JP4626342B2 - 燃料電池車両の冷却装置 - Google Patents

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Description

この発明は燃料電池車両の冷却装置に係り、特に燃料電池用冷却系、電気負荷用冷却系、空調用冷却系を備える燃料電池車両の冷却装置において、空調用冷却系に介装される空調用放熱器のレイアウトを最適化する燃料電池車両の冷却装置に関するものである。
燃料電池車両の燃料電池システムにおいては、例えば、水素と酸素との電気化学反応によって、化学エネルギを電気エネルギに直接変換するものが用いられ、燃料電池やモータが高温になることから、冷却水を利用する冷却装置が設けられている。
この燃料電池システムの冷却装置では、媒体の違いや冷却系統の温度の違いにより、2系統に分かれ、これに伴って、冷却水の充填や冷却水のエア抜きとしての機能するリザーブタンクが2種類設置されている。
特開2002−184419号公報 特開2004−168193号公報
ところで、従来の燃料電池車両(「FCV」ともいう。)において、燃料電池車両の冷却水の最高温度は、燃料電池(「FC」または「燃料電池スタック」ともいう。)に使用される材料の制限により約80度、高いものでも約90度となっており、ガソリン車のような一般の内燃機関車両の冷却水最高温度(約120度)とは大きく異なる。
そのため、放熱効率が悪く、燃料電池用のラジエータは大型化し、多くの風量が必要となるという不都合がある。
このような条件ではあるものの、従来の燃料電池車両ではガソリン車と同様に、ラジエータの前方にエアコン・コンデンサ(「A/Cコンデンサ」ともいう。)を配置している。
つまり、前記燃料電池車両202は、図5に示す如く、前輪297の前輪中心297cよりも前側のエンジンルーム256内に燃料電池206を搭載し、この燃料電池206よりも前側に燃料電池用ラジエータ262−1を配設し、このラジエータ262−1の前側にエアコン・コンデンサ294を配置するとともに、ラジエータ262−1の後側にはラジエータファン292を配置している。
また、前記燃料電池車両202のフロア202f下、かつ後輪298近傍には、水素を貯留する2本の水素タンク212を配設している。
しかし、上述の如く配置することにより、燃料電池用のラジエータへの風量は減少し、またエアコン(「A/C」ともいう。)のオン時には、エアコン・コンデンサからの排熱が燃料電池用のラジエータに当たるため、放熱能力は極端に劣化するという不具合がある。
このような不具合を解消するために、過剰な大きさのラジエータを必要としたり、導風に工夫を凝らすためフロントパネルやグリル等の外装などの設計要件が必要となってくる。
また、前記エアコン・コンデンサを冷却するファンは、燃料電池用のラジエータファンと兼用している。
このとき、ガソリン車に比較し、燃料電池車両は燃料電池を適正温度に保つための制御を行うことが普通であるが、エアコンの制御(オン・オフ等)と連動してファンが動作しては冷却水温度の制御に不都合が生じる、または制御が複雑になるという不都合がある。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、燃料電池スタックと車両駆動用モータを車両の前部に配設し、車両幅方向から見た外形が円形の水素タンクを車両前後方向に複数個並べて前記車両のフロア下に配設し、前記燃料電池スタックを冷却する燃料電池用冷却系と、前記燃料電池スタックから電力が供給される電気負荷を冷却する電気負荷用冷却系と、空調風を冷却する空調用冷却系とを備え、前記燃料電池用冷却系に介装される燃料電池用放熱器と前記電気負荷用冷却系に介装される電気負荷用放熱器とを前記燃料電池スタックと前記車両駆動用モータの前方に車両の幅方向に並べて配設した燃料電池車両の冷却装置において、前記空調用放熱器を前記車両の後輪よりも後側のフロア下に配設するとともにその後部にファンを取り付け、前記水素タンクのうち車両前後方向で最も後ろ側に配置される水素タンクを車両前後方向で前記後輪の中心付近に配設し、前記燃料電池スタックで生成された生成水を前記空調用放熱器に噴霧する噴霧装置を前記空調用放熱器の前側に配設したことを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、空調用放熱器が燃料電池用放熱器や電気負荷用放熱器の前側に重ねて配設されることがないため、3つの冷却系統を夫々に最適な温度に制御することができる。
上述の如く発明したことにより、前記空調用冷却系に介装される空調用放熱器を前記燃料電池車両のフロア下に配設した際には、空調用放熱器が燃料電池用放熱器や電気負荷用放熱器の前側に重ねて配設されることがなく、3つの冷却系統を夫々に最適な温度に制御している。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明の実施例を示すものである。図1及び図3において、2は燃料電池車両(単に「車両」ともいう。)、4は車両2に搭載される燃料電池システムである。
燃料電池システム4は、図2に示す如く、燃料電池スタック(単に「燃料電池」ともいう。)6と、水素系システム8と、空気系システム10とを有している。
前記燃料電池スタック6は、通常、電解質(「電解質膜」ともいう。)・電極構造体及びセパレータを所定数だけ積層している。
また、水素系システム8は、車両2に搭載される水素タンク12から前記燃料電池スタック6に水素を供給・循環させる水素ガス循環流路14を設ける。
この水素ガス循環流路14は、水素タンク12から前記燃料電池スタック6に水素を供給する水素供給用の第1流路16と、前記燃料電池スタック6から排気された水素オフガスを前記第1流路16に循環させる循環用の第2流路18と、第2流路18の途中部位に接続させ、水素オフガスを排出する排出用の第3流路20とからなる。
そして、前記水素供給用の第1流路16途中には、水素タンク12側から、自動遮断弁22と、減圧弁24と、流量調整弁26と、熱交換器28とを順次配設するとともに、前記循環用の第2流路18途中には、前記燃料電池スタック6側から、気液分離器30と、循環ポンプ32とを順次配設し、下流端部を、流量調整弁26と熱交換器28との間の前記水素供給用の第1流路16に接続して設けるとともに、気液分離器30と循環ポンプ32との間に前記排気用の第3流路20を接続して設け、この第3流路20途中に圧力調整弁34を配設する。
更に、前記空気系システム10は、外部から前記燃料電池スタック6に酸化ガスを供給する酸化ガス供給流路36と、燃料電池スタック6から外部に酸素オフガスを排出する酸素オフガス排出流路38とを有している。
そして、前記酸化ガス供給流路36途中には、上流側から、フィルタ40と、ポンプ42と、熱交換器44とを順次配設するとともに、前記酸素オフガス排出流路38途中には、気液分離器46と、圧力調整弁48とを順次配設する。
そして、前記車両2に搭載される燃料電池システム4は、図4に示す如く、燃料電池スタック6と、車両駆動用モータ50と、電気部品ユニット52とを備えている。燃料電池スタック6は、例えば、水素と酸素との電気化学反応によって、化学エネルギを電気エネルギに直接変換するものである。車両駆動用モータ50は、燃料電池スタック6からの電気エネルギによって駆動され、車輪(図示せず)を回転するものである。電気部品ユニット52は、インバータ等の電気部品を示したものである。
燃料電池スタック6と車両駆動用モータ50とは、図3に示す如く、車室54よりも車両前方Fに設けられたフロント室であるエンジンルーム56に並列(車両幅方向Yに並んで)に配設、つまり、燃料電池スタック6が車両幅方向Yの一側に配設され、車両駆動用モータ50が車両幅方向Yの他側に配設されている。
前記燃料電池システム4には、冷却装置58が設けられる。この冷却装置58は、前記燃料電池スタック6を冷却する燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1と、前記燃料電池スタック6から電力が供給される電気負荷を冷却する電気負荷用冷却系である第2冷却系統60−2とに分けて構成される。
そして、燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1が、燃料電池用放熱器たる第1放熱器62−1と第1リザーブタンク64−1と第1冷却水ポンプ66−1とからなり、電気負荷用冷却系である第2冷却系統60−2が、電気負荷用放熱器たる第2放熱器62−2と第2リザーブタンク64−2と第2冷却水ポンプ66−2とからなる。
この場合、前記冷却装置58においては、車両駆動用モータ50よりも車両前方Fに燃料電池スタック6を冷却する第1放熱器62−1が配設され、燃料電池スタック6よりも車両前方Fに車両駆動用モータ50や電気部品ユニット52を含む車両駆動用電気機器を冷却する第2放熱器62−2が配設されている。
そして、燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1においては、第1冷却水ポンプ66−1と燃料電池スタック6とが第1燃料電池側配管68で接続され、燃料電池スタック6と第1放熱器62−1とが第1中間側配管70で接続され、第1放熱器62−1と第1冷却水ポンプ66−1とが第1ポンプ側配管72で接続され、また、第1放熱器62−1と第1リザーブタンク64−1とが第1タンク側配管74で接続され、第1リザーブタンク64−1と第1ポンプ側配管72途中とが第1リターン側配管76で接続されている。
また、電気負荷用冷却系である第2冷却系統60−2においては、第2冷却水ポンプ66−2と電気部品ユニット52とが第2電気部品側配管78で接続され、電気部品ユニット52と車両駆動用モータ50とが第2モータ側配管80で接続され、車両駆動用モータ50と第2放熱器62−2とが第2中間側配管82で接続され、また、第2放熱器62−2と第2冷却水ポンプ66−2とが第2ポンプ側配管84で接続され、第2放熱器62−2と第2リザーブタンク64−2とが第2タンク側配管86で接続され、第2リザーブタンク64−2と第2ポンプ側配管84途中とが第2リターン側配管88で接続されている。
つまり、前記燃料電池車両2は、燃料電池スタック6を冷却する燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1と、前記燃料電池スタック6から電力が供給される電気負荷を冷却する電気負荷用冷却系である第2冷却系統60−2と、空調風を冷却する空調用冷却系90とを備え、前記燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1に介装される燃料電池用放熱器たる第1放熱器62−1と、前記電気負荷用冷却系である第2冷却系統60−2に介装される電気負荷用放熱器たる第2放熱器62−2とを燃料電池車両2の前部に幅方向に並べて配設している。
このとき、前記燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1の燃料電池用放熱器たる第1放熱器62−1は、図1に示す如く、燃料電池車両2の前部のエンジンルーム56に配設され、この第1放熱器62−1の後方部位にラジエータファン92を配設している。
また、前記空調用冷却系90に介装される空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を前記燃料電池車両2のフロア2f下に配設する構成とする。
詳述すれば、前記空調用冷却系90は、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94と、この空調用コンデンサ94の後方部位に配設される空調用コンデンサファン96とを有する。
そして、図1に示す如く、前記燃料電池車両2のフロア2f下に水素を貯留する前記水素タンク12を配設するとともに、前記燃料電池車両2の前後方向で前記水素タンク12の後方に前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を配設し、この空調用コンデンサ94よりも後方部位に専用ファンである空調用コンデンサファン96を配設する。
このとき、前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を、図1に示す如く、前記燃料電池車両2の後輪98の後輪中心98cより後ろ側に配設する。
更に、前記燃料電池スタック6で生成された生成水を前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94に噴霧する噴霧装置100を、前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94の前方に配設する。
つまり、図1に示す如く、前記燃料電池スタック6で生成された生成水を受ける貯水槽102を、燃料電池スタック6よりも後方部位に配設し、この貯水槽102と前記噴霧装置100とを生成水供給通路104で連絡させ、この噴霧装置100によって、前記燃料電池スタック6で生成された生成水を前記空調放熱器たる空調用コンデンサ94に噴霧するものである。
追記すれば、この発明の実施例は、図1に示す如く、空調用コンデンサ94を、専用ファンである空調用コンデンサファン96、噴霧装置100とともにモジュール化し、これを第1、第2放熱器62−1、62−2に影響しない位置に配設するものであり、具体的には、前記燃料電池車両2のフロア2f下に配設する。
前記専用ファンである空調用コンデンサファン96において、図示しない空調装置(「A/C」あるいは「エアコン」ともいう。)は車両停止時にも効くような設計が必要であるため、専用ファンである空調用コンデンサファン96の能力で空調装置の能力を出す必要性は、ガソリン車と同様である。そのために専用ファンである空調用コンデンサファン96を前記空調放熱器たる空調用コンデンサ94に取り付ける。このとき、専用ファンである空調用コンデンサファン96の取付位置は、空調放熱器たる空調用コンデンサ94の背面から風を引き込む位置、あるいは空調放熱器たる空調用コンデンサ94の前面から風を押し込む位置が考えられる。
また、前記噴霧装置100は、空調放熱器たる空調用コンデンサ94の前方から前記燃料電池スタック6で生成された生成水を噴霧することで、水の気化熱により放熱能力を上昇させるものである。さすれば、前記噴霧装置100により空調放熱器たる空調用コンデンサ94の小型化が可能であるとともに、噴霧装置100を必要に応じて働かせればよい。そして、この噴霧装置100の能力向上を図るために、上述した如く、噴霧装置100の前方に前記燃料電池スタック6で生成された生成水を受ける貯水槽102を設けている。
更に、前記モジュールの設置位置としては、専用ファンである空調用コンデンサファン96による通風条件が良好なこと、前記燃料電池スタック6で生成される生成水の発生場所の近く、モジュールからの気化水蒸気の影響の少ない箇所があげられる(なるべく電装系の部品がないこと。)。
以上により、前記燃料電池車両2において、空調放熱器たる空調用コンデンサ94による通風抵抗や排熱条件を考慮せず、燃料電池用ラジエータである前記第1放熱器62−1の性能を十分に生かした設計が可能となる。
次に作用を説明する。
前記燃料電池車両2の走行時には、図1に示す如く、燃料電池車両2の前側に配置される前記燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1の第1放熱器62−1に冷却風が供給され、燃料電池用冷却系である第1冷却系統60−1の冷却が十分に行われる。
また、燃料電池車両2のフロア2f下に配設される空調用放熱器たる空調用コンデンサ94には、図1に示す如く、下方から冷却風が供給され、専用ファンである空調用コンデンサファン96を経て、燃料電池車両2の後方に流れ、前記空調用冷却系90の空調用放熱器たる空調用コンデンサ94の冷却が十分に行われる。
このとき、前記噴霧装置100を必要に応じて働かせ、空調放熱器たる空調用コンデンサ94の前方から前記燃料電池スタック6で生成された生成水を噴霧し、水の気化熱により放熱能力を上昇させる。
これにより、前記空調用冷却系90に介装される空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を前記燃料電池車両2のフロア2f下に配設したことによって、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94が燃料電池用放熱器たる第1放熱器62−1や電気負荷用放熱器たる第2放熱器62−2の前側に重ねて配設されることがないため、3つの冷却系統を夫々に最適な温度に制御することができる。
また、前記燃料電池車両2のフロア2f下に水素を貯留する前記水素タンク12を配設するとともに、前記燃料電池車両2の前後方向で前記水素タンク12の後方に前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を配設したことにより、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を容積の大きな水素タンク12より後方に配設することができ、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を通過した冷却風が水素タンク12に邪魔されることなく、燃料電池車両2の後方へ排出でき、前記空調用冷却系90の冷却性能を向上させることができるとともに、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94で温められた冷却風で水素タンク12が加熱されることを防止できる。
更に、前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を、前記燃料電池車両2の後輪98の後輪中心98cより後ろ側に配設したことにより、水素タンク12と空調用放熱器たる空調用コンデンサ94の間に空間が形成され、この空間を通して空調用放熱器たる空調用コンデンサ94に冷却風を送り込むことができ、前記空調用冷却系90の冷却性能を向上し得る。
更にまた、前記燃料電池スタック6で生成された生成水を前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94に噴霧する噴霧装置100を、前記空調用放熱器たる空調用コンデンサ94の前方に配設したことにより、燃料電池車両2のフロア2f下に空調用放熱器たる空調用コンデンサ94を配設した場合、冷却風の流速が低下するのを補うよう放熱面積の拡大が必要になるが、燃料電池スタック6で生成される生成水を空調用放熱器たる空調用コンデンサ94に噴霧することで放熱性を向上させることができ、これによって、空調用放熱器たる空調用コンデンサ94の拡大を最小限にとどめて燃料電池車両2のフロア2f下への搭載を向上できる。
前記燃料電池車両の冷却装置は、燃料電池用冷却系、電気負荷用冷却系、空調用冷却系を備え、空調用冷却系に介装される空調用放熱器のレイアウトを最適化することができる。
この発明の実施例を示す燃料電池スタックを搭載した燃料電池車両の概略左側面図である。 燃料電池システムの概略説明図である。 燃料電池車両の前部の概略平面図である。 燃料電池車両の冷却系構成図である。 この発明の従来技術を示す燃料電池スタックを搭載した燃料電池車両の概略左側面図である。
符号の説明
2 燃料電池車両(単に「車両」ともいう。)
2f フロア
4 燃料電池システム
6 燃料電池スタック(単に「燃料電池」ともいう。)
8 水素系システム
10 空気系システム
12 水素タンク
50 車両駆動用モータ
52 電気部品ユニット
54 車室
56 エンジンルーム
58 冷却装置
60−1 燃料電池用冷却系である第1冷却系統
60−2 電気負荷用冷却系である第2冷却系統
62−1 燃料電池用放熱器たる第1放熱器
62−2 電気負荷用放熱器たる第2放熱器
90 空調用冷却系
92 ラジエータファン
94 空調用放熱器たる空調用コンデンサ
96 空調用コンデンサファン
98 後輪
98c 後輪中心
100 噴霧装置
102 貯水槽
104 生成水供給通路

Claims (2)

  1. 燃料電池スタックと車両駆動用モータを車両の前部に配設し、車両幅方向から見た外形が円形の水素タンクを車両前後方向に複数個並べて前記車両のフロア下に配設し、前記燃料電池スタックを冷却する燃料電池用冷却系と、前記燃料電池スタックから電力が供給される電気負荷を冷却する電気負荷用冷却系と、空調風を冷却する空調用冷却系とを備え、前記燃料電池用冷却系に介装される燃料電池用放熱器と前記電気負荷用冷却系に介装される電気負荷用放熱器とを前記燃料電池スタックと前記車両駆動用モータの前方に車両の幅方向に並べて配設した燃料電池車両の冷却装置において、前記空調用放熱器を前記車両の後輪よりも後側のフロア下に配設するとともにその後部にファンを取り付け、前記水素タンクのうち車両前後方向で最も後ろ側に配置される水素タンクを車両前後方向で前記後輪の中心付近に配設し、前記燃料電池スタックで生成された生成水を前記空調用放熱器に噴霧する噴霧装置を前記空調用放熱器の前側に配設したことを特徴とする燃料電池車両の冷却装置。
  2. 前記車両のフロア下に水素を貯留する水素タンクを配設するとともに、前記車両の前後方向で前記水素タンクの後方に前記空調用放熱器を配設したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池車両の冷却装置。
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