JP4632125B2 - セラミックハニカム構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックハニカム構造体の製造方法に関する。
ディーゼルエンジンなどの排気ガス中には炭素を主体とするPM(微粒子状物質)が多量に含まれており、これが大気中に放出されると、人体や環境に悪影響を与える。このため、ディーゼルエンジンなどの排気系部品には、PMを捕集するためのフィルタが搭載されている。図4は、自動車の排気ガス中のPMを捕集、浄化するフィルタに用いられるハニカム構造体の一例を示したものであり、(a)は正面模式図、(b)は側断面模式図である。図4(a)(b)において、ハニカム構造体30は、多孔質セラミックからなり、外周壁1と、この外周壁1の内側に各々直交する隔壁2で仕切られた複数のセル3、4を有しており、セル3、4は、排気ガスの流入側端面7と流出側端面8において交互に封止部5、6で封止されている。また、外周壁1は、金属メッシュあるいはセラミックス製のマットなどで形成された把持部材(図示せず)で使用中に動かないように把持され、金属製の収納容器(図示せず)に配置されている。
このようなフィルタに用いられるセラミックハニカム構造体は、セラミック原料を混合、混練して粘土質素材とし、この粘土質素材を押出し成形後、例えば、特許文献1に記載の極細鋼線で切断し、乾燥、焼成して得られる。焼成して得られたセラミックハニカム構造体の端面にフィルムもしくはマスクを貼り付け、封止するセルのフィルムもしくはマスクを開孔し、開孔された流路に目封止用スラリーを充填してセラミックハニカムフィルタが得られる。このセラミックハニカム構造体は、PMの捕集性能と低い圧力損失の実現のために、最近では高気孔率のものが使用されてきている。
特公平4−60402号公報
特許文献1に記載の極細鋼線で切断して得られたセラミックハニカム構造体は、切断時に端面でのセルの変形や隔壁の欠けが生じていることがあるので、端面の研削を行い、最終的な長さにすることが必要である。端面でのセルが変形していたり、隔壁の欠けが生じていると、目封止部を形成する工程において、セラミックハニカム構造体の端面と、その端面に貼り付けたフィルムもしくはマスクとの間に隙間が生じ、目封止用スラリーを充填する際、その隙間から目封止用スラリーが目封止しないセルに流れ込み、目封止しないセルが塞がれてしまい、フィルタとして使用した場合に、圧力損失が大きくなるという問題を生じるからである。
前記したセラミックハニカム構造体の端面の研削をする場合、図5(a)(b)のように研削工具として円盤状の砥石51を用いると、この円盤状の砥石51の使用面となる幅Tは、通常、セラミックハニカム構造体の端面7の外径と比べて小さいので、1回の送りで端面全面を研削加工することができず、端面全面を研削加工するには、1回の送りが終了する毎に砥石51の位置を端面7において、送り方向と直角な方向に移動させて数回にわたって加工する必要があり、加工に時間を要するという問題があった。そして、図5(c)に示すように、研削加工が行われる際、切り込み量tで研削している砥石51は1つの隔壁2と接触面S2で接しているが、セラミックハニカム構造体はハニカム構造であるので、1つの隔壁2は薄く脆いので、接触面S2の面積が大きい場合は加工に伴う負荷が大きくなり隔壁2に欠けが生じ易くなる。特に、最近では、気孔率が55%以上である高気孔率のセラミックハニカム構造体が使用されてきており、このような高気孔率である場合、隔壁はさらに脆いのでより一層欠けが生じ易かった。さらに、セルの変形や隔壁の欠けが深い場合、端面からの加工量を大きくすると、セラミックハニカム構造体の端面に生じる加工負荷が大きくなり、隔壁の欠けがさらに生じることがある。この隔壁の欠けが生じると、前記したように、目封止用スラリーを充填する際、その隙間から目封止用スラリーが目封止しないセルに流れ込み、目封止しないセルが塞がれてしまい、フィルタとして使用した場合に、圧力損失が大きくなるという問題を生じる。そのため、切り込み量を大きく多く取ることができず、切り込み量を数段階に変更して研削加工をする必要があり、加工に時間を要していた。
本発明の課題は、セラミックハニカム構造体の端面を加工する際に、隔壁に欠けが生じ難く、さらに、端面の加工に要する時間がかからない、セラミックハニカム構造体の製造方法を得ることにある。
上記課題を解決する為、具体的に、本発明は、多孔質の隔壁により形成されるセルを多数有するセラミックハニカム構造体の製造方法において、該セラミックハニカム構造体の端面を、カップ形砥石を用いて、該カップ形砥石の端面が前記セラミックハニカム構造体の端面に略平行となるように、かつ、前記カップ形砥石の外周面と前記セラミックハニカム構造体の端面とのなす角度が90°未満となるよう、研削加工を行うことを特徴とする。
多孔質の隔壁により形成されるセルを多数有するセラミックハニカム構造体の製造方法において、該セラミックハニカム構造体の端面を、外周面と端面に砥粒層が形成され、かつ、相対的に粒径の大きい砥粒層と相対的に粒径の小さい砥粒層の2つの砥粒層が形成されているカップ形砥石を用いて、該カップ形砥石の端面が前記セラミックハニカム構造体の端面に略平行となるように研削加工を行うことを特徴とする。

次に、本発明の作用効果について図1〜3に基き説明する。
図1で、ハニカム構造体の端面7を、カップ形砥石20を用いて、該カップ形砥石20の端面20aが前記セラミックハニカム構造体の端面7に略平行となるように研削加工を行うことで、1回の送りで研削加工できる面積が大きくなるので、1回の送りが終了する毎にカップ形砥石の位置を端面において送り方向と直角な方向に移動させる回数を減らすことができ、加工に要する時間を短縮することができる。そして、図1(b)に示すように、研削加工が行われる際、切り込み量tで研削しているカップ形砥石20は、1つの隔壁2と接触面S1で接しているが、この1つの隔壁2と接する接触面S1の面積は図5(c)に示す従来の砥石51が1つの隔壁2と接する接触面S2と比べて小さくすることができるので、加工に伴う負荷を小さくすることができ、隔壁に欠けを生じ難くすることができる。
そして、カップ形砥石の外周面20bと端面20aに砥粒層Aを形成させることで、ハニカム構造体の端面7からの深さ方向に切り込み量tを大きくとることができる。これは、カップ形砥石の端面20aのみに砥粒層が形成されている場合は、図1に示すように、切り込み量tは、砥粒層Aの厚さXまでとなるが、カップ形砥石の外周面に砥粒層が形成されていると、図2(a)に示すように、外周面20bの砥粒層でも研削加工が可能となるので、切り込み量tは、砥粒層Aの厚さXよりも大きくできるからである。したがって、ハニカム構造体の端面からの深さ方向に切り込み量を大きくとることができるので、セルの変形や隔壁の欠けが深い場合であっても、切り込み量を大きくして、切り込み量を数段階に変更しなくても、隔壁に欠けが生じ難く加工をすることができる。
ここで、カップ形砥石の外周面20bとハニカム構造体の端面7とのなす角度θが90°を超えていると、ハニカム構造体の端面7の加工が終了する際、ハニカム構造体の外周部に欠けが生じ易くなるので、カップ形砥石の外周面とハニカム構造体の端面とのなす角度θは90°未満であることが好ましい。さらに、カップ形砥石の端面20aと外周面20bとの交点にR或いは面取りが形成されていると、隔壁に欠けがより生じ難く加工をすることができる。
さらに、カップ形砥石の砥粒層は、2種類の砥粒を用い、2種類の砥粒のうち相対的に粒径の小さい砥粒層Aをカップ形砥石の端面側に形成し、2種類の砥粒のうち相対的に粒径の大きい砥粒層Bをカップ形砥石の外周側に形成させるとさらに好ましい。
これは、カップ形砥石の外周面とハニカム構造体の端面とのなす角度が90°未満である場合、カップ形砥石の外周側に形成された砥粒層Bが、まず、ハニカム構造体を研削加工する。この場合、砥粒層Bで研削された部位は、ハニカム構造体としては不要な部位であるので、粉砕粉として排出できればよいので砥粒層Bは2種類の砥粒のうち相対的に粒径の大きい砥粒を用いることができる。次いで、砥粒層Aがハニカム構造体の端面部を研削するが、この場合、砥粒層Bで研削された部位を2種類の砥粒のうち相対的に粒径の小さい砥粒層Aで研削するので、ハニカム構造体の端面部で隔壁の欠けが生じ難くなり、良好に加工することができる。したがって、切り込み量tが大きい場合に、隔壁との接触面が大きくなることで、砥粒層Bで加工される際に伴う負荷が大きくなり隔壁に欠けが生じた場合であっても、砥粒層Aが仕上加工するので、砥粒層Bで加工された際に生じた欠けを砥粒層Aが除去するので欠けを生じ難くすることができる。これは、特に、ハニカム構造体の気孔率が55%以上と高い気孔率で、隔壁が脆い場合であっても、欠けを生じ難く良好に加工をすることができるのである。
本発明のセラミックハニカム構造体の製造方法によれば、セラミックハニカム構造体の端面を加工する際に、隔壁に欠けが生じ難く、さらに、端面の加工に要する時間がかからない、セラミックハニカム構造体を得ることができる。
以下、本発明を実施の形態により詳細に説明する。
(実施の形態)
図1〜3は、実施の形態に係るセラミックハニカム構造体の端面を加工する方法を示した図である。
図1において、セラミックハニカム構造体10は、次のようにして準備される。セラミック原料として、炭化珪素、窒化珪素、コージェライト、アルミナ、ムライト、ジルコニア、チタン酸アルミニウムあるいはこれらの組合せからなる群から選ばれた少なくとも一種のセラミックを用いる。このセラミック原料に、メチルセルロース及びヒドロキシプロポキシルメチルセルロース等のバインダー、界面活性剤、水、及び必要に応じてカーボン等の造孔剤を添加、混練して可塑性の坏土を作成する。この杯土を押出し成形することで、セルを多数有するセラミックハニカム構造の成形体を成形する。この成形体を所定の長さに極細鋼線で切断し、乾燥の後、焼成して多孔質の隔壁により形成されるセルを多数有するセラミックハニカム構造体が得られる。
次に、カップ形砥石20は、炭素鋼、高速度鋼、ダイス鋼等の鋼材製の基台21と軸22で構成され、基台21の中央部には逃げ部23を有しており、その端面20aには砥粒層Aが形成されている。この砥粒層Aに形成される砥粒の材質には、ダイヤモンド、立方晶窒化ほう素等を用いることができ、その粒度は、#50〜#270程度のものを用いることができる。また、砥粒層Aの厚さXは0.5〜5mm程度とすることができる。尚、カップ形砥石20の外径は、セラミックハニカム構造体10の外径と同じか、それより大きい外径を有していると、セラミックハニカム構造体の端面全面を1回の加工で完了するので好ましい。
そして、このカップ形砥石によりセラミックハニカム構造体の端面は次のように加工される。
セラミックハニカム構造体10の外周を加工装置の取付具31で固定する。セラミックハニカム構造体10の一方の端面7からの切り込み量tが0.1〜5mmとなるように、カップ形砥石20の位置を決める。次いで、カップ形砥石20を回転させて送り(図中矢印)をかけ、セラミックハニカム構造体10の端面7を加工する。そして、一方の端面7の加工が完了すると、取付具31を外して、セラミックハニカム構造体10を取付直し、他方の端面8を同様にして加工を行う。カップ形砥石によりセラミックハニカム構造体の端面を加工するので、カップ形砥石の位置を端面において送り方向と直角な方向に移動させる回数を減らすことができ、加工に要する時間を短縮することができる。このようにして加工されたセラミックハニカム構造体は、次に、端面7、8にフィルムを貼り付け、封止する所定のセルのフィルムをレーザー光等の熱で開孔し、開孔されたセルに目封止用スラリーを充填し、焼成してセラミックハニカムフィルタとする。
本発明の実施の形態において、図2(a)に示すように、カップ形砥石20の砥粒層Aがその外周面20bにまで形成されていると、セラミックハニカム構造体10の一方の端面7からの切り込み量tは0.1〜20mm程度とすることができ、セルの変形や隔壁の深い欠けがあっても、切り込み量を大きくすることができるので、短時間で加工をすることができる。
また、図2(a)〜(c)に示すように、カップ形砥石の外周面20bとセラミックハニカム構造体の端面7とのなす角度θが、θ=90°(図2(a))、θ>90°(図2(b))、θ<90°(図2(c))の3通りとすることができる。
また、図3に示すように、カップ形砥石の外周面の砥粒層は、2種類の砥粒を用い、2種類の砥粒のうち相対的に粒径の小さい砥粒層Aをカップ形砥石の端面側20aに形成し、2種類の砥粒のうち相対的に粒径の大きい砥粒層Bをカップ形砥石の外周側20bに形成させることができる。したがって、例えば、砥粒層Aに粒度が#100〜#270程度の仕上用のものを、砥粒層Bに粒度が#50〜#120程度の粗用のものを用いることができる。このようなカップ形砥石を用いて、セラミックハニカム構造体の端面が次のように加工される。カップ形砥石20の外周側20bに形成された砥粒層Bが、まず、ハニカム構造体の隔壁を加工する。この場合、砥粒層Bで研削される部位は、ハニカム構造体としては不要な部位であり、砥粒層Bの粒度は、砥粒層Aと比べて相対的に粗いので、容易に粉砕粉として排出される。次いで、砥粒層Bにより粗加工されたハニカム構造体の隔壁を、砥粒層Aが仕上加工していく。この場合、砥粒層Bで研削された部位を2種類の砥粒のうち相対的に粒径の小さい砥粒層Aで加工するので、ハニカム構造体の端面7で隔壁の欠けが生じ難くなり、良好に加工することができる。このことは、特に、ハニカム構造体の気孔率が55%以上と高い気孔率で隔壁が脆く欠けが生じ易い場合であっても、欠けを生じず良好に加工をすることができるのである。
先ず、次のようにしてセラミックハニカム構造体を準備した。
カオリン、タルク、シリカ、アルミナなどの粉末を調整して、質量比で、SiO:48〜52%、Al:33〜37%、MgO:12〜15%を含むようなコージェライト生成原料粉末とし、この、コージェライト生成原料粉末に、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のバインダー、潤滑剤、造孔材としてグラファイトを添加し、乾式で十分混合した後、規定量の水を添加、十分な混練を行って可塑化したセラミック杯土を作製した。次に、押出し成形用金型を用いて坏土を押出し成形し、切断してハニカム構造を有する成形体とした。そして、この成形体を、乾燥、焼成させ、隔壁厚0.3mm、気孔率65%、平均細孔径20μm、ピッチ1.5mmで、外径D277mm、全長320mmのコージェライト質セラミックハニカム構造体とした。
次に、このセラミックハニカム構造体を、図3に示すように、取付具31で固定する。そして、端面の加工に用いるカップ形砥石20は、その外径Dが300mmで、カップ形砥石の外周面とハニカム構造体の端面とのなす角度θと、カップ形砥石の砥粒層A,Bの粒度を表1に示すように変更させたものを用い、セラミックハニカム構造体10の一方の端面7から所定の切り込み量5mmとなるように、カップ形砥石20の位置を決める。次いで、カップ形砥石20を400回転/分で回転させて1m/分の送りをかけ、セラミックハニカム構造体10の端面7を加工する。そして、取付具31を外して、セラミックハニカム構造体10を取付直し、他方の端面8を同様にして加工を行った。一方、比較例として、従来使用されていた円盤状砥石を用いて加工を行った。この円盤状砥石の砥粒の粒度は、表1に括弧で示している。
そして、加工が完了したセラミックハニカム構造体10の端面に隔壁の欠けの有無と加工に要した時間を評価した。結果を表1に示す。隔壁の欠けの有無の評価は、端面当りに生じた大きさ5mm以上の欠け発生数(個/端面)を、比較例2で発生した端面当りの欠け発生数(個/端面)を1としてその比率で表した。加工に要した時間は比較例2で使用した円盤状砥石を用いた場合に要した時間を1としてその比率で表した。
Figure 0004632125
表1に示す結果から、本発明の実施例1〜13は、比較例1、2と比べ、セラミックハニカム構造体の端面に生じる欠けが少なく、加工に要する時間も短いことがわかる。
本発明に係るセラミックハニカム構造体の加工を示した図 本発明に係るセラミックハニカム構造体の加工を示した図 本発明に係るセラミックハニカム構造体の加工を示した図 自動車の排気ガス中のPMを捕集、浄化するフィルタに用いられるハニカム構造体を示した図 セラミックハニカム構造体の端面の加工で従来技術を示した図
符号の説明
1:外周壁
2:隔壁
3、4:セル
5、6:封止部
7、8:セラミックハニカム構造体の端面
10:セラミックハニカム構造体
20:カップ形砥石
20a:カップ形砥石の端面
20b:カップ形砥石の外周面
21:基台
22:軸
23:逃げ部
31:取付具
51:円盤状砥石
A:砥粒層A
B:砥粒層B
:カップ形砥石の外径
:ハニカム構造体の外径
S1、S2:接触面
T:砥石幅
α:砥石の円周方向と送り方向とが同一となる部位
X:砥粒層の厚さ
t:切り込み量
θ:カップ形砥石の外周面とセラミックハニカム構造体の端面とのなす角度

Claims (2)

  1. 多孔質の隔壁により形成されるセルを多数有するセラミックハニカム構造体の製造方法において、該セラミックハニカム構造体の端面を、カップ形砥石を用いて、該カップ形砥石の端面が前記セラミックハニカム構造体の端面に略平行となるように、かつ、前記カップ形砥石の外周面と前記セラミックハニカム構造体の端面とのなす角度が90°未満となるよう、研削加工を行うことを特徴とするセラミックハニカム構造体の製造方法。
  2. 多孔質の隔壁により形成されるセルを多数有するセラミックハニカム構造体の製造方法において、該セラミックハニカム構造体の端面を、外周面と端面に砥粒層が形成され、かつ、相対的に粒径の大きい砥粒層と相対的に粒径の小さい砥粒層の2つの砥粒層が形成されているカップ形砥石を用いて、該カップ形砥石の端面が前記セラミックハニカム構造体の端面に略平行となるように研削加工を行うことを特徴とするセラミックハニカム構造体の製造方法。
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