JP4641256B2 - シート取出装置及び梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、段ボールシートやボール紙等のシートを一枚ずつ取り出すシート取出装置及びこれを用いた梱包装置に関するものである。
梱包装置としては、例えば後記の特許文献1に記載の段ボールケーサが知られている。
この段ボールケーサは、段ボールシート取出し装置から供給される段ボールシートを用いて梱包対象物を自動的に梱包する自動梱包装置である。
段ボールシート取出し装置は、段ボールシートが層積みされたマガジンと、マガジンの下方に設けられてこのマガジン内の段ボールシートのうち最下位シートをマガジンの下方に取り出すアームと、アームによってマガジンの下方に取り出された段ボールシートを案内するガイドとを有している。アームには、段ボールシートを吸着する吸着カップが設けられている。
この段ボールシート取出し装置では、アームを上方に移動させて吸着カップを最下位シートに当接させ、吸着カップによって最下位シートを吸着したのちに、アームを下降させることで、最下位シートがマガジンの下方に引き出される。このようにしてマガジンの下方に引き出された最下位シートは、アームによって下方に搬送される過程でガイドによって受けられて、予め入れられた折り目(罫線)に従って所定の形状に成形される。
このようにして所定の形状に成形された段ボールは、マガジンの下方に設けられた送出装置によって、装置後段に送出されて、梱包対象物の梱包に利用される。
特許第3468988号公報(段落[0012]〜[0016],及び図1)
しかし、この段ボール取出し装置では、アーム及びその駆動装置がマガジンの下方に設けられているので、アーム及びその駆動装置との干渉を避けるために、送出装置として構成が複雑で高価な装置(例えば吸着コンベアなど)を用いる必要があり、装置価格が高くなってしまう。
また、段ボールを取り扱う際には、段ボールから紙粉が発生する。このため、上記の段ボールシート取出し装置のような段ボールを取り扱う装置では、紙粉が装置に悪影響を与えないように、段ボールのハンドリングが行われる領域の下方に、紙粉を回収するためのパンが設置される。
しかし、上記の段ボールシート取出し装置では、アーム及びその駆動装置がマガジンの下方に設けられているので、マガジンの下方に紙粉回収用のパンを設置するスペースを確保することが困難となる。
また、段ボールシートは、その梱包対象物の形状によって、その形状(例えば外形寸法)や、折り目をつける位置が異なる。このため、段ボールシートの種類によって、吸着カップに吸着させるべき部位も異なる。また、段ボールシートには、梱包後の開封を容易にするために、ミシン目やカットテープが設けられることがあるので、段ボールシートは、ミシン目やカットテープの有無、及びその位置によっても、吸着カップに吸着させるべき部位が異なる。
このため、このような様々な種類の段ボールシートを同一の段ボールシート取出し装置で取り扱うためには、吸着カップによる段ボールの吸着位置(すなわちアームや吸着カップの位置)を調整可能な構成とすることが好ましい。
しかし、上記の段ボールシート取出し装置では、アーム及びその駆動装置がマガジンの下方に設けられているので、マガジンの下方に設置される他の装置との干渉を避けるために、アームや吸着カップの位置調整範囲が限定されてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、マガジンの下方に十分なスペースを確保することができ、設計の自由度が高く、調整範囲の広いシート取出し装置及び梱包装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
すなわち、本発明は、折り目形成用の罫線が設けられたシートを前記罫線に沿って折りまげて底部と屹立部とを有する形状に成形して送出するシート取出装置であって、前記シートを積み重ねた状態にして保持するマガジンと、該マガジンから前記シートを一枚ずつ取り出すアームと、該アームによる前記シートの搬送経路上で前記シートを受けるガイドと、該ガイドによって受けられた前記シートを送出する送出装置とを有し、前記マガジンは、積み重ねられた前記シートのうちの最下部のシートの周縁部のみを保持する構成とされ、前記アームは、前記マガジンに対して、該マガジンに保持される前記シートの前記屹立部側に隣接して設けられるアーム本体と、該アーム本体に設けられて、前記最下部のシートを吸着保持する吸着部と、前記アーム本体を、前記マガジンに対して該マガジンに保持される前記シートの前記屹立部側に設定された支点の下側から前記マガジン側に向けて揺動させる駆動装置と、前記ガイドに対向する部位に出没可能にして設けられて、前記ガイドに受けられた前記シートを前記ガイドに向けて押し付ける保持装置とを有しているシート取出装置を提供する。
このように構成されるシート取出装置では、マガジンは、最下部のシートを、周縁部のみを保持しており、最下部のシートの下面側は外部に露出されている。
このマガジンからシートを取り出すにあたって、駆動装置によってアーム本体が支点の下側からマガジンに向けて揺動させられて、マガジンが保持する最下部のシートの下面側に対向させられる。これにより、アーム本体に設けられた吸着部が最下部のシートの下面を吸着して最下部のシートを保持する。
この状態で、駆動装置によってアーム本体がマガジンの側方位置まで戻されることで、マガジンの下部から最下部のシートが引き出される。最下部のシートは、周縁部をマガジンに保持されているので、このようにマガジンから引き出される際に、マガジンから受ける反力によって、罫線に沿って折り曲げられる。
アーム本体がマガジンの側方位置に戻される過程で、吸着部に吸着されたシートがガイドに押し付けられ、このガイドからの反力によって、シートが罫線に沿ってさらに折り曲げられて、底部と屹立部とを有する形状に形成される。
ここで、ガイドに受けられたシートは、保持装置によってガイドに押し付けられるので、シートに確実に折り目をつけることができる。さらに、このようにシートが保持装置によってガイドに押し付けられることで、ガイドからのシートの浮き上がりが防止されて、シートの位置決めが行われるので、送出装置によるシートの送出、及び装置後段でのシートのハンドリングを良好に行うことができる。
ここで、保持装置を、ガイドに受けられたシートの罫線近傍部分を押圧する構成とすることで、シートにより確実に折り目をつけることができる。
その後、アーム本体が戻されてシートがガイドから受ける反力が吸着部の吸着力を上回るか、もしくは、アーム本体が所定の位置まで戻されたことをもって吸着部による吸着が解除されることで、折り曲げられたシートがアームから開放されてガイドに受け渡される。
このようにしてガイドに受け渡された成形済みのシートは、送出装置によってシート取出装置の後段に送出される。
以降は、上記の手順を繰り返すことで、マガジン内のシートが順次罫線に沿って折りまげられて、所定形状に成形された後に、装置後段に送出される。
このように、このシート取出装置では、アーム本体がマガジンの側方に設けられており、また、マガジンからシートを引き出したのちは、マガジンの側方に退避するので、マガジンの下方に、十分なスペースが確保される。
ここで、前記ガイドが、前記アームに搬送される前記最下部のシートの前記屹立部となる部位を受ける屹立部ガイドと、前記最下部のシートの前記底部となる部位を受ける底部ガイドとを有しており、前記吸着部が、前記最下部のシートの前記屹立部となる部位を吸着する構成とされていてもよい。
この場合には、アーム本体の支点から揺動端までの長さは、吸着部が最下部のシートの屹立部となる部位に到達することができる程度の長さで済む。すなわち、アーム本体の長さが最小限で済む。
このため、アーム本体の軌道が最下部のシートの屹立部となる部位の搬送経路内に収まるか、もしくは最下部のシートの底部となる部位の搬送経路へのアーム本体の突出量を最小限にすることができ、マガジンの下部の空間のうち、底部ガイド近傍に、十分なスペースが確保される。
また、本発明は、梱包対象物をシート状の梱包材で梱包する梱包装置本体と、該梱包装置本体に前記梱包材を供給する梱包材供給装置とを有し、該梱包材供給装置が、本発明に係るシート取出装置を用いて前記梱包装置本体に成形済みのシート状梱包材を供給する構成とされている梱包装置を提供する。
このように構成される梱包装置では、シート取出装置のマガジンの下方に十分なスペースが確保される。
このように構成されるシート取出装置及び梱包装置によれば、マガジンの下方に十分なスペースを確保することができるので、アームと他の部材との干渉を容易に回避することができる。
このため、このシート取出装置及び梱包装置では、使用可能な送出装置の種類や紙粉回収用パンの設置場所の制限がなく、設計の自由度が高く、また、吸着部の位置調整範囲を広く取ることができ、様々なシートを取り扱うことができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明を、段ボールシートを用いて梱包対象物を梱包する段ボールケーサに適用した例を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る段ボールケーサ1は、梱包対象物W(本実施形態では飲料容器)を段ボールシートS(以下、単に「シートS」とする)で梱包する梱包装置本体2と、梱包装置本体2に供給する梱包対象物供給装置3と、梱包装置本体2にシートSを供給する梱包材供給装置4とを有している。
梱包材供給装置4は、略水平に配置される底部Bと底部Bから略垂直に屹立する屹立部Rとを有する形状に成形されたシートSを梱包装置本体2に供給するものである。
梱包対象物供給装置3は、多数の梱包対象物Wを整列させて1梱包単位ごとに分割して順次梱包装置本体2に供給するものである。
梱包装置本体2は、梱包材供給装置4から供給されたシートSの底部B上に、梱包対象物供給装置3から供給された1梱包単位の梱包対象物Wを載置し、シートSに設けられた折り目形成用の罫線Lに沿って底部B及び屹立部Rを順次折り込んで、梱包対象物Wを梱包するものである。
本実施形態では、梱包材供給装置4は、段ボールケーサ1における梱包対象物Wの搬送経路の側方に配置されており、梱包装置本体2の梱包対象物Wの搬送経路上に、その側方から、屹立部Rが底部Bよりも梱包対象物Wの搬送方向下流側に位置する向きにしてシートSを供給する構成とされている。これにより、シートSの底部B上には、梱包対象物供給装置3から梱包装置本体2に供給された1梱包単位の梱包対象物Wが、所定の配列のまま、屹立部R側に寄せられた状態にして載置される。
梱包装置本体2は、このように梱包対象物Wが載置されたシートSの底部B及び屹立部Rを、シートSに形成された罫線Lに沿って折り畳みながら接着することで、梱包対象物Wの周囲をシートSで梱包する構成とされている。
梱包材供給装置4は、折り目形成用の罫線Lが設けられたシートSを罫線Lに沿って折りまげて底部Bと屹立部Rとを有する形状に成形して送出するシート取出装置11を有している。
図2に示すように、シート取出装置11は、フレームFを有しており、このフレームF上には、シートSを積み重ねた状態にして保持するマガジン12と、マガジン12からシートSを一枚ずつ取り出すアーム13と、アーム13によるシートSの搬送経路上でシートSを受けるガイド14と、ガイド14によって受けられたシートSを送出する送出装置15とが設けられている。
本実施形態では、マガジン12は、積み重ねられたシートSを、傾斜状態にして保持する構成とされている。具体的には、マガジン12は、各シートSを、屹立部Rとなる側が上、底部Bとなる側が下となるように傾斜状態にして保持している。
また、マガジン12の底部には、積み重ねられたシートSのうちの最下部のシートSを保持する保持爪(図示せず)が設けられている。この保持爪は、最下部のシートSの周縁部のみを保持するものであって、これにより、アーム13によってマガジン12の底部から最下部のシートSを引き出す際に、アーム13の力が最下部のシートSの屹立部Rと底部Bとを区切る罫線Lに作用して、最下部のシートSがこの罫線Lから折られて変形し、保持爪から開放されるようになっている。
アーム13は、マガジン12に対して、マガジン12に保持されるシートSの屹立部R側に隣接して設けられるアーム本体21と、アーム本体21に設けられて、最下部のシートSを吸着保持する吸着部22と、アーム本体21を、マガジン12に対してマガジン12に保持されるシートSの屹立部R側に設定された支点Pの下側からマガジン12側に向けて揺動させる駆動装置23とを有している。
アーム本体21は、揺動端がマガジン12に保持されている最下部のシートSの屹立部Rとなる部位に到達することができる程度の長さとされている。
吸着部22は、アーム本体21の揺動端近傍に設けられている。すなわち、吸着部22は、最下部のシートSを吸着する際に、この最下部のシートSの屹立部Rとなる部位を吸着する構成とされている。
吸着部22は、最下部のシートSに対向する部位に開口部が設けられた吸着パッドによって構成されている。この吸着パッドには、排気ポンプ(図示せず)が接続されていて、排気ポンプを作動させて吸着パッド内を減圧することで、吸着パッドによるシートSの吸着が行われるようになっている。
ここで、アーム本体21は、揺動軸線方向の位置(図2では紙面に略垂直となる方向における位置、図3では図の左右方向における位置)を調整可能とされている。また、吸着部22は、アーム本体21の長手方向における位置を調整可能とされている。
このシート取出装置11では、アーム本体21の位置やアーム本体21における吸着部22の位置を調整することで、シートSの大きさや形状に合わせて、吸着部22による吸着位置を変更することができるようになっている。これにより、図3に実線で示すような小型のシートSや、図3に二点鎖線で示すような大型のシートSについても、それぞれ吸着部22による吸着位置を適切に変更することで、良好にハンドリングを行うことができる。
駆動装置23は、フレームFによって支点P回りに回転可能にして支持される揺動軸26と、電動モータ27と、この電動モータ27の駆動軸の回転を減速する減速機28と、減速機28の出力軸の回転を揺動運動に変換して揺動軸26に伝達するクランク機構29とを有している。
アーム本体21は、上端を揺動軸26に固定されており、揺動軸26が支点P回りに揺動させられることで、下端を支点Pの下側からマガジン12側に向けて支点P回りに揺動させられるようになっている。
ガイド14は、アーム13に搬送される最下部のシートSの屹立部Rとなる部位を受ける屹立部ガイド14aと、最下部のシートSの底部Bとなる部位を受ける底部ガイド14bとを有している。
屹立部ガイド14aは、略垂直にしてフレームFに取り付けられる板材によって構成されており、底部ガイド14bは、略水平にしてフレームFに取り付けられる板材によって構成されている。底部ガイド14bは屹立部ガイド14aの下端からマガジン12側に向けて略水平方向に延在させられており、屹立部ガイド14aと底部ガイド14bとの交差部は、アーム13に搬送される最下部のシートSの罫線Lのうち、屹立部Rと底部Bとを区切る罫線Lの通る軌道上に位置している。
本実施形態では、シート取出装置11には、アーム13によるシートSの搬送経路の側方に、この搬送経路のガイド14に対向する位置に出没可能にして、ガイド14に受けられた最下部のシートSの罫線L近傍部分をガイド14に向けて押し付ける保持装置31が設けられている。
本実施形態では、保持装置31は、アーム13によるシートSの搬送経路の側方に設けられて先端をシートSの搬送経路上のガイド14よりも上流側の位置に出没可能とされた空圧シリンダ32と、この空圧シリンダ32の先端に設けられて、空圧シリンダ32の先端を搬送経路上に突出させることで、ガイド14に受けられたシートSの屹立部Rと底部Bとの境界を、屹立部ガイド14aと底部ガイド14bとの交差部に押し付ける押圧部材3とを有している。
送出装置15は、図1に示すように、シートSの送出経路の上流側と下流側とにそれぞれ設けられるプーリー36と、これらプーリー36に巻きまわされて上面側でガイド14に受けられたシートSの底部Bを受ける無端ベルト37と、プーリー36を往復回転駆動する駆動装置38(図3参照)とを有している。
図1に示すように、無端ベルト37には、ガイド14に受けられたシートSを押圧するプッシャ37aが設けられており、駆動装置38によってプーリー36を往復回転駆動して、ガイド14にシートSが受けられる度に無端ベルト37を往復させることで、ガイド14に受けられたシートSがプッシャ37aによってシートSが送出経路の下流側に向けて送出されるようになっている。
本実施形態では、二つのプーリー36及び無端ベルト37が並列に配置されており、これによってシートSの底部Bが二箇所で支持されて、安定して送出されるようになっている。
以下、上記のシート取出装置11の動作について説明する。
このシート取出装置11では、マガジン12からシートSを取り出すにあたって、駆動装置23によってアーム本体21が支点Pの下側からマガジン12に向けて揺動させられて、マガジン12が保持する最下部のシートSの下面側に対向させられる(図2参照)。これにより、アーム本体21に設けられた吸着部22が最下部のシートSの下面を吸着して、最下部のシートSを保持する。
この状態で、図4から図6に示すように、駆動装置23によってアーム本体21がマガジン12の側方位置まで戻されることで、マガジン12の下部から最下部のシートSが引き出される。
最下部のシートSは、周縁部をマガジン12の保持爪に保持されているので、このようにマガジン12から引き出される際に、マガジン12の保持爪から受ける反力によって、底部Bと屹立部Rとを区切る罫線Lに沿って折り曲げられる。このように最下部のシートSが折り曲げられながら引き出されることにより、最下部のシートSの周縁部が保持爪による拘束から開放されて、マガジン12の下方に引き出される。
ここで、マガジン12内ではシートS同士が密着しているので、最下部のシートSをマガジン12から引き出す際に、最下部のシートSとその上にあるシートSとの間に負圧が生じる。この負圧が大きい場合には、最下部のシートSを引き出した際に、その上のシートSまで一緒にマガジン12から引き出してしまう可能性がある。
このため、本実施形態では、駆動装置23は、アーム本体21を二段階の動作でマガジン12の側方位置まで戻す構成とされている。
具体的には、駆動装置23は、クランク機構27の機能により、図4に示すように、シートSを吸着した直後は一定量だけアーム本体21を戻した状態で一旦停止させたのち、マガジン12の側方位置までアーム本体21を戻す構成とされている。
このようにアーム本体21を一旦停止させることで、最下部のシートSがマガジン12から若干引き出されて、この最下部のシートSとその上にあるシートSとの間に隙間が形成される。これにより、最下部のシートSを引き出す際にこの最下部のシートSとその上にあるシートSとの間に空気が侵入するので、最下部のシートSをマガジン12から引き出す際に、最下部のシートSとその上にあるシートSとの間に生じる負圧が小さくなり、最下部のシートSのみを確実にマガジン12外に引き出すことができる。
このようにマガジン12の下方にシートSが引き出されたのちは、アーム本体21がマガジン12の側方位置に戻される過程で、吸着部22に吸着されたシートSがガイド14に押し付けられ、このガイド14からの反力によって、シートSが罫線Lに沿ってさらに折り曲げられて、底部Bと屹立部Rとを有する形状に形成される。
さらにアーム本体21が戻されてシートSがガイド14から受ける反力が吸着部22の吸着力を上回るか、もしくは、アーム本体21が所定の位置まで戻されたことをもって吸着部22による吸着が解除されることで、折り曲げられたシートSがアーム13から開放されてガイド14に受け渡される。
このようにガイド14にシートSが受け渡されたのちは、ガイド14に受けられたシートSの、屹立部Rと底部Bとを区切る罫線Lの近傍部分が、保持装置31によってガイド14に押し付けられるので、シートSに確実に折り目が付けられる。
また、このようにシートSが保持装置31によってガイド14に押し付けられることで、ガイド14からのシートSの浮き上がりが防止されて、シートSの位置決めが行われるので、送出装置15によるシートの送出、及び装置後段でのシートSのハンドリングを良好に行うことができる。
このようにしてガイド14に受け渡された成形済みのシートSは、送出装置15によってシート取出装置11の後段の梱包装置本体2に送出されて、梱包対象物Wの梱包に利用される。
以降は、上記の手順を繰り返すことで、マガジン12内のシートSが順次罫線Lに沿って折りまげられて、所定形状に成形された後に、梱包装置本体2に送出される。
このシート取出装置11では、上記のように、アーム本体21がマガジン12の側方に設けられており、マガジン12からシートSを引き出したのちは、アーム本体21はマガジン12の側方に退避させられる。
また、本実施形態では、アーム本体21の長さが最小限とされていて、アーム本体21の軌道が最下部のシートSの屹立部Rとなる部位の搬送経路内に収まるようになっている。
このため、このシート取出装置11では、底部ガイド14b近傍も含めたマガジン12の下方の空間に、十分なスペースが確保されることになり、アーム13と他の部材との干渉を容易に回避することができる。
これにより、このシート取出装置11では、使用可能な送出装置15の種類や紙粉回収用パンの設置場所の制限がなく、設計の自由度が高く、また、吸着部22の位置調整範囲を広く取ることができ、様々なシートSを取り扱うことができる。
本発明の一実施形態に係る梱包装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシート取出装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るシート取出装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るシート取出装置の動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るシート取出装置の動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係るシート取出装置の動作を示す図である。
符号の説明
1 段ボールケーサ(梱包装置)
2 梱包装置本体
4 梱包材供給装置
11 シート取出装置
12 マガジン
13 アーム
14 ガイド
15 送出装置
21 アーム本体
22 吸着部
23 駆動装置
14a 屹立部ガイド
14b 底部ガイド
31 保持装置
B 底部
L 罫線
P 支点
R 屹立部
S 段ボールシート

Claims (3)

  1. 折り目形成用の罫線が設けられたシートを前記罫線に沿って折りまげて底部と屹立部とを有する形状に成形して送出するシート取出装置であって、
    前記シートを積み重ねた状態にして保持するマガジンと、
    該マガジンから前記シートを一枚ずつ取り出すアームと、
    該アームによる前記シートの搬送経路上で前記シートを受けるガイドと、
    該ガイドによって受けられた前記シートを送出する送出装置とを有し、
    前記マガジンは、積み重ねられた前記シートのうちの最下部のシートの周縁部のみを保持する構成とされ、
    前記アームは、前記マガジンに対して、該マガジンに保持される前記シートの前記屹立部側に隣接して設けられるアーム本体と、
    該アーム本体に設けられて、前記最下部のシートを吸着保持する吸着部と、
    前記アーム本体を、前記マガジンに対して該マガジンに保持される前記シートの前記屹立部側に設定された支点の下側から前記マガジン側に向けて揺動させる駆動装置と、前記ガイドに対向する部位に出没可能にして設けられて、前記ガイドに受けられた前記シートを前記ガイドに向けて押し付ける保持装置とを有しているシート取出装置。
  2. 前記ガイドが、前記アームに搬送される前記最下部のシートの前記屹立部となる部位を受ける屹立部ガイドと、前記最下部のシートの前記底部となる部位を受ける底部ガイドとを有しており、
    前記吸着部が、前記最下部のシートの前記屹立部となる部位を吸着する構成とされている請求項1記載のシート取出装置。
  3. 梱包対象物をシート状の梱包材で梱包する梱包装置本体と、
    該梱包装置本体に前記梱包材を供給する梱包材供給装置とを有し、
    該梱包材供給装置が、請求項1または2に記載のシート取出装置を用いて前記梱包装置本体に成形済みのシート状梱包材を供給する構成とされている梱包装置。
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