JP4631303B2 - データ利用システム,記憶装置,データ利用方法,およびコンピュータプログラム - Google Patents

データ利用システム,記憶装置,データ利用方法,およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は,持ち運び自在な記憶装置を利用する,データ利用システム,記憶装置,データ利用方法,およびコンピュータプログラムに関する。
デジタルカメラ等による画像データは,必要とする記憶領域が大きく,通常,外付けのメモリカード等の記憶装置を利用して保存する。そして,この画像データを記憶した記憶装置をデジタルカメラから取り外し,画像データを利用するパーソナルコンピュータ等に接続してその画像データの処理を行う。
このような記憶装置の処理,例えば,記憶装置内の画像データのダウンロードは,上記パーソナルコンピュータに予めインストールされているアプリケーションを利用して行われる。上記アプリケーションの設定によっては,上記記憶装置をパーソナルコンピュータに接続することによって自動的にハードディスクドライブ等に画像データをコピーすることも可能である。
しかし,かかる場合においては,記憶装置とは別にパーソナルコンピュータ側にアプリケーションが必要になる。また,記憶装置がパーソナルコンピュータ等の機器を識別していないので,記憶装置側で意図しない処理が行われる可能性がある。例えば,記憶装置の内容を確認するため,他のパーソナルコンピュータに接続した場合,そのパーソナルコンピュータ内のアプリケーションに応じて勝手に画像データがハードディスクドライブにコピーされるなどである。
上記のような記憶装置の利用を制限するために,記憶装置側にID(識別子)を設け,記憶装置が接続された端末を介して管理サーバでこのIDを認証し,認証がなされると記憶装置内のデータを利用できる技術が知られている(例えば,特許文献1)。また,記憶装置にユーザ認証情報を設け,その記憶装置を接続した端末でユーザの認証を行い,認証がなされると端末を利用可能にする技術も開示されている(例えば,特許文献2)。
しかし,かかる場合においては記憶装置のみを特定する認証しか行われておらず,接続する端末の認証は行われていない。
また,記憶装置と端末との組み合わせで,記憶装置のIDを端末側に保存し,端末が,端末に保存されたIDと記憶装置内のIDとを比較することで記憶装置を認証し,他の端末による記憶装置内のデータの不正な読み取りを防止する技術も知られている(例えば,特許文献3)。
しかし,かかる場合,端末側に保存されているIDを単に他の端末にコピーすることで他の端末においても上記記憶装置を利用することができ,不正読み取りを完全には防止できない。
特開2003−67480号公報 特開2003−298999号公報 特開2002―354318号公報
本発明は,従来のデータ利用システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,記憶装置を利用するために予めユーザ端末側でアプリケーションを準備しておく必要がなく,さらに,1または複数のユーザ端末毎にユーザが設定した上記記憶装置の利用方法が自動的に行われる,新規かつ改良されたデータ利用システム,記憶装置,データ利用方法,およびコンピュータプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ユーザが利用するユーザ端末と,上記ユーザ端末に脱着自在な記憶装置とからなり,上記記憶装置に記憶されたデータを上記ユーザ端末において利用するデータ利用システムであって:上記ユーザ端末は,端末認証ID(IDentification)と,上記記憶装置の利用に関する利用情報とからなる登録データを記憶する登録データ記憶手段を備え,上記記憶装置は,データを記憶するデータ記憶手段と;上記ユーザ端末との接続時に,上記端末認証IDを認証する端末認証手段と;上記端末認証手段によって端末認証IDが認証された場合,上記データ記憶手段のデータを上記利用情報に応じて自動的に処理するデータ処理手段とを備えることを特徴とする,データ利用システムが提供される。
上記ユーザ端末は,パーソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital Assistant),携帯電話,デジタルカメラ,テレビ会議システムを含み,上記記憶装置は,上記ユーザ端末に脱着自在であり,さらに持ち運び可能な記憶媒体,例えばメモリースティック(登録商標)等のメモリカードやUSBストレージ,リムーバブルメディア等を含む。
本発明は,第1に,本来上記記憶装置を処理する側,ここではユーザ端末側に設けるべきアプリケーションを記憶装置側に備えることを特徴としている。上記アプリケーションとして動作するデータ処理手段により,予めユーザに設定された記憶装置の利用方法に基づいて記憶装置内のデータを処理することが可能となる。
かかる構成により,記憶装置を初めて利用する時でも,ユーザ端末において予め別途の手段でアプリケーションを設けておく必要がなく,記憶装置をユーザ端末に接続するのみといった単純な行為で記憶装置の処理を始めることができる。従って,別体のアプリケーションソフトを併せ持つことなしに記憶装置のみを持ち運び,他のユーザ端末に接続してそのまま記憶データの処理を行うことができる。
本発明は,第2に,記憶装置とユーザ端末との認証に関する登録データをユーザ端末側に保存するということを特徴としている。
かかる構成により,上記記憶装置を利用するユーザ端末毎に異なる利用方法を設定することができ,設定済みの登録データを有するユーザ端末に上記記憶装置を接続した場合,その設定された利用方法でデータが自動的に処理される。例えば,ユーザ端末によっては,記憶装置に記憶されるデータをブラウザ等で単に参照したり,ハードディスクドライブに自動的にコピーを行ったり,ユーザ端末に接続されたプリンタに自動的に出力したり,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真を送信したりすることができる。
また,このようにユーザ端末毎に利用方法を設定できることから,自宅のユーザ端末ではハードディスクドライブに自動バックアップを行うが,他人のユーザ端末では記憶装置の内容を参照するに留めることもできる。これによって,他人のユーザ端末で不正にデータがダウンロードされるのを防ぐことができる。
さらに,記憶装置とユーザ端末との認証に関する登録データをユーザ端末側に保存することによって,記憶装置は認証に関するデータを記憶するための別途の記憶領域が必要なくなり,記憶領域の容量により登録機器(ユーザ端末)の数が制限されるということが無くなる。
また,上述のように記憶装置側にアプリケーションが設けられているので,当該記憶装置を紛失した場合,記憶装置に記憶されたデータが利用される可能性がある。ところが,紛失した記憶装置を有効に利用するための登録データはユーザ端末側にあり,記憶装置側には無いので当該記憶装置を利用することができず,情報の漏洩を防ぐことが可能となる。
また,上記記憶装置は,記憶装置のIDである記憶装置IDを記憶するID記憶手段と;上記ユーザ端末との接続時に,上記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと上記記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成手段とをさらに備え,上記端末認証手段は,上記端末認証IDと上記認証比較IDとの比較によって上記ユーザ端末を認証するとしても良い。
ユーザ端末の登録データは,端末認証IDと利用情報とを含む。かかる端末認証IDは,ユーザ端末に関するID,例えば,ユーザ端末に設けられたネットワークカードのMACアドレスと,記憶装置固有のIDである記憶装置IDとから生成される。この端末認証IDを利用して記憶装置とユーザ端末との認証が行われる。
ここでは,事前にユーザ端末に登録されているIDを端末認証IDとし,接続の度に生成され,上記端末認証IDと比較されるIDを認証比較IDとする。両者は,同じユーザ端末IDと記憶装置IDとの対から生成された場合,同じ値を示す。このとき,ユーザ端末に登録データが存在しているにも拘わらず端末認証IDと認証比較IDとが認証されなかった場合,過去にユーザ端末と当該記憶装置が接続された経緯がないと判断され,処理が中断されるか,後述する初期動作が行われる。
また,このような端末認証IDおよび認証比較IDを一意に生成するため,ハッシュ値等の計算が行われるとしても良い。このハッシュ値の計算では,導き出した値から計算の元となった値を復元できず,ユーザ端末の端末認証IDを解読しても接続される記憶装置が特定されることはない。
また,上記端末認証IDには,ユーザ端末IDも含まれているため,単に端末認証IDを他のユーザ端末にコピーしたとしても,かかるコピー先のユーザ端末のユーザ端末IDとの不整合が起き,記憶装置に認証されることは無い。即ち,端末認証IDには変化が無いが,当該記憶装置の記憶装置IDと他のユーザ端末のユーザ端末IDとから上記端末認証IDとは相違する認証比較IDが生成され,端末認証手段による認証は行われない。このようにして他のユーザ端末による不正なデータの参照を防止することができる。
また,上記記憶装置は,ユーザに上記記憶装置の利用方法を選択させ上記利用情報を生成する利用情報生成手段と;上記ユーザ端末が上記登録データを有していない場合,上記ID生成手段により生成された認証比較IDを端末認証IDとし,上記端末認証IDと上記利用情報とからなる登録データを上記ユーザ端末の登録データ記憶手段に登録するデータ登録手段とをさらに備えるとしても良い。
かかる構成により,ユーザ端末が登録データを有さない場合,または,登録データは有るが当該記憶装置における登録データでは無い場合,自動的に登録データを生成することができる。このとき登録データを生成するためのユーザ認証を行うとしても良い。
かかるデータ登録手段では,上記ID生成手段により生成された認証比較IDを端末認証IDに置き換え,この端末認証IDと利用情報とを合わせてユーザ端末に登録する。ユーザ端末は,登録時にユーザ端末に接続されている記憶装置の利用方法に関する利用情報に応じて,同じ処理,例えば,ハードディスクドライブへのダウンロードを繰り返す。
この登録データは,前述したように記憶装置側に無くても良い。かかる構成により,記憶装置側のデータを増やすことなく,多数のユーザ端末との利用関係を登録することができる。また,上記登録した利用情報を変更する場合,即ち,記憶装置の利用方法を変更する場合は,登録データの削除,もしくは,他のリセットコマンドにより行うことが可能である。
また,上記記憶装置は,上記ユーザ端末を介して,ユーザにパスワードを入力させるパスワード入力手段,または,上記ユーザ端末を介して,別体の記憶装置から固有IDを入力する固有ID入力手段をさらに備え,上記利用情報生成手段は,上記パスワードや固有IDの入力に応じて,選択可能な利用方法を制限するとしても良い。
かかる構成により,記憶装置の利用に制限を設けることができる。例えば,ハードディスクドライブに自動的にダウンロードできる設定を自己のユーザ端末のみに設定したり,不正なデータの漏洩を防ぐため記憶装置内のデータの参照を制限したり,会社のユーザ端末への接続でサーバにバックアップデータを自動的に生成させたり,といったようなことが可能になる。
上記記憶装置は,読み出し専用の記憶媒体のみからなるとしても良い。上記記憶装置とユーザ端末との認証に関する登録データをユーザ端末側に保存するという構成から,記憶装置は書込領域を必要としない。このことから記憶装置を記憶媒体のみから形成することが可能となり,記憶装置に予めデータを書き込んで提供することも可能となる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ユーザが利用するユーザ端末において,上記ユーザ端末に脱着自在な記憶装置に記憶されたデータを利用するデータ利用方法であって:上記記憶装置が,上記ユーザ端末との接続時に,上記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと,記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成工程と;上記ユーザ端末との接続時に,上記ユーザ端末に登録された登録データの端末認証IDと,上記認証比較IDとの比較によって上記ユーザ端末を認証する端末認証工程と;上記端末認証工程で認証された場合,上記記憶装置のデータを上記登録データの利用情報に応じて自動的に処理するデータ処理工程と;上記端末認証工程で認証されなかった場合,ユーザに上記記憶装置の利用方法を選択させ上記利用情報を生成する利用情報生成工程と;上記ID生成工程により生成された認証比較IDを端末認証IDとし,端末認証IDと,上記利用情報とからなる登録データを上記ユーザ端末に登録するデータ登録工程と;を含むことを特徴とする,データ利用方法が提供される。
かかる記憶装置側でデータ処理を行う構成により,ユーザ端末で予めアプリケーションを準備していなくとも,記憶装置をユーザ端末に接続するのみといった単純な行為で,記憶装置の処理を始めることができる。
また,登録データをユーザ端末に登録する構成により,上記記憶装置を利用するユーザ端末毎に異なる利用方法を設定することができ,登録データを有するユーザ端末に記憶装置を接続した場合,設定された利用方法によってデータが自動処理される。例えば,ユーザ端末によっては,記憶装置に記憶されるデータをブラウザ等で単に参照したり,ハードディスクドライブに自動的にコピーを行ったり,ユーザ端末に接続されたプリンタに自動的に出力したり,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真を送信したりすることができる。
また,このようにユーザ端末毎に利用方法を設定できることから,自宅のユーザ端末ではハードディスクドライブに自動バックアップを行うが,他人のユーザ端末では記憶装置の内容を参照するに留めることもできる。このことにより,他人のユーザ端末でデータが不正にダウンロードされるのを防ぐことができる。
さらに,記憶装置とユーザ端末との認証に関する登録データをユーザ端末側に保存することによって,記憶装置は認証に関する別途の記憶領域を設ける必要がなくなり,記憶領域の容量により登録機器(ユーザ端末)の数が制限されることがなくなる。また,当該記憶装置を何らかの理由で紛失したとしても,記憶装置を有効に利用するための登録データがユーザ端末側にあることがら,情報の漏洩を防ぐことが可能になる。
また,上記記憶装置が,上記ユーザ端末における上記登録データの有無を判断する登録判断工程と;上記登録判断工程で登録データが有すると判断された場合,上記ID生成工程,端末認証工程,データ処理工程を;上記登録判断工程で登録データが無いと判断された場合,上記ID生成工程,利用情報生成工程,データ登録工程を;行うとしても良い。
かかる構成により,ユーザ端末が登録データを有さない場合,または,登録データは有すが当該記憶装置における登録データでは無い場合においても,ユーザ端末側の特別なアプリケーションを必要とすることなく,自動的に登録データを生成することができる。ユーザ端末は,一度,上記の登録データを登録することにより,次回から設定した利用方法で自動的に記憶端末を処理することが可能となる。
また,コンピュータによって,上記ユーザ端末や記憶装置として機能するコンピュータプログラムも提供さる。
かかるユーザ端末と記憶装置は別体として説明したが,ユーザ端末に最初から一体に組み込まれている記憶装置を脱着して利用する場合にも適応することができる。
以上説明したように本発明によれば,記憶装置を利用するために予めユーザ端末側でアプリケーションを準備しておかなくとも,記憶装置を接続するという単純な操作によって当該記憶装置のデータを処理することができる。また,ユーザ端末毎に設定された利用方法によって,記憶装置内のデータを自動的に処理することが可能となる。
また,このようにユーザ端末毎に利用方法を設定できる構成により,ユーザ端末毎に記憶装置の利用を制限でき,不正なデータの流出を防止することが可能となる。さらに,このようなユーザ端末毎の登録データをユーザ端末側に登録する構成により,記憶装置は認証に関する別途の記憶領域が必要なくなり,記憶領域により登録機器(ユーザ端末)の数が制限されることがなくなる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態:データ利用システム)
図1は,本実施形態におけるデータ利用システムの一例を示した外観図である。上記データ利用システムは,ユーザ端末110と記憶装置120とから構成されている。
上記ユーザ端末110としては,パーソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital Assistant),携帯電話,テレビ会議システムおよびその他のコンピュータ装置が挙げられ,記憶装置120としては,ユーザ端末に脱着自在であり,さらに持ち運び可能な記憶媒体,例えばメモリースティック(登録商標)等のメモリカードやUSBストレージ,リムーバブルメディア等が挙げられる。
本実施形態では,ユーザ端末110としてノートブックパソコンを,記憶装置120としてUSBストレージを選択している。かかるデータ利用システムではユーザ端末110と記憶装置120とがUSB(Universal Serial Bus)ポート122を介して接続され,ユーザ端末110に設けられた表示手段124や入力手段126を利用して記憶装置120内の画像データ等を参照する。
また,ユーザがユーザ端末110上で記憶装置120内のデータ処理を自動で行うように事前に設定している場合,当該記憶装置120をユーザ端末110に接続するだけで記憶装置120内のアプリケーションが自動で立ち上がり,設定した利用方法,例えば,ハードディスクドライブへの自動バックアップ等が強制的に行われる。
本実施形態におけるデータ利用システムと従来のデータ処理システムとの相違点は以下のものを含む。第1として,通常,ユーザ端末110に設られるアプリケーションが記憶装置120側に設けられていることである。第2に,ハードディスクドライブへのデータのバックアップを自動で行う等の利用情報が認証に関する端末認証IDと共に記憶装置ではなくユーザ端末側に保存されていることである。また,上記端末認証IDがユーザ端末と記憶装置の両者のIDから生成されることも特徴として挙げられる。
このことにより,記憶装置120の処理のためのアプリケーションを記憶装置120と別体に(例えば,ユーザ端末に)保有する必要がなくなり,また,その記憶装置120に関する情報を記憶装置120側で保持する必要もなくなる。このように,記憶装置120が特定のユーザ端末110で使われたことがあるという履歴はユーザ端末110側に残され,ユーザ端末110毎に,記憶装置120が利用されたという足跡を残していくイメージとなる。
ユーザは,このように複数のユーザ端末110に対して,足跡を残すかのように記憶装置120の利用方法を設定し,複数のユーザ端末110を各々専用の処理を行う端末として定義することができる。従って,あるユーザ端末110はバックアップ専用,あるユーザ端末110は画像処理専用という具合に,用途に合わせた使用を試みることが可能となる。
(ユーザ端末110)
図2は,ユーザ端末110の概略を示したブロック図である。上記ユーザ端末110は,端末認証ID150と,上記記憶装置の利用に関する利用情報152とからなる登録データ154を記憶する登録データ記憶手段160を備える。
この登録データ記憶手段160としては,ユーザ端末110に予め設けられているハードディスクドライブ等のストレージを利用することができる。ここで,かかる登録データ154を別途のアプリケーションにより予めインストールしておく必要は無い。ユーザ端末110に記憶装置120が接続されたとき,ユーザ端末110がかかる登録データ154を有してない場合,記憶装置120に備わるアプリケーションによって登録データ154が生成されるからである。
(記憶装置120)
図3は,記憶装置120の概略を示したブロック図である。上記記憶装置120は,データ記憶手段170と,ID記憶手段172と,ID生成手段174と,利用情報生成手段176と,データ登録手段178と,パスワード入力手段180と,端末認証手段182と,データ処理手段184とを含んで構成される。
上記データ記憶手段170は,記憶装置120の主たる用途であるデータ190の記憶を行う。このデータ190として,音楽データ,画像データ,動画データ,テキストデータ等様々なデータ形式を記憶することができる。このデータ記憶手段170の記憶媒体として,EEPROM,フラッシュROM,不揮発性RAM,ハードディスクドライブ等を利用することができる。
上記ID記憶手段172は,記憶装置120の識別番号としてのIDである記憶装置ID192を記憶する。かかる記憶装置ID192は,上記データ記憶手段170とは別に,または,共に設けられ,ユーザが外部から参照できないように設けられる。この記憶装置ID192は,記憶装置120の購入時にはID記憶手段172に登録されており,後述する登録データの登録やユーザ端末110の認証に利用される。また,記憶装置ID192は,鍵情報であるとしても良く,著作権保護技術などを用いて保護されていることが望ましい。
上記ID生成手段174は,上記ID記憶手段172に設けられた記憶装置ID192と,ユーザ端末110と接続した時にユーザ端末110から参照されるユーザ端末IDとから認証比較IDを一意に生成する。この認証比較IDはハッシュ値等を利用して計算されるとしても良い。また,かかる認証比較IDは,ユーザ端末110に当該記憶装置120に関する登録データが存在しない場合,新たな登録データの端末認証IDとなる。
上記利用情報生成手段176は,ユーザにユーザ端末110を介して記憶装置120の利用方法を選択させ,その利用方法を含んだ利用情報152を生成する。この利用方法としては,記憶装置に記憶されるデータをブラウザ等に単に参照,ハードディスクドライブに自動的にコピーを行う,ユーザ端末に接続されたプリンタに自動的に出力する,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真を送信する等がある。ここに挙げた利用方法に限らず,既存の記憶装置で行われているあらゆる利用方法を想定することができる。例えば,コンピュータ用ゲーム等のアプリケーションを含むとしても良い。ここに登録された利用方法は,実際には後述するデータ処理手段184によって実施される。
また,上記登録した利用情報152を変更する場合,即ち,記憶装置120の利用方法を変更する場合は,登録データ154の削除,もしくは,他のリセットコマンドにより行うことが可能である。
上記データ登録手段178は,ユーザ端末110が当該記憶装置120に関する登録データ154を有していない場合,ユーザ端末110に登録データ154を登録する。詳細には,ID生成手段174により生成された認証比較IDを端末認証ID150として,この端末認証ID150と,上記利用情報生成手段176により生成された利用情報152とからなる登録データ154を,ユーザ端末110の登録データ記憶手段160に登録する。このデータ登録手段178として動作するアプリケーションが別体に用意され,登録データ154の登録処理のみこの別体のアプリケーションを利用するとしても良い。また,上記利用情報152を数値化し,ユーザ端末IDや記憶装置IDと共に認証比較IDの参照IDとすることもできる。上記登録データ154の登録先は,ユーザ端末110のハードディスクドライブとしても良いし,それ以外の永続的な記憶領域(たとえばフラッシュROM等)としても良い。
この登録データ154に含まれる端末認証ID150は,ユーザ端末IDも参照しているため,ユーザ端末110に登録された登録データ154もしくは端末認証ID150を所定のユーザ端末110に単にコピーしたとしても,かかるコピー先のユーザ端末110において端末認証ID150と認証比較IDとの不整合が生じ,記憶装置120を利用することができない。このように,ユーザ端末110が記憶装置120を認識するといった従来の感覚ではなく,本実施形態においては,記憶装置120がユーザ端末110を認識している。
上記のような登録データ154を設けることにより,記憶装置120を利用するユーザ端末110毎に異なる利用方法を設定することができ,登録データ154を有するユーザ端末110に記憶装置120を接続した場合,設定された利用方法が参照されて自動的にデータ記憶手段170内のデータ190が処理される。また,このようにユーザ端末110毎に利用方法を設定できることから,自宅のユーザ端末110ではハードディスクドライブに自動バックアップを行うが,他人のユーザ端末110では記憶装置の内容を参照するに留めるとすることもできる。
さらに,登録データ154をユーザ端末110側に保存する構成によって,記憶装置120は認証に関する別途の記憶領域が必要なくなり,記憶領域の制限により登録機器(ユーザ端末)の数も制限されるといったことがない。即ち,登録データ154が記憶装置120側に無くて良いので,記憶装置120側のデータを増やすことなく,多数のユーザ端末110を登録することができる。また,当該記憶装置120を何らかの理由で紛失したとしても,記憶装置120を有効に利用するための登録データ154がユーザ端末110側にあることから,情報の漏洩を防ぐことが可能になる。
また,端末認証ID150がハッシュ値等から生成されるため,導き出した値(端末認証ID)から参照された記憶装置IDを復元できず,ユーザ端末110の端末認証ID150を解読しても接続される記憶装置120を特定することはできない。
上記パスワード入力手段180は,上記データ登録手段178で登録データ154を登録する際に,ユーザ端末110を介して,ユーザに利用方法の制限を解除するためのパスワードを入力させる。ここで,ユーザの利用方法に段階を設け,その利用方法に対して,各々パスワードを設定することができる。
例えば,登録データ154の登録時にパスワードを入力しない場合,記憶装置120に記憶されているデータを参照することのみ行うことができるとし,所定のパスワードを用いた場合,ユーザが記憶装置120を接続した時にハードディスクドライブに自動的にコピーを行う設定を登録でき,また,さらに権限の高いパスワードを用いて,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真等の画像データを送信する設定を登録することができる。ここで,パスワードの入力が無い時には,記憶装置120を全く利用することができないとすることもできる。このことにより,上記記憶装置120を他のユーザが不正に利用することができなくなる。
上記のようなパスワードの要求は,ユーザ端末110上で明示的に「パスワード入力」と表示することもできるが,メニュー形式で「登録」を選んだ時,初めてパスワードが要求されるとしても良い。また,上記パスワードは鍵として予め記憶装置120に含まれ,そこから参照されるとすることもできる。
また,上記パスワード入力手段180の代わりに,ユーザ端末110を介して,別体の記憶装置から固有IDを入力する固有ID入力手段を備えることもできる。これは,数に限りなく参照できるパスワードに代えてハードキーなどの別体の記憶手段を利用するもので,例えば,会社内のユーザ端末110のみに限定して登録データ154を登録したい場合等に使用することができる。
また,上記パスワード入力手段180や固有ID入力手段とは別に,ユーザ端末110上で他のアプリケーションを利用して登録することも可能である。
上記端末認証手段182は,ユーザ端末110との接続時に,ユーザ端末110が当該記憶装置120に関する登録データ154を有する場合,その登録データ154内の端末認証ID150と,上記ID生成手段174によって生成された認証比較IDとの比較によってユーザ端末110を認証する。ここで,ユーザ端末110が認証されなかった場合,当該記憶装置120はかかるユーザ端末110に初めて接続されたと判断され,上記データ登録手段178を行うとしても良いし,記憶装置120の使用を認めず処理を中断するとしても良い。
上記データ処理手段184は,端末認証手段182によって端末認証ID150が認証された場合,データ記憶手段170のデータ190を登録データ154の利用情報152に応じて自動的に処理する。このデータ処理手段184による処理は,上記登録データ154の利用情報152が変更されなければ,最初の接続時に登録された利用方法が毎回繰り返される。
かかるデータ処理手段184により,ユーザ端末110側に予め別途アプリケーションを設けておく必要がなくなり,記憶装置120をユーザ端末110に接続するのみといった簡単な行為で,記憶装置120の処理を始めることができる。
例えば,上記アプリケーションとしてコンピュータゲームを挙げる。記憶装置120がユーザ端末110に接続されると,初期設定において予め記憶装置120からインストールされたゲームであるアプリケーションが立ち上がり,記憶装置120内の特定のキャラクターが登場する。このとき,かかる記憶装置120内の特定のキャラクターが,自己のユーザ端末110ではメインキャラクターとして,他のユーザ端末110ではお客さんとして扱われる等の処理が行われる。
従来,ユーザ端末110に予めインストールされるアプリケーションは,本実施形態では記憶装置120が有する。このアプリケーションは,上記データ処理手段184とデータ登録手段178とを含んでいる。
このようなアプリケーションは,記憶装置120に設けられているが,このアプリケーションを実際に処理する処理装置は,ユーザ端末110に設けられたCPUであるとしても良いし,記憶装置120に埋設されているとしても良い。
また,1つのユーザ端末110に複数の記憶装置120を登録できることから,記憶装置120毎にそれぞれに異なる利用方法を定義して,利用状況に応じて記憶装置120を使い分けるといったことも可能になる。
このようにして構成される記憶装置120は,読み出し専用の記憶媒体のみからなるとしても良い。記憶装置120とユーザ端末110との認証に関する登録データ154をユーザ端末110側に保存するという構成から,記憶装置120は書込領域を必要とせず,例えば,年賀状の素材のようなデータを読み出し専用記憶媒体としてのROM等に記憶し,参照のみを行う構成とすることができる。
(ID生成手段174)
続いて,上記ID生成手段174の詳細な実施形態を説明する。
図4は,ID生成手段174における処理を具体的に示した説明図である。このID生成手段174で参照されるIDは,ユーザ端末110のユーザ端末ID196と記憶装置120の記憶装置ID192である。ここで,ユーザ端末ID196は,例えば,ユーザ端末110内に設けられたネットワークカードのMACアドレスとすることができ,その他にも,ユーザ端末110内で参照可能な時間によっては変化しない識別番号を利用することができる。また,記憶装置ID192はユーザによって確認できないように設けられている。また,かかる2つのIDに限定されず,3つ以上のIDを参照して認証比較ID150が生成されるとしても良い。
先ず,ID生成手段174は,ユーザ端末ID196である「0123456789ab」と,記憶装置ID192である「xyz」とを参照し,このIDをアスキー(ASCII)による文字列で連結し,さらにIDを一意に決定するMD5(Message Digest 5)のハッシュ値計算を行う。従って,認証比較ID198は,MD5(“0123456789abxyz”)の計算によって「41e21ed2a7c06c7eb245c2db24d3667d」となる。端末認証手段182は,かかる認証比較ID198とユーザ端末110に登録されている端末認証ID150とを比較し,ユーザ端末110を認証する。
上記の端末認証ID150や認証比較ID198は,ユーザ端末110と記憶装置120とを特徴付けるIDをそれぞれ参照している。かかる構成によりユーザが正規に利用するユーザ端末110以外の他のユーザ端末において記憶装置120が不正に利用されるのを防ぐことができる。
図5は,端末認証ID150を不正にコピーした場合の処理を説明するための説明図である。先ず,ユーザ端末110に登録されている端末認証ID150を他のユーザ端末210にコピーする。この場合,一見,他のユーザ端末210においても記憶装置120が利用できるように見える。しかし,実際に記憶装置120を他のユーザ端末210に接続すると,ID生成手段174は,ユーザ端末110のユーザ端末ID196とは相違するユーザ端末ID212「9876543210cd」を参照し,かかるユーザ端末ID212と,記憶装置ID192である「xyz」とから認証比較ID214MD5(“9876543210cdxyz”)=「f33a0e98d8509985ad8d013598661582」を生成する。そして,端末認証手段182によって,かかる認証比較ID214と他のユーザ端末210にコピーされた端末認証ID150「41e21ed2a7c06c7eb245c2db24d3667d」とが比較される。
もちろん,この端末認証手段182によっては,認証比較ID214と端末認証ID150が相違するためユーザ端末210は認証されず,かかるユーザ端末210において記憶装置120を利用することができない。
また,上記ID生成手段174によって生成された認証比較ID192は,登録データ154の端末認証ID150として記憶装置120側ではなくユーザ端末110側に記憶される。このように記憶装置120の利用に関する登録データ154を複数のユーザ端末110に登録することによる効果を以下で説明する。
図6は,一の記憶装置120を複数のユーザ端末に登録した場合の処理を説明するための説明図である。かかる場合,例えば,ユーザ端末250のユーザ端末ID196「A」と記憶装置120の記憶装置ID192「Z」とからユーザ端末250に関する端末認証ID150「AZ」が生成される。ここでは,実施形態の理解を容易にするため,概略的に「A」と「Z」とから「AZ」を生成している。ここでは,単純に「A」と「Z」を足しているが,実際にはハッシュ値等を利用した複雑な計算により逆算不可能な値が生成される。
ユーザ端末250と同様に,ユーザ端末252のユーザ端末ID196「B」と記憶装置120の記憶装置ID192「Z」とからユーザ端末252に関する端末認証ID150「BZ」が生成され,ユーザ端末254のユーザ端末ID196「C」と記憶装置120の記憶装置ID192「Z」とからユーザ端末254に関する端末認証ID150「CZ」が生成される。
こうして,同じ記憶装置120により端末認証ID150を生成したとしても,各ユーザ端末では相違する端末認証ID150が生成され,それぞれのユーザ端末に接続した時にはそれぞれで設定した利用方法に応じて処理が行われる。
また,このような端末認証ID150を含む登録データ154をユーザ端末250,252,254側に保存することによって,記憶装置120は別途の記憶領域によって登録データ260を記憶する必要が無くなり,記憶領域の容量により登録機器(ユーザ端末)の数が制限されることはない。また,当該記憶装置120を何らかの理由で紛失したとしても,記憶装置120を有効に利用するための登録データ154がユーザ端末110側にあることがら,情報の漏洩を防ぐことが可能になる。
(第2の実施形態:データ利用方法)
図7は,本実施形態によるデータ利用方法の流れを示したフローチャートである。ここでは,図7のフローチャートに基づき,ユーザが利用するユーザ端末110において,ユーザ端末110に接続された記憶装置120を利用する流れを説明する。
ユーザがユーザ端末110の接続端子に記憶装置120を接続すると,先ず,記憶装置120がユーザ端末110に登録データ154があるかどうかを確認する(S300)。
ここで,ユーザ端末110が複数の記憶装置120を利用しており,各々の記憶装置120に対する複数の登録データ154を有する場合がある。登録データ154がファイル形式で表される場合,ファイル名にシーケンス番号を付与したり,記憶装置ID192の一部を付与したりして管理し,接続された複数の記憶装置120を識別する。また,ファイルは1つであるとし,かかるファイル内で複数の登録データ154を管理するとしても良い。
図8は,ユーザ端末110に複数の記憶装置120が登録されている場合の処理を説明する説明図である。ここでは,1つの登録データファイル410に複数の登録データ154を記憶し,その記憶装置120のシリアル番号を利用して記憶装置120毎の登録データ154を管理している。
例えば,上記1つの登録データファイル410には記憶装置120の登録時に,シリアル番号が「00012」の記憶装置120を,「00012」とその登録データ154とを関連付けて登録している。シリアル番号「00012」の記憶装置120は登録データファイル410中の「00012」に付随する登録データを参照し,シリアル番号「00234」の記憶装置120は登録データファイル410中の「00234」に付随する登録データを参照する。また,シリアル番号「00311」を有する記憶装置120は,登録データファイル410に対応する登録データが無いので,後述するデータ登録工程を行うか,処理を中止する。
図7のフローチャートの登録判断工程(S300)において,登録データ154が有ると判断された場合,ユーザ端末ID196と,記憶装置ID192とからハッシュ値等により認証比較IDを生成する(S302)。この認証比較IDとユーザ端末110の登録データ154における端末認証ID150とを比較し(S304),このIDが同一である,即ち,ユーザ端末110が記憶装置120によって認証された場合,記憶装置120内のデータを登録データ154の利用情報152に応じて自動的に処理する。この利用情報152は,ユーザが希望する記憶装置120の利用方法であり,記憶装置120に記憶されるデータをブラウザ等に単に参照,ハードディスクドライブに自動的にコピーを行う,ユーザ端末に接続されたプリンタに自動的に出力する,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真等の画像データを送信する等を含む。
また,端末認証工程(S304)の結果,ユーザ端末110が認証されなかった場合,その記憶装置120はそのユーザ端末110で初めて利用されるものとして,初期動作を行う。先ず,ユーザに上記に示したような記憶装置120の利用方法を選択させ利用情報152を生成する(S308)。その後,ID生成工程(S302)により生成された認証比較IDを端末認証ID150とし,端末認証ID150と,利用情報152とからなる登録データ154をユーザ端末110に登録する(S310)。
また,登録判断工程(S300)において,登録データ154が無いと判断された場合,上記端末認証工程(S304)の結果ユーザ端末110が認証されなかった場合と同様に,ID生成工程(S320),利用情報生成工程(S322),データ登録工程(S324)が行われる。かかる工程は,ID生成工程(S302),利用情報生成工程(S308),データ登録工程(S310)とその機能が同じなので,重複説明を省略する。
このとき,登録データ154が無いと判断された後,ID生成工程(S320)がなされる前に利用情報生成工程(S322)で生成される利用情報152中の選択可能な利用方法を制限する工程を含むとしても良い。詳細には,ユーザ端末110を介して,ユーザにパスワードを入力させるパスワード入力工程もしくは別体の記憶装置から固有IDを入力する固有ID入力工程を行い,このようなパスワードや固有IDに応じて選択可能な利用方法を制限する。
従って,上記のタイミングで,パスワードの入力が無い時には,例えば,記憶装置120を全く利用することができず,所定のパスワードが入力された場合,ユーザが記憶装置120を接続した時にハードディスクドライブに自動的にコピーを行う設定を登録でき,また,さらに権限の高いパスワードが入力された場合,予め定められたネットワーク上のウェブサイトなどに写真等の画像データを送信する設定を登録することができる。こうして記憶装置120を他のユーザが不正に利用することができなくなる。
上述したように本実施形態においては,記憶装置120を利用するために予めユーザ端末110側でアプリケーションを準備しておかなくとも,記憶装置を接続するという単純な操作によって当該記憶装置のデータを処理することができる。また,ユーザ端末110毎に設定された利用方法によって,記憶装置120内のデータを自動的に処理することが可能となる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上述の実施形態において,記憶装置として,ユーザ端末に電気的に接続されるUSBストレージを挙げているが,かかる場合に限られず,無線によって記憶データを送受信する非接触式の記憶媒体を利用することもできる。
本発明は,持ち運び自在な記憶装置を利用する,データ利用システム,記憶装置,データ利用方法,およびコンピュータプログラムに適用可能である。
本実施形態におけるデータ利用システムの一例を示した外観図である。 ユーザ端末の概略を示したブロック図である。 記憶装置の概略を示したブロック図である。 ID生成手段における処理を具体的に示した説明図である。 端末認証IDを不正にコピーした場合の処理を説明するための説明図である。 一の記憶装置を複数のユーザ端末に登録した場合の処理を説明するための説明図である。 本実施形態によるデータ利用方法の流れを示したフローチャートである。 ユーザ端末に複数の記憶装置が登録されている場合の処理を説明する説明図である。
符号の説明
110 ユーザ端末
120 記憶装置
150 端末認証ID
152 利用情報
154 登録データ
160 登録データ記憶手段
170 データ記憶手段
172 ID記憶手段
174 ID生成手段
176 利用情報生成手段
178 データ登録手段
180 パスワード入力手段
182 端末認証手段
184 データ処理手段

Claims (9)

  1. ユーザが利用するユーザ端末と,前記ユーザ端末に脱着自在な記憶装置とからなり,前記記憶装置に記憶されたデータを前記ユーザ端末において利用するデータ利用システムであって:
    前記ユーザ端末は,
    端末認証IDと,前記記憶装置に記憶されるデータについての複数の利用方法のうちユーザに選択された利用方法を表す利用情報とからなる登録データを記憶する登録データ記憶手段を備え,
    前記記憶装置は,
    データを記憶するデータ記憶手段と;
    前記ユーザ端末との接続時に,前記端末認証IDを認証する端末認証手段と;
    前記端末認証手段によって前記端末認証IDが認証された場合,前記データ記憶手段のデータを前記利用情報により表される利用方法に応じて自動的に処理するデータ処理手段と;
    前記記憶装置のIDである記憶装置IDを記憶するID記憶手段と;
    前記ユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと前記記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成手段と;
    ユーザに前記利用方法を選択させ前記利用情報を生成する利用情報生成手段と;
    前記ユーザ端末が前記登録データを有していない場合,前記ID生成手段により生成された前記認証比較IDを端末認証IDとし,前記端末認証IDと前記利用情報とからなる登録データを前記ユーザ端末の前記登録データ記憶手段に登録するデータ登録手段と;
    を備え
    前記端末認証手段は,前記端末認証IDと前記認証比較IDとの比較によって前記ユーザ端末を認証する,
    ことを特徴とする,データ利用システム。
  2. データを記憶するデータ記憶手段と;
    ユーザの利用するユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に登録された登録データの端末認証IDを認証する端末認証手段と;
    記データ記憶手段のデータを処理するデータ処理手段と;
    を備え,
    前記登録データは,前記端末認証IDと,前記記憶装置に記憶されるデータについての複数の利用方法のうちユーザに選択された利用方法を表す利用情報とからなるデータであり,
    前記データ処理手段は,前記端末認証手段によって前記端末認証IDが認証された場合,前記データ記憶手段のデータを前記利用情報により表される利用方法に応じて自動的に処理し,
    前記記憶装置は,
    前記記憶装置のIDである記憶装置IDを記憶するID記憶手段と;
    前記ユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと前記記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成手段と;
    ユーザに前記利用方法を選択させ前記利用情報を生成する利用情報生成手段と;
    前記ユーザ端末が前記登録データを有していない場合,前記ID生成手段により生成された前記認証比較IDを端末認証IDとし,前記端末認証IDと前記利用情報とからなる登録データを前記ユーザ端末に設けられる登録データ記憶手段に登録するデータ登録手段と;
    をさらに備え,
    前記端末認証手段は,前記端末認証IDと前記認証比較IDとの比較によって前記ユーザ端末を認証する,
    ことを特徴とする,記憶装置。
  3. 前記ユーザ端末を介して,ユーザにパスワードを入力させるパスワード入力手段をさらに備え,
    前記利用情報生成手段は,前記パスワードの入力の有無又は入力される前記パスワードの種類に応じて,前記複数の利用方法のうちユーザにより選択可能な利用方法を制限することを特徴とする,請求項2に記載の記憶装置。
  4. 前記ユーザ端末を介して,別体の記憶装置から固有IDを入力する固有ID入力手段をさらに備え,
    前記利用情報生成手段は,前記固有IDの入力の有無に応じて前記複数の利用方法のうちユーザにより選択可能な利用方法を制限することを特徴とする,請求項2に記載の記憶装置。
  5. 読み出し専用の記憶媒体のみからなることを特徴とする,請求項2に記載の記憶装置。
  6. 記憶装置を制御するコンピュータ
    前記記憶装置にデータを記憶させるデータ記憶手段と;
    前記記憶装置とユーザの利用するユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に登録された登録データの端末認証IDを認証する端末認証手段と;
    前記記憶装置に記憶されるデータを処理するデータ処理手段と;
    として機能せしめるコンピュータプログラムであって,
    前記登録データは,前記端末認証IDと,前記記憶装置に記憶されるデータについての複数の利用方法のうちユーザに選択された利用方法を表す利用情報とからなるデータであり,
    前記データ処理手段は,前記端末認証手段によって前記端末認証IDが認証された場合,前記データ記憶手段のデータを前記利用情報により表される利用方法に応じて自動的に処理し,
    前記記憶装置は,前記記憶装置のIDである記憶装置IDを記憶しており;
    前記コンピュータプログラムは,前記コンピュータを,
    前記記憶装置と前記ユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと前記記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成手段と;
    ユーザに前記利用方法を選択させ前記利用情報を生成する利用情報生成手段と;
    前記ユーザ端末が前記登録データを有していない場合,前記ID生成手段により生成された前記認証比較IDを端末認証IDとし,前記端末認証IDと前記利用情報とからなる登録データを前記ユーザ端末に設けられる登録データ記憶手段に登録するデータ登録手段と;
    としてさらに機能せしめ,
    前記端末認証手段は,前記端末認証IDと前記認証比較IDとの比較によって前記ユーザ端末を認証する,
    ことを特徴とする,コンピュータプログラム。
  7. ユーザが利用するユーザ端末において,前記ユーザ端末に脱着自在な記憶装置に記憶されたデータを利用するデータ利用方法であって:
    前記記憶装置において
    前記ユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に関するIDであるユーザ端末IDと前記記憶装置のIDである記憶装置IDとから認証比較IDを生成するID生成工程と;
    前記ユーザ端末との接続時に,前記ユーザ端末に登録された登録データの端末認証IDと,前記認証比較IDとの比較によって前記ユーザ端末を認証する端末認証工程と;
    前記端末認証工程で認証された場合,
    前記記憶装置内のデータを処理するデータ処理工程と;
    を含み,
    前記登録データは,前記端末認証IDと,前記記憶装置に記憶されるデータについての複数の利用方法のうちユーザに選択された利用方法を表す利用情報とからなるデータであり,
    前記データ処理工程において,前記記憶装置内のデータは前記利用情報により表される利用方法に応じて自動的に処理され,
    前記データ利用方法は,前記記憶装置において,前記ユーザ端末における前記登録データの有無を判断する登録判断工程,をさらに含み,
    前記登録判断工程で登録データが有ると判断された場合,前記ID生成工程,前記端末認証工程,及び前記データ処理工程が実行され,
    前記登録判断工程で登録データが無いと判断された場合,前記ID生成工程が実行された後,
    ユーザに前記利用方法を選択させ前記利用情報を生成する利用情報生成工程と;
    前記ID生成工程により生成された認証比較IDを端末認証IDとし,前記端末認証IDと前記利用情報とからなる登録データを前記ユーザ端末に登録するデータ登録工程と;
    がさらに実行される,
    ことを特徴とする,データ利用方法。
  8. 前記ユーザ端末を介して,ユーザにパスワードを入力させるパスワード入力工程をさらに含み,
    前記利用情報生成工程において,前記パスワードの入力の有無又は入力される前記パスワードの種類に応じて,前記複数の利用方法のうちユーザにより選択可能な利用方法を制限することを特徴とする,請求項7に記載のデータ利用方法。
  9. 前記ユーザ端末を介して,別体の記憶装置から固有IDを入力する固有ID入力工程をさらに備え,
    前記利用情報生成工程において,前記固有IDの入力の有無に応じて前記複数の利用方法のうちユーザにより選択可能な利用方法を制限することを特徴とする,請求項7に記載のデータ利用方法。
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