JP4646171B2 - 現像ユニット及び該現像ユニットを有する画像形成装置 - Google Patents

現像ユニット及び該現像ユニットを有する画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体に形成された静電潜像をトナー像として可視像化する現像ユニットと、その現像ユニットを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置本体に現像ユニットを着脱可能に装着し、その現像ユニットによって像担持体に形成された静電潜像を可視像化する画像形成装置は従来より周知である。かかる画像形成装置は、電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される。その際、現像ユニットとして、そのユニット本体にトナーカートリッジを着脱可能に装着したユニットを用いることも公知であり、当該ユニット本体は、トナー貯留部と、ここに収容されたトナーを担持して、現像の行われる現像領域にそのトナーを搬送するトナー担持体とを有している。トナーの消費によりトナー貯留部のトナーの量が減少すると、ユニット本体に着脱可能に組み付けられたトナーカートリッジからトナー貯留部にトナーが補給される。
【0003】
上述のようにトナー貯留部へのトナーの補給が行われることにより、トナーカートリッジ内のトナーがなくなると、その空のトナーカートリッジは、トナーの収容された新品のトナーカートリッジと交換される。新品のトナーカートリッジがユニット本体に装着されたとき、トナー貯留部のトナーの量が少なくなっているので、装着された新たなトナーカートリッジからトナー貯留部にトナーを補給する必要がある。このトナー補給動作を初期補給動作と称することにすると、かかる初期補給動作を行った後は、トナーの消費量に応じた少量ずつのトナーがトナー貯留部に補給される。トナーカートリッジからトナー貯留部への通常のトナー補給動作が行われるのである。
【0004】
上述の初期補給動作を行えるようにするため、従来は、新品のトナーカートリッジに検知片を設けておき、新品のトナーカートリッジをユニット本体に装着したとき、画像形成装置本体側のセンサにより検知片を検知し、その検知信号に基づいて初期補給動作を行うように構成されていた。一方、新品のトナーカートリッジをユニット本体に装着したとき、その検知片を破損させ、それ以降、検知片が検知されないようにして、通常のトナー補給動作だけが行われるようにする。
【0005】
上述のように、従来の現像ユニットにおいても、新品のトナーカートリッジをユニット本体に装着したとき、通常のトナー補給動作によるトナーの補給量よりも多量のトナーをトナー貯留部に補給する初期補給動作を行うことができるのであるが、従来は、新品のトナーカートリッジをユニット本体に装着したとき、検知片が破断され、その破断された検知片が廃棄物となってしまうため、材料が無駄に消費される欠点を免れなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の欠点を除去できる現像ユニットを提供することを第1の目的とし、その現像ユニットを有する画像形成装置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第1の目的を達成するため、内部にトナー貯留部を有するユニットケース及び該トナー貯留部に収容されたトナーを担持して該トナーを現像領域に搬送するトナー担持体を備え、かつ画像形成装置本体に着脱可能に装着されるユニット本体と、該ユニット本体のトナー貯留部に補給するトナーを収容したトナーカートリッジとを具備し、該トナーカートリッジは前記ユニット本体に着脱可能に装着される現像ユニットにおいて、前記トナーカートリッジには、該トナーカートリッジが新品であることを示す新品データが予め書き込まれる不揮発性メモリが設けられ、画像形成装置本体に装着されているユニット本体に対して新品のトナーカートリッジを装着して、画像形成装置本体側の読み取り手段により前記不揮発性メモリの記憶内容を読み取るとき、前記新品データが消去されると共に、該新品データが読み取られることにより、該トナーカートリッジから、所定量よりも少量のトナーが貯留されているトナー貯留部へトナーを補給して、該トナー貯留部に所定量のトナーを貯留する初期補給動作が実行されるように制御され、前記トナーカートリッジが前記ユニット本体に装着された状態で出荷されたことを示す出荷状況データが前記不揮発性メモリに予め書き込まれ、出荷時にユニット本体にトナーカートリッジが装着され、かつ前記トナー貯留部にトナーが存在しない状態の現像ユニットを画像形成装置本体に装着して、前記読み取り手段により不揮発性メモリの記憶内容を読み取るとき、前記出荷状況データが消去されると共に、前記出荷状況データが読み取られることにより、前記初期補給動作よりも多量のトナーを前記トナーカートリッジから前記トナー貯留部へ補給して、該トナー貯留部に前記所定量のトナーを貯留する初期大量補給動作が実行されるように制御されることを特徴とする現像ユニットを提案する(請求項1)。
【0009】
また、本発明は、上記第2の目的を達成するため、請求項1に記載の現像ユニットと、該現像ユニットによりトナー像として可視像化される静電潜像が形成される像担持体とを具備することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0010】
その際、ユニット本体にトナーカートリッジが装着されている新品の現像ユニットが画像形成装置本体に装着されたとき、画像形成装置本体側の読み取り手段による出荷状況データの読み取りによって、それまでの現像ユニットによる作像回数データが初期化されるように構成されていると有利である(請求項3)。
【0011】
また、上記請求項2又は3に記載の画像形成装置において、前記初期補給動作、初期大量補給動作及び作像回数データの初期化の少なくとも1つをマニュアル操作によって実行できるように構成されていると有利である(請求項4)。
【0012】
さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像ユニットは、像担持体上にトナー像を形成するときの現像位置と、該現像位置よりも像担持体から離間した退避位置との間を移動可能に支持され、現像ユニットが移動している時以外の時期に、前記不揮発性メモリのデータアクセスを行うように構成されていると有利である(請求項5)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0014】
図1は、現像ユニットを有する画像形成装置の一例を示す部分断面概略図である。ここに示した画像形成装置は、像担持体の一例であるドラム状の感光体1を有し、画像形成動作時に、感光体1は時計方向に回転駆動され、このとき除電ランプ2からの光を照射されて感光体表面の電位が初期化される。次いで、この感光体表面は、帯電装置3によって、所定の極性に均一に帯電される。
【0015】
一方、図1には示していないスキャナにより読み取られた原稿画像情報に対応して光変調されたレーザ光Lが、レーザ書き込みユニット4から出射し、そのレーザ光Lが感光体1の帯電面に照射され、これによって感光体に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ユニット5を通るとき、トナー像として可視像化される。現像ユニット5の構成と作用の詳細は後述する。
【0016】
感光体上に形成されたトナー像は、感光体1と転写装置6の間に送り込まれた転写紙Pに、転写装置6の作用により転写され、その転写されたトナー像は図示していない定着装置によって転写紙P上に定着される。一方、転写紙Pに転写されずに感光体上に残留するトナーは、クリーニング装置7によって除去される。図1に示した画像形成装置は、複写機能の他にファクシミリ機能も備えている。
【0017】
上述のように、本例の画像形成装置は、現像ユニット5と、その現像ユニット5によりトナー像として可視像化される静電潜像が形成される感光体1より成る像担持体を有している。
【0018】
現像ユニット5は、図2に拡大して示すように、ユニット本体8と、そのユニット本体8に着脱可能に装着されたトナーカートリッジ9を具備する。ユニット本体8は、その内部にトナー貯留部10を有するユニットケース11と、そのトナー貯留部10に収容された粉体状のトナーTを担持して搬送するトナー担持体の一例である現像ローラ12を有している。現像ローラ12は、ユニットケース11に回転自在に支持され、感光体1の表面に当接するか又は近接して位置する。
【0019】
現像動作時に現像ローラ12は図1及び図2における反時計方向に回転駆動され、このときユニットケース11に支持された供給ローラ13によりトナー貯留部10のトナーTが現像ローラ12の周面に供給され、その供給されたトナーは現像ローラ12に担持されて搬送され、層厚規制ブレード14によってその層厚が規制され、感光体1と現像ローラ12との対向した現像領域に搬送される。トナーがこのように搬送される間に、当該トナーは所定の極性に摩擦帯電され、現像領域に至ったトナーが感光体1に形成された静電潜像に静電的に移行し、その潜像がトナー像として可視像化される。このように構成されたユニット本体8は、画像形成装置本体に着脱可能に装着されている。
【0020】
上述の如き現像動作が行われることにより、トナー貯留部10のトナーTが消費され、図示していないセンサによりトナー貯留部10のトナー量が所定量以下となったことが検知されたとき、ユニット本体8のトナー貯留部10に補給されるトナーT1を収容したトナーカートリッジ9から、当該トナー貯留部10にトナーが補給される。
【0021】
トナーカートリッジ内のトナーT1をトナー貯留部10へ送り出すトナー補給手段としては、従来より周知な適宜な構成を採用できるが、図示した例では、トナーカートリッジ9の開口部に配置されたトナー補給ローラ15が採用され、トナー貯留部10のトナー量が所定量以下となったことが検知されたとき、トナー補給ローラ15が回転駆動され、これによってトナーカートリッジ内のトナーT1がトナー貯留部10に補給される。これが通常のトナー補給動作である。
【0022】
上述のトナー補給動作が繰り返し行われると、図3に示すように、トナーカートリッジ9内のトナーの残量が極く少量となるか、又は実質的にトナーT1が無くなる。この状態を、トナーカートリッジ9のトナーが無くなり、これが空となったと称することにすると、このようにトナーカートリッジ9が空となると、トナー貯留部10のトナー量の減少が検知されても、ここにトナーが補給されなくなる。このようにトナー補給動作が行われても、図3に示すように、トナー貯留部10のトナー量が図2に示した所定量に戻らないとき、トナーカートリッジ9が空となったこと、すなわちそのトナーカートリッジ9を、トナーT1の収容された新たなトナーカートリッジと交換すべき表示がなされる。
【0023】
ユーザはその表示に従って、画像形成装置本体の図示していない前ドアを開き、トナーカートリッジ9をガイドレール16によって案内しながら図3の紙面に対して垂直方向手前側に引き出し、次いで逆の操作によってトナーの収容された新品のトナーカートリッジをユニット本体8に対して装着する。このようにして新品のトナーカートリッジ9をユニット本体8にセットしたときの様子を図4に示す。この状態では、トナー貯留部10のトナーTの量が図2に示した所定量よりも少なくなっているので、このまま画像形成動作を再開したとすると、感光体1上に形成されるトナー像の濃度が異常に低くなる。従って、画像形成動作を再開する前に、トナーカートリッジ9内のトナーT1をトナー貯留部10に補給し、トナー貯留部10のトナーTの量を図2に示した所定量に戻す必要がある。
【0024】
そこで、トナーカートリッジ9には、そのトナーカートリッジ9が新品であることを示す新品データが予め書き込まれる不揮発性メモリ17が設けられている。画像形成装置本体側には、不揮発性メモリ17の記憶内容を読み取る読み取り手段(図示せず)が設けられ、画像形成装置本体側に装着されているユニット本体8に対して、図4に示したように新品のトナーカートリッジ9を装着すると、不揮発性メモリ17のコネクタ18と、画像形成装置本体に設けられた読み取り手段のコネクタ19とが面接触し、不揮発性メモリ17と読み取り手段が接続される。この状態で前述の前ドアを閉じると、不揮発性メモリ17の記憶内容が読み取り手段により読み取られる。このとき、不揮発性メモリ17の新品データが消去されると共に、読み取り手段によって新品データが読み取られることにより、トナーカートリッジ9から、図2に示した所定量よりも少量のトナーTが貯留されているトナー貯留部10へトナーを補給して、トナー貯留部10に図2に示した所定量のトナーTを貯留する動作が実行される。すなわち、トナー補給ローラ15が回転駆動され、トナーカートリッジ9内のトナーT1がトナー貯留部10に排出され、そのトナー貯留部10のトナーTの量が図2に示した所定量となったところで、トナー補給ローラ15の回転が止められ、そのトナー補給動作を終了する。これが初期補給動作であり、現像ユニット5は、かかる初期補給動作が実行されるように制御される。このようにしてトナー貯留部10に図2に示す如く所定量のトナーTが貯留され、この状態で画像形成動作が再開されるので、トナー像の画像濃度が異常に低下する不具合を阻止できる。
【0025】
初期補給動作が行われた後は、不揮発性メモリ17の新品データが消去されているので、再び初期補給動作が実行されることはなく、前述の通常のトナー補給動作だけが行われる。
【0026】
上述のように、トナーカートリッジの検知片を破損させるようなことをせずに、データのやり取りだけでトナーカートリッジ9が新品であることを検知して、初期補給動作を行うことができるので、材料の無駄な消費を阻止できる。
【0027】
ユニット本体8から外された空のトナーカートリッジ9が未だ使用に耐える場合には、そのトナーカートリッジ9に再びトナーを充填し、これを新たなトナーカートリッジとして使用することができる。この場合には、トナーカートリッジに設けられた不揮発性メモリ17に再び新品データが書き込まれ、当該トナーカートリッジが新品のトナーカートリッジとして、前述したようにユニット本体8に装着されて使用される。このようにしてトナーカートリッジを、これが劣化して使用できなくなるまで、何度も使用することができる。このことからも判るように、新品のトナーカートリッジには、それまで一度も画像形成装置本体に装着されて使用されていないトナーカートリッジの他に、トナーが詰め替えられて再生されたトナーカートリッジも含まれる。
【0028】
ところで、現像ユニット5の要素、例えば現像ローラ12は、経時的に劣化するので、現像ユニット5によって所定回数の画像形成動作が行われたとき、現像ユニット5の全体が新たなユニットと交換される。すなわち、画像形成装置本体に設けられた図示していないカウンタにより、現像ユニット5により行われた作像回数がカウントされ、これが予め決められた回数(例えば10万回)となったとき、表示部に現像ユニット5を新品のユニットと交換すべき表示がなされる。
【0029】
ユーザはこの表示に従い、前ドアを開いて、現像ユニット5の全体を図2における紙面に対して垂直な手前方向に引き出し、次いでトナーが収容されたトナーカートリッジを有する新品の現像ユニット5を画像形成装置本体に装着する。このときの様子を図5に示す。この図から判るように、新品の現像ユニット5を画像形成装置本体に装着したとき、トナー貯留部10にはトナーが存在しない。従って、画像形成動作の再開に先立って、トナー貯留部10に、前述の初期補給動作時よりも多量のトナーを補給して、そのトナー貯留部10に図2に示した所定量のトナーを貯留してから画像形成動作を再開する必要がある。かかる要求に応えるため、本例の現像ユニット5には、先に説明した構成に加えて次の構成が採用されている。
【0030】
図5に示すように現像ユニット5を画像形成装置本体に装着するとき、トナーカートリッジ9はユニット本体8に組み付けられている。このように両者が組み付けられた状態で、現像ユニットが工場などから出荷され、これがそのまま画像形成装置本体に装着されるのである。この点に着目し、前述の不揮発性メモリ17には、トナーカートリッジ9がユニット本体8に装着された状態で出荷されたことを示す出荷状況データが予め書き込まれている。
【0031】
出荷時にユニット本体8にトナーカートリッジ9が装着され、かつトナー貯留部10にトナーが存在しない状態の現像ユニット5を、図5に示したように画像形成装置本体に装着して前ドアを閉じると、不揮発性メモリ17の記憶内容が前述の読み取り手段によって読み取られるが、このとき新品データの他に、上述の出荷状況データも消去され、しかも読み取り手段によって出荷状況データが読み取られることにより、前述の初期補給動作よりも多量のトナーがトナーカートリッジ9からトナー貯留部10へ補給され、トナー貯留部10に図2に示した所定量のトナーTが貯留される。トナー補給ローラ15を、初期補給動作時よりも長い時間回転駆動し、トナー貯留部10に図2に示した所定量のトナーTを貯留するのである。これが初期大量補給動作であり、現像ユニット5は、かかる初期大量補給動作が実行されるように制御される。この状態で画像形成動作が再開されるので、トナー像の画像濃度が異常に低下する不具合を阻止できる。
【0032】
また、この場合も、初期大量補給動作が行われた後は、不揮発性メモリ17の新品データも出荷状況データも消去されているので、再び初期補給動作や初期大量補給動作が行われることはなく、通常のトナー補給動作だけが行われる。
【0033】
ここで、図5に示したように新たな現像ユニット5を画像形成装置本体に装着し、初期大量補給動作の実行後、その現像ユニット5の使用を開始したとき、この現像ユニット5の寿命を検出するため、作像回数を最初からカウントし直す必要がある。そこで、ユニット本体8にトナーカートリッジ9が装着されている新品の現像ユニット5が画像形成装置本体に装着されたとき、画像形成装置本体側の読み取り手段による出荷状況データの読み取りによって、それまでの現像ユニットによる作像回数データが初期化される。カウンタがリセットされるのである。これにより、ユーザやサービス担当者がカウンタのリセット操作を行わずとも、自動的に新品の現像ユニット5による作像回数をカウントすることができ、その寿命を正しく検出することができる。
【0034】
図6は以上説明した現像ユニットの動作を説明するフロー図である。先ず、現像ユニットの製造工場において、不揮発性メモリ17に新品データを書き込む(S1)。このとき、そのトナーカートリッジ9をユニット本体8に組み付けて現像ユニット5として出荷するときは、さらに不揮発性メモリ17に出荷状況データを書き込む。かかる不揮発性メモリ17がトナーカートリッジ9に搭載され、そのトナーカートリッジ単独、又はこれをユニット本体8に組み込んだ現像ユニット5が工場から出荷される。次いでそのトナーカートリッジ9が、画像形成装置本体に装着されたユニット本体8にセットされるか、又は現像ユニット5の全体が画像形成装置本体に装着される。これにより、画像形成装置本体に設けられた読み取り手段によって不揮発性メモリ17の記憶内容が読み取られるが、このとき、画像形成装置本体に装着されているユニット本体8に対して、トナーカートリッジ9が単独でセットされた場合には、そのトナーカートリッジ9が新品であることが検知され(S2,S3)、初期補給動作が実行される(S4)。また、トナーカートリッジ9を組み込んだ現像ユニット5が画像形成装置本体にセットされたときは、出荷状況データの読み取りにより、現像ユニットの新品が検知され(S2,S5)、現像ユニットによる作像回数が初期化され(S6)、初期大量補給動作が実行される(S7)。
【0035】
以上説明した例では、初期補給動作、初期大量補給動作及び作像回数データの初期化が、トナーカートリッジ又は現像ユニットの装着に伴って自動的に行われるように構成されているが、これらのうちの少なくとも1つをユーザ又はサービス担当者などのマニュアル操作によって実行されるように構成することもできる。例えば、画像形成装置本体の前ドアを開き、トナーカートリッジ9又は現像ユニット5の全体を交換した後、前ドアを閉じる前に、ユーザが操作部の所定のキーを押下することにより、前述の初期補給動作、又は初期大量補給動作、或いは作像回数データの初期化を行えるように構成するのである。このように構成すれば、例えば、画像形成装置本体から外した空のトナーカートリッジにトナーを詰め替えたが、不揮発性メモリ17に新たにデータを書き込むことのなかったトナーカートリッジをセットしたような場合、その不揮発性メモリ17には新品データが書き込まれていないので、初期補給動作が自動的に行われることはない。このような場合にも、ユーザがマニュアル操作でキーを押下することにより、初期補給動作を実行することができる。しかもユーザは任意のタイミングで、この動作を行わせることができる。
【0036】
また、それ自体公知のように、画像形成装置本体にセットされた現像ユニット5の不揮発性メモリ17に、所定のデータを書き込むように構成することもできる。
【0037】
図1に示した画像形成装置においては、感光体1上に単色のトナー像を形成するだけであるため、現像ユニット5を常に図1に示した位置に保持したままにしておけばよい。これに対し、図7に示すように、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー及びブラックトナーをそれぞれ収容した第1乃至第4の現像ユニット5Y,5M,5C,5BKをベルト状の感光体1に対置させ、その各現像ユニットを交互に使用するような場合には、各現像ユニットを現像位置と退避位置の間で作動させることもある。すなわち、第1乃至第4の各現像ユニット5Y,5M,5C,5BKが、感光体1上にトナー像を形成するときの現像位置と、その現像位置よりも感光体1から離間した退避位置との間を移動可能に支持されているのである。図7は、第1の現像ユニット5Yが現像位置を占め、第2乃至第4の現像ユニット5M,5C,5BKが退避位置を占めたときの様子を示している。
【0038】
感光体1には、先ず第1の静電潜像が形成され、この潜像が現像位置を占めた第1の現像ユニット5Yによりイエロートナー像として可視像化され、そのトナー像が図示していない中間転写体に転写される。次いで感光体1には第2の静電潜像が形成され、この静電潜像は現像位置を占めた第2の現像ユニット5Mによってマゼンタトナー像として可視像化される。このとき他の現像ユニット5Y,5C,5BKは退避位置を占めている。このマゼンタトナー像も、中間転写体にイエロートナー像に重ねて転写される。同様にして、第3及び第4の現像ユニット5C,5BKによって、感光体上に順次シアントナー像とブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらが順次、中間転写体上に転写される。次いで、中間転写体上の重ね合わせトナー像が図示していない転写紙に一括して転写され、その転写トナー像が同じく図示していない定着装置によって定着される。
【0039】
上述のように現像ユニットが現像位置と退避位置との間を移動可能に支持されている場合、その現像ユニットが移動している時以外の時期に、不揮発性メモリ17に対するデータアクセス、すなわちそのデータの読み取りや書き込みを行うように構成することが好ましい。現像ユニットの移動時にデータアクセスを行うと、その移動に伴う衝撃によって、データアクセスを正しく行えなくなるおそれがあるからである。現像ユニットが移動を完了した後、或る時間を置き、その現像ユニットが安定状態となってからデータアクセスを行うように構成することが特に好ましい。このようにしてデータの信頼性を高めることができる。
【0040】
図8は、前述の読み取り手段を含む画像形成装置のブロック構成図である。図8において、20は画像形成装置としての基本プログラムや、処理プログラムなどが格納されているROM、21は上述のROM20内のプログラムに従って本画像形成装置の各部を制御するCPU、23はワークエリアが形成されて、画像形成装置の制御に必要な種々のデータが記憶されるRAM、24は原稿を読み取るスキャナ、25はコピーや受信信号の印字を行うプロッタを示している。26はユーザからの操作を入力し、情報をユーザに伝える操作・表示制御部、27は相手画像形成装置との間でファクシミリ制御信号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する通信制御部(CCU)、28は送信信号の変調、受信信号の復調を行うモデム、30は画情報を所定の符号化方式に従って符号化し、また、符号化された画情報を復号化する符号化復号化部(DCR)、31は通信回線の制御を行う網制御部(NCU)、29は画像の蓄積を行うSAF(Store and Forward)メモリ、33はトナーカートリッジや現像ユニットの検知、初期補給動作、初期大量補給動作を司るユニット制御部である。上記各手段は、バス32により互いに接続されている。
【発明の効果】
【0041】
本発明によれば、新品のトナーカートリッジを装着した時、トナーカートリッジの検知片を破断するようなことを行わずに、初期補給動作を実行することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す部分断面概略図である。
【図2】現像ユニットの拡大断面図である。
【図3】トナーカートリッジ内のトナーが無くなった時の様子を示す断面図である。
【図4】新品のトナーカートリッジをユニット本体に装着した時の様子を示す断面図である。
【図5】新品の現像ユニットを画像形成装置本体に装着した時の様子を示す断面図である。
【図6】現像ユニット又はトナーカートリッジの交換時の動作を示すフロー図である
【図7】現像位置と退避位置との間を作動する現像ユニットを示す図である。
【図8】画像形成装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
5 現像ユニット
5Y 現像ユニット
5M 現像ユニット
5C 現像ユニット
5BK 現像ユニット
8 ユニット本体
9 トナーカートリッジ
10 トナー貯留部
11 ユニットケース
17 不揮発性メモリ
T トナー
T1 トナー

Claims (5)

  1. 内部にトナー貯留部を有するユニットケース及び該トナー貯留部に収容されたトナーを担持して該トナーを現像領域に搬送するトナー担持体を備え、かつ画像形成装置本体に着脱可能に装着されるユニット本体と、該ユニット本体のトナー貯留部に補給するトナーを収容したトナーカートリッジとを具備し、該トナーカートリッジは前記ユニット本体に着脱可能に装着される現像ユニットにおいて、前記トナーカートリッジには、該トナーカートリッジが新品であることを示す新品データが予め書き込まれる不揮発性メモリが設けられ、画像形成装置本体に装着されているユニット本体に対して新品のトナーカートリッジを装着して、画像形成装置本体側の読み取り手段により前記不揮発性メモリの記憶内容を読み取るとき、前記新品データが消去されると共に、該新品データが読み取られることにより、該トナーカートリッジから、所定量よりも少量のトナーが貯留されているトナー貯留部へトナーを補給して、該トナー貯留部に所定量のトナーを貯留する初期補給動作が実行されるように制御され、前記トナーカートリッジが前記ユニット本体に装着された状態で出荷されたことを示す出荷状況データが前記不揮発性メモリに予め書き込まれ、出荷時にユニット本体にトナーカートリッジが装着され、かつ前記トナー貯留部にトナーが存在しない状態の現像ユニットを画像形成装置本体に装着して、前記読み取り手段により不揮発性メモリの記憶内容を読み取るとき、前記出荷状況データが消去されると共に、前記出荷状況データが読み取られることにより、前記初期補給動作よりも多量のトナーを前記トナーカートリッジから前記トナー貯留部へ補給して、該トナー貯留部に前記所定量のトナーを貯留する初期大量補給動作が実行されるように制御されることを特徴とする現像ユニット。
  2. 請求項1に記載の現像ユニットと、該現像ユニットによりトナー像として可視像化される静電潜像が形成される像担持体とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. ユニット本体にトナーカートリッジが装着されている新品の現像ユニットが画像形成装置本体に装着されたとき、画像形成装置本体側の読み取り手段による出荷状況データの読み取りによって、それまでの現像ユニットによる作像回数データが初期化される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記初期補給動作、初期大量補給動作及び作像回数データの初期化の少なくとも1つをマニュアル操作によって実行できるように構成された請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像ユニットは、像担持体上にトナー像を形成するときの現像位置と、該現像位置よりも像担持体から離間した退避位置との間を移動可能に支持され、現像ユニットが移動している時以外の時期に、前記不揮発性メモリに対するデータアクセスを行う請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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