JP2003122643A - コンテンツ読出装置 - Google Patents

コンテンツ読出装置

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JP2003122643A
JP2003122643A JP2002200492A JP2002200492A JP2003122643A JP 2003122643 A JP2003122643 A JP 2003122643A JP 2002200492 A JP2002200492 A JP 2002200492A JP 2002200492 A JP2002200492 A JP 2002200492A JP 2003122643 A JP2003122643 A JP 2003122643A
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Application number
JP2002200492A
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English (en)
Inventor
Shigenori Maeda
茂則 前田
Norio Nakamura
典夫 中村
Takanori Senoo
孝憲 妹尾
Toshiharu Harada
俊治 原田
Kazuya Fujimura
一哉 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設定された利用可能時間内のみ、映像、音楽等
のコンテンツの利用を許可できるようにすること。 【解決手段】認証機能付き記憶媒体21において、プロ
テクト領域23に復号鍵S9及び利用可能残存時間S5
を含むセキュアデータS4が、ユーザ領域24に対応す
る暗号化コンテンツS7が記録されており、利用権利判
定手段15によって利用可能残存時間S5が0より大で
あると判定される間のみ、暗号化コンテンツS7は復号
化手段14で復号されてコンテンツS10としてコンテ
ンツ出力手段16に送出され、利用者が利用可能とな
る。利用可能残存時間S5は利用権利判定手段15によ
り利用時間に応じて更新され、プロテクト領域23に書
き戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた映像情報、音声情報などのコンテンツの読出装置に
関し、特にコンテンツの利用許可制御を行う機能を備え
た読出装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、インターネットやブロードバンドネ
ットワークの普及に伴ってディジタル化された映像、音
楽等のコンテンツが有償/無償にかかわらず大量に流通
し始めている。これらのディジタル情報は様々な記録媒
体に記録させて自由に移動させることができる。即ち、
ネットワークに接続したり放送を受信したりできる環境
において、時間のあるときにネットワークや放送から必
要なディジタル情報を取得して記録媒体に格納しておけ
ば、後で環境や時間に拘束されずに記録媒体に格納した
ディジタル情報を自由に利用することができる。このよ
うな必要なディジタル情報を記録媒体に格納すれば、様
々な環境/装置で共通して利用できる利便性が高まる
が、一方でディジタル情報は品質を落とすことなく複製
を作ることが容易なため、不正な複製を防ぎディジタル
情報の著作権を保護する仕組みを設けることがディジタ
ル情報を利用することの前提条件となる。
【0003】一般にディジタル情報の著作権を保護しつ
つ記録媒体に記録させる方法として、記録するディジタ
ル情報を暗号化し、正規の契約者のみが復号できるよう
にしておく方法がとられている。暗号化されたままのデ
ィジタル情報を記録媒体から第三者が読み出して利用す
ることができないので、汎用の記録媒体を利用すること
ができる。しかし、この暗号化ディジタル情報を復号す
るための情報(復号鍵)は不正な第三者に知られてはな
らないので、不正な機器が読み出せないように保護され
た記録媒体に格納する必要がある。
【0004】そこで近年、暗号化ディジタル情報を記録
する汎用の領域と復号鍵を格納する保護された領域とを
同時に併せ持つ記録媒体が開発されてきている。この記
録媒体は著作権者の認めた正当な機器との間で認証を行
い、認証に成功した機器のみが読み出し・書き込みので
きるプロテクト領域を持っており、この領域に復号鍵を
記録すれば不正な第三者に復号鍵を知られることなく、
暗号化ディジタル情報と復号鍵とを一つの記録媒体でま
とめて管理することができる。
【0005】ところで、ディジタル情報を利用する権利
を著作権者との契約で取得する場合、必ずしもディジタ
ル情報の買い取り、即ち永久利用権の所得が必要である
とは限らない。例えば、レンタルビデオのように1週間
など、利用期間限定のディジタル情報の利用権を取得で
きれば、買い取りよりも廉価に利用でき、利用者にとっ
てディジタル情報をより利用しやすくなる。しかし、前
述の認証機能付き記録媒体への従来の記録方法では、利
用時間制限のような情報は記録されておらず、ディジタ
ル情報の買い取り契約形式にしか対応できなかった。
【0006】一方、プロテクト領域へのアクセスは、前
述のように機器との間で認証を行って成功した場合のみ
許可される。このため、記録媒体にはコントローラを搭
載している。つまり、認証処理が不要なユーザ領域への
アクセスに比べて、プロテクト領域へのアクセスは、認
証処理を行うために余分に処理時間がかかるとともに、
コントローラを動かすために電力も余分に消費するとい
う問題点がある。この問題点を考慮して、容量の大き
い、暗号化されたディジタル情報を認証処理の不要なユ
ーザ領域に格納し、暗号化されたディジタル情報の復号
のために必要な復号鍵など比較的コンパクトな情報、か
つ重要な情報をプロテクト領域に格納する構成とするこ
とでプロテクト領域へのアクセスを減らすようにするの
が一般的である。
【0007】また、このような利用時間制御を実現する
ためには、利用可能残存時間を管理する必要があるが、
利用可能残存時間のようなユーザに改ざんされたくない
情報は、やはりプロテクト領域に格納する必要がある。
ここで、例えば、記録媒体として半導体メモリカードを
採用し、利用可能残存時間を時々刻々と更新する実装と
した場合を想定すると、前述の消費電力の問題に加え、
フラッシュメモリの特定の箇所へのアクセスが頻繁に起
こることが予想される。フラッシュメモリの書き替え寿
命は一般に10万回と言われており、このようなプロテ
クト領域に頻繁にアクセスする実装とすると、フラッシ
ュメモリの寿命が尽きてしまった結果、プロテクト領域
が物理的に再生不可能に破壊されてしまい、その後、デ
ィジタル情報を利用することができなくなってしまう。
従って、時間経過に併せて刻々と更新を行うというよう
に通常考案される方法を採用することは望ましくなく、
プロテクト領域の破壊を回避するには、更新に伴うプロ
テクト領域へのアクセスの回数をできるだけ少なくする
必要がある。このことからすると、ある程度の時間間隔
をおいて更新を行う方式が良いと考えられる。この一方
で、利用可能残存時間を更新する処理を行う直前、例え
ば、利用終了間際にユーザが突然に主電源をオフにした
り、記録媒体を脱出させたりすると、利用可能残存時間
が適切に更新されず、ディジタル情報の提供者が不利益
を被る場合が考えられる。このような悪意の行為にも対
応できるように、適切に利用可能残存時間を更新せねば
ならない。
【0008】そこで、本発明は、著作権保護の対象とな
るコンテンツ(ディジタル情報)の利用者と著作権者の
間での利用契約形態として、従来の買い取り形式だけで
なく、レンタルビデオ/CDにみられるような、利用時
間を限定した利用権の取引に対応することができるコン
テンツ読出装置及びコンテンツ再生装置、プログラム、
及びそのプログラムが格納された記録媒体を提供するこ
とを第一の目的としている。
【0009】また、本発明は、記録媒体の利用時間の更
新を悪意のユーザにも対処して適切に行うことができ、
その結果、コンテンツを不正利用できないようにするコ
ンテンツ読出装置を提供することを第二の目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達するため
に、本発明のコンテンツ読出装置は、何れかのコンテン
ツ読出装置が接続された際、そのコンテンツ読出装置が
正当か否かを認証する認証回路と、当該装置が正当であ
ることが認証回路により認証された場合のみ、アクセス
されるプロテクト領域を備えた記録媒体であって、1又
は複数のコンテンツを記録するとともに、そのコンテン
ツの利用が許容される残存時間を示す残存時間情報をプ
ロテクト領域に記録した記録媒体から、各コンテンツを
読み出すコンテンツ読出手段と、残存時間情報を記録媒
体から読み出す残存時間情報読出手段と、読み出したコ
ンテンツを連続して外部装置に出力するコンテンツ出力
手段と、コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読
み出した残存時間情報の示す残存時間に達したときに
は、コンテンツ出力手段によるコンテンツの出力を停止
させるコンテンツ出力停止手段と、を含むことを特徴と
する。
【0011】また、第一の目的を達するために、本発明
のコンテンツ再生装置は、何れかのコンテンツ再生装置
が接続された際、そのコンテンツ再生装置が正当か否か
を認証する認証回路と、当該装置が正当であることが認
証回路により認証された場合のみ、アクセスされるプロ
テクト領域を備えた記録媒体であって、1又は複数のコ
ンテンツを記録するとともに、そのコンテンツの利用が
許容される残存時間を示す残存時間情報をプロテクト領
域に記録した記録媒体から、各コンテンツを読み出すコ
ンテンツ読出手段と、残存時間情報を記録媒体から読み
出す残存時間情報読出手段と、コンテンツを再生する再
生手段と、コンテンツの出力開始時点からの経過時間が
読み出した残存時間情報の示す残存時間に達したときに
は、再生手段によるコンテンツの再生を停止させるコン
テンツ再生停止手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、第一の目的を達するために、本発明
のコンテンツ制御プログラムは、CPUを備えるコンテ
ンツ読出装置に、コンテンツ出力の制御を行わせるコン
テンツ制御プログラムであって、何れかのコンテンツ読
出装置が接続された際、そのコンテンツ読出装置が正当
か否かを認証する認証回路と、当該装置が正当であるこ
とが認証回路により認証された場合のみ、アクセスされ
るプロテクト領域を備えた記録媒体であって、1又は複
数のコンテンツを記録するとともに、そのコンテンツの
利用が許容される残存時間を示す残存時間情報をプロテ
クト領域に記録した記録媒体から、各コンテンツを読み
出すコンテンツ読出手順と、残存時間情報を記録媒体か
ら読み出す残存時間情報読出手順と、読み出したコンテ
ンツを連続して外部装置に出力するコンテンツ出力手順
と、コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読み出
した残存時間情報の示す残存時間に達したときには、コ
ンテンツ出力手順によるコンテンツの出力を停止させる
コンテンツ出力停止手順と、を含むことを特徴とする。
【0013】また、第一の目的を達するために、本発明
のコンテンツ制御プログラムを記録した記録媒体は、C
PUを備えるコンテンツ読出装置に、コンテンツ出力の
制御を行わせる制御プログラムを格納したコンピュータ
読取可能な記録媒体であって、何れかのコンテンツ読出
装置が接続された際、そのコンテンツ読出装置が正当か
否かを認証する認証回路と、当該装置が正当であること
が認証回路により認証された場合のみ、アクセスされる
プロテクト領域を備えた記録媒体であって、1又は複数
のコンテンツを記録するとともに、そのコンテンツの利
用が許容される残存時間を示す残存時間情報をプロテク
ト領域に記録した記録媒体から、各コンテンツを読み出
すコンテンツ読出手順と、残存時間情報を記録媒体から
読み出す残存時間情報読出手順と、読み出したコンテン
ツを連続して外部装置に出力するコンテンツ出力手順
と、コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読み出
した残存時間情報の示す残存時間に達したときには、コ
ンテンツ出力手順によるコンテンツの出力を停止させる
コンテンツ出力停止手順と、を含むプログラムが記録さ
れたことを特徴とする。
【0014】第二の目的を達成するために、本発明のコ
ンテンツ読出装置は、更に、前記残存時間情報を更新す
る更新手段であって、残存時間情報の示す残存時間から
更新時において出力された時間を減算した時間よりも短
い時間を示すように前記残存時間情報を更新する更新手
段を含み、前記コンテンツ出力停止手段は、コンテンツ
の出力開始時点からの経過時間が更新前の残存時間情報
の示す残存時間に達したときには、コンテンツの出力を
停止させることを特徴とする。
【0015】ここで、前記更新手段は、前記残存時間情
報の示す残存時間をゼロに更新し、コンテンツ出力終了
時に、コンテンツ出力開始時点からコンテンツ出力終了
時点までの出力時間に基づいて更新し直すことを特徴と
するものとすることができる。ここで、前記更新手段
は、所定単位の連続出力の終了前にその出力するに要す
る時間分残存時間情報を更新し、コンテンツ出力終了時
に、コンテンツ出力開始時点からコンテンツ出力終了時
点までの出力時間に基づいて更新し直すことを特徴とす
るものとすることができる。
【0016】第二の目的を達成するために、本発明のコ
ンテンツ読出装置は、予め定められた更新時間が経過す
る毎に、前記残存時間情報の示す残存時間から前記更新
時間相当の時間分を更新する更新手段を含み、前記コン
テンツ出力停止手段は、コンテンツの出力開始時点から
の経過時間が更新前の残存時間情報の示す残存時間に達
したときには、コンテンツの出力を停止させることを特
徴とする。
【0017】ここで、前記コンテンツ読出装置は、ユー
ザからのコンテンツ出力停止させることの指示を受け付
けるコンテンツ出力停止指示受付手段を含み、コンテン
ツ出力停止指示を受け付けた場合には、コンテンツの出
力開始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報の
示す残存時間の時間内であっても、コンテンツ出力制限
手段は、コンテンツの出力を停止させ、前記更新手段
は、ユーザの指示によるコンテンツの出力停止時に、コ
ンテンツ出力開始時点からユーザの指示によるコンテン
ツの出力停止時点までの出力時間に基づいて更新し直す
ことを特徴とするものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(共通構成の説明) <記録媒体について>はじめに、本発明に関わる記録媒
体について、図面を参照としながら説明する。以下の各
実施形態では、説明の対象とする記録媒体にSDメモリ
カードを選んでいる。何故ならSDメモリカードは、セ
キュアなデータを高い機密性を持って格納することがで
き、本発明の特徴の説明に適しているからである。
【0019】本図に示すSDメモリカード100は、図
1Aに示すような外観形状を有し、長さ32.0mm、
幅24.0mm、厚み2.1mmといった所定の大きさ
(切手サイズの大きさ)なので、ユーザはこのSDメモ
リカード100を指先で把持することができる。SDメ
モリカード100には、機器との接続のために9本のコ
ネクタが設けられており、側面には、記録内容の上書き
を禁止するか禁止しないかを操作者が設定することがで
きるプロテクトスイッチ101が設けられている。
【0020】図1Bは、SDメモリカード100の階層
構造を示す図である。本図に示すように、SDメモリカ
ード100の階層構造は、複数のコンテンツと、各コン
テンツに対応する暗号鍵、権利情報をセキュアに格納す
るように構成された物理層、FAT(File All
ocation Table)に基づき、クラスタを最
小単位としてアクセスされるファイルシステム層、著作
物を構成する暗号化コンテンツ、セキュアなデータが格
納される応用層とからなる。
【0021】図1Cは,SDメモリカード100におけ
る物理層の構成を示す図である。本図に示すように、S
Dメモリカード100の物理層は、システム領域100
1、Hidden領域1002、プロテクト領域100
3、AKE処理部1004、AKE処理部1005、K
s復号化部1006、Ks暗号化部1007、ユーザ領
域1008とからなる。
【0022】システム領域1001は、Media K
ey Block(MKB)と、Media−IDとを
格納した読出専用領域であり、ここに格納されたMKB
と、Media−IDとは書き替えることができない。
SDメモリカード100が他の機器と接続され、MKB
とMedia−IDとが読み出された場合、これらを読
み出した他の機器が、MKBとMedia−IDと、自
身が所持しているデバイス鍵Kdとを用いて所定の演算
を正しく行えば、他の機器は正しい暗号鍵Kmuを所持
することができる。
【0023】Hidden領域1002は、正解値とな
る暗号鍵Kmu、即ち、他の機器が正常なデバイス鍵K
dを用いて正常な演算を行った場合、得られるべき暗号
鍵Kmuを格納している領域である。プロテクト領域1
003は、EEPROMなどの不揮発メモリ上の一領域
であり、暗号鍵及び権利情報などのセキュアなデータが
格納されている。
【0024】AKE処理部1004、AKE処理部10
05(AKE;Authentication and
Key Exchange)は、機器とSDメモリカ
ード100との間でチャレンジ・レスポンス型の相互認
証を行って、相手側の正当性を認証し、相手側が不当で
あれば処理を中断するが、相手側が正当であれば機器と
SDメモリカード100との間で暗号鍵(セッション鍵
Ks)を共有する。
【0025】Ks復号化部1006は、SDメモリカー
ド100と接続された他の機器から、プロテクト領域1
003に書き込むべきセキュアなデータであって、暗号
化されたものが出力された場合、セキュアなデータがセ
ッション鍵Ksを用いて暗号化されているものとして、
セッション鍵Ksを用いることにより復号を行う。そし
て、こうして復号により得られたセキュアなデータが本
来のセキュアなデータであるとして、プロテクト領域に
書き込む。
【0026】Ks暗号化部1007は、SDメモリカー
ド100と接続された他の機器から、セキュアなデータ
を読み出すべき旨のコマンドが出力されると、セッショ
ン鍵Ksを用いてプロテクト領域1003に格納されて
いるセキュアなデータを暗号化した後、そのコマンドを
発行した他の機器に出力する。ユーザ領域1008も、
プロテクト領域1003と同様、EEPROMなどの不
揮発メモリ上の一領域である。プロテクト領域1003
との違いは、機器の正当性が認証されるか否かに拘ら
ず、当該機器によりアクセスされる点である。ユーザ領
域1008には、複数の暗号化コンテンツが格納され
る。プロテクト領域1003から読み出された暗号鍵が
正しい値であれば、ここに格納されている暗号化コンテ
ンツは正しく復号されることとなる。プロテクト領域1
003に対するデータの書き込みには、Ks復号化部1
006による復号化と、Ks暗号化部1007による暗
号化とが伴うので、プロテクト領域1003は、SDメ
モリカード100と接続している機器がAKEプロセス
を正しく行った場合のみ、当該機器によって正規にアク
セスされることとなる。
【0027】次いで、SDメモリカードがどのようなフ
ァイル構成、ディレクトリ構成を有しているかについて
説明する。図2は、SDメモリカードが有しているユー
ザ領域1008及びプロテクト領域1003のファイル
構成、ディレクトリ構成を示す図である。SDメモリカ
ード100は、配信サービスより配信されたコンテンツ
を記録するという目的に用いられる。この配信コンテン
ツは、映画、静止画などのディジタルデータからなる映
像データであるとする。
【0028】図2に示すディレクトリ名のSD_VID
EOは、SDメモリカードに記録されるべきコンテンツ
が映像であることを意味している。続いて、プロテクト
領域1003のファイル構成、ディレクトリ構成につい
て説明する。図2に示すようにプロテクト領域のディレ
クトリ構成は、ルートディレクトリの直下にSD_VI
DEOというサブディレクトリを配するというものであ
り、このサブディレクトリには、PRGS1001.K
EYが配置される。図2の左側に、ユーザ領域のディレ
クトリ構成を示す。本図におけるユーザ領域のSD_V
IDEOディレクトリには、コンテンツフォルダPRG
001、・・・PRG003、・・・、PRG007・
・・が配置されている。コンテンツフォルダPRG00
1、・・・PRG003、・・・、PRG007・・・
それぞれにはセキュアデータを特定するための管理デー
タ、複数のコンテンツ、コンテンツの内容紹介のデータ
を始めとする各種データがそのデータを一つのまとまり
としたファイル単位で格納されており、その主なものを
示すと、管理ファイルPRG001.PGI、ビデオデ
ータMOV001.SM1、ビデオデータMOV00
2.SM1、MOV001.MOL、MOV002.M
OL(これらがコンテンツフォルダPRG001に格
納)、・・・、管理ファイルPRG003.PGI、ビ
デオデータMOV001.ASF、ビデオデータMOV
002.ASF(これらがコンテンツフォルダPRG0
03に格納)、・・・、管理ファイルPRG007.P
GI、静止画データPIC001.SP1、静止画デー
タSCN001.SL1(これらがコンテンツフォルダ
PRG007に格納)が格納されている。なお、図中、
暗号化されたデータについては、Encryptedと
示し、暗号化されてないデータについては、Not E
ncryptedと示している。このように、暗号化さ
れたデータ及び暗号化されていないデータとを混在させ
ているのは、各データの機密性の度合いに着目したから
であり、例えば、コンテンツフォルダPRG001に格
納されているMOV001.MOL、MOV002.M
OLは各動画コンテンツを説明するもので、暗号化され
たデータでなく、再生する上では、復号鍵による復号化
を必要としない。また、コンテンツフォルダPRG00
3に格納されているビデオデータMOV001.AS
F、ビデオデータMOV002.ASFは、暗号化され
たデータでなく、再生する上では、復号鍵による復号化
を必要としない。また、管理ファイルのデータも暗号化
されてない。
【0029】セキュアデータの格納ファイルについて説
明する。セキュアデータ格納ファイルは、PRGS10
01.KEYといったファイル名が付されている。PR
GS1001.KEYの内部構造は、図2の右図に示す
ように、複数個のKey&Rule Entryとから
なる。Key&Rule Entry♯1、Key&R
ule Entry♯2、Key&Rule Entr
y♯3、・・・Key&Rule Entry♯7・・
・は、ユーザ領域に記録されたコンテンツフォルダのそ
れぞれと1対1に対応しており、対応するコンテンツに
ついての暗号鍵や権利情報といったセキュアなデータが
書き込まれる固定長の領域である。権利情報は、利用条
件(UsageRule)とも呼ばれる。コンテンツを
どのように利用するかという条件を設定することによ
り、コンテンツについての著作権管理を行うのがこの権
利情報である。本実施形態では、権利情報は、以下に詳
述するように利用装置にてコンテンツの利用が許容され
る残存利用時間である。残存利用時間は、複数のコンテ
ンツに共通した利用管理時間として設定されている。暗
号鍵は、コンテンツの再生といった利用を行う際、一旦
コンテンツの暗号化を解くための情報である。これらの
暗号鍵及び権利情報は、コンテンツについての著作権管
理を実現する上で、高い機密性が求められるので、暗号
化された状態でKey&Rule Entryに記録さ
れている。この暗号化される都合上、暗号鍵及び権利情
報の組みは、暗号化方式に基づく固定長の大きさ(例え
ば、16バイト、32バイト、64バイト)になってい
る。暗号鍵及び権利情報の大きさが固定長であるので、
Key&Rule Entryは、固定長に定められて
いる。
【0030】Key&Rule Entryに付され
た、#1、#2、#3、・・・#7・・・といった番号
は、ファイル内のローカルな番号である。図2に、これ
らの複数のKey&Rule Entryと、ユーザ領
域における複数のコンテンツ(コンテンツフォルダ)と
の対応関係を示す。本図における矢印Y1、Y2は、コ
ンテンツとKey&Rule Entryとの対応関係
を象徴的に示している。即ち、ユーザ領域におけるPR
G001は、「Key&Rule Entry#1」に格
納されているセキュアなデータと対応しており、PRG
007は、「Key&Rule Entry#7」に格納
されているセキュアなデータと対応していることを示
す。このように、各コンテンツフォルダに格納された複
数のコンテンツに共通してKey&Rule Entr
yが設定されている。
【0031】続いて、PRG001.PGIなどのユー
ザ領域における管理ファイルについて説明する。管理フ
ァイルは、フォルダ内の複数のファイル毎の各コンテン
ツがどのKey&Rule Entryに対応するかを
示す。つまり、各コンテンツフォルダに格納された複数
のコンテンツに共通して対応するKey&RuleEn
tryのローカル番号を特定するデータを格納し、コン
テンツフォルダに付与された001、002・・・とい
った番号と、Key&Rule Entryのローカル
番号との対応付けを示す。
【0032】なお、実施形態では1つのファイル内のデ
ータが1コンテンツを構成する例を示しているが、複数
のファイルデータで一つのコンテンツを構成する場合に
も同様に実施することができる。 <コンテンツ読出装置の構成>図3は、各実施形態に共
通するコンテンツ読出装置1の構成を示すブロック図で
ある。この図に示すように、コンテンツ読出装置1は、
認証手段11、セキュアデータ読出・書込手段12と、
データ選択・読出手段13、復号化手段14、利用権利
判定手段15、コンテンツ出力手段16とからなる。
【0033】このコンテンツ読出装置1は、認証機能付
き記録媒体21との間で記録媒体の認証手段22及び読
出装置の認証手段11を介して認証情報S1をやりとり
して、正当な認証付き記録媒体及び正当なコンテンツ読
出装置であることを証明するため、相互に認証を行う。
記録媒体21は、上記構成のSDメモリカードであり、
認証手段22は、上記Hidden領域1002、AK
E処理部1004、AKE処理部1005からなる他の
機器との認証処理を実行する部位によって構成される。
プロテクト領域23は、プロテクト領域1003に対応
する部位であり、ユーザ領域24は、ユーザ領域100
8に対応する部位である。以下では、説明の簡略のた
め、詳細構成を用いず認証手段22、プロテクト領域2
3などの符号を用いる。
【0034】相互認証が成功すると、認証機能付き記録
媒体21において認証手段22からプロテクト領域23
に対してアクセスロック解除信号S3が、コンテンツ読
出装置1において認証手段11からセキュアデータ読出
・書込手段12に対してセキュアデータ読出・書出ロッ
ク解除信号S2がそれぞれ送られ、セキュアデータ読出
・書込手段12を介したセキュアデータS4の読み出し
及び書き込みが可能となる。セキュアデータS4には復
号に用いる復号鍵S9及びコンテンツの利用可能な残り
時間数を示す利用可能残存時間S5が上記のように複数
のコンテンツに共通して定められたデータである。
【0035】利用者が利用したいコンテンツを選択する
と、ユーザ領域24からコンテンツS7がデータ選択・
読出手段13によって読み出され(ここでは、暗号化さ
れたコンテンツが読み出されたものとする)、このよう
に選択的に読み出したコンテンツS7がデータ選択・読
出手段13から復号化手段14に、コンテンツS7を識
別する識別情報S6が利用権利判定手段15にそれぞれ
伝達される。利用権利判定手段15は識別情報S6に基
づいてコンテンツS7の利用可能残存時間S5をセキュ
アデータ読出・書出手段12を介してプロテクト領域2
3より読み出し、コンテンツS7が利用可能残存時間S
5がゼロを超えるかどうかをもとに利用可能であるかを
判定する。
【0036】コンテンツS7が利用可能な状態であると
判定している間、つまり、利用可能残存時間S5に示す
間、利用権利判定手段15は復号化手段14に対して利
用許可信号S8を送出する。コンテンツS7を利用不許
可と判定した場合は直ちに利用許可信号S8の送出は停
止される。復号化手段14は利用許可信号S8が送出さ
れている間に限り、セキュアデータ読出・書込手段12
を介して読み出した復号鍵S9を用いてコンテンツS7
を復号化する。そして、暗号を解かれたコンテンツS1
0がコンテンツ出力手段16によってコンテンツS10
を再生などすることで利用する再生装置や表示装置など
の外部装置(利用装置)に出力される。
【0037】コンテンツの出力は、1画素データずつシ
リアルに又は複数画素データを1ブロックとしてパラレ
ルに出力するなどどのような形態であってもよいが、1
コンテンツを出力するには一定の時間を要する。そし
て、復号化手段14は、利用許可信号S8が送出されて
いる間に限りコンテンツを復号化することから、コンテ
ンツ出力手段16による外部装置への出力も実質的に
は、利用許可信号S8が送出されている間に限り、つま
り利用可能残存時間S5に示す間に限り行われることに
なる。
【0038】なお、データ選択・読出手段13によって
読み出されるコンテンツS7が暗号化されたコンテンツ
でない場合にも、コンテンツS7が利用可能な状態であ
ると判定している間、利用権利判定手段15は復号化手
段14に対して利用許可信号S8を送出することにな
る。そして、復号化手段14は利用許可信号S8が送出
されている間に限り、コンテンツS7を連続的にコンテ
ンツ出力手段16に出力し(出力コンテンツはコンテン
ツS10)、当該コンテンツ出力手段16によってコン
テンツS10は外部装置(利用装置)に出力される。
【0039】利用装置には、再生映像を表示する表示部
や、再生開始、再生停止などのユーザからの指示を受け
付ける各種キーを備えたユーザインターフェースが設け
てある。なお、記録媒体からの特定コンテンツの読み出
し開始及び再生装置への出力停止は、前記各キー操作に
よる動作指示を受けて実行される。次に、利用権利判定
手段15における暗号化コンテンツS7の利用を許可す
るかどうかの判定方法及び利用時間の更新方法について
述べる。
【0040】(実施の形態1)図4は、利用権利判定手
段15(図3)の実施の形態1における暗号化コンテン
ツS7(図3)の利用許可判定処理を示したものであ
る。同図において、まずセキュアデータ読出・書込手段
12を介して暗号化コンテンツS7の利用可能残存時間
S5を記録媒体21のプロテクト領域23から読み出し
(ステップ1000)、利用可能残存時間S5が0より
大きいかどうか検査する(ステップ1001)。利用可
能残存時間S5が0以下である場合には利用不許可と判
定し、利用許可信号S8(図1)を送出中である場合に
は送出を停止して(ステップ1009)終了する。
【0041】利用可能残存時間S5が0より大きい場合
には、利用可能残存時間S5をCPUの主メモリ領域に
初期値z1として退避し、利用可能残存時間S5を0に
設定し、また現在時刻を取得してCPUの主メモリ領域
に利用開始時刻t1として退避する(ステップ100
2)。0に設定された利用可能残存時間S5は直ちにセ
キュアデータ読出・書込手段12を介してプロテクト領
域23に書き戻す(ステップ1003)。
【0042】次に再び現在時刻t2を取得し、利用開始
時刻t1から初期値z1に示された時間だけ経過した時
刻t3と比較し、t2がt3に到達していないかどうか
検査する(ステップ1004)。t2がt3に到達もし
くはt3を超過した場合(ステップ1004でNo)は
利用不許可と判定し、利用許可信号S8を送出中である
場合には送出を停止して(ステップ1009)終了す
る。t2がt3に到達していない場合(ステップ100
4でYes)には利用許可と判定し、利用許可信号S8
の送出中でなければ利用許可信号S8の送出を開始する
(ステップ1005)。
【0043】次に利用者が再生ストップキーを操作し暗
号化コンテンツS7の利用停止を選択していないかどう
かを検査し(ステップ1006)、利用が継続されてい
ればステップ1004に戻る。利用が停止されていれ
ば、現在時刻t4を取得して利用開始時刻t1からの現
在時刻t4までの経過時間z2を算出し、初期値z1か
ら経過時間z2を減じた時間を利用可能残存時間S5と
して設定し(ステップ1007)、セキュアデータ読出
・書込手段12を介してプロテクト領域23に書き戻し
(ステップ1008)、利用許可信号の送出を停止して
(ステップ1009)終了する。
【0044】(実施の形態2)図5は、利用権利判定手
段15の実施の形態2における暗号化コンテンツS7の
利用許可判定処理を示したものである。同図において、
まずセキュアデータ読出・書込手段12を介して暗号化
コンテンツS7の利用可能残存時間S5をプロテクト領
域23から読み出し(ステップ2000)、利用可能残
存時間S5が0より大きいかどうか検査する(ステップ
2001)。利用可能残存時間S5が0以下である場合
には利用不許可と判定し、利用許可信号S8を送出中で
ある場合には送出を停止して(ステップ2010)終了
する。
【0045】利用可能残存時間S5が0より大きい場合
には、利用推定時間z3を暗号化コンテンツS7の特性
に基づいて算出する(ステップ2002)。利用推定時
間z3としては、例えば暗号化コンテンツS7が暗号化
された映像情報である場合には、その再生時間とすれば
よい。次に利用可能残存時間S5をCPUの主メモリ領
域に初期値z4として退避し、利用可能残存時間S5を
初期値z4から推定利用時間z3を減じた時間に設定
し、また現在時刻を取得してCPUの主メモリ領域に利
用開始時刻t5として退避する(ステップ2003)。
設定された利用可能残存時間S5は直ちにセキュアデー
タ読出・書込手段12を介してプロテクト領域23に書
き戻す(ステップ2004)。
【0046】次に再び現在時刻t6を取得し、利用開始
時刻t5から利用推定時間z3に示された時間だけ経過
した時刻t7と比較し、t6がt7に到達していないか
どうか検査する(ステップ2005)。t6がt7に到
達もしくはt7を超過した場合(ステップ2005でN
o)は利用不許可と判定し、利用許可信号S8を送出中
である場合には送出を停止して(ステップ2010)終
了する。t6がt7に到達していない場合(ステップ2
005でYes)には利用許可と判定し、利用許可信号
S8の送出中でなければ送出を開始する(ステップ20
06)。
【0047】次に利用者が再生ストップキーを操作し暗
号化コンテンツS7の利用停止を選択していないかどう
かを検査し(ステップ2007)、利用が継続されてい
ればステップ2005に戻る。利用が停止されていれ
ば、現在時刻t8を取得して利用開始時刻t5からの現
在時刻t8までの経過時間z5を算出し、初期値z4か
ら経過時間z5を減じた時間を利用可能残存時間S5と
して設定し(ステップ2008)、セキュアデータ読出
・書込手段12を介してプロテクト領域23に書き戻し
(ステップ2009)、利用許可信号の送出を停止して
(ステップ2010)終了する。
【0048】(実施の形態3)図6は、利用権利判定手
段15の実施の形態3における暗号化コンテンツS7の
利用許可判定処理を示したものである。同図において、
まずセキュアデータ読出・書込手段12を介して暗号化
コンテンツS7の利用可能残存時間S5をプロテクト領
域から読み出し(ステップ3000)、現在時刻を取得
してCPUの主メモリ領域に更新時刻t9として退避す
る(ステップ3001)。
【0049】次に利用可能残存時間S5が0より大きい
かどうか検査する(ステップ3002)。利用可能残存
時間S5が0以下である場合には利用不許可と判定し、
利用許可信号S8を送出中である場合には送出を停止し
て(ステップ3010)終了する。利用可能残存時間S
5が0より大きい場合には、更に現在時刻t10を取得
し、更新時刻t9から予め定められた更新時間z6だけ
経過した時刻t11(次期更新時刻という)と現在時刻
t10を比較する(ステップ3003)。現在時刻t1
0が次期更新時刻t11に到達していない場合には(ス
テップ3003でYes)、利用許可信号S8の送出中
でなければ送出を開始する(ステップ3006)。
【0050】現在時刻t10が次期更新時刻t11に到
達もしくはt11を超過している場合は(ステップ30
03でNo)、利用可能残存時間S5から更新時間z6
を減じ、更新時刻t9を更新時間z6だけ進める(ステ
ップ3004)。更新された利用可能残存時間S5はセ
キュアデータ読出・書込手段12を介してプロテクト領
域23に書き戻した(ステップ3005)後、利用許可
信号S8の送出中でなければ送出を開始する(ステップ
3006)。
【0051】ステップ3006に続いて、利用者が暗号
化コンテンツS7の利用を停止していないかどうかを検
査し(ステップ3007)、利用が継続されていればス
テップ3002に戻る。利用が停止されていれば、現在
時刻t12を取得して更新時刻t9からの現在時刻t1
2までの経過時間z7を算出し、利用可能残存時間S5
を経過時間z7だけ減少させた上で(ステップ300
8)、セキュアデータ読出・書込手段12を介してプロ
テクト領域23に書き戻し(ステップ3009)、利用
許可信号の送出を停止して(ステップ3010)終了す
る。
【0052】以上のように、本発明によれば認証機能付
き記録媒体に暗号化ディジタル情報とともに利用可能残
存時間及び復号鍵を記録させておくことで、著作権者が
設定した利用可能時間内においてのみ、暗号化コンテン
ツの復号及び利用を許可することが可能となるものであ
って、著作権保護の対象となるディジタル情報の利用者
と著作権者の間での利用契約形態として、従来の買い取
り形式だけでなく、レンタルビデオ/CDにみられるよ
うな、利用時間を限定した利用権の取引に対応すること
ができる。
【0053】また、利用可能残存時間を更新するセキュ
アデータ読出・書込手段を、1.利用開始時に利用可能
残存時間を0に設定し、利用停止時に実際の利用時間に
基づいて利用可能残存時間を更新する方法、2.利用開
始時に推定利用時間分を利用可能残存時間から減算して
おき、利用停止時に実際の利用時間に基づいて利用可能
残存時間を更新する方法、3.利用中一定の更新時間が
経過するごとに実際の利用時間に基づいて利用可能残存
時間を更新する方法、のいずれかの処理を行うように構
成することによって、元の利用可能残存時間から更新時
においてコンテンツが実際に出力された時間を減算した
時間よりも短い時間を示すように残存時間情報を更新す
る或いは予め定められた更新時間が経過する毎に、残存
時間情報に示される残存時間から前記更新時間相当の時
間分を更新するようにしているので、悪意のユーザによ
る利用終了間際などに突然主電源をオフとしたり、記録
媒体を読出装置から脱出させるなどの行為があったとし
ても適切に残存時間を更新することを可能としている。
また、実際の利用時間を減算した時間よりも短い時間に
元の残存時間が更新することができるので、悪意のユー
ザが利用終了間際などに突然主電源をオフとしたり、記
録媒体を読出装置から脱出させるなどの行為は無駄に終
わり、著作物の利用時間が実質的に延長されるといった
著作権者が不利益を蒙ることを防止することができる。
【0054】本発明は上記実施の形態に限定されること
なく、本発明の技術的思想の範疇に含まれる限りの変形
実施形態にて実施することが可能である。変形実施例と
しては以下のものがある。 (1)上記コンテンツとしては、映像データであった
が、これに限られるものではなく、出版物や、オーディ
オデータなどでも同様に利用可能残存時間による利用制
限制御を行うことができる。
【0055】(2)上記実施形態では、複数のコンテン
ツを格納した一つのコンテンツフォルダに対して一つの
利用可能残存時間を対応させて規定した場合について説
明したが、これに限られず、複数のコンテンツフォルダ
に対して一つの利用可能残存時間を対応させて規定して
利用時間を制限するようにしても良いし、コンテンツフ
ォルダ内の一つのコンテンツそれぞれに対して、一つの
利用可能残存時間を対応させて規定して利用時間を制限
するようにしても良い。
【0056】(3)上記実施形態において、利用が行わ
れるに連れて刻々と減少してゆく利用可能残存時間を再
生装置の表示部に表示させて、ユーザに知らせるように
することもできる。 (4)上記実施形態において、悪意のユーザによる利用
終了間際などに突然主電源をオフとしたり、記録媒体を
読出装置から脱出させるなどの行為があったとしても適
切に残存時間を更新するために、更新処理の方法を工夫
したが、利用が完了し更新処理が終わらなければ記録媒
体を装置から脱出させられない仕組みや、主電源のスイ
ッチキーをロックする仕組みを設けることもできる。
【0057】(5)上記実施形態において、利用権利判
定手段15から利用許可信号S8を復号化手段14に送
出するようにしてコンテンツの出力を制御したが、利用
権利判定手段15から利用許可信号S8をコンテンツ出
力手段16に送出するようにして利用許可信号S8の送
出されている間に限り、コンテンツの出力を実行させる
ように制御してもよい。
【0058】また、記録媒体にセキュアデータとして記
録された利用時間を超える場合には、外部装置(再生装
置などの利用装置)への出力を停止させたが、セキュア
データとして記録された利用時間を超える場合には、利
用装置における再生、表示などを行う利用手段(再生手
段、表示手段など)の動作を停止させるようにすること
もできる。つまり、利用可能残存時間S5をセキュアデ
ータ読出・書出手段12を介してプロテクト領域23よ
り読み出し、暗号化コンテンツS7が利用可能であるか
を利用権利判定手段15が判定し、暗号化コンテンツS
7が利用可能な状態であると判定している間、利用権利
判定手段15は利用装置の利用手段(再生手段、表示手
段など)に対して利用許可信号S8を送出するようにす
る。そして、利用手段は、この利用許可信号S8が送出
されている間、再生、表示などの利用を行うことを可能
とする。
【0059】(6)上記実施形態では、各コンテンツフ
ォルダに対して1対1で対応するようにKey&Rul
e Entryを設けて利用制限を行い、一つのコンテ
ンツフォルダのデータにおいて利用時間がなくなれば当
該コンテンツフォルダ内のどのコンテンツも利用するこ
とはもはやできないという制御、また、複数のコンテン
ツフォルダに対して一つの利用可能残存時間を対応させ
て規定して利用時間を制限するようにし、この複数のコ
ンテンツフォルダのデータにおいて利用時間がなくなれ
ば当該複数のコンテンツフォルダ内のどのコンテンツも
利用することはもはやできないという制御、更に、コン
テンツフォルダ内の一つのコンテンツそれぞれに対し
て、一つの利用可能残存時間を対応させて規定して利用
時間を制限するという制御であったが、何れの場合にお
いても、一の残存時間情報の示す残存時間を他の残存時
間情報の示す残存時間に加算する演算手段を設け、この
加算後の値に基づいて利用制限の制御を行うようにする
ことができる。これによれば、ユーザが頻繁に利用する
コンテンツについては、繰り返し利用することが可能と
なる。
【0060】(7)実施の形態2におけるステップ20
02で設定する利用推定時間z3が読み出した利用可能
残存時間S5の初期値z4を超えることとなる場合に
は、当該利用可能残存時間S5(初期値z4)と同じ値
にするようにしても良い。また、利用推定時間z3とし
ては、例えば、コンテンツ提供者が指定した値としても
良い。また、映画、音楽などコンテンツの種別ごとにユ
ーザが連続して利用した情報を履歴として保持してお
き、コンテンツの種別ごとの履歴情報に応じて利用推定
時間z3を設定しても良い。あるいは、コンテンツ読出
装置1が携帯型の装置であれば、電池の残量に応じて利
用推定時間z3を設定しても良い。
【0061】(8)上記実施形態における、コンテンツ
読出装置の動作を実現するプログラムを記憶媒体に格納
して流通させ、これをコンテンツ読み出しの際にCPU
を備えたコンテンツ読出装置にインストールして使用す
るようにすることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンテン
ツ読出装置は、何れかのコンテンツ読出装置が接続され
た際、そのコンテンツ読出装置が正当か否かを認証する
認証回路と、当該装置が正当であることが認証回路によ
り認証された場合のみ、アクセスされるプロテクト領域
を備えた記録媒体であって、1又は複数のコンテンツを
記録するとともに、そのコンテンツの利用が許容される
残存時間を示す残存時間情報をプロテクト領域に記録し
た記録媒体から、各コンテンツを読み出すコンテンツ読
出手段と、残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時
間情報読出手段と、読み出したコンテンツを連続して外
部装置に出力するコンテンツ出力手段と、コンテンツの
出力開始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報
の示す残存時間に達したときには、コンテンツ出力手段
によるコンテンツの出力を停止させるコンテンツ出力停
止手段と、を含むことを特徴とする。
【0063】また、本発明のコンテンツ再生装置は、何
れかのコンテンツ再生装置が接続された際、そのコンテ
ンツ再生装置が正当か否かを認証する認証回路と、当該
装置が正当であることが認証回路により認証された場合
のみ、アクセスされるプロテクト領域を備えた記録媒体
であって、1又は複数のコンテンツを記録するととも
に、そのコンテンツの利用が許容される残存時間を示す
残存時間情報をプロテクト領域に記録した記録媒体か
ら、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出手段と、残
存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報読出手
段と、コンテンツを再生する再生手段と、コンテンツの
出力開始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報
の示す残存時間に達したときには、再生手段によるコン
テンツの再生を停止させるコンテンツ再生停止手段と、
を含むことを特徴とする。
【0064】また、本発明のコンテンツ制御プログラム
は、CPUを備えるコンテンツ読出装置に、コンテンツ
出力の制御を行わせるコンテンツ制御プログラムであっ
て、何れかのコンテンツ読出装置が接続された際、その
コンテンツ読出装置が正当か否かを認証する認証回路
と、当該装置が正当であることが認証回路により認証さ
れた場合のみ、アクセスされるプロテクト領域を備えた
記録媒体であって、1又は複数のコンテンツを記録する
とともに、そのコンテンツの利用が許容される残存時間
を示す残存時間情報をプロテクト領域に記録した記録媒
体から、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出手順
と、残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報
読出手順と、読み出したコンテンツを連続して外部装置
に出力するコンテンツ出力手順と、コンテンツの出力開
始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報の示す
残存時間に達したときには、コンテンツ出力手順による
コンテンツの出力を停止させるコンテンツ出力停止手順
と、を含むことを特徴とする。
【0065】また、本発明のコンテンツ制御プログラム
を記録した記録媒体は、CPUを備えるコンテンツ読出
装置に、コンテンツ出力の制御を行わせる制御プログラ
ムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であっ
て、何れかのコンテンツ読出装置が接続された際、その
コンテンツ読出装置が正当か否かを認証する認証回路
と、当該装置が正当であることが認証回路により認証さ
れた場合のみ、アクセスされるプロテクト領域を備えた
記録媒体であって、1又は複数のコンテンツを記録する
とともに、そのコンテンツの利用が許容される残存時間
を示す残存時間情報をプロテクト領域に記録した記録媒
体から、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出手順
と、残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報
読出手順と、読み出したコンテンツを連続して外部装置
に出力するコンテンツ出力手順と、コンテンツの出力開
始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報の示す
残存時間に達したときには、コンテンツ出力手順による
コンテンツの出力を停止させるコンテンツ出力停止手順
と、を含むプログラムが記録されたことを特徴とする。
【0066】これらにより、残存時間情報読出手段によ
り残存時間情報を記録媒体から読み出し、コンテンツ出
力停止手段により、コンテンツの出力開始時点からの経
過時間が読み出した残存時間情報の示す残存時間に達し
たときには、コンテンツ出力手段によるコンテンツの出
力を停止させることができるので、利用装置におけるコ
ンテンツの利用を予め定められた利用時間の範囲内に制
限することが可能となる。このように、利用時間を限定
した利用権の取引に対応することができる。
【0067】本発明のコンテンツ読出装置は、更に、前
記残存時間情報を更新する更新手段であって、残存時間
情報の示す残存時間から更新時において出力された時間
を減算した時間よりも短い時間を示すように前記残存時
間情報を更新する更新手段を含み、前記コンテンツ出力
停止手段は、コンテンツの出力開始時点からの経過時間
が更新前の残存時間情報の示す残存時間に達したときに
は、コンテンツの出力を停止させることを特徴とする。
【0068】このように、更新手段により残存時間情報
の示す残存時間から更新時において出力された時間を減
算した時間よりも短い時間を示すように残存時間情報を
更新し、前記コンテンツ出力停止手段により、コンテン
ツの出力開始時点からの経過時間が更新前の残存時間情
報の示す残存時間に達したときには、コンテンツの出力
を停止させることから、コンテンツの利用を予め定めら
れた利用時間の範囲内に制限することが可能となるとと
もに、実際の利用時間を減算した時間よりも短い時間に
元の残存時間が更新されるので、悪意のユーザによる利
用終了間際などに突然主電源をオフとしたり、記録媒体
を読出装置から脱出させるなどの行為があったとしても
適切に残存時間を更新することができる。また、実際の
利用時間を減算した時間よりも短い時間に元の残存時間
が更新されるので、悪意のユーザが利用終了間際などに
突然主電源をオフとしたり、記録媒体を読出装置から脱
出させるなどの行為は無駄に終わり、著作物の利用時間
が実質的に延長されるといった著作権者が不利益を蒙る
ことを防止することができる。
【0069】ここで、前記更新手段は、前記残存時間情
報の示す残存時間をゼロに更新し、コンテンツ出力終了
時に、コンテンツ出力開始時点からコンテンツ出力終了
時点までの出力時間に基づいて更新し直すことを特徴と
するものとすることができる。ここで、前記更新手段
は、所定単位の連続出力の終了前にその出力するに要す
る時間分残存時間情報を更新し、コンテンツ出力終了時
に、コンテンツ出力開始時点からコンテンツ出力終了時
点までの出力時間に基づいて更新し直すことを特徴とす
るものとすることができる。
【0070】本発明のコンテンツ読出装置は、予め定め
られた更新時間が経過する毎に、前記残存時間情報の示
す残存時間から前記更新時間相当の時間分を更新する更
新手段を含み、前記コンテンツ出力停止手段は、コンテ
ンツの出力開始時点からの経過時間が更新前の残存時間
情報の示す残存時間に達したときには、コンテンツの出
力を停止させることを特徴とする。
【0071】このように、更新手段により予め定められ
た更新時間が経過する毎に、残存時間情報の示す残存時
間から前記更新時間相当の時間分を更新し、前記コンテ
ンツ出力停止手段により、コンテンツの出力開始時点か
らの経過時間が更新前の残存時間情報の示す残存時間に
達したときには、コンテンツの出力を停止させることか
ら、コンテンツの利用を予め定められた利用時間の範囲
内に制限することが可能となるとともに、実際の利用時
間を減算した時間とは短い時間に元の残存時間が更新す
ることができるので、悪意のユーザによる利用終了間際
などに突然主電源をオフとしたり、記録媒体を読出装置
から脱出させるなどの行為があったとしても適切に残存
時間を更新することができる。また、実際の利用時間を
減算した時間よりも短い時間に元の残存時間が更新する
ことができるので、悪意のユーザが利用終了間際などに
突然主電源をオフとしたり、記録媒体を読出装置から脱
出させるなどの行為は無駄に終わり、著作物の利用時間
が実質的に延長されるといった著作権者が不利益を蒙る
ことを防止することができる。
【0072】ここで、前記コンテンツ読出装置は、ユー
ザからのコンテンツ出力停止させることの指示を受け付
けるコンテンツ出力停止指示受付手段を含み、コンテン
ツ出力停止指示を受け付けた場合には、コンテンツの出
力開始時点からの経過時間が読み出した残存時間情報の
示す残存時間の時間内であっても、コンテンツ出力制限
手段は、コンテンツの出力を停止させ、前記更新手段
は、ユーザの指示によるコンテンツの出力停止時に、コ
ンテンツ出力開始時点からユーザの指示によるコンテン
ツの出力停止時点までの出力時間に基づいて更新し直す
ことを特徴とするものとすることができる。
【0073】なお、本発明は、記録媒体に記録された映
像情報、音声情報などのディジタル情報の読出装置とし
て極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、SDメモリカードの外観図である。
図1Bは、SDメモリカードの階層構造を示す図であ
る。図1Cは、SDメモリカードにおける物理層の構成
を示す図である。
【図2】SDメモリカードが有しているユーザ領域及び
プロテクト領域のファイル構成、ディレクトリ構成を示
す図である。
【図3】各実施形態に共通するコンテンツ読出装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3におけるコンテンツ読出装置を構成する利
用権利判定手段15の、実施の形態1おける暗号化コン
テンツの利用許可判定処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】図3におけるコンテンツ読出装置を構成する利
用権利判定手段15の、実施の形態2おける暗号化コン
テンツの利用許可判定処理動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】図3におけるコンテンツ読出装置を構成する利
用権利判定手段15の、実施の形態3おける暗号化コン
テンツの利用許可判定処理動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 コンテンツ読出装置 11 認証手段 12 セキュアデータ読出・書込手段 13 データ選択・読出手段 14 復号化手段 15 利用権利判定手段 16 コンテンツ出力手段 100 SDメモリカード 1001 システム領域 1002 Hidden領域 1003 プロテクト領域 1004、1005 AKE処理部 1006 Ks復号化部 1007 Ks暗号化部 1008 ユーザ領域 S4 セキュアデータ S5 利用可能残存時間 S7 コンテンツ S8 利用許可信号 S9 復号鍵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 孝憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 原田 俊治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤村 一哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA07 BB10 CA16 5B035 BB09 BC00 CA29

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】何れかのコンテンツ読出装置が接続された
    際、そのコンテンツ読出装置が正当か否かを認証する認
    証回路と、当該装置が正当であることが認証回路により
    認証された場合のみ、アクセスされるプロテクト領域を
    備えた記録媒体であって、1又は複数のコンテンツを記
    録するとともに、そのコンテンツの利用が許容される残
    存時間を示す残存時間情報をプロテクト領域に記録した
    記録媒体から、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出
    手段と、 残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報読出
    手段と、 読み出したコンテンツを連続して外部装置に出力するコ
    ンテンツ出力手段と、 コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読み出した
    残存時間情報の示す残存時間に達したときには、コンテ
    ンツ出力手段によるコンテンツの出力を停止させるコン
    テンツ出力停止手段と、を含むことを特徴とするコンテ
    ンツ読出装置。
  2. 【請求項2】前記コンテンツ読出装置は、更に、 前記残存時間情報を更新する更新手段であって、残存時
    間情報の示す残存時間から更新時において出力された時
    間を減算した時間よりも短い時間を示すように前記残存
    時間情報を更新する更新手段を含み、 前記コンテンツ出力停止手段は、コンテンツの出力開始
    時点からの経過時間が更新前の残存時間情報の示す残存
    時間に達したときには、コンテンツの出力を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ読出装
    置。
  3. 【請求項3】前記更新手段は、前記残存時間情報の示す
    残存時間をゼロに更新し、コンテンツ出力終了時に、コ
    ンテンツ出力開始時点からコンテンツ出力終了時点まで
    の出力時間に基づいて更新し直すことを特徴とする請求
    項2に記載のコンテンツ読出装置。
  4. 【請求項4】前記更新手段は、所定単位の連続出力の終
    了前にその出力するに要する時間分残存時間情報を更新
    し、コンテンツ出力終了時に、コンテンツ出力開始時点
    からコンテンツ出力終了時点までの出力時間に基づいて
    更新し直すことを特徴とする請求項2に記載のコンテン
    ツ読出装置。
  5. 【請求項5】予め定められた更新時間が経過する毎に、
    前記残存時間情報の示す残存時間から前記更新時間相当
    の時間分を更新する更新手段を含み、 前記コンテンツ出力停止手段は、コンテンツの出力開始
    時点からの経過時間が更新前の残存時間情報の示す残存
    時間に達したときには、コンテンツの出力を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ読出装
    置。
  6. 【請求項6】前記コンテンツ読出装置は、ユーザからの
    コンテンツ出力停止させることの指示を受け付けるコン
    テンツ出力停止指示受付手段を含み、 コンテンツ出力停止指示を受け付けた場合には、コンテ
    ンツの出力開始時点からの経過時間が読み出した残存時
    間情報の示す残存時間の時間内であっても、コンテンツ
    出力制限手段は、コンテンツの出力を停止させ、 前記更新手段は、ユーザの指示によるコンテンツの出力
    停止時に、コンテンツ出力開始時点からユーザの指示に
    よるコンテンツの出力停止時点までの出力時間に基づい
    て更新し直すことを特徴とする請求項3乃至請求項5の
    何れかに記載のコンテンツ読出装置。
  7. 【請求項7】前記記録媒体は、複数のコンテンツと各コ
    ンテンツに対応した残存時間情報を記録しており、 前記コンテンツ出力停止手段は、各コンテンツの出力開
    始時点からの経過時間が対応する各残存時間情報の示す
    残存時間に達したときには、コンテンツ出力手段による
    コンテンツの出力を停止させることを特徴とする請求項
    1に記載のコンテンツ読出装置。
  8. 【請求項8】前記記録媒体は、複数のコンテンツと、各
    コンテンツ及び/又は複数のコンテンツのなかから選ば
    れた複数のコンテンツに共通して対応した残存時間情報
    を記録しており、 一の残存時間情報の示す残存時間を他の残存時間情報の
    示す残存時間に加算する残存時間演算手段を含むことを
    特徴とする請求項1に記載のコンテンツ読出装置。
  9. 【請求項9】前記記録媒体は、複数のコンテンツと各コ
    ンテンツに対応した残存時間情報を記録し、 前記コンテンツは暗号化されて記録され、 また、前記記録媒体は、暗号化された各コンテンツを復
    号化する復号鍵を記録しており、 前記コンテンツ読出装置は、暗号化されたコンテンツに
    対応する復号鍵で復号化する復号化手段を含み、 前記コンテンツ出力手段は、復号化したコンテンツを出
    力し、 ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ読出装
    置。
  10. 【請求項10】前記記録媒体は、暗号化されたコンテン
    ツが複数記録されるユーザ領域を備え、 また、暗号化された各コンテンツを復号化する復号鍵と
    各コンテンツに対応した残存時間情報とをプロテクト領
    域に記録しており、 前記コンテンツ読出装置は、暗号化されたコンテンツに
    対応する復号鍵で復号化する復号化手段を含み、 前記コンテンツ出力手段は、復号化したコンテンツを出
    力することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ読
    出装置。
  11. 【請求項11】何れかのコンテンツ再生装置が接続され
    た際、そのコンテンツ再生装置が正当か否かを認証する
    認証回路と、当該装置が正当であることが認証回路によ
    り認証された場合のみ、アクセスされるプロテクト領域
    を備えた記録媒体であって、1又は複数のコンテンツを
    記録するとともに、そのコンテンツの利用が許容される
    残存時間を示す残存時間情報をプロテクト領域に記録し
    た記録媒体から、各コンテンツを読み出すコンテンツ読
    出手段と、 残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報読出
    手段と、 コンテンツを再生する再生手段と、 コンテンツの再生開始時点からの経過時間が読み出した
    残存時間情報の示す残存時間に達したときには、再生手
    段によるコンテンツの再生を停止させるコンテンツ再生
    停止手段と、を含むことを特徴とするコンテンツ再生装
    置。
  12. 【請求項12】CPUを備えるコンテンツ読出装置に、
    コンテンツ出力の制御を行わせるコンテンツ制御プログ
    ラムであって、 何れかのコンテンツ読出装置が接続された際、そのコン
    テンツ読出装置が正当か否かを認証する認証回路と、当
    該装置が正当であることが認証回路により認証された場
    合のみ、アクセスされるプロテクト領域を備えた記録媒
    体であって、1又は複数のコンテンツを記録するととも
    に、そのコンテンツの利用が許容される残存時間を示す
    残存時間情報をプロテクト領域に記録した記録媒体か
    ら、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出手順と、 残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報読出
    手順と、 読み出したコンテンツを連続して外部装置に出力するコ
    ンテンツ出力手順と、 コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読み出した
    残存時間情報の示す残存時間に達したときには、コンテ
    ンツ出力手順によるコンテンツの出力を停止させるコン
    テンツ出力停止手順と、を含むことを特徴とするコンテ
    ンツ出力制御プログラム。
  13. 【請求項13】CPUを備えるコンテンツ読出装置に、
    コンテンツ出力の制御を行わせる制御プログラムを格納
    したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 何れかのコンテンツ読出装置が接続された際、そのコン
    テンツ読出装置が正当か否かを認証する認証回路と、当
    該装置が正当であることが認証回路により認証された場
    合のみ、アクセスされるプロテクト領域を備えた記録媒
    体であって、1又は複数のコンテンツを記録するととも
    に、そのコンテンツの利用が許容される残存時間を示す
    残存時間情報をプロテクト領域に記録した記録媒体か
    ら、各コンテンツを読み出すコンテンツ読出手順と、 残存時間情報を記録媒体から読み出す残存時間情報読出
    手順と、 読み出したコンテンツを連続して外部装置に出力するコ
    ンテンツ出力手順と、 コンテンツの出力開始時点からの経過時間が読み出した
    残存時間情報の示す残存時間に達したときには、コンテ
    ンツ出力手順によるコンテンツの出力を停止させるコン
    テンツ出力停止手順と、を含むプログラムが記録された
    ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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