JP4639926B2 - 車両のフロアパネル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、剛性のアップを図った車両のフロアパネル構造に関するものである。
従来の車両用のフロアパネルとしては、凹凸のない平面状に形成されたものや、剛性アップのために平面部にビード(リブ状の凹凸)を入れたもの等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−210027号公報
ところで、剛性アップのためにフロアパネルにビードを追加した場合、制振用のメルシートをフロアパネルに貼り付ける際に、ビード部分に対するメルシートの密着性が悪化するという問題があった。また、塗装工程において、車体が電着塗装液中に浸漬すると、ビード部分の周辺に気泡が溜まりやすく、そのために塗装品質が悪化するという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、剛性アップを図りながら、メルシートの密着性の向上と、塗装工程における気泡の抜けを良くすることのできる車両のフロアパネル構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、この発明の車両のフロアパネル構造は、車両のフロアパネルの基準平面としての平面部より板厚方向に膨出した複数の曲面状の膨出部と、隣接する前記膨出部同士を連結する連設部と、を備え、前記連設部は、前記平面部に沿った平面状の頂面と、該頂面の両端縁から前記平面部に向けて屈曲して斜めに延びる一対の傾斜面と、から一体に形成されると共に、前記隣接する膨出部と連設部とは、これら膨出部と連設部の配列方向に沿って連続したなだらかな曲面に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、各膨出部がそれぞれ独立して存在するのではなく、連設部で連結した連続体として存在するので、フロアパネルの剛性が高められる。また、膨出部と連設部は、連続したなだらかな曲面として形成することが容易となるので、メルシートを貼り付ける場合の密着性を良好に保つことができる。また、なだらかな曲面状に形成することにより、塗装工程(電着塗装)における気泡の抜けがよくなるため、塗装品質が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は車両のフロアパネルの一部を示す斜視図であり、図2(a)は図1中のII部の拡大図、(b)は(a)のIIb−IIb矢視断面図である。
図1に示すように、アンダーボディは、車幅方向外側部で車両前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル3と、両サイドシル3に跨って設けられるフロアパネル1と、を備えている。なお、図1はフロアパネル1の車幅方向左半分を示すものであり、図示せぬ右半分は左半分と対称形状である。
フロアパネル1の車幅方向中央部には、例えばプレス加工などにより車両上方に膨出し且つ車両前後方向に延びるフロアトンネル1bが形成されているとともに、プロアパネル1にはフロアトンネル1bとサイドシル3とを結ぶ断面ハット状のクロスメンバ4、5が複数(この例では2つ)取り付けられている。これにより、クロスメンバ4、5とフロアパネル1とによって閉断面構造を構成している。図1中符号4はフロントクロスメンバでり、符号5はリアクロスメンバである。
上述したサイドシル3およびクロスメンバ4、5およびフロアトンネル1aは、車体骨格部として機能している。
このように構成されたフロアパネル1には、基準平面としての平面部1aが設けられている。この平面部1aには、図2に示すようにさらなる剛性アップのために平面部1aより板厚方向(車両上方)に膨出した曲面状(高さの低いドーム状)の膨出部10が設けられている。この膨出部10の車幅方向両側には前後方向に沿ってビード部1c、1dが延設されている。
膨出部10は、車両前後方向に並んで複数(この例では2つ)設けられている。各膨出部10は車両上方に凸に湾曲した略球面状に形成されており、膨出部10の底縁(平面部1aと交わる箇所)10aが平面視で長方形に形成されている。
隣接する膨出部10同士は、稜線状の連設部12を介して互いに連結されていおり、連設部12は断面がなだらかな山形をなし、その頂面12aは平面部1aに沿った平面として形成されている。
ここで、膨出部10の車幅方向の幅W2は2本のビード部1c、1dの間の幅W1の半分以上を占めている。また、連設部12の車幅方向の幅W3は膨出部10の幅W2よりも小さく設定されている。また、連設部12の高さも膨出部10の頂上よりも低く設定されている。
この実施形態のフロアパネルによれば、次の効果を得ることができる。
(1)この実施形態のフロアパネル構造は、フロアパネル1の基準平面としての平面部1aより板厚方向に膨出した複数の曲面状の膨出部10と、隣接する前記膨出部10同士を連結する稜線状の連設部12と、を備える。これにより、複数の膨出部10がそれぞれ独立して存在するのではなく、複数の膨出部10が稜線状の連設部12で連結した連続体として存在する。従って、フロアパネル1の剛性が高まる。また、膨出部10と連設部12は、連続したなだらかな曲面として形成することが容易となるので、図3に示すように、フロアパネル1の上面にメルシート3を貼り付ける場合に、その密着性を良好に保つことができる。また、なだらかな曲面状に形成することによって、車体を電着塗装液中に浸漬さえる場合、フロアパネル1の下面に溜まった気泡(空気)4の抜けがよくなる。そのため、塗装品質の向上が図れる。
(2)また、本実施形態では、膨出部10が車両上方に凸に湾曲した略球面状である。これにより、フロアパネル1の剛性を高めながら、フロアパネル1の上面をなだらかな曲面とすることができ、メルシート3を貼り付ける際の密着性を一層良好に保つことができる。また、下面もなだらかな曲面とすることができるので、塗装工程におけるフロアパネル1の下面に溜まった気泡4の抜けも一層よくなり、塗装品質の向上が図れる。
(3)また、本実施形態では、連設部12の頂面12aがフロアパネル1の基準平面1aに沿った平面である。これにより、連設部12へのメルシート3の貼り付けがやりやすくなる。
図4は上記実施形態に対する比較例として、フロアパネル1に車幅方向に延びるビード2を設けた場合を示している。図(a)は斜視図、(b)はビード部分の断面図である。
このようにフロアパネル1にビード2を設けた場合は、(b)に示すように、ビード2を設けた箇所の凹凸がきつくなるので、メルシート3を貼り付けた場合の密着性が悪くなる上、塗装する際に気泡4の抜けが悪くなることにより、塗装品質の悪化を招く可能性がある。
なお、本発明は上述の実施形態に限定解釈されるものではなく、以下のような変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では膨出部10の底縁10aの形状は略矩形であったが、本発明では膨出部10の底縁10aの形状は円でも楕円でもまたその他の形状でもよい。
また例えば上述の実施形態では隣接する膨出部10同士の間に間隔dがあるが、本発明では隣接する膨出部10同士が連続していてもよい。
またその他、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変更が可能である。
車両のフロアパネルの左半分を示す斜視図である。 (a)は図1中のII部の拡大図、(b)は(a)のIIb−IIb矢視断面図である。 図1のフロアパネルの上面にメルシートを貼り付け、更に、下面に塗装を施す場合の説明図である。 本発明の比較例として、フロアパネルにビードを設けた場合を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
符号の説明
1 フロアパネル
1a 基準平面
10 膨出部
12 連設部
12a 頂面

Claims (2)

  1. 車両のフロアパネルの基準平面としての平面部より板厚方向に膨出した複数の曲面状の膨出部と、隣接する前記膨出部同士を連結する連設部と、を備え、
    前記連設部は、前記平面部に沿った平面状の頂面と、該頂面の両端縁から前記平面部に向けて屈曲して斜めに延びる一対の傾斜面と、から一体に形成されると共に、
    前記隣接する膨出部と連設部とは、これら膨出部と連設部の配列方向に沿って連続したなだらかな曲面に形成されていることを特徴とする車両のフロアパネル構造。
  2. 請求項1に記載の車両のフロアパネル構造であって、
    前記膨出部は、車両上方に凸に湾曲した略球面状であることを特徴とする車両のフロアパネル構造。
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