JP4644922B2 - 同期電動機のロータ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石をロータコア中に埋め込んだ同期電動機のロータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は特開平11−196555号公報に記載された従来のロータの構造を示している。このロータ111は、回転軸116に対して固定された外周面が多角形状の磁性部材114と、この多角形状の磁性部材114の各辺に対応する外周面に配置された板状の永久磁石112と、これら永久磁石112の外側に固定された外周が円形状の磁性積層部材113と、この磁性積層部材113の外周に固定された非磁性材からなる補強部材115とからなり、永久磁石112と磁性積層部材113との隙間に樹脂材118を充填してこれらを一体化した構造のものである。このような構造とすることで、大きな遠心力、すなわち高速回転に耐え得る強度をロータ11に持たせることが可能となる。
【0003】
また、図10は特開2000−152538号公報に記載された従来の一般的なIPMモータのロータの構造を示している。このロータ131は、磁性積層鋼板よりなるロータコア132の孔に永久磁石133を挿入したものである。永久磁石133の端部には、ロータ強度を確保するために磁性鋼板の薄肉部分134が確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図9に示すロータ111では、磁性部材114を取り囲むように永久磁石112が配置されているため、磁性部材114がリラクタンストルクにほとんど寄与しなくなっており、磁石トルクとリラクタンストルクの両方を得ることができるというIPM(磁石埋め込み)モータの利点を一部阻害することになっている。
【0005】
これに対し、図10に示される一般的なIPMモータのロータ131では、十分なリラクタンストルクが得られる一方、永久磁石133の端部に残る磁性鋼板の薄肉部分134を介して漏れ磁束Φmが発生し、磁石トルクを発生させるために有効な磁束Φが減少するという問題がある。漏れ磁束Φmの発生を抑制するには薄肉部分134の幅を小さくすればよいが、その場合、ロータを高速回転させたときに、永久磁石133や磁性鋼板の磁石外側部分135に作用する遠心力で薄肉部分134が破断する恐れがある。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、永久磁石の内側の磁性部材(ロータコア)によるリラクタンストルクを有効に利用することで、良好な出力−トルク特性を得ることができる同期電動機のロータ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、外周面に、ロータ中心から所定半径の円弧面と第1磁石当接面とが周方向に交互に形成され、ロータ中心に回転軸が固定される第1ロータコアと、一方の磁極面を前記第1磁石当接面に当接させて配置された永久磁石と、前記所定半径と同一半径の円弧面と第2磁石当接面とを有し、前記第2磁石当接面を前記永久磁石の他方の磁極面に当接させて配置された第2ロータコアと、前記第1ロータコアの円弧面と前記第2ロータコアの円弧面とに当接するようにロータ外周部に配置された非磁性体製の環状の補強部材とを備える。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第1ロータコアの第1磁石当接面と前記永久磁石の一方の磁極面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを要旨とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2ロータコアの第2磁石当接面と前記永久磁石の他方の磁極面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2ロータコアの円弧面と前記補強部材の前記円弧面との当接面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアが、前記回転軸方向に磁性鋼板を積層した構造を有することを要旨とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、前記磁性鋼板を積層する際のガイドとなる孔が前記第2ロータコアを構成する各磁性鋼板に形成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2ロータコアを構成する磁性鋼板が、互いに接着されて一体化されていることを要旨とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、永久磁石の内側と外側に位置するロータコアを第1ロータコア及び第2ロータコアとして分離独立させ、内側に位置する第1ロータコアの外周面に円弧面と第1磁石当接面とを交互に形成して、第1ロータコアの第1磁石当接面に永久磁石の一方の磁極面を当接させ、永久磁石の外側に位置する第2ロータコアに形成した第2磁石当接面を永久磁石の他方の磁極面に当接させた構成としているから、永久磁石の内側と外側のロータコアによるリラクタンストルクを有効に活用することができる。また、第1ロータコアの円弧面と第2ロータコアの円弧面とに当接するようにロータ外周部に非磁性体製の環状の補強部材を配置したので、大きな遠心力、すなわち高速回転に耐え得る強度をロータに持たせることができると共に、永久磁石の外部を通る漏れ磁束を減らすことができる。従って、出力−トルク特性の向上を図ることができる。
【0015】
また、請求項2記載の本発明によれば、第1ロータコアと永久磁石の当接面を周方向に係合する形状に形成しているので、永久磁石の位置決めが簡単にできるようになり、ロータ製作の容易化が図れる。
【0016】
また、請求項3記載の本発明によれば、第2ロータコアと永久磁石の当接面を周方向に係合する形状に形成しているので、永久磁石の位置決めが簡単にできるようになり、ロータ製作の容易化が図れる。
【0017】
また、請求項4記載の本発明によれば、第2ロータコアの円弧面と補強部材の当接面を周方向に係合する形状に形成しているので、補強部材に対する第2ロータコアの位置決めが簡単にできるようになり、補強部材に嵌め込みながら第2ロータコアの組み付けを行うことが可能となり、ロータ製作の容易化が図れる。
【0018】
また、請求項5記載の本発明によれば、第1ロータコアと第2ロータコアを磁性鋼板の積層体として構成したので、第1、第2ロータコアによるリラクタンストルクを有効に活用することができる。
【0019】
また、請求項6記載の本発明によれば、磁性鋼板を積層する際のガイドとなる孔を第2ロータコアを構成する各磁性鋼板に形成したので、その孔をガイドとして利用することにより、第1ロータコアを簡単に製作することが可能となり、ロータ製作の容易化が図れる。
【0020】
また、請求項7記載の本発明によれば、第2ロータコアを構成する磁性鋼板を互いに接着することにより一体化したので、第2ロータコアを簡単に製作することが可能とになり、ロータ製作の容易化が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ11の構成を示す図である。
【0023】
ロータ11は外周方向に設けられているステータ(図示せず)の内部に設けられ、ステータから与えられる回転磁束に対して、各永久磁石12に反力を発生させ、回転軸16を中心に回転するように構成されている。隣接する永久磁石12の磁極は互いに反対向きに設定されている。
【0024】
このロータ11では、永久磁石12は2極対だけ配置されているが、本発明の極数はこれに限るものではない。
【0025】
このロータ11は、永久磁石12と、永久磁石12の内周側の第1ロータコア14と、永久磁石12の外周側の第2ロータコア13と、ロータ11の最外周部に配された非磁性体製の環状の補強部材15とからなり、第1ロータコア14の中心部に回転軸16が固定されている。第1ロータコア14及び第2ロータコア13は、それぞれ独立した部材として構成されており、各々が、回転軸線方向(紙面に垂直な方向)に多数の磁性鋼板を積層することで構成されている。
【0026】
永久磁石12の内側に配された第1ロータコア14は、外周面に、ロータ中心から所定半径の円弧面14aと平坦な第1磁石当接面14bとを周方向に交互に有している。永久磁石12は、ロータ11の半径方向両端に両磁極面を持った板状に形成されると共に、板幅方向両端面が第1ロータコア14の円弧面14aと同一半径の円弧面12aとして形成されたもので、一方の磁極面を第1磁石当接面14bに当接させた状態で第1ロータコア14の外周面に配置されている。
【0027】
第2ロータコア13は、第1ロータコア14の円弧面14aと同一半径の円弧面13aと平坦な第2磁石当接面13bとを有するもので、第2磁石当接面13bを永久磁石12の他方の磁極面に当接させた状態で、永久磁石12の外周側に配置されている。そして、非磁性体製の環状の補強部材15は、第1ロータコア14の円弧面14aと、永久磁石12の円弧面12aと、第2ロータコア13aの円弧面13aとにそれぞれ当接するようにロータ外周部に配置されている。
【0028】
この補強部材15は、例えばケプラーまたはカーボンの帯を巻き付けたり、非磁性ステンレスの円管を嵌合したりすることで構成することができる。
【0029】
このように、永久磁石12の内側と外側に位置するロータコアを第1ロータコア14及び第2ロータコア13として分離独立させ、内側に位置する第1ロータコア14の外周面に円弧面14aと第1磁石当接面14bとを交互に形成して、第1ロータコア14の第1磁石当接面14bに永久磁石12の一方の磁極面を当接させ、永久磁石12の外側に位置する第2ロータコア13に形成した第2磁石当接面13bを永久磁石12の他方の磁極面に当接させ、最外周の環状の補強部材15を第1ロータコア14の円弧面14aと第2ロータコア13の円弧面13aとに共に当接させているから、永久磁石12の内側と外側のロータコア14、13によるリラクタンストルクを有効に活用することができる。
【0030】
また、各永久磁石12の端部に磁性体が存在していないので、永久磁石12の外部を通る漏れ磁束を減らすことができる。従って、このロータ11では、出力−トルク特性の向上を図ることができるとともに磁石量の削減に寄与することができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ21の構成を示す図である。
【0032】
本実施の形態の特徴は、図2に示すように、図1に示した第1ロータコア14と永久磁石12の当接面を、半径方向内方に凹んだ形状に形成することにより、第1ロータコア14と永久磁石12とを周方向に係合するように組み合わせたことにある。すなわち、第1ロータコア14の第1磁石当接面14bを凹面形状に形成し、永久磁石12の一方の磁極面を凸面形状に形成し、凹面形状と凸面形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0033】
このようになロータ21では、第1の実施の形態と同じ効果を発揮するとともに、第1ロータコア14と永久磁石12の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、永久磁石12の位置決めが容易になる。また、凸形状の大きさによって、永久磁石12の使用量の調整が容易にできるようになり、出力ートルク特性の向上に寄与することができる。
【0034】
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ31の構成を示す図である。
【0035】
本実施の形態の特徴は、図3に示すように、図2に示した永久磁石12と第2ロータコア13の当接面を、半径方向内方に凹んだ形状に形成することにより、第2ロータコア13と永久磁石12とを周方向に係合するように組み合わせたことにある。すなわち、永久磁石12の他方の磁極面を凹面形状に形成し、第2ロータコア13の第2磁石当接面13bを凸面形状に形成し、凹面形状と凸面形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0036】
このようなロータ31では、第1の実施の形態と同様の効果を発揮するとともに、第2ロータコア13と永久磁石12の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、永久磁石12に対する第2ロータコア13の位置決めが容易になる。また、凸形状の大きさによって、第2ロータコア13の容量を増やすことが容易にできるようになり、出力−トルク特性の向上に寄与することができる。
【0037】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ41の構成を示す図である。
【0038】
本実施の形態の特徴は、図4に示すように、図1に示した第1ロータコア14と永久磁石12の当接面を、半径方向外方に凸になった形状に形成することにより、第1ロータコア14と永久磁石12とを周方向に互いに係合するように組み合わせたことにある。すなわち、第1ロータコア14の第1磁石当接面14bを凸形状(図示例では第1磁石当接面14bの幅方向中央に凸部を有する形状)に形成し、永久磁石12の一方の磁極面を凹形状(図示例では一方の磁極面の幅方向中央に凹部を有する形状)に形成し、凸形状と凹形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0039】
このように、第1ロータコア14と永久磁石12の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、永久磁石12の位置決めが容易になる。また、凹形状の大きさによって、永久磁石12の使用量の調整が容易にできるようになり、出力ートルク特性の向上に寄与することができる。
【0040】
(第5の実施の形態)
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ51の構成を示す図である。
【0041】
本実施の形態の特徴は、図5に示すように、図2に示した永久磁石12と第2ロータコア13の当接面を、半径方向外方に凸となった形状に形成することにより、第2ロータコア13と永久磁石12とを周方向に互いに係合するように組み合わせたことにある。すなわち、永久磁石12の他方の磁極面を凸形状(図示例では他方の磁極面の幅方向中央に凸部を有する形状)に形成し、第2ロータコア13の第2磁石当接面13bを凹形状(図示例では第2磁石当接面13bの幅方向中央に凹部を有する形状)に形成し、凸形状と凹形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0042】
このように、第2ロータコア13と永久磁石12の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、永久磁石12に対する第2ロータコア13の位置決めが容易になる。また、凹形状の大きさによって、第2ロータコア13の容量を減らすことが容易にできるようになり、出力−トルク特性の向上に寄与することができる。
【0043】
(第6の実施の形態)
図6は、本発明の第6の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ61の構成を示す図である。
【0044】
本実施の形態の特徴は、図6に示すように、図3に示した第2ロータコア13と補強部材15の当接面を、半径方向内方に凹んだ形状に形成することにより、第2ロータコア13と補強部材15とを周方向に互いに係合するように組み合わせたことにある。すなわち、第2ロータコア13の円弧面13aを凹形状(図示例では円弧面13aの幅方向中央に凹部を有する形状)に形成し、補強部材15の内周面を凸形状(図示例では部分的に凸部を有する形状)に形成し、凹形状と凸形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0045】
このように、第2ロータコア13の円弧面13aと補強部材15の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、補強部材15に対する第2ロータコア13の位置決めが簡単にできるようになり、補強部材15に第2ロータコア13を嵌め込みながら第2ロータコア13の組み付けを行うことが可能となり、ロータ製作の工数を削減して、ロータ製作の容易化が図れる。
【0046】
(第7の実施の形態)
図7は、本発明の第7の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ71の構成を示す図である。
【0047】
本実施の形態の特徴は、図7に示すように、図3に示した第2ロータコア13と補強部材15の当接面を、半径方向外方に凸になった形状に形成することにより、第2ロータコア13と補強部材15とを周方向に互いに係合するように組み合わせたことにある。すなわち、第2ロータコア13の円弧面13aを凸形状(図示例では円弧面13aの幅方向中央に凸部を有する形状)に形成し、補強部材15の内周面を凹形状(図示例では部分的に凹部を有する形状)に形成し、凸形状と凹形状を互いに嵌め合わせたことにある。
【0048】
このように、第2ロータコア13の円弧面13aと補強部材15の当接面を周方向に係合する形状に形成したことにより、補強部材15に対する第2ロータコア13の位置決めが簡単にできるようになり、補強部材15に第2ロータコア13を嵌め込みながら第2ロータコア13の組み付けを行うことが可能となり、ロータ製作の容易化が図れる。また、凸部の大きさにより、第2ロータコア13の量を増やすことが容易にできるため、凸部分で発生するリラクタンストルクを簡単に増加させることが可能となり、出力ートルク特性の向上に寄与することができる。
【0049】
(第8の実施の形態)
図8は、本発明の第8の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータ81の構成を示す図である。
【0050】
本実施の形態の特徴は、図8に示すように、図3に示した各第2ロータコア13に三角形の孔17を設けたことにある。この孔17は、例えば空気、樹脂などの非磁性体にて埋められている。この第2ロータコア13を磁性鋼板を積層して組み立てる際に、前記孔17に通したガイドを用いることで、特殊な治具または製法を用いることなく、簡単に製作することができる。また、各孔17を開けた部分は磁性鋼板材料ではなくなるため、ロータ81の重量を軽減することができる。従って、重量が軽減する分だけ強度が向上し、高回転化、小型化に寄与することができる。
【0051】
また、孔17の部分に、非磁性体(例えば樹脂)で構成される棒状体(バー)(図示せず)を挿入し、各バーの両端を、ロータ81の軸線方向両端に配したエンドプレート(図示せず)で支持することにより、一層の強度向上を図ることができ、高回転化に寄与することができる。
【0052】
(第9の実施の形態)
本実施の形態の特徴は、磁性鋼板を積層して第2ロータコア13を製作する際に、磁性鋼板を互いに接着して一体化したことにある。このように、第2ロータコア13を接着にて製造することで、第2ロータコア13の製造に特殊な治具または製法を用いる必要がなく、製作の容易化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態に係る同期電動機のロータ構造が適応可能なロータの構成を示す図である。
【図9】従来技術におけるロータの構成を示す図である。
【図10】他の従来技術におけるロータの構成を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61,71,81 ロータ
12 永久磁石
13 第2ロータコア
13a 円弧面
13b 第2磁石当接面
14 第1ロータコア
14a 円弧面
14b 第1磁石当接面
15 補強部材
16 回転軸
17 孔
Claims (6)
- 外周面に、ロータ中心から所定半径の円弧面と第1磁石当接面とが周方向に交互に形成され、ロータ中心に回転軸が固定される第1ロータコアと、
一方の磁極面を前記第1磁石当接面に当接させて配置された永久磁石と、
前記所定半径と同一半径の円弧面と第2磁石当接面とを有し、前記第2磁石当接面を前記永久磁石の他方の磁極面に当接させて配置された第2ロータコアと、
前記第1ロータコアの円弧面と前記第2ロータコアの円弧面とに当接するようにロータ外周部に配置された非磁性体製の環状の補強部材と、
を備え、
前記第2ロータコアの円弧面と前記補強部材の前記円弧面との当接面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを特徴とする同期電動機のロータ構造。 - 前記第1ロータコアの第1磁石当接面と前記永久磁石の一方の磁極面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の同期電動機のロータ構造。
- 前記第2ロータコアの第2磁石当接面と前記永久磁石の他方の磁極面とが、周方向に係合する形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の同期電動機のロータ構造。
- 前記第1ロータコアと前記第2ロータコアが、前記回転軸方向に磁性鋼板を積層した構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同期電動機のロータ構造。
- 前記磁性鋼板を積層する際のガイドとなる孔が前記第2ロータコアを構成する各磁性鋼板に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の同期電動機のロータ構造。
- 前記第2ロータコアを構成する磁性鋼板が、互いに接着されて一体化されていることを特徴とする請求項4または5に記載の同期電動機のロータ構造。
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