JP4634473B2 - 運搬車両 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば露天の採掘場、石切り場、鉱山等で採掘した砕石物または掘削した土砂等を運搬するのに好適に用いられるダンプトラック等の運搬車両に関する。
一般に、ダンプトラックと呼ばれる大型の運搬車両は、車体のフレーム上に起伏可能となったベッセル(荷台)を備え、このベッセルに砕石物または土砂等の運搬対象物を多量に積載した状態で、例えば輸出港等の荷下し場、集荷場所に向けて運搬、搬送するものである(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−268646号公報 特開2007−62697号公報
この種の従来技術による運搬車両は、自走可能な車体と、該車体上に上,下動(傾動)可能に設けられ運搬対象物が積載される荷台と、該荷台と車体との間に伸縮可能に設けられ前記運搬対象物を荷台から排出するときにロッドが伸長して該荷台を車体の斜め後方へと立ち上げるホイストシリンダと、該ホイストシリンダのロッドを伸長または縮小させるため該ホイストシリンダと油圧源との間に設けられ該ホイストシリンダに対する圧油の供給,排出を制御する制御弁装置等とにより構成されている。
そして、このような運搬車両に用いる制御弁装置は、油圧源からの圧油を一方向に供給,排出することによりホイストシリンダを伸長させて荷台を立ち上げる上げ位置と、前記圧油を他方向に供給,排出することによりホイストシリンダを縮小させて前記荷台を下向きに下降させる下げ位置と、前記荷台側の自重によって前記ホイストシリンダを縮小させ前記荷台の自重落下を許す浮き位置と、前記圧油の供給,排出を停止してホイストシリンダの動きを止める中立位置とからなる合計4個の切換位置を有している。
ここで、制御弁装置は、例えば操作レバー等の遠隔操作手段を手動で傾転操作することによって、合計4個の切換位置のうちいずれか一の切換位置に選択的に切換えられる。そして、運搬車両は、荷台内に土砂や砕石物等を積載した状態で集荷場まで自走した後、ホイストシリンダのロッドを伸長させて荷台を斜め後方に立ち上げ、この立ち上げ動作により荷台の傾斜方向に沿って土砂や砕石物等を集荷場へと排出するものである。
ところで、上述した従来技術による運搬車両では、例えば原動機となるエンジンでメインの油圧ポンプ、パイロットポンプ等を駆動することにより、操作レバー等の遠隔操作に従って制御弁装置を4個の切換位置のいずれかに切換えることができ、荷台を車体上で上,下動させるためホイストシリンダの伸長または縮小動作を制御することができる。
これに対し、エンジンを停止させたときには、前記油圧ポンプ、パイロットポンプ等も停止されるために、制御弁装置を遠隔操作で切換えることができなくなる。しかし、運搬車両の保守、点検等を行うメンテナンス時には、例えば荷台を斜め後方に立ち上げたままの状態でエンジンを停止させ、これにより、作業者の安全性を確保しつつ、エンジン音による騒音をなくした状態でメンテナンス作業を行うことがある。
このため、従来技術にあっては、メンテナンス作業が終了したときに再度エンジンを起動し、この状態で制御弁装置を例えば前記浮き位置に切換えることにより、荷台側の自重によってホイストシリンダを縮小させ、荷台が車体上に着座したときにエンジンを停止させる等の対策をとっている。
しかし、メンテナンス作業の終了後に荷台を下降するためだけにエンジンを一時的に稼働させることは、省エネルギの観点からも無駄であり、オペレータにとっても余分な負担となる等の問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、荷台を立ち上げた状態から降ろすときにエンジンを停止したままでも、荷台が車体上に着座するときの衝撃を緩和することができ、オペレータの不快感等を低減できると共に、装置の耐久性や寿命を向上することができるようにした運搬車両を提供することにある。
上述した課題を解決するため本発明は、前輪および後輪により自走可能な車体と、運搬対象物を積載するため該車体上に後部側を支点として上,下動可能に設けられ前部側の前壁部には上部から前方に向けて延びる庇部が設けられた荷台と、該荷台の前壁部よりも前側で前記庇部の下側に位置して前記車体の前部上側に設けられ前記前輪よりも上方となる高所位置で平坦な通路面を形成するフロアと、前記車体に設けられ該フロア上にオペレータが乗降するための階段を構成するラダーと、前記荷台の庇部の下側に位置して前記フロア上に設けられ内部に運転室を画成するキャブと、前記フロアの下側に位置して前記車体の内部に収容されたエンジンと、前記荷台と車体との間に伸縮可能に設けられロッドが伸長することにより前記荷台を立ち上げるホイストシリンダと、前記エンジンによって回転駆動される油圧ポンプとタンクとにより構成され該ホイストシリンダに圧油を供給する油圧源と、該油圧源と前記ホイストシリンダとの間に設けられ該ホイストシリンダに対する圧油の給排を切換制御する制御弁装置とを備え、前記油圧源のタンクとホイストシリンダとを接続する管路には、前記ロッドの伸長により前記荷台を立ち上げた状態で前記エンジンを停止したときにも、前記荷台を車体上に下降することができる手動操作弁を設けてなる運搬車両に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記フロア上には、前記キャブの近傍で、かつ前記荷台の前壁部に近く前記荷台の庇部によって上方から覆われる位置に支持ブラケットを設け、前記手動操作弁は、オペレータが手動操作できるように前記支持ブラケットの上側部位に取付ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記制御弁装置とホイストシリンダとの間を接続する前記管路には、一側が該管路から分岐し他側が前記油圧源のタンクに接続される分岐管路を設け、該分岐管路の途中部位は前記支持ブラケットに沿って配設し、前記手動操作弁は前記分岐管路の途中に位置して前記支持ブラケットに設ける構成としている。
さらに、請求項の発明によると、前記手動操作弁は、前記ホイストシリンダのボトム側油室から流出する油液の流量を可変に調整するため弁体の開度を手動操作によって変えるレバーを備える構成としている。
上記構成により、請求項1の発明では、例えば運搬車両の保守、点検等を行うメンテナンス時に、エンジンを稼働した状態で制御弁装置を切換制御してホイストシリンダを大きく伸長させれば、荷台を車体から立ち上げるように回動することができる。そして、この状態でエンジンを停止させれば、エンジン音による騒音をなくした状態で、荷台と車体との間等を安全にメンテナンスすることができる。次に、この状態でエンジンを停止したまま、荷台を車体上に降ろすときには、手動操作弁を開くことによりホイストシリンダの油室からタンクに向けて油液を排出し、ホイストシリンダを自動的に縮小できると共に、荷台を降ろすときの速度を落とすことにより、荷台が車体に着座するときの衝撃を小さく抑えることができる。
特に、運搬車両の前輪よりも上方となる高所位置で平坦な通路面を形成するフロア上には、キャブの近傍で、かつ前記荷台の前壁部に近く前記荷台の庇部によって上方から覆われる位置に支持ブラケットを設け、前記手動操作弁は、オペレータが手動操作できるように前記支持ブラケットの上側部位に取付ける構成としているので、高所位置となるフロア上でキャブに搭乗したオペレータ等が手動操作弁に近付いて簡単に手動操作を行うことができ、オペレータの負担を軽減して操作性を高めることができる。
この結果、運搬車両の荷台を立ち上げた状態から降ろすときにエンジンを停止したままでも、荷台が車体上に着座するときの衝撃を緩和することができ、オペレータの不快感等を低減できると共に、装置の耐久性や寿命を向上することができる。また、ホイストシリンダの縮小速度を手動操作弁で可変に調整することが可能であり、荷台が車体上に着座するときの衝撃を容易に緩和することができる。また、荷台の庇部により上方から覆われる位置に手動操作弁を設けることにより、例えば荷台の周囲等に付着した土砂、泥土等が荷台の下降動作に伴って剥離するように落下しても、このような落下物からオペレータを荷台の庇部によって保護することができ、オペレータの頭上等に落下物が当たるのを防ぐことができる。
また、請求項2の発明は、手動操作弁を分岐管路の途中に位置してフロア上の取付ブラケットに設けているので、手動操作弁を開いたときには、制御弁装置とホイストシリンダとの間を接続する管路から分岐した分岐管路により、ホイストシリンダの油室からタンクに向けて油液を排出できる。そして、この場合には、最初に手動操作弁を全開位置まで開くことにより、分岐管路の流路面積に対応して多量の油液を排出でき、ホイストシリンダの縮小速度を速くすることができる。そして、自重で落下する荷台が車体側に近付いた段階では、手動操作弁の開度を絞ることにより、ホイストシリンダの縮小速度を徐々に遅くすることができ、荷台が車体に着座するときの衝撃を容易に緩和することができる。
さらに、請求項の発明は、油液の流量を可変に調整するためのレバーを手動操作弁に設けているので、オペレータはレバーを把持して手動操作弁を容易に開,閉操作することができ、ホイストシリンダのボトム側油室から排出される油液の流量調整を簡単な操作で円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態による運搬車両を、鉱山等で採掘した砕石物等を運搬するダンプトラックを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図6は本発明の実施の形態を示している。図中、1は大型の運搬車両であるダンプトラックで、該ダンプトラック1は、図1、図2に示すように頑丈なフレーム構造をなす車体2と、該車体2上に傾転(起伏)可能に搭載された荷台としてのベッセル3とにより大略構成されている。
そして、ベッセル3は、例えば砕石物等の重い運搬対象物(以下、砕石4という)を多量に積載するため全長が10〜13m(メートル)にも及ぶ大型の容器として形成され、その後側底部が、車体2の後端側に連結ピン5等を支点として上,下動(傾動)可能に連結されている。また、ベッセル3の前壁部3Aには、その上部から前方に向けて水平に延びる庇部3Bが一体に設けられ、この庇部3Bは、後述のキャブ12を上側から覆うと共に、その先端側は後述するラダー11の上方位置まで延びている。
即ち、ベッセル3の底部側は、車体2の後部側に連結ピン5を用いて回動可能に支持されている。そして、後述のホイストシリンダ30を伸長または縮小させることにより、ベッセル3の前端側である庇部3Bは、連結ピン5を支点として上,下方向に回動(昇降)される。これによりベッセル3は、図1に示す運搬位置と図2に示す排土位置との間で回動され、ベッセル3に積載された砕石4は、図2に示す如く後方へと傾いたベッセル3から滑り落ちるように所定の集荷場に排出されるものである。
6は車体2の前部側に回転可能に設けられた左,右の前輪(一方のみ図示)を示し、該前輪6は、ダンプトラック1のオペレータによって操舵(ステアリング操作)される操舵輪を構成するものである。そして、前輪6は後述の後輪8と同様に、例えば2〜4mに及ぶタイヤ径(外径寸法)をもって形成されている。ここで、車体2の前部と前輪6との間には、例えば油圧緩衝器等からなる前輪側サスペンション7が設けられ、この前輪側サスペンション7は、車体2の前部側を前輪6との間で支持するものである。
8は車体2の後部側に回転可能に設けられた左,右の後輪(一方のみ図示)を示し、該後輪8は、ダンプトラック1の駆動輪を構成し、走行駆動装置(図示せず)により回転駆動されるものである。そして、車体2の後部と後輪8との間には、例えば油圧緩衝器等からなる後輪側サスペンション9が設けられ、この後輪側サスペンション9は、車体2の後部側を後輪8との間で支持するものである。
10は庇部3Bの下側に位置して車体2の前部上側に設けられたフロアで、該フロア10は、図1に示すように前輪6よりも上方となる位置に配置され、車体2の前部上側に平坦な通路面等を形成するものである。そして、フロア10の上側には、図3に示すように後述のキャブ12、コントロールキャビネット16等が設置されている。
11は車体2の前面側に設けられた昇降階段としてのラダーで、該ラダー11は、図1、図3に示すように車体2の前部下側からフロア10の前側に向けて斜めに傾斜して延び、オペレータ等がフロア10上に乗降するときのステップ(階段)を構成するものである。
12は庇部3Bの下側に位置して車体2のフロア10上に設けられたキャブを示し、該キャブ12は内部に運転室を画成し、キャブ12の側面には、ダンプトラック1のオペレータが内部に乗降するためのドア12Aが開閉可能に設けられている。そして、キャブ12の内部には、図3に例示するように2つの座席13,14と、操舵用のハンドル15等とが設けられている。また、キャブ12内には、後述のエンジン29を始動,停止させる始動スイッチ、アクセルペダル、ブレーキペダルおよび後述の制御弁装置36を遠隔操作するための操作レバー(いずれも図示せず)等も設けられている。
16はフロア10の上側に設けられたコントロールキャビネットで、該コントロールキャビネット16は、後述のエンジン29により発電機(図示せず)等を介して発生される電流やモータ及びエンジン速度を制御するための制御盤及びインバータ等によって構成されるものである。そして、コントロールキャビネット16を挟んでキャブ12とは反対側となる右側位置には、図3に示すようにグリッドボックス17,18が設けられ、これらのグリッドボックス17,18は、車体の減速時に直流電力を消費する抵抗器とその抵抗器を冷却するブロアからなる装置を構成するものである。
19,20,21はキャブ12とコントロールキャビネット16との間に配設されたそれぞれアキュムレータを示している。このうち、最も大径なアキュムレータ19は、キャブ12内のハンドル15を操舵するときの操舵力を油圧で補助するパワーステアリング用の蓄圧器(アキュムレータ)を構成するものである。また、他のアキュムレータ20は、後輪側のブレーキ装置に用いる蓄圧器を構成し、別のアキュムレータ21は、前輪側のブレーキ装置に用いる蓄圧器を構成するものである。
22はアキュムレータ20,21をフロア10上で支持するための支持ブラケットで、該支持ブラケット22は、図4、図5に示すようにフロア10上に垂直に立ち上げるように立設された平板体等を用いて形成されている。そして、支持ブラケット22には、その一側面に複数の固定バンド23等を用いてアキュムレータ20,21がそれぞれ別々に固定して取付けられている。
また、支持ブラケット22の他側面(キャブ12と左,右方向で対向する面側)には、後述の手動操作弁57が取付けられると共に、これよりも後方となる位置には、L字状の取付板24が固定して設けられている。そして、この取付板24には、ステアリング用のアキュムレータ19が固定バンド25等を用いて固定されている。なお、アキュムレータ19の下端側(図示せず)は、フロア10よりも下方となる位置まで延び、車体2のフレームに別のブラケット(図示せず)等を用いて固定されている。
ここで、支持ブラケット22は、図4、図5に示すようにアキュムレータ19,20,21、手動操作弁57等と共にキャブ12の近傍位置、即ちキャブ12の後部右側面に近い位置に配置されている。そして、ベッセル3の庇部3Bは、図1、図3に示すようにフロア10、キャブ12、コントロールキャビネット16、アキュムレータ19,20,21および手動操作弁57等を上側からほぼ完全に覆っている。
これにより、ベッセル3の庇部3Bは、例えば岩石等の飛び石からフロア10、キャブ12、コントロールキャビネット16、アキュムレータ19,20,21および手動操作弁57等を保護すると共に、車両(ダンプトラック1)の転倒時等にもキャブ12内のオペレータを保護する機能を有しているものである。
26はフロア10の左側方に設けられた左側の手摺りで、該手摺り26は、図3に示すようにキャブ12の左側と前側とを隙間をもって取囲むようにフロア10上に設けられている。そして、キャブ12と手摺り26との間には、フロア10上に位置してオペレータ等がキャブ12の周囲を見廻れるように通路が形成されるものである。
また、フロア10の周囲には、図3に示すようにラダー11との間に位置して前側の手摺り27が設けられ、グリッドボックス17,18の外側となる位置には右側の手摺り28が設けられている。そして、これらの手摺り26〜28は、例えば地面から3m(メートル)以上の高所に位置するフロア10を外側から取囲むことにより、フロア10上での作業(例えば、メンテナンス作業)の安全性を確保するものである。
29はフロア10の下側に位置して車体2内に設けられた原動機としてのエンジンで、該エンジン29は、例えば大型のディーゼルエンジン等を用いて構成され、車体2内に収容されている。そして、エンジン29は、キャブ12内に乗り込んだオペレータが前記始動スイッチを手動で操作することにより起動、停止され、その稼働時には図6に示す後述の油圧ポンプ31等を回転駆動するものである。
30,30は車体2とベッセル3との間に伸縮可能に設けられた一対のホイストシリンダ(図1中には1個のみ図示)を示している。これらのホイストシリンダ30は、多段式(例えば、2段式)の油圧シリンダからなり、図6に示すように外側に位置する外筒部30Aと、該外筒部30A内に伸縮可能に設けられた内筒部30Bと、該内筒部30B内に伸縮可能に設けられたピストンロッド30C、ピストン30Dとにより構成されている。そして、ホイストシリンダ30の外筒部30A内は、内筒部30B、ピストンロッド30Cおよびピストン30Dによりロッド側油室30E,30Fとボトム側油室30Gとの3室に画成されている。
このとき、ロッド側油室30Fは、内筒部30Bに設けられたポート30Hを介してロッド側油室30Eとボトム側油室30Gとのいずれかに連通されるものである。即ち、ホイストシリンダ30のピストン30Dは、内筒部30B内を軸方向(上,下方向)に摺動変位することにより、ピストン30Dがポート30Hよりも上側に位置するときには、図6に示すようにロッド側油室30Fをポート30Hを介してロッド側油室30Eに連通させ、ピストン30Dがポート30Hよりも下側となる位置まで変位したときには、ロッド側油室30Fをポート30Hを介してとボトム側油室30Gに連通させる。
ここで、各ホイストシリンダ30は、後述の油圧ポンプ31からボトム側油室30G内に圧油が供給されたときに、内筒部30Bがピストンロッド30Cと一緒に下向きに伸長し、内筒部30Bが最大伸長したときには、さらにピストンロッド30Cのみが下向きに伸長することにより、連結ピン5を支点としてベッセル3を斜め後方へと傾斜して立ち上げた排土位置(図2参照)に回動させる。一方、ホイストシリンダ30は、ピストンロッド30Cが最大伸長した状態で油圧ポンプ31からロッド側油室30E内に圧油が供給されると、まずピストンロッド30Cのみが縮小し、その後は図6に示す状態から内筒部30Bがピストンロッド30Cと一緒に縮小し、連結ピン5を支点としてベッセル3を下向きに下降した運搬位置(図1参照)へと回動させるものである。
次に、ホイストシリンダ30を駆動するための油圧回路について、図6を参照して説明する。
図6において、31はエンジン29により駆動されるメインの油圧ポンプを示している。そして、該油圧ポンプ31は、作動油タンク32(以下、タンク32という)と共に油圧源を構成している。この場合、タンク32は、図1に示すようにベッセル3の下方に位置して車体2の側面等に取付けられている。
ここで、タンク32内に収容された作動油(油液)は、油圧ポンプ31がエンジン29により回転駆動されるときに、油圧ポンプ31に吸込まれると共に、油圧ポンプ31の吐出側からは圧油となって高圧のポンプ管路33内に吐出される。また、ホイストシリンダ30等からの戻り油は、低圧のタンク管路34を介してタンク32へと排出されるものである。
35A,35Bはホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30Eに接続された一対の油圧配管である。この油圧配管35A,35Bは、その基端側が後述の制御弁装置36を介して油圧源(油圧ポンプ31、タンク32)にそれぞれ接続され、その先端側は、ホイストシリンダ30のピストンロッド30C内を通ってホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30Eに接続されている。また、ホイストシリンダ30のロッド側油室30Fは、前述したピストン30Dの摺動位置に応じてロッド側油室30Eまたはボトム側油室30Gにポート30Hを介して連通される。そして、油圧配管35A,35Bは、油圧ポンプ31からの圧油をホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fに供給する。また、ボトム側油室30G,ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内の圧油は、油圧配管35A,35Bのいずれかを通じてタンク32に排出されるものである。ここで、油圧配管35A,35Bは、後述の制御弁装置36とホイストシリンダ30との間を接続する管路を、後述するアクチュエータ側油路42A,42B,アクチュエータ側油路43A,43Bと共に構成するものである。
36は油圧ポンプ31、タンク32とホイストシリンダ30との間に設けられた制御弁装置である。ここで、該制御弁装置36は、例えば高圧側油路37、低圧側油路38、バイパス油路39、第1の方向制御弁40および第2の方向制御弁41によって大略構成されている。この場合、第1の方向制御弁40と第2の方向制御弁41とは、高圧側油路37、低圧側油路38、バイパス油路39を介して互いにパラレル接続されている。
そして、制御弁装置36の高圧側油路37は、ポンプ管路33を介して油圧ポンプ31の吐出側に接続され、低圧側油路38はタンク管路34を介してタンク32に接続されるものである。また、制御弁装置36のバイパス油路39は、図6に示す如く、例えば方向制御弁40,41が中立位置(a)にあるときに高圧側油路37と低圧側油路38とを連通し、油圧ポンプ31をアンロード状態として吐出圧力(ポンプ管路33内の圧力)をタンク圧に近い低圧状態に保つものである。
一方、第1の方向制御弁40の出力側には、一対のアクチュエータ側油路42A,42Bが設けられている。そして、該アクチュエータ側油路42A,42Bは、油圧配管35A,35Bを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fにそれぞれ接続されている。また、第2の方向制御弁41の出力側には、一対のアクチュエータ側油路43A,43Bが設けられている。そして、該アクチュエータ側油路43A,43Bは、油圧配管35A,35Bを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fにそれぞれ接続されている。
ここで、制御弁装置36の第1,第2の方向制御弁40,41は、例えば6ポート3位置の油圧パイロット式方向制御弁により構成されている。第1の方向制御弁40は、一対の油圧パイロット部40A,40Bを有している。そして、第1の方向制御弁40は、後述のパイロット圧が油圧パイロット部40Aに供給されると、中立位置(a)から上げ位置(b)に切換えられ、油圧パイロット部40Bにパイロット圧が供給されたときには、中立位置(a)から浮き位置(c)へと切換えられる。
また、第2の方向制御弁41は、一対の油圧パイロット部41A,41Bを有している。そして、第2の方向制御弁41は、パイロット圧が油圧パイロット部41Aに供給されると、中立位置(a)から上げ位置(b)に切換えられ、油圧パイロット部41Bにパイロット圧が供給されたときには、中立位置(a)から下げ位置(d)へと切換えられるものである。
ここで、制御弁装置36が保持位置にある場合について述べる。即ち、制御弁装置36は、図6に示す如く第1,第2の方向制御弁40,41が共に中立位置(a)に配置され、ホイストシリンダ30の動きを止め、ベッセル3が現在の位置に停止し保持される保持位置となる。従って、この保持位置では、制御弁装置36の方向制御弁40,41は、ホイストシリンダ30に対するアクチュエータ側油路42A,42Bとアクチュエータ側油路43A,43Bとを介した圧油の供給,排出を停止する中立位置(a)にある。
また、制御弁装置36が上げ位置となる場合について述べる。この場合には、制御弁装置36の第1,第2の方向制御弁40,41が共に中立位置(a)から上げ位置(b)に切換えられる。まず、第1の方向制御弁40が上げ位置(b)になると、油圧ポンプ31からの圧油は、ポンプ管路33、方向制御弁40、アクチュエータ側油路42A、油圧配管35Aを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G内に供給される。このとき、ロッド側油室30E,30F内の油液は、油圧配管35B、アクチュエータ側油路42B、方向制御弁40、低圧側油路38およびタンク管路34を介してタンク32に戻される。
そして、第2の方向制御弁41が上げ位置(b)に切換わったときには、油圧ポンプ31からの圧油がポンプ管路33、高圧側油路37、方向制御弁41、アクチュエータ側油路43A、油圧配管35Aを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G内に供給される。これにより、ホイストシリンダ30の内筒部30Bがピストンロッド30Cと一緒に下向きに伸長し、内筒部30Bが最大伸長したときには、さらにピストンロッド30Cのみが下向きに伸長してベッセル3を図2に示す排土位置へと持上げる。即ち、このときに制御弁装置36の第1,第2の方向制御弁40,41は共に上げ位置(b)に配置され、ホイストシリンダ30は、油圧力で伸長することによりベッセル3を上向きに立ち上げるものである。
一方、制御弁装置36が浮き位置となる場合について述べる。この場合には、制御弁装置36の第1の方向制御弁40を中立位置(a)から浮き位置(c)に切換え、第2の方向制御弁41を中立位置(a)に配置する。そして、第1の方向制御弁40が浮き位置(c)になると、アクチュエータ側油路42Aが方向制御弁40を介して低圧側油路38、タンク管路34へと接続される。また、アクチュエータ側油路42Bは、後述のチェック弁44Bを介して低圧側油路38、タンク管路34に接続されると共に、他のアクチュエータ側油路43Bは、後述のチェック弁46Bを介して低圧側油路38、タンク管路34へと接続される。
これにより、ホイストシリンダ30は、ベッセル3からの荷重(自重)に従って縮小し、ボトム側油室30G内の油液は、油圧配管35A、アクチュエータ側油路42A、方向制御弁40を介してタンク32に向けて排出されると共に、ロッド側油室30E,30F内には、タンク32内の油液が後述のチェック弁44B,46Bからアクチュエータ側油路42B,43Bおよび油圧配管35Bを介して補給される。このように、このときに制御弁装置36の第1の方向制御弁40は、ベッセル3の自重落下を許す浮き位置(c)に配置されるものである。
また、制御弁装置36が下げ位置となる場合について述べる。この場合には、制御弁装置36の第1の方向制御弁40を中立位置(a)に戻し、第2の方向制御弁41を中立位置(a)から下げ位置(d)に切換える。即ち、第2の方向制御弁41が下げ位置(d)になると、油圧ポンプ31からの圧油がポンプ管路33、高圧側油路37、第2の方向制御弁41、アクチュエータ側油路43Bおよび油圧配管35Bを介してホイストシリンダ30のロッド側油室30E,30F内に供給される。また、ボトム側油室30G内の油液は、油圧配管35A、アクチュエータ側油路43A、第2の方向制御弁41、低圧側油路38およびタンク管路34を介してタンク32に戻される。
これによって、ホイストシリンダ30は、ロッド側油室30E,30F内に供給された圧油により内筒部30Bがピストンロッド30Cと共に外筒部30A内へと縮小し、ベッセル3をホイストシリンダ30の油圧力で図1に示す運搬位置へと下向きに回動させる。即ち、このときに制御弁装置36の方向制御弁41は下げ位置(d)に配置され、ホイストシリンダ30は、油圧力で縮小することによりベッセル3を車体2上に着座する位置へと下げるものである。
44A,44Bは制御弁装置36の第1の方向制御弁40側に配設されたメイクアップ用のチェック弁で、該チェック弁44A,44Bは、第1の方向制御弁40を迂回してアクチュエータ側油路42A,42Bと低圧側油路38との間に設けられている。そして、チェック弁44A,44Bは、例えばタンク32内の油液が低圧側油路38からアクチュエータ側油路42A,42B、油圧配管35A,35Bを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30Eに向けて流通するのを許し、逆向きに流れるのを阻止するものである。これにより、ホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30E,30Fに油液を補給し、これらの油室内が負圧となるのを防止するものである。
45A,45Bは制御弁装置36に設けた過負荷防止用のリリーフ弁で、該リリーフ弁45A,45Bは、第1の方向制御弁40を迂回してアクチュエータ側油路42A,42Bと低圧側油路38との間に設けられ、チェック弁44A,44Bと並列に接続されている。そして、一方のリリーフ弁45Aは、ホイストシリンダ30に対し縮小方向の過負荷が作用すると、例えばボトム側油室30G側の過剰圧をリリーフするために開弁する。また、他方のリリーフ弁45Bは、ホイストシリンダ30に対し伸長方向の過負荷が作用すると、例えばロッド側油室30E側の過剰圧をリリーフするために開弁するものである。
46A,46Bは制御弁装置36の第2の方向制御弁41側に配設されたメイクアップ用のチェック弁で、該チェック弁46A,46Bは、第2の方向制御弁41を迂回してアクチュエータ側油路43A,43Bと低圧側油路38との間に設けられている。そして、チェック弁46A,46Bは、例えばタンク32内の油液が低圧側油路38からアクチュエータ側油路43A,43B、油圧配管35A,35Bを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30Eに向けて流通するのを許し、逆向きに流れるのを阻止するものである。これにより、ホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fに油液を補給するものである。
47は制御弁装置36の高圧側油路37と低圧側油路38との間に設けられたリリーフ設定圧の変更が可能なリリーフ弁で、該リリーフ弁47は、油圧ポンプ31の最大吐出圧を決め、これ以上の圧力が発生すると、過剰圧としてタンク32側にリリーフするものである。また、リリーフ弁47は、リリーフ設定圧を低圧設定と高圧設定とに切換えるための設定圧可変部47Aを有している。
ここで、リリーフ弁47の設定圧可変部47Aは、後述の電磁弁49からパイロット配管53を介してパイロット圧が供給され、第1,第2の方向制御弁40,41が上げ位置(b)に切換えられているときに、リリーフ弁47のリリーフ設定圧を高圧設定に切換えることにより、油圧ポンプ31の吐出圧を高い圧力に設定する。
一方、前記パイロット圧の供給が停止され、方向制御弁40,41が上げ位置(b)以外の切換位置、即ち中立位置(a)、浮き位置(c)または下げ位置(d)に切換えられているときには、設定圧可変部47Aによりリリーフ弁47は、リリーフ設定圧が低圧設定に切換えられる。そして、このときには油圧ポンプ31の吐出圧が相対的に低い圧力に設定され、圧油の圧力が必要以上に高くなるのを抑えるものである。
48は第1,第2の方向制御弁40,41にパイロット圧を供給するパイロット圧供給部で、該パイロット圧供給部48は、例えば図6に示すように3個の電磁弁49,50,51を含んで構成される。これらの電磁弁49〜51は、パイロット圧を可変に制御する比例制御式のソレノイドバルブにより構成されている。そして、電磁弁49〜51は、その高圧側がパイロット油圧源52に接続され、低圧側がタンク32に接続されている。なお、パイロット油圧源52はアキュムレータ19により供給されるものである。
ここで、電磁弁49は、その出力側がパイロット配管53を介して方向制御弁40,41の油圧パイロット部40A,41Aに接続されている。また、電磁弁50の出力側は、パイロット配管54を介して方向制御弁40の油圧パイロット部40Bに接続され、電磁弁51の出力側は、パイロット配管55を介して方向制御弁41の油圧パイロット部41Bに接続されている。
この場合、ダンプトラック1のキャブ12内には、電気レバー等の遠隔操作手段からなる操作レバー(図示せず)が設けられている。そして、キャブ12内のオペレータが操作レバーを手動で傾転操作すると、電磁弁49〜51のいずれか一の弁が選択的に切換えられることにより、パイロット配管53,54または55に操作量に比例したパイロット圧が発生する。
即ち、電磁弁49が図6に示す位置から切換えられてパイロット配管53内にパイロット圧が発生すると、第1,第2の方向制御弁40,41は、中立位置(a)から上げ位置(b)に切換えられる。また、電磁弁50が切換えられたときには、パイロット配管54内にパイロット圧が発生し、これにより第1の方向制御弁40が中立位置(a)から浮き位置(c)に切換えられる。また、電磁弁51が切換えられたときには、パイロット配管55内にパイロット圧が発生し、これによって第2の方向制御弁41が、中立位置(a)から下げ位置(d)に切換えられるものである。
56は油圧配管35Aとアクチュエータ側油路42A,43Aとの間から分岐してホイストシリンダ30をタンク32に接続する分岐管路を示している。この分岐管路56は、例えば2つの配管部56A,56B等により構成され、該配管部56A,56Bの間には後述の手動操作弁57が設けられている。そして、分岐管路56は、ホイストシリンダ30のボトム側油室30Gをタンク32に対し手動操作弁57の開,閉操作に従って連通,遮断させるものである。
ここで、一方の配管部56Aは、図6に示すように一側が油圧配管35A、アクチュエータ側油路42A,43Aに接続され、その他側が後述の手動操作弁57に接続されている。また、他方の配管部56Bは、図6に示す如く一側が後述の手動操作弁57に接続され、その他側がタンク32に接続されるものである。
この場合、分岐管路56は、図5に示す如く手動操作弁57の前,後に位置する配管部56Aの他側と配管部56Bの一側とが、フロア10上の支持ブラケット22に沿って上向きに延びるように配設されている。なお、図5に示す配管部56A,56Bの位置関係は前,後で反転させてもよいものであり、例えば配管部56Bを手動操作弁57の前側寄りに、配管部56Aを手動操作弁57の後側寄りとなる位置に配設してもよいものである。
57は分岐管路56の配管部56A,56B間に設けられた手動操作弁で、該手動操作弁57は、例えばオペレータ等により手動で操作されるレバーとしての回動操作式のレバーハンドル58を有し、該レバーハンドル58の回動位置に従って弁体(図示せず)の開度を変え、これによって配管部56A,56Bの間を連通,遮断するものである。そして、手動操作弁57は、配管部56A,56B(分岐管路56)内を流れる油液の流量をレバーハンドル58の回動位置に従って可変に調整できるものである。
ここで、手動操作弁57は、図4に示す如くキャブ12と左,右方向で対向した支持ブラケット22の他側面に取付けられると共に、図5に示すように支持ブラケット22の上側部位に配設されている。そして、分岐管路56の配管部56A,56Bは、支持ブラケット22に沿って上向きに延びると共に、手動操作弁57を前,後方向から挟むように配設されている。
また、手動操作弁57は、レバーハンドル58を図4中に実線で示す位置に回動したときに閉弁状態となり、二点鎖線で示す位置まで回動したときには全開となる。そして、手動操作弁57を開いたときには、ホイストシリンダ30のボトム側油室30G内から油圧配管35A、分岐管路56を介してタンク32へと油液が排出され、ホイストシリンダ30は、ベッセル側の荷重(自重)に従って縮小方向に変位するものである。
本実施の形態によるダンプトラック1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、鉱山等の砕石場では、ダンプトラック1は、例えば大型の油圧ショベル等(図示せず)を用いて運搬対象の砕石4をベッセル3上に積載する。次に、ダンプトラック1は、ベッセル3上に砕石4等を多量に積載した状態で荷下し場に向けて運搬する。
そして、荷下し場に到着したときには、キャブ12内のオペレータが、電気レバー等からなる操作レバーを手動で傾転操作すると、例えば図6に示す電磁弁49が励磁されて切換えられ、パイロット配管53内にパイロット圧が発生する。そして、このパイロット圧はパイロット配管53を介して第1,第2の方向制御弁40,41の油圧パイロット部40A,41Aに供給される。
これにより、制御弁装置36は、第1,第2の方向制御弁40,41が中立位置(a)から共に上げ位置(b)に切換えられる。このため、油圧ポンプ31からの圧油は、ポンプ管路33、高圧側油路37、第1,第2の方向制御弁40,41、アクチュエータ側油路42A,43A、油圧配管35Aを介してホイストシリンダ30のボトム側油室30G内に供給される。また、ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内の油液は、油圧配管35B、アクチュエータ側油路42B、第1の方向制御弁40、低圧側油路38およびタンク管路34を介してタンク32に戻される。
この結果、ホイストシリンダ30のピストンロッド30Cと内筒部30Bは、ボトム側油室30G内の圧油により伸長してベッセル3を斜め後方へと傾斜させるように図2に示す排土位置へと持上げる。このとき、ダンプトラック1は、ベッセル3が連結ピン5を支点として図2に示す傾斜姿勢まで回動することにより、ベッセル3内の砕石4等を下方へと滑り落とすように集荷場に向けて排出することができる。
そして、オペレータが前記操作レバーから手を離すと、電磁弁49が消磁されて図6に示す位置に戻り、他の電磁弁50,51も図6に示す位置に保持されたままとなる。これにより、パイロット配管53,54,55内の圧力は、全てタンク圧に近い圧力となり、制御弁装置36の方向制御弁40,41は共に中立位置(a)に自動的に戻る。このため、ホイストシリンダ30のボトム側油室30G,ロッド側油室30Eおよび30Fは、圧油の供給と排出とが停止され、ピストンロッド30Cと内筒部30Bを伸長状態に保つことができ、ベッセル3を図2に示す傾斜姿勢のままで一時停止させることができる。
次に、砕石4等の排出作業が終了した段階で、オペレータが前記操作レバーを手動で傾転操作して電磁弁50を図示の位置から切換えたときには、パイロット配管54内にパイロット圧が発生し、このパイロット圧を第1の方向制御弁40の油圧パイロット部40Bに供給することにより、該方向制御弁40を中立位置(a)から浮き位置(c)に切換える。また、第2の方向制御弁41は、中立位置(a)に復帰した状態を保つ。
このように、第1の方向制御弁40が浮き位置(c)に切換わると、ホイストシリンダ30のボトム側油室30Gは、油圧配管35A、アクチュエータ側油路42A、第1の方向制御弁40を介して低圧側油路38、タンク管路34に接続される。また、ホイストシリンダ30のロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fは、油圧配管35B、アクチュエータ側油路42B,43B、チェック弁44B,46Bを介して低圧側油路38、タンク管路34へと接続される。
この結果、ホイストシリンダ30は、ベッセル3からの荷重(自重)に従って縮小し、ボトム側油室30G内の油液がタンク32に向けて排出されると共に、ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内にはチェック弁44B,46Bを介してタンク32内の油液が補給される。そして、ホイストシリンダ30は、ベッセル3の自重による落下を許すことにより、ベッセル3を図1に示す運搬位置へと下降することができ、ベッセル3を車体2上に着座させることができる。
一方、ダンプトラック1が作業現場の凹凸、傾斜地等で傾いた状態にあるときには、制御弁装置36の第1の方向制御弁40を浮き位置(c)に切換えても、ベッセル3が自重により落下しないことがある。しかし、このような場合には、オペレータが操作レバーを傾転操作して電磁弁51を切換えれば、パイロット配管55内にパイロット圧が発生することにより、このパイロット圧を第2の方向制御弁41の油圧パイロット部41Bに供給することができ、方向制御弁41を下げ位置(d)に切換えることができる。このとき、第1の方向制御弁40は、中立位置(a)に復帰した状態を保つ。
従って、下げ位置(d)に切換わった第2の方向制御弁41により、油圧ポンプ31からの圧油は、ポンプ管路33、高圧側油路37、アクチュエータ側油路43B、油圧配管35Bを介してホイストシリンダ30のロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内に供給される。また、ボトム側油室30G内の油液は、油圧配管35A、アクチュエータ側油路43A、低圧側油路38およびタンク管路34を介してタンク32に戻される。
これによって、ホイストシリンダ30は、ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内に供給された圧油により内筒部30Bがピストンロッド30Cと共に外筒部30A内へと縮小し、ベッセル3をホイストシリンダ30の油圧力で図1に示す運搬位置へと下向きに回動することができ、ベッセル3を車体2上に強制的に着座させることができる。
このように、鉱山等の砕石場から多量の砕石4をベッセル3上に積載して運搬するダンプトラック1は、エンジン29を稼動している間は油圧ポンプ31、パイロット油圧源52等を駆動することにより、操作レバー等の遠隔操作に従って制御弁装置36の方向制御弁40,41を中立位置(a)、上げ位置(b)、浮き位置(c)または下げ位置(d)のいずれかに切換えることができ、ベッセル3を車体2上で起伏させるためにホイストシリンダ30の伸長または縮小動作を制御することができる。
これに対し、エンジン29を停止させたときには、油圧ポンプ31がパイロット油圧源52等と共に停止されるため、例えば操作レバー等の遠隔操作では、制御弁装置36の方向制御弁40,41を切換えることができなくなる。しかし、ダンプトラック1の保守、点検等を行うメンテナンス時には、例えばベッセル3を斜め後方に立ち上げたままの状態でエンジン29を停止させることにより、作業者の安全性を確保しつつ、エンジン音による騒音をなくした状態でメンテナンス作業を行うことがある。
そして、メンテナンス作業の終了後には、例えば図2に示すように車体2から斜め後方に立ち上げた状態のベッセル3を、ホイストシリンダ30を縮小させることによって車体2上に降ろす必要がある。しかし、ベッセル3を降ろすためだけにエンジン29を一時的に稼働させることは、省エネルギの観点からも無駄であり、オペレータにとっても余分な負担となる。
また、ホイストシリンダ30のボトム側油室30Gから油液をタンク32に排出すれば、ホイストシリンダ30をベッセル3側の重量(自重)によって縮小させることは可能である。しかし、この場合にはベッセル3が車体2上に着座するときに衝撃が発生する虞れがあり、特に、積荷を積載した状態ではベッセル3と車体2とに大きな衝撃を与えることになる。
そこで、本実施の形態では、制御弁装置36とホイストシリンダ30のボトム側油室30Gとを接続する油圧配管35Aまたはアクチュエータ側油路42A,43Aの途中には、例えば油圧配管35Aから分岐してホイストシリンダ30のボトム側油室30Gをタンク32に接続する分岐管路56を設け、該分岐管路56の途中(例えば、配管部56A,56Bの間)には、レバーハンドル58の操作に従って流量を可変に調整することができる手動操作弁57を設ける構成としている。
これにより、エンジン29を稼働してホイストシリンダ30を伸長させ、ベッセル3を車体2から立ち上げるように回動し、この状態でエンジン29を停止したままメンテナンス作業を行い、その後にベッセル3を車体2上に降ろすときには、手動操作弁57を開くことによりホイストシリンダ30のボトム側油室30Gからタンク32に向け分岐管路56を通じて油液を排出でき、ホイストシリンダ30を自動的に縮小することができる。
即ち、レバーハンドル58の操作により手動操作弁57を開弁したときには、ホイストシリンダ30のボトム側油室30Gは、油圧配管35A、分岐管路56を介してタンク32に連通した状態となる。また、ホイストシリンダ30のロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30Fは、油圧配管35B、アクチュエータ側油路42B,43B、チェック弁44B,46Bを介して低圧側油路38、タンク管路34へと接続されている。
この結果、ホイストシリンダ30は、ベッセル3からの荷重(自重)に従って縮小し、ボトム側油室30G内の油液が分岐管路56側からタンク32に向けて排出されると共に、ロッド側油室30E及び/又はロッド側油室30F内にはチェック弁44B,46Bを介してタンク32内の油液が補給される。そして、ホイストシリンダ30は、ベッセル3の自重による落下を許すことにより、ベッセル3を図1に示す運搬位置へと下降することができ、ベッセル3を車体2上に着座させることができる。
しかも、この場合の手動操作弁57は、レバーハンドル58の回動操作量に従って油液の流量を可変に調節できるため、ホイストシリンダ30の縮小速度を手動操作弁57により可変に調整することができ、ベッセル3が車体2に着座するときの衝撃を小さく抑えることができる。
この場合、ベッセル3を図2に示す位置からホイストシリンダ30で降ろすときに、最初はレバーハンドル58で手動操作弁57を全開位置まで開くことにより、分岐管路56の流路面積に対応して多量の油液を排出でき、ホイストシリンダ30の縮小速度を速くすることができる。そして、自重で落下するベッセル3が車体2側に近付いた段階では、手動操作弁57の開度を絞ることにより、ホイストシリンダ30の縮小速度を徐々に遅くすることができ、ベッセル3が車体2に着座するときの衝撃を容易に緩和することができる。
従って、本実施の形態によれば、ダンプトラック1のベッセル3を立ち上げた状態から車体2上に降ろすときにエンジン29を停止したままでも、必要に応じて手動操作弁57を開くことにより、ベッセル3を車体2上に降ろすことができる。そして、このときには手動操作弁57の開度を適宜に絞ることにより、ベッセル3が車体2に着座するときの衝撃を容易に緩和することができる。
これによって、ベッセル3が車体2上に衝突するのを防ぎ、オペレータの不快感等を低減できると共に、装置の耐久性や寿命を向上することができる。また、ホイストシリンダ30に固定絞り等を特別に設ける必要がなく、油圧シリンダの構造を簡素化することができ、装置の小型化、省力化等を図ることができる。そして、例えば40〜80秒程度の時間をかけてベッセル3を図2に示す位置から図1に示す位置まで降ろすことができる。
また、本実施の形態では、手動操作弁57を車体2のフロア10上でキャブ12の近傍となる位置に設ける構成としているので、キャブ12に搭乗したオペレータ等は、フロア10上で手動操作弁57に近付いて簡単に手動操作(開,閉操作)を行うことができ、オペレータの負担を軽減して操作性を高めることができる。
このとき、オペレータはフロア10上でベッセル3の前壁部3A等を近い位置で視認できるため、例えば前壁部3Aの動きを見ながらベッセル3が車体2のフレームに近付いているか否かを簡単に識別することができ、ベッセル3の下降速度(ホイストシリンダ30の縮小速度)を、ハンドルレバー58を用いて最適に調整することができる。
しかも、この場合の手動操作弁57は、ベッセル3の庇部3Bにより上方から覆われる位置に設置しているので、例えばベッセル3の周囲等に付着した土砂、泥土等がベッセル3の下降動作に伴って剥離するように落下してきたとしても、このような落下物からオペレータをベッセル3の庇部3Bによって保護することができ、オペレータの頭上等に落下物が当たるのを防ぐことができる。
さらに、手動操作弁57には、分岐管路56内を流れる油液の流量を可変に調整するために回動操作式のレバーハンドル58を設けているので、オペレータはレバーハンドル58を把持して手動操作弁57を容易に開,閉操作することができ、ホイストシリンダ30のボトム側油室30Gから排出する油液の流量調整を簡単な操作で円滑に行うことができる。
なお、前記実施の形態では、手動操作弁57に回動操作式のレバーハンドル58を設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば円形状のコック、ハンドル等を用いて手動操作弁の開,閉操作を行なう構成としてもよく、要は手動での流量調整が可能な弁であれば、種々の手動操作弁を適用できるものである。
また、前記実施の形態では、第1,第2の方向制御弁40,41等を用いて制御弁装置36を構成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば4位置に切換え操作される単一の方向制御弁等を用いて制御弁装置を構成してもよい。
さらに、前記実施の形態では、前輪6と後輪8とを有したホイール式の車体2にベッセル3が支持されたダンプトラック1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばクローラ式の車体に荷台としてベッセルが搭載された運搬車両にも適用することができるものである。
本発明の実施の形態によるダンプトラックを示す正面図である。 ダンプトラックのベッセルを斜め後方に立ち上げた状態を示す正面図である。 ダンプトラックを図1中の矢示 III−III 方向からみた一部破断の平面図である。 図3中のアキュムレータおよび手動操作弁等を拡大して示す平面図である。 アキュムレータおよび手動操作弁等を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 ダンプトラックのホイストシリンダを伸縮動作させる回路構成を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 ダンプトラック(運搬車両)
2 車体
3 ベッセル(荷台)
3B 庇部
4 砕石(運搬対象物)
5 連結ピン
6 前輪
7 前輪側サスペンション
8 後輪
9 後輪側サスペンション
10 フロア
11 ラダー
12 キャブ
29 エンジン
30 ホイストシリンダ
30D ピストン
30E,30F ロッド側油室
30G ボトム側油室
30H ポート
31 油圧ポンプ(油圧源)
32 作動油タンク(油圧源)
35A 油圧配管(管路)
36 制御弁装置
40 第1の方向制御弁
41 第2の方向制御弁
42A,43A アクチュエータ側油路(管路)
56 分岐管路
57 手動操作弁
58 レバーハンドル(レバー)

Claims (3)

  1. 前輪および後輪により自走可能な車体と、運搬対象物を積載するため該車体上に後部側を支点として上,下動可能に設けられ前部側の前壁部には上部から前方に向けて延びる庇部が設けられた荷台と、該荷台の前壁部よりも前側で前記庇部の下側に位置して前記車体の前部上側に設けられ前記前輪よりも上方となる高所位置で平坦な通路面を形成するフロアと、前記車体に設けられ該フロア上にオペレータが乗降するための階段を構成するラダーと、前記荷台の庇部の下側に位置して前記フロア上に設けられ内部に運転室を画成するキャブと、前記フロアの下側に位置して前記車体の内部に収容されたエンジンと、前記荷台と車体との間に伸縮可能に設けられロッドが伸長することにより前記荷台を立ち上げるホイストシリンダと、前記エンジンによって回転駆動される油圧ポンプとタンクとにより構成され該ホイストシリンダに圧油を供給する油圧源と、該油圧源と前記ホイストシリンダとの間に設けられ該ホイストシリンダに対する圧油の給排を切換制御する制御弁装置とを備え
    前記油圧源のタンクとホイストシリンダとを接続する管路には、前記ロッドの伸長により前記荷台を立ち上げた状態で前記エンジンを停止したときにも、前記荷台を車体上に下降することができる手動操作弁を設けてなる運搬車両において、
    前記フロア上には、前記キャブの近傍で、かつ前記荷台の前壁部に近く前記荷台の庇部によって上方から覆われる位置に支持ブラケットを設け、
    前記手動操作弁は、オペレータが手動操作できるように前記支持ブラケットの上側部位に取付ける構成としたことを特徴とする運搬車両。
  2. 前記制御弁装置とホイストシリンダとの間を接続する前記管路には、一側が該管路から分岐し他側が前記油圧源のタンクに接続される分岐管路を設け、該分岐管路の途中部位は前記支持ブラケットに沿って配設し、前記手動操作弁は前記分岐管路の途中に位置して前記支持ブラケットに設ける構成としてなる請求項1に記載の運搬車両。
  3. 前記手動操作弁は、前記ホイストシリンダのボトム側油室から流出する油液の流量を可変に調整するため弁体の開度を手動操作によって変えるレバーを備える構成としてなる請求項1または2に記載の運搬車両。
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