JP4628077B2 - スケールブレーカー用ロール,その製造方法,及び焼入れ装置 - Google Patents
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酸洗工程では、酸液による化学的な除去に先立ち、鋼板を機械的に繰返し屈曲させ、スケールにクラックを生じさせて除去効果を高めるためのスケールブレーキング処理が施されている。上記処理を行うための設備としては、バックアップロール付きのピンチローラ群を通板方向に上下千鳥に連ねたテンションレベラータイプのものが一般的であり、この設備にワークロールとして組み込まれるロールが本明細書で云うスケールブレーカー用ロールである。
そこで、新たなスケールブレーカー用ロールとして、溶製冷間工具鋼系の熱処理硬化ロール(例えば特許文献1参照)や、溶製高速度工具鋼系の熱処理硬化ロール(例えば特許文献2参照)、粉末冶金製高速度工具鋼系の熱処理硬化ロール(例えば特許文献3参照)が提供され、耐スポーリング性を確保しつつ耐摩耗性の大幅向上がもたらされている。
そこで、粉末冶金製の工具鋼系高炭素高合金鋼材を素材とするスケールブレーカー用ロールという範疇内で、従来の高硬さ指向ロール(粉末冶金製高速度工具鋼系の熱処理硬化ロール/特許文献3)に勝る耐摩耗性を備えた製品を、該従来ロールの表層部硬さ(即ちHv800超級)を下回る表層部硬さを以て実現する技術の提供を課題とした。
硬質炭化物形成元素を主成分として含有する粉末冶金製の高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を素材とし、熱処理によって表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部が高硬さの耐摩耗層となっているスケールブレーカー用ロールにおいて、
前記素材は、主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有し、前記耐摩耗層には、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部は、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下である、
ことを特徴とする。
粉末原料を焼結する工程を経て調製された高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を、焼入れを含む熱処理工程に供して得られた、表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部が高硬さの耐摩耗層となっているスケールブレーカー用ロールにおいて、
前記ロール状賦形体は主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有する組成であって、前記焼入れのための加熱は、50〜200℃/sの昇温速度と焼入れ温度における5〜30sの温度保持という急速短時間加熱条件によっており、
前記耐摩耗層には、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域内の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部は、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下である、
ことを特徴とする。
粉末原料を焼結する工程を経て調製された、硬質炭化物形成元素を主成分として含有する高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を、焼入れを含む熱処理工程に供して、表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部を高硬さの耐摩耗層とした硬化ロールを得る、スケールブレーカー用ロールの製造方法において、
前記ロール状賦形体を、主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有する組成とした上で、前記焼入れを、誘導加熱によって50〜200℃/sの昇温速度で焼入れ温度に加熱し5〜30s温度保持してから5〜50℃/sの降温速度にて冷却させるという急速・短時間加熱−緩速冷却条件にて施すことにより、
前記硬化ロールとして、前記耐摩耗層に、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域内の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部が、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下であるロールを得る、
ことを特徴とする。
即ち、炭化物相は焼入れ後の基地金属相と比べても約3倍の硬さを有するから、ロール表面では先ず基地金属相の摩耗が始まって、炭化物相を凸部とし基地金属相を凹部とする緩い起伏が生じ、この状態で摩耗が進行して行く。そして、その際、炭化物相,基地金属相それぞれの寸法基準の摩耗速度V1,V2は等しいから、各相にかかる加重圧力(単位面積当り)を夫々P1,P2とし、V1=k1×P1、V2=k2×P2(k1,k2は定数)であるとすると、
k1×P1=k2×P2、即ち、P2=(k1/k2)×P1 ……………………(1)
となる。
となる。更に、F1+F2=F(トータル荷重) ……………………………………(3)
とおいて、これらの式を解くと、
(F1/F)≡θ1=k2×A/{k2×A+k1×(1−A)},
(F2/F)≡θ2=k1×(1−A)/{k2×A+k1×(1−A)}………(4)
となる。
θ1=3×A/(2×A+1), θ2=(1−A)/(2×A+1) …………(5)
となり、これにA={0.05, 0.1, 0.2, 0.3}を入れると、
θ1={0.136, 0.250, 0.429, 0.563}となる。
即ち、耐摩耗性の高い炭化物相には、その面積比率を上回る荷重が分配されるのである。これは、云い換えれば、前記炭化物相を凸部とする緩い起伏が、上記の炭化物相に偏倚した荷重分配が実現されるような形態で生じていることになる。そして、本発明ロールでは、10μm以下という極小の炭化物微粒子が、無数のミクロ支柱として機能し、摩耗要因となる荷重に対抗している、ということである。
ここで、図5の硬さ推移曲線を見ると、本発明の粉末冶金製ロールA1(太線)では、深さ8mmまでがHv700以上の耐摩耗層となっており、また、その内側の深さ8mmから深さ17mmまでの領域がHv700〜500(即ち有効硬化状態の)裏打領域として連なり、更にその内側の深さ17mmから深さ20mmまでの領域が、Hv500から未硬化状態(焼入れ硬化の兆候も生じていない状態)と見なせるHv300以下のロール芯部(ロール中心とその近傍)まで硬さが急落する硬さ急変部が連なっており、硬さ急変部の更に内側の芯部領域は高靱性の未硬化状態に確保されている。よって、上記裏打領域および硬さ急変部における深さ方向の硬さ減少勾配は、夫々、
(700−500)Hv/(8−17)mm=Hv220ポイント減/10mm深さ増、
(500−300)Hv/(17−20)mm=Hv670ポイント減/10mm深さ増となっている。
(800−500)Hv/(10−18)mm=Hv375ポイント減/10mm深さ増、(750−500)Hv/(8−13)mm=Hv500ポイント減/10mm深さ増、(750−500)Hv/(7.5−12.5)mm=Hv500ポイント減/10mm深さ増}となっており、また、この裏打領域が硬さ推移曲線全体の中の硬さ減少勾配最大部であり、云わば、硬さ急変部に準じた領域となっている。
即ち、上記A1,B1,B2,B3のロールでは、いずれも80mmφ(半径40mm)の中実ロールであって、半径方向に関するロール断面積2等分位置は、ロール中心からロール半径rの(1/√2)の距離、ロールの表面からはロール半径rの1−(1/√2)の距離≒0.3r深さ≒12mm深さの位置にある。
焼入れ装置20は(図1(a),(b)参照)、昇降手段21と上端支持具22と誘導コイル23と空冷ジャケット24と回転手段25と下端支持具26とを要部として具えている。ロール状賦形体11の小径端部13を支承する下端支持具26と、それに対向して上からロール状賦形体11の小径端部12を挟持する上端支持具22は、ロール状賦形体11の軸線を鉛直方向に配向させた姿勢でロール状賦形体11を支持するワーク支持機構となっている。
組成の修正指針は上述したので、焼入れ条件の修正指針について述べると、耐摩耗層の硬さは、耐摩耗性と靱性や耐スポーリング性との兼ね合いからHv700〜850が好適な範囲になっているが、その深さが5mmを下回ると、「深さ−α」に比例してもたらされる摩耗寿命が十分高位に確保されず、本発明の実施に伴うコスト増に見合わないこととなる。一方、耐摩耗層の深さが10mmを超えると、スケールブレーキング時の曲げ応力や衝撃に対する靱性が不足するケースが生じ得るので、耐摩耗層の深さ具体的には硬度Hv700部位の深さは、5〜10mmの範囲内が望ましい。
さらに、焼入れ温度での保持時間が5sより短くなると、十分な硬さが得られない。一方、焼入れ温度での保持時間が30sより長くなると、炭化物の粒径が小さくなるとともに炭化物の面積率も減少して、耐摩耗性が低下する。
そして、上記の好適昇温,温度保持条件は、炭化物の存在形態を左右するα→γ変態点以上の温度にある、いわば有効加熱時間の好適化をもたらすこととなる。因みに、上記有効加熱時間は、10〜40sとすることが望ましい。
粉末原料は、真空溶解後ガスアトマイズ法で製造され、素材が高C−13Cr鋼である。これは、硬質炭化物形成元素としてC:2.3mass%,Cr:13mass%,Mo:1mass%,V:4mass%を含有しており、残りがFe(鉄)及び不可避不純物である。
焼戻しは、電気炉で実施し、焼戻し温度530℃、保持4時間の条件で、2回実施した。
その試験の結果(図2参照)、本発明の粉末冶金製ロールA1は摩耗量が4mgしかなく、同条件で試験した従来品より優れている。具体的には、粉末冶金製ロールB1の19mgや,溶製ロールB2の75mg,溶製ロールB3の31mg,鍛鋼ロールB4の195mgに比べて、摩耗量が少なかった。
11 ロール状賦形体
12,13 小径端部
14 試験材
20 焼入れ装置
21 昇降手段(ワーク対加熱冷却ユニット相対走行機構)
22 上端支持具(ワーク支持機構、ワーク支持回転装置)
23 誘導コイル(短区間加熱ユニット、加熱冷却ユニット)
24 空冷ジャケット(冷却ゾーン冷却ユニット、加熱冷却ユニット)
25 回転手段(ワーク回転機構、ワーク支持回転装置)
26 下端支持具(ワーク支持機構、ワーク支持回転装置)
30 相手材
Claims (5)
- 硬質炭化物形成元素を主成分として含有する粉末冶金製の高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を素材とし、熱処理によって表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部が高硬さの耐摩耗層となっているスケールブレーカー用ロールにおいて、
前記素材は、主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有し、前記耐摩耗層には、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部は、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下である、ことを特徴とするスケールブレーカー用ロール。 - 粉末原料を焼結する工程を経て調製された高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を、焼入れを含む熱処理工程に供して得られた、表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部が高硬さの耐摩耗層となっているスケールブレーカー用ロールにおいて、
前記ロール状賦形体は主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有する組成であって、前記焼入れのための加熱は、50〜200℃/sの昇温速度と焼入れ温度における5〜30sの温度保持という急速短時間加熱条件によっており、
前記耐摩耗層には、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域内の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部は、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下である、ことを特徴とするスケールブレーカー用ロール。 - 前記主成分元素のうちのCr分は、その4〜7割が基地金属相に含まれている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたスケールブレーカー用ロール。
- 粉末原料を焼結する工程を経て調製された、硬質炭化物形成元素を主成分として含有する高炭素高合金鋼組成のロール状賦形体を、焼入れを含む熱処理工程に供して、表面から少なくとも深さ5mmまでの表層部を高硬さの耐摩耗層とした硬化ロールを得る、スケールブレーカー用ロールの製造方法において、
前記ロール状賦形体を、主成分元素としてC:1.7〜3.5mass%,Cr:10〜20mass%,Mo:0.5〜5mass%,V:1〜10mass%を含有する組成とした上で、前記焼入れを、誘導加熱によって50〜200℃/sの昇温速度で焼入れ温度に加熱し5〜30s温度保持してから5〜50℃/sの降温速度にて冷却させるという急速・短時間加熱−緩速冷却条件にて施すことにより、
前記硬化ロールとして、前記耐摩耗層に、前記主成分元素で構成される硬質の炭化物が、断面見掛け粒径10μm以下の略球状微粒子の形で且つ10〜30断面見掛け面積%という高い占積率で分布していて、該耐摩耗層の硬さがHv700〜850の範囲にあり、また、該耐摩耗層の内側には、有効硬化状態の裏打領域と未硬化状態まで硬さが急落する硬さ急変部と未硬化状態の芯部領域とがこの順に連なっていて、該裏打領域内の深さ方向の硬さ減少勾配は深さ増10mm当りのHv値減少が200ポイント台という緩勾配であり、且つ、該硬さ急変部が、ロール中心からロール半径の(1/√2)の距離に在る、半径方向に関するロール断面積2等分位置よりもロール中心側に位置しており、更には、該芯部領域の硬さがHv300以下であるロールを得る、ことを特徴とするスケールブレーカー用ロールの製造方法。 - 請求項4の製造方法における前記焼入れを行うための焼入れ装置であって、前記ロール状賦形体を、その軸線を鉛直方向に配向させた姿勢で支持するとともに軸心回転させるワーク支持回転装置と、前記ロール状賦形体の軸線方向の短区間を誘導加熱するための誘導コイルと該コイルによる加熱部を追随冷却するための少なくとも空冷ジャケットを配した冷却ゾーンとを有する加熱冷却ユニットと、前記ワーク支持回転装置と前記加熱冷却ユニットの少なくとも一方を鉛直方向走行させるようにしたワーク対加熱冷却ユニット相対走行機構と、を備えたことを特徴とする焼入れ装置。
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