JP4640404B2 - 車両運転者状態検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両運転者の状態を検出する車両運転者状態検出装置に関し、特に、ステアリングコラムに検出部を備えた車両用運転者状態検出装置に関する。
運転者の顔画像を撮影して顔向きや居眠りなどを検出し運転支援を行う運転支援技術が知られている。運転者の顔画像を撮影する場合、カメラ110は運転者の顔を撮影しやすい位置に配置することが好ましく、ステアリングコラム112のアッパーカバー113の上側に配置するカメラ110の搭載構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図9(a)は従来のカメラ110の搭載構造の概略側面図を示し、図9(b)は運転席から視認される従来のカメラ搭載構造を示す図である。図9のような位置にカメラ110を配置することで、運転支援のため撮影が要求される顔の特徴点(眼、鼻、口等)を撮影することができる。
特開2007−69681号公報
ところで、ステアリングシャフトは、車両が障害物に衝突した場合に、例えば2重構造のステアリングシャフトの内筒が外筒に摺動する摺動抵抗を利用して衝撃を吸収する構造となっている場合が多い。このため図9(a)の搭載構造では、衝突時、ステアリングコラム112のアッパーカバー113も車両前方へストロークして、ストロークの途中でカメラ110がメータパネル114と干渉し、所望のストローク量を確保できない場合があるという問題がある。
また、図9(b)に示すように、特許文献1記載のカメラ搭載構造では、メータパネル114の一部をカメラ110が遮ってしまいメータの視認性が低下するという問題がある。また、アッパーカバー113の上側にカメラ110が配置されるとカメラ110が乗員の視界に入ってしまうため、意匠性が低下するという問題がある。また、アッパーカバー113の上側には直射日光が入射しやすいので高温、熱膨張、紫外線等の影響を受け、カメラ110の性能が劣化しやすいという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、衝撃吸収時にステアリングコラムのストロークを阻害しにくい車両用運転者状態検出装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、インストルメントパネル又はメータクラスタを有するパネル面と、車両のステアリングシャフトを支えるステアリングコラム部と、前記ステアリングコラム部が軸方向に衝撃を受けた場合に変位を吸収する変位吸収部と、前記ステアリングコラム部の側面に取り付けた運転者状態検知部と、を有する車両運転者状態検出装置において、前記運転者状態検知部は、車室とエンジンルームとを区画する区画壁から前記変位吸収部が吸収する変位の最大値よりもステアリングホイール側に離れた位置に取り付けられており、前記運転者状態検知部は前記ステアリングコラム部の床面と対向する一側面に設けられ、前記運転者状態検知部は運転者の顔を撮像する撮像装置である、ことを特徴とする。
本発明によれば、運転者状態検知部が区画壁に接触しないので変位吸収部が設計上の変位を吸収して、ステアリングコラムがストロークすることができる。
また、区画壁と運転者状態検知部が変位吸収部の変位の最大値よりも離れているので、衝撃吸収時に運転者状態検知部が区画壁と接触することを防止できる。
また、運転者状態検知部がステアリングコラムのストロークを阻害することがない。
また、撮像装置をステアリングコラムに配置して脇見や居眠りを検知することができる。
衝撃吸収時にステアリングコラムのストロークを阻害しにくい車両用運転者状態検出装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本実施例の運転者状態検出装置100の概略側面図を示す。図1の運転者状態検出装置100では、ステアリングコラム11のロワーカバー13の下側にカメラアッシー14が配置されている。ステアリングコラム11の床面側は運転者が脚部でアクセルペダル等を操作するための空間が設けてあり、衝突時にステアリングシャフト20がストロークしても、車室とエンジンルームとを区画する区画壁からカメラアッシー14までは充分な間隔があるので区画壁と干渉するおそれがない。このため衝突時、カメラアッシー14が大きな衝撃を受けることもない。また、ステアリングコラム11のロワーカバー13はステアリングコラム11の影になるので意匠性の低下も最小限に抑制でき、保護パネル15内のメータ基板21からも離れているのでメータ基板21の視認性を阻害しない。また、直射日光が照射されにくいのでカメラアッシー14の性能劣化も抑制できる。
図2(a)は本実施例の運転者状態検出装置100の概略断面図を、図2(b)はメータクラスタ22の斜視図の一例をそれぞれ示す。アッパーカバー12の車両前方には、インストルメントパネル23の下側に嵌合するメータアッシー30が配設される。メータアッシー30は、メータ基板21とメータ基板21を保護する例えばガラスや樹脂等の透明部材(又は、ハーフミラーのような半透明部材)で構成された保護パネル15、及び、保護パネル15を取り囲むメータクラスタ22を有する。なお、インストルメントパネル23に設けられた開口部24には投光器(図示せず)が設けられ、メータ基板21に虚像を投影できるようになっている。
図2(b)に示すようにメータクラスタ22は、メータ基板21を視認すべく枠状に開口した形状を有し、インストルメントパネル23と勘合する上辺部材22a、アッパーカバー12側の下辺部材22b、左右の柱部材22dを有する。なお、図2(b)ではステアリングホール16側の上辺部材22aを省略した。また、下辺部材22bは干渉を回避してアッパーカバー12に載置されるようなっている。なお、メータクラスタ22は枠状でなく一部が欠けていてもよく、楕円形や多角形等その形状は視認性、意匠性等に応じて設計できる。
ステアリングシャフト20はアウターチューブ18にインナーチューブ17を圧入状態で嵌合して、ブラケットを介してアウターチューブ18が車体に固定して取り付けられている。メインシャフト19はインナーチューブ17等と同軸に回動自在となるよう、インナーチューブ17等とベアリングを介して接続されている。メインシャフト19の車室側の端部はステアリングホイール16が固定されている。したがって、ステアリングホイール16を運転者が操作するとメインシャフト19がインナーチューブ17に対し相対的に回転し、ユニバーサルジョイントやインターミディエイトシャフトを介してステアリングギアボックスにステアリングホイール16の操作量が伝達される。
なお、ステアリングシャフト20はブラケットに支持されており、マニュアル操作又はアクチュエータにより支持位置を上下に移動することで所定点を中心に揺動可能となっている。そしてこの揺動に連動してステアリングホイール16が所定角度の範囲でチルト可能となっている。また、ブラケットにはステアリングシャフト20の軸方向に案内溝が設けられており、案内溝に係合するステアリングシャフト20の係合部がブラケットに対し相対移動することで、ステアリングホイール16は所定範囲でテレスコピック可能となっている。
図3は、運転席から視認されるカメラアッシー14を示す図である。カメラ33は、ステアリングホイール16の円周部とスポークとに囲まれた扇状の開口部16aを通して、運転者の顔が存在する方向(車両後方かつ斜め上方)に光軸を向けて配置される。カメラ33は所定の画角を備え、車両運転者の顔の全体をほぼ正面から撮影する。
開口部16aは、カメラ33の画角を遮ることなく運転者の顔の全体を撮影できるよう、カメラアッシー14をアッパーカバー12に搭載する場合よりもステアリングホイール16の中心O側に赤外線投光器32の高さだけ拡大される。具体的には、開口部16aはカメラ33の光軸と運転者の顔中心を結ぶ直線に対し車両上下方向に所定角(例えば10〜30度)の画角を遮らないだけ開口されている。ステアリングホイール16をチルトした場合、運転者の顔位置とカメラアッシー14の相対的な位置関係が変化するが、開口部16aはチルト角が最小であっても(水平方向をゼロ、天井方向を90度とした場合)運転者の顔の全体を撮影できるよう開口されている。
図4(a)はカメラアッシー14の正面図を、図4(b)はカメラアッシー14の側面図をそれぞれ示す。カメラアッシー14は、ケース31内にカメラ33及び赤外線投光器32を収納している。カメラ33は、カメラアッシー14の中央に1台搭載されており、ステアリングホイール16の中心Oを通る鉛直軸線上に位置している。
カメラ33はCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成され、赤外線投光器32が照射する赤外光(ピーク波長約870nm付近)に感度を有しており、入射した光を電気に変換したあと所定階調のデジタルデータ(顔画像)を生成する。なお、カメラアッシー14をステアリングコラム11のロワーカバー13に配置する場合、図4(a)の状態とカメラアッシー14の天地は逆になる。
また、赤外線投光器32は、カメラアッシー14においてカメラ33の左右両側に同数ずつ(図では3個ずつ)配置されている。各赤線外投光器32は、運転者の顔部へ向けて近赤外光を投光するLEDランプであり、夜間における運転者の顔の撮影を可能としている。なお、赤外線投光器32をカメラ33の左右両側に同数ずつ設けるのは、運転者がほぼ正面を向いている際(非脇見時)に近赤外光による運転者の顔への照度を左右均等にすることができ、これにより、夜間撮影時に顔画像から運転者の顔幅や顔中心線などの特徴部位を適正に検出し易くなり、運転者の顔向き角度の検出を正確に実行することが可能となるからである。
カメラ33及び赤外線投光器32はコンピュータ(以下、画像処理部という)により制御され、例えば、赤外線投光器32を毎秒60回発光させて、運転者の顔に向けて近赤外光を照射し、カメラ33は近赤外光で照射された運転者の顔画像を毎秒30フレーム(=60フィールド)で取得し画像処理部に送出される。
画像処理部は、カメラ33から供給される顔画像からエッジ情報を抽出し、エッジ強度と閾値と比較することで顔画像を2値化したエッジ画像を生成する。そして、このエッジ画像のエッジ点を垂直下方向に投影するヒストグラムを作成し、ヒストグラムがピークを示す顔の両端を検出する。
また、画像処理部はエッジ点の数が左右に均等となるように顔の中心線を検出し、中心線から両端部までの左右の顔の比率から顔向き角度を算出する。顔向き角度は、運転者が直線走行時にその走行レーンに沿って車両進行方向に真正面に視線を向けたときを0°とし、例えば右向きが正である。
また、画像処理部は顔画像から比較的検出しやすい鼻孔位置を検出し、鼻孔位置と眼の位置の相対関係の統計情報を用いて鼻孔位置から眼球追跡領域を設定し、顔画像毎に眼の開閉をカウントし、閉眼が所定時間以上継続した場合には、運転者が居眠りしていることや眠気が強いことを検出する。
車両の運転支援装置は、検出した顔向き角度や眠気に応じて例えば警報を行い、又は、自車両の前方に存在する障害物との衝突前に警報を開始するうえで、警報開始タイミングを変更する(早出しする)処理を行う。
本実施例の運転者状態検出装置100の作用について説明する。図2に示したように、車両が障害物と衝突した場合、インナーチューブ17はアウターチューブ18の内部を摺動すると共に、インターミディエイトシャフトのスライド機構がスライドして衝撃を吸収することで、ステアリングコラム11及びステアリングホイール16が車両前方へストロークする。ストロークすることで、ステアリングホイール16と運転者との距離が増大し、また、エアバッグが展開する空間を十二分に確保できる。
図5はステアリングコラム11のストローク前後の概略側面図を示す。ストローク量は例えば最大で70〜100〔mm〕程度であるが、比較のため示した、アッパーカバー12にカメラアッシー14を配置した場合、ストロークによりカメラアッシー14が保護パネル15又はメータクラスタ22の特に下辺部材22bと干渉してしまい、ストロークがそこで停止してしまう。アッパーカバー12にカメラアッシー14を配置した状態でストローク量を確保しようとすると、カメラアッシー14の奥行き長dを低減したり、保護パネル15及びメータ基板21を車両前方にレイアウトする必要があるなど各種部品の設計変更をもたらしコスト増となる。
これに対し、本実施例の運転者状態検出装置100のように、ロワーカバー13の下部にカメラアッシー14を配設することで、カメラアッシー14の車両前方の端部とエンジンルームとを区画する区画壁との間隔を少なくともストローク量以上確保できるので、衝撃吸収のために生じるストロークを阻害することを防止できる。
また、カメラアッシー14は乗員から見にくい位置にあるため意匠生が向上し、運転者がメータ基板21を視認する場合にもカメラアッシー14は視界に入りにくいのでメータ基板21の視認性を向上させることができる。また、日光が直接当たりにくい位置に配置できるので、カメラの性能劣化を抑制できる。
また、運転者の顔画像を撮影して顔向きや開閉を検出する場合、上記のように顔の中心線を検出するが、カメラアッシー14をロワーカバー13に配置することでカメラ33の仰角が大きくなり運転者の鼻尖(鼻の尖端部)が顔の他の領域よりも突出して撮影されることになるので、鼻尖から顔の中心線を検出することが可能となり中心線の検出を容易にできる。したがって、顔向きの検出処理を高速にできる。また、カメラ33の仰角が大きくなることで鼻孔の検出が容易になるため、眼球追跡領域を容易に設定でき眼の開閉の検出処理を高速化できる。
〔変形例〕
運転者状態検出装置100の変形例について説明する。図4ではカメラ33と赤外線投光器32を一体としたが、カメラ33と赤外線投光器32とは別体であってもよい。図6(a)は、カメラ33と赤外線投光器32とが別体の運転者状態検出装置100を示す図である。開口部16aにカメラ33が配置されているが、赤外線投光器32は開口部16aの左右の開口部16b、16cにそれぞれ配置されている。左右に赤外線投光器32を配置することで、図4(a)のようにカメラ33と一体に配置するよりも、運転者がほぼ正面を向いている際の顔への照度を左右均等にすることができ、カメラアッシー14は赤外線投光器32を搭載する必要がないので開口部16aを縮小してもよく、意匠上の制約を低減できる。
また、図3や図6(a)では4本スポークのステアリングホイール16の開口部16aを利用してカメラアッシー14を配置したが、3本スポークのステアリングホイール16を備えたステアリングコラム11にカメラアッシー14を搭載してもよい。
図6(b)は3本スポークのステアリングホイール16の場合の運転者状態検出装置100の一例を示す図である。図6(b)では2つのカメラアッシー14A、14Bを、ステアリングコラム11を軸視してその側面の左右やや下方に配置する。右側のカメラ33は右の開口部16rから運転者の顔画像のやや右寄りを、左のカメラ33は左の開口部16lから運転者の顔画像のやや左寄りを撮影する。顔画像は顔向きを検出するため、運転者の正面から撮影することが好ましいが、左右対称にカメラ33を配置し例えばそれぞれの顔画像を中央で切断し切断後の一方を合成することで、正面から撮影した場合と同様に顔向きや眼の開閉を検出できる。また、カメラアッシー14A又は14Bのいずれか一方を搭載し、正面方向の顔画像に修正して顔向きや眼の開閉を検出してもよい。
[参考例]
実施例1の運転者状態検出装置100では、衝撃吸収によりステアリングコラム11がストロークしても保護パネル15と干渉しない位置にカメラアッシー14を配置したが、カメラアッシー14をアッパーカバー12に配置してもストロークを阻害しなければ、メータアッシー30と干渉する位置にカメラアッシー14を配置してもよいといえる。
図7(a)は、メータアッシー30と干渉したカメラアッシー14の概略断面図を示す。なお、図7(a)において図2と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図7(a)では、ステアリングコラム11がストロークすることによりカメラアッシー14が保護パネル15と干渉しているが、さらにメータクラスタ22の下辺部材22bと干渉している。すなわち、衝撃吸収時、ステアリングコラム11は下辺部材22bの下側をストロークするため、カメラアッシー14はメータクラスタ22の下辺部材22bと干渉することになる。メータクラスタ22は高強度であり、また、下辺部材22bはストローク方向に所定幅を有するのでストロークを阻害する作用が強い。
図7(b)はメータクラスタ22の下辺部材22bと干渉したカメラアッシー14の関係の一例を示す。下辺部材22bと、カメラアッシー14を取り付けたステアリングコラム11の取り付け面11aの角度をθとすると、カメラアッシー14は角度θが鋭角側となる取り付け面11aに配置されている。鋭角の下辺部材22bに向かってカメラアッシー14がストロークすると、ストロークするほどにカメラアッシー14が下辺部材22bとステアリングコラム11の間で圧縮され、ステアリングコラム11のストロークを完全に阻害してしまう。
これに対し、図7(c)に示すように、カメラアッシー14を取り付け面11aと下辺部材22bとの角度θが鈍角となる側に取り付けた場合、カメラアッシー14は下辺部材22bに乗り上げる態様でメータクラスタ22と干渉するため、ステアリングコラム11のストロークを阻害する作用は低減する。したがって、図7(c)のごとく、カメラアッシー14を下辺部材22bとの角度θが鈍角になる取り付け面11aに取り付けることで、ストローク時にカメラアッシー14と保護パネル15が干渉してもストローク量を確保しやすくすることができる。
また、カメラアッシー14を、メータクラスタ22からの所定以上の外力により取りはずれるように取り付けておけば、カメラアッシー14とメータクラスタ22が干渉した場合にカメラアッシー14が取り外れるので設計上のストロークが可能となる。画像処理部との電気的な接続の他に、例えば、メータクラスタ22から受ける反力により外れるフックで取り付け面11aに固定してもよいし、所定以上の張力で断線する接続線で固定しておいてもよい。
図8はメータアッシー30と干渉したカメラアッシー14の概略断面図の別の一例を示す。図8において図2と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図8では保護パネル15の上側が車両後方(運転者側)へ傾斜してメータアッシー30に保持され、また、下辺部材22bがより鋭角に屈曲している。この結果、カメラアッシー14の車両前方側の端部と保護パネル15との相対距離が十分に確保できる。図8では、メータクラスタの下辺部材22b1とカメラアッシー14の取り付け面11aとの角度θは鈍角である。これに対し、下辺部材22b2と取り付け面11aとの角度θは鋭角となるが、ステアリングコラム11がストロークした際には、下辺部材22b1と22b2の境界に干渉するので、下辺部材22b1と干渉する場合と同様に、カメラアッシー14の取り付け面11aとの角度θは鈍角となる。したがって、図8に示したメータアッシー30の形態を用いても、メータクラスタ22によるストロークを阻害する作用を小さくすることができる。なお、図8のメータアッシー30を例えば図2のようにカメラアッシー14をロワーカバー13に配置する場合に用いてもよい。
参考例の運転者状態検出装置100によれば、カメラアッシー14と保護パネル15が干渉してもストローク量を確保しやすくすることができる。また、カメラアッシー14が干渉により取り外された場合には、ストローク量を設計上のストローク量を確保することができる。なお、本参考例の運転者状態検出装置100と実施例1の運転者状態検出装置100を組み合わせてもよい。
カメラアッシーの搭載構造の概略側面図である。 カメラアッシーの搭載構造の概略断面図である。 運転席から視認されるカメラアッシーを示す図である。 カメラアッシーの正面図及び側面図をそれぞれ示す図である。 ステアリングコラムのストローク前後の概略側面図である。 運転席から視認されるカメラアッシーの一例を示す図である。 カメラアッシーの搭載構造の概略側面図である(参考例)。 メータアッシーと干渉したカメラアッシーの概略断面図の別の一例である。 従来のカメラの搭載構造の一例を示す図である。
符号の説明
11 ステアリングコラム
12 アッパーカバー
13 ロワーカバー
14、14A、1B カメラアッシー
15 保護パネル
16 ステアリングホイール
16a、16b、16c、16r、16l 開口部
17 インナーチューブ
18 アウターチューブ
20 ステアリングシャフト
21 メータ基板
22 メータクラスタ
30 メータアッシー
100 運転者状態検出装置


Claims (2)

  1. インストルメントパネル又はメータクラスタを有するパネル面と、車両のステアリングシャフトを支えるステアリングコラム部と、前記ステアリングコラム部が軸方向に衝撃を受けた場合に変位を吸収する変位吸収部と、前記ステアリングコラム部の側面に取り付けた運転者状態検知部と、を有する車両運転者状態検出装置において、
    前記運転者状態検知部は、車室とエンジンルームとを区画する区画壁から前記変位吸収部が吸収する変位の最大値よりもステアリングホイール側に離れた位置に取り付けられており、
    前記運転者状態検知部は前記ステアリングコラム部の床面と対向する一側面に設けられ、前記運転者状態検知部は運転者の顔を撮像する撮像装置である、
    ことを特徴とする車両運転者状態検出装置。
  2. 前記運転者状態検知部は、ステアリングホイールの円周部とスポークとに囲まれた開口部を通して、車両後方かつ斜め上方に光軸を向けて配置され、
    前記開口部は前記ステアリングシャフトのチルト角に関係なく、運転者の顔の全体を撮影できるよう開口されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両運転者状態検出装置。
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