JP2010032947A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masanobu Maeshima
正展 前嶌
Chisato Hatakeyama
千里 畠山
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Abstract

【課題】仕様情報が認識不可能なトナーコンテナが装着された場合に、感光体や中間転写体へのトナー付着や現像剤の劣化、トナー飛散による装置内部の汚染や装置の破損等の不具合が生じない範囲で画像出力動作を実行可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーコンテナ20が装置本体に挿入され、トナーコンテナ検知センサ45がトナーコンテナ20の装着を検出すると、CPU41はRFIDメモリ40内のデータが認識可能であるか否かを判断する。RFIDメモリ40内のデータが認識不可能である場合は、現像装置16内のT/Cを基準値よりも小さく設定するとともに、現像剤リフレッシュ動作、ドラムリフレッシュ動作、転写リフレッシュ動作の回数を通常の回数(基準実行回数)よりも多く設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、着脱式のトナーコンテナを備えた電子写真プロセスを用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、トナーコンテナ内のトナーがなくなった際のトナー補給作業を容易にするために、トナーコンテナが装置内部に設けられたコンテナ収納部に自在に着脱できるようになっており、トナーコンテナ内のトナーがなくなった場合には、空のトナーコンテナを取り外し、トナーが充填された新たなトナーコンテナを装着することにより、トナー補給が行えるよう構成されている。
ところで、画像形成に用いられるトナーは装置の仕様や仕向地(出荷地域)によって異なり、その装置に応じた専用のトナーコンテナを装着する必要がある。そのため、空のトナーコンテナを取り外した後に誤ったトナーコンテナを装着してしまうと印刷不良の原因となる。また、同一の機種においてもトナーの品質や安定性等の改良により、トナーコンテナ内のトナーが全く異なるものとなり、過去のトナーコンテナと互換性がなくなることもある。
トナーコンテナの誤装着を防止する方法として、例えば特許文献1には、トナーコンテナの挿入部の形状を色毎に異ならせることにより、各色のトナーコンテナが対応する位置に択一的に装着できるようにしたカラー画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、トナーコンテナに取り付けられたRFID(Radio Frequency IDentification、非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)の仕様情報と装置本体の仕様情報とが一致しない場合にトナーコンテナの使用を拒否する方法が開示されている。
特開2003−84534号公報 特開2004−347940号公報
しかしながら、特許文献1のようにトナーコンテナの形状で互換性を判別すると、装置の仕様や仕向地毎に形状を変更する必要があり、部品の共通化を図れないという問題があった。また、特許文献2の方法では、形状が同じで仕様情報が異なるトナーコンテナ、旧仕様でRFIDが取り付けられていないトナーコンテナ等の正規品でないトナーコンテナや、故意或いは過失によって仕様情報が不明となったトナーコンテナ等が装着された場合は画像形成動作が制限されるため、印刷を急ぐユーザにとっては使い勝手が悪くなる。
一方、上記のような正規品でない、或いは仕様情報が不明のトナーコンテナをそのまま使用すると、適正な画像が得られない場合があった。また、トナーの特性差により装置内にトナーが飛散してしまい、装置内部や用紙上に落下してトナー汚染や接点不良、画像不良を引き起こしたり、冷却用ファンから機外に排出されて粉塵が発生したりするおそれがあった。さらに、トナーの特性によっては感光体や中間転写体へのトナー付着や現像剤の劣化等が発生する場合もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、仕様情報が認識不可能なトナーコンテナが装着された場合に、感光体や中間転写体へのトナー付着や現像剤の劣化、トナー飛散による装置内部の汚染や装置の破損等の不具合が生じない範囲で画像出力動作を実行可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体に対し着脱可能なトナーコンテナと、該トナーコンテナから補給されるトナーを担持するトナー担持体を有し像担持体表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、該現像装置により現像されたトナー像を直接或いは間接的に記録媒体に転写する転写手段と、前記トナーコンテナに取り付けられ前記トナーコンテナを特定するための情報が記憶された記憶手段と、該記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた情報に基づいて装置本体各部の動作を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報が認識不可能である場合は、画像出力を許可するとともに、非画像形成時に前記トナー担持体から前記像担持体へトナーを吐出する現像剤リフレッシュ動作、前記像担持体上に供給されたトナーを用いて前記像担持体表面を摺擦する像担持体リフレッシュ動作、前記転写手段に付着したトナーを除去する前記転写リフレッシュ動作のうち少なくとも一つの継続時間を基準実行時間よりも延長することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記現像装置内にはトナーとキャリアとを含む二成分現像剤が貯留されており、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報が認識不可能である場合は、前記現像装置内のキャリアに対するトナーの割合を基準値よりも小さく設定することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、記憶手段に記憶された情報が認識不可能な場合にも画像出力を許可して仕様情報が不明なトナーコンテナを有効に使用可能にするとともに、現像剤リフレッシュ動作、像担持体リフレッシュ動作、転写リフレッシュ動作のうち少なくとも一つの継続時間を延長することで、トナー特性の違いによるトナー担持体上のトナー劣化、像担持体のクリーニング不良や転写手段へのトナー付着、及びそれらに伴う画質低下を効果的に抑制できる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、記憶手段に記憶された情報が認識不可能な場合は二成分現像方式の現像装置内のキャリアに対するトナーの割合を基準値よりも小さく設定することにより、トナー飛散による汚染や画像形成装置の破損が生じない範囲で文字程度の画像出力が可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る現像剤搬送装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す概略構成図であり、右側を画像形成装置の前方側として図示している。図1に示すように、画像形成装置100は、本体下部に積載された用紙を収容する給紙カセット2が備えられている。この給紙カセット2の上方には、本体前方から本体後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて本体上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されており、この用紙搬送路に沿って上流側から順に、ピックアップローラ5、フィードローラ6、中間搬送ローラ7、レジストローラ対8、画像形成部9、定着部10及び排出ローラ対11が配置されている。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に設けられた回動支点12aによって、給紙カセット2に対して回動自在に支持された用紙積載板12が備えられており、用紙積載板12上に積載された用紙がピックアップローラ5に押圧されるようになっている。また、給紙カセット2の前方側には、フィードローラ6に圧接するようにリタードローラ13が配設されており、ピックアップローラ5によって複数枚の用紙が同時に給装された場合には、これらフィードローラ6とリタードローラ13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるよう構成されている。
そして、フィードローラ6とリタードローラ13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラ7によって搬送方向を装置後方へと変えられてレジストローラ対8へと搬送され、レジストローラ対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において時計回りに回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム14と、この感光体ドラム14の周囲に配置される帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向するように配置される転写ローラ18及び感光体ドラム14の上方に配置される露光ユニット(LSU)19から構成されており、現像装置16の上方には、現像装置16へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
帯電装置15には、図示しない電源が接続された導電性ゴムローラ15aが備えられており、この導電性ゴムローラ15aが感光体ドラム14に当接するよう配置されている。そして、感光体ドラム14が回転すると、導電性ゴムローラ15aが感光体ドラム14の表面に接触して従動回転し、この時、導電性ゴムローラ15aに所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム14の表面が一様に帯電させられることとなる。
次いで、露光ユニット(LSU)19からのレーザビームにより感光体ドラム14上に入力された画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置16により静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成され、転写ローラ18により感光体ドラム14の表面のトナー像が、感光体ドラム14と転写ローラ18とのニップ部に形成された転写位置に供給された用紙へと転写される。
トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて定着部10に向けて搬送される。この定着部10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、定着部10に備えられた加熱ローラ21、及びこの加熱ローラ21に圧接される加圧ローラ22によって加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像が定着される。
そして、画像形成部9及び定着部10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラ対11によって排紙部3に排出される。一方、転写後に感光体ドラム14の表面に残留しているトナーは、感光体ドラム14に圧接されるクリーニングローラ17a及びクリーニングブレード17bを備えたクリーニング装置17により除去される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
現像装置16内には磁性若しくは非磁性キャリアが貯留されており、このキャリアとトナーコンテナ20から供給されるトナーとが攪拌スクリュー(図示せず)によって混合、攪拌されることでトナーとキャリアとを含む二成分現像剤となる。現像ローラ16a内には複数の磁極を有する磁界発生部材(図示せず)が配置されており、現像ローラ16a表面には規制ブレード(図示せず)が対向配置されている。規制ブレードには磁界発生部材の所定の極(例えばN極)が対向するため、規制ブレードとして非磁性体或いは磁性体を用いることにより、規制ブレードと現像ローラ16aとの間に引き合う方向の磁界が発生する。
この磁界により、キャリアとトナーがブラシ状に起立する、いわゆる磁気ブラシが形成される。そして、現像ローラ16aが回転して磁気ブラシが感光体ドラム14に対向する位置に移動すると、磁界発生部材の次の極(S極)により逆極性の磁界が付与されるため、磁気ブラシは感光体ドラム14表面に接触してトナー像を形成する。
さらに現像ローラ16aが回転すると、次の極(N極)により逆極性の磁界が付与されて、トナー像の形成に使われなかったトナーが現像装置16内に回収され、さらに次の極(S極)により逆極性の磁界が付与されるため、トナーは現像装置16内で現像ローラ16aから離脱する。そして、攪拌スクリューにより混合、攪拌された後、磁界発生部材の磁界により再び現像ローラ16a上に付着する。
また、現像装置16内にはキャリアに対するトナーの割合(以下、T/Cという)を測定するトナー濃度センサ(図示せず)が設けられている。例えば光透過性を有する非磁性キャリアを用いる場合、トナー濃度センサとして光学式センサを用いて現像剤の光透過度を測定することにより現像剤中のトナー濃度を検知する方法や、トナー濃度センサとして圧電センサを用いて現像剤総量を検知し、キャリア量が一定であるとして現像剤中のトナーの存在比率を算出する方法が挙げられる。また、磁性キャリアを用いる場合はトナー量の増加に伴う透磁率の変化を検知する透磁率センサが用いられる。
また、画像形成装置100は、非画像形成時に現像装置16の現像ローラ16aから感光体ドラム14へトナーを吐出する現像剤リフレッシュ動作、感光体ドラム14に付着したトナーをクリーニングするドラムリフレッシュ動作、及び転写ローラ18に付着したトナーを除去する転写リフレッシュ動作を実行可能である。
現像剤リフレッシュ動作は、低印字率画像の連続出力時等、現像ローラ16aから感光体ドラム14に移動して現像に用いられるトナーが少ない場合に現像装置16内のトナーを強制的に消費することで、現像ローラ16a上のトナーの入れ替えを促進し、トナーの過帯電による画像かぶりや濃度低下等の発生を抑制するものである。この現像剤リフレッシュ動作は、装置の立ち上げ時やトナーコンテナ交換時、或いは所定枚数印字毎に実行される他、ユーザの指示により実行するようにしても良い。
ドラムリフレッシュ動作は、例えば非画像形成時や現像剤リフレッシュ動作時に感光体ドラム14上にトナーを供給してドラム表面を摺擦するものである。ドラム表面を摺擦する手段としては、クリーニング装置17のクリーニングローラ17aやクリーニングブレード17bが挙げられる。また、感光体ドラム14上に供給されたトナーは、感光体ドラム14とクリーニングブレード17bとの接触部分に介在することでクリーニングブレード17bとドラム表面との摩擦係数を低下させる。これにより、クリーニングブレード17bのめくれを抑制することができる。
また、ドラムリフレッシュ動作の他の例として、感光体ドラム14と転写ローラ18との間に用紙を介在させた状態で用紙を徐々に搬送しながら感光体ドラム14を回転させることで、トナーを用紙に擦りつけてドラム表面を摺擦する方法が挙げられる。このようなドラムリフレッシュ動作は、印字終了後や連続印字時の紙間において実行される他、現像剤リフレッシュ動作により感光体ドラム14上に吐出されたトナーを除去する場合に実行される。
転写リフレッシュ動作は、転写ローラ18にトナーと同極性のバイアスを印加することにより、画像形成時或いは現像剤リフレッシュ動作時に転写ローラ18に付着したトナーを感光体ドラム14側に移動させるものである。また、本明細書でいう転写リフレッシュ動作には、中間転写ベルト等の中間転写体上に各色のトナー像を順次転写(一次転写)した後、記録媒体上に一度に転写(二次転写)する中間転写式のカラー画像形成装置において、クリーニング装置により中間転写体に付着したトナーを除去する動作も含まれるものとする。
図2は、トナーコンテナを下方から見た外観斜視図である。ケーシング(筐体)30はトナーを貯留する容器であり、底面には現像装置16(図1参照)にトナーを供給するためのトナー供給口31が設けられている。ケーシング30内にはトナーを撹拌するとともにトナー供給口31にトナーを搬送する2本の撹拌搬送部材33、35が設けられている。なお、図2ではケーシング30の外側面に突出する撹拌搬送部材33、35の回転軸端部のみを図示している。
撹拌搬送部材33には、駆動源(図示せず)からの駆動力を伝達する駆動カップリング36及びギヤ37が設けられている。ギヤ37はアイドルギヤ38を介して撹拌搬送部材35の駆動入力ギヤ39と連結されている。また、ケーシング30の側面にはRFIDメモリ40が貼付されている。画像形成装置100の本体側に設けられたコンテナ装着部(図示せず)にトナーコンテナ20を挿入後、RFIDメモリ40は画像形成装置100の本体側に設けられたRFID制御回路50(図4参照)と無線で交信を行う。
図3は、RFIDメモリ40に記憶されるデータの一例を示すものである。この図に示されているように、データに含まれる項目として、トナーコンテナ20の識別番号、装着可能な画像形成装置の型式、仕向コード、トナー充填量、累積画像形成回数、累積画像ドット数、トナー残量、その他の項目、及び、以上のデータ項目のデータが正常に書き込まれているか否かの判定に使用されるチェックサムまたはCRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)である。なお、このデータ中でその内容が変動しないデータ項目は識別番号、装置形式、仕向コード、トナー充填量であり、以後、総称して固定データと呼称する。また、その他のデータ項目は画像形成ジョブごとにその内容が変わるものであり、総称して変動データと呼称する。
ここで、仕向コードとは、トナーコンテナ20の出荷地域を特定するためのコードのことであり、例えば、世界の地域(ヨーロッパ、中近東、北米、アジアなど)を表す地域コードや国コードなどを意味している。
図4は、本発明の画像形成装置の制御経路を説明するためのブロック図である。図2で示したトナーコンテナ20に搭載されたRFIDメモリ40に対し、図3を参照して説明したデータの読み取り又は書き込みを行う場合の回路について説明する。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、図4ではRFIDメモリ40に対する読み取り又は書き込みに関与しない回路は記載を省略している。
画像形成装置100全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)41が接続された内部バス43に、トナーコンテナ20の有無を検知するトナーコンテナ検知センサ45が接続されている。CPU41は、このトナーコンテナ検知センサ45からの検知信号を受け、その信号に基づき後述する制御を行う。
主記憶部47は、画像形成装置100の各部を制御するための制御プログラムや制御データを記憶する記憶部であり、制御データとしては、装置の型式、及び装置に複数の出荷地域がある場合は出荷地域別の使用温度条件、出荷地域別の標準用紙の紙厚、表示部49の表示に使用する言語等が格納されている。また、RFIDメモリ40に記憶された仕様情報が認識不可能である場合に現像装置16内のT/Cを設定するためのT/C設定テーブル、リフレッシュ動作の回数(継続時間)を設定するリフレッシュ回数(継続時間)設定テーブル等が備えられている。
表示部49は、画像形成装置100各部の状態や画像形成状況、印刷部数を表示するとともに、タッチパネルとして両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定等の各種設定を行えるようになっている。
RFIDメモリ制御回路50は、アンテナ51及び53を介してRFIDメモリ40内に記憶された固定データを読み取り、主記憶部47内に記憶された制御データと比較してトナーコンテナ20を判別する。この判別結果はCPU41に送信され、CPU41は判別結果に応じた制御信号を装置各部に送信する。
さらにRFIDメモリ制御回路50は、RFIDメモリ40の変動データ領域と少なくとも同じ容量を持つバッファメモリ50aを備えている。そして、CPU41からのコマンドによって主記憶部47に格納されている各項目の変動データがRFIDメモリ制御回路50に送信され、RFIDメモリ40が記憶するのと同じ順番とデータ形式でバッファメモリ50aに一旦格納される。その後、アンテナ51及び53を介してRFIDメモリ40に変動データとその書き込み開始アドレスを転送する。RFIDメモリ40は、この変動データと書き込み開始番地を受けて、その指定されたアドレスから変動データを書き込む。
このようにRFIDメモリ40を使用することで、RFID制御回路50が使用する周波数にRFIDメモリ40の同調回路が同調して、データの書き込みや読み出しに必要な電力がアンテナ51、53を介してRFID制御回路50からRFIDメモリ40に供給されるため、両者を接続するコネクタや配線が不要になるというメリットがある。
図5は、本発明の画像形成装置における動作制御例を示すフローチャートである。図1〜図4を参照しながら、図5のステップに従いトナーコンテナの認識及びそれに伴う動作制御について説明する。まず、トナーコンテナ20が装置本体に挿入され、トナーコンテナ検知センサ45がトナーコンテナ20の装着を検出すると(ステップS1)、RFIDメモリ40に格納されているデータ(図3参照)がアンテナ51、53、及びRFID制御回路50を介してCPU41により読み取られる(ステップS2)。
次に、CPU41はRFIDメモリ40内のデータが認識可能であるか否かを判断する(ステップS3)。なお、ここでいう認識可能である場合とは、RFIDメモリ40に記憶された固定データ中の装着可能な装置の型式や仕向コード(図3参照)と、主記憶部47に記憶された装置の型式や仕向コードとが一致する場合を指しており、それ以外の場合(RFIDメモリ40が未装着である場合、RFIDメモリ40内のデータが読み取り不能である場合、或いは読み取り可能であるが装置の型式や仕向コードが一致しない場合等)は全て認識不可能と判断するものとする。認識可能である場合はそのまま現像装置16へトナーの補給が行われる(ステップS4)。
一方、ステップS3で認識不可能である場合は、主記憶部47内のT/C設定テーブルを用いて現像装置16内のT/Cを基準値よりも小さく設定するとともに(ステップS5)、リフレッシュ回数設定テーブルを用いて現像剤リフレッシュ動作、ドラムリフレッシュ動作、転写リフレッシュ動作の回数を通常よりも多く設定する(ステップS6)。その後、トナーコンテナ20から現像装置16へトナーの補給が行われ(ステップS4)、トナー濃度センサの検知結果がステップS5で設定されたT/Cとなった時点でトナーの補給を停止する。また、ステップS6で設定された回数の各リフレッシュ動作を所定のタイミングで実行する。
この制御によれば、RFIDメモリ40内のデータが認識不可能なトナーコンテナ20が装着された場合、トナーコンテナ20の使用を許可するとともに、各リフレッシュ動作の継続時間が基準実行時間よりも延長されるため、トナー特性の違いによる現像ローラ16a上のトナー劣化、感光体ドラム14のクリーニング不良、或いは転写ローラ18へのトナー付着、及びそれらに伴う画質低下を効果的に防止することができる。なお、図5の制御ではRFIDメモリ40内のデータが認識不可能な場合に各リフレッシュ動作の回数を増加してリフレッシュ動作の継続時間を延長しているが、各リフレッシュ動作1回当たりの実行時間を延長する制御としても良い。
また、現像装置16内のT/Cを基準値よりも小さく設定してトナー補給量を制限することにより、トナーの特性差によるトナー飛散を防止することができる。このとき、T/Cを文字程度の画像出力が可能な割合に設定しておけば、写真画像のような高解像度の画像の画質は低下するものの、トナーによる汚染や画像形成装置の破損が生じない範囲で文字画像の出力が可能となる。
従って、RFIDメモリ40内の仕様情報が異なる、或いは旧仕様等でRFIDメモリ40が取り付けられていない等の正規品でないトナーコンテナ20や、正規品であっても故意又は過失、不可抗力等によりRFIDメモリ40内のデータが消失して仕様情報が不明となったトナーコンテナ20を有効に使用でき、且つ装置内部の汚染や破損等も生じない利便性の高い画像形成装置となる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、RFIDメモリ40内のデータが認識不可能な場合に現像剤リフレッシュ、ドラムリフレッシュ、及び転写リフレッシュの各動作の継続時間を延長しているが、各リフレッシュ動作のうち少なくとも1つの継続時間を延長する制御としても良い。
また、上記実施形態ではトナーコンテナ20を特定する情報をRFIDメモリ40に記憶しているが、接触型メモリ等のRFIDメモリ以外の記憶手段を用いることもできる。なお、内容が変動しない固定データのみを記憶する場合は書き換え不可能なメモリを用いても良い。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンタに限られるものではなく、タンデム式或いはロータリー方式のカラー複写機及びプリンタ、モノクロ複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の、着脱式のトナーコンテナを用いる種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。
また、上記実施形態では二成分現像方式の現像装置を用いた画像形成装置について説明したが、一成分現像方式の現像装置を用いた画像形成装置にも適用可能である。この場合、現像装置内にはトナーのみから成る一成分現像剤が貯留されるため、T/Cの設定変更によりトナー飛散を防止することはできない。従って、一成分現像方式ではリフレッシュ動作の継続時間の延長のみを行えば良い。
本発明は、仕様情報を記憶したRFID等の記憶手段が取り付けられたトナーコンテナが着脱可能に装着される画像形成装置に利用可能であり、記憶手段に記憶された情報が認識不可能な場合は、画像出力を許可するとともに、現像剤リフレッシュ動作、像担持体リフレッシュ動作、転写リフレッシュ動作のうち少なくとも1つの継続時間を基準実行時間よりも延長するものである。
これにより、旧仕様等で記憶手段が取り付けられていないトナーコンテナや、故意又は過失、不可抗力等により記憶手段内のデータが消失して仕様情報が不明となったトナーコンテナ等を有効に使用でき、トナーコンテナ内のトナーの仕様が正規品と異なる場合であっても、トナー特性の違いによるトナー担持体上のトナー劣化や像担持体のクリーニング不良、転写手段のトナー汚染、それらに伴う画質低下を効果的に抑制できる画像形成装置となる。
また、二成分現像方式の現像装置を用いる場合、現像装置内のキャリアに対するトナーの割合を基準値よりも小さく設定すれば、トナーによる汚染や画像形成装置の破損が生じない範囲で文字程度の画像出力が可能な画像形成装置となる。
は、本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 は、トナーコンテナを下方から見た外観斜視図である。 は、トナーコンテナのRFIDメモリに記憶されるデータの一例を示す図である。 は、本発明の画像形成装置の制御経路を説明するためのブロック図である。 は、本発明の画像形成装置におけるトナーコンテナの認識及びそれに伴う動作制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
14 感光体ドラム(像担持体)
16 現像装置
16a 現像ローラ(トナー担持体)
17 クリーニング装置
17a クリーニングローラ
17b クリーニングブレード
18 転写ローラ(転写手段)
20 トナーコンテナ
40 RFIDメモリ(記憶手段)
41 CPU(制御手段)
43 内部バス
45 トナーコンテナ検知センサ
47 主記憶部
49 表示部
50 RFID制御回路(読取手段)
50a バッファメモリ
51、53 アンテナ(読取手段)
100 画像形成装置

Claims (2)

  1. 装置本体に対し着脱可能なトナーコンテナと、
    該トナーコンテナから補給されるトナーを担持するトナー担持体を有し像担持体表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、
    該現像装置により現像されたトナー像を直接或いは間接的に記録媒体に転写する転写手段と、
    前記トナーコンテナに取り付けられ前記トナーコンテナを特定するための情報が記憶された記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取られた情報に基づいて装置本体各部の動作を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報が認識不可能である場合は、画像出力を許可するとともに、非画像形成時に前記トナー担持体から前記像担持体へトナーを吐出する現像剤リフレッシュ動作、前記像担持体上に供給されたトナーを用いて前記像担持体表面を摺擦する像担持体リフレッシュ動作、前記転写手段に付着したトナーを除去する転写リフレッシュ動作のうち少なくとも一つの継続時間を基準実行時間よりも延長することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置内にはトナーとキャリアとを含む二成分現像剤が貯留されており、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報が認識不可能である場合は、前記現像装置内のキャリアに対するトナーの割合を基準値よりも小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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