JP4622551B2 - 画像形成装置および色ずれ補正方法 - Google Patents
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Description
電子写真方式の画像形成装置では、転写媒体上にトナー像を形成するとともに、カセットや手差しトレイなどに収容されている記録材を転写位置に搬送し、転写媒体上のトナー像を記録材の第1面に転写する。また、該トナー像を記録材に熱定着する。そして、片面印刷の場合には、そのまま排紙トレイに向けて排出する。一方、両面印刷の場合には、熱定着された記録材を再度転写位置に搬送して第2面にトナー像を転写する。したがって、片面印刷(両面印刷の第1面の印刷も含む)を行う場合には常温に近い記録材にトナー像の転写が行われるのに対し、両面印刷の第2面目を行う場合には熱定着されて高温状態となっている記録材にトナー像の転写が行われて転写位置で局部的な温度上昇を招くおそれがある。このように片面印刷と両面印刷とでは熱影響が大きく相違しているため、片面印刷における熱影響と両面印刷における熱影響とを実測して比較検討した。
以下、本発明にかかる画像形成装置の4つの実施形態について説明するが、これらの実施形態の装置構成および基本動作は同一であり、その動作が一部異なるのみであるので、まず両者に共通する装置の構成および動作について説明し、その後に、各実施形態に特有の動作について述べる。
図4は本発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示すフローチャートである。また、図5はレジスト制御量の調整動作を示すフローチャートである。また、図6および図7は調整動作を模式的に示す図である。この装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令(印刷指令)がメインコントローラ51に与えられると、メインコントローラ51のCPU511はエンジン部EGの動作指示に適した形式のジョブデータに変換し、エンジンコントローラ52に送出する。一方、エンジンコントローラ52はCPU511からのジョブデータに基づきエンジン部EG各部を制御して片面印刷や両面印刷を実行し、シートSに画像信号に対応する画像を形成する。また、画像形成指令に複数枚の印刷指令が含まれる場合はもちろんのこと、複数の画像形成指令が連続的に与えられる場合にもジョブを連結して連続印刷動作を実行する。また、エンジンコントローラ52のCPU521は後述するように本発明の「計測手段」および「調整手段」としての機能を有しており、予めROM523に記憶されているレジスト制御量の調整プログラムにしたがって装置各部を以下のように制御して連続印刷動作中における色ずれ補正を行っている。
R=Ka*PD*n
ただし、R:速度変動に伴うずれ量、
Ka:速度変動係数、
PD:画像形成ステーション間の距離、
に基づき、中間転写ベルト16の速度変動に伴うトナー像のずれ量Rを求めている。ここでは、両端の画像形成ステーションY,K間でのずれ量に着目して具体的に説明するが、その他の画像形成ステーション間についても同様である。
R=(−0.001%)*(300mm)*1=3μm
ずつずれると推定され、両面印刷枚数nでは、
R=3*n(μm)
ずれると推定される。例えば、図6に示すように、イエローに対してブラックのトナー像は両面印刷枚数nが5、10、20、30、…と増えていくごとにずれ量R(5)、R(10)、R(20)、R(30)、…はそれぞれ15μm、30μm、60μm、90μm、…と大きくなっていく。そこで、次のステップS4でずれ量Rに基づきレジスト制御量を調整する。
RR=(PM+1)*P
に基づき算出する(ステップS44)。例えば、両面印刷枚数nが10枚の場合には、微小ずれ量FMは30μmとなり、21(=42/2)μmを超えているため、レジスト補正量RRをPとする。一方、微小ずれ量FMが値(P/2)を超えていない場合には、トナー像の位置ずれはピッチ単位ずれ量PMとほぼ等しいと判断し、レジスト補正量RRを次式
RR=PM*P
に基づき算出する(ステップS45)。例えば、両面印刷枚数nが5,20,30枚の場合には、微小ずれ量FMはそれぞれ15、18、6μmとなり、21(=42/2)μm以下であるため、レジスト補正量RRを0、P,2Pとする。
図8は本発明にかかる画像形成装置の第2実施形態を示すフローチャートである。第1実施形態では、両面印刷枚数nに基づくレジスト制御量の調整を印刷実行前に行っているが、両面印刷に起因する中間転写ベルト16の速度変動は両面印刷の度に増大するため、図8に示すように、両面印刷を実行する度に該1枚の両面印刷によるトナー像のずれ量を求め(ステップS14〜S15)、第1実施形態のレジスト制御量の調整処理(ステップS4)と同様にして、レジスト制御量を調整してもよい(ステップS16)。つまり、印刷動作を開始する際に、RAM524に記憶されているずれ量Rをクリアした(ステップS11)後、各印刷動作についてはRAM524に記憶されているレジスト制御量に基づき印刷を実行する(ステップS12)。その印刷態様が両面印刷である場合には、その1枚の両面印刷に伴うずれ量Rprを次式
Rpr=Ka*PD
に基づき推定する(ステップS14)。そして、その両面印刷に伴うずれ量Rprを元のずれ量Rに加えてずれ量を補正し、その補正後のずれ量RをRAM524に記憶する(ステップS15)。また、その補正後のずれ量Rに基づきレジスト制御量を調整する(ステップS16)。
図9は本発明にかかる画像形成装置の第3実施形態を示すフローチャートである。また、図10は第3実施形態における速度変動係数の設定方法を示すフローチャートである。この第3実施形態が第2実施形態と大きく相違する点は、速度変動係数KaをシートSの種類に応じて変更設定している点であり、その他の構成および動作は第2実施形態と同一である。したがって、ここでは相違点を中心に説明する。
普通用紙:Ka1=0.001
厚紙:Ka2=0.002
OHPシート:Ka3=0.003
に設定している。
図12は本発明にかかる画像形成装置の第4実施形態を示すフローチャートである。また、図13は第4実施形態における印刷開始時点でのずれ量の推定方法を示すフローチャートである。この第4実施形態が第2実施形態と大きく相違する点は、印刷動作を開始する際に前回の連続印刷動作によるずれ量を考慮している点にあり、その他の構成および動作は第2実施形態と同一である。したがって、ここでは相違点を中心に説明する。
Claims (9)
- それぞれが互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションを、所定の速度で移動する転写媒体の移動方向に沿って配置し、前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係をレジスト制御量に基づき制御しながら、該複数のトナー像を前記転写媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成可能となっており、しかも、前記転写媒体に形成される第1画像をシート状の記録材の第1面に転写するとともに熱定着した後に該記録材の第2面に前記転写媒体に形成される第2画像を転写する、両面印刷を含む印刷動作を連続的に実行する画像形成装置において、
連続印刷動作中に両面印刷される記録材の枚数を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に基づき前記レジスト制御量を調整する調整手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - それぞれが互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションを、所定の速度で移動する転写媒体の移動方向に沿って配置し、前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係をレジスト制御量に基づき制御しながら、該複数のトナー像を前記転写媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成可能となっており、しかも、前記転写媒体に形成される第1画像をシート状の記録材の第1面に転写するとともに熱定着した後に該記録材の第2面に前記転写媒体に形成される第2画像を転写する、両面印刷を含む印刷動作を連続的に実行する画像形成装置において、
連続印刷動作中に第2画像が第2面に転写される転写時間を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に基づき前記レジスト制御量を調整する調整手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記調整手段は、両面印刷により前記転写媒体の速度が変動することで発生する各画像ステーション間でのトナー像のずれ量と、前記計測手段により計測される値との関連を予め求めており、前記計測手段の計測結果と前記関連とに基づき前記計測結果が得られた時点における各画像ステーション間でのトナー像のずれ量を求め、該ずれ量に応じて前記レジスト制御量を調整する請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記調整手段は、両面印刷が行われる度に該両面印刷による前記トナー像のずれ量を求め、前記レジスト制御量を調整する請求項3記載の画像形成装置。
- 前記調整手段は、両面印刷される記録材のサイズに応じて前記トナー像のずれ量を補正する請求項3または4記載の画像形成装置。
- 前記調整手段は、両面印刷される記録材の種類に応じて前記トナー像のずれ量を補正する請求項3ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 複数の連続印刷動作を時間間隔をあけて実行する請求項3ないし6のいずれかに記載の画像形成装置であって、
前回の連続印刷動作から今回の連続印刷動作までに経過した時間を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時結果と、前回の連続印刷動作中に求めたずれ量とに基づき、今回の連続印刷動作中におけるずれ量を補正する画像形成装置。 - それぞれが互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションを、所定の速度で移動する転写媒体の移動方向に沿って配置し、前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係をレジスト制御量に基づき制御しながら、該複数のトナー像を前記転写媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成可能となっており、しかも、前記転写媒体に形成される第1画像をシート状の記録材の第1面に転写するとともに熱定着した後に該記録材の第2面に前記転写媒体に形成される第2画像を転写する、両面印刷を含む印刷動作を連続的に実行する画像形成装置において、前記レジスト制御量を制御して色ずれを補正する色ずれ補正方法であって、
連続印刷動作中に両面印刷される記録材の枚数を計測する計測工程と、
前記計測工程における計測結果に基づき前記レジスト制御量を調整する調整工程と、
調整されたレジスト制御量に基づき前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係を補正して色ずれを補正するレジスト工程と
を備えたことを特徴とする色ずれ補正方法。 - それぞれが互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションを、所定の速度で移動する転写媒体の移動方向に沿って配置し、前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係をレジスト制御量に基づき制御しながら、該複数のトナー像を前記転写媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成可能で、しかも、前記転写媒体に形成される第1画像をシート状の記録材の第1面に転写するとともに熱定着した後、該熱定着を受けた記録材の第2面に前記転写媒体に形成される第2画像を転写する両面印刷を含む印刷動作を連続的に実行する画像形成装置において、前記レジスト制御量を制御して色ずれを補正する色ずれ補正方法であって、
連続印刷動作中に第2画像が第2面に転写される転写時間を計測する計測工程と、
前記計測工程における計測結果に基づき前記レジスト制御量を調整する調整工程と、
調整されたレジスト制御量に基づき前記複数の画像形成ステーションにより形成されるトナー像の相対的な位置関係を補正して色ずれを補正するレジスト工程と
を備えたことを特徴とする色ずれ補正方法。
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