JP4642054B2 - 面発光装置 - Google Patents

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Description

この発明は、面発光装置に関し、特に、エッジライト方式の面発光装置に関する。
従来、液晶表示装置のバックライトなどに好適に用いられる面発光装置として、透明な平行平板や断面楔形平板などからなる導光板の側端面から光を入射させ、その光を面状に発光させる、いわゆるエッジライト方式の面発光装置が広く普及している。
ところで、導光板内を進む光は多くの反射と屈折を繰り返す。理想的な金属面を利用した反射の場合であっても一回の反射につき通常10〜15%程度のエネルギーロスを伴うので、通常は数回の反射を繰り返しただけで光のエネルギーは半分以下となってしまう。しかしながら、エッジライト方式の面発光装置では、導光板内外の屈折率の差(屈折率界面)に起因する全反射を利用しているので、反射に伴うエネルギーロスがない。すなわち、一旦導光板内に入射した光は、途中での吸収がなければ、入射端の反対側まで減衰することなく到達することができる。これが導光板を用いた面発光装置が実用に即した理由である。
このような導光板を用いた面発光装置の光源としては、従来CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp、冷陰極管)が多用されてきた。それに加えて、近年では複数のLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード素子)を入射面に配列するような形態も現れてきた(たとえば、特許文献1参照)。
CCFLは、直径数mm程度の非常に細い蛍光管であり、導光板の発展とともに近年急速に発展した。冷陰極管の発光原理は普通の蛍光管(熱陰極管)と基本的に変わりはないが、電極にフィラメントがないので構造が簡単で細径化に適している。またCCFLは、線状に発光する。そのため、CCFLを導光板の側端面の長手方向に沿って配置すれば、CCFLが出射した光を当該側端面からより多く導光板に入射することができるので、CCFLはエッジライト方式の面発光装置の光源として適している。ただし、電極を加熱せず、電界放出を用いるために放電電圧は熱陰極管に比べて非常に高電圧(300〜700V)となる。また水銀を使用しているというデメリットがある。
一方、近年採用が増えているLEDは、冷陰極管のように水銀を使用せず、また動作電圧が大幅に低い(すなわち低電圧で発光する)などのメリットがある。反面、LED1素子あたりの光量が小さいために複数の素子を必要とし、現状では高コストである。また大型化したときに消費電力が冷陰極管よりも大きくなる。このように、両者には一長一短が見られる。
特開2006−294560号公報
しかしながら、CCFLとLEDには、導光板に対して光を入射させる際の光の利用効率が悪いという共通する課題がある。つまり、CCFLの場合、無指向性光源であるから、エネルギーロスを生じさせずにCCFLから発した光を全て導光板に入射させることができない。導光板に向かわない一部の光について、金属反射鏡などでその向きを変えて再度導光板に向かわせるとしても、反射時にエネルギーロスが発生する。また、LEDの場合、たとえば砲弾型の形状に樹脂でモールドし光を集中させることによりある程度指向性を有する光を出射させることが可能であるが、LEDからあらゆる方向へ放射される光の全てを漏れなく集光することは困難である。また、LEDは点光源であり、光が円状に放射されて拡散するために、LEDから発した光を、特に導光板の厚み方向に、全て入射させることができない場合がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、光の利用効率を向上させることのできる面発光装置を提供することである。
この発明に係る面発光装置は、発光層を含む積層構造を有する端面発光型の半導体レーザ素子を備える。また、半導体レーザ素子の光出射面に受光端面が対向して配置された導光部材を備える。また、導光部材における受光端面に沿う方向の断面形状が長手方向を有し、半導体レーザ素子は、積層構造の積層方向が上記長手方向に沿うように配置されている。
ここで受光端面とは、導光部材の側端面(板状体の小口面)であって、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光が入射する面である。レーザ光は、導光部材の側端面のうち一つの面へ入射してもよく、複数の面へ入射してもよい。すなわち、受光端面は一面でも複数面でもよい。また受光端面は平面に限られず、曲面、凹凸を有する面、鋸歯状のぎざぎざを有する面など、任意の形状であってもよい。受光端面に沿う方向の断面とは、すなわち、レーザ光の光軸に対し略直交する(たとえばレーザ光の光軸に対し80°以上100°以下の角度を形成する)、導光部材の断面をいう。半導体レーザ素子から出射されたレーザ光は、後述するように帯状の広がりを有するが、広がり角が0°となるレーザ光の経路を、レーザ光の光軸という。
また、受光端面に沿う方向の導光部材の断面内で2次元直交座標系(X−Y座標系)を考えた場合に、当該断面の径(差し渡しの長さ)のX方向における最大値がY方向における最大値よりも大きいとき、X方向が長手方向となる。つまり、導光部材の断面内において、一の方向の断面の径が、当該一の方向に直交する方向の断面の径に対してより大きくなる場合、当該一の方向を長手方向という。
上記面発光装置において好ましくは、発光層は、光出射面に、レーザ光が出射する発光部を有する。積層方向と直交する幅方向における発光部の寸法を、積層方向における発光部の寸法で割った比の値が、50以上である。ここで、発光層は半導体レーザ素子における活性層のことであって、発光部とは活性層のうち、レーザ光が発振され、出射される部分のことである。
また好ましくは、導光部材から光が出射する導光部材の出射面と反対側に、光を反射して出射面側に導く、光反射部材が設けられている。
また好ましくは、光反射部材には、半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体が含まれている。
また好ましくは、受光端面と、受光端面と反対側の導光部材の端面との、少なくとも一方に、半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている。
また好ましくは、受光端面は、導光部材の角部に設けられている。角部を形成する端面を除く導光部材の端面に、半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている。
また好ましくは、導光部材は、透明な材料からなる。
また好ましくは、導光部材から光が出射する導光部材の出射面に、半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている。
また好ましくは、受光端面に、レーザ光を透過し、レーザ光と異なる波長の光を反射し得る、光学膜が形成されている。
また好ましくは、受光端面以外の導光部材の端面の少なくとも一部に、光を反射する端面光反射部が設けられている。
この発明の面発光装置では、半導体レーザ素子の積層構造の積層方向が、導光部材における受光端面に沿う方向の断面の長手方向に沿うように、半導体レーザ素子および導光部材が配置されている。そのため、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光が帯状に広がる光の長手方向を、導光部材の断面形状の長手方向に揃えることができる。よって、帯状に広がるレーザ光のほぼ全てを、半導体レーザ素子の光出射面に対向して配置された導光部材の受光端面に入射させることができる。半導体レーザ素子から出射されたレーザ光のほぼ全てを導光部材に入射させることができるので、光源から発した光の利用効率を向上させ、光度を向上させた面発光装置を得ることができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の面発光装置の分解斜視図である。図2は、面発光装置を組み立てた状態における、図1に示すII−II線による断面図である。図1および図2に示すように、面発光装置1は、導光部材としての導光板2を備える。導光板2は、たとえばアクリル樹脂などの透明な材料からなるのが好ましいが、透光性を有する材料であればどのような材料を用いてもよい。
導光板2は、平面形状矩形の板状の形状に形成されている。面発光装置1の光源である半導体レーザ素子101は、矩形板状の導光板2の側端面の一つである端面2cに対向するように、配置される。実施の形態1における導光板2の端面2cは、半導体レーザ素子101の光出射面に対向する、受光端面である。導光板2の端面2c側には、半導体レーザ素子101が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層3が設けられている。
矩形板状の導光板2の、側端面でない広い面である表面2aは、導光板2から光が出射する出射面である。導光板2の表面2a側には、導光板2から出射する光を拡散する樹脂がコーティングされ、光を拡散させてより均一な面光源とするための、拡散部材としての拡散シート5が形成されている。また、表面2aと反対側の面である導光板2の裏面2b側には、出射面とは反対方向に出された光を反射させ、出射面側に導くことで光のロスを減らし輝度を向上させる、光反射部材としての反射シート4が設けられている。
導光板2、蛍光体層3、反射シート4、拡散シート5および半導体レーザ素子101は、ケース6に収納される。ケース6は、たとえば樹脂成型によって、上面が開口した偏平な略箱型形状に形成されている。ケース6にカバー7を被せることにより、ケース6に収納された導光板2などが固定保持される。カバー7には、拡散シート5を介在させて出射面である表面2aを外部へ露出するための、矩形の開口部7aが形成されている。ケース6およびカバー7は、面発光装置の周囲の枠(額縁部)である、ベゼルを構成する。
図3および図4は、半導体レーザ素子が出射するレーザ光に対する導光板の配置を示す模式図である。図3と図4とは、半導体レーザ素子101からレーザ光130が出射されて、蛍光体層3を通って、レーザ光130が受光端面である導光板2の端面2cへ入射している状態を示し、図3では斜投影法、図4では等角投影法を用いて、同一の状態を異なった角度から図示している。なお図4では、図3に示されている反射シート4および拡散シート5は省略されている。図3および図4を参照して、半導体レーザ素子101が出射するレーザ光130の、導光板2内部における挙動について説明する。
図3および図4に示すように、半導体レーザ素子101から発振したレーザ光130は、帯状に広がる放射特性を有する。レーザ光130は、導光板2の端面2cにおいて、帯状の広がりの長手方向が端面2cの矩形形状の長辺方向に沿い、帯状の広がりの短手方向が端面2cの矩形形状の短辺方向に沿うように、蛍光体層3を通って導光板2に入射する。
ここで、導光板2の屈折率がn、導光板2の周囲が空気(屈折率=1)である場合に、導光板2の表面2aまたは裏面2bにおける光の臨界角(全反射が起きる時の、最小入射角)θcは、θc=sin−1(1/n)の関係を満たす。すなわち、θc=sin−1(1/n)を満たす角度以下を反射角として導光板2の表面2aまたは裏面2bで反射する光は、全反射する。
導光板2が矩形板であって、受光端面と表面2aおよび裏面2bが成す角度がいずれも直角である場合、受光端面における光の入射角をαとすると、スネルの法則より、以下の関係式が成立する。
sinα=n・sin(π/2−θc)=n・cosθc
上式にθc=sin−1(1/n)を代入すると、
sinα=√(n−1)
上式が成立するのは、1<n≦√2を満たす場合であって、nの値がこの範囲内であるときは、α<sin−1(√(n−1))を満たす入射角で導光板2に入射する光は、表面2aおよび裏面2bにおいて全反射する。またn>√2の場合には、入射角αに関わらず、導光板2に入射した光は、表面2aおよび裏面2bにおいて全反射する。つまり、導光板2の屈折率nとして、n>√2を満たすような材質を用いて上述のような導光板を形成すると、一旦導光板2に入射した光を全て全反射させることができる。
上記の入射角αに係る条件を満たして導光板2に入射したレーザ光は、導光板2の表面2aおよび裏面2bで全反射しながら、導光板2の内部を伝播する。導光板2の出射面が、受光端面と反対側の側端面である端面2dである場合には、導光板2内外の屈折率の差によって、導光板2に入射したレーザ光は導光板2の内部を全反射して出射面に至る。しかし、たとえば導光板2の出射面が導光板2の側端面でない表面2aである場合には、導光板2内部でレーザ光が全反射するために、光が出射面から出射しない。
そのような場合には、導光板2から光が出射する出射面である表面2aと反対側の裏面2bに、光を反射して出射面側へ導く、光反射部材としての反射シート4を設ける。反射シート4を設けることによって、導光板2の裏面側に向かう光は反射されて、表面2a側に導かれる。たとえば、反射シート4に光散乱用の突起を形成したり、密度勾配を設けたりすることによって、導光板2の裏面2b側におけるレーザ光の反射角を変えて、表面2a側にレーザ光を反射させることができる。
レーザ光は、導光板2から光が出射する出射面である表面2aから、矢印VLに示すように、外部に出射される。導光板2の外部の表面2a側には、図示しない表示パネルが配置されて、導光板2の表面2aから出射される光が、バックライトとして上記表示パネルに入射されるようになっている。このようにして、面発光装置1は、たとえば液晶ディスプレイのエッジライト方式バックライトとして、用いることができる。
図2〜図4に示すように、面発光装置1では、受光端面である導光板2の端面2c側に、蛍光体層3が設けられている。レーザ光130は蛍光体層3を通って導光板2へ入射する。蛍光体層3には、半導体レーザ素子101が出射するレーザ光130を吸収して、レーザ光130の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体が含まれている。レーザ光130を受けて所定の色の光を発する蛍光体によって、任意の色の光を導光板2から出射させることができる。
たとえば、半導体レーザ素子101が出射する単一波長のレーザ光130を受けて、赤色、緑色、青色の光を発する3種類の蛍光体を、蛍光体層3に含ませることができる。たとえばレーザ光130の波長が405nmである場合、赤色蛍光体としてCaAlSiN:Eu2+、緑色蛍光体としてβ−SiAlON:Eu2+、青色蛍光体としてLaSiAlON:Ce3+が、蛍光体層3に含まれるものとすることができる。これらの蛍光体を半導体レーザ素子101で励起することで、演色性のよい(つまり、太陽光線で見たときとの色の見え方の差が小さい)白色光を発する、面発光装置1を実現することができる。蛍光体層3が表面積の小さい端面2c側に設けられているために、蛍光体の必要量を低減することができる。
次に、半導体レーザ素子101の構造、およびレーザ光の放射特性に基づいた半導体レーザ素子101の配置について説明する。半導体レーザ素子101は、発光層を含む積層構造を有する、端面発光型である。図5は、導光板の受光端面と反対側の端面側から見た半導体レーザ素子を示す模式図である。図5から分かるように、半導体レーザ素子101を構成する半導体層の積層方向が、矩形板形状の導光板2の断面の長手方向に沿うように、半導体レーザ素子101が設置されている。
この半導体レーザ素子101では、GaN基板上にInGaN/AlGaN系の半導体層をエピタキシャル成長させて製造された半導体レーザチップ103が、サブマウント104を介在させてステム105に実装されている。半導体レーザ素子101からレーザ光が発振する波長は、発光層などの半導体層の組成および厚みを適宜調整することによって、任意に調整することができる。たとえば、波長445nmで発振する青色の半導体レーザ素子101とすることができる。
図6は、半導体レーザ素子のチップ部分を示す模式図である。図6に示すように、半導体レーザチップ103は金属ワイヤ106、107、およびターミナル108、109を介在させて、ステム105の電極ピン(不図示)に接続されている。また、半導体レーザチップ103は、光源として高出力の光を取り出すために、1チップに6本のストライプ(共振器)を備えている。1本のストライプ幅は10μm、共振器長は400μmである。
図7は、半導体レーザ素子を構成するストライプ1本部分の斜視図であって、図6に示す領域VIIの拡大図である。図7に示すように、半導体レーザチップ103は、n型GaNからなる基板110、n型GaNからなるバッファ層111、n型AlGaNからなる下クラッド層112、InGaNの多重量子井戸からなる活性層113、p型AlGaNからなる上クラッド層114、p型GaNからなるコンタクト層115によって構成される。また半導体レーザチップ103は、Pdからなるp側電極116、Hf/Alからなるn側電極117、SiOからなる絶縁膜118、Auからなる引き出し電極119、Auからなるパッド電極120、溶断金属膜層121、各ストライプを電気的に分離する溝部122を有する。ステム105の電極ピンを通してこの半導体レーザ素子101に直流電流を流すと、閾値電流0.9Aにて波長445nmでレーザ発振を開始する。たとえば、駆動電流3Aのとき、光出力3Wを得ることができる。
図8は、半導体レーザ素子から出射される光の放射特性を示す模式図である。積層構造をなす半導体層の積層方向を、両矢印LDで示す。図8に示すように、半導体レーザ素子101の光出射面においてレーザ光130が出射する発光部131は、横長に形成されている。積層方向と直交する幅方向における発光部131の寸法を、積層方向における発光部131の寸法で割った比の値が、50以上となるように形成することができる。ここで、積層方向における発光部131の寸法とは、半導体レーザ素子101の活性層113の厚みのことである。たとえば、発光部131の厚み50nm、幅2.5μmとすれば、上記比の値は50である。また、たとえば発光部131の厚み50nm、幅5μmとして、上記比の値を100としてもよい。発光部131の、積層方向の寸法に対する幅方向の寸法の比が50以上である(つまり、ストライプ状の発光部131を有する)半導体レーザ素子101は、いわゆるブロードエリア(BA)型の半導体レーザを構成する。
半導体レーザ素子101が発する光は、指向性が極めて高い。つまり、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光130は、一定の方向に直進する性質を有する。レーザ光130の放射特性は、光出射面から数cm以上離れた位置で計測されるレーザ光130の形状とその強度分布を示すFFP(Far Field Pattern、遠視野像)によって示される。
BA型の半導体レーザ素子101では、発光部131が横長になっており、縦方向のスペースが狭いため、発光部131から出た光は回折作用によって回り込むような形で拡がる。そのため、出射されたレーザ光130の広がりは、出口(発光部131)が狭い縦方向(半導体層の積層方向)の方が出口の広い横方向(幅方向)に比べて大きくなる。上記光の回折効果によって、BA型の半導体レーザ素子101から出射されるレーザ光130の放射特性は、半導体レーザの積層方向におけるレーザ光130の拡がり角度が大きく、積層方向に直交する幅方向の拡がり角度が小さい、帯状になる。たとえば駆動電流3Aのときのレーザ光130の半値角は、半導体層の積層方向に20°、幅方向に7°である。
つまり、端面発光型の半導体レーザ素子101から出射されるレーザ光130の放射特性は、半導体層の積層構造の積層方向に長い、帯状になる。半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光130は、半導体層の積層方向に相対的に大きく、幅方向に相対的に小さく広がる特性を有している。そのため、半導体レーザ素子101の光出射面に平行な面において、半導体層の積層方向におけるレーザ光130の寸法を幅方向におけるレーザ光130の寸法で割った比の値は、光線が半導体レーザ素子101から離れるにつれて大きくなる。
そこで、このような帯状のレーザ光130を出射する半導体レーザ素子101を、図5に示すように、導光板2の端面2cの長手方向に対して半導体レーザチップ103の半導体層の積層方向が沿うように設置する。つまり、半導体レーザ素子101の積層構造の積層方向が、矩形板形状の導光板2における受光端面(端面2c)に沿う方向の断面の長手方向に沿うように、半導体レーザ素子101および導光板2を配置する。これにより、導光板2に照射されるレーザ光130は、導光板2の断面に沿った形となる。
換言すると、実施の形態1では導光板2は平面形状矩形の平板形状であり、受光端面である端面2cは導光板2の矩形板形状の短辺側の側端面であるから、端面2cは矩形をなすように形成されている。導光板2の、端面2cに沿った断面形状もまた、矩形となる。よって、実施の形態1では、端面2cに沿った導光板2の断面形状が矩形であるから、矩形の長辺が長手方向となる。この長手方向に、積層構造の半導体層の積層方向が沿うように、半導体レーザ素子101と導光板2との配置が調整される。
このように、BA型の半導体レーザ素子101の配置を揃えることにより、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光130が帯状に広がる光の長手方向を、導光板2の断面形状の長手方向に揃えることができる。よって、帯状に広がるレーザ光130のほぼ全てを、半導体レーザ素子101の光出射面に対向して配置された、導光板2の受光端面に入射させることができる。半導体レーザ素子101を光源とする面発光装置1では、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光130のほぼ全てを導光板2に入射させることができるので、等方的に光が放射される冷陰極管やLEDに対して、光の利用効率を向上させ、光度を向上させた面発光装置1を得ることができる。
導光板2の断面に沿った形となるレーザ光130が導光板2に照射されるので、レーザ光130は、導光板2の断面の長手方向に広がるように、導光板2の内部を伝播する。そして、反射シート4の作用によって、レーザ光は出射面である表面2a側に反射される。反射シート4により反射されて、外部へ出射し得る入射角で表面2aに至った光は、拡散シート5によって拡散する。よって、出射面である表面2aの全面から均一に光が出射できる、均一な面光源を提供することができる。
ここで、帯状に広がるレーザ光130の広がりの角度と、半導体レーザ素子101から導光板2までの距離とを調整することにより、レーザ光130を受光端面である端面2cのより広い範囲に広げて、導光板2に入射することが望ましい。このようにすれば、導光板2の出射面の全面から、より均一な光を出射させることができる。たとえば板形状の導光部材の、側端面でない広い面である表面2aが出射面である場合に、受光端面(端面2c)においてレーザ光130が入射していない面積が大きければ、導光板2から面発光する光が不均一となりやすいためである。なお、半導体レーザ素子130を導光板2から離して配置すると面発光装置1の大型化につながるため、半導体層の厚みやリッジ幅を調整することによって、レーザ光130の広がりの角度を調整することがより望ましい。
レーザ光130の半値角の2倍以内の範囲に含まれるレーザ光130の光量は、全出射光の98%以上である。そのため、レーザ光130の半値角の2倍以内となる範囲が受光端面に含まれるように調整すれば、光の利用効率をより向上することができる。レーザ光130は半導体層の積層方向(つまり、受光端面における導光板2の厚み方向に直交する方向)における広がりが大きいため、上記積層方向に対するレーザ光130の半値角を調整することによって、レーザ光130を受光端面のより広い範囲に広げることができる。なお半値角とは、光の指向性を示すパラメータであり、光の放射強度がピーク値に対して半分になる点の光軸からのずれ角度で定義される。
レーザ光130の半値角、および半導体レーザ素子101と導光板2との間の距離によって、受光端面においてレーザ光130が照射される面積は自ずと決定されることになる。一方、導光板2の厚み方向の寸法はmmオーダーであり、半導体レーザ素子101の発光層の厚みは最大でも0.1μm程度であって、また導光板2の厚み方向へのレーザ光130の広がり角度は5°程度であるから、導光板2の厚み方向へはレーザ光130のほぼ全てを受光端面に入射させることが可能と考えられる。
また、半導体レーザ素子101をBA型として、発光部131の面積をより大きくすることにより、発光部131の電流密度および光密度を低減することができる。発光部131の面積が小さい場合、大電流を流すと、過大な電流密度のために半導体レーザ素子101が破壊される可能性がある。BA型とすることで発光部131の電流密度が低減し、半導体レーザにより大きな電流を流すことができるので、面発光装置1の光源としての半導体レーザの高出力化を達成することができる。
なお、BA型の半導体レーザ素子101では、発光部131の幅方向の寸法(リッジ幅)を大きくすることにより、出射されるレーザ光130が単一モードでなくなり、高次(2次以上)のモードのレーザ光130が発振され、光強度の大きくなる点が複数生じる可能性がある。通信や信号読み取りなどに使用される場合には、高次のモードのレーザ光130が発振されると、光強度の高い点が不安定となり、かつ損失が大きくなるため、問題となる場合がある。しかし、面発光装置1では、導光板2の表面2a側に配置され光を拡散する拡散部材としての拡散シート5と、出射面でない裏面2b側に配置される光反射部材としての反射シート4と、の設計によって、光を均一に出射させる対応が可能である。そのために、BA型の半導体レーザ素子101から高次のモードのレーザ光130が発振されても、問題とはならないと考えられる。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2の面発光装置の構成を示す模式図である。実施の形態2の面発光装置と、上述した実施の形態1の面発光装置とは、基本的に同様の構成を備えている。しかし、実施の形態2では、蛍光体層3の設置位置が図9に示すような位置となっている点で実施の形態1とは異なっている。具体的には、図9に示すように、蛍光体層3は、導光板2から光が出射する出射面である導光板2の表面2aに設けられている。
蛍光体は入射した光を受けてあらゆる方向に光を放出する。実施の形態1では蛍光体層3を受光端面である端面2cに設けたが、蛍光体層を導光板2の受光端面に設けると、蛍光体から半導体レーザ素子側に放出された光がエネルギーロスとなり、その結果、光の利用効率が低下する場合がある。そこで、図9に示すように、蛍光体層3を出射面である導光板2の表面2aに配置する構成とすれば、蛍光体が放出する光の一部はそのまま外部へ放出される。また導光板2側へ放出された一部の光は、導光板2の裏面2bまたは反射シート4(図3参照)によって反射されて、表面2a側へ導かれ、外部へ放出される。よって、蛍光体層3から放出される光を効率よく外部へ出射することができるので、光の利用効率をより向上させることができる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3の面発光装置の構成を示す模式図である。実施の形態3の面発光装置と、上述した実施の形態1の面発光装置とは、基本的に同様の構成を備えている。しかし、実施の形態3では、蛍光体層3の設置位置が図10に示すような位置となっている点で実施の形態1とは異なっている。具体的には、図10に示すように、蛍光体層3は、受光端面である導光板2の端面2cと反対側の端面2d側に設けられている。
実施の形態1と同様に、蛍光体層3が導光板2の側端面である端面2d側に設けられているために、蛍光体層3が設けられる導光板2の表面の面積が小さくなり、蛍光体の必要量を低減することができる。また、蛍光体層3が導光板2の端面に設けられている実施の形態1および3の構成では、導光板2を透明な材料とし、導光板の裏面2b側に反射シート4を配置することにより、外光の反射によって液晶を照らすことが可能な構成を実現することができる。導光板2を形成する透明な材料としては、石英などの無機ガラスや、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィン系樹脂などを用いることができる。
たとえば日中の屋外などの十分明るい環境において、外光の反射によって液晶を照らすことができれば、携帯機器の液晶のバックライトを常時点灯させる必要はない。つまり、暗い場所でのみバックライトを点灯させれば、省電力化およびバックライトの長寿命化を達成することができる。
図10に示す、蛍光体層3が導光板2の端面2dにのみ設けられている構成では、受光端面である端面2cから入射したレーザ光が端面2dへ到達する経路において、導光板2の裏面側に設けられた反射部材によって、表面2aへ導かれる場合が考えられる。つまり、レーザ光の単色光が表面2aから出射する可能性がある。これを防止するためには、たとえば表面2a側に、レーザ光の波長をカットするフィルタを設けることができる。またたとえば、蛍光体層3の配置を、端面2cおよび端面2dの組合せ、または表面2aおよび端面2dの組合せとすることができる。蛍光体層3を組み合わせて使用する場合、蛍光体濃度に分布をつけることができる。たとえば、端面2c側の蛍光体濃度を小さくし、端面2d側の蛍光体濃度をより大きくすることができる。この場合、蛍光体濃度の小さい端面2c側の蛍光体層3では一部のレーザ光のみが白色光化される。しかし、端面2c側の蛍光体層3で白色光化されなかったレーザ光は、端面2d側の蛍光体層3で完全に白色光化することができる。したがって、レーザ光の単色光から効率よく白色光を得ることができる。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4の面発光装置の構成を示す模式図である。実施の形態4では、半導体レーザ素子101が図11に示す配置となっている点で、上述した実施の形態2と異なっている。具体的には、図11に示すように、半導体レーザ素子101は、矩形板形状の辺部を構成する導光板2の側端面に対向する配置ではなく、矩形板形状の導光板2の角部に配置されている。矩形板形状の角部の一部が切り欠かれることにより、受光端面である端面2cが形成されている。
導光板2の出射面から均一な光を出射させるためには、導光板2に入射するレーザ光が、導光板2の内部のすべての領域に伝播することが好ましい。よって、半導体レーザ素子が矩形板形状の辺部に対向するように配置される場合、導光板2の出射面から均一な光を出射させるためには、レーザ光は導光板2に入射する以前に導光板2の外部において帯状に広がり、受光端面の広い領域からレーザ光が入射される必要があった。しかしながら、半導体レーザ素子101が導光板2の角部に配置された場合、半導体レーザ素子101から出射するレーザ光は、角部から導光板2に入射するために、導光板2の内部でレーザ光が端面2eにまで達するように広がり得る。このようにすれば、レーザ光は導光板2の内部の全ての領域に伝播するため、出射面から均一な光を出射できることになる。よって、半導体レーザ素子101を、より導光板2に近接させて配置することができる。
たとえば図3を用いて説明した実施の形態1の構成では、半導体レーザ素子101を導光板2に接触するほどに近接させて配置させた場合、受光端面である端面2cのより広範囲に光を広げるためには、ほぼ±90°の半値角でレーザ光130が広がる必要がある。一方、半導体レーザ素子101が導光板2の角部に配置されている場合、導光板2の外部においてレーザ光が大きく広がる必要はないことになる。たとえば、図11に示す構成では、半導体レーザ素子101は、矩形板形状の導光板2の直角をなす角部に配置される。この場合、端面2cに沿った導光板2の断面形状の長手方向(つまり、当該断面における導光板2の厚み方向に対して直交する方向)への、レーザ光の広がりは、半値角±45°でよいことになる。
半値角が小さいほど、半導体層の厚みやリッジ幅などの、半導体レーザ素子101作製時のパラメータの調整が容易となる。そのため、角部に半導体レーザ素子が配置される構成は、導光部材の辺部に半導体レーザ素子が対向するように配置される構成に対し、製造時の歩留りをより向上させることが可能となる。なおリッジ幅とは、発光部の幅方向の寸法と概略等しく、図7に示す幅Wである。半導体レーザ素子101を導光板2の角部に配置する構成は、導光板2の平面形状が正方形またはそれに近い矩形(すなわちアスペクト比(長辺/短辺比)が略1である)場合には、より出射面から出射される光の照度ムラを低減できるため好適である。一方、導光板2の平面形状が矩形である場合には、当該矩形の短辺を形成する導光板2の側端面に対向するように半導体レーザ素子101を配置する構成が、光の照度ムラをより低減できるため適当である。
また、実施の形態1と比較して、導光板2の角部に受光端面である端面2cが形成され、半導体レーザ素子101は導光板2により近接して配置されているために、面発光装置のベゼル(周囲の枠(額縁部))を小さくできる、狭額化が可能となる。そのため、面発光装置の表面積に対する、出射面である導光板2の表面2aの面積の比をより大きくすることができる。また、面発光装置の小型化を達成することができる。そのため、導光板2の角部に半導体レーザ素子101を配置した面発光装置は、携帯機器の液晶ディスプレイのバックライトなどに、好適に用いることができる。
(実施の形態5)
図12は、実施の形態5の面発光装置の構成を示す模式図である。実施の形態5では、蛍光体層3が図12に示す配置となっている点で、上述した実施の形態4と異なっている。具体的には、図12に示すように、蛍光体層3は、受光端面である端面2cと反対側の導光板2の端面である、端面2d側に配置されている。つまり、矩形板形状の導光板2において、半導体レーザ素子101が配置されている角部を形成する2つの側端面を除く導光板2の側端面である、端面2dに、蛍光体層3が設けられている。
実施の形態4の、表面2a側に蛍光体層3を設ける構成に対し、蛍光体層3が表面積の小さい端面2d側に設けられているために、蛍光体の必要量を低減することができる。また、実施の形態3で説明した通り、レーザ光の単色光が表面2aから出射する点については、表面2a側にレーザ光の波長をカットするフィルタを設ける、蛍光体層3の配置を表面2aおよび端面2dの組合せとする、などの対応が可能である。
実施の形態4および5では、導光板2の角部に配置された半導体レーザ素子101は、受光端面である端面2cに対向するように配置されている例について説明した。半導体レーザ素子101が出射するレーザ光の全てが、導光板2の角部に形成された端面2cから入射される必要はない。つまり、レーザ光は、端面2cだけでなく、端面2cを挟むような導光板2の2面の側端面からも、導光板2に入射できる。
また、半導体レーザ素子101は、角部に埋め込まれるように配置されてもよい。たとえば、角部の端面2cにザグリ部を形成し、当該ザグリ部に半導体レーザチップ103、サブマウント104およびステム105をはめ込む構造とすることができる。半導体レーザ素子101を角部に埋め込むことによって、面発光装置のベゼルをさらに小さくすることができるので、面発光装置の一層の小型化を達成することができる。
(実施の形態6)
図13は、実施の形態6の面発光装置の構成を示す模式図である。図14は、図13に示す面発光装置の側面図である。実施の形態6では、蛍光体層3に加えて光学膜8が設けられている点で、上述した実施の形態1と異なっている。具体的には、図13および図14に示すように、導光板2の端面2c側に蛍光体層3が設けられており、蛍光体層3のさらに光源側に、光学膜8が形成されている。光学膜8は、レーザ光を透過し、レーザ光の波長とは異なる波長の光を反射し得る特性を有するものとする。
本実施の形態では、光源である半導体レーザ素子101は、波長405nmで発振するものとする。蛍光体層3には、波長405nmの光を受けて赤色と青緑色の光をそれぞれ発する2種類の蛍光体材料(それぞれ赤色がCaAlSiN:Eu2+、青緑色がCa−α−SiAlON:Ce3+)が含まれている。光学膜8は、波長405nmのレーザ光を透過し、レーザ光と異なる波長の光を反射できるように、半導体レーザ素子101側から順にAlN薄膜とAl薄膜とを蒸着により積層形成されている。
なお、光学膜8は、レーザ光の波長である405nmの波長近傍のみを透過させる特性を有することが好ましい。しかし、405nm付近の波長(たとえばレーザ光の波長に対し±15nmの範囲である、390nm以上420nm以下)の波長を透過する特性を有するものであれば、本実施の形態の光学膜8に含まれるものとする。
このように、蛍光体層3の光源側表面に光学膜8を形成することで、レーザ光の波長を選択的に透過させることができるので、蛍光体層3中で発生した光が、光源である半導体レーザ素子側へ出射されることを防止することができる。したがって、より光の取り出し効率が向上した面発光装置を実現することができる。
(実施の形態7)
図15は、実施の形態7の面発光装置の構成を示す模式図である。実施の形態7では、導光板2の側端面に端面光反射部9が設けられている点で、上述した実施の形態3と異なっている。具体的には、図15に示すように、受光端面である端面2cと反対側の、受光端面でない導光板2の側端面である端面2dには蛍光体層3が設けられており、蛍光体層3の導光板2と対向しない面側に、光を反射する端面光反射部9が設けられている。また、導光板2のその他の側端面である端面2e側にも、端面光反射部9が設けられている。端面光反射部9は、たとえば反射率の高い金属であるAgやAlを蒸着させることによって、形成することができる。
導光板2から光が出射する出射面は、表面2aである。つまり、受光端面と反対側の端面2dは、出射面ではない。この場合、端面2dに端面光反射部9を設けることによって、導光板2内部を全反射して端面2dに至った光は、端面光反射部9によって反射されるので、端面2dから光が外部へ出射されることを防止することができる。端面2dの、蛍光体層3が設けられているさらに外側に端面光反射部9が設けられているので、たとえば白色光などの任意の色の光を蛍光体層3において発光させて、出射面である表面2aから出射させることができる。また、端面2eにも端面光反射部9が設けられており、また表面2aと反対側の裏面2bに反射シート4を配置する(図3参照)ことにより、端面2eおよび裏面2bから光が外部へ出射することをも防止することができる。したがって、所定の出射面からのみ光を外部へ出射させることのできる、光の利用効率が一層向上した面発光装置を実現することができる。図15では、端面2d、2eの全面に端面光反射部9が設けられている構成を示しているが、端面光反射部9を導光板2の受光端面以外の側端面の少なくとも一部に設ける構成であれば、端面光反射部9によって光を反射し、光の利用効率を向上できる効果を、同様に得ることができる。
実施の形態1〜7では、導光板2の表面2aから光が出射される面発光装置について説明した。端面でない広い面である表面2aから光が出射されるので、このような面発光装置は、携帯機器用のエッジライト型バックライトに、特に有利に適用され得る。ただし、この発明の面発光装置は表面2aを出射面とした構成に限られるものではない。たとえば導光板2の側端面のうち一面または複数面を出射面としてもよい。また、導光板の表面および側端面の両方から光が出射する面発光装置としてもよい。
(実施の形態8)
これまでの実施の形態では、バックライトとして好適に用いられる面発光装置の例について説明したが、以下では、面発光装置が室内照明として用いられる例について説明する。図16は、実施の形態8の面発光装置の構成を示す模式図であって、室内照明として面発光装置が用いられる例について示す模式図である。図16に示すように、面発光装置11では、2枚の導光板2がV字型に組み合わされている。面発光装置11の光源である半導体レーザ素子101は、矩形板状の導光板2の端面2cに対向するように、配置される。半導体レーザ素子101は、図示しない適切な支持体上に載置されている。導光板2の端面2c側には、蛍光体層3が設けられている。
2枚の導光板2が形成するV字型に架け渡されるように、貼着部材12が配置されており、導光板2および貼着部材12は中空の三角柱形状を形成している。貼着部材12の貼着面12aにおいて、面発光装置11は天井や壁面に貼着固定される。導光板2および貼着部材12の内側に形成される空間13内には、半導体レーザ素子101を駆動するための電源部14が配置されている。半導体レーザ素子101と電源部14とは、金属ワイヤ15によって接続されている。
半導体レーザ素子101から発振するレーザ光は、帯状に広がる放射特性を有する。レーザ光が端面2cにおいて、帯状の広がりの長手方向が端面2cの矩形形状の長辺方向に沿い、帯状の広がりの短手方向が端面2cの矩形形状の短辺方向に沿うように、半導体レーザ素子101は配置される。
導光板の表面2aと反対側の面には、図示しない反射シートが貼付されている。また、導光板の表面2aおよび端面2eには、図示しないが、拡散シートが貼付されている。導光板2に入射したレーザ光は、反射シートにより表面2a側に反射され、表面2aおよび端面2eから、矢印VLに示すように外部へ出射される。つまり、導光板2から光が出射する出射面は、表面2aおよび端面2eである。レーザ光は蛍光体層3を通って導光板2へ入射するので、適切な蛍光体を蛍光体層3に含ませることによって、導光板2から出射する光の色を任意に調整可能である。
このように、面発光装置11は、室内の天井や壁面に固定されて用いられる室内照明として、特に有利に適用され得る。面発光装置11では、半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光のほぼ全てを導光板2に入射させることができるので、光の利用効率を向上させることができる。よって、矩形板状の導光板2が2枚組み合わされて形成された面発光装置11は、光の利用効率が高いために、出射面から光を効率よく出射することにより、広範囲を照射することができる。
(実施の形態9)
図17は、実施の形態9の面発光装置の構成を示す模式図であって、室内照明として面発光装置が用いられる他の例について示す模式図である。図17に示すように、実施の形態9の導光板2は、矩形板形状ではない。導光板2は、受光端面である端面2cに沿った断面形状において、矩形の一方の長辺が弓状に盛り上がった、蒲鉾型形状に形成されている。
半導体レーザ素子101から発振した帯状の放射特性を有するレーザ光は、導光板2の端面2cに入射する。蒲鉾型形状の導光板2の、弓状に盛り上がった曲面である表面2aと反対側の面には、反射シート4が貼付される。反射シート4により表面2a側に反射された光は、表面2aから外部へ出射する。つまり、表面2aは出射面である。蛍光体層3は、導光板2の表面2a側に設けられている。外部に出射される光が蛍光体層3を通るために、蛍光体層3から放出される光を効率よく外部へ出射することができ、光の利用効率を向上させることができる。実施の形態9の面発光装置では、蒲鉾型形状の曲面である表面2aが出射面であるために、1つの半導体レーザ素子101で広範囲に光を照射することができる。
以上のように、導光板2の形状は矩形板形状に限られるものではない。半導体レーザ素子101から出射されたレーザ光が帯状に広がる方向を、導光板2の受光端面に沿った断面形状の長手方向に揃えることのできるような、略板状の形状であれば、導光板2はどのような形状でもよい。たとえば導光板2は、蒲鉾型形状のほか、断面楔形平板、平面形状が三角形の板状などの形状であってもよい。
(実施の形態10)
図18は、実施の形態10の面発光装置の構成を示す模式図であって、室内照明として面発光装置が用いられるさらに他の例について示す模式図である。実施の形態10の面発光装置と、上述した実施の形態9の面発光装置とは、基本的に同様の構成を備えている。しかし、実施の形態10では、図18に示すように、出射面である導光板2の表面2aに蛍光体層3が設けられておらず、反射シート4に替えて反射板16が設けられている点で、実施の形態9とは異なっている。
実施の形態10では、半導体レーザ素子101が出射するレーザ光を吸収して、レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する蛍光体は、光を反射して出射面側に導く光反射部材である、反射板16に含まれている。具体的には、反射板16の導光板2と対向する側の面には、蛍光体を含むドット(突起)が形成されている。ドットは、半導体レーザ素子101に近接する側が疎であって(すなわち、隣接するドットの間隔がより大きい)、光源から離れるに従って密となる(すなわち、隣接するドットの間隔がより小さくなる)ように、形成されている。このような構成とすることによって、当該ドットにレーザ光が当たった場合、蛍光体から放出される光の一部は全反射せず、出射面から導光板2の外部へ放出されることになる。
実施の形態9で示した出射面に蛍光体層3が設けられている構成では、たとえば出射面に埃が堆積して汚れた場合などに出射面を拭き取り清掃するとき、蛍光体が一部剥離するなど、蛍光体層を傷める可能性がある。蛍光体に傷がついたりすると光の照度ムラが発生し均一な光を出射できない。そのため、蛍光体を損傷させないように面発光装置のメンテナンス(清掃)を行なうことが求められる。これに対し、実施の形態10の反射板16に蛍光体が含まれている構成によれば、蛍光体が出射面に設けられていないため、出射面を清掃するときに蛍光体層が破損することを防止することができ、面発光装置のメンテナンス(清掃)が容易となる。
また、導光板2の出射面から均一な光を出射するには、蛍光体から発せられた光を十分混合するために、蛍光体と、光を拡散させる拡散部材との間には、距離が必要と考えられる。出射面である表面2aに蛍光体層3を設ける構成では、蛍光体層3と拡散シートとの間に隙間を形成するように、拡散シートを配置する必要があり、面発光装置の厚みが大きくなる。これに対し、反射板16に蛍光体が含まれている構成では、蛍光体と拡散部材との間に導光板2が配置されており、隙間を形成しなくても蛍光体と拡散部材との間の距離を確保することができるので、面発光装置の小型化が可能である。
これまでの説明においては、半導体レーザ素子101が発振したレーザ光は直接(または、蛍光体層3のみを通って)導光板2に入射される例について説明したが、半導体レーザ素子101と導光板2との間のレーザ光の経路内に、光学部材を配置し、導光板2に入射するレーザ光の放射特性をさらに最適化する構成としてもよい。上記光学部材としては、たとえば円筒型レンズや、凹レンズと凸レンズとの組合せなどが考えられる。たとえば受光端面が大面積であって、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の放射特性によっては受光端面の一部にのみレーザ光を照射できるに留まるような場合にも、上記のように光学部材を配置することによって、1つの光源によって受光端面のより広範囲にレーザ光を照射することができるので、面発光装置から出射する光の照度ムラの小さい面発光装置を提供することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の構成を適宜組合せてもよい。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の面発光装置の分解斜視図である。 面発光装置を組み立てた状態における、図1に示すII−II線に沿う断面図である。 レーザ光に対する導光板の配置を示す模式図である。 レーザ光に対する導光板の配置を示す他の模式図である。 導光板の受光端面と反対側の端面側から見た半導体レーザ素子を示す模式図である。 半導体レーザ素子のチップ部分を示す模式図である。 半導体レーザ素子を構成するストライプ1本部分の斜視図である。 半導体レーザ素子から出射される光の放射特性を示す模式図である。 実施の形態2の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態3の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態4の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態5の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態6の面発光装置の構成を示す模式図である。 図13に示す面発光装置の側面図である。 実施の形態7の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態8の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態9の面発光装置の構成を示す模式図である。 実施の形態10の面発光装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
1 面発光装置、2 導光板、2a 表面、2b 裏面、2c,2d,2e 端面、3 蛍光体層、4 反射シート、5 拡散シート、6 ケース、7 カバー、7a 開口部、8 光学膜、9 端面光反射部、11 面発光装置、12 貼着部材、12a 貼着面、13 空間、14 電源部、15 金属ワイヤ、16 反射板、101 半導体レーザ素子、103 半導体レーザチップ、104 サブマウント、105 ステム、106 金属ワイヤ、108 ターミナル、110 基板、111 バッファ層、112 下クラッド層、113 活性層、114 上クラッド層、115 コンタクト層、116 側電極、117 側電極、118 絶縁膜、119 電極、120 パッド電極、121 溶断金属膜層、122 溝部、130 レーザ光、131 発光部、VL 矢印、W 幅。

Claims (10)

  1. 発光層を含む積層構造を有する端面発光型の半導体レーザ素子と、
    前記半導体レーザ素子の光出射面に受光端面が対向して配置された導光部材とを備え、
    前記導光部材における前記受光端面に沿う方向の断面が長手方向を有し、
    前記半導体レーザ素子は、前記積層構造の積層方向が前記長手方向に沿うように配置されている、面発光装置。
  2. 前記発光層は、前記光出射面に、レーザ光が出射する発光部を有し、
    前記積層方向と直交する幅方向における前記発光部の寸法を、前記積層方向における前記発光部の寸法で割った比の値が、50以上である、請求項1に記載の面発光装置。
  3. 前記導光部材から光が出射する前記導光部材の出射面と反対側に、光を反射して前記出射面側に導く、光反射部材が設けられている、請求項1または請求項2に記載の面発光装置。
  4. 前記光反射部材には、前記半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、前記レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体が含まれている、請求項3に記載の面発光装置。
  5. 前記受光端面と、前記受光端面と反対側の前記導光部材の端面との、少なくとも一方に、前記半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、前記レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の面発光装置。
  6. 前記受光端面は、前記導光部材の角部に設けられており、
    前記角部を形成する端面を除く前記導光部材の端面に、前記半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、前記レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の面発光装置。
  7. 前記導光部材は、透明な材料からなる、請求項5または請求項6に記載の面発光装置。
  8. 前記導光部材から光が出射する前記導光部材の出射面に、前記半導体レーザ素子が出射するレーザ光を吸収して、前記レーザ光の波長とは異なる波長の光を放出する、蛍光体層が設けられている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の面発光装置。
  9. 前記受光端面に、前記レーザ光を透過し、前記レーザ光と異なる波長の光を反射し得る、光学膜が形成されている、請求項4から請求項8のいずれかに記載の面発光装置。
  10. 前記受光端面以外の前記導光部材の端面の少なくとも一部に、光を反射する端面光反射部が設けられている、請求項1から請求項9のいずれかに記載の面発光装置。
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