JP4646564B2 - 移動体通信システム、リンク制御方法及びプログラム - Google Patents

移動体通信システム、リンク制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は移動体通信システム、リンク制御方法及びプログラムに関し、特にマルチリンク接続におけるリンクの制御方法に関する。
従来のPHS(Personal Handyphone System)に代表される移動体通信システムにおいては、1の呼で複数のリンクを使用して通信を行うことにより、1リンクのみを使用する場合に比べ広帯域での通信を可能とするマルチリンク接続という接続形態がある。そして該マルチリンク接続を行う場合には、まず1リンクで接続し、その後他のリンクを接続していく(増設していく)ことが多い。このようにすることにより、リンクの空き状況に応じて使用するリンクの数を増やしていくことができるようにされている。具体的には、例えば特許文献1に記載の技術を使用して、リンクの増設をする方法が存在する。
特開2000−102055号公報
ここで、上記従来のマルチリンク接続では、リンクを増設する場合には、制御チャネルを用いて移動局装置から基地局装置に対し無線パケットリンクチャネル確立要求(リンク増設用)を送信する。そして該リンク増設要求を受信した基地局装置はリンク増設が可能か否かを判断し、移動局装置に対し無線パケットリンクチャネル割当(リンク増設用)を返送する。このようにすることにより、リンクの増設を実現している。
また、マルチリンク接続において通信量が少ないために通信中のリンクがインアクティブ(Inactive,不活性)となっている場合に、該リンクをアクティブ(active,活性)に戻す場合にも、同様に、制御チャネルを用いて移動局装置から基地局装置に対し無線パケットリンクチャネル確立要求(インアクティブ復旧)を送信する。そして該インアクティブ復旧要求を受信した基地局装置はインアクティブ復旧が可能か否かを判断し、移動局装置に対し無線パケットリンクチャネル割当(インアクティブ復旧)を返送する。このようにすることにより、リンクの増設のみでなく、減設及び減設後の再増設をも実現している。すなわち、リンクは通信量に応じて増減されるように構成されている。
しかしながら、近年の移動体通信システムの加入者の増加やトラヒックの増加に伴い、1基地局装置あたりのリンクの本数が激増している。具体的には、例えばこれまで1基地局において1C3T(1制御チャネル+3通信チャネル)であったものが、1C15Tや1C31Tにまで増加してきている。すなわち、通信チャネルを増やすことは出来るが、制御チャネルは現状増やすことが出来ないため、制御チャネルあたりの通信量が増大し、制御チャネルが輻輳状態にあることも多くなっている。
そして、上記無線パケットリンクチャネル確立要求についても、リンク増設時点では増設対象となる通信チャネルは接続されておらず、制御チャネルで送信されるしかないため、制御チャネルの輻輳の原因の1つとなっている。
また、制御チャネルは元来複数の通信チャネルで共用されるものであるうえ、TDMA方式の場合には、時分割されて送受信されるタイムスロット中のひとつが制御チャネルとして使用されるために、制御チャネルにおける送受信にはタイムラグがある。このため、リンクの増設やインアクティブ復旧時のリンク確立要求及びリンク割当の送信に時間がかかり、結果的にリンク増設やインアクティブ復旧に時間がかかることとなっている。その上、上述のように制御チャネルの通信量が多くなっているために、より長い時間を要することとなっている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は制御チャネルの輻輳の緩和や、リンク増設時又はインアクティブ復旧時の時間短縮をすることのできる移動体通信システム、リンク制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る移動体通信システムは、基地局装置と、移動局装置と、を含み、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動体通信システムにおいて、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置と、該基地局装置と、の少なくとも一方が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、該基地局装置において、前記通信中チャネルを使用して該移動局装置に対し通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段と、前記移動局装置において、前記リンクチャネル割当送信手段により送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信手段と、前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置と、前記基地局装置と、の間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、を含むことを特徴とする。
このようにすることにより、第1の通信チャネルを使用して、通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信することができるので、制御チャネルの輻輳を緩和することができる。また、リンク増設時又はインアクティブ復旧の時間短縮をすることができる。
また、上記移動体通信システムにおいて、前記移動局装置が前記通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、該移動局装置において、前記通信中チャネルを使用して前記基地局装置に対し通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信するリンクチャネル割当要求送信手段と、前記基地局装置において、前記リンクチャネル割当要求送信手段により送信されるリンクチャネル割当要求を受信するリンクチャネル割当要求受信手段と、をさらに含み、前記リンクチャネル割当送信手段は、前記リンクチャネル割当要求受信手段により受信される前記リンクチャネル割当要求に応じて、前記通信中チャネルを使用して、通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信することとしてもよい。このようにすれば、第1の通信チャネルを使用して、通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信することができるので、制御チャネルの輻輳を緩和することができる。また、リンク増設時又はインアクティブ復旧の時間短縮をすることができる。
また、上記移動体通信システムにおいて、前記リンクチャネル割当送信手段は、コネクションレス型通信として前記リンクチャネル割当を送信することとしてもよい。このようにすれば、リンクチャネル割当を速やかに送信することができる。
また、上記移動体通信システムにおいて、前記リンクチャネル割当要求送信手段は、コネクションレス型通信として前記リンクチャネル割当要求を送信することとしてもよい。このようにすれば、リンクチャネル割当要求を速やかに送信することができる。
また、上記移動体通信システムにおいて、制御チャネルを使用して前記リンクチャネル割当を送信するか、通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当を送信するか、を選択するリンクチャネル割当使用チャネル選択手段と、前記リンクチャネル割当使用チャネル選択手段により、通信チャネルを使用して前記リンクチャネル割当を送信すると選択される場合に、前記リンクチャネル割当送信手段は、前記基地局装置において、前記通信中チャネルを使用して前記移動局装置に対し通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信する、こととしてもよい。このようにすれば、通信チャネルを効率的に使用することができる。
また、上記移動体通信システムにおいて、制御チャネルを使用して前記リンクチャネル割当要求を送信するか、通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当要求を送信するか、を選択するリンクチャネル割当要求使用チャネル選択手段と、前記リンクチャネル割当要求使用チャネル選択手段により、通信チャネルを使用して前記リンクチャネル割当要求を送信すると選択される場合に、前記リンクチャネル割当要求送信手段は、前記移動局装置において、前記通信中チャネルを使用して前記基地局装置に対し通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信する、こととしてもよい。このようにしても、通信チャネルを効率的に使用することができる。
また、本発明に係るリンク制御方法は、移動局装置と、基地局装置とが、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動体通信システムにおいてリンクを制御するリンク制御方法において、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置と、該基地局装置と、の少なくとも一方が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、該基地局装置において、前記通信中チャネルを使用して該移動局装置に対し通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信ステップと、前記移動局装置において、前記リンクチャネル割当送信ステップにおいて送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信ステップと、前記リンクチャネル割当送信ステップにおいて送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置と、前記基地局装置と、の間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る基地局装置は、移動局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う基地局装置において、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置と、該基地局装置と、の少なくとも一方が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、前記通信中チャネルを使用して該移動局装置に対し通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段と、前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る移動局装置は、基地局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動局装置において、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、前記通信中チャネルを使用して前記基地局装置に対し通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信するリンクチャネル割当要求送信手段と、前記基地局装置により送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信手段と、を含み、前記リンクチャネル割当受信手段により受信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記基地局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、移動局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う基地局装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置と、該基地局装置と、の少なくとも一方が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、前記通信中チャネルを使用して該移動局装置に対し通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段、及び前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、本発明の別の一態様に係るプログラムは、基地局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、複数の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動局装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記移動局装置と、前記基地局装置とが、前記通信チャネルのうち少なくとも一つの通信チャネルを使用して通信を行っている場合において、該移動局装置が該通信を行っている通信チャネルである通信中チャネル以外の他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する場合に、前記通信中チャネルを使用して前記基地局装置に対し通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信するリンクチャネル割当要求送信手段と、前記基地局装置により送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信手段と、を含み、前記リンクチャネル割当受信手段により受信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記基地局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る移動体通信システム1は、図1に示すように、基地局装置2と、移動局装置3と、通信ネットワーク4とを含んで構成されている。基地局装置2は、通常複数の移動局装置3と通信を行う。
基地局装置2は、図2に示すように、制御部21と、記憶部22と、無線通信部23と、ネットワークインターフェイス部24とを含んで構成されている。制御部21は、基地局装置2の各部を制御し、通話やデータ通信に関わる処理を実行している。記憶部22は、制御部21のワークメモリとして動作する。また、この記憶部22は、制御部21によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持しており、本発明に係るプログラムも記憶している。無線通信部23は、空中線を備え、少なくとも1の移動局装置3からの音声信号や通信用パケット等をそれぞれ受信して復調し、制御部21に出力したり、制御部21から入力される指示に従って、制御部21から入力される音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、といった処理を行う。ネットワークインターフェイス部24は、通信ネットワーク4と接続されており、通信ネットワーク4からの音声信号や通信用パケット等を受信して制御部21に出力したり、制御部21の指示に従って音声信号や通信用パケット等を通信ネットワーク4に対して送信したりする。
移動局装置3は、図3に示すように、制御部31と、記憶部32と、無線通信部33とを含んで構成されている。制御部31は、移動局装置3の各部を制御し、通話やデータ通信に関わる処理を実行している。記憶部32は、制御部31のワークメモリとして動作する。また、この記憶部32は、制御部31によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持しており、本発明に係るプログラムも記憶している。無線通信部33は、空中線を備え、制御部31から入力される指示に従って、音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、空中線に到来する音声信号や通信用パケット等を受信して復調し、制御部31に出力したり、といった処理を行う。
図4は、基地局装置2と、移動局装置3と、通信ネットワーク4と、の間での通信の信号の流れを示す図である。移動局装置3が回線交換端末(回線交換端末3−15乃至回線交換端末3−18)である場合には、まず移動局装置3から送信される信号は基地局装置2により受信され、さらに基地局装置2から交換網5に送信される。交換網5は、通信ネットワーク4に含まれる構成要素であり、一般的には複数の交換機を含んで構成される。そして、交換網5を経由して着信側の回線交換端末に接続される。一方、移動局装置3がパケット端末(パケット端末3−11乃至パケット端末3−14)である場合にも、まず移動局装置3から送信される信号は基地局装置2により受信され、さらに基地局装置2から交換網5に送信される。そして、交換網5からパケット網6に対して送信され、インターネット等のTCP/IP網や着信側のパケット端末に接続される。なお、パケット網6も、通信ネットワーク4に含まれる構成要素であり、一般的には複数のパケットサーバを含んで構成される。
基地局装置2と移動局装置3の間では、物理チャネルを使用して通信が行われる。物理チャネルとは例えばTDMA方式におけるタイムスロットであったり、CDMA方式におけるPN符号であったりする。そして通常の移動体通信システム1では、該物理チャネルは論理的に通信チャネルと制御チャネルに分けられ、通信チャネルと制御チャネルは、それぞれ異なる物理チャネルに割り当てられる。制御チャネルにおいては、基地局装置2と移動局装置3の間で専ら通信制御用の信号が送受信される。通信用チャネルにおいては、基地局装置2と移動局装置3の間でユーザデータが送受信される。
このように、論理的に制御チャネルと通信チャネルを分離しているのは、移動体通信システム1においては、位置登録制御、発着信制御、チャネル切替制御、などの通信制御を行うために常に基地局装置2と移動局装置3との間で通信可能な状態を保つ必要があり、そのために制御チャネルを使用して、例えば移動局装置3は周期的又は間欠的に該制御チャネルを参照し、自移動局装置3に向けて送信された信号がないか否かを監視している。
制御チャネルはこのように使用されるため、基地局装置2ごとに1つ設けられることが通常である。そして、移動局装置3は該1つの制御チャネルを監視している。ここで、通信開始の場合を例にとり、本発明の背景となるリンク制御技術の具体的な例を以下に示す。
図8は、移動局装置3からパケット発信を行った場合の信号シーケンスの例である。まず移動局装置3は、通信チャネルを割り当ててもらうための無線パケットリンクチャネル確立要求を制御チャネルにおいて送信する(S1002)。そして該無線パケットリンクチャネル確立要求を受け取った基地局装置2は、通信チャネル1を割り当てるための無線パケットリンクチャネル割当を移動局装置3に対して送信する(S1004)。ここまでの処理で基地局装置2と移動局装置3とは、ともに通信チャネル1を使用する準備を行う。そしてさらに同期確立(S1006)を行った後、非同期平衡モード設定(S1008)、非番号制確認(S1010)、呼設定(S1014)、呼設定受付(S1016)をこの順で送受信することにより通信を開始し、通信中(S1020)となる。
そしてさらに、上述のマルチリンク接続を行う場合には、まず移動局装置3においてリンク増設決定(S1022)が行われる。そして、上述の処理と同様の処理により新たな通信チャネルを基地局装置2から割り当ててもらう。具体的には、基地局装置に対して無線パケットリンクチャネル確立要求を送信する(S1024)。そして該無線パケットリンクチャネル確立要求を受け取った基地局装置2は、通信チャネル2を割り当てるための無線パケットリンクチャネル割当を移動局装置3に対して送信する(S1026)。ここまでの処理で基地局装置2と移動局装置3とは、ともに通信チャネル1に加えて通信チャネル2を使用する準備を行う。そしてさらに同期確立(S1028)を行った後、非同期平衡モード設定(S1030)、非番号制確認(S1032)、呼設定(S1034)、呼設定受付(S1036)をこの順で送受信することにより通信を開始し、通信チャネル2についても通信中(S1040)となる。
このようにすることにより、通信チャネルの割当に制御チャネルを用いることにより、通信チャネルにはできるだけ多くのユーザデータを収容することを可能にするとともに、通信チャネル1及び通信チャネル2の割当を同様な処理で実現し、処理の簡素化を実現している。
しかしながらこのようにすると、近年の移動体通信システム1の需要の増加による通信チャネルの増加に対し、制御チャネルが輻輳を来す事態が増えてきている。すなわち、1の基地局装置2あたりの制御チャネルは上述の通り1本であるのに対し、通信チャネルは何本でも収容できることから、例えばこれまで1基地局において1C3T(1制御チャネル+3通信チャネル)であったものが、1C15Tや1C31Tにまで通信チャネルの割合が増加し、制御チャネルで処理すべき信号が増え、制御チャネルが輻輳となることが多くなっている。
また、制御チャネルは元来複数の通信チャネルで共用されるものであるうえ、TDMA方式の場合には、時分割されて送受信されるタイムスロット中のひとつが制御チャネルとして使用されるために、制御チャネルにおける送受信にはタイムラグがある。このため、リンクの増設やインアクティブ復旧時のリンク確立要求及びリンク割当の送信に時間がかかり、結果的にリンク増設やインアクティブ復旧に時間がかかることとなっている。その上、上述のように制御チャネルの通信量が多くなっているために、より長い時間を要することとなっている。
本発明はこのような課題を解決し、制御チャネルの輻輳の緩和や、リンク増設時又はインアクティブ復旧時の時間短縮を目的としてなされたものであり、図5は本発明の第1の実施形態における基地局装置2及び移動局装置3の機能ブロック図を示している。なお、ここではパケット通信におけるマルチリンク接続を行うものとして説明を進める。
図5に示すように、基地局装置2は、機能的には送受信部70、変復調部71、データ処理部72、無線パケット制御部73、無線制御部74、増設割当チャネル決定部75、増設割当指示部76、を含んで構成され、無線パケット制御部73はコネクション制御部90、リンク増設割当起動部91、使用チャネル監視部92、リンク割当可否判断部93を含んで構成され、無線制御部74は、制御チャネル制御部94、通信チャネル制御部95を含んで構成される。また移動局装置3は、機能的には送受信部80、変復調部81、データ処理部82、無線パケット制御部83、無線制御部84、増設要求チャネル決定部85、増設要求指示部86、を含んで構成され、無線パケット制御部83はコネクション制御部100、リンク増設要求起動部101、使用チャネル監視部102を含んで構成され、無線制御部84は、制御チャネル制御部103、通信チャネル制御部104を含んで構成される。
データ処理部82は図示しないデータ入力部においてユーザから入力されるユーザデータ及び制御信号や制御部31において生成される制御信号を受信し、符号化して変復調部81に対して出力する。変復調部81は、所定の変調方式にてデータ処理部82から入力される符号化信号を変調し、送受信部80に対して出力する。送受信部80は、空中線を介して、変復調部81から入力される変調信号を無線区間に送出する。このとき、送出するために使用する物理チャネルは、無線制御部84によって決定される。具体的には、例えば変調信号を構成するデータがユーザデータである場合には、通信チャネルとして使用される物理チャネルであって、上述の無線パケットリンクチャネル割当において割り当てられた通信チャネルを構成する物理チャネルを使用するように決定される。
データ処理部82はまた、データ通信量を監視する処理も行う。そして、該データ通信量が所定量を上回る場合には、リンク増設を行うことを決定する。すなわち、基地局装置2との通信において、通信開始時には1の通信チャネルを使用して通信を開始し、データ通信量が所定量を上回るということがデータ処理部82により検出された場合には、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する。
そして、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、その旨を無線パケット制御部83に出力する。無線パケット制御部83は、コネクション制御部100において使用している通信チャネルを記憶しておく。そして、データ処理部82により他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、リンク増設要求起動部101においてリンク増設要求信号を生成し、該リンク増設要求信号を増設要求チャネル決定部85に対して出力する。一方、使用チャネル監視部102は、コネクション制御部100において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設要求チャネル決定部85に対して出力する。
増設要求チャネル決定部85は、使用チャネルデータが示す通信チャネル以外の通信チャネルを増設することを決定し、該増設する通信チャネルを示す増設チャネルデータをリンク増設要求信号に含めて増設要求指示部86に出力するとともに、使用チャネルデータを増設要求指示部86に出力する。そして増設要求指示部86は、通信チャネル制御部104に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるリンク増設要求信号を送信するよう、指示を行うとともに、リンク増設要求信号を通信チャネル制御部104に出力する。
そして、無線制御部84は、通信チャネル制御部104において、増設要求指示部86により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、基地局装置2に対し入力されたリンク増設要求信号を送信する。すなわち、リンク増設要求信号を送信するということを基地局装置2に予め伝えることをせずに、該リンク増設要求信号を送信する。このようにコネクションレス型通信として送信することにより、該リンク増設要求信号をコネクション型通信で送受信されるユーザデータのフレーム送受信中に割り込んで送受信することが可能となり、短い待ち時間(5m秒以内)で該リンク増設要求信号を送信することが可能となる。
そして、該リンク増設要求信号は基地局装置2の送受信部70において受信され、変復調部71において所定の変調方式にて復調される。そして変復調部71は該復調信号をデータ処理部72に出力し、データ処理部72は該復調信号を復号する。
一方、無線パケット制御部73は、データ処理部72において復号された信号に含まれるリンク増設要求信号をデータ処理部72より受信する。そして、該リンク増設要求信号に含まれる増設チャネルデータが示す通信チャネルについて、割り当てることが可能か否かを判断する。具体的には、コネクション制御部90は基地局装置2と通信中の移動局装置3との間で通信のために使用される通信チャネルを記憶している。そして該リンク増設要求信号に含まれる増設チャネルデータが示す通信チャネルにおいて通信中の移動局装置3の数を取得する。そして、該移動局装置3の数が所定値を上回っている場合には、割り当てることは不可能と判断する。一方、該移動局装置3の数が所定値を下回っている場合には、割り当てることは可能と判断する。そして割り当てることは不可能と判断する場合には、処理を終了する。
一方、割り当てることは可能と判断する場合には、リンク増設割当起動部91においてリンク増設割当信号を生成する。該リンク増設割当信号には上記増設チャネルデータが含まれる。そして、該リンク増設割当信号を増設割当チャネル決定部75に対し出力する。また、使用チャネル監視部92は、コネクション制御部90において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設割当チャネル決定部75に対して出力する。
ここで、移動局装置3の増設要求チャネル決定部85において、増設チャネルデータをリンク増設要求に含めないこととしてもよい。このような場合には、増設割当チャネル決定部75において、増設を割り当てるチャネルを決定することとしてもよい。すなわち、通信チャネルのうち、コネクション制御部90において記憶される使用する移動局装置3の数が少ない通信チャネルを示す増設チャネルデータをリンク増設割当信号に含めることとしてもよい。そして増設要求チャネル決定部85は、増設チャネルデータを含むリンク増設割当信号と、使用チャネルデータと、を増設割当指示部76に対して出力する。
そして増設割当指示部76は、通信チャネル制御部95に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるリンク増設割当信号を送信するよう、指示を行うとともに、リンク増設割当信号を通信チャネル制御部95に出力する。
そして無線制御部74は、通信チャネル制御部95において、増設割当指示部76により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、移動局装置3に対し入力されたリンク増設割当信号を送信する。
このようにすることにより、移動局装置3においてリンク増設が決定される場合のマルチリンク接続についてのリンク増設要求/リンク増設割当の各信号の送受信が行われ、制御チャネルを使用しないことにより制御チャネルの輻輳を緩和することができる。また、リンク増設時の時間短縮をすることができる。
そして、以上のようにしてマルチリンク接続におけるリンク増設が行われる場合の、移動局装置3と基地局装置2との間における処理のシーケンス図が図6である。まず、背景となる技術と同様の方法にて移動局装置3と基地局装置2とが、通信中(S200)状態となる。そして、その状態において移動局装置3がリンク増設を決定する。すなわち、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する(S202)。そして移動局装置3は基地局装置2に対してリンク増設要求を送信する(S204)。このとき、既に通信中となっている通信チャネル1を使用して該リンク増設要求が送信される。そして、該リンク増設要求を受信した基地局装置2は、リンク増設の可否を判断した上で、リンク増設割当を移動局装置3に対して返送する(S206)。この際にも、既に通信中となっている通信チャネル1を使用して該リンク増設割当が送信される。
そしてその後、リンク増設割当に含まれる増設チャネルデータが示す通信チャネル(ここでは通信チャネル2であるとする)において、背景となる技術と同様の処理により、同期確立(S208)を行った後、非同期平衡モード設定(S210)、非番号制確認(S212)、呼設定(S214)、呼設定受付(S216)をこの順で送受信することにより通信を開始し、通信チャネル2についても通信中(S220)となる。
本発明の第2の実施の形態においては基地局装置2においてリンク増設を決定する。第2の実施の形態における移動体通信システム1の機能ブロック図は図5と同様である。この場合には、データ処理部72において、データ通信量を監視する処理を行う。そして、該データ通信量が所定量を上回る場合には、該所定量を上回った移動局装置3との通信について、リンク増設を行うことを決定する。すなわち、移動局装置3との通信において、通信開始時には1の通信チャネルを使用して通信を開始し、データ通信量が所定量を上回るということがデータ処理部72により検出された場合には、該移動局装置3と他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する。
そして、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、その旨を無線パケット制御部73に出力する。そして、データ処理部72により他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、リンク増設割当起動部91においてリンク増設割当信号を生成し、該リンク増設割当信号を増設割当チャネル決定部75に対して出力する。一方、使用チャネル監視部92は、コネクション制御部90において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設割当チャネル決定部75に対して出力する。
増設割当チャネル決定部75は、使用チャネルデータが示す通信チャネル以外の通信チャネルのうち、コネクション制御部90において記憶される使用する移動局装置3の数が少ない通信チャネルを示す増設チャネルデータをリンク増設割当信号に含める。そして、使用チャネルデータとリンク増設割当信号を増設割当指示部76に対して出力し、増設割当指示部76は、通信チャネル制御部95に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるリンク増設割当信号を送信するよう、指示を行うとともに、リンク増設割当信号を通信チャネル制御部95に出力する。
そして無線制御部74は、通信チャネル制御部95において、増設割当指示部76により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、移動局装置3に対し入力されたリンク増設割当信号を送信する。
このようにすることにより、基地局装置2においてリンク増設が決定される場合のマルチリンク接続についてのリンク増設割当信号の送受信が行われ、制御チャネルを使用しないことにより制御チャネルの輻輳を緩和することができる。また、リンク増設時の時間短縮をすることができる。
本発明の第3の実施の形態においては、リンク増設後に、該増設された通信チャネルがインアクティブ状態、すなわちデータ通信量が少ないために一時的に使われなくなっている状態となっている場合において、該インアクティブ状態となっている通信チャネルを通信中に復旧させる場合に、本発明を適用する。第3の実施の形態における移動体通信システム1の機能ブロック図は図5と同様である。なお、少なくとも1の通信チャネルがインアクティブ状態においても、該インアクティブ状態となっている通信チャネル以外の少なくとも1の通信チャネルは通信中であるとする。
まず、移動局装置3がインアクティブ状態となっている通信チャネルを通信中に復旧させることを決定する場合について説明する。まず、該通信中の通信チャネルにおけるデータ通信量をデータ処理部82において監視する。そして、該データ通信量が所定量を上回る場合には、インアクティブ状態となっている通信チャネルを復旧させる処理を行うことを決定する。すなわち、基地局装置2との通信において、データ通信量が所定量を上回るということがデータ処理部82により検出された場合には、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する。
そして、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、その旨を無線パケット制御部83に出力する。無線パケット制御部83は、コネクション制御部100において使用している通信チャネルを記憶しておく。そして、データ処理部82により他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、リンク増設要求起動部101においてインアクティブ復旧要求信号を生成し、該インアクティブ復旧要求信号を増設要求チャネル決定部85に対して出力する。一方、使用チャネル監視部102は、コネクション制御部100において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設要求チャネル決定部85に対して出力する。
増設要求チャネル決定部85は、復旧させるインアクティブ状態となっている通信チャネルを決定し、該復旧する通信チャネルを示す復旧チャネルデータをインアクティブ復旧要求信号に含めて増設要求指示部86に出力するとともに、使用チャネルデータを増設要求指示部86に出力する。そして増設要求指示部86は、通信チャネル制御部104に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるインアクティブ復旧要求信号を送信するよう、指示を行うとともに、インアクティブ復旧要求信号を通信チャネル制御部104に出力する。
そして、無線制御部84は、通信チャネル制御部104において、増設要求指示部86により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、基地局装置2に対し入力されたインアクティブ復旧要求信号を送信する。
そして、該インアクティブ復旧要求信号は基地局装置2の送受信部70において受信され、変復調部71において所定の変調方式にて復調される。そして変復調部71は該復調信号をデータ処理部72に出力し、データ処理部72は該復調信号を復号する。
一方、無線パケット制御部73は、データ処理部72において復号された信号に含まれるインアクティブ復旧要求信号をデータ処理部72より受信する。そして、該インアクティブ復旧要求信号に含まれる復旧チャネルデータが示す通信チャネルについて、復旧させることが可能か否かを判断する。具体的には、コネクション制御部90は基地局装置2と通信中の移動局装置3との間で通信のために使用される通信チャネルを記憶している。そして該インアクティブ復旧要求信号に含まれる復旧チャネルデータが示す通信チャネルにおいて通信中の移動局装置3の数を取得する。そして、該移動局装置3の数が所定値を上回っている場合には、割り当てることは不可能と判断する。一方、該移動局装置3の数が所定値を下回っている場合には、割り当てることは可能と判断する。そして割り当てることは不可能と判断する場合には、処理を終了する。
一方、割り当てることは可能と判断する場合には、リンク増設割当起動部91においてインアクティブ復旧割当信号を生成する。該インアクティブ復旧割当信号には上記復旧チャネルデータが含まれる。そして、該インアクティブ復旧割当信号を増設割当チャネル決定部75に対し出力する。また、使用チャネル監視部92は、コネクション制御部90において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設割当チャネル決定部75に対して出力する。そして増設割当チャネル決定部75は、復旧チャネルデータを含むインアクティブ復旧割当信号と、使用チャネルデータと、を増設割当指示部76に対して出力する。
そして増設割当指示部76は、通信チャネル制御部95に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるインアクティブ復旧割当信号を送信するよう、指示を行うとともに、インアクティブ復旧割当信号を通信チャネル制御部95に出力する。
そして無線制御部74は、通信チャネル制御部95において、増設割当指示部76により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、移動局装置3に対し入力されたインアクティブ復旧割当信号を送信する。
このように、インアクティブ状態となっている通信チャネルを復旧する際に制御チャネルを使用しないので、制御チャネルの輻輳を緩和することができる。また、インアクティブ復旧時の時間短縮をすることができる。
本発明の第4の実施の形態においては、基地局装置2がインアクティブ状態となっている通信チャネルを通信中に復旧させることを決定する。第4の実施の形態における移動体通信システム1の機能ブロック図は図5と同様である。第4の実施の形態においては、データ処理部72において、データ通信量を監視する処理を行う。そして、該データ通信量が所定量を上回る場合には、該所定量を上回った移動局装置3との通信について、インアクティブ復旧を行うことを決定する。すなわち、移動局装置3との通信において、通信開始時には1の通信チャネルを使用して通信を開始し、データ通信量が所定量を上回るということがデータ処理部72により検出された場合には、該移動局装置3と他の通信チャネルをも使用して通信を行うことを決定する。
そして、他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、その旨を無線パケット制御部73に出力する。そして、データ処理部72により他の通信チャネルをも使用して通信を行うことが決定される場合には、リンク増設割当起動部91においてインアクティブ復旧割当信号を生成し、該インアクティブ復旧割当信号を増設割当チャネル決定部75に対して出力する。一方、使用チャネル監視部92は、コネクション制御部90において記憶される通信チャネルである使用チャネルを示す使用チャネルデータを増設割当チャネル決定部75に対して出力する。
増設割当チャネル決定部75は、使用チャネルデータが示す通信チャネル以外の通信チャネルのうち、コネクション制御部90において記憶される使用する移動局装置3の数が少ない通信チャネルを示す復旧チャネルデータをインアクティブ復旧割当信号に含める。そして、使用チャネルデータとインアクティブ復旧割当信号を増設割当指示部76に対して出力し、増設割当指示部76は、通信チャネル制御部95に対し、入力される使用チャネルデータにより示される通信チャネルにおいて、入力されるインアクティブ復旧割当信号を送信するよう、指示を行うとともに、インアクティブ復旧割当信号を通信チャネル制御部95に出力する。
そして無線制御部74は、通信チャネル制御部95において、増設割当指示部76により指示された通信チャネルにおいて、コネクションレス型通信により、移動局装置3に対し入力されたインアクティブ復旧割当信号を送信する。
以上の各実施の形態で示したようにすることにより、リンク増設及びインアクティブ復旧における制御信号であるリンク増設要求及びインアクティブ復旧要求に代表されるリンクチャネル割当要求、及びリンク割当要求及びインアクティブ復旧割当に代表されるリンクチャネル割当を、通信中の通信チャネルを使用して送受信することにより、制御チャネルの輻輳を軽減することができる。また、リンク増設時又はインアクティブ復旧の時間短縮をすることができる。
なお、上記処理において、必ず通信チャネルを使用しなければならないわけではない。すなわち、一定の条件の下に制御チャネルを使用してリンクチャネル割当要求/リンクチャネル割当を送信するか、通信チャネルを使用してリンクチャネル割当要求/リンクチャネル割当を送信するか、を決定することとしてもよい。フロー図を参照しながら、この処理を説明する。
図7は制御チャネルと通信チャネルを使い分けてリンクチャネル割当要求/リンクチャネル割当を送受信する際の処理のフロー図である。まず、リンク増設要因/インアクティブ復旧要因が検出される(S300)。上記実施の形態においては、データ処理部72又はデータ処理部82において検出される。そして、同一基地局装置2において、通信中となっている他の通信チャネルがあるか否かを判断する(S302)。通信中となっている他の通信チャネルがあると判断される場合には、リンクチャネル割当要求/リンクチャネル割当を送受信するための通信チャネルを選択する(S304)。該選択については、例えば複数の通信チャネルにおいて通信中の場合に、さらにリンク増設やインアクティブ復旧をする場合に、該複数の通信チャネルの中から1の通信チャネルが選択される。そして該選択される通信チャネルを使用してリンク増設やインアクティブ復旧が行われる(S306)。
一方、通信中となっている他の通信チャネルがないと判断される場合には、リンクチャネル割当要求/リンクチャネル割当は制御チャネルにおいて送受信される(S308)。このようにして、通信チャネルと、制御チャネルと、を併用して通信を行うことにより、通信チャネルを効率的に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る移動体通信システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る移動局装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置と、移動局装置と、通信ネットワークと、の間での通信の信号の流れを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置及び移動局装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る移動体通信システムのシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る移動体通信システムの処理フロー図である。 本発明の背景となる技術に係る移動体通信システムのシーケンス図である。
符号の説明
1 移動体通信システム、2 基地局装置、3 移動局装置、4 通信ネットワーク、5 交換網、6 パケット網、21,31,41 制御部、22,32 記憶部、23,33 無線通信部、24 ネットワークインターフェイス部、70,80 送受信部、71,81 変復調部、72,82 データ処理部、73,83 無線パケット制御部、74,84 無線制御部、75 増設割当チャネル決定部、76 増設割当指示部、85 増設要求チャネル決定部、86 増設要求指示部、90,100 コネクション制御部、91 リンク増設割当起動部、92,102 使用チャネル監視部、93 リンク割当可否判断部、94,103 制御チャネル制御部、95,104 通信チャネル制御部、101 リンク増設要求起動部。

Claims (7)

  1. 基地局装置と、移動局装置と、を含み、
    前記移動局装置と、前記基地局装置とが、少なくとも1の制御チャネルと、少なくとも1の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動体通信システムにおいて、
    前記移動局装置と前記基地局装置とが複数の通信チャネルを使用して通信を行っているか否かに応じて、制御チャネルを使用して通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するか、該複数の通信チャネルの中の1の通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当を送信するか、を選択するリンクチャネル割当使用チャネル選択手段と、
    前記基地局装置において、前記リンクチャネル割当使用チャネル選択手段により選択されるチャネルを使用して前記移動局装置に対し前記リンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段と、
    前記移動局装置において、前記リンクチャネル割当送信手段により送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信手段と、
    前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置と、前記基地局装置と、の間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、
    を含むことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 請求項1に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記移動局装置と前記基地局装置とが複数の通信チャネルを使用して通信を行っているか否かに応じて、制御チャネルを使用して通信チャネルの割当を要求することを示すリンクチャネル割当要求を送信するか、該複数の通信チャネルの中の1の通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当要求を送信するか、を選択するリンクチャネル割当要求使用チャネル選択手段と、
    前記移動局装置において、前記リンクチャネル割当要求使用チャネル選択手段により選択されるチャネルを使用して前記基地局装置に対し前記リンクチャネル割当要求を送信するリンクチャネル割当要求送信手段と、
    前記基地局装置において、前記リンクチャネル割当要求送信手段により送信されるリンクチャネル割当要求を受信するリンクチャネル割当要求受信手段と、
    をさらに含み、
    前記リンクチャネル割当送信手段は、前記リンクチャネル割当要求受信手段により受信される前記リンクチャネル割当要求に応じて、前記リンクチャネル割当使用チャネル選択手段により選択されるチャネルを使用して前記リンクチャネル割当を送信する、
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記リンクチャネル割当送信手段は、前記移動局装置に対し信号を送信することを予め伝えないコネクションレス型通信として前記リンクチャネル割当を送信する、
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  4. 請求項2に記載の移動体通信システムにおいて、
    前記リンクチャネル割当要求送信手段は、前記基地局装置に対し信号を送信することを予め伝えないコネクションレス型通信として前記リンクチャネル割当要求を送信する、
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  5. 移動局装置と、基地局装置とが、少なくとも1の制御チャネルと、少なくとも1の通信チャネルと、を使用して通信を行う移動体通信システムにおいてリンクを制御するリンク制御方法において、
    前記移動局装置と前記基地局装置とが複数の通信チャネルを使用して通信を行っているか否かに応じて、制御チャネルを使用して通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するか、該複数の通信チャネルの中の1の通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当を送信するか、を選択するリンクチャネル割当使用チャネル選択ステップと、
    前記基地局装置において、前記リンクチャネル割当使用チャネル選択ステップにおいて選択されるチャネルを使用して前記移動局装置に対し前記リンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信ステップと、
    前記移動局装置において、前記リンクチャネル割当送信ステップにおいて送信されるリンクチャネル割当を受信するリンクチャネル割当受信ステップと、
    前記リンクチャネル割当送信ステップにおいて送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置と、前記基地局装置と、の間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信ステップと、
    を含むことを特徴とするリンク制御方法。
  6. 移動局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、少なくとも1の通信チャネルと、を使用して通信を行う基地局装置において、
    前記移動局装置と前記基地局装置とが複数の通信チャネルを使用して通信を行っているか否かに応じて、制御チャネルを使用して通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するか、該複数の通信チャネルの中の1の通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当を送信するか、を選択するリンクチャネル割当使用チャネル選択手段と、
    前記リンクチャネル割当使用チャネル選択手段により選択されるチャネルを使用して前記移動局装置に対し前記リンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段と、
    前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段と、
    を含むことを特徴とする基地局装置。
  7. 移動局装置と、少なくとも1の制御チャネルと、少なくとも1の通信チャネルと、を使用して通信を行う基地局装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
    前記移動局装置と前記基地局装置とが複数の通信チャネルを使用して通信を行っているか否かに応じて、制御チャネルを使用して通信可能な通信チャネルを示すリンクチャネル割当を送信するか、該複数の通信チャネルの中の1の通信チャネルを使用して該リンクチャネル割当を送信するか、を選択するリンクチャネル割当使用チャネル選択手段、
    前記リンクチャネル割当使用チャネル選択手段により選択されるチャネルを使用して前記移動局装置に対し前記リンクチャネル割当を送信するリンクチャネル割当送信手段、及び
    前記リンクチャネル割当送信手段により送信される前記リンクチャネル割当に応じて、前記移動局装置との間で前記リンクチャネル割当により示される通信チャネルを使用して通信を行う通信手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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