JP4645118B2 - センサ付き転がり軸受装置及びその製造方法 - Google Patents

センサ付き転がり軸受装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転センサを備えたセンサ付き転がり軸受装置に関する。
ABS(アンチロックブレーキシステム)を搭載する自動車用として、従動輪を回転自在に支持する転がり軸受装置(ハブユニット)に予め回転センサを取り付けた「センサ付き転がり軸受装置」が製造されている。この回転センサは、転がり軸受装置の外輪に取り付けられたカバーの内部に装着される(例えば、特許文献1参照。)。カバーにはコネクタが取り付けられ、このコネクタに回転センサのリード線が接続される。
近年、この回転センサとして、分解能に優れたレゾルバが注目されている。レゾルバは、モータと近似した、ステータとロータとを有する構造である。ステータは、リング状であってその内径側に多数の極歯を有する鉄心と、各極歯に巻装されたコイルとを備えている。このようなレゾルバを転がり軸受装置に設けるには、ステータを上記カバーに装着し、ロータを内輪側に設けることになる。ステータからは数本のリード線が導出されており、それらの端部はコネクタに接続される。このようなリード線は、途中の部分で安定して支持されなければ、回転部材に接触する恐れがある。そこで、リード線をカバーに対して固定的に取り付ける方法として、リード線やコネクタを、カバーと一体に樹脂モールドすることが考えられる。
特開平11−174069号公報
しかしながら、レゾルバのステータは熱に弱く、モールドの熱で損傷を受けることがあり、その場合には出力信号が不正確になる。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、回転センサとしてレゾルバを採用したセンサ付き転がり軸受装置において、レゾルバに熱損傷を与えることなく、かつ、リード線を安定して支持することを目的とする。
本発明のセンサ付き転がり軸受装置は、内輪が回転輪となる転がり軸受装置と、前記転がり軸受装置の外輪に取り付けられたカバーと、前記カバーの内面に取り付けられたステータ及びこれと対向して前記内輪に設けられたロータを有して成り、当該内輪の回転センサであるレゾルバと、前記レゾルバから導出されるリード線を前記カバー内において所定の経路で案内支持するリード線支持部、及び、前記カバーに取り付けられ、前記リード線の端部が接続されるターミナルを絶縁支持するとともにこれを前記カバー内から外部へ導出するターミナル支持部、が互いに一体に形成されたコネクタユニットとを備えたものである。
上記のように構成されたセンサ付き転がり軸受装置では、カバーに取り付けられるターミナル支持部と一体に形成されたリード線支持部により、レゾルバから導出されるリード線がカバー内において所定の経路で案内支持され、ターミナルに接続される。すなわち、樹脂モールドによらず、レゾルバ及びコネクタユニットをリード線と共にカバーに固定することができる。また、リード線が上記のように案内支持されることにより、当該リード線を、回転部材から離れた位置に安定して支持することができる。
また、上記センサ付き転がり軸受装置において、リード線支持部は、リード線の途中部をスペーサとともに凹部に押し込んで固定する支持部を有するので、リード線を、その途中でリード線支持部に固定することができ、リード線を固定してからターミナルとのはんだ付けを行うことができる。従って、リード線をターミナルにはんだ付けするとき、リード線に負荷がかからない。これにより、はんだが固化する前にリード線が外れる等の不具合が発生せず、作業効率が良い。
また、上記センサ付き転がり軸受装置において、ターミナル支持部は外形が楕円の筒状体であり、これを挿嵌させるための楕円の筒状部がカバーに形成されていてもよい。
この場合、楕円の筒状体であるターミナル支持部がカバーの楕円の筒状部に挿嵌されることにより、コネクタユニット全体がカバーに対して確実に回り止めされる構造となる。
また、上記センサ付き転がり軸受装置において、ターミナル支持部の一部を外部に露出させるカバーの出口部において、ターミナル支持部とカバーとの間に弾性を有するシールリングを密嵌させ、かつ、このシールリングの軸方向の動きを規制するシールリング係止部を、ターミナル支持部及びカバーに設けてもよい。
この場合、シールリング及びシールリング係止部によって、カバーに対するターミナル支持部の軸方向への抜け防止機能を実現するとともに、カバーとターミナル支持部との隙間からカバー内に雨水等が浸入することを防止できる。従って、センサ付き転がり軸受装置の防水性が向上する。
本発明のセンサ付き転がり軸受装置によれば、カバーに取り付けられるターミナル支持部と一体に形成されたリード線支持部により、レゾルバから導出されるリード線がカバー内において所定の経路で案内支持され、ターミナルに接続されるので、樹脂モールドによらず、レゾルバ及びコネクタユニットをリード線と共にカバーに固定することができる。従って、レゾルバに熱損傷を与えることがない。また、リード線が上記のようにして案内支持されることにより、当該リード線を、回転部材から離れた位置に安定して支持することができ、回転部材との接触を防止することができる。
一方、本発明のセンサ付き転がり軸受装置の製造方法によれば、レゾルバとコネクタユニットとがリード線を介して一つの組立体を構成し、カバーに装着されるので、樹脂モールドによらず、レゾルバ及びコネクタユニットをリード線と共にカバーに固定することができる。従って、レゾルバに熱損傷を与えることがない。また、リード線が上記のように案内支持されることにより、当該リード線を、回転部材から離れた位置に安定して支持することができ、回転部材との接触を防止することができる。さらに、リード線を途中で固定してからターミナルとの接続(例えばはんだ付け)を行うので、接続の際にリード線に負荷がかからない。これにより、リード線が外れる等の不具合が発生せず、接続の作業効率が良い。
図1は、本発明の一実施形態によるセンサ付き転がり軸受装置の断面図である。また、図2は、図1に示すセンサ付き転がり軸受装置の右側面図である。図1において、左側は車両アウタ側(車輪側)、右側は車両インナ側であり、当該センサ付き転がり軸受装置は、転がり軸受装置100と、センサ装置200とによって構成されている。この転がり軸受装置100は、複列アンギュラ玉軸受タイプのものであり、外輪1と、内軸(ハブ)2と、内輪3と、複数の玉からなる転動体4,5と、これらの転動体4,5をそれぞれ保持する保持器6,7と、外輪1と内軸2との隙間に設けられたシール8と、内軸2に螺着されたナット9とを備えている。また、センサ装置200は、外輪1に取り付けられた金属製のカバー10と、カバー10に取り付けられたレゾルバ11のステータ11s及びコネクタユニット12とを備えている。内輪3の右端部はステータ11sに対向するロータ3rでもあり、ステータ11sと共にレゾルバ11を構成している。
上記外輪1は、車体側に固定される固定輪であり、その内周側には、複列の軌道1a,1bが形成されている。一方、回転輪は、内軸2及び内輪3である。内軸2の、軌道1aに対向する箇所には、軌道2aが形成されている。また、内輪3の、軌道1bに対向する箇所には、軌道3bが形成されている。
上記内軸2は、車両アウター側にインロー部2b及び、車輪取付用のフランジ部2cを備えている。フランジ部2cには車輪等を固定するための4本のボルト13が固定されている。また、内軸2の車両インナー側の端部には、ねじ部2dが形成されている。内輪3は、内軸2の右端近傍に形成された小径部2eの外周に嵌着され、ねじ部2dに螺着されるナット9を締め付けることにより、内軸2に固定されている。
上記カバー10は、左方が大径の円筒部10a、右方が小径の楕円形の筒状部10b(図2も参照。)である。円筒部10aの途中には、折り曲げと折り返しによって外側への環状突起10cが形成されており、これは、カバー10を外輪1の右端の円筒状部1cに挿入する際の位置決めの役目をする。カバー10の円筒部10aの外径は、外輪1の円筒状部1cの内径に対して、雨水等の浸入を防止できる程度に圧入される寸法となっている。また、カバー10の円筒部10aの左端内面には、端面から軸方向(転がり軸受装置100の軸方向)に一定の長さの浅い凹部10dが、全周にわたって形成されている。この凹部10dの内径は、ステータ11sを微圧入(微力で圧入)することができるように寸法調整されている。
レゾルバ11は、バリアブル・リラクタンス型であり、磁気抵抗の変化により回転の検出を行う。このような磁気抵抗の変化を生じさせる構成として、例えば、ロータ3rの外周の輪郭を円形とし、その幾何的な中心を内輪3の回転中心から偏心させるか、又は、外周の輪郭を非円形(楕円等)にする。これにより、ステータ11sの励磁電圧に対する出力電圧の位相差が内輪3の回転に対応したものとなり、回転検出が可能となる。
次に、コネクタユニット12の構造について説明する。図3は、図1におけるカバー10及びコネクタユニット12の部分の拡大図である。また、図4は、コネクタユニット12を垂直面で切った状態の斜視図である(但し、リード線14等の全体が見えるように図3とは断面を少しずらしている。)。図3及び図4において、コネクタユニット12は、コネクタとしての本体部であるターミナル支持部12Aと、ステータ11sから導出される複数本(ここでは6本とする。)のリード線14を案内し、かつ、支持するリード線支持部12Bとを備え、これらが互いに一体に、樹脂により形成されたものである。
ターミナル支持部12Aは、端面から見た形状が楕円に近似した横長の筒状体120と、その途中を内部で仕切る隔壁121と、隔壁121に対して垂直に一体形成された支持体122と、横一列に並び、隔壁121及び支持体122を貫通して絶縁支持された6本のターミナル123とを備えている。筒状体120には図示しないプラグが挿入され、それにより、プラグ側の電極とターミナル123との電気的接続が成されるようになっている。また、筒状体120の基端側は先端側より肉厚に盛り上がっており、その外周にはOリング15を装着するための楕円状の周溝120aと、楕円状の止め輪16(図2,図3)を装着するための楕円状の周溝120bとが形成されている。
一方、リード線支持部12Bは、筒状体120の端面と直交するように一体化して形成された第1支持部124と、この第1支持部124の両側面から立ち上がって一体に形成された第2支持部125とを備えている。図5は、図4におけるV矢視方向からコネクタユニット12を見た斜視図である。図5において、第2支持部125の内側(転がり軸受装置側)部分はステップ状であり、かつ、内周面が、ナット9(図1)との距離を確保すべく円弧状に形成されている。第1支持部124には、薄い樹脂板からなる保護カバー126が着脱可能に嵌め込まれている。
図3,図4に戻り、第2支持部125の外側部分には凹部125aが設けられており、ここにリード線固定用の樹脂製のスペーサ127が差し込まれる。また、図4において、円弧状に湾曲した曲面である天板部125cは、リード線14を沿わせる台座の役目をする。スペーサ127はステータ11sに近接した位置にあり、その間の距離は、コネクタユニット12とステータ11sとを6本のリード線14で相互に支持することができるように、極力短く設計されている。また、天板部125cがリード線14に沿っていることは、リード線14の屈曲防止効果があり、上記相互の支持剛性を高める。さらに、天板部125cが円弧状に湾曲した曲面であることにより、これに沿うリード線14も横一直線ではなく、円弧状に湾曲した曲面を形成するように並ぶ。このことは、リード線14の屈曲防止に寄与する。
図7は、上記スペーサ127のみを示す正面図である。スペーサ127の両面にはリード線14を位置決めする浅い案内溝127aが形成されており、案内溝127aにリード線14を合わせて、リード線14ごとスペーサ127を差し込むと、各リード線を、対応する案内溝127aに入れた状態で凹部125a(図3,図4)に固定することができる。また、スペーサ127の両側部には係合片127bが形成されており、スペーサ127を凹部125aに差し込むと、係合片127bの先端部が第2支持部125の側面に形成された孔125b(図5)に係合してスペーサ127の抜け止めとなる。
図6は、図5から上記保護カバー126を外した状態を示す斜視図である。第1支持部124にはリード線14を収める溝124a付きの案内部124bが形成されている。この案内部124bには、リード線14の線間を確実に隔てるための突起124cも設けられている。各リード線14の被覆をむいた端部の導体部分は、先端がフォーク状に割れたターミナル123に挟み込まれて仮固定された後、はんだ付けされる。第1支持部124の下方に設けられている突起124d及びストッパ124eは、保護カバー126を係止するために設けられている。
次に、上記のように構成されるコネクタユニット12及びステータ11sをカバー10に取り付け、さらに、そのカバー10を外輪1に取り付ける手順について説明する。
まず、図4において、ステータ11sから導出されている6本のリード線14を、スペーサ127の溝127aに沿わせながら、凹部125aにリード線14ごとスペーサ127を差し込み、リード線14の途中部分を固定する。このとき、スペーサ127からステータ11sまでのリード線14の長さが所定の長さになるように留意する。次に、リード線14を第2支持部125の外側に沿わせて下方へ引き出し、長さをそろえて末端をカットし、所要長さ分だけ被覆をむく。そして、図6に示すように、各リード線14を第1支持部124の溝124aに入れ、突起124cの間を通しながらターミナル123に前述の要領で仮固定し、はんだ付けする。その後、保護カバー126(図5)を取り付ける。このようにして、コネクタユニット12と、リング状のステータ11sとがリード線14を介して互いに結ばれ、一つの組立体を構成した状態となる。
次に、図3において、ターミナル支持部12Aの周溝120aにOリング15を装着したコネクタユニット12及びステータ11sを、カバー10に装着する。最初にコネクタユニット12の筒状体120をカバー10の筒状部10bに挿入し、最終的にOリング15の部分が筒状部10bに押し込まれるのとほぼ同時に、ステータ11sを円筒部10aの端部に微圧入する。その後、止め輪16を装着し、コネクタユニット12がカバー10から抜けないように固定する。こうして、コネクタユニット12及びステータ11sがカバー10に固定される。最後に、この組立体としてのカバー10を、図1に示すように、環状突起10cが円筒状部1cの端面に当接するまで外輪1に圧入し、取り付け完了である。
上記の構成によれば、カバー10に取り付けられるターミナル支持部12Aと一体に形成されたリード線支持部12Bにより、レゾルバ11(ステータ11s)から導出されるリード線14がカバー10内において図3,図4に示す所定の経路で案内支持され、ターミナル123に接続される。すなわち、樹脂モールドによらず、レゾルバ11及びコネクタユニット12をリード線14と共にカバー10に固定することができる。従って、レゾルバ11に熱損傷を与えることがない。また、リード線14が上記のようにして案内支持されることにより、当該リード線14は、回転するナット9や内軸2から離れた位置に安定して支持され、これらとの接触を防止することができる。
また、リード線14を、その途中で固定することができる構造であるので、スペーサ127を用いてリード線14をリード線支持部12Bの第2支持部125(凹部125a)に固定してからターミナル123との接続を行うことができる。従って、リード線14をターミナル123にはんだ付けするとき、リード線14に負荷がかからない。そのため、はんだが固化する前にリード線14が外れる等の不具合が発生せず、作業効率が良い。
さらに、カバー10の外輪1への圧入並びに、Oリング15及びシール8の存在によって、各軌道面(1a,2a,1b,3b)やカバー10内への雨水等の浸入が防止され、一定の防水性が確保される。
また、上記の構成においては、楕円の筒状体であるターミナル支持部12Aがカバー10の楕円の筒状部10bに挿嵌されることにより、コネクタユニット12全体がカバー10に対して確実に回り止めされる。従って、回り止めのキーやキー溝等を設ける必要がなく、組立が簡単である。
なお、上記のセンサ装置200においては、Oリング15によって、カバー10の外部から、カバー10とターミナル支持部12Aとの隙間を通って雨水等が浸入することを防止している。この防水性能をさらに向上させた他の構成について、図8を参照して説明する。図8は、図3と同様の断面図であるが、カバー10の筒状部10bの先端形状が、図3とは異なっている。また、図3の止め輪16に代えてシールリング17が用いられている点で異なっている。
図8において、ターミナル支持部12Aの一部を外部に露出させるカバー10の出口部10eは、筒状部10bから一旦径方向外側へ拡がった後、軸方向に少し延びている。これにより、出口部10eの内側には、シールリング17の軸方向左方への動きを規制するシールリング係止部10e1が形成されている。出口部10eは、筒状部10bと同様に、楕円形状である。一方、シールリング17は弾性体(好ましくは十分な弾性を有する樹脂又はゴム)からなり、図8に示すようなL字状断面を有する。また、全体形状は、図9に示すような楕円リングであり、同様の楕円状である周溝120bに嵌着される。周溝120bはターミナル支持部12A側のシールリング係止部であり、周溝120bに嵌着されたシールリング17は、軸方向の左右両方向にその動きが規制される。
上記シールリング17の内周楕円形状は、周溝120bの外周楕円形状より若干小さく、従って、周溝120bに嵌着されたシールリング17は周溝120bに対する緊迫力を生じる。さらに、シールリング17の外周楕円形状は、上記出口部10eの内周楕円形状より若干大きく、従って、出口部10eの内周面10e2に嵌着されたシールリング17は当該内周面10e2に対する緊迫力を生じる。このようにしてシールリング17を、ターミナル支持部12Aとカバー10との間に密嵌させることにより、ターミナル支持部12Aとカバー10との間で防水性が確保され、雨水等の浸入を防止することができる。従って、Oリング15のみの場合よりも、防水性を向上させることができる。また、この場合、Oリング15を省略することも可能となり、Oリング15を省略すればコスト低減にも寄与する。
上記シールリング17は、コネクタユニット12及びステータ11sをカバー10に装着した後、図8の右方からターミナル支持部12Aに外挿し、弾性変形させながら押し込むことにより、図8に示す状態に嵌着させることができる。この状態では、ターミナル支持部12Aがカバー10に対して左方向へ移動しようとしても、ターミナル支持部12Aに係止されたシールリング17がカバー10のシールリング係止部10e1に当接して当該移動は規制される。すなわち、シールリング17は、図3の構成における止め輪16と同様に、カバー10に対してターミナル支持部12Aが軸方向左方へ抜けることを防止する抜け防止機能を実現している。
なお、シールリング17の押し込みを容易にするために、図10に示すように、出口部10eの内周面10e2及び、これに接するシールリング17の外周面を、外側(図の右側)に向かって拡径する円錐面状に形成してもよい。この場合、周溝120bに嵌め込まれる前の、外方へ膨張した状態のシールリング17の外周面を、円錐面状に傾斜した内周面10e2に沿わせて無理なく挿入し、図示の位置に嵌着させることができる。
本発明の一実施形態によるセンサ付き転がり軸受装置の断面図である。 図1に示すセンサ付き転がり軸受装置の右側面図である。 図1におけるカバー及びコネクタユニットの部分の拡大図である。 垂直面で切った状態のコネクタユニットの斜視図である。 図4におけるV矢視方向からコネクタユニットを見た斜視図である。 図5に示すコネクタユニットから保護カバーを外した状態を示す斜視図である。 コネクタユニットのスペーサのみを示す正面図である。 図3の構成よりも、防水性能を向上させた他の構成によるカバー及びコネクタユニットの部分の拡大図である。 図8の構成に使用されるシールリングの斜視図である。 図8の構成の変形例であり、カバーの端部近傍を拡大した断面図である。
符号の説明
1 外輪
3 内輪
3r ロータ
10 カバー
10b 筒状部
10e 出口部
10e1 シールリング係止部
11 レゾルバ
11s ステータ
12 コネクタユニット
12A ターミナル支持部
12B リード線支持部
14 リード線
100 転がり軸受装置
120b 周溝(シールリング係止部)
123 ターミナル
125 第2支持部
125a 凹部
127 スペーサ

Claims (3)

  1. 内輪が回転輪となる転がり軸受装置と、
    前記転がり軸受装置の外輪に取り付けられたカバーと、
    前記カバーの内面に取り付けられたステータ及びこれと対向して前記内輪に設けられたロータを有して成り、当該内輪の回転センサであるレゾルバと、
    前記レゾルバから導出されるリード線を前記カバー内において所定の経路で案内支持するリード線支持部、及び、前記カバーに取り付けられ、前記リード線の端部が接続されるターミナルを絶縁支持するとともにこれを前記カバー内から外部へ導出するターミナル支持部、が互いに一体に形成されたコネクタユニットとを備え
    前記リード線支持部は、前記リード線の途中部をスペーサとともに凹部に押し込んで固定する支持部を有することを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。
  2. 前記ターミナル支持部は外形が楕円の筒状体であり、これを挿嵌させるための楕円の筒状部が前記カバーに形成されている請求項1記載のセンサ付き転がり軸受装置。
  3. 前記ターミナル支持部の一部を外部に露出させる前記カバーの出口部において、前記ターミナル支持部と前記カバーとの間に弾性を有するシールリングを密嵌させ、かつ、このシールリングの軸方向の動きを規制するシールリング係止部を、前記ターミナル支持部及び前記カバーに設けた請求項1記載のセンサ付き転がり軸受装置。
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