JP4630732B2 - 衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造 - Google Patents

衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、車両用内燃機関の燃料供給系部品を車両衝突時の衝撃から保護するプロテクタカバー等の衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造に関するものである。
特許文献1には、車両用インストルメントパネルに設けられたグローブボックスが開示されている。この特許文献1では、インナパネルとアウタパネルとを内部に中空部を有するように一体に溶着し、かつ上記インナパネルのアウタパネル対向面に複数のインナリブを一体に突設して該インナリブを上記アウタパネルのインナパネル対向面に一体に溶着してリッドを構成し、ドアの剛性を確保している。
特許第3282928号公報(第4頁、図6)
ところで、例えば、車両用内燃機関においては、衝撃吸収パネルとしてのプロテクタカバーをインジェクタや燃料パイプ等の燃料供給系部品側に該部品と間隔を有するように配置して該部品を上記プロテクタカバーで覆うことにより、燃料供給系部品を車両衝突時の衝撃から保護するようにしている。
このような衝撃吸収パネルに上記の特許文献1のような構造を採用すると、衝撃吸収パネルの剛性を確保することはできるが、アウタパネルに作用した衝撃荷重が緩和されることなくそのままリブを経てインナパネルに伝わり、衝撃吸収パネル全体が破損して保護機能を発揮できなくなるおそれがある。
また、特許文献1のようにインナパネルに板厚が薄くて長尺のインナリブを多数突設していると、脱型時にインナリブが折損しないように脱型作業を慎重に行う必要がある。また、成形型にリブ成形用の抜き勾配を精度良く設定しなければならず、型製作が困難でコストアップを招来する。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、衝撃荷重をアウタパネルとインナパネルとの共働により吸収緩和して特にインナパネルの破損を回避し、保護機能を確実に発揮させることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、樹脂製インナパネルと衝撃荷重を受ける樹脂製アウタパネルとを内部に中空部を有するように一体に結合してなる衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1乃至3に記載の発明は、前者の衝撃吸収パネルに関するものであり、そのうち、請求項1に記載の発明は、上記アウタパネルの板厚はインナパネルよりも薄く形成され、かつアウタパネルの端縁とインナパネルの端縁とが互いに一体に溶着されて二重構造をなし、上記インナパネルのアウタパネル対向面には、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凸部がアウタパネル側に突出するように形成されているとともに、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凹部がアウタパネル側から見て凹陥するように形成され、一方、上記アウタパネルのインナパネル対向面には、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凸部がインナパネル側に突出するように形成されているとともに、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凹部がインナパネル側から見て凹陥するように形成され、上記インナパネルとアウタパネルとは、アウタパネルが衝撃荷重を受けた際に、一方のパネルに形成された凸部を、他方のパネルに形成された凹部に個々に嵌入させて、当該嵌入させた凸部及び当該凸部が嵌入された凹部における各々の傾斜面の一部が互いに面接触又は線接触状態で摩擦接触するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、凸部及び凹部は帯状に延びていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、アウタパネルはエラストマ樹脂材で成形されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、後者の衝撃吸収パネルの内燃機関への取付構造に関するものであり、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の衝撃吸収パネルをインナパネルが内燃機関の燃料供給系部品側に向くようにかつ該部品と間隔を有するように配置して該部品を上記衝撃吸収パネルで覆い、この状態で該衝撃吸収パネルを上記内燃機関に取り付けることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、アウタパネルが衝撃荷重を受けると、インナパネル及びアウタパネルの一方のパネルに形成された各凸部が、他方のパネルに形成された各凹部に個々に嵌入して、当該嵌入した凸部及び当該凸部が嵌入された凹部における各々の傾斜面の一部が互いに面接触又は線接触状態で摩擦接触して上記衝撃荷重を吸収緩和するため、衝撃吸収パネルの破損を回避して保護機能を確実に発揮させることができる。また、凸部及び凹部に対応した型形状を成形型に形成する方がリブに対応した型形状を成形型に形成するよりも容易であり、型製作を容易にしてコストを低減することができる。さらに、アウタパネルはインナパネルよりも薄いため、衝撃荷重で容易に変形し、凸部と凹部との摩擦接触を効果的に行わせることができる。
請求項2に係る発明によれば、凸部と凹部との摩擦接触面積が増え、衝撃荷重を大きく吸収緩和することができる。
請求項3に係る発明によれば、アウタパネルはエラストマ樹脂材で成形されて高靱性になっているため、衝撃荷重の吸収性が良く、しかも衝撃荷重に十分に抗することができる。
請求項4に係る発明によれば、車両衝突時の衝撃荷重を衝撃吸収パネルで吸収緩和して、インジェクタや燃料パイプ等の燃料供給系部品が破損するのを防止することができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図3はこの発明の実施形態1に係る衝撃吸収パネルとしてのプロテクタカバー1を車両用内熱機関の構成部品である樹脂製又は金属製の吸気マニホールド3外側に取り付けた状態におけるプロテクタカバー断面を示す斜視図である。
図3において、5は上記両吸気マニホールド3外側に配設された燃料供給系部品としてのインジェクタ、7は同じく両吸気マニホールド3外側に配設された燃料供給系部品としての燃料パイプであり、該燃料パイプ7は図示しないブラケットによって上記インジェクタ5の上方に水平に配置されている。
上記各吸気マニホールド3には、ネジ孔9aを有するボス部9が複数個一体に突設され、上記プロテクタカバー1をその裏面(後述するインナパネル13)が上記インジェクタ5及び燃料パイプ7側に向くように、かつ該インジェクタ5及び燃料パイプ7と間隔C1を有するように配置して、該インジェクタ5及び燃料パイプ7を上記プロテクタカバー1で覆い、この状態でボルト11を上記各ボス部9のネジ孔9aに螺合させることでプロテクタカバー1を上記両吸気マニホールド3に取り付けている。
上記プロテクタカバー1は、樹脂製インナパネル13と衝撃荷重を受ける樹脂製アウタパネル15とを備えている。これらインナパネル13及びアウタパネル15は、略上下方向に延びる縦面1aと、該縦面1aの上端及び下端から車両後方に延びる上面1b及び下面1cとによって断面略コ字状に形成され、図1(a)に拡大して示すように、内部に中空部C2を有するようにアウタパネル対向面13aとインナパネル対向面15aとを対向させて各々の上下面1b,1cの両端縁部13b,15bを振動溶着により一体に溶着(結合)して上記プロテクタカバー1が二重構造に構成されている。なお、この実施形態1では、インナパネル13とアウタパネル15とは、振動溶着法により互いに溶着したが、これに限らず、超音波溶着法、熱板溶着法等の他の溶着方法によって溶着するようにしてもよく、さらにはボルトにより締結してもよい。以下に述べる変形例1,2及び実施形態2,3においても同様である。
この発明の特徴として、上記インナパネル13のアウタパネル対向面13aにおける縦面1aには、車幅方向に略水平に帯状に延びる複数の断面台形状の凸部17a及び凹部17bが互い違いに上下に連続して一体に形成されている。ここで、凸部17aとはアウタパネル15側に突出する部分をいい、凹部17bとはアウタパネル15側から見て凹陥している部分をいう。一方、上記アウタパネル15のインナパネル対向面15aにおける縦面1aにも、車幅方向に略水平に帯状に延びる複数の断面台形状の凸部19a及び凹部19bが互い違いに上下に連続して一体に形成されている。ここで、凸部19aとはインナパネル13側に突出する部分をいい、凹部19bとはインナパネル13側から見て凹陥している部分をいう。上記インナパネル13の凸部17aはアウタパネル15の凹部19bに対向して嵌入され、各々の傾斜面17c,19cの一部が互いに面接触しているとともに、上記アウタパネル15の凸部19aはインナパネル13の凹部17bに対向して嵌入され、各々の傾斜面17c,19cの一部が互いに面接触している。上記傾斜面17c,19cの傾斜角αは、図2に示すように、20°以上60°以下に設定するのが好ましい。20°未満ではアウタパネル15の剛性が大きくなり過ぎて衝撃荷重を受けた際アウタパネル15の変形が困難になる一方、60°を超えるとアウタパネル15の変形が過剰となって摩擦抵抗が小さくなり、衝撃吸収が小さくなるからである。そして、アウタパネル15が衝撃荷重を受けた際、アウタパネル15の凸部19aインナパネル13の凹部17bに個々に嵌入させて、当該嵌入させた凸部19a及び当該凸部19aが嵌入された凹部17bにおける各々の傾斜面17c,19cの一部を互いに面接触状態で摩擦接触させるとともに、インナパネル13の凸部17aアウタパネル15の凹部19bに個々に嵌入させて、当該嵌入させた凸部17a及び当該凸部17aが嵌入された凹部19bにおける各々の傾斜面17c,19cの一部を互いに面接触状態で摩擦接触させるようになっている。
上記アウタパネル15の板厚T1は、インナパネル13の板厚T2よりも薄く形成され、アウタパネル15は厚肉のインナパネル13よりも剛性が低く衝撃荷重に対して弱くなっている。また、上記アウタパネル15は例えばポリアミドを主成分とするエラストマ樹脂材で成形され、これによっても、アウタパネル15は高靱性でインナパネル13の剛性よりも低くなっている。一方、上記インナパネル13は、ガラス繊維等の強化繊維(図示せず)を混入した強化繊維入り樹脂材で高剛性に成形されているとともに、凸部17a裏面側には複数のリブ21が車幅方向に間隔をあけてかつ上下方向に一体に形成されている。なお、樹脂材の材質を変えることで、アウタパネル15をインナパネル13よりも低剛性にすれば、両パネル15,13の板厚T1,T2は同等の板厚であってもよく、また、インナパネル13は、強化繊維を混入しない樹脂材であってもよい。さらに、インナパネル13及びアウタパネル15を同じ樹脂材で成形する場合、アウタパネル15の板厚T1をインナパネル13の板厚T2よりも小さく設定する。さらにまた、インナパネル13の凸部17a及び凹部17bやアウタパネル15の凸部19a及び凹部19bは上下方向に延びるように設けてもよく、また、インナパネル13及びアウタパネル15の各々の上下対向面を含む対向面13a,15a全体に凸部17a,19a及び凹部17b,19bを設けてもよい。さらに、凸部17a,19a及び凹部17b,19bは断続的に設けてもよい。これらのことは以下に述べる変形例1,2及び実施形態2,3においても同様である。
このように、実施形態1では、インナパネル13の凸部17aをアウタパネル15の凹部19bに対向させて嵌入させ、各々の傾斜面17c,19cの一部を互いに面接触させているとともに、アウタパネル15の凸部19aをインナパネル13の凹部17bに対向させて嵌入させ、各々の傾斜面17c,19cの一部を互いに面接触させている。したがって、正面(図3の矢印P1方向)や側面(図3の矢印P2方向)からの車両衝突時に、アウタパネル15が衝撃荷重を受けると、アウタパネル15の凸部19aがインナパネル13の各凹部17bに個々に嵌入して、当該嵌入した凸部19a及び当該凸部19aが嵌入された凹部17bにおける各々の傾斜面17c,19cの一部が互いに面接触状態で摩擦接触するとともに、インナパネル13の凸部17aがアウタパネル15の各凹部19bに個々に嵌入して、当該嵌入した凸部17a及び当該凸部17aが嵌入された凹部19bにおける各々の傾斜面17c,19cの一部が互いに面接触状態で摩擦接触して上記衝撃荷重を吸収緩和し、これにより、プロテクタカバー1の破損を回避してインジェクタ5や燃料パイプ7等の燃料供給系部品が破損するのを防止でき、保護機能を確実に発揮させることができる。
また、実施形態1では、凸部17a,19a及び凹部17b,19bが共に帯状に形成されているので、凸部17aと凹部19bとが大きな接触面積で摩擦接触するとともに、凸部19aと凹部17bとが大きな接触面積で摩擦接触し、衝撃荷重を大きく吸収緩和することができる。
さらに、実施形態1では、アウタパネル15をインナパネル13よりも薄くして衝撃荷重で容易に変形するようにしているので、凸部17aと凹部19bとの摩擦接触及び凸部19aと凹部17bとの摩擦接触を効果的に行わせることができる。
さらにまた、実施形態1では、アウタパネル15をエラストマ樹脂材で成形してインナパネル13よりも高靱性にしているので、アウタパネル15は衝撃荷重の吸収性が良く、しかも衝撃荷重に十分に抗することができる。
また、実施形態1では、インナパネル13を強化繊維入り樹脂材で成形して衝撃荷重に十分に抗し得るよう高剛性にしているので、プロテクタカバー1の保護機能をさらに確保することができる。
加えて、実施形態1の凸部17a,19a及び凹部17b,19bは、抜き勾配を精度良く設定する必要がある特許文献1の如きリブに比べて容易に型形状を形成することができ、型製作を容易にしてコストを低減することができる。
(変形例1)
図4は実施形態1の変形例1を示す図2相当図である。この変形例1では、アウタパネル15の凸部19a及び凹部19bの傾斜面19cの傾斜角α1をインナパネル13の凸部17a及び凹部17bの傾斜面17cの傾斜角α2よりも小さくして、インナパネル13の凸部17aをアウタパネル15の凹部19bに対向させてアウタパネル15の凸部19aの頂面側エッジ19dをインナパネル13の凸部17aの傾斜面17cに線接触させている。そのほかは、実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所は実施形態1で用いた図面を代用して説明を省略することとする。これによっても、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例2)
図5は実施形態1の変形例2を示す図2相当図である。この変形例2では、インナパネル13とアウタパネル15との組付け状態で、インナパネル13の凸部17a及び凹部17bとアウタパネル15の凸部19a及び凹部19bとを離間させて非接触状態にしている。この際、アウタパネル15の凸部19aの頂面寸法W1とインナパネル13の凹部17bの開口寸法W2とがW1<W2で、かつアウタパネル15の凸部19aがインナパネル13の凹部17bの開口内に位置するように設定する。また、インナパネル13の凸部17aの頂面寸法をアウタパネル15の凹部19bの開口寸法よりも小さくし、かつインナパネル13の凸部17aがアウタパネル15の凹部19bの開口内に位置するように設定する。そのほかは、実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所は実施形態1で用いた図面を代用して説明を省略することとする。これによっても、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。加えて、インナパネル13とアウタパネル15との組付け状態で、各パネルの凹部と凸部とが非接触しているため、車両の走行中あるいは内燃機関の運転中に両パネル同士が当接して振動音(ビビリ音)を発生するようなことがない。
(実施形態2)
図6は実施形態2におけるアウタパネル15の正面図である。実施形態2では、アウタパネル15に円錐台形の凸部19aを複数独立して形成したものである。したがって、図示しないが、インナパネル13には、アウタパネル15が衝撃荷重を受けた際に上記凸部19aが摩擦接触するように該凸部19aに対向して凹部17bを形成している。インナパネル13との関係は、図2,4,5に示す断面形状と同じようにすればよい。そのほかは、実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所は実施形態1で用いた図面を代用して説明を省略することとする。これによっても、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。加えて、上記実施形態1に比べて成形型構造が簡素となり、インナパネル13及びアウタパネル15の成形が一層容易となる。
(実施形態3)
図7は実施形態3の図1相当図である。実施形態3では、インナパネル13の凸部17aが対向するアウタパネル15の凹部19bを半円形状にし、一方、アウタパネル15の凸部19aが対向するインナパネル13の凹部17bを半円形状にしている。また、プロテクタカバー1の表裏両面(両パネル13,15の外面)には上下方向に連続して延びる複数のリブ23が車幅方向に間隔をあけて一体に形成されている。そのほかは、実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所は実施形態1で用いた図面を代用して説明を省略することとする。これによっても、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態では、衝撃吸収パネルが内燃機関の燃料供給系部品を保護するプロテクタカバー1である場合を示したが、シリンダヘッドカバー、グローブボックスのリッド又はニーパッド等にも適用することができる。
この発明は、例えば、車両用内燃機関の燃料供給系部品を車両衝突時の衝撃から保護するプロテクタカバー等の衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造として有用である。
(a)は図3のA部を拡大して示す断面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の左側面図である。 図1のB部拡大図である。 実施形態1に係るプロテクタカバーを吸気マニホールド外側に取り付けた状態におけるプロテクタカバー断面を示す斜視図である。 実施形態1の変形例1を示す図2相当図である。 実施形態1の変形例2を示す図2相当図である。 実施形態2におけるアウタパネルの正面図である。 実施形態3の図1相当図である。
1 プロテクタカバー(衝撃吸収パネル)
5 インジェクタ(燃料供給系部品)
7 燃料パイプ(燃料供給系部品)
13 インナパネル
13a アウタパネル対向面
15 アウタパネル
15a インナパネル対向面
C1 間隔
C2 中空部
T1 アウタパネルの板厚
T2 インナパネルの板厚
17a,19a 凸部
17b,19b 凹部

Claims (4)

  1. 樹脂製インナパネルと衝撃荷重を受ける樹脂製アウタパネルとを内部に中空部を有するように一体に結合してなる衝撃吸収パネルであって、
    上記アウタパネルの板厚はインナパネルよりも薄く形成され、かつアウタパネルの端縁とインナパネルの端縁とが互いに一体に溶着されて二重構造をなし、
    上記インナパネルのアウタパネル対向面には、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凸部がアウタパネル側に突出するように形成されているとともに、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凹部がアウタパネル側から見て凹陥するように形成され、
    一方、上記アウタパネルのインナパネル対向面には、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凸部がインナパネル側に突出するように形成されているとともに、複数の断面台形状ないし断面半円形状の凹部がインナパネル側から見て凹陥するように形成され、
    上記インナパネルとアウタパネルとは、アウタパネルが衝撃荷重を受けた際に、一方のパネルに形成された凸部を、他方のパネルに形成された凹部に個々に嵌入させて、当該嵌入させた凸部及び当該凸部が嵌入された凹部における各々の傾斜面の一部が互いに面接触又は線接触状態で摩擦接触するように構成されていることを特徴とする衝撃吸収パネル。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収パネルにおいて、
    凸部及び凹部は帯状に延びていることを特徴とする衝撃吸収パネル
  3. 請求項1又は2に記載の衝撃吸収パネルにおいて、
    アウタパネルはエラストマ樹脂材で成形されていることを特徴とする衝撃吸収パネル。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の衝撃吸収パネルをインナパネルが内燃機関の燃料供給系部品側に向くようにかつ該部品と間隔を有するように配置して該部品を上記衝撃吸収パネルで覆い、この状態で該衝撃吸収パネルを上記内燃機関に取り付けることを特徴とする衝撃吸収パネルの内燃機関への取付構造。
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