JP4630972B2 - ディスクのスピン付与送出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクにスピンを付与し、かつ、送り出すディスクのスピン付与送出装置の改良に関する。
特に、ディスク位置との関係を考慮せずにディスクにスピンを付与できるスピン付与送出装置に関する。
詳しくは、円形のディスクを縦軸周りに回転を付与して所定の位置に払いだすことができるスピン付与送出装置の改良に関する。
なお、本明細書で使用する「ディスク」は、通貨であるコイン、ゲーム機のメダルやトークン等の代用貨幣、及び、それらと類似のものを包含する。
ディスク形状は、五角形、六角形、八角形等、円板に近似した形状であってもよい。
第1の従来技術として円形のディスクを一列に整列して自然下降するようにし、最も下のディスクの中心位置を加撃片により勢いよく加撃することにより当該ディスクを勢いよく押し出し、押し出されたディスクの直ぐ前方に位置するスピン付与体にディスクの偏倚位置を衝突させてディスクにスピンを付与する装置が知られている(特許文献1参照)。
第2の従来技術として、ディスクが通過する通孔を有する回転ディスクによって一つずつ送り出されたディスクを一列に整列して移動させ、当該一列に整列されたディスク列の最先のディスクを押し出し装置によって出口開口をとおして並列する通路に押し出し、左右に払い出す装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平11-146977(段落番号0095〜0105、図11〜23) 特開2003-162746(段落番号0015〜0060、図2〜9)
第1の従来技術において、ディスクは顧客の引き金操作によって勢いよく移動する加撃片により弾き出された直後、ディスクの偏倚部がスピン付与体により衝突することによりスピンが付与される。
この構造を利用して自動的にディスクにスピンを付与することができる、
この場合、加撃片によるディスクの加撃位置が重要であるため、ディスクが所定の位置に存することを検知した後、加撃片を作動させる必要があり、ディスクの位置センサや加撃片の駆動装置が必要であり、装置が大型化、高額化する問題がある。
また、第1の従来技術は重力によりディスクを加撃位置に供給するため、ディスクの投入口よりも上位においてメダルにスピンを付与することが出来なかった。
換言すれば、メダルの払出口の位置の影響を受け、払出口の高さ位置には制限があった。
第2の従来技術に第1の従来技術を組み合わせることが出来る。
すなわち、押出装置によって押し出されたディスクの偏倚位置にスピン付与体を衝突するよう配置することができる。
しかしこの場合、コインのスピンが安定せず、良くスピンされる場合や全くスピンしないことがあること、及び、押出方向が安定しないことが判明し俄に採用することができない。
本発明者はこれらの問題を解決するため鋭意研究の結果、これらのスピン及び押出方向のバラツキを解消したものである。
すなわち、ディスクは回転ディスクの回転により間欠的に送り出され、出口開口に相対している場合、押出装置によって押出力を受けている。
これにより、出口開口に面しているディスクは出口開口端縁とディスクとの間の静止力に対し押出力が勝った場合、出口開口へ押し出される。
結果として、ディスクが押し出される際の位置及び姿勢が一定しないため、ディスクがスピン付与体に衝突する姿勢及び位置がばらつき、スピンの状況及び押出方向が一定しない原因であることを突き止め、前記問題を解決したものである。
本発明の第1の目的は、ディスクのスピン状況及び押し出し方向をほぼ一定にできるディスクのスピン付与送出装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、ディスクのスピン状況及び押し出し方向をほぼ一定にできる小型のディスクのスピン付与送出装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ディスクを縦軸回りにスピンさせることができるディスクのスピン付与送出装置を提供することである。
この目的を達成するため、本発明は以下のように構成されている。
ディスクを一つずつ送り出す送り出し装置と、前記送り出されディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、前記ガイド通路の一側に開口された出口開口と、前記出口開口の反対側に配置され、前記ディスクを前記ガイド通路から押し出す押し出し装置と、前記押し出されたディスクの中心から偏倚した位置に衝突し、かつ、前記出口開口に近づくよう弾性的に支持されているスピン付与体と、を備えたディスクのスピン付与送出装置である。
本発明は、ディスクを水平若しくは所定の上向き傾斜でガイド通路に送り出す送り出し装置と、前記ディスクを一列に並べて前記ディスクが垂立すると共に水平方向に移動するよう誘導するガイド通路と、前記水平方向に垂立状態で移動するガイド通路の一側に開口された出口開口と、前記出口開口の反対側に配置され、前記ディスクを前記ガイド通路から前記出口開口へ押し出す押し出し装置と、前記押し出されたディスクの中心から偏倚した位置において垂立し、前記押し出されたディスクの中心から偏倚した位置に衝突し、かつ、前記出口開口に近づくよう弾性的に支持されているスピン付与体と、を備えたディスクのスピン付与送出装置であることが第1実施態様として好ましい
本発明は、ディスクのスピン付与送出装置において、前記スピン付与体は、支軸に回転自在に支持され、かつ、前記出口開口に近づくよう弾性的に付勢されたローラであることを特徴とすることが第2実施態様として好ましい
本発明は、ディスクのスピン付与送出装置において、前記ガイド通路は、所定の間隔でベースプレートに固定されたディスクの周縁を案内するための一対のガイドレールと、前記ベースプレートに対し前記ガイド通路の長手方向に位置調整可能に固定され、前記ディスク面を案内するための面ガイドプレートと、を含むことを特徴とすることが第3実施態様として好ましい
請求項1の発明において、ディスクは送り出し装置によって一つずつガイド通路に送り出され、一列に並べられてガイド通路を進行する。
ガイド通路を進行する最先のディスクは出口開口に相対する。
同時に、ディスクは出口開口の反対側に位置する押出装置によって出口開口へ向けて押され、出口開口の縁部による制止力に対し押出装置による押出力が勝った時に押し出される。
このとき、押出装置はディスクの中央を押すので、ディスクは概ねガイド通路に対し直角方向へ払い出されるので、払出方向が安定する。
押し出されたディスクの偏倚位置がスピン付与体に衝突する。
スピン付与体は、弾性的に支持されているので、前記衝突によりその衝撃を緩和するようガイド通路から離れる方向に移動した後、弾発力による戻り動によって当該ディスクの偏倚位置を押動する。
換言すれば、ディスクの端部はスピン付与体によってスナップされるように押動されるので、ディスクは勢いよくスピンされる。
よって、ディスクのスピン状況及び押し出し方向がほぼ一定になる利点がある。
本発明の第1実施態様において、ディスクは送り出し装置によって一つずつ送り出され、ガイド通路に一列に整列される。
ガイド通路の出口開口が形成されている部分はディスクが水平方向に垂立状態で移動する。
垂立状態で整列された先端のディスクは出口開口に相対し、同時に、押出装置によって出口開口へ押される。
出口開口の周縁とディスクとの制止力に対し押出装置による押力が勝った場合、出口開口から勢いよく押し出される。
換言すれば、ディスクはその回転軸線が垂立状態で押し出されるから、落下した台上においてスピンする。
したがって、払い出されたディスクが平面上で勢いよくスピンされる趣向を備えたゲーム機等に利用できる利点がある。
本発明の第2実施態様において、ディスクの押し出し方向に対し逆方向へスピン付与体が移動する場合、スピン付与体がローラであるので、ディスクを擦ることなく相対移動する。
よって、ディスクの端部は、スピン付与体によってスナップされるように勢いよく押される。
これにより、ディスクとスピン付与体との間の摩擦力のバラツキによる影響がないので、ディスクは勢いよくスピンされ、かつ、押し出し方向がさらに安定する。
本発明の第3実施態様において、ガイド通路において、ディスクの外周はベースプレートに固定された一対のガイドレールによって案内される。
ディスクの面は、ベースプレート及びそれに固定された面ガイドプレートにより案内される。
よって、ディスクの直径が変更された場合、ガイドレールの間隔を調整することにより、ディスクが一列に案内されるよう調整することができる。
さらに、面ガイドプレートをベースプレートに対しガイド通路の長手方向に位置調整することにより、回転ディスクと出口開口との位置関係をディスクの押し出しに適するよう調整することができる。
よって、ディスクの直径が変更されてもディスクに対し最適のスピンを付与し、かつ、押し出し方向を大凡一定にすることができる利点がある。
ディスクを水平若しくは所定の上向き傾斜でガイド通路に送り出す送り出し装置と、前記ディスクを一列に並べて前記ディスクが垂立すると共に水平方向に移動するよう誘導するガイド通路と、前記水平方向に垂立状態で移動するガイド通路の一側に開口された出口開口と、前記出口開口の反対側に配置され、前記ディスクを前記ガイド通路から前記出口開口を通って押し出す押し出し装置と、前記押し出されたディスクの中心から偏倚した位置において垂立し、前記押し出し装置によって押し出されたディスクに衝突し、かつ、支軸に回転自在に前記出口開口へ近づくよう弾性的に支持したローラであるスピン付与体と、を備えたディスクのスピン付与送出装置である。
図1は、実施例のスピン付与送出装置の全体斜視図である。
図2は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の正面図である。
図3は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の平面図である。
図4は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の背面図である。
図5は、図2におけるA―A線断面図である。
図6は、図2におけるB―B線断面の拡大図である。
図7から図11は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。
以下の説明において、上下左右の用語は説明の便宜のため用いるものである。
したがって、本発明の権利範囲を理解する場合、上下左右の文言はそれらに左右されない。
図1において、スピン付与送出装置100は、送り出し装置102、ガイド通路104、ガイド通路の出口開口106、押出装置108及びスピン付与体110を含んでいる。
まず、送り出し装置102を図1を参照して説明する。
送り出し装置102は、ディスクDを一つずつ整列してガイド通路104に送り出す機能を有する。
送り出し装置102として、所謂コインホッパ112を使用することができる。
コインホッパ112は、フレーム114と、フレーム114の上端に斜めに固定されたホッパベース116と、ホッパベース116の上面に固定され、かつ、ディスクDを貯留する筒形の保留ボウル118と、ホッパベース116に近接した保留ボウル118の底部で回転し、周縁部にディスクDが落下する複数の通孔120を有するディスクDの送り出し用の回転ディスク122を有する。
これにより、回転ディスク122が回転した場合、ディスクDが通孔120に落下して一つずつ区分けされ、ホッパベース116に支えられつつ回転ディスク122によって回動させられ、所定位置において回転ディスク122の周方向へ送り出され、ガイド通路104へ案内される。
コインホッパ112は、例えば特開平6-150102号に開示されたコインホッパを使用することができる。
次にガイド通路104を図1を参照して説明ずる。
ガイド通路104は、ディスクDを一列に並べて誘導する機能を有し、本実施例では、エスカレータ122によってガイド通路104が構成されている。
ガイド通路104は、エスカレーターガイド通路136と払出部ガイド通路146を含んでいる。
まず、エスカレーターガイド通路136を説明する。
上方に延びるエスカレータ122がホッパベース116に固定されている。
エスカレータ122は、縦長矩形のベース126と、ディスクDの厚みよりも僅かに厚い一対の細長板形のガイドプレート128及び130(130は見えない)と、それらガイドプレートにあてがったサポート板132を有する。
前記一対のガイドプレート128及び130の間隔は、ディスクDの直径よりも僅かに大きい。
サポート板132の中央には縦方向に突条134が形成され、当該突条134は前記ガイドプレート128及び130間に位置する。
サポート板132の突条134とベース126との間隔は、ディスクDの厚みよりも僅かに大きい。
換言すれば、ディスクDが二枚重ならない間隔である。
サポート板132及びガイドプレート128、130を貫通するスクリュウ138をベース126にねじ込むことにより、それらを一体化してある。
これらベース126、ガイドプレート128、130、及び、サポート板132で囲まれた断面矩形の上下方向に延びる空間がエスカレーターガイド通路136である。
エスカレータ122は、ホッパベース116を外れた後、上向きに傾斜した後、緩やかに垂立方向へ湾曲して垂立した後、右方向へほぼ直角に方向転換し、最終的に水平に横向きになっている。
換言すれば、エスカレーターガイド通路132は、送り出し装置102から斜め上方へ延びた後、比較的大きな曲率で垂直上方へ延びた後、水平横向きに延びている。
なお、ホッパベース116を水平として、エスカレータ122を水平状態からほぼ直角上方へ転向させることもできる。
また、エスカレータ122の上端部を水平横向きでなく、垂立若しくは斜めにすることもできる。
払出部装置144がエスカレータ122の先端部に取り付けられている。
図2〜図4に示すように、払出部装置144は払出部ガイド通路146、出口開口106、押出装置108、及び、スピン付与体110を含んでいる。
最初に、払出部ガイド通路146を図2、4及び6を参照して説明する。
図2に示すように、平板矩形のベースプレート154が横向き水平に配置される。
ベースプレート154の中央の矩形の装着開口156に面ガイドプレート157である出口開口プレート158が払出部ガイド通路146に沿ってスライド可能に取り付けられている。
払出部ガイド通路146の長さをディスクDの直径に適合するよう調整するためである。
ベースプレート154の装着開口156の払出部ガイド通路146に相対するエスカレータ122側は、エスカレータ122に向かって一定幅で所定長延びる調整開口160が形成されている。
出口開口プレート158の払出部ガイド通路146に相対するエスカレータ122側の調整案内部162は、調整開口160に嵌り合うようエスカレータ122に向かって同一平面内で延びた後、払出部ガイド通路146から離れる方向に僅かに屈曲した後、ベースプレート154に沿って延びている。
これにより、出口開口プレート158が払出部ガイド通路146に沿ってスライドされた場合であっても、調整案内部162が調整開口160とオーバーラップしている範囲においては、ディスクDの一面は同一平面内に位置している、ベースプレート154の裏面、ベースプレート154の裏面と調整案内部162の裏面、若しくは、出口開口プレート158の裏面により案内される。
換言すれば、出口開口プレート158の位置が払出部ガイド通路146の長手方向に位置調整された場合であっても、払出部ガイド通路146は実質的に一つの通路を構成する。
出口開口プレート158は、スクリュウ163によってサポートプレート214に固定される。
図2及び図5に示すように、調整案内部162はクランク状に折り曲げてベースプレート154に沿わせ、かつ、折り曲げ部165はディスクCの進行方向に対し下流側へ傾斜させ、ディスクDを払出部ガイド通路146側へ案内することが好ましい。
払出部ガイド通路146を進行するディスクDの先端が僅かに逸れた場合であっても、当該傾斜によって案内されてディスクDが払出部ガイド通路146内に保持されるからである。
ベースプレート154の裏面側(図4における表面)に、ガイドプレート128及び130の延長上に位置するよう細長矩形の払出部上ガイドプレート159U及び払出部下ガイドプレート159Lが上下関係に固定されている。
したがって、払出部上ガイドプレート159U及び払出部下ガイドプレート159Lの間隔は、使用されるディスクDの直径よりも僅かに大きい間隔に設定されている。
払出部上ガイドプレート159U及び払出部下ガイドプレート159LはディスクDの厚みよりも僅かに厚く、かつ、細長いプレートである。
それらガイドプレート159U及び159Lを挟んだベースプレート154の反対側に払出部サポートプレート167がそれらを貫通するスクリュウ164によってベースプレート154に固定されている。
よって、ベースプレート154、払出部上ガイドプレート159U、払出部下ガイドプレート159L及び払出部サポートプレート167で囲まれた断面矩形の水平に延びる通路が払出部ガイド通路146である。
エスカレータ122のガイドプレート128及び130の先端が払出部上ガイドプレート159U及び払出部下ガイドプレート159Lに突き当てられ、ベースプレート154及びサポートプレート169とでサンドイッチされ、かつ、スクリュウ169Sで締め付けることにより、払出部装置144がエスカレータ122の先端に固定される。
したがって、エスカレータ122のエスカレーターガイド通路136から一つずつ送り出されたディスクDは、引き続いて払出部ガイド通路146において一列に進行する。
ディスクDが小径のディスクに変更された場合、払出部下ガイドプレート159Lが図4において長孔168の範囲において上方へ平行に移動され、払出部上ガイドプレート159Uと払出部下ガイドプレート159Lの間隔をディスクDの直径よりも僅かに大きい間隔に変更する。
なお、出口開口106に大凡相対する払出部サポートプレート167に押出突起188A、188B進出用の透孔170が形成され、当該透孔170に払出部サポートプレート167から延びる裏面ガイドプレート171が所定長突出している。
次に出口開口106を図2を参照して説明する。
出口開口106は、払出部ガイド通路146を進行してきたディスクDが払出部ガイド通路146から逸らされ、押し出される機能を有する。
出口開口106は、出口開口プレート158に払出部ガイド通路146に相対形成された楕円形の開口である。
出口開口106の形状は、払出部ガイド通路146に対し上流側の形状が重要である。
換言すれば、ディスクDの進行方向後端が出口開口106の端部164に相対し、次いで、出口開口106へ移動するまで、払出部ガイド通路146に留められるように構成する。
具体的には、少なくともディスクDの直径部分の近傍及び進行方向に対し下流側端が、出口開口106の周縁に相対するまで払出部ガイド通路146内に留まるよう支持される必要がある。
よって、出口開口106のディスクDの進行方向の上流側形状は、ディスクDの直径よりも僅かに大きい円弧形が最も好ましい。
次に押出装置108が図3〜図5を参照して説明される。
押出装置108は、払出部ガイド通路146を進行してきたディスクDを出口開口106へ押し出す機能を有する。
本実施例において押出装置108は、押出体172及び付勢手段174を含んでいる。
押出体172は、払出サポートプレート167に形成された支持片176A及び176Bに垂立状態に取り付けられた固定軸178に軸受182を介して回転自在に取り付けられている。
本実施例において押出体172は、板金製であり、断面がチャンネル状に形成され、上下の側壁184A、184B及び天板184Tを有する。
天板184Tと払出部サポートプレート167との間に配置した付勢手段174としてのスプリング186によって払出部ガイド通路146に押出突起188A、188Bが進出するように付勢されている。
換言すれば、押出体172は図5において、反時計方向にスプリング186によって回動力を受けている。
左右側壁184A、184Bから払出部ガイド通路146に向かって三角形状の押出突起188A、188Bが形成されている。
押出突起188A、188Bは、後述の斜面190A、190Bを有していればよいので、三角形状以外の形状でも良い。
押出突起188A、188Bの払出部ガイド通路146上流側縁は、当該上流側から下流側へ向かって傾斜する斜面190A、190Bに形成されている。
押出突起188A、188Bは、払出部サポートプレート167の矩形の透孔170を通って払出部ガイド通路146を横断し、出口開口106から突出する。
また、押出突起188A、188Bの先端は、払出部ガイド通路146から押し出されるディスクDのほぼ中央を押す。
これにより、ディスクDは払出部ガイド通路146に対し直角方向へ押されるので、押し出し方向が安定する利点がある。
押出突起188A、188Bの先端が出口開口106から突出した位置において、左右側壁184A、184Bの先端から側方にほぼ直角に伸びるストッパ194A、194Bが払出部サポートプレート167に当接し、押出体172の回動が停止される。
この位置が押出体172の待機位置である、
払出部ガイド通路146を押し進められるディスクDは、斜面190A、190Bに接し、押出体172はスプリング186のスプリング力に抗して図5において時計方向へ回動される。
換言すれば、ディスクDはスプリング186のスプリング力によって出口開口106側へ押動される。
しかし、ディスクDの凡そ半分が出口開口106に相対するまでは出口開口プレート158の裏面に阻止されて傾きつつも払出部ガイド通路146に留められる。
ディスクDの凡そ半分が出口開口106に相対した場合、ディスクDは出口開口プレート158に係止されなくなり、出口開口106から勢いよく押し出される。
次に払出検知手段202を図3及び図5を参照して説明する。
払出検知手段202は、ディスクDが出口開口106から押し出されたことを検知する機能を有する。
本実施例において払出検知手段202は、検知片204及びセンサ206を含んでいる。
検知片204は、長孔208A、208Bを貫通して天板184Tにねじ込まれたスクリュウ212によって押出体172に固定された作用片210の一部をベースプレート154に対し直角方向に折り曲げられている。
センサ206は、払出サポートプレート167に固定されているブラケット214に固定され、投光部206Pから受光部206Rに向けて投光される透過型の光電センサである。
センサ206は、磁気(金属)センサを用いることができ、磁気センサを用いた場合、塵埃の多い雰囲気で使用する場合等に有利である。
検知片204は、前記投光を遮断可能に投光部206Pから受光部206Rとの間の検知域215に押出体172の移動に連動して進退する。
具体的には、押出突起188Bが払出部ガイド通路146に存するディスクDによって押動された場合、検知片204が検知域215に進行し、投光部206Pからの投光を遮断するので、センサ206は払出信号を出力する。
ストッパ194A,194Bが払出部サポートプレート167に回動を阻止されている場合、検知片204は検知域215を外れているのでセンサ206は払出信号を出力しない。
次にスピン付与体110を図2、図3及び図5を参照して説明する。
スピン付与体110は、押出体172によって押し出されたディスクDに軸線回りのスピンを付与する機能を有する。
本実施例において、払出部ガイド通路146が水平に配置されているので、ディスクDは縦軸周りに回転される。
スピン付与体110は、出口開口106の前方において、出口開口106へ向かうよう弾性的に付勢され、通常、その端部が出口開口106に配置されている。
本実施例において、スピン付与体110はローラ222である。
ローラ222は、出口開口プレート158に長孔224A、224Bを貫通してねじ込んだスクリュウ226A、226Bによって固定されたアングル形のサポートブラケット228に取り付けられている。
長孔224A、224Bは、払出部ガイド通路146の伸長方向に平行に伸びており、ディスクDが所定のスピンを得られるようローラ222の位置を調整する。
ローラ222は、固定軸224に回転自在に取り付けられたレバ226の軸230に回転自在に取り付けられている。
固定軸224は、チャンネル形の軸受232に固定されている。
軸受232は、サポートブラケット228に横方向、換言すれば、払出部ガイド通路146の伸長方向に対し直角方向に位置調整可能にねじ止めされ、ディスクDの適宜のスピンが得られるようにスピン付与体110の位置を調整する。
レバ226は、固定軸224に巻きつけられたスプリング234によってローラ222が出口開口106に向かうよう弾性的に付勢されている。
レバ226は、ローラ222の周面が出口開口106の中に入った待機位置SPにおいてサポートブラケット228の端部によって回動を阻止される。
また、レバ226は、ローラ222がディスクDの勢いに押されて回動した場合、その端部231がサポートブラケット228(実施例では軸受232)に係止され、所定の角度以上回動しないよう構成することが好ましい。
換言すれば、ローラ222が所定量以上出口開口106(払出部ガイド通路146)から離隔しないよう構成されている。
具体的には図8に示すように、出口開口106から押し出されたディスクDが払出部ガイド通路146に対しほぼ平行な状態を保持しているタイミングにおいて、レバ226の端部231がサポートブラケット228に係止されるように構成される。
これにより、レバ226がサポートブラケット228に係止された反発力及びスプリング234のスプリング力によって、ローラ222が払出部ガイド通路146側への移動を早期に開始することができ、ディスクDに対し大きなスピン力を付与することができる。
出口開口106に相対したディスクDは、押出突起190A、190Bによって出口開口106に向かって押されるが、その周縁が出口開口プレート158の裏面に支えられ、払出部ガイド通路146内に留められるが、出口開口106との相対面積が大きくなるにつれその先端側は出口開口106へ押し出され、払出部ガイド通路146に対し斜めになる。
ディスクDの先端は、出口開口106へ押し出される直前にローラ222に当接し、当該ローラ222を僅かに出口開口106から離れる方向に移動させる。
この直後ディスクDの全面が出口開口106に相対し、押出体172によってその中央を押されて勢いよく押し出される。
このとき、ディスクDの先端部はローラ222によって係止され、かつ、ディスクDの勢いにより移動された後の戻り工程においてディスクD端部を弾くように逆方向へ移動するので、ローラ222によって相対的にディスクDの縦軸周りのモーメントを付与され、勢いよく縦軸周りに回転される。
縦軸周りに回転するディスクDは、例えば、平板上に落下し、その上でスピンする。
ローラ222は、スプリング234によって弾性的に支持されている。
これにより、ローラ222がディスクDに押し出された勢いにより衝撃緩和方向、換言すれば出口開口106から遠ざかる方向にピボット回動した後の復帰動の際、ローラ222はディスクDの進行方向に対し逆方向へ移動すると共にディスクDの面に対し転がり接触する。
この逆方向移動及び転がり接触によって、ローラ222はディスクDの端部を恰もスナップするように待機位置SPへ向かって移動する。
よって、ディスクDの縦軸周りの回転が勢いをつけられる、換言すれば、ディスクDの単位時間当たりの回転数が増加される。
次に実施例の作用を図7〜図11も参照して説明する。
送り出し装置102の回転ディスク122が回転され、保留ボウル118内のディスクDをエスカレーターガイド通路136に1個ずつ送り出す。
ディスクDは、エスカレーターガイド通路136において周面が接触した状態で一列に並び、順次上方へ押し上げられて右方向へ転向され、払出部ガイド通路146に達する。
払出部ガイド通路146を進行するディスクDは、出口開口106に相対し、次いで押出突起188A、188Bの斜面190A、190Bを押して押出体172を図7に示すように時計方向へ回動させる。
これにより、ディスクDはスプリング186によって出口開口106へ向かって押されつつ移動する。
ディスクDの図7における左方への進行により、出口開口プレート158の裏面に支えられるディスクDの面積が減少するので、ディスクDは押出突起188A、188Bによって押されて払出部ガイド通路146に対して斜めになる。
ディスクDの先端がローラ222に接触した直後、ディスクDが出口開口プレート158に支えられなくなり、出口開口106へ押し出される(図8参照)。
このとき、ディスクDはその大凡中央を押出突起188A、188Bにより押されているので、ディスクDは払出部ガイド通路146に対して大凡直角方向へ払い出される。
また、押出体172の時計方向へ回動によって、検知片204がセンサ206の投射光を遮断するので、払出信号を出力する。
この払出信号は、払出したディスクDのカウント等に用いられる。
図8に示すように、ディスクDが出口開口106を出た直後、ディスクDの勢いによりローラ222はスプリング234のスプリング力に反して払出部ガイド通路146から離れる方向へ移動され、ディスクDが払出部ガイド通路146に対しほぼ平行な状態においてその端部231がサポートブラケット228に固定された軸受232に衝突し、係止される。
この衝撃的係止による反動及びスプリング234のスプリング力によって、図9に示すように、スピン付与体110が払出部ガイド通路146へ向かって移動を開始する。
これにより、ディスクDはその端部を逆方向に移動するスピン付与体110によって押される。
よって、ディスクDの端部がスピン付与体110から縦軸周りにモーメントを受けるので、ディスクDは縦軸周りに勢いよくスピンを付与される(図9、10参照)。
この場合において、スピン付与体110がローラ222である場合、ローラ222はディスクDの面に対し転がり接触しつつディスクDと反対方向へ移動する。
よって、ディスクDは恰もローラ222によってスナップされるように回転力を受けるので、勢いよく縦軸周りに回転される。
したがって、ディスクDは縦軸周りに勢いよく回転される。
この後、レバ226はサポートブラケット228の端面に係止され、待機位置に保持される。
図1は、実施例のスピン付与送出装置の全体斜視図である。 図2は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の正面図である。 図3は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の平面図である。 図4は、実施例のスピン付与送出装置の払出部装置の背面図である。 図5は、図2におけるA―A線断面図である。 図6は、図2におけるB―B線断面の拡大図である。 図7は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。 図8は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。 図9は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。 図10は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。 図11は実施例のスピン付与送出装置の作用説明図である。
符号の説明
D ディスク
102 送り出し装置
104、136、146 ガイド通路
106 出口開口
108 押し出し装置
110 スピン付与体
154 ベースプレート
159U、159L ガイドプレート
157 面ガイドプレート
222 ローラ
230 支軸

Claims (1)

  1. ディスク(D)を送り出す送り出し装置(102)と、
    前記送り出されたディスクを一列に並べて誘導するガイド通路(104、136、146)と、
    前記ガイド通路の一側に開口された出口開口(106)と、
    前記出口開口の反対側に配置され、前記ディスクを前記ガイド通路から押し出す押し出し装置(108)と、
    前記押し出されたディスクの中心から偏倚した位置に衝突し、かつ、前記出口開口に近づくよう弾性的に支持されているスピン付与体(110)と、
    を備えたディスクのスピン付与送出装置。
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