JP4638248B2 - ディスクパッド - Google Patents

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Description

本発明は、高速鉄道車両のディスクブレーキに用いられるディスクパッドに関するものである。
従来、鉄道車両用のディスクブレーキに用いられるディスクパッドとして、下記特許文献1に開示されているように、ブレーキディスクに押圧されるライニングと、このライニングを支持する基板とを備えたものが一般的に知られている。同文献1に記載のものは、図5に示すように、基板82に窪み83が形成され、この窪み83にリング状の弾性部材84が配設されるとともに、この弾性部材84を基板82との間に挟み込むようにライニング81が窪み83に嵌め込まれている。そして、ブレーキ動作時にライニング81がブレーキディスク85に押し付けられると、ライニング81が基板82に対して変位するようになっている。
独国特許第DE4301006C2号明細書
高速鉄道車両ではブレーキ動作時にライニング81の温度が約800℃に達するため、このライニング81に接触する弾性部材84が鉄鋼材で構成されていれば、焼入れ温度に近い温度にまで昇温することになる。このため、前記従来のものでは、ライニング81の昇温によって弾性部材84が焼きなまされて変形し、弾性部材84が弾性を発揮しなくなるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ライニングの昇温によっても、ライニングに近接した弾性部材が弾性を保持できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板にライニングが組み付けられてなるディスクパッドを前提として、前記基板と前記ライニングとの間に配置され、ブレーキディスクへの押圧によって前記ライニングの傾き変位を可能にしつつ、前記基板に近づく方向への前記ライニングの移動を可能にする弾性部材と、前記弾性部材と前記ライニングとの間に配置された伝熱抑制部材とを備え、前記伝熱抑制部材には、前記弾性部材によって前記ライニングに押し付けられる接触部と、前記ライニングから離間しつつ前記接触部から延出される延出部とが設けられている。
この構成では、ブレーキ動作時にライニングがブレーキディスクとの摩擦によって昇温したとしても、その熱が弾性部材へ伝わるのを抑制することができる。この結果、弾性部材を昇温させ難くすることができるので、弾性部材が弾性を喪失するような温度にまで昇温するのを抑制し易くすることができる。しかも、ライニングが、弾性部材によってブレーキディスクに沿うように傾き変位したり、移動したりするのが可能になっているので、ライニングの局部的な面圧上昇を低減でき、ライニングの寿命を向上することができる。
そして、延出部への伝熱は、ライニングから直接なされるとしても僅かであり、主として接触部からの熱伝導によってなされる。このため、伝熱抑制部材の接触部がライニングから直接受けた熱を延出部へ逃がすことが可能となり、伝熱抑制部材の接触部の昇温を抑制することができる。この結果、接触部と接触している弾性部材の昇温をより効率的に抑制することができる。
記ライニング及び弾性部材がそれぞれ複数設けられており、前記伝熱抑制部材が前記各ライニングに跨るように設けられていてもよい。
この構成では、伝熱抑制部材の組み付け工数を低減することができる。
また、前記ライニングには、段差部を有する貫通孔が設けられ、前記段差部に係合可能な形状の頭部を有する保持部材が設けられ、前記ライニングは、前記弾性部材の弾発力によって前記基板から離れる方向に押圧されつつ、前記貫通孔の段差部が前記保持部材の頭部に当接することによって抜け止めされた状態で保持されている構成としてもよい。
この構成では、弾性部材でライニングを押圧する一方、ライニングに形成された貫通孔の段差部が保持部材の頭部と係合することでライニングの抜け止めとなるので、弾性部材によってライニングの変位を許容しつつ、この弾性部材の弾発力によってライニングが基板から離脱することがないように、基板とライニングとを確実に結合することができる。
また、前記基板には、前記保持部材が固定される部位を囲むように凹状の曲面座が形成され、前記ライニングには、前記曲面座に対向配置された凸状の先端面を有する筒状部が設けられ、前記ライニングは、前記筒状部と前記曲面座との間に隙間を有しつつ前記保持部材によって保持されている構成としてもよい。
この構成では、ブレーキ動作時にライニングがブレーキディスクに押し付けられ、弾性部材に所定値以上の外力が作用したときには、ライニングの筒状部と基板の曲面座とが当接することとなる。このとき、ライニングは、その先端面が曲面座に沿うように移動可能となるので、ライニングの筒状部が基板の曲面座に当接したときに、ライニングの受ける力に応じてライニングの傾き変位が可能となっている。そして、ブレーキ動作時にライニングに作用する外力を弾性部材のみならず基板の曲面座でも分担することになるので、弾性部材の負担を低減することができる。
また、前記保持部材は、前記頭部よりも小径の本体部を備え、前記本体部は、前記基板に当接する当接部と、この当接部及び前記頭部の間に配置され且つ前記当接部よりも小径の中間部とを備え、前記保持部材の当接部と前記筒状部との間の隙間幅が、前記保持部材の頭部と前記ライニングとの間の隙間幅よりも小さく形成されている構成としてもよい。
この構成では、ライニングが傾き変位したときには、保持部材の当接部とライニングの筒状部とが当接することとなる。この当接時には、当接部にせん断応力と曲げ応力とが作用するが、この当接部を基板近くに設けることで、曲げ応力の影響を低減できる。
また、前記ブレーキディスクへの押圧時に前記ライニングが回動するのを阻止する回り止め手段が設けられていてもよい。
この構成では、ライニングの回動に伴ってライニングと伝熱抑制部材とが磨耗するのを回避することができる。
以上説明したように、本発明によれば、弾性部材とライニングとの間に伝熱抑制部材を配置するようにしたので、ライニングが昇温しても、このライニングに近接する弾性部材が弾性を保持できるようにすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るディスクパッド10を示している。このディスクパッド10は、高速鉄道車両のディスクブレーキに用いられるものであり、ブレーキディスク(図示省略)の回転方向に沿って複数配設されるものである。ディスクパッド10は、図1に示すように、基板12と、この基板12に組み付けられたライニング14とを備えている。
前記基板12は、平面視で特定方向に延びる細長形状を有する平板状に構成されており、その長さ方向の両端部はそれぞれ略三角形状に形成されている。この基板12は、その長さ方向がブレーキディスクの回転方向に沿うような姿勢で設置される。
基板12には、図2に示すように、板厚方向に貫通する貫通孔16が複数形成されている。この貫通孔16は、前記ライニング14を設置する部位に設けられるものであり、貫通孔16は、組み付けられるライニング14の数だけ形成されている。各貫通孔16は、図2における下端部が拡径された形状に形成されている。
ライニング14が配置される基板12の正面(図2における上側の面)における各貫通孔16の周囲には、凹状の湾曲面を有する曲面座18がそれぞれ形成されている。この曲面座18は、平面視で円形の窪みによって構成されており、その上面の湾曲面が座面18aとなっている。そして、この曲面座18の中央に前記貫通孔16がそれぞれ形成されている。
前記ライニング14は、図1に示すように、基板12の長さ方向の両端部を除いて幅方向に2列に配列されていて、基板12の両端部には各1個ずつ配置されている。そして、各ライニング14は、互いに離間した状態で配置されている。なお、図例では2列配列を示しているが、ライニング14の直径を小さくすることで幅方向に3列配列してもよい。
各ライニング14は、図1及び図2に示すように、円板状に形成されている。なお、各ライニング14は、図示省略するが、三角形、五角形、六角形等の多角形状に形成してもよく、この場合には、頂角部を滑らかな曲面状に形成するとよい。
ライニング14は、正面(基板12から離れている側の端面)がブレーキディスクに押し付けられる押付面20となっている。これら各ライニング14には、中央部を上下(板厚方向)に貫通する貫通孔22がそれぞれ形成されている。この貫通孔22は、基板12の貫通孔16に対向している。
各貫通孔22は、基板12側が小径に形成された段付き孔によって構成されており、段差部22aを挟んで小径部22bと大径部22cとが形成されている。小径部22bは、段差部22aの基板12側に形成され、大径部22cは、押付面20側に形成されている。
各ライニング14は、ほぼ一定の厚みに形成され且つブレーキディスクに当接可能に構成された本体部24と、この本体部24から基板12へ向かって延出される筒状部26とを備えている。本体部24に前記貫通孔22が形成されており、筒状部26は、前記貫通孔22を取り囲むように本体部24の下端面に形成され、前記曲面座18に対向するように配置されている。
筒状部26の先端面(下端面)26aは、基板12の曲面座18の座面18aに対応した凸状の湾曲面に形成されている。換言すれば、筒状部26の先端面26aは、筒状部26の軸芯が回転中心となるような円弧面に形成されている。そして、ライニング14は、筒状部26の先端面26aと曲面座18の座面18aとの間に隙間が形成されるように配置されている。これにより、筒状部26の先端面26aは、曲面座18の座面18aに当接したときにこの当接した状態で曲面座18に沿って変位可能となっている。
前記基板12とライニング14とは、保持部材の一例としてのリベット30によって結合されている。このリベット30は、抜け止めのための頭部32と、この頭部32よりも小径の本体部34とを備え、前記基板12の貫通孔16とライニング14の貫通孔22とに跨って挿通されている。
頭部32は、ライニング14における貫通孔22の大径部22cよりも小径で、かつ小径部22bよりも大径の外径を有している。そして、頭部32は、その下端面がライニング14の貫通孔22における段差部22aの上面(当接面)に上から当接している。これにより、ライニング14は、リベット30によって抜け止めされている。
本体部34は、基板12に当接される当接部34aと、頭部32及び当接部34aの間に配置される中間部34bとを備えている。
中間部34bは、頭部32及び当接部34aの双方よりも小径の外径を有している。換言すれば、当接部34aは、中間部34bよりも大径に構成されている。
当接部34aは、頭部32よりも小径の外径を有しており、この当接部34aは、その下端部が基板12の曲面座18に当接している。
本体部34には、当接部34aの下端部から下方へ延出されて基板12の貫通孔16内に配置される締結部36が設けられている。この締結部36は、その下部が拡径されており、この締結部36の下部と当接部34aで基板12を挟み込むことによってリベット30が基板12に固定されている。
頭部32の下端面から当接部34aの下端面までの距離は、段差部22aの上面から筒状部26の先端までの距離よりも僅かに長くなっている。これにより、ライニング14が基板12に結合された状態で、筒状部26の先端面26aと曲面座18の座面18aとの間に僅かな隙間が形成されることとなる。
当接部34aと筒状部26との間の隙間幅S1は、頭部32と貫通孔22の大径部22cにおける内周面との間の隙間幅S2よりも小さく形成されている。これは、ライニング14が傾いたときに、貫通孔22の内周面が頭部32の外周面に当接するよりもさきに、筒状部26の内周面が当接部34aの外周面に当接するようにするためである。
基板12と各ライニング14との間には、弾性部材40がそれぞれ配設されている。各弾性部材40は、図3に示すように、それぞれ金属製の皿ばねによって構成されるもので、底面が開口部40aとして形成された皿状の部材である。弾性部材40は、この開口部40aに筒状部26が挿通された状態で基板12とライニング14との間に配置されている。
弾性部材40は、基板12とライニング14が離れる方向にこれらに弾発力を作用させる。弾性部材40は、ライニング14がブレーキディスクへ押圧されるブレーキ動作時に弾性変形するような弾性係数を有している。これにより、ライニング14がブレーキディスクを押圧したときにライニング14を介して弾性部材40へ伝わる押圧力によって弾性変形し、これによりライニング14は、上下方向に変位したり、傾き変位したりするようになっている。
ライニング14と弾性部材40との間には、伝熱抑制部材44が配設されている。この伝熱抑制部材44は、平面視で基板12と同じ形状及び大きさを有する板材によって構成されるものであり、この伝熱抑制部材44は、各ライニング14に跨るように設けられている。なお、伝熱抑制部材44の裏側に基板12が配置されているので、図1では基板12は直接表示されていない。
伝熱抑制部材44は、各ライニング14にそれぞれ対応して設けられる接触部44aと、これらの接触部44a間に設けられた延出部44bとを備えている。各接触部44aは、筒状部26よりも僅かに大径の内径を有し、かつ弾性部材40の上端部とほぼ同径の外径を有する円環状に形成された部位である。伝熱抑制部材44は、この接触部44aの開口に筒状部26を挿通した状態でライニング14の下面に配設され、接触部44aとライニング14とが接触している。
延出部44bは、各接触部44a同士を繋ぎ合わせるように構成される部位であり、各接触部44aから段差状に延出されている。これにより、延出部44bは、ライニング14の下面から離間し、その状態でライニング14の下面に対して略平行な方向に延びている。
伝熱抑制部材44は、ライニング14よりも熱伝導率の低い材質からなる。伝熱抑制部材44は、例えば、ライニング14における基板12側の部位(下端部)を構成する鋳鉄よりも熱伝導率の低いステンレス製の板材によって構成されている。
本実施形態に係るディスクパッド10には、ライニング14の回り止め手段48が設けられている。この回り止め手段48は、基板12とライニング14との間に配置されたピン49と、ライニング14に設けられた係合溝(凹部)50と、基板12に設けられた係合孔51とによって構成されている。すなわち、係合溝50と係合孔51とが対向して配置されており、ピン49の上端部が係合溝50内に挿入配置される一方、ピン49の下端部が係合孔51内に挿入配置されている。これにより、ピン49が係合溝50の内周面及び係合孔51の内周面と係合し、ライニング14が回動するのが阻止されている。
伝熱抑制部材44には、前記ピン49を挿通させる挿通孔44cが設けられている。この挿通孔44cは、伝熱抑制部材44が基板12とライニング14との間に配置されていることから、基板12とライニング14との両者にピン49が接合できるようにピン49を挿通するためのものである。
以上のように構成されたディスクパッド10の動作について説明する。
本ディスクパッド10では、ライニング14がブレーキディスクに押し付けられていないブレーキ非動作時において、ライニング14は、弾性部材40の弾発力によって筒状部26と基板12の曲面座18との間に隙間が形成された状態に保持されている。このとき、ライニング14の貫通孔22における段差部22aがリベット30の頭部32と係合しているので、ライニング14は基板12から離脱しないようになっている。
そして、ライニング14がブレーキディスクに押し付けられると(ブレーキ動作時)、この押付力が弾性部材40の弾発力と同等の値になるまでは、ブレーキ非動作時の状態と同じ状態に維持されるが、押付力が弾性部材40の弾発力よりも大きくなると、弾性部材40が弾性変形する。この弾性部材40の弾性変形により、ライニング14が基板12に近づく方向へ移動する。
新品時のライニング表面高さが均一でいない場合は、突出しているライニング14のみがブレーキディスクに押し付けられることとなるが、その突出したライニング14に対応した筒状部26が曲面座18に当接することで、そのライニング14の弾性部材40が大きな変形で塑性変形するのを防止できるとともに、その後に弾性力が低下するのを防止することができる。そして、当接により、筒状部26の先端面26aが曲面座18の座面18aに沿って変位するので、このことによってライニング14は傾き変位することになる。このとき、当接部34aと筒状部26との間の隙間幅S1は、頭部32とライニング14の貫通孔22大径部22cにおける内周面との間の隙間幅S2よりも小さく形成されているので、筒状部26の内周面が当接部34aの外周面に当接し、その状態に維持される。なお、ライニング14が傾く場合においても、段差部22aがリベット30の頭部32と係合しているので、ライニング14は、それ以上に上方(基板12から離れる方向)へ変位することはない。ブレーキ動作時において、ライニング14と弾性部材40との間に伝熱抑制部材44が介在しているので、ブレーキディスクとの摩擦によってライニング14が昇温しても、その熱が弾性部材40へ伝わるのが抑制されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、ブレーキ動作時にライニング14がブレーキディスクとの摩擦によって昇温したとしても、その熱が弾性部材40へ伝わるのを抑制することができる。この結果、弾性部材40を昇温させ難くすることができるので、弾性部材40が焼きなまされて弾性を喪失するような温度まで昇温するのを抑制し易くすることができ、弾性部材40が弾性を喪失するのを防止することができる。しかも、ライニング14が、弾性部材40によってブレーキディスクに沿うように傾き変位や移動を可能になっているので、局部的な面圧上昇を低減でき、ライニング14の寿命を向上することができる。
特に本実施形態では、ライニング14から延出部44bへは直接伝熱し難いために、伝熱抑制部材44の接触部44aがライニング14から直接受けた熱を延出部44bへ逃がすことが可能となり、伝熱抑制部材44の接触部44aの昇温を抑制することができる。この結果、接触部44aと接触している弾性部材40の昇温をより効率的に抑制することができる。
また、本実施形態では、伝熱抑制部材44が全体として1つ設けられるのみであり、伝熱抑制部材44の組み付け工数を低減することができる。しかも、本実施形態では、隣り合うライニング14同士が互いに間隔をおいて配置されており、このライニング14間にも伝熱抑制部材44の延出部44bが配置されているので、この延出部44bにおいてライニング14からの熱の遮熱及び放熱が可能であり、弾性部材40の昇温をより効率的に抑制することができる。
また、本実施形態では、弾性部材40でライニング14を押圧する一方、ライニング14に形成された貫通孔22の段差部22aがリベット30の頭部32と係合することでライニング14の抜け止めとなるので、弾性部材40によってライニング14の変位を許容しつつ、この弾性部材40の弾発力によってライニング14が基板12から離脱することがないように、基板12とライニング14とを確実に結合することができる。
また、本実施形態では、ブレーキ動作時に特定のライニング14のみに過負荷が作用した場合にそのライニング14の筒状部26と基板12の曲面座18とが当接するようにしたので、弾性部材40が塑性変形領域まで変形しないようにでき、しかもライニング14の受ける力の作用方向に応じてライニング14の傾き変位が可能となっている。
また、本実施形態では、大きなせん断応力と曲げ応力が作用するリベット30の当接部34aを基板12近くに設けることで、リベット30に生ずる曲げ応力を低減でき、これによりリベット30の小径化を図ることができる。
また、本実施形態では、ライニング14の回り止め手段を設けているので、ライニング14の回動に伴ってライニング14と伝熱抑制部材44とが磨耗するのを回避することができる。
なお、本実施形態では、ライニング14が本体部24と筒状部26とを備える構成としたが、これに代え、図4に示すように、ライニング14がほぼ一定の厚みを有する板状に形成されている構成としてもよい。この構成において、基板12には曲面座18が設けられておらず、弾性部材40は、その開口部40aにリベット30が直接挿通された状態で基板12とライニング14との間に配置されている。
リベット30は、抜け止めのための頭部32と、この頭部32と一体的に設けられる円柱状の本体部34とを備えている。本体部34は、頭部32よりも小径の外径を有している。
伝熱抑制部材44の接触部44aは、リベット30の本体部34よりも僅かに大径の内径を有し、かつ弾性部材40の上端部とほぼ同径の外径を有する円環状に形成されている。そして、接触部44aに直接リベット30が挿通されている。
弾性部材40は、ライニング14がブレーキディスクへ押圧されるブレーキ動作時に、伝熱抑制部材44と基板12とが当接しないような弾性係数を有するように設定されている。
ブレーキ動作時において、押付力が弾性部材40の弾発力よりも大きくなると、弾性部材40が弾性変形する。この弾性部材40の弾性変形により、ライニング14が基板12に近づく方向へ移動し、あるいはライニング14が傾く。すなわち、ディスクパッド10の取り付け状態、ライニング14の磨耗状態等によってライニング14がその全面で均一な力を受けないような場合にライニング14が傾き、ライニング14がその全面で均一な力を受けるような場合にライニング14がその姿勢のままで基板12側へ平行移動する。このとき、ライニング14の押付力を弾性部材40の弾発力によって負担している。
この変形例においても、弾性部材40を昇温させ難くすることができるので、弾性部材40が弾性を喪失するような温度まで昇温するのを抑制し易くすることができる。しかも、ライニング14が、弾性部材40によってブレーキディスクに沿うように傾き変位や移動を可能になっているので、局部的な面圧上昇を低減でき、ライニング14の寿命を向上することができる。
なお、前記実施形態及び変形例では、伝熱抑制部材44を各ライニング14に跨る一体のものとして構成したが、これに代え、各ライニング14毎に別個の伝熱抑制部材を設ける構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るディスクパッドの正面図である。 図1のII−II線における断面図である。 弾性部材を示す斜視図である。 その他の実施形態に係るディスクパッドを示す図2相当図である。 従来のディスクパッドを示す断面図である。
符号の説明
12 基板
14 ライニング
18 曲面座
22 貫通孔
22a 段差部
26 筒状部
26a 先端面
30 リベット(保持部材の一例)
32 頭部
34 本体部
34a 当接部
34b 中間部
40 弾性部材
44 伝熱抑制部材
44a 接触部
44b 延出部
48 回り止め手段

Claims (6)

  1. 基板にライニングが組み付けられてなるディスクパッドであって、
    前記基板と前記ライニングとの間に配置され、ブレーキディスクへの押圧によって前記ライニングの傾き変位を可能にしつつ、前記基板に近づく方向への前記ライニングの移動を可能にする弾性部材と、
    前記弾性部材と前記ライニングとの間に配置された伝熱抑制部材とを備え
    前記伝熱抑制部材には、前記弾性部材によって前記ライニングに押し付けられる接触部と、前記ライニングから離間しつつ前記接触部から延出される延出部とが設けられていることを特徴とするディスクパッド。
  2. 前記ライニング及び弾性部材は、それぞれ複数設けられており、
    前記伝熱抑制部材は、前記各ライニングに跨るように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスクパッド。
  3. 前記ライニングには、段差部を有する貫通孔が設けられ、
    前記段差部に係合可能な形状の頭部を有する保持部材が設けられ、
    前記ライニングは、前記弾性部材の弾発力によって前記基板から離れる方向に押圧されつつ、前記貫通孔の段差部が前記保持部材の頭部に当接することによって抜け止めされた状態で保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクパッド。
  4. 前記基板には、前記保持部材が固定される部位を囲むように凹状の曲面座が形成され、
    前記ライニングには、前記曲面座に対向配置された凸状の先端面を有する筒状部が設けられ、
    前記ライニングは、前記筒状部と前記曲面座との間に隙間を有しつつ前記保持部材によって保持されていることを特徴とする請求項に記載のディスクパッド。
  5. 前記保持部材は、前記頭部よりも小径の本体部を備え、
    前記本体部は、前記基板に当接する当接部と、この当接部及び前記頭部の間に配置され且つ前記当接部よりも小径の中間部とを備え、
    前記保持部材の当接部と前記筒状部との間の隙間幅が、前記保持部材の頭部と前記ライニングとの間の隙間幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項に記載のディスクパッド。
  6. 前記ブレーキディスクへの押圧時に前記ライニングが回動するのを阻止する回り止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のディスクパッド。
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