JP4640667B2 - レンタル自転車の錠システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線でユーザー(ユーザー側装置である)と接続し合って開錠を可能にし且つこの際に用いられる鍵を使用することなく機械的に施錠操作を行うことが出来るようにすると共に、レンタルの一時停止と再開と及び課金の一時停止と再開とが出来るようにして、駐車場または駐車台を介さずにレンタルサービスを行い得るようにした点に特徴を有する、レンタル自転車の錠システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の錠、例えば玄関ドアに於けるシリンダー錠ではこれに合致する鍵を用いて施錠または開錠を行ない、また自動車の赤外線式の錠では赤外線によって送信されてきた信号を受信して電気錠が施錠または開錠を行なっている。しかしながら何れの場合も鍵や赤外線リモコンが他者の手に渡ると錠が簡単に破られてしまうという危険があった。
【0003】
一方、二輪車に取り付けられたダイアル錠では錠に設けた複数の数字リングを操作して正しい数字の組み合わせにして開錠を行ない、またナンバー錠では数字キーが正しい順序で押されることにより開錠を行なっている。しかしながらこのような二輪車をレンタルサービスに用いようとすると、二輪車とこれを開錠可能な数字とが一対一で対応しているために盗難の危険があった。そこで上記のような鍵や赤外線リモコンをユーザーに貸与することが考えられるが、ここでも上述したような紛失の問題がある。また貸与には、盗難や悪戯を避けるための係員を必要とし、人件費が掛かるため、無人のレンタルサービスを行うことが出来ないという問題もある。従って、例えば自転車のレンタルサービスを受けたユーザーがスーパーに立ち寄りたいとする場合があったとしても、鍵を貸与されない状態では自転車を離れることなど到底不可能なのである。
【0004】
また自動車や二輪車のレンタルということを考えた場合、これまでは必ず駐車場で貸し出し、駐車場へ返却してもらうという手続きを取っている。特に二輪車では駐車場内に設置されている駐輪装置を使用している。一方環境問題が叫ばれている折から、市街地での交通には自転車を利用することが好ましい。このため当発明者の発明に係る特開2001−188999の「パーキングシステム及びパーキング方法」では、市街地に散在させた複数の駐車場を利用して一時返却や乗り継ぎを自由にするがシステムを提案した。しかしながらこのシステムに於いても自転車のレンタルは必ず駐車場を介さなくてはならなかった。更に返却しようとする駐車場の駐輪台が満車状態では、駐輪台が空くのを待つか、空いているかも分からない他の駐車場へ回ることを要求された。
【0005】
この発明は、上述したような問題点を解決して、ドアのような固定物ではなく例えば自転車のような移動物のレンタルサービスに付いて、鍵や赤外線リモコンのような錠と一対一対応するようなものをユーザーに持たせることなく、従って貸与には実質的に係員を必要とせず、さらには駐車場、または駐輪台を介さずにレンタルすることが出来るようにすることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
請求項1〜3:
上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザーがこの鍵を使用して錠の操作を行ない得るように設定変更が可能な錠、と無線で接続し合って、この鍵を通知する錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置はユーザー端末とまたは前記錠管理装置は錠側と、接続し合ってレンタルの一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザーがこの鍵を使用して錠の操作を行ない得るように設定変更が可能な錠、と無線で接続し合って、この鍵を通知する錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置は、ユーザー端末と接続し合って、課金の一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザーがこの鍵を使用して錠の操作を行ない得るように設定変更が可能な錠、と無線で接続し合って、この鍵を通知する錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置はユーザー端末とおよび前記錠管理装置は錠側と、接続し合ってユーザーと錠との対応関係を変更するものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。ユーザーとの接続は、無線や有線或いは磁気や赤外線を介することが出来る。無線の例として携帯電話システムを上げることができ、広く普及しているため都合がよい。
【0007】
すなわちこの錠システムでは、ユーザーにユニークな符号(ユーザーと一対一対応するパスワードなど)を与え、同時にこの符号を錠に通知しておく。錠側ではこの符号で開錠出来るように設定を変更する。ユーザーがこの錠に対してこの符号を使用すると、錠側ではユーザーが用いた符号と事前に通知された符号とが一致するか否かを判定して、一致する場合には開錠するようにする。従ってこの符号は鍵である。施錠はユーザーが直接錠に触れて操作出来る仕組みを採用すればよい。開錠には上述したナンバー錠などの仕組みを利用すればよい。
【0008】
ユーザーに付与するユニークな符号としては、予め用意してあるパスワード表の中から順に割り当てたり、ランダムに発生させた数桁の数字を用いたり、ユーザーの携帯電話番号をそのまま符号として付与したりすればよい。しかしながらユーザー固定の符号や錠固定の符号は見破られる危険があるため、慎重を期すのであればいわゆるワンタイムパスワードを使用することが望ましい。なお、ユーザーがグループであって同一または各々異なる符号を通知する場合がある。なおレンタルの一時停止と再開とを行なう点に付いてや、課金の一時停止と再開とを行なう点に付いてや、ユーザーと錠との対応関係を変更する点に付いては、後述の通りである。
【0009】
請求項4〜6:
また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザー端末からの錠の動作要求とこの鍵とを受けた時に、無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置は、ユーザー端末または錠側と接続し合って、レンタルの一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザー端末からの錠の動作要求とこの鍵とを受けた時に、無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置は、ユーザー端末と接続し合って、課金の一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、このユニークな符号を鍵として、ユーザー端末からの錠の動作要求とこの鍵とを受けた時に、無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されるレンタル車両の錠システムに於て、前記ユーザー管理装置はユーザー端末とおよび前記錠管理装置は錠側と、接続し合ってユーザーと錠との対応関係を変更するものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。
【0010】
すなわちこの錠システムでは、ユーザーにユニークな符号を与えておき、ユーザーが開錠したい場合にはその意思と符号(パスワードなど)とを錠システムに伝えると、錠システムは本人確認を行ない、確認された場合には直接錠側に働きかけて開錠する。ユニークな符号がパスワードである場合には、ワンタイムパスワードを使用することができる。なお錠の動作要求としては、開錠の他に施錠や符号の変更なども考えられる。なおレンタルの一時停止と再開とを行なう点に付いてや、課金の一時停止と再開とを行なう点に付いてや、ユーザーと錠との対応関係を変更する点に付いては、後述の通りである。
【0011】
請求項7〜9:
また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーからの錠の動作要求を受けてユーザー認証を行なうユーザー管理装置と、身元が確認された場合に無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されることを特徴とするレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置は、ユーザー端末または錠側と接続し合って、レンタルの一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーからの錠の動作要求を受けてユーザー認証を行なうユーザー管理装置と、身元が確認された場合に無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されることを特徴とするレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置は、ユーザー端末と接続し合って、課金の一時停止と再開と、を行なうものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。また上記課題は、ユーザー端末と接続し合って、このユーザーからの錠の動作要求を受けてユーザー認証を行なうユーザー管理装置と、身元が確認された場合に無線で錠と接続し合って錠に動作を行わせる錠管理装置と、から構成されることを特徴とするレンタル車両の錠システムに於いて、前記ユーザー管理装置はユーザー端末とおよび前記錠管理装置は錠側と、接続し合ってユーザーと錠との対応関係を変更するものであることを特徴とするレンタル車両の錠システム、とすることにより達成される。
【0012】
すなわちこの錠システムでは、事前にユーザーにユニークな符号を与えることを行なわず、ユーザー登録に基づくユーザー認証にパスした場合に、錠システムが直接錠側に働きかけて開錠などの所要の動作を行なわせるものである。なおレンタルの一時停止と再開とを行なう点に付いてや、課金の一時停止と再開とを行なう点に付いてや、ユーザーと錠との対応関係を変更する点に付いては、後述の通りである。
【0013】
次に上記システムに於いて、前記ユーザー管理装置が、ユーザーまたは錠側と接続し合って、レンタルの一時停止と再開と、を行なうものとしたものに付いて説明する。
【0014】
ユーザーと接続し合ってユーザーのレンタル開始または終了の意思を確認し、ユーザー管理装置にその旨を記録する。または錠側と接続し合い、レンタル開始の際には開錠し、レンタル終了の場合には施錠を行なう。なお施錠はユーザーの手作業に任せてしまうことが出来るが、この場合には錠側にセンサーなどを取り付けて施錠されているか否かを確認出来るようにすればよい。なお上記で例えば一時停止とは施錠することであり、再開とは開錠することである。
【0015】
また上記システムに於いて、前記ユーザー管理装置が、ユーザーと接続し合って、課金の一時停止と再開と、を行なうものとしたものに付いて説明する。
【0016】
一般的には開錠して課金を開始し、施錠して課金を終了するのであるが、一時停止と再開の都度きめ細かく課金管理を行なうようにすれば、ユーザーには乗り継ぎも放置返却も安心して行なえるように成る。この観点からも「どこでも駐車場」という新しい概念を実現して見せることが出来る。なお「どこでも駐車場」によれば、従来の駐車場、駐輪台は言うに及ばず、簡易的にロープや柵で囲ったような場所や、路上にラインを引いた場所などを駐車場とするこが可能であり、更には広場や路上など文字通りどこでも駐車場にすることが出来るのである。
【0017】
また上記システムに於いて、前記ユーザー管理装置が、ユーザー及び錠側と接続し合って、ユーザーと錠との対応関係を変更するものとしたものに付いて説明する。
【0018】
このようにすると、完全返却の後は引き続いて次のユーザーにレンタルすることが出来て効率的である。またグループでレンタルサービスを受けて、グループ内のある者から他の者へ引き継いだりすることも可能と成る。なお上述した位置情報を活用するようにすれば、錠とユーザーとの対応関係を変更して、他のユーザーをそこまで誘導するということが容易になる。
【0019】
また上記システムに於いて、前記錠管理装置は無線で錠側と接続し合って錠側からその位置情報を取得するものとすることが出来る。
【0020】
このようにすると、錠側がドアのような固定物ではなく例えば自転車のような移動物の場合に、その現在位置を知ることが出来る。従ってユーザーの現在位置を確認したり、乗り継ぎや放置返却の場合にそれがどこにあるのかを知ることが容易に行なえるように成り、必要な場合には係員を回収に向かわせることが迅速に出来る。
【0021】
さて、上記課題は、無線でセンターと接続し合ってユーザーのユニークな符号を鍵として受信するための通信装置と、複数のスイッチと、ユーザーがこのスイッチを適正な組み合わせで操作することにより開錠し、且つ前記符号から開錠し得るスイッチの組み合わせを設定する開錠装置と、から構成された錠を提供することによって達成される。
【0022】
これは錠側からの課題解決手段ということに成るが、開錠装置によりセンターから受けた符号で開錠し得るスイッチの組み合わせを設定すれば、その符号は鍵としてユーザーに渡されているため、ユーザーがその符号通りにスイッチを操作することによって、開錠することが出来るのである。ユーザーが直接スイッチを操作するのであるから、ダイアル錠やナンバー錠が良く知られているだけあって好適である。
【0023】
また上記課題は、無線でセンターと接続し合ってユーザーのユニークな符号を鍵として受信するための通信装置と、無線でユーザーと接続し合って、ユーザーからの錠の動作要求とこの鍵とを受けた時にユーザー認証を行なうユーザー管理装置と、身元が確認された場合に錠に動作を行わせる錠装置と、から構成した錠とすることによって達成される。
【0024】
錠側で最初にセンターから符号を鍵として受信しておけば、後はユーザーと錠とは無線で直接接続し合って、適正なユーザーであれば開錠を許す。なお少なくても開錠動作は必須であるが、施錠に関しても無線で行なえるようにすることが出来る。なおユーザーと接続し合う無線には、広く普及している携帯電話を使用することが可能であるが、この他にブルートゥース(商標)などの規格や赤外線通信なども任意に利用することが出来る。
【0025】
上記0021項の錠に関して、前記錠装置が開錠に関して電気的に動作する錠を備えているものとすることが出来る。
【0026】
この場合ソレノイドなどを利用して一気に開錠してしまうものと、最後の操作だけはユーザーにスイッチを押させるものとの2タイプが考えられるが、何れにせよ電気的に動作して実質的に開錠してしまうことが可能であるため、ユーザーと錠とは無線で接続し合って、ユーザーに開錠操作を行なわせることが出来る。なお開錠のみならず施錠に関しても行ない得るように設計してもよい。
【0027】
次に上記0021項または0023項の錠に関して、前記通信装置を用いて鍵である符号の確認を行なうものとすることが出来る。
【0028】
これは前記符号に変更があったか(ユーザーの変更があったか)、符号が取り消されていないか(使用が禁止されていないか)、などについての確認を行なうためのものである。この確認のトリガーとしては、ユーザーが誤った符号を使用したような場合や、タイマーによる定時確認を上げることが出来る。
【0029】
また上記課題は、無線でセンターと接続し合うための通信装置と、センターからの錠動作要求に応える錠装置と、から構成されることを特徴とする錠とすることによって達成される。
【0030】
この場合はセンターとユーザーとの間でユーザー認証が行なわれるため、錠側ではセンターからの錠動作要求に単純に従がえばよいのである。
【0031】
次に上記0021項または0023項の錠に関して、前記通信装置の異常を感知する異常感知装置を備え、異常を感知した場合は鍵である符号を使用不能としてもよい。
【0032】
異常感知装置が通信装置の異常を感知した場合には、センター側からも錠側からも接続し合うことが出来なくなるため、符号確認も行なえなくなり、このままでは問題を生ずるかも知れない。そこでこれまでの符号を使用不能にしてしまうのである。これは例えば通信装置が何者かによって破壊されたような場合を想定している。
【0033】
同様に上記0021項または0023項の錠に関して、錠の異常を感知するセンサを備え、異常を感知した場合は前記通信装置を用いてセンターに報知するものとすることが出来る。
【0034】
錠に取り付けたセンサが錠の異常を感知した場合には、ユーザーに迷惑を掛けたり、レンタルサービスとしても危機的な状況と成るから、逸早く通信装置によりセンターに報知するのである。これにより例えば係員が対応出来る。
【0035】
さらに上記0021項または0023項または0029項の錠に関して、無線電話機を備えたものとすることが出来る。これによれば、例えば錠側に何かトラブルが起きたような場合に、係員と直接会話することが出来るように成る。ユーザー側に連絡手段がない場合にも有効である。また上述した位置情報を知らせるためにも無線電話機、例えば携帯電話やPHSは利用可能である。
【0036】
次に上記0021項または0023項または0029項の錠に関して、地図を表示する地図表示装置を備えると共に、地図上に自己の位置を表示するための位置情報の受信装置を備えたものとすることが出来る。
【0037】
地図表示装置は、地図をセンターからダウンロードして画面に表示するものであっても、CD−ROMなどの記録媒体を備えてこれを表示するものであってもよい。位置情報の受信装置によれば、例えば旅行者が観光地で自転車をレンタルした場合などに、自分が今どこにいるかを知ることが出来る。なお上述のようにPHS等の無線電話機を備えて位置情報の受信装置とすることも可能である。
【0038】
さて、請求項1乃至請求項9の何れか一に記載のレンタル車両の錠システムに関して、前記ユーザー管理装置がユーザー所有のカードの記憶部にユニークな符号を通知するものとすることができる。ここでカードとしたのは、磁気テープを備えているキャッシュカード、記憶素子を備えたICカード、再書き込み可能な印刷部を備えたポイントカードなど、カード形式のものが広く使われているからである。しかしながらこれは総称としてのカードのことであり、記憶素子を備えたメモリスティックや指輪やUSBコネクタ等もこの類いである。なお上記磁気テープには磁気ヘッドが接触してユニークな符号を書き込んだり読み込んだりする。記憶素子に情報を書き込むタイプのものでは、内部に誘導コイルを備えて非接触での読み込み書き込みが可能なものがある。再書き込み可能な印刷部のあるものではユーザーはここに印刷されたユニークな符号を見て錠を操作する。なお印刷部を再書き込み不能なものとすれば、ワンタイムパスワード用に使用することが可能である。
【0039】
即ちこの錠システムでは、カードにユニークな符号(ユーザーと一対一対応するパスワードなど)を与え、ユーザーが錠に対してこのカードを使用するようにしたものである。
【0040】
次に、請求項1乃至請求項9の何れか一に記載のレンタル車両の錠システムに関して、前記ユーザー管理装置がユーザー管理装置の子機を介してユーザーと接続し合うものとすることができる。子機とは、前記ユーザー管理装置の出先装置であり、例えば駐車場を利用する場合には、各々の駐車場に設置して中央のユーザー管理装置の仕事を分担し、例えば再書き込み可能な印刷部を備えたカードを発行したり、ユーザー所有のICカードにユニークな符号を書き込んだりする役目を担うものである。
【0041】
次に、請求項1乃至請求項9の何れか一に記載のレンタル車両の錠システムに関して、前記ユーザー管理装置は、錠に設けた「カードとの通信部」を介してユーザーと接続し合うものとすることができる。
【0042】
錠に設けたカードとの通信部は、ユーザー所有のカードとユーザー管理装置との通信を仲介する。例えば上記非接触タイプのICカードであれば、これを二輪車側の通信部にかざして、ユーザー管理装置とユニークな符号のやり取りなどを行なうことができる。ICカードにしてみれば、錠側の通信部を借りて通信することが可能であるから、例えば携帯電話のように自前の通信部を持っていなくてもよいわけである。従って錠には使用するカードに対応した通信部を用いるようにすればよい。このようにして前記ユーザー管理装置はユーザーと接続し合うことができる。
【0043】
次に上記0021項に記載の錠に関して、カードとの通信部を備えており、カードから鍵を読み取るものとすることができる。磁気ヘッド、コネクタ、非接触のためのコイルなど、カードに対応する通信部を設けておく。2種以上の方式を混在させたものを設計することが可能である。
【0044】
次に、上記0029項に記載の錠に関して、カードとの通信部を備えており、この通信部を介してカードから読み取った鍵を前記通信装置を用いてセンターに通知し、センターからの錠動作要求に応えるものとすることができる。
【0045】
前記通信装置は次の2つの動作を行なう。まずカードと通信して鍵を読み込みこれをセンターに通知する。カードと通信する目的は、ユーザーによる錠の動作要求に基づいている。従って通信装置は、ユーザーと接続し合い、ユーザーからの錠の動作要求とこの鍵とを受けて、これをセンターに通知するのである。次にセンターからの錠動作要求に応えることに成る。
【0046】
また上記の課題は、無線でセンターと接続し合うための通信装置と、ユーザーと接続し合うためのカードとの通信部と、ユーザーが鍵となるユニークな符号をセンターから受信する際にセンターと前記カードとの間のやり取りの仲介を前記通信装置を用いて行なうことを特徴とする錠とすることによって達成される。
【0047】
これは錠側からの課題解決手段ということに成るが、センターとは通信装置を利用して接続し合い、またユーザー所有のカードとは通信部を介して接続し合うことになる。センターからのユニークな符号は錠を通してカードに付与される。従ってカード側には通信装置が不要となる。この用途としては、例えば通勤通学定期券をICカードとして、このICカードの記憶素子にユニークな符号の書き込みを行なって、自転車をレンタル可能にするというようなものを上げることができる。
【0048】
なお上記0043項または0044項または0046項に記載の錠に関して、前記カードとの通信部に磁気ヘッドを備えるものとすることができる。または前記カードとの通信部にコネクタまたはコイルを備えるものとすることができる。または前記カードとの通信部に光通信部を備えるものとすることができる。または前記カードとの通信部に無線通信部を備えるものとすることができる。前記光通信部については赤外線通信を行なうためのものが一般的である。また無線通信部については、ブルートゥース(商標)などの規格なども任意に利用することが出来る。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施形態を図面を参照しながら説明するが、この発明はこれ等の実施形態に限定されるものではない。
【0050】
(第1実施形態)
図1乃至図4はこの発明の第1の実施形態を表わす。センターサーバ1とユーザーが所持する携帯電話7との間、及びセンターサーバ1とユーザーに貸し出されたレンタル自転車2との間は携帯電話網の無線でやり取りされる。従ってレンタル自転車2には図示しない携帯電話が搭載されており、図4の符号33はそのアンテナである。携帯電話7の所有者はセンターサーバ1に対してユーザー登録が為されている。そこで自転車のレンタルを受けるべく携帯電話7を用いてセンターサーバ1に接続すると、乱数発生部10がこのユーザーにユニークな(一対一対応する)番号を発生するので、この番号をユーザー管理部11に登録する。すなわちこのユーザーに付与する。ユーザー管理部11は送受信部13を介してこの数字をユーザーに通知する。この番号は後述のレンタル自転車2の錠20を開錠するのに必要なものであるため、ユーザーは暗記するかメモするか携帯電話7に記録しておく。一方センターサーバ1はこの番号を、錠管理部12によって図示しない携帯電話を通じてレンタル自転車2の錠20に通知する。なお14はアンテナである。
【0051】
この錠20は、レンタル自転車2のサドルポスト22の後方に取り付けられておりテンキーボタン21を備えている。なおこのレンタル自転車はいわゆる電動アシスト自転車であり、サドルポスト22の前方に充電池23を備えているが、この上方にアンテナ33が立設されている。またこの錠20は手動で施錠を行ない、ソレノイド30に通電することによって開錠するタイプのものである。図3はその内部構成を表わすが、送受信部32により通知された前記ユニークな番号は開錠部3へ伝達されて、ここでテンキー31の組み合わせがこの番号に設定し直される。したがって登録ユーザーは、先に通知された番号をテンキー31から打ち込むことにより、開錠部3がソレノイド30に通電して開錠する。
【0052】
(第2実施形態)
図5及び図6はこの発明の第2の実施形態を表わす。上述した第1の実施形態では乱数を用いたが、ここではユーザー番号表40の中から他のユーザーとダブることがないようにして番号を選び、これをユーザーに付与している。ユーザー管理部4はこの番号をワンタイムパスワードとして、送受信部43を介して登録ユーザーに通知する。ユーザーが錠に対して何らかのアクションを取ろうとする際には、まずセンターサーバにアクション内容、すなわち施錠要求や開錠要求を伝えるが、この時先に付与されたワンタイムパスワードを提示する。すると認証部41はこれをユーザー番号表40に照らし合わせて認証し、正しい入力であれば錠管理部42から希望されているアクション内容に沿った命令を錠側へ送信することになる。このワンタイムパスワードは消尽したため、再度ユーザー番号表40の中から他のユーザーとダブることがないようにして番号を選んで、これをユーザーに付与する。
【0053】
錠側は送受信部32を介して希望されているアクション内容を受信し、錠動作部300によってソレノイド30を操作する。
【0054】
(第3実施形態)
この実施形態の特徴は、図7で表わされる通り、パスワードに登録ユーザーの携帯電話番号を利用している点にある。即ち電話番号取得部45は送受信部43を介して、ユーザーが所属する携帯電話センターから電話番号を取得し、これを認証部41へ渡して自己の登録ユーザーであるかを確認する。これが確認されると錠管理部42は送受信部43を介して錠側に動作を要求する。
【0055】
(第4実施形態)
この実施形態は図8で表わされたごとく、登録ユーザーと通信を開始し(ステップS1)、レンタル終了要求を受けたら(ステップS2)、レンタル終了処理を行ない(ステップS3)、通信を終了する(ステップS4)。この一連の処理によって、登録ユーザーは駐車場にいるかどうかを問わず任意の時点でレンタルサービスを受けることを終了することが出来る。図示しないセンターサーバー側ではこの後、錠側と通信して施錠を行なう。なお上述したフローはセンターサーバー側に於けるレンタル終了に関する手続きであるが、レンタル開始についても同様の処理フローと成る。次に図9はこの実施形態のフローチャートを表わす。前記レンタル開始後に、登録ユーザーからレンタルの一時停止要求が出されたら(ステップS5)、レンタルの一時停止処理を行ない(ステップS6)、再開要求が出されたか否かを監視し(ステップS7)、YESであればレンタルの再開処理を行なう(ステップS8)。
【0056】
(第5実施形態)
この実施形態は図10にて示したように、登録ユーザーと通信を開始し(ステップS9)、課金終了要求を受けたら(ステップS10)、課金終了処理を行なって(ステップS11)、通信を終了する(ステップS12)。図示しないセンターサーバー側ではこの後、錠側と通信して施錠を行なう。なお上述したフローはセンターサーバー側に於ける課金終了に関する手続きであるが、課金開始についても同様の処理フローと成る。次に図11はこの実施形態のフローチャートを表わす。前記課金開始後に、登録ユーザーから課金の一時停止要求が出されたら(ステップS13)、課金の一時停止処理を行ない(ステップS14)、再開要求が出されたか否かを監視して(ステップS15)、YESであれば課金の再開処理を行なう(ステップS16)。このようにして乗り継ぎや中継のためのシステムを整備することが出来る。
【0057】
(第6実施形態)
この実施形態の特徴は、図12で表わした通り、センターサーバが錠側と接続し合って錠側の位置情報を取得して、錠側の位置を地図上に表示する点にある。受信部51は、アンテナ50を介して錠側の位置情報を取得して位置探査部5へ伝達する。位置探査部5は錠側の位置を確定し、記憶部53から該当する地域の地図情報を読み出して、錠側の位置と共に表示部52上に表示する。なお錠側の位置情報の取得は、錠側にPHSを所持させることで行なっている。地図情報は記憶部53で所有するのではなく、専門のサービスを行なっているセンターから受信して表示することが可能である。
【0058】
(第7実施形態)
上述した第6実施形態は、センターサーバ側で位置情報を取得するものであるが、この実施形態では錠側がそれを行なっている。すなわち図13で表わしたように、GPSユニット6がタイマー63を用いて位置情報を人工衛星から定期的に取得し、位置情報記憶部62に記録し、送信部61を介してセンターサーバへ通知する。符号60はアンテナであるが、これとは別にGPSユニット6は図示しないGPSアンテナを備えている。
【0059】
(第8実施形態)
この実施形態は、登録ユーザーの自転車の乗り換えを可能にするものである。すなわち登録ユーザーが自転車を乗り換えようとする場合には、自己が別の自転車に対応したことをセンターサーバ側に通知しなくてはならない。図14はこの際の処理フローを示したものであるが、登録ユーザーから対応関係の変更要求が出されたら(ステップS17)、乱数発生処理を行なって(ステップS18)、登録ユーザーに新たな数字を割り当て通知する乱数通知処理を行なう(ステップS19)。
【0060】
(第9実施形態)
この実施形態の特徴は、電気的に動作する錠を備え、登録ユーザーに割り振られたユニークな符号を定期的に確認し、登録ユーザーと直接通信し合って認証を行いつつ登録ユーザーが希望する処理を行ない、またセンサを備えて通信装置の異常や錠の異常を感知し、無線電話機を備えてセンターサーバ側との会話を可能にしている点にある(図15参照)。すなわち送受信部38は携帯電話機を利用しており、まずセンターサーバ側に接続して登録ユーザー固有の符号を受信しており、次に登録ユーザーと直接接続し合い、この符号と錠の動作要求とを受けた際には、認証部35でユーザー認証を行なって、登録されているユーザーであることが確認された場合には、錠動作部34がソレノイド30に所要の動作を行なわせる。またこれとは別に、確認部36はユーザーと前記符号との関係に変化があったかどうかをセンターサーバ側に定期的に問い合わせる役目を担っている。センサ37は2つの役目を担っており、第1に送受信部38を監視して、異常があった場合には錠動作部34に命令してソレノイド30により車輪をロックし、第2に錠を監視して、異常があった場合は送受信部38を介してセンターサーバへ報知する。なおこのような場合にユーザーは携帯電話機としての送受信部38を利用して、前記センターサーバ側と交信することが出来る。
【0061】
(第10実施形態)
図16はこの発明の第10の実施形態を表わす。送受信部38は携帯電話網を介してセンターサーバと接続し合うものである。施錠はユーザーが手動で行なうものであるが、開錠はユーザーがセンターサーバ経由で要求してくるため、開錠部3を用いてソレノイド30を動作させ開錠する。センターサーバ側でユーザー認証を行なっているため、センターサーバからの開錠要求には素直に応えるように設計した。また地図表示部39を備えており、内蔵のCD−ROMから地図を読み出して表示することが出来る。また送受信部38を介して自己の位置情報を受信し、自己のおおまかな現在位置を地図上に表示させることが出来る。
【0062】
(第11実施形態)
図17および図18はこの発明の第11の実施形態を表わす。この実施形態で特徴的な点は、ユーザーが所持するものが、内部に通信用の誘導コイルを備えたICカード8である点である(誘導コイルは図示せず)。図17で表わしたものは、レンタル自転車の駐車場に設置したユーザー管理装置の子機である。これは送受信部13とアンテナ14と、送受信部13に接続された通信部15と、通信部15に接続されたコイル16とから構成されている。通信部15はコイル16を介してICカード8にユニークな(一対一対応する)番号を送信する。なお、この番号の発生はユーザー管理装置で行なうようにし子機を介して通知するようにしても、或いは各子機でこの番号を発生するようにしてもよい。
【0063】
次にレンタル自転車2の錠を図18で表わす。上述したユニークな番号を記録したICカード8がコイル302にかざされると、コイル302に接続した通信部301がICカード8と通信して、前記ユニークな番号(パスワード)を読み出し、センターサーバにアクション内容すなわち施錠された状態では開錠要求を送受信部32を介して伝えるが、この時先に読み出したパスワードを提示する。このパスワードがセンターサーバで認証された場合には、開錠命令が錠側へ送信されて来るので、これを送受信部32で受信して、開錠部3がソレノイド30に通電して開錠する。なお施錠は他の実施形態で説明したような手動で行なうものとしたが、開錠部3を変更することでどちらにも対応し得るように構成することができる。次の第14実施形態の錠では錠動作部34を説明する。
【0064】
(第12実施形態)
図19はこの発明の第12の実施形態を表わす。この実施形態の錠の特徴は、錠自体が認証部35を備えている点にある。上述ユニークな番号を記録したICカード8がコイル302にかざされると、コイル302に接続した通信部301がICカード8と通信して前記ユニークな番号(パスワード)を読み出し、予め送受信部38を介してセンターサーバより受信したユーザーのパスワードと通信部301が読み出したパスワードとの照合を認証部35で行ない、ユーザー認証が為された場合は、認証部35が錠動作部34に働き掛けて、ソレノイドを動作させる。即ち、施錠要求に対しては施錠操作を、開錠要求に対しては開錠操作を行なうのものである。
【0065】
(第13実施形態)
図20はこの発明の第13の実施形態を表わす。この実施形態の錠では、上述した第12実施形態の錠の機能以外に、この錠を通してユーザー登録を行なえる点に特徴を有する。すなわちユーザー登録モードに於いて、コイル302にICカード8がかざされたら、このコイル302を接続している通信部301が送受信部38を介してセンターサーバに、ユニークな(一対一対応する)番号の付与を依頼し、付与された前記ユニークな番号(パスワード)を送受信部38で受信して、通信部301のコイル302を介してICカード8に記録させる。而して錠動作モードでの動作にこのパスワードを利用してユーザー認証を行なうようにするのである。従って錠を通して必要な作業が全て行なえるのである。
【0066】
なおこの発明は上述した実施形態に限定されないから、自転車の錠装置のみならず、例えば自動車の錠、貸し別荘のドアの錠、情報機器の錠など任意の錠装置に対応させることが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上この発明は、無線でユーザー側装置と接続し合って開錠を可能にし且つこの際に用いられる鍵を使用することなくユーザーが機械的に施錠操作を行うことが出来るようにすると共に、レンタルの一時停止と再開と及び課金の一時停止と再開とが出来るようにした、レンタル自転車の錠システムに関するものである。施錠に際してはユーザーが直接錠に触れて操作することが出来るし、開錠に際しては必ずユーザー認証を行なうため、安心して開錠動作を行なわせることが出来る。しかもユーザー管理装置がレンタルの一時停止と再開とを行なったり、課金の一時停止と再開とを行なったりすることが出来る。これにより駐車場または駐車台を介さずにレンタルサービスを行うことが可能になった。
【0068】
この結果、ドアのような固定物ではなく例えば自転車のような移動物のレンタルサービスに付いて、鍵や赤外線リモコンのような錠と一対一対応するようなものをユーザーに持たせることなく、従って貸与には実質的に係員を必要とせず、更には駐車場、または駐輪台を介さずにレンタルすることが出来るように成り、所期の目的を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の説明図である。
【図2】 同実施形態のセンター側のブロック図である。
【図3】 同実施形態の錠側のブロック図である。
【図4】 同実施形態の電動アシスト自転車の部分側面図である。
【図5】 第2実施形態のセンター側のブロック図である。
【図6】 同実施形態の錠側のブロック図である。
【図7】 第3実施形態のセンター側のブロック図である。
【図8】 第4実施形態のセンター側のフローチャートである。
【図9】 同実施形態のセンター側のフローチャートである。
【図10】 第5実施形態のセンター側のフローチャートである。
【図11】 同実施形態のセンター側のフローチャートである。
【図12】 第6実施形態のセンター側のブロック図である。
【図13】 第7実施形態の錠側のブロック図である。
【図14】 第8実施形態のセンター側のフローチャートである。
【図15】 第9実施形態のセンター側のブロック図である。
【図16】 第10実施形態の錠側のブロック図である。
【図17】 第11実施形態のセンター側のブロック図である。
【図18】 同実施形態の錠側のブロック図である。
【図19】 第12実施形態の錠側のブロック図である。
【図20】 第13実施形態の錠側のブロック図である。
【符号の説明】
1 センターサーバ
10 乱数発生部
11 ユーザー管理部
12 錠管理部
13 送受信部
14 アンテナ
15 通信部
16 コイル
2 レンタル自転車
20 錠
21 テンキーボタン
22 サドルポスト
23 充電池
3 開錠部
30 ソレノイド
300錠動作部
301通信部
302コイル
31 テンキー
32 送受信部
33 アンテナ
34 錠動作部
35 認証部
36 確認部
37 センサ
38 送受信部
39 地図表示部
4 ユーザー管理部
40 ユーザー番号表
41 認証部
42 錠管理部
43 送受信部
44 アンテナ
45 電話番号取得部
5 位置探査部
50 アンテナ
51 受信部
52 表示部
53 記憶部
6 GPSユニット
60 アンテナ
61 送信部
62 位置情報記憶部
63 タイマ
7 携帯電話
8 ICカード
Claims (5)
- ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、
自転車に設けられると共に、前記ユニークな符号を鍵として、ユーザーが前記鍵を使用して開錠操作を行ない得るように設定変更が可能であると共に前記鍵を使用することなく施錠操作を行うことが可能な、錠と無線で接続し合って、前記鍵を通知する錠管理装置と、
から構成され、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末と及び前記錠管理装置は前記錠側と接続し合ってユーザーと前記錠との対応関係を変更するものであるレンタル自転車の錠システムであって、
駐車場または駐車台を介さずにレンタルサービスを行い得るものとするべく、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末とまたは前記錠管理装置は前記錠側と、接続し合ってレンタルの一時停止と再開と、を行なうものであると共に、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末と接続し合って課金の一時停止と再開とを行なうものであることを特徴とするレンタル自転車の錠システム。 - ユーザー端末と接続し合って、このユーザーにユニークな符号を付与して通知するユーザー管理装置と、
自転車に設けられると共に、前記ユニークな符号を鍵として、前記ユーザー端末からの開錠動作要求と前記鍵とを受けた時に、前記鍵を使用することなく施錠操作を行うことが出来る、錠と無線で接続し合って、前記錠に開錠動作を行わせる錠管理装置と、
から構成され、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末と及び前記錠管理装置は前記錠側と接続し合ってユーザーと前記錠との対応関係を変更するものであるレンタル自転車の錠システムであって、
駐車場または駐車台を介さずにレンタルサービスを行い得るものとするべく、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末または前記錠側と接続し合って、レンタルの一時停止と再開と、を行なうものであると共に、前記ユーザー管理装置は、前記ユーザー端末と接続し合って課金の一時停止と再開とを行なうものであることを特徴とするレンタル自転車の錠システム。 - ユーザー端末と接続し合って、このユーザーからの開錠動作要求を受けてユーザー認証を行なうユーザー管理装置と、
自転車に設けられると共にユーザーが前記ユーザー認証を経ることなく施錠操作を行うことが出来る、錠と、
前記ユーザー認証の結果身元が確認された場合に、前記錠と無線で接続し合って、前記錠に開錠動作を行わせる錠管理装置と、
から構成され、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末と及び前記錠管理装置は前記錠側と接続し合ってユーザーと前記錠との対応関係を変更するものであるレンタル自転車の錠システムであって、
駐車場または駐車台を介さずにレンタルサービスを行い得るものとするべく、前記ユーザー管理装置は前記ユーザー端末または前記錠側と接続し合って、レンタルの一時停止と再開と、を行なうものであると共に、前記ユーザー管理装置は、前記ユーザー端末と接続し合って課金の一時停止と再開とを行なうものであることを特徴とするレンタル自転車の錠システム。 - 前記ユニークな符号がワンタイムパスワードである、請求項1または請求項2のレンタル自転車の錠システム。
- 前記錠管理装置は、無線で前記錠側と接続し合って前記錠側からその位置情報を取得するものである、請求項1から請求項3の何れか一に記載のレンタル自転車の錠システム。
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