節電状態から移行する該第1の節電状態より消費電力の少ない第2の節電状態と、
    を有し、該第2の節電状態にて、
    前記スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  4. 前記複数の節電状態として、少なくとも、
    前記通常動作状態から移行する第1の節電状態と、
    該第1の節電状態から移行する該第1の節電状態より消費電力の少ない第2の節電状態と、
    前記第2の節電状態から移行する前記第2の節電状態より消費電力の少ない第3の節電状態を有し、該第3の節電状態にて、
    前記スイッチ手段の操作による節電状態の解除が禁止されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
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