JP4619186B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機発光素子が設けられた表示装置に関する。
特に、電界を加えることで発光が得られる有機化合物を有する発光素子(有機発光素子)が設けられた表示装置(有機ELディスプレイ)に関する。
また、このような表示装置を表示部に用いた電子機器に関する。
有機発光素子とは、電界を加えることで発生するルミネッセンス(Electro Luminescence)が得られる有機化合物(有機発光材料)を含む層(以下、有機化合物層という)が一対の電極(第1の電極及び第2の電極)に挟まれた構造を有する有機発光素子である。有機発光材料には、一重項励起状態から基底状態に戻る際のエネルギーを発光に変換し得る材料(蛍光材料)と三重項励起状態から基底状態に戻る際のエネルギーを発光に変換し得る材料(リン光材料)とがある。
このような有機発光素子が設けられた表示装置(有機ELディスプレイ)は、動画表示に適した早い応答速度、低電圧、低消費電力駆動などの特徴を有しているため、携帯電話や携帯情報端末をはじめ、次世代ディスプレイとして大きく注目されている。
有機ELディスプレイは、液晶表示装置とは異なり、自発光型であるため視野角の問題がないという特長がある。よって、屋外に用いられるディスプレイとしては、液晶ディスプレイよりも適しており、様々な形での使用が提案されている。
そして、透光性基板上に設けられ、該透光性基板の両面から発光する有機発光素子(以下、両面出射型の有機発光素子という)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この両面出射型の有機発光素子は、基板の両面の方向へ発光するという特長を有しているため、この特長を生かして様々な応用ができるものと期待されている。
特開2004−265691号公報
また、特許文献2には、異なる色の両面出射型の有機発光素子が形成されたパネル同士を、各基板に設けられている有機発光素子の発光領域が、観察者から見て互いに重ならないように重ね合わせてフルカラー表示させる表示装置について記載されている。
特開2005−71693号公報
本発明は、両面出射型の有機発光素子の上述した特長を生かした表示装置を提供することを課題とする。
また、両面出射型の有機発光素子を用いて有機ELディスプレイの高画質化を図ることを課題とする。
この高画質化の課題について、より具体的には次の3点の課題が挙げられる。
まず第1に、表示画像の明るさの調整について挙げられる。
有機ELディスプレイを屋外などの周囲の明るさが明るい場所で使用する場合と屋内で使用する場合とでは、適切な表示装置の明るさが異なるため、使用する場所の周囲の明るさに応じて表示装置の明るさも調節する必要がある。
次に、色度の改善が挙げられる。
例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色でカラー表示を行う場合、色度図において、赤(R)の色度座標、緑(G)の色度座標、青(B)の色度座標を頂点とした三角形の内部に位置する色のみしか表現できなかったため、表現できる色の範囲に限界があった。表現できる色の範囲をより広くすることができれば、表現できる色数を増やすことができ、より微細でリアルな画像の表示を行うことができる。
さらに、色のバランスの点が挙げられる。
色によって視感度が異なることが知られている。視感度とは、光に対する目の感度のことであり、555nm付近の黄緑色の波長が最も視感度が高い。そして、555nmよりも短波長になるに従って視感度は低下し、555nmよりも長い波長となるに従って視感度は低下していく。よって、赤、緑、青の3色においては、赤、青に比べ、緑色の視感度が高くなっている。よって、この視感度を考慮して色のバランスをとる必要がある。
さらに、青色の有機発光素子は、赤色、緑色の有機発光素子に比べて輝度が低いという問題がある。よって、赤、緑、青の輝度のバランスを調節できるようにする必要がある。
本発明は、これらの課題に鑑みなされたものである。
本発明は、
複数の有機発光素子が設けられた第1の基板と、有機発光素子が設けられた第2の基板とを有し、
第1の基板と第2の基板は対向して設けられ、
第1の基板に設けられた有機発光素子または第2の基板に設けられた有機発光素子の少なくとも一方の有機発光素子は、有機発光素子が形成されている基板の両面の方向に発光し、
第1の基板に設けられた有機発光素子の発光領域と、第2の基板に設けられた有機発光素子の発光領域は、観察者側から見て少なくとも一部において重なるように配置されていることを特徴とする。
有機発光素子が該有機発光素子の設けられている基板の両面の方向に発光する構造とするには、有機発光素子の有する第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
よって、上記の構成において、「第1の基板に設けられた有機発光素子または第2の基板に設けられた有機発光素子の少なくとも一方の有機発光素子は、有機発光素子が形成されている基板の両面の方向に発光する」との構成は、「第1の基板に設けられた有機発光素子または第2の基板に設けられた有機発光素子の少なくとも一方の有機発光素子の第1の電極及び第2の電極は透明導電膜で形成されている」と換言することができる。
なお、ここで有機発光素子の有する第1の電極は、該有機発光素子が有する第2の電極よりも該有機発光素子が設けられている基板側に設けられているものとする。
よって、第1の基板に設けられている有機発光素子の1対の電極のうち、第1の基板側に設けられている電極が第1の電極である。
また、本発明は、上記構成において、
前記第1の基板には、第1の有機発光素子が設けられ、
前記第2の基板には第2の有機発光素子と、第3の有機発光素子と、第4の有機発光素子とが設けられ、
前記第1乃至第4の有機発光素子によって1画素を形成していることを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、
前記第2の基板には、第1の有機発光素子が設けられ、
前記第1の基板には第2の有機発光素子と、第3の有機発光素子と、第4の有機発光素子とが設けられ、
前記第1乃至第4の有機発光素子によって1画素を形成していることを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、
前記第1の基板には、第1の有機発光素子と、第2の有機発光素子とが設けられ、
前記第1の基板には、第3の有機発光素子と、第4の有機発光素子とが設けられ、
前記第1乃至第4の有機発光素子によって1画素を形成していることを特徴とする。
さらに、本発明は、
前記第1乃至第4の有機発光素子は互いに異なる色の有機発光素子であることを特徴とする。
また、本発明は、上記構成において、
前記第1の基板には、第1の有機発光素子と、第2の有機発光素子と、第3の有機発光素子とが設けられ、
前記第2の基板には第4の有機発光素子と、第5の有機発光素子と、第6の有機発光素子とが設けられ、
前記第1乃至第6の有機発光素子によって1画素を形成していることを特徴とする。
さらに、本発明は、
前記第1乃至第3の有機発光素子は互いに異なる色の有機発光素子であることを特徴とする。
さらに、本発明は、
前記第1乃至第6の有機発光素子は互いに異なる色の有機発光素子であることを特徴とする。
つまり、本発明は、上記構成において、赤色、緑色、青色、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色、白色のなかから選ばれた1〜3色の有機発光素子に、赤色、緑色、及び青色の有機発光素子を加えた4〜6色のなかから選ばれた2色または3色の有機発光素子を第1の基板に設け、残りの有機発光素子を第2の基板に設けることを特徴とする。
なお、第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子との組み合わせには、様々なものが考えられる。
よって、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子との組み合わせについて、以下の本発明の第1〜第4の構成においてより具体的に説明する。
本発明の第1の構成は、第1の基板または第2の基板に赤色、緑色、青色、白色の有機発光素子を設ける構成である。つまり、赤色、緑色、青色、白色の4色の有機発光素子で1画素を形成する構成である。
なお、本明細書中において、画像を表示するのに必要な最小単位を画素といい、画素は複数のドットによって構成されているものとする。例えば、赤色、緑色、青色の3色によって画像の表示を行う場合においては、赤色のドット、緑色のドット、及び青色のドットの3色のドットを1組として1画素を構成する。
よって、本発明の第1の構成は、赤色のドット、緑色のドット、青色のドット、白色のドットによって画素が形成されているということができる。
本発明の第1の構成としては、例えば、第1の基板または第2の基板の一方の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第1の基板または第2の基板の他方の基板に白色の有機発光素子を設ける例が挙げられる。
赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けた基板とは別の基板に白色の有機発光素子を設けることによって、表示装置の表示画面全体の明るさを向上させることができる。
有機ELディスプレイを携帯電話や携帯情報端末など、場所を問わず屋外においても屋内においても使用する電子機器の表示部として使用する場合、画面の明るさを周囲の明るさに応じて適切な明るさに調整しなければ視認性が悪くなる。
このような場合、赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けた基板とは別の基板に設けられた白色の有機発光素子の輝度のみを上昇させることによって、画面の明るさのみを明るくすることができる。
カラー表示を行うための赤色、緑色、青色の有機発光素子が設けられている基板とは別に白色の有機発光素子が設けられた基板を設けているため、赤色、緑色、青色の有機発光素子とは独立して白色の有機発光素子の輝度を変化させることができる。よって、表示画面の明るさの調整を容易に行うことができる。
また、通常、カラー表示可能な有機ELディスプレイにおいて白色の表示を行う場合、赤色、緑色、青色の有機発光素子を発光させて、この3色を混合させることによって白色表示を行っている。しかし、本発明のように赤色、緑色、青色の有機発光素子が設けられた基板と、白色の有機発光素子が設けられた基板とを重ねて設ける構成とすることによって、白色表示する場合には、白色の有機発光素子のみを発光させ、赤色、緑色、青色の有機発光素子は非発光とすることができる。よって、赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子を発光させて白色表示を行う場合に比べて消費電力を低くすることができる。
なお、赤色、緑色、青色の有機発光素子と、白色の有機発光素子の配置の仕方は、例えば以下の(A)(B)のいずれの場合であってもよい。
(A)第1の基板に設けられた赤色の有機発光素子の1ドット、緑色の有機発光素子の1ドット、及び青色の有機発光素子の1ドットが形成される領域に対向するように第2の基板上に、白色の有機発光素子の1ドットを設ける。
(B)第1の基板上の赤色の有機発光素子のドット、緑色の有機発光素子のドット、青色の有機発光素子のドットが設けられている領域に対向する第2の基板上の位置にそれぞれ、白色の有機発光素子のドットを設ける。つまり、第1の基板上に設けられた赤色の有機発光素子1ドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子1ドットを設け、第1の基板上に設けられた緑色の有機発光素子1ドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子1ドットを設け、第1の基板上に設けられた青色の有機発光素子1ドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子1ドットを設ける。
上記(B)の場合、第1の基板に設けられた赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子のそれぞれの発光領域に対向する位置に形成された白色の有機発光素子の輝度をそれぞれ独立に制御することができるため、赤色、緑色、青色のそれぞれの色の調整を行うことができる。つまり、例えば、赤色の有機発光素子に対向する位置に設けられた白色の有機発光素子のみを発光させることにより、赤色と白色の混色によってピンク色を表示し、緑色と青色は、そのままの色で表示させることができ、より色の再現性を高めることができる。
上記(A)(B)は、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子が設けられ、第2の基板に白色の有機発光素子が設けられている場合を例にして説明したが、第1の基板に設けられる有機発光素子と、第2の基板に設けられる有機発光素子を入れ替える構成も可能である。つまり、第1の基板に白色の有機発光素子を設けて、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けるようにしてもよい。
また、上記で説明した例は、一方の基板に白色の有機発光素子のみが設けられている構成例を説明したが、赤色、緑色、青色のいずれか一色を白色の有機発光素子が設けられた基板に形成し、赤色、緑色、青色のうち、白色の有機発光素子と同じ基板に設けた色以外の2色の有機発光素子を他の基板に設ける構成としても良い。
つまり、例えば、第1の基板または第2の基板の一方の基板には、赤色及び緑色の有機発光素子を設けて、第1の基板または第2の基板の他方の基板には、青色及び白色の有機発光素子を設ける構成としても良い。
第1の基板または第2の基板の一方の基板に白色の有機発光素子と、赤色、緑色、青色のうちの1色の有機発光素子とを設け、第1の基板または第2の基板の他方の基板に赤色、緑色、青色のうちの残りの2色(第1の基板または第2の基板の一方の基板に設けた有機発光素子の色以外の2色)の有機発光素子を設ける構成において、赤色の有機発光素子、青色の有機発光素子の発光領域の面積を、緑色の有機発光素子の発光領域の面積に比べて大きくすることによって、赤色、緑色、青色のバランスをとることができる。これは、赤色、青色は緑色と比較して視感度が低いためである。
また、第1の基板及び第2の基板に設けられる有機発光素子の色がそれぞれ2色であるため、基板上に設ける画素数は同じにして基板上に3色の有機発光素子を設ける場合と比較して、各ドットに設けられた有機発光素子を駆動するための素子の数を減らすことができるため、開口率を向上させることができる。
本発明の第2の構成は、第1の基板または第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子と、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色から選ばれた1〜3色の有機発光素子とを設ける構成である。つまり、赤色、緑色、青色の他に、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色から選ばれた1〜3色を組み合わせた4〜6色の有機発光素子で1画素を形成する構成である。
本発明の第2の構成としては、例えば、第1の基板または第2の基板の一方の基板に、赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第1の基板または第2の基板の他方の基板に、赤色の補色、緑色の補色、または青色の補色の有機発光素子から選ばれた1〜3色の有機発光素子を設ける例が挙げられる。
赤の補色は青緑色(シアン)、青の補色は黄色(イエロー)、緑の補色は赤紫色(マゼンダ)である。
これらの色の有機発光素子を形成することによって、赤色、青色、緑色のみでは表現できなかった色も表現できるようになり、表現できる色の範囲を広げることができ、色の再現性を大きく改善することができる。
なお、必ずしも赤色、緑色、青色の3色全てに対する補色の有機発光素子を形成する必要はない。表示したい画像に必要とされる画質に応じて第2の基板に設ける有機発光素子の色の種類や色数は変更することができる。つまり、必要とされる画質に応じて、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色のうちから1〜3色を選択すればよい。
また、上記で説明した構成例は、第1の基板または第2の基板の一方の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けた例を示したが、これに限定されない。赤色、緑色、青色のうちの2色の有機発光素子を一方の基板に設けて、赤色、緑色、青色の残りの1色の有機発光素子と、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色のうちから選ばれた1〜2色の有機発光素子とを他方の基板に設けるような構成としてもよい。
赤色、青色は緑色と比較して視感度が低いため、上記構成において、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きくすれば、赤色、緑色、青色のバランスをとることができる。
このような構成例としては、
赤色の有機発光素子を第1の基板に設け、
青色の有機発光素子を第2の基板に設け、
緑色の有機発光素子を、第1の基板または第2の基板の一方の基板に設け、
赤色の補色、緑色の補色、青色の補色から選ばれた一色の有機発光素子が第1の基板または第2の基板の他方の基板に設け、
赤色の有機発光素子及び青色の有機発光素子の発光領域の面積を、緑色の有機発光素子の発光領域の面積と比較して大きくする例が挙げられる。
また、第1の基板及び第2の基板に設けられる有機発光素子の色がそれぞれ2色である場合、基板上に設ける画素数は同じにして基板上に3色の有機発光素子を設ける場合と比較して、各ドットに設けられた有機発光素子を駆動するための素子の数を減らすことができるため、開口率を向上させることができる。
また、本発明の第2の構成において、有機発光素子の発光色は、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色以外にも赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲を広げることができるような色であればよい。よって、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲外に色度座標を有する色の光を放出する有機発光素子であってもよい。
よって、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色の代わりに、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲外に色度座標を有する色の光を放出する1〜3色の有機発光素子を設ける構成としてもよい。
本発明の第3の構成は、
第1の基板及び第2の基板に、赤色、緑色、青色の有機発光素子を設ける構成である。
つまり、第1の基板に設けられた赤色、緑色、青色の有機発光素子と、第2の基板に設けられた赤色、緑色、青色の有機発光素子とで1画素を形成する構成である。
本発明の第3の構成において、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子は、観察者側から見て、同じ色同士が重なるようにすると、より高い輝度での表示も行うことができる。よって、より多くの階調を表現することができる。
なお、この際、同じ色同士の有機発光素子の発光領域の少なくとも一部が重なっていれば、より高い輝度での表示も行うことができるが、異なる色の有機発光素子の発光領域の重なる面積が大きい方が、開口率の低下を防ぐことができるので好ましい。つまり、第1の基板に設けられる有機発光素子の発光領域と、第2の基板に設けられる有機発光素子の発光領域が、観察者側から見てほぼ同じ位置の同じ領域において重なるようにすると最も開口率を高くすることができる。
本発明の第3の構成において、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子の発光領域は、観察者側から見て、異なる色同士が重なるようにすると、画像の分解能を向上させることができる。
なお、この際、異なる色の有機発光素子の発光領域の少なくとも一部が重なっていれば、画像の分解能を向上させることができるが、異なる色の有機発光素子の発光領域の重なる面積が大きい方が、開口率の低下を防ぐことができるので好ましい。つまり、第1の基板に設けられる有機発光素子の発光領域と、第2の基板に設けられる有機発光素子の発光領域が、観察者側から見てほぼ同じ位置の同じ領域において重なるようにすると最も開口率を高くすることができる。
本発明の第4の構成は、
第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板に青色の有機発光素子を設ける構成である。
つまり、第1の基板に設けられた赤色、緑色、青色の有機発光素子と、第2の基板に設けられた青色の有機発光素子によって1画素を形成する構成である。
青色の有機発光素子は、輝度が小さいため、第2の基板に青色の有機発光素子を形成することによって、青色の発光輝度を補うことができ、赤色、青色、緑色の輝度のバランスを改善することができる。
上記第4の構成において、青色の有機発光素子が設けられている基板に、白色の有機発光素子も設ける構成としても良い。
白色の有機発光素子を設けることによって、青色の発光輝度を補うと共に表示画面の明るさを調整することができる。
また、上記第4の構成において、青色の有機発光素子が設けられている基板に、赤色の補色、緑色の補色、または青色の補色のなかから1色または2色の有機発光素子も設ける構成としても良い。
赤色の補色、緑色の補色、または青色の補色のなかから1色または2色の有機発光素子を設けることによって、青色の発光輝度を補うと共に表現できる色の範囲を広げることができる。
以上で説明した本発明の表示装置の第1の基板と第2の基板の配置の仕方には次の2通りの方法が考えられる。
まず第1の配置方法としては、第1の基板の有機発光素子が形成されている面と、第2の基板の有機発光素子が形成されている面とを対向させて配置する方法である。
このような配置とすることにより、第1の基板に対しては第2の基板が対向基板の機能を果たし、第2の基板に対しては第1の基板が対向基板の機能を果たすため、第1の基板と第2の基板の2枚の基板のみで封止を行うことができる。従って、一方の基板にのみ有機発光素子が形成され、対向基板によって封止している通常の表示装置とほとんど厚みが変わらない状態とすることができる。
第2の配置方法は、第1の基板の有機発光素子が形成されている面と、第2の基板の有機発光素子が形成されている面とは逆側の面とが対向するように配置する方法である。
この第2の配置方法の場合、第2の基板が第1の基板に対する対向基板の機能を果たす。よって、第1の基板は第2の基板によって封止することができる。しかし、第1の基板と第2の基板のみでは第2の基板を封止することはできない。そこで、第2の基板の有機発光素子が形成されている面に対向するように第3の基板を設けることによって第2の基板の封止を行う。
よって、第1の配置方法のほうが、第2の配置方法よりも少ない基板で封止を行うことができるため、より低コストであり、また、貼り合わせた後のパネルの厚みを薄くすることができるため好ましい。
なお、第1の基板と第2の基板を貼り合わせて封止する方法については、シート状のシール剤で貼り合わせる方法や、固体封止剤を基板の貼り付け面全体に塗布して貼り合わせる方法や、基板の周囲のみシール剤を塗布し、充填剤を充填させて貼り合わせる方法など、公知の様々な方法を用いることができる。
固体封止剤を基板の貼り付け面全体に塗布して貼り付ける方法などを用いて、第1の基板と第2の基板の間に空気が存在しない状態とすると、光の取り出し効率を高めることができる。
上記第1、第2の配置方法のそれぞれの構成について以下に、より詳細に説明する。
第1の配置方法において、以下の(1)〜(3)の3つの場合が考えられる。
(1)第1の基板及び第2の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子及び第2の基板に設けられた有機発光素子がそれぞれの基板の両面の方向に発光する。
(2)第1の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子は、第1の基板の両面の方向に発光し、第2の基板に設けられた有機発光素子は、第2の基板の有機発光素子が設けられている面側の方向、つまり第1の基板の方向に発光する。
(3)第2の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子は、第1の基板の有機発光素子が設けられている面の方向、つまり第2の基板の方向に発光し、第2の基板に設けられた有機発光素子は、第2の基板の両面の方向に発光する。
(1)の場合は、第1の基板及び第2の基板に表示画面が形成され、第1の基板に形成された表示画面において視認される画像と、第2の基板に形成された表示画面において視認される画像とは鏡像となっている。また、第1の基板及び第2の基板が透光性基板であるため、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が透けて見える状態で第1の基板上の表示画面及び第2の基板上の表示画面が形成される。
なお、第1の基板、第2の基板に偏光板を設けることによって、第1の基板上に形成された表示画面からも第2の基板上に形成された表示画面からも第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにすることも可能である。
(2)の場合は、第1の基板にのみ表示画面が形成され、(3)の場合は、第2の基板にのみ表示画面が形成される。
また、第2の配置方法において、以下の(4)〜(6)の3つの場合が考えられる。
(4)第1の基板及び第2の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子及び第2の基板に設けられた有機発光素子がそれぞれの基板の両面の方向に発光する。
(5)第1の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子は、第1の基板の両面の方向に発光し、第2の基板に設けられた有機発光素子は、第2の基板の有機発光素子が設けられている面とは逆側の面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する。
(6)第2の基板は透光性基板であり、第1の基板に設けられた有機発光素子は、第1の基板の有機発光素子が設けられている面の方向、つまり第2の基板の方向に発光し、第2の基板に設けられた有機発光素子は、第2の基板の両面の方向に発光する。
(4)の場合は、第1の基板及び第2の基板に表示画面が形成され、第1の基板に形成された表示画面において視認される画像と、第2の基板に形成された表示画面において視認される画像とは鏡像となっている。また、第1の基板及び第2の基板が透光性基板であるため、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が透けて見える状態で表示画面が形成される。
なお、第1の基板、第2の基板に偏光板を設けることによって、第1の基板上に形成された表示画面からも第2の基板上に形成された表示画面からも第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにすることも可能である。
(5)の場合は、第1の基板にのみ表示画面が形成され、(6)の場合は、第2の基板にのみ表示画面が形成される。
本発明において、透光性基板として、石英基板、ガラス基板、プラスチック基板などを使用する。基板上に薄膜トランジスタなどの素子や有機発光素子などを作製する工程において600度を超える温度の熱処理を伴う場合は、石英基板を用いるが、600度以下の熱処理である場合には、ガラス基板やプラスチック基板を用いればよい。
ここで、透光性基板とは、可視光に対して透明な基板のことをいい、可視光に対して透明とは、可視光の透過率が80〜100%であることを意味する。
上記(2)、(5)において、第1の基板として透光性の基板を用いるが、第2の基板においては、特に透光性の基板に限定されず、透光性を有しない基板を用いてもよい。
また、上記(3)、(6)において、第2の基板として透光性の基板を用いるが、第1の基板においては、特に透光性の基板に限定されず、透光性を有しない基板を用いてもよい。
以上において説明した本発明の構成において、アクティブマトリクス型の表示装置であることが好ましい。
また、本明細書中において、有機発光素子とは、第1の電極と、第2の電極に挟まれた膜全てが有機化合物である構造のみではなく、一部に無機化合物などが含まれているものも含むものとする。
有機発光材料には、一重項励起状態から基底状態に戻る際のエネルギーを発光に変換し得る材料(蛍光材料)と三重項励起状態から基底状態に戻る際のエネルギーを発光に変換し得る材料(リン光材料)とがあるが、本発明の表示装置に用いる有機発光材料としては、どちらを用いてもよい。
また、有機化合物層の構成は、正孔輸送層、発光層、電子輸送層の順番で積層した構造、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層の順番で積層した構造など様々な公知の構成を用いることができる。
そして、本発明の表示装置において、画面表示のための駆動方法は特に限定されず、例えば、点順次駆動方法や、線順次駆動方法や、面順次駆動方法などを用いればよい。また、有機発光素子の階調を表現する方法としては、デジタル階調であっても、アナログ階調であってもよい。なお、表示装置のソース線に入力する信号は、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよく、適宜映像信号に合わせて駆動回路などを設計すればよい。
赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けた基板とは別に、白色の有機発光素子を設けた基板を設ける構成とすることにより、白色の有機発光素子の輝度のみを上昇させることができるため、画面の明るさのみを明るくすることができる。
カラー表示を行うための有機発光素子が形成されている基板とは別に白色の有機発光素子が形成された基板を設けているため、赤色、緑色、青色の有機発光素子とは独立して白色の有機発光素子の輝度を変化させることができる。よって、表示画面の明るさの調整を容易に行うことができる。
また、通常、カラー表示可能な有機ELディスプレイにおいて白色の表示を行う場合、赤色、緑色、青色の有機発光素子を発光させて、この3色を混合させることによって白色表示を行っている。しかし、本発明のように赤色、緑色、青色の有機発光素子が設けられた基板とは別に、白色の有機発光素子が設けられた基板を重ねて設ける構成とすることによって、白色表示する場合には、白色の有機発光素子のみを発光させ、赤色、緑色、青色の有機発光素子は非発光とすることができる。よって、赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子を発光させて白色表示を行う場合に比べて消費電力を低くすることができる。
赤色の有機発光素子、青色の有機発光素子の発光領域の面積は、緑色の有機発光素子の発光領域の面積に比べて大きくすることによって、赤色、緑色、青色のバランスをとることができる。
赤色、緑色、青色の有機発光素子とは別に、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲を広げることができるような色の発光を有する有機発光素子を設けた場合、赤、緑、青の3色のみでは表現できなかった範囲の色も表現することができるため、より微細でリアルな画像の表示を行うことができる。
また、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、観察者側から見て、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子の異なる色同士が重なるようにすることによって、画像の分解能を向上させることができる。
また、赤色、緑色、青色の有機発光素子を設けた基板とは別に、青色の有機発光素子を設けた基板を重ねて設けることによって、青色の発光輝度を補うことができ、赤色、青色、緑色の輝度のバランスを改善することができる。
本発明の実施形態について、以下に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、白色の有機発光素子が形成された基板と、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の有機発光素子が形成された基板とを貼り合わせた表示装置について説明する。
本発明の表示装置の斜視図を図1に示す。
図1において、100は赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の有機発光素子が形成されている第1の基板、101は白色の有機発光素子が形成されている第2の基板、102は表示画面、103、104はFPC(Flexible printed circuit)、130、131は周辺駆動回路である。
第1の基板100には複数の有機発光素子が形成された画素部(図示せず)と周辺駆動回路130が形成されており、第2の基板には複数の有機発光素子が形成された画素部(図示せず)と周辺駆動回路131が形成されている。第1の基板100と第2の基板101は、図のように有機発光素子が形成されている面が互いに対向するように重ね合わせて貼り合わせられている。
そして、第1の基板100に表示画面102が形成されている構造となっている。
なお、図1においては、第1の基板及び第2の基板に周辺駆動回路を形成している場合について示しているが、周辺駆動回路が形成されているものに限定されない。駆動回路をICに形成し、ICをTAB法やCOG法などで接続する構造としてもよい。
図2に、本実施例の表示装置の画素構成を示す。図2(A)は、表示画面102側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図2(B)は、第1の基板における画素構成、図2(C)は、第2の基板における画素構成を示す。図2(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図2(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図2(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面102側、つまり観察者側から見ると、図2(A)に示すような画素構成となる。
なお、図2においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図2(B)において、201は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、202は、緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、203は、青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図2(C)において、204は白色の有機発光素子によって形成された白色発光領域である。
図2において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。
よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせたときに、観察者側からみると、図2(A)に示すように白色発光領域の一部は、第1の基板における遮光部分によって遮光されてしまう。
第1の基板の赤色発光領域201、緑色発光領域202、青色発光領域203、第2の基板の白色発光領域204を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域205、206、207の3つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、205には白色の発光によって明るくなった赤色の発光領域が形成される。206には白色の発光によって明るくなった緑色の発光領域が形成される。207には白色の発光によって明るくなった青色の発光領域が形成される。
なお、図2(A)の205、206、207において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、205に「R」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の白色の発光領域が重なっていることを示し、206に「G」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の白色の発光領域が重なっていることを示し、207に「B」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板の白色の発光領域が重なっていることを示す。
図3に図2に示す画素構成の断面図を示す。図3(A)は、図2(A)のA−A’における断面図、図3(B)は、図2(A)のB−B’における断面図である。図3は、本発明の表示装置において、第1の基板に設けられている有機発光素子と第2の基板に設けられている有機発光素子の位置関係についてわかりやすく示すための断面図である。よって、第1の基板、第1の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された白色の有機発光素子のみを示してある。つまり、実際の断面構造では、基板上に接して有機発光素子が設けられているのではなく、基板と有機発光素子の間には、絶縁膜などが設けられているが、基板と有機発光素子以外のものについては省略して示している。なお、以下の実施の形態、実施例における断面図についても同様である。
なお、詳細な断面構造の例については実施例において後述する。
図3(A)において、第1の基板100上には、赤色(R)の有機発光素子121、緑色(G)の有機発光素子122、青色(B)の有機発光素子123が形成されており、第2の基板101上には、白色の有機発光素子120が形成されている。そして、図3(A)に示すように、第1の基板100と第2の基板101は、第1の基板100上に形成されている赤色の有機発光素子121、緑色の有機発光素子122、青色の有機発光素子123と、第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子120とが対向するように重ね合わせて設けられている。
このような構成とすることにより、第1の基板100に対しては第2の基板101が対向基板の機能を果たし、第2の基板101に対しては第1の基板100が対向基板の機能を果たすため、第1の基板100と第2の基板101の2枚の基板のみで封止を行うことができる。従って、一方の基板にのみ有機発光素子が形成され、対向基板によって封止している通常の表示装置とほとんど厚みが変わらない状態とすることができる。
第1の基板100上に形成された有機発光素子121、122、123は、第1の基板100の有機発光素子121、122、123が設けられている面の方向、及び第1の基板100の有機発光素子121、122、123が設けられている面とは反対側の面の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造となっている。また、第2の基板101上に形成されている白色の有機発光素子120は、第2の基板101の白色の有機発光素子120が設けられている面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する上方出射型(トップエミッション型)の構造となっている。
なお、図3(A)において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
このような構成にすることにより、白色の有機発光素子120、及び有機発光素子121、122、123からの発光を、第1の基板100の有機発光素子121、122、123が形成されている面とは反対の面側の方向に取り出すことができる。つまり、第1の基板100の有機発光素子121、122、123が形成されている面とは反対の面に表示画面を形成することができる。よって、第1の基板100の有機発光素子121、122、123が形成されている面とは反対の面に、白色の有機発光素子120の発光により明るさが調整された画像を表示することができる。
赤色の有機発光素子121は、第1の電極110、第2の電極108、第1の電極110と第2の電極108に挟まれた有機化合物を含む層109によって構成されている。緑色の有機発光素子122は、第1の電極113、第2の電極111、第1の電極113と第2の電極111に挟まれた有機化合物を含む層112によって構成されている。青色の有機発光素子123は、第1の電極116、第2の電極114、第1の電極116と第2の電極114に挟まれた有機化合物を含む層115によって構成されている。
そして、赤色の有機発光素子121の第1の電極110、第2の電極108、緑色の有機発光素子122の第1の電極113、第2の電極111、青色の有機発光素子123の第1の電極116、第2の電極114は、それぞれインジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化インジウムに酸化亜鉛を含有したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜を用いて形成する。
透明導電膜として用いられる材料はこれらの材料のみに限定されるものではなく、これ以外にも金属の薄膜などを用いることもできる。
なお、赤色の有機発光素子121の第1の電極110、緑色の有機発光素子122の第1の電極113、青色の有機発光素子123の第1の電極116は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。また、赤色の有機発光素子121の第2の電極108、緑色の有機発光素子122の第2の電極111、青色の有機発光素子123の第2の電極114は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。
このように各有機発光素子の第1及び第2の電極を透明導電膜で形成することによって、両面出射型の有機発光素子とすることができる。
白色の有機発光素子120は、第1の電極105、第2の電極107、第1の電極105と第2の電極107に挟まれた有機化合物を含む層106によって構成されている。
白色の有機発光素子120の第1の電極105としては、反射機能を有する電極を用いるのが好ましい。第1の電極が反射機能を有することにより、赤色の有機発光素子121、緑色の有機発光素子122、青色の有機発光素子123から第2の基板101側の方向に発光した光を白色の有機発光素子120の第1の電極105によって反射することができるため、赤色の有機発光素子121、緑色の有機発光素子122、青色の有機発光素子123の発光を効率的に用いることができる。
反射機能を有する電極を形成する材料としては、例えば、アルミニウム膜(アルミニウム合金膜や添加物を含むアルミニウム膜を含む)や銀薄膜など反射率の高い金属膜が挙げられる。なお、第1の電極105は、第2の基板に形成された有機発光素子からの発光を反射できればよいので、第1の電極105全体が反射機能を有する必要はない。よって、反射率が高い金属上に透明導電膜を積層したものも用いることができる。また、第1の電極105の少なくとも最表面が反射率の高い金属膜で形成されているもの、例えば、表面(第2の基板に対向している面)にアルミニウムメッキもしくは銀メッキを施した導電膜などを用いても良い。
なお、白色の有機発光素子120の第1の電極105として、反射機能を有する電極を用いることによって、有機発光素子121、122、123から第2の基板101側の方向に発光した光を第1の電極によって反射することができるようにしている。よって、白色の有機発光素子120の第1の電極105は、有機発光素子121、122、123によって形成された発光領域の全てと重なるようにするのが好ましい。このようにすることによって、有機発光素子121、122、123からの発光を有効に用いることができる。
白色の有機発光素子120の第2の電極107としては、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化インジウムに酸化亜鉛を含有したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜を用いる。
透明導電膜として用いられる材料はこれらの材料のみに限定されるものではなく、これ以外にも金属の薄膜などを用いることもできる。
本実施の形態の表示装置は、赤色の画素、緑色の画素、青色の画素に対して白色の画素が重なるように配置しているため、白色の有機発光素子の輝度のみを変化させることによって表示画面の明るさを調整することができる。
赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子はそれぞれ電流−輝度特性が異なっているので、表示画面全体の明るさのみ変化させたい場合、赤色、緑色、青色のバランスを保ちながら全体的に明るさが変化するように赤色、緑色、青色の有機発光素子の輝度を変化させなくてはならない。しかし、本実施例の表示装置では、白色の有機発光素子の輝度のみを変化させることによって、表示画面全体の明るさのみを変化させることができる。
よって、周囲の明るさを検知するための光センサーを設けて、光センサーで検知した周囲の明るさに応じて白色の有機発光素子の輝度を変化させる構成とすれば、表示装置を使用する際の周囲の明るさに応じて、表示画面全体の明るさを変化させることができる。
また、本実施の形態の表示装置は、赤色のドット、緑色のドット、及び青色のドットに対して白色のドットが重なるように配置しているため、赤色、緑色、青色の有機発光素子を消灯状態とし、白色の有機発光素子のみを点灯状態とすることによって白色のみでも表示を行うことができる。
通常の赤、緑、青のドットを1画素としてカラー表示を行う表示装置において、白色の表示を行う場合には、赤色、緑色、及び青色のドットを点灯させることによって白色の表示を行う。本実施の形態の構成の場合、赤色、緑色、青色の有機発光素子が形成されている基板とは異なる基板に白色の有機発光素子が形成されているため、白色の有機発光素子のみを点灯状態として1画素の表示を行うことができるため、赤色、緑色、青色のドットを点灯させることによって白色表示を行う場合に比較して、消費電力を低下させることができる。
また、白色の有機発光素子が、赤色、緑色、青色の有機発光素子と同じ基板上に形成されている場合には、ひとつの基板上に形成するドット数が増加してしまうため、その分画素数が減少してしまう。しかし、本実施の形態の構成においては、白色の有機発光素子は、赤色、緑色、青色の有機発光素子が形成されている基板とは異なる基板に形成されているため、画素数を減少させずに、カラー表示と、白色のみの表示の双方を行え、且つ白色表示のみを行う場合には、消費電力を低下させることができる。
なお、本実施例においては、図2、図3(A)に示すように、第1の基板に両面出射型の赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子を形成し、第2の基板に上方出射型の白色の有機発光素子を形成し、第1の基板側に表示画面が形成されている例を示したが、この構成に限定されない。
例えば、図4に示すように第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を入れ替えた構成としても良い。
図4において、図3(A)と共通する構成には同じ記号を付してある。
図4の構成において、図3(A)の構成と異なる点は、第1の基板100に設ける有機発光素子と第2の基板101に設ける有機発光素子を入れ替えた点である。
つまり、第1の基板に白色の有機発光素子120を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子121、122、123を設けている点、白色の有機発光素子120の第1の電極105及び第2の電極107を透明導電膜で形成している点、赤色、緑色、青色の有機発光素子121、122、123の第2の電極108、111、114を透明導電膜で形成し、赤色、緑色、青色の有機発光素子121、122、123の第1の電極110、113、116を反射機能を有する電極で形成している点が、図3(A)の構成と異なる。
第1の基板側のみに表示画面を設ける場合には、第1の基板に設ける有機発光素子は、両面出射型の有機発光素子とし、第2の基板に設ける有機発光素子は、上方出射型の有機発光素子とする。よって、図4に示す構成においては、白色の発光素子120を両面出射型とし、赤色、緑色、青色の有機発光素子121、122、123は上方出射型としている。
なお、図4において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
また、図3(A)、図4においては、第1の基板のみに表示画面を形成した場合を示したが、第1の基板と第2の基板の両方に表示画面を形成する構成にしても良い。
第1の基板と第2の基板の両方に表示画面を形成した構成例を図5に示す。
図5においても、図3(A)と共通する構成には同じ記号を付してある。
図5において、図3(A)と異なる点は、第2の基板101に設けられた白色の有機発光素子120の第1の電極105を透明導電膜で形成している点である。
図5において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
第1の基板に設けられた有機発光素子121、122、123と、第2の基板に設けられた白色の有機発光素子120の第1の電極及び第2の電極は全て透明導電膜で形成されているため、第1の基板に設けられた有機発光素子121、122、123と、第2の基板に設けられた白色の有機発光素子120は全て両面出射型の有機発光素子となっている。よって、図4に示すように、第1の基板100及び第2の基板101の両方から光が出射されるため、第1の基板と第2の基板の両方に表示画面を形成することができる。
第1の基板に形成された表示画面において視認される画像と、第2の基板に形成された表示画面において視認される画像とは鏡像となっている。また、第1の基板及び第2の基板が透光性基板であるため、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が透けて見える状態で表示画面が形成される。
なお、第1の基板、第2の基板に偏光板を設けることによって、第1の基板上に形成された表示画面からも第2の基板上に形成された表示画面からも第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにすることも可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、本発明の第1の構成において、(B)の配置の仕方にした場合について説明する。
つまり、第1の基板上に設けられた赤色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設け、第1の基板上に設けられた緑色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設け、第1の基板上に設けられた青色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設けた場合について説明する。
なお、本実施例においては、第1の基板に表示画面が形成される(第1の基板側に表示を行う)場合について説明する。
図18に、本実施の形態の表示装置の画素構成を示す。図18(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図18(B)は、第1の基板における画素構成、図18(C)は、第2の基板における画素構成を示す。図18(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図18(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図18(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図18(A)に示すような画素構成となる。
なお、図18においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図18(B)において、1200は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、1201は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、1202は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図18(C)において、1203、1204、1205はそれぞれ白色の有機発光素子によって形成された白色発光領域である。
また、図18において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。
本実施の形態の場合は、第1の基板に形成されている発光領域と第2の基板に形成されている発光領域はほぼ同じ大きさであり、同じ位置で重なるように形成されている。よって、第1の基板の遮光領域と第2の基板の遮光領域もほぼ同じ位置に形成されている。
第1の基板の赤色発光領域1200、緑色発光領域1201、青色発光領域1202、第2の基板の白色発光領域1203、1204、1205を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域1206、1207、1208の3つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、1206には白色の発光によって明るくなった赤色の発光領域が形成される。1207には白色の発光によって明るくなった緑色の発光領域が形成される。1208には白色の発光によって明るくなった青色の発光領域が形成される。
なお、図18(A)において、1206、1207、1208は、第1の基板の発光領域と第2の基板の発光領域が同じ位置で重なっているため、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、1206に「R」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板の白色発光領域が重なっていることを示し、1207に「G」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域と第2の基板の白色発光領域が重なっていることを示し、1208に「B」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域と第2の基板の白色発光領域が重なっていることを示す。
1206は、第1の基板の赤色発光領域1200のみを点灯状態とした場合には赤色発光領域となり、第2の基板の白色発光領域1203のみを点灯状態とした場合には白色発光領域となる。1207は、第1の基板の緑色発光領域1201のみを点灯状態とした場合には緑色発光領域となり、第2の基板の白色発光領域1204のみを点灯状態とした場合には白色発光領域となる。1208は、第1の基板の青色発光領域1202のみを点灯状態とした場合には青色発光領域となり、第2の基板の白色発光領域1205のみを点灯状態とした場合には白色発光領域となる。
図19に、図18(A)のA−A’における断面図を示す。
図19は、本発明の表示装置の断面構造についてわかりやすく示すための断面概略図であり、第1の基板、第1の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された白色の有機発光素子のみを示してある。
図19において、第1の基板1300上には、赤色(R)の有機発光素子1311、緑色(G)の有機発光素子1312、青色(B)の有機発光素子1313が形成されており、第2の基板1301上には、白色の有機発光素子1323、1324、1325が形成されている。そして、図19に示すように、第1の基板上に形成されている赤色の有機発光素子1311と第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子1323とが対向し、第1の基板上に形成されている緑色の有機発光素子1312と第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子1324とが対向し、第1の基板上に形成されている青色の有機発光素子1313と第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子1325とが対向するように、第1の基板1300と第2の基板1301が重ね合わせて設けられている。
このような構成とすることにより、第1の基板1300に対しては第2の基板1301が対向基板の機能を果たし、第2の基板1301に対しては第1の基板1300が対向基板の機能を果たすため、第1の基板1300と第2の基板1301の2枚の基板のみで封止を行うことができる。従って、一方の基板にのみ有機発光素子が形成され、対向基板によって封止している通常の表示装置とほとんど厚みが変わらない状態とすることができる。
第1の基板1300上に形成された有機発光素子1311、1312、1313は、第1の基板1300の有機発光素子1311、1312、1313が設けられている面の方向、及び第1の基板1300の有機発光素子1311、1312、1313が設けられている面とは反対側の面の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造となっている。また、第2の基板1301上に形成されている白色の有機発光素子1323、1324、1325は、第2の基板1301の白色の有機発光素子1323、1324、1325が設けられている面の方向に発光する上方出射型(トップエミッション型)の構造となっている。
なお、図19において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
このような構成にすることにより、白色の有機発光素子1323、1324、1325、及び赤色、緑色、青色の有機発光素子1311、1312、1313からの発光を、第1の基板1300の有機発光素子1311、1312、1313が形成されている面とは反対の面側の方向に取り出すことができる。つまり、第1の基板1300の有機発光素子1311、1312、1313が形成されている面とは反対の面に表示画面を形成することができる。
赤色の有機発光素子1311は、第1の電極1302、第2の電極1304、第1の電極1302と第2の電極1304に挟まれた有機化合物を含む層1303によって構成されている。緑色の有機発光素子1312は、第1の電極1305、第2の電極1307、第1の電極1305と第2の電極1307に挟まれた有機化合物を含む層1306によって構成されている。青色の有機発光素子1313は、第1の電極1308、第2の電極1310、第1の電極1308と第2の電極1310に挟まれた有機化合物を含む層1309によって構成されている。
そして、赤色の有機発光素子1311の第1の電極1302、第2の電極1304、緑色の有機発光素子1312の第1の電極1305、第2の電極1307、青色の有機発光素子1313の第1の電極1308、第2の電極1310は、それぞれインジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化インジウムに酸化亜鉛を含有したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜を用いて形成する。
透明導電膜として用いられる材料はこれらの材料のみに限定されるものではなく、これ以外にも金属の薄膜などを用いることもできる。
なお、赤色の有機発光素子1311の第1の電極1302、緑色の有機発光素子1312の第1の電極1305、青色の有機発光素子1313の第1の電極1308は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。また、赤色の有機発光素子1311の第2の電極1304、緑色の有機発光素子1312の第2の電極1307、青色の有機発光素子1313の第2の電極1310は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。
このように各有機発光素子の第1及び第2の電極を透明導電膜で形成することによって、両面出射型の有機発光素子とすることができる。
また、白色の有機発光素子1323は、第1の電極1314、第2の電極1316、第1の電極1314と第2の電極1316に挟まれた有機化合物を含む層1315によって構成されている。白色の有機発光素子1324は、第1の電極1317、第2の電極1319、第1の電極1317と第2の電極1319に挟まれた有機化合物を含む層1318によって構成されている。白色の有機発光素子1325は、第1の電極1320、第2の電極1322、第1の電極1320と第2の電極1322に挟まれた有機化合物を含む層1321によって構成されている。
白色の有機発光素子1323の第1の電極1314、白色の有機発光素子1324の第1の電極1317、白色の有機発光素子1325の第1の電極1320としては、反射機能を有する電極を用いるのが好ましい。白色の有機発光素子1323、1324、1325の第1の電極1314、1317、1320が反射機能を有することにより、赤色の有機発光素子1311、緑色の有機発光素子1312、青色の有機発光素子1313から第2の基板1301側の方向に発光した光を白色の有機発光素子1323、1324、1325の第1の電極1314、1317、1320によって反射することができるため、赤色の有機発光素子1311、緑色の有機発光素子1312、青色の有機発光素子1313の発光を効率的に用いることができる。
本実施の形態に示す構成は、赤色、緑色、青色のそれぞれに対して重ね合わせる白色の発光輝度を個別に調整することができる。
つまり、各画素において、赤色、緑色、青色の明るさをそれぞれ個別に調整することができる。
よって、例えば、観察者側からみて、赤色の発光領域に重なる位置に形成されている白色の発光領域の発光輝度を高くすれば、つまり、赤色の有機発光素子に対向して設けられた白色の有機発光素子の輝度のみを高くするようにすれば、赤色のみを明るくして、ピンク色の表示にすることができる。
なお、第1の基板上に設けられた赤色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設け、第1の基板上に設けられた緑色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設け、第1の基板上に設けられた青色の有機発光素子のドットに対向するように第2の基板上に白色の有機発光素子のドットを設けた場合においても、赤色、緑色、青色にそれぞれ対向して設けられた白色の有機発光素子を全て同じ発光輝度にするようにすれば、実施の形態1の場合と同様に、表示画面全体の明るさを調整することができる。
また、本実施の形態の表示装置は、赤色のドット、緑色のドット、及び青色のドットのそれぞれのドットに対して白色のドットが重なるように配置しているため、赤色、緑色、青色の有機発光素子を消灯状態とし、白色の有機発光素子のみを点灯状態とすることによって白色のみでも表示を行うことができる。
本実施の形態の表示装置において、白色のみの表示を行う場合には、白色のドット1つが1画素を構成することとなる。よって、赤色のドット、緑色のドット、及び青色のドットのそれぞれのドットに対して白色のドットが重なるように設けられているため、白色のみで表示を行う場合は、カラー表示を行う場合と比較して画素数が3倍となり、高精細な画像を表示することができる。
また、白色のみの表示を行う場合には、実施の形態1と比較して3倍の画素数となり、高精細な画像を表示することができるため、実施の形態1よりも本実施の形態の構成のほうがより好ましい構成である。
通常の赤、緑、青のドットを1画素としてカラー表示を行う表示装置において、白色の表示を行う場合には、赤色、緑色、及び青色のドットを点灯させることによって白色の表示を行う。これに対して、本実施の形態の構成の場合、赤色、緑色、青色の有機発光素子が形成されている基板とは異なる基板に白色の有機発光素子が形成されているため、白色の有機発光素子のみを点灯状態として1画素の表示を行うことができるため、赤色、緑色、青色のドットを点灯させることによって白色表示を行う場合に比較して、消費電力を低下させることができる。
また、白色の有機発光素子が、赤色、緑色、青色の有機発光素子と同じ基板上に形成されている場合には、ひとつの基板上に形成するドット数が増加してしまうため、その分画素数が減少してしまう。しかし、本実施の形態の構成においては、白色の有機発光素子は、赤色、緑色、青色の有機発光素子が形成されている基板とは異なる基板に形成されているため、画素数を減少させずに、カラー表示と、白色のみの表示の双方を行え、且つ白色表示のみを行う場合には、消費電力を低下させることができる。
なお、本実施の形態においては、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板に白色の有機発光素子を設け、第1の基板に表示画面を形成する場合についてのみ説明したが、これに限定されない。
第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を入れ替える構成としてもよい。つまり、第1の基板に白色の発光素子を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設ける構成としても良い。
また、第1の基板と第2の基板の両方の基板に表示画面を形成する構成としてもよい。この場合には、第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を両面出射型の有機発光素子とすればよい。すなわち、第1の基板に設ける有機発光素子及び第2の基板に設ける有機発光素子の第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、本発明の第1の構成において、第1の基板に赤色の有機発光素子と緑色の有機発光素子を設け、第2の基板に青色の有機発光素子と白色の有機発光素子を設けた場合について説明する。
図27に、本実施の形態の表示装置の画素構成を示す。図27(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図27(B)は、第1の基板における画素構成、図27(C)は、第2の基板における画素構成を示す。図27(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図27(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図27(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図27(A)に示すような画素構成となる。
なお、図27においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図27(B)において、3000は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、3001は、赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域である。
図27(C)において、3002は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域、3003は白色の有機発光素子によって形成された白色発光領域である。
図27において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。
本実施の形態の場合は、第1の基板に形成されている発光領域と第2の基板に形成されている発光領域はほぼ同じ大きさであり、同じ位置で重なるように形成されている。よって、第1の基板の遮光領域と第2の基板の遮光領域もほぼ同じ位置に形成されている。
第1の基板の緑色発光領域3000、赤色発光領域3001、第2の基板の青色発光領域3002、白色発光領域3003を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域3004、3005の2つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、3004には青色と緑色の混色の発光領域が形成される。3005には白色の発光によって明るくなった赤色の発光領域が形成される。
なお、図27(A)において、3004、3005は、第1の基板の発光領域と第2の基板の発光領域が同じ位置で重なっているため、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、3004に「G」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、3005に「R」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の白色の発光領域が重なっていることを示す。
よって、3004は、第1の基板の緑色発光領域3000のみを点灯状態とした場合には緑色発光領域となり、第2の基板の青色発光領域3002のみを点灯状態とした場合には青色発光領域となる。3005は、第1の基板の赤色発光領域3001のみを点灯状態とした場合には赤色発光領域となり、第2の基板の白色発光領域3003のみを点灯状態とした場合には白色発光領域となる。
図28に図27に示す画素構成の断面図を示す。図28(A)は、図27(A)のA−A’における断面図、図28(B)は、図27(A)のB−B’における断面図である。図28は、本発明の表示装置において、第1の基板に設けられている有機発光素子と第2の基板に設けられている有機発光素子の位置関係についてわかりやすく示すための断面図である。よって、第1の基板、第1の基板上に形成された緑色、赤色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された青色、白色の有機発光素子のみを示してある。
図28(A)において、第1の基板400上には、緑色(G)の有機発光素子408、赤色(R)の有機発光素子409が形成されており、第2の基板401上には、青色の有機発光素子416、白色の有機発光素子417が形成されている。そして、図28(A)に示すように、第1の基板400上に形成されている緑色の有機発光素子408が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子416のと対向し、第1の基板上に形成された赤色の有機発光素子409が第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子417と対向するように、第1の基板400と第2の基板401とは重ね合わせて設けられている。
このような構成とすることにより、第1の基板400に対しては第2の基板401が対向基板の機能を果たし、第2の基板401に対しては第1の基板400が対向基板の機能を果たすため、第1の基板400と第2の基板401の2枚の基板のみで封止を行うことができる。従って、一方の基板にのみ有機発光素子が形成され、対向基板によって封止している通常の表示装置とほとんど厚みが変わらない状態とすることができる。
第1の基板400上に形成された有機発光素子408、409は、第1の基板400の有機発光素子408、409が設けられている面の方向、及び第1の基板400の有機発光素子408、409が設けられている面とは反対側の面の方向、つまり第2の基板401の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造となっている。また、第2の基板401上に形成されている有機発光素子416、417は、第2の基板3101の有機発光素子416、417が設けられている面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する上方出射型(トップエミッション型)の構造となっている。
なお、図28において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
緑色の有機発光素子408は、第1の電極402、第2の電極404、第1の電極402と第2の電極402に挟まれた有機化合物を含む層403によって構成されている。赤色の有機発光素子409は、第1の電極405、第2の電極407、第1の電極405と第2の電極407に挟まれた有機化合物を含む層406によって構成されている。青色の有機発光素子416は、第1の電極410、第2の電極412、第1の電極410と第2の電極412に挟まれた有機化合物を含む層411によって構成されている。
白色の有機発光素子417は、第1の電極413、第2の電極415、第1の電極413と第2の電極415に挟まれた有機化合物を含む層414によって構成されている。
そして、緑色の有機発光素子408の第1の電極402、第2の電極404、赤色の有機発光素子409の第1の電極405、第2の電極407、青色の有機発光素子416の第2の電極412、白色の有機発光素子417の第2の電極415は、それぞれインジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化インジウムに酸化亜鉛を含有したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜を用いる。
なお、緑色の有機発光素子408の第1の電極402、赤色の有機発光素子409の第1の電極405は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。また、緑色の有機発光素子408の第2の電極404、赤色の有機発光素子409の第2の電極407は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。さらに、青色の有機発光素子416の第2の電極412、白色の有機発光素子417の第2の電極415は同じ透明導電膜をパターニングすることによって形成されている。
このように第1の基板400に設けられている各有機発光素子の第1及び第2の電極を透明導電膜で形成することによって、両面出射型の有機発光素子とすることができる。
青色の有機発光素子416の第1の電極410、白色の有機発光素子417の第1の電極413としては、反射機能を有する電極を用いるのが好ましい。第1の電極が反射機能を有することにより、緑色の有機発光素子408、赤色の有機発光素子409から第2の基板401側の方向に発光した光を青色の有機発光素子416及び白色の有機発光素子417の第1の電極によって反射することができるため、緑色の有機発光素子408、赤色の有機発光素子409からの発光を効率的に用いることができる。
なお、図27、28においては、有機発光素子の発光領域の面積が全て同じ場合について説明したが、有機発光素子の発光領域の面積を色によって異ならせる構成としてもよい。
図6に、有機発光素子の発光領域の面積を色によって異ならせた場合の表示装置の画素構成を示す。図6(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図6(B)は、第1の基板における画素構成、図6(C)は、第2の基板における画素構成を示す。
図6(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図6(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図6(A)に示すような画素構成となる。図6(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図6(B)において、300は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、301は、赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域である。
図6(C)において、302は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域、303は白色の有機発光素子によって形成された白色発光領域である。
なお、図6においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図6に示す構成と図27に示す構成との違いは、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子と白色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きく形成している点である。図6に示す例においては、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子と白色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きく形成したことによって、赤色の有機発光素子の発光領域301の一部と青色の有機発光素子の発光領域302の一部が観察者側から見て重なっている。
図6において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせて、第1の基板側(観察者側)から見た場合、第1の基板の緑色発光領域300、赤色発光領域301以外の領域においては、第2の基板に形成されている有機発光素子からの発光は遮光される。よって、観察者側から見た場合、第2の基板の青色発光領域302の一部は、第1の基板の遮光領域によって遮光されてしまう。
第1の基板の緑色発光領域300、赤色発光領域301、第2の基板の青色発光領域302、白色発光領域303を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域304、305、306、307の4つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、304には青色と緑色の混色の発光領域が形成される。305には赤色と青色の混色の発光領域が形成される。306には、赤色の発光領域が形成される。307には赤色と白色の混色の発光領域が形成される。
なお、図6(A)の304、305、306、307において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、304に「G」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、305に「R」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、306に「R」と記載されているのは、第1の基板の発光領域のみによって形成された領域であることを示し、307に「R」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板の白色発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の緑色発光領域300のみを点灯状態とした場合には、304は緑色発光領域となり、第1の基板の赤色発光領域301のみを点灯状態とした場合には、305、306、307が赤色発光領域となる。第2の基板の青色発光領域302のみを点灯状態とした場合には304、305が青色発光領域となり、第2の基板の白色発光領域303のみを点灯状態とした場合には、307が白色発光領域となる。
図7、図8に図6に示す画素構成の断面図を示す。図7(A)は、図6(A)のA−A’における断面図、図7(B)は、図6(A)のB−B’における断面図、図8(A)は、図6(A)のC−C’における断面図、図8(B)は、図6(A)のD−D’における断面図である。図7、図8は、本発明の表示装置の断面構造についてわかりやすく示すための断面概略図であり、第1の基板、第1の基板上に形成された緑色、赤色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された青色、白色の有機発光素子のみを示してある。図7、8において、図28と共通する構成には図28と同じ符号を付してある。
図7(A)において、第1の基板400上には、緑色(G)の有機発光素子408、赤色(R)の有機発光素子409が形成されており、第2の基板401上には、青色の有機発光素子416、白色の有機発光素子417が形成されている。そして、図7(A)に示すように、第1の基板400上に形成されている緑色の有機発光素子408が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子416の一部と対向し、第1の基板上に形成された赤色の有機発光素子409が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子416の一部、及び第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子417と対向するように、第1の基板400と第2の基板401とは重ね合わせて設けられている。
なお、図7において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
赤色、青色は緑色と比較して視感度が低いため、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きくすることにより、赤色、緑色、青色のバランスをとることができると共に、白色の有機発光素子が設けられていることにより、表示画面の明るさの調整を行うことができる。
また、第1の基板及び第2の基板に設けられる有機発光素子の色がそれぞれ2色であるため、基板上に設ける画素数は同じにして基板上に3色の有機発光素子を設ける場合と比較して、各ドットに設けられた有機発光素子を駆動するための素子の数を減らすことができるため、開口率を向上させることができる。
また、図6(A)のB−B’、C−C’、D−D’における断面構造について以下に説明する。
図7(B)を見ると、図6(A)のB−B’において、第1の基板400上に形成されている緑色の有機発光素子408と第2の基板に形成されている青色の有機発光素子416とが対向するように設けられていることがわかる。
図8(A)を見ると、図6(A)のC−C’において、第1の基板400上に形成されている赤色の有機発光素子409と第2の基板に形成されている青色の有機発光素子416とが対向するように設けられていることがわかる。
図8(B)を見ると、図6(A)のD−D’において、第1の基板400上に形成されている赤色の有機発光素子409と第2の基板に形成されている白色の有機発光素子417とが対向するように設けられていることがわかる。
なお、本実施例では、第1の基板に赤色の有機発光素子と緑色の有機発光素子を設け、第2の基板に青色の有機発光素子と白色の有機発光素子を設けた場合について説明したが、この構成に限定されるものではない。
赤色、緑色、青色のバランスをとることができればよいので、緑色と比較して視感度が低い赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きくすることができれば良い。よって、緑色と同じ基板上に設けられる有機発光素子は、赤色または青色の有機発光素子のいずれであってもよい。従って、緑色の有機発光素子と白色の有機発光素子を入れ替えてもよい。つまり、第1の基板に赤色の有機発光素子と白色の有機発光素子を設け、第2の基板に青色の有機発光素子と、緑色の有機発光素子を設けるようにしてもよい。
また、図6〜8においては、第1の基板400上に形成されている緑色の有機発光素子408が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子416の一部と対向し、第1の基板上に形成された赤色の有機発光素子409が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子416の一部、及び第2の基板上に形成されている白色の有機発光素子417と対向するように各有機発光素子を配置しているが、この配置に限定されない。
例えば、緑色の有機発光素子と白色の有機発光素子が対向し、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子が対向するような配置としても良い。
また、例えば、第2の基板に設ける有機発光素子を±90度回転させた方向で形成することも可能である。
この第2の基板に設ける有機発光素子を+90度回転させた場合の例について図9〜11を用いて説明する。
図9に、第2の基板に設ける有機発光素子を+90度回転させた場合の画素構成を示す。
図9(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図9(B)は、第1の基板における画素構成、図9(C)は、第2の基板における画素構成を示す。
図9(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図9(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図9(A)に示すような画素構成となる。図9(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図9(B)において、500は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、501は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域である。
図9(C)において、502は青色の有機発光素子によって形成された青色発領域であり、503は白色の有機発光素子によって形成された白色発光領域である。
なお、図9においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図9において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせて、第1の基板側(観察者側)から見た場合、第1の基板の緑色発光領域500、赤色発光領域501以外の領域においては、第2の基板に形成されている有機発光素子からの発光は遮光される。よって、観察者側から見た場合、第2の基板の青色発光領域502の一部と白色発光領域503の一部は、第1の基板の遮光領域によって遮光されてしまう。
第1の基板の緑色発光領域500、赤色発光領域501、第2の基板の青色発光領域502、白色発光領域503を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域504、505、506、507、508、509の6つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、504には緑色と青色の混色の発光領域が形成される。505には緑色の発光領域が形成される。506には緑色と白色の混色の発光領域が形成される。507には赤色と青色の混色の発光領域が形成される。508には赤色の発光領域が形成される。509には赤色と白色の混色の発光領域が形成される。
なお、図9(A)の504、506、507、509において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、504に「G」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、505に「G」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、506に「G」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の白色の発光領域が重なっていることを示し、507に「R」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板の青色発光領域が重なっていることを示し、508に「R」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、309に「R」、「(W)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板の白色発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の緑色発光領域500のみを点灯状態とした場合には、504、505、506は緑色発光領域となり、第1の基板の赤色発光領域501のみを点灯状態とした場合には、507、508、509が赤色発光領域となる。第2の基板の青色発光領域502のみを点灯状態とした場合には504、507が青色発光領域となり、第1の基板の白色発光領域503のみを点灯状態とした場合には、506、509が白色発光領域となる。
図10に図9に示す画素構成の断面図を示す。図10(A)は、図9(A)のA−A’における断面図、図10(B)は、図9(A)のB−B’における断面図、図11(A)は、図9(A)のC−C’における断面図、図11(B)は、図9(A)のD−D’における断面図である。図10、図11は、本発明の表示装置において、第1の基板に設けられている有機発光素子と第2の基板に設けられている有機発光素子の位置関係についてわかりやすく示すための断面図である。よって、第1の基板、第1の基板上に形成された有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された有機発光素子のみを示してある。
図10(A)において、第1の基板600上には、緑色(G)の有機発光素子608、赤色(R)の有機発光素子609が形成されており、第2の基板601上には、青色の有機発光素子613が形成されている。そして、図10(A)に示すように、第2の基板601上に形成されている青色の有機発光素子613が第1の基板上に形成されている緑色の有機発光素子408、赤色の有機発光素子409と対向するように、第1の基板600と第2の基板601とは重ね合わせて設けられている。
第1の基板600上に形成された有機発光素子608、609は、第1の基板600の有機発光素子608、609が設けられている面の方向、及び第1の基板600の有機発光素子608、609が設けられている面とは反対側の面の方向、つまり第2の基板601の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造となっている。また、第2の基板601上に形成されている有機発光素子613は、第2の基板601の有機発光素子613が設けられている面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する上方出射型(トップエミッション型)の構造となっている。
なお、図10、図11において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
緑色の有機発光素子608は、第1の電極602、第2の電極604、第1の電極602と第2の電極602に挟まれた有機化合物を含む層603によって構成されている。赤色の有機発光素子609は、第1の電極605、第2の電極607、第1の電極605と第2の電極607に挟まれた有機化合物を含む層606によって構成されている。青色の有機発光素子616は、第1の電極610、第2の電極612、第1の電極610と第2の電極612に挟まれた有機化合物を含む層611によって構成されている。
白色の有機発光素子617は、第1の電極613、第2の電極615、第1の電極613と第2の電極615に挟まれた有機化合物を含む層614によって構成されている。
なお、各有機発光素子の第1の電極、第2の電極、有機化合物を含む層を構成する材料については、図6〜8、27、28に示す画素構成において説明した材料と同じ材料を用いればよい。
また、図9に示す構成に限定されるものではなく、図9(C)の青色発光領域502と白色発光領域503の位置を入れ替えた構成とすることなども可能である。
図9〜11に示した画素構成例は、図6〜8に示した画素構成例と第1の基板に形成されている有機発光素子による発光領域と第2の基板上に形成されている有機発光素子による発光領域の重なり方が異なるため、混色の仕方、つまり表示される色合いが異なる。
第1の基板に形成されている有機発光素子による発光領域と第2の基板に形成されている有機発光素子による発光領域の配置を変化させることによって、第1の基板に形成されている有機発光素子による発光領域と第2の基板に形成されている有機発光素子による発光領域との色の重なり方が変化するため、表示する画像の色合いを変化させることができる。
よって、それぞれの画像に求められる画質に応じて第1の基板に形成されている有機発光素子による発光領域と第2の基板に形成されている有機発光素子による発光領域の配置を変化させれば、それぞれの画像にあった色合いにすることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態においては、本発明の第2の構成の一例について説明する。すなわち、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の有機発光素子が形成された第1の基板と、赤色(R)の補色であるシアン(C)、緑色(G)の補色であるマゼンダ(M)、青色(B)の補色であるイエロー(Y)の有機発光素子が形成された第2の基板とを貼り合わせ、第1の基板に表示画面を形成した表示装置について説明する。
本実施の形態の表示装置は、実施の形態1の白色の有機発光素子の代わりに第2の基板に赤色の補色であるシアン、緑色の補色であるマゼンダ、青色の補色であるイエローの有機発光素子を形成したものである。
図12は、本実施例の表示装置の画素構成の一例を示す図である。
図12(A)は、第1の基板にのみ表示画面を形成する場合において、表示画面側から(観察者側から)見た場合の画素構成、図12(B)は第1の基板における画素構成、図12(C)は第2の基板における画素構成を示す。
図12(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図12(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図12(A)に示すような画素構成となる。図12(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図12(B)において、700は赤色(R)の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、701は緑色(G)の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、702は青色(B)の有機発光素子によって形成された青色発光領域を示す。
図12(C)において、703はイエロー(Y)の有機発光素子によって形成されたイエロー発光領域、704はマゼンダ(M)の有機発光素子によって形成されたマゼンダ発光領域、705はシアン(C)の有機発光素子によって形成されたシアン発光領域である。
なお、図12においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図12(A)に示すように、第1の基板と第2の基板を重ね合わせたときに、赤色発光領域700、緑色発光領域701、青色発光領域702と、イエロー発光領域703、マゼンダ発光領域704、シアン発光領域705とが概略直交するような配置となるようにする。つまり、赤色発光領域700がイエロー発光領域703、マゼンダ発光領域704、シアン発光領域705とそれぞれ重なり、緑色発光領域701がイエロー発光領域703、マゼンダ発光領域704、シアン発光領域705とそれぞれ重なり、青色発光領域702がイエロー発光領域703、マゼンダ発光領域704、シアン発光領域705とそれぞれ重なるようにする。
図12において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせて、第1の基板側(観察者側)から見た場合、第1の基板の赤色発光領域700、緑色発光領域701、青色発光領域702以外の領域においては、第2の基板に形成されている有機発光素子からの発光は遮光される。よって、観察者側から見た場合、第2の基板のイエロー発光領域703の一部とマゼンダ発光領域704の一部とシアン発光領域705の一部は、第1の基板の遮光領域によって遮光されてしまう。
第1の基板の赤色発光領域700、緑色発光領域701、青色発光領域702、第2の基板のイエロー発光領域703、マゼンダ発光領域704、シアン発光領域705を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、718、719、720の15の異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、706には赤色とイエローの混色の発光領域が形成される。707には赤色の発光領域が形成される。708には、赤色とマゼンダの発光領域が形成される。709には赤色の発光領域が形成される。710には赤色とシアンの混色の発光領域が形成される。711には緑色とイェローの混色の発光領域が形成される。712には緑色の発光領域が形成される。713には緑色とマゼンダの混色の発光領域が形成される。714には緑色の発光領域が形成される。715には緑色とシアンの混色の発光領域が形成される。716には青色とイェローの混色の発光領域が形成される。717には青色の発光領域が形成される。718には青色とマゼンダの混色の発光領域が形成される。719には青色の発光領域が形成される。720には青色とシアンの混色の発光領域が形成される。
なお、図12(A)の706、708、710、711、713、715、716、718、720において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、706に「R」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示し、707に「R」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、708に「R」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示し、709に「R」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、710に「R」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。711に「G」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示し、712に「G」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、713に「G」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示し、714に「G」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、715に「G」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。716に「B」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示し、717に「B」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、718に「B」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示し、719に「B」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域のみによって形成された領域であることを示し、720に「B」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の赤色発光領域700のみを点灯状態とした場合には、706、707、708、709、710は赤色発光領域となり、第1の基板の緑色発光領域701のみを点灯状態とした場合には、711、712、713、714、715が緑色発光領域となり、第1の基板の青色発光領域702のみを点灯状態とした場合には、716、717、718、719、720が青色発光領域となる。第2の基板のイエロー発光領域703のみを点灯状態とした場合には、706、711、716がイエロー発光領域となり、第2の基板のマゼンダ発光領域704のみを点灯状態とした場合には、708、713、718がマゼンダ発光領域となり、第2の基板のシアン発光領域705のみを点灯状態とした場合には、710、715、720がシアン発光領域となる。
図13に図12に示す画素構成の断面図を示す。図13(A)は、図12(A)のA−A’における断面図、図13(B)は、図12(A)のB−B’における断面図である。図13は、本発明の表示装置の断面構造についてわかりやすく示すための断面概略図であり、第1の基板、第1の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成されたイエロー、マゼンダ、シアンの有機発光素子のみを示してある。
図13(A)において、第1の基板800上には、赤色の有機発光素子811、緑色の有機発光素子812、青色の有機発光素子813が形成されており、第2の基板801上にはマゼンダの有機発光素子828が形成されている。そして、マゼンダの有機発光素子828は、赤色の有機発光素子811、緑色の有機発光素子812、青色の有機発光素子813と対向している。
図13(B)において、第1の基板800上には、赤色の有機発光素子811が形成されており、第2の基板801上には、イエローの有機発光素子827、マゼンダの有機発光素子828、シアンの有機発光素子829が形成されている。
赤色の有機発光素子811は、第1の電極802、第2の電極804、第1の電極802と第2の電極804に挟まれた有機化合物を含む層803によって構成されている。緑色の有機発光素子812は、第1の電極805、第2の電極807、第1の電極805と第2の電極807に挟まれた有機化合物を含む層806によって構成されている。青色の有機発光素子813は、第1の電極808、第2の電極810、第1の電極808と第2の電極810に挟まれた有機化合物を含む層809によって構成されている。
イエローの有機発光素子827は、第1の電極818、第2の電極820、第1の電極818と第2の電極820に挟まれた有機化合物を含む層819によって構成されている。マゼンダの有機発光素子828は、第1の電極821、第2の電極823、第1の電極821と第2の電極823に挟まれた有機化合物を含む層822によって構成されている。シアンの有機発光素子829は、第1の電極824、第2の電極826、第1の電極824と第2の電極826に挟まれた有機化合物を含む層825によって構成されている。
図13において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。図13においては、第1の基板に画像の表示を行っている。つまり第1の基板のみに表示画面を形成している。よって、第1の基板に形成されている有機発光素子811、812、813は両面出射型の構造に、第2の基板に形成されている有機発光素子827、828、829は上面出射型の構造とする。
よって、第1の基板に形成されている有機発光素子の第1の電極及び第2の電極は透明導電膜で形成し、第2の基板に形成されている有機発光素子の第2の電極は、透明導電膜で形成する。なお、第2の基板に設けられた有機発光素子の第1の電極は、第1の基板に形成された有機発光素子が第2の基板の方向に出射した光を第1の基板の方向に反射するために反射電極で形成するのが好ましい。
なお、反射電極や透明導電膜を形成する材料については、実施の形態1に記載した材料を用いればよい。
このような構成とすることで、赤色、緑色、青色に加え、イエロー、マゼンダ、シアンの色も重ねて表示することができる。よって、赤、緑、青の3色のみでは表現できなかった色も表現することができる。
なお、図12、13に示した画素構成は一例であって、この構成に限定されるものではない。本実施の形態においては、シアン、マゼンダ、イエローの3色の有機発光素子を形成した例を示したが、形成する有機発光素子の色数は、3色の場合に限定されない。シアン、マゼンダ、イエローの3色のうち1色または2色のみを形成してもよい。
また、形成する有機発光素子の色の種類は、赤色、緑色、青色の補色であるシアン、マゼンダ、イエローのみに限定されない。赤色、緑色、青色以外の色であって、表示できる色の範囲を大きくできるような色であればシアン、マゼンダ、イエロー以外の色であってもよい。よって、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲外に色度座標を有する色の光を放出する有機発光素子であればどのような色であってもよい。
また、イエロー、マゼンダ、シアンの並べ方も特に図12の並べ方に限定されない。また、図12においては、第1の基板に設けられている有機発光素子の発光領域と、第2の基板に形成されている有機発光素子の発光領域は、概略直交するように重ねられているが、このような重ね方に限定されるものではなく、第1の基板に形成される有機発光素子の発光領域と第2の基板に形成される発光領域が平行方向に設けられて、第1の基板に設けられる有機発光素子の1色と第2の基板に設けられる有機発光素子の1色とがそれぞれ対向して重なるようにしてもよい。しかし、第1の基板に設けられた有機発光素子の発光領域と第2の基板に設けられた有機発光素子の発光領域を図12に示すように配置する場合には、第1の基板に設けられた1色の有機発光素子に対して第2の基板に設けられた3色の有機発光素子が均一に重なるため、均一な色あいで表示を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板にイエロー、マゼンダ、シアンの有機発光素子を設け、第1の基板に表示画面を形成する場合についてのみ説明したが、これに限定されない。
第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を入れ替える構成としてもよい。つまり、第1の基板にイエロー、マゼンダ、シアン有機発光素子を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設ける構成としても良い。
また、第1の基板と第2の基板の両方の基板に表示画面を形成する構成としてもよい。この場合には、第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を両面出射型の有機発光素子とすればよい。すなわち、第1の基板に設ける有機発光素子及び第2の基板に設ける有機発光素子の第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
(実施の形態5)
本実施の形態においては、本発明の第2の構成の一例について説明する。すなわち、赤色の有機発光素子は第1の基板に形成され、青色の有機発光素子は第2の基板に形成され、緑色の有機発光素子は、第1の基板または第2の基板の一方の基板に形成され、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色から選ばれた一色の有機発光素子が第1の基板または第2の基板の他方の基板に形成されており、赤色の有機発光素子及び青色の有機発光素子の発光領域の面積は、緑色の有機発光素子の発光領域の面積と比較して大きくした表示装置について説明する。
実施の形態3においては、第1の基板には、赤色の有機発光素子と、緑色の有機発光素子または白色の有機発光素子の一方の有機発光素子とが設けられ、第2の基板には、青色の有機発光素子と、緑色の有機発光素子または白色の有機発光素子の他方の有機発光素子とが設けられ、赤色の有機発光素子及び青色の有機発光素子の発光領域の面積は、緑色の有機発光素子の発光領域の面積に比べて大きくした表示装置について説明した。この実施の形態3において、白色の有機発光素子の代わりに赤色の補色、緑色の補色、青色の補色のうちから選ばれた1色の有機発光素子を設ければ、本発明の第4の構成を実施することができる。
本実施の形態の構成により、赤色、青色は緑色と比較して視感度が低いため、赤色の有機発光素子と青色の有機発光素子の発光領域の面積を緑色の有機発光素子の発光領域の面積よりも大きくすることにより、赤色、緑色、青色のバランスをとることができる。さらに、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色のうちから選ばれた1色の有機発光素子が設けられていることにより、赤色、緑色、青色のみでは表現できない色を表現できるようになるため、再現できる色の範囲を広げることができる。
また、第1の基板及び第2の基板に設けられる有機発光素子の色がそれぞれ2色であるため、基板上に設ける画素数は同じにして基板上に3色の有機発光素子を設ける場合と比較して、各ドットに設けられた有機発光素子を駆動するための素子の数を減らすことができるため、開口率を向上させることができる。
なお、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色のうちどの色を選択するかは、求められる画質に応じて決定すればよい。
また、赤色の補色、緑色の補色、青色の補色以外の色であっても、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲を広げることができるような色であれば、前述の効果を得ることができる。よって、赤の補色、青の補色、緑の補色以外の色であっても赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲外に色度座標を有する色の光を放出する有機発光素子であればどのような色であってもよい。
(実施の形態6)
本実施の形態においては、本発明の第3の構成の一例について説明する。すなわち、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、観察者側から見て、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子は、異なる色同士が重なる構成を有する表示装置について図29、30を用いて説明する。
図29に、本実施の形態の表示装置の画素構成を示す。図29(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図29(B)は、第1の基板における画素構成、図29(C)は、第2の基板における画素構成を示す。
図29(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図29(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図29(A)に示すような画素構成となる。
図29(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
なお、図29は、第1の基板にのみ表示画面を形成した場合について示している。
図29(B)において、3100は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、3101は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、3102は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図29(C)において、3103は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域、3104は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、3105は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域である。
なお、図29においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載しておらず、発光領域のみ記載している。
図29において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。
本実施の形態の場合は、第1の基板に形成されている発光領域と第2の基板に形成されている発光領域はほぼ同じ大きさであり、同じ位置で重なるように形成されている。よって、第1の基板の遮光領域と第2の基板の遮光領域もほぼ同じ位置に形成されている。
第1の基板の赤色発光領域3100、緑色発光領域3101、青色発光領域3102、第2の基板の青色発光領域3103、赤色発光領域3104、緑色発光領域3105を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域3106、3107、3108の3つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、3106には赤色と青色の混色の発光領域が形成される。3107には緑色と赤色の混色の発光領域が形成される。3108には、青色と緑色の混色の発光領域が形成される。
なお、図29(A)において、3106、3107、3108は、第1の基板の発光領域と第2の基板の発光領域が同じ位置で重なっているため、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、3106に「R」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、3107に「G」、「(R)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の赤色の発光領域が重なっていることを示し、3108に「B」、「(G)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板の緑色の発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の赤色発光領域3100のみを点灯状態とした場合には、3106は赤色発光領域となり、第1の基板の緑色発光領域3101のみを点灯状態とした場合には、3107が緑色発光領域となり、第1の基板の青色発光領域3102のみを点灯状態とした場合には、3108が青色発光領域となる。第2の基板の青色発光領域3103のみを点灯状態とした場合には3106が青色発光領域となり、第2の基板の赤色発光領域3104のみを点灯状態とした場合には、3107が赤色発光領域となり、第2の基板の緑色発光領域3105のみを点灯状態とした場合には、3108が緑色発光領域となる。
図30に、図29(A)のA−A’における断面図を示す。図30は、本発明の表示装置の断面構造についてわかりやすく示すための断面概略図であり、第1の基板、第1の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子のみを示してある。
図30において、第1の基板1000上には、赤色(R)の有機発光素子1011、緑色(G)の有機発光素子1012、青色の有機発光素子1013が形成されており、第2の基板1001上には、青色の有機発光素子1027、赤色の有機発光素子1028、緑色の有機発光素子1029が形成されている。
第1の基板1000上に形成された有機発光素子1011、1012、1013は、第1の基板1000の有機発光素子1011、1012、1013が設けられている面の方向、及び第1の基板1000の有機発光素子1011、1012、1013が設けられている面とは反対側の面の方向、つまり第2の基板1001の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造となっている。また、第2の基板1001上に形成されている有機発光素子1027、1028、1029は、第2の基板1001の有機発光素子1027、1028、1029が設けられている面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する上方出射型(トップエミッション型)の構造となっている。
なお、図30において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
赤色の有機発光素子1011は、第1の電極1002、第2の電極1004、第1の電極1002と第2の電極1004に挟まれた有機化合物を含む層1003によって構成されている。緑色の有機発光素子1012は、第1の電極1005、第2の電極1007、第1の電極1005と第2の電極1007に挟まれた有機化合物を含む層1006によって構成されている。青色の有機発光素子1013は、第1の電極1008、第2の電極1010、第1の電極1008と第2の電極1010に挟まれた有機化合物を含む層1009によって構成されている。
青色有機発光素子1027は、第1の電極1017、第2の電極1019、第1の電極1017と第2の電極1019に挟まれた有機化合物を含む層1018によって構成されている。赤色有機発光素子1028は、第1の電極1020、第2の電極1022、第1の電極1020と第2の電極1022に挟まれた有機化合物を含む層1021によって構成されている。緑色有機発光素子1029は、第1の電極1023、第2の電極1025、第1の電極1023と第2の電極1025に挟まれた有機化合物を含む層1024によって構成されている。
なお、各有機発光素子の第1の電極、第2の電極を形成する材料は、他の実施の形態に記載されている材料を用いればよい。
図30に示すように、第1の基板上に形成されている赤色の有機発光素子1011が第2の基板に形成されている青色の有機発光素子1027と対向し、第1の基板上に形成されている緑色の有機発光素子1012が第2の基板上に形成されている赤色の有機発光素子1028と対向し、第1の基板上に形成されている青色の有機発光素子1013が第2の基板上に形成されている緑色の有機発光素子1029と対向するように、第1の基板1000と第2の基板1001とは重ね合わせて設けられている。
このように、異なる色同士が重なるようにすることによって、画像の分解能を向上させることができる。
この点について、図16、図17を用いて説明する。
図16は、赤色、緑色、青色のドットを1画素としてカラー表示する通常の表示装置において、ドットが5行×7列形成されている部分を観察者側からみた上面図を示したものである。
図16において、Rは赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域(赤色のドット)を示し、Gは緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域(緑色のドット)を示し、Bは青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域(青色のドット)を示す。
例えば、青色の斜めの線を表示したい場合には、図16で示すように青色のドット1100、1101、1102を点灯状態とする。なお、図16において、斜線で示されているドットは点灯しているドットを示し、斜線で示されていないドットは消灯状態のドットを示す。
図17は、本実施の形態の表示装置において、第1の基板上のドットが5行×7列形成されている部分を表示画面側からみた上面図を示す。なお、第1の基板のドットと第2の基板のドットは、図29に示すように観察者側から見ると同じ位置に重なって見えるため、図17においては、第2の基板のドットは括弧書きで記載してある。
つまり、図17において、Rは第1の基板に設けられている赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域(赤色のドット)を示し、Gは第1の基板に設けられている緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域(緑色のドット)を示し、Bは第1の基板に設けられている青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域(青色のドット)を示し、(R)は第2の基板に設けられている赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域(赤色のドット)を示し、(G)は第2の基板に設けられている緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域(緑色のドット)を示し、(B)は第2の基板に設けられている青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域(青色のドット)を示す。
よって、例えば、ドット1100は、第1の基板に形成されているドットが青色であり、第2の基板に形成されているドット(観察者側から見た場合、第1の基板に形成されているドットと同じ位置に重なっている)は緑色である。
本実施の形態の表示装置を用いて、図16に記載した通常の表示装置と同じように青色の斜めの線を表示したい場合には、図17で示すように第1の基板に形成されている青色のドット1100、1101、1102に加えて、第2の基板に形成されている青色のドット1103、1104も点灯状態とする。なお、図17においても、斜線で示されているドットは点灯しているドットを示し、斜線で示されていないドットは消灯状態のドットを示す。そして、点灯しているドットのうち第1の基板に形成されているドット1100、1101、1102については右斜めの斜線とし、点灯しているドットのうち第2の基板に形成されているドット1103、1104については左斜めの斜線で示してある。
図16と図17とを比較すればわかるように、図17は図16よりも画像の分解能が高くなっている。つまり、第1の基板に設けられた有機発光素子と第2の基板に設けられた有機発光素子は、異なる色の有機発光素子同士が重なるようにすることによって、画像の分解能を向上させることができるため、より高精細な表示を行うことができる。
なお、図29、30においては、第1の基板に形成されているドットと第2の基板に形成されているドットが同じ位置で重なるように配置されている場合について示したが、この構成に限定されない。
第1の基板に設けられている有機発光素子の発光領域と第2の基板に設けられている有機発光素子は、観察者側から見て同じ色同士が重なるような構成になっていなければ、画像の分解能を向上させることができる。つまり、第1の基板に設けられている有機発光素子の発光領域と第2の基板に設けられている有機発光素子は、観察者側から見て異なる色の同士が少なくとも一部において重なるような構成となっていれば、画像の分解能を向上させるという効果が得られる。
よって、第1の基板に形成されている有機発光素子の発光領域と第2の基板に形成されている有機発光素子の発光領域を少しずらした状態で異なる色同士が一部において重なるようにしてもよい。
第1の基板に形成されている有機発光素子の発光領域と第2の基板に形成されている有機発光素子の発光領域を少しずらして、異なる色同士が一部において重なるようにした場合について図14、15を用いて説明する。
図14に、本実施の形態の表示装置の画素構成を示す。図14(A)は、表示画面側、つまり観察者側からみた場合の画素構成であり、図14(B)は、第1の基板における画素構成、図14(C)は、第2の基板における画素構成を示す。
図14(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図14(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図14(A)に示すような画素構成となる。
図14(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
なお、図14は、第1の基板にのみ表示画面を形成した場合について示している。
図14(B)において、900は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、901は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、902は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図14(C)において、903は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域の一部、904は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域、905は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、906は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域の一部である。
なお、図14は、第1の基板における1画素の部分に対応する部分を示している。よって、第2の基板における断面図である図14(C)の緑色発光領域903、906は一部のみ示してある。
なお、図14においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載しておらず、発光領域のみ記載している。
なお、図14は、第1の基板にのみ表示画面を形成した場合について示している。
図14(B)において、900は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、901は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、902は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図14(C)において、903は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、904は青色の有機発光素子によって形成された青色発光領域、905は赤色の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、906は緑色の有機発光素子によって形成された緑色発光領域である。
図14において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。
よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせて、第1の基板側(観察者側)から見た場合、第1の基板の赤色発光領域900、緑色発光領域901、青色発光領域902以外の領域においては、第2の基板に形成されている有機発光素子からの発光は遮光される。よって、観察者側から見た場合、第2の基板の緑色発光領域の一部903の一部と青色発光領域904の一部と赤色発光領域905の一部と緑色発光領域の一部906の一部は、第1の基板の遮光領域によって遮光されてしまう。
第1の基板の赤色発光領域900、緑色発光領域901、青色発光領域902、第2の基板の緑色発光領域の一部903、青色発光領域904、赤色発光領域905、緑色発光領域の一部906を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域907、908、909、910、911、912、913、914、915の9つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、907には赤色と緑色の混色の発光領域が形成される。908には赤色の発光領域が形成される。909には赤色と青色の混色の発光領域が形成される。910には緑色と青色の混色の発光領域が形成される。911には緑色の発光領域が形成される。912には緑色と赤色の混色の発光領域が形成される。913には青色と赤色の混色の発光領域が形成される。914には青色の発光領域が形成される。915には青色と緑色の混色の発光領域が形成される。
なお、図14(A)の907、909、910、912、913、915において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、907に「R」、「(G)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の緑色の発光領域が重なっていることを示し、908に「R」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域のみによって形成されている領域であることを示し、909に「R」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、910に「G」、「(B)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板の青色の発光領域が重なっていることを示し、911に「G」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域のみによって形成されている領域であることを示し、912に「G」「(R)」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域と第2の基板の赤色発光領域とが重なっていることを示し、913に「B」、「(R)」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域と第2の基板の赤色発光領域とが重なっているのを示し、914に「B」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域のみによって形成されている領域であることを示し、915に「B」、「(G)」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域と第2の基板の緑色発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の赤色発光領域900のみを点灯状態とした場合には、907、908、909は赤色発光領域となり、第1の基板の緑色発光領域901のみを点灯状態とした場合には、910、911、912が緑色発光領域となり、第1の基板の青色発光領域902のみを点灯状態とした場合には、913、914、915が青色発光領域となる。第2の基板の緑色発光領域903のみを点灯状態とした場合には907が緑色発光領域となり、第2の基板の青色発光領域904のみを点灯状態とした場合には、909、910が青色発光領域となり、第2の基板の赤色発光領域905のみを点灯状態とした場合には、912、913が緑色発光領域となり、第2の基板の緑色発光領域906のみを点灯状態とした場合には915が緑色発光領域となる。
図15に、図14(A)のA−A’における断面図を示す。図15は、本発明の表示装置の断面構造についてわかりやすく示すための断面概略図であり、第1の基板、第1の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子、第2の基板、第2の基板上に形成された赤色、緑色、青色の有機発光素子のみを示してある。
図15において、第1の基板1000上には、赤色(R)の有機発光素子1011、緑色(G)の有機発光素子1012、青色の有機発光素子1013が形成されており、第2の基板1001上には、緑色の有機発光素子1026、1029、青色の有機発光素子1027、赤色の有機発光素子1028が形成されている。なお、図15において、緑色の有機発光素子1026、1029は、一部のみ示されている。
図15において、図30と同じ構成のものには同じ符号を付してある。
図15において、1026は緑色の有機発光素子であり、第1の電極1014と、第2の電極1016と、第1の電極1014と第2の電極1016とに挟まれた有機化合物を含む層1015とで構成されている。
図15に示すように、第1の基板上に形成されている赤色の有機発光素子1011が第2の基板に形成されている緑色の有機発光素子1026の一部及び青色の有機発光素子1027の一部と対向し、第1の基板上に形成されている緑色の有機発光素子1012が第2の基板上に形成されている青色の有機発光素子1027の一部及び赤色の有機発光素子1028の一部と対向し、第1の基板上に形成されている青色の有機発光素子1013が第2の基板上に形成されている赤色の有機発光素子1028及び緑色の有機発光素子1029の一部と対向するように、第1の基板1000と第2の基板1001とは重ね合わせて設けられている。つまり、第1の基板に形成されている有機発光素子と第2の基板に形成されている有機発光素子は、少しずつずれて重なるように、且つ異なる色の有機発光素子同士が一部において重なるように設けられている。
このように、異なる色同士が重なるようにすることによって、画像の分解能を向上させることができる。
(実施の形態7)
本実施の形態においては、本発明の第4の構成について、すなわち第1の基板または第2の基板の一方の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第1の基板または第2の基板の他方の基板に青色の有機発光素子を設けた例について説明する。
第1の基板または第2の基板の一方の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第1の基板または第2の基板の他方の基板に青色の有機発光素子を設けられた構成とするには、実施の形態1において、第2の基板に設けられた白色の有機発光素子120のかわりに青色の有機発光素子を設ければよい。
白色の有機発光素子を設けた場合には、表示画面全体の明るさを均一に変化させる必要があったため、第1の基板に設けられた赤、緑、青色の有機発光素子によって形成された発光領域と白色の有機発光素子とが均一に重なるようにした。しかし、第2の基板に青色の有機発光素子を設ける場合には、第1の基板に設けられた青色の有機発光素子の輝度を補う目的で設けられるため、第1の基板に設けられた赤、緑、青色の有機発光素子によって形成された発光領域と青色の有機発光素子とが均一に重なるようにする必要はない。例えば、第1の基板に設けられた青色の有機発光素子のみと重なるように第2の基板に青色の有機発光素子を設けてもよい。
また、第2の基板に設ける有機発光素子は、青色の有機発光素子に限定されるものではない。例えば、第1の基板に設けられた赤色の有機発光素子のみでは輝度が不足している場合には、赤色の有機発光素子を設けても良いし、第1の基板に設けられた緑色の有機発光素子のみでは輝度が不足している場合には、緑色の有機発光素子を設けても良い。
本実施例では、実施の形態4とは異なる本発明の第2の構成の画素構成の例について説明する。
図20に実施の形態4とは異なる表示装置の画素構成を示す。
図20(A)は、表示画面側からみた場合の画素構成であり、図20(B)は、第1の基板における画素構成、図20(C)は、第2の基板における画素構成を示す。
図20(B)に示す画素構成を有する第1の基板と図20(C)に示す画素構成を有する第2の基板を、互いに有機発光素子が形成されている面が対向するように重ね合わせることによって、表示画面側、つまり観察者側から見ると、図20(A)に示すような画素構成となる。なお、表示画面は第1の基板に形成される。図20(B)、(C)は、共に有機発光素子が形成されている面側からみた上面図である。
図20(B)において、1400、1403、1406は赤色(R)の有機発光素子によって形成された赤色発光領域、1401、1404、1407は緑色(G)の有機発光素子によって形成された緑色発光領域、1402、1405、1408は青色(B)の有機発光素子によって形成された青色発光領域である。
図20(C)において、1410はシアン(C)の有機発光素子によって形成されたシアン発光領域、1411はマゼンダ(M)の有機発光素子によって形成されたマゼンダ発光領域、1412はイエロー(Y)の有機発光素子によって形成されたイエロー発光領域である。
なお、図20においては、発光領域の重なり方をわかりやすくするため、配線などは記載していない。
図20に示すように赤色発光領域1400、緑色発光領域1401、青色発光領域1402とシアン発光領域1410とが重なるようにし、赤色発光領域1403、緑色発光領域1404、青色発光領域1405とマゼンダ発光領域1411とが重なるようにし、赤色発光領域1406、緑色発光領域1407、青色発光領域1408とイエロー発光領域1412とが重なるようにする。このような構成とすることで、赤、緑、青の3色のみでは表現できなかった色も表現することができる。
図20において、右斜めの斜線部分は、第1の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。また、左斜めの斜線部分は、第2の基板において配線や、有機発光素子を駆動するための素子などが形成されているため、遮光されている領域を示す。よって、第1の基板と第2の基板を重ね合わせて、第1の基板側(観察者側)から見た場合、第1の基板の赤色発光領域1400、1403、1406、緑色発光領域1401、1404、1407、青色発光領域1402、1405、1408以外の領域においては、第2の基板に形成されている有機発光素子からの発光は遮光される。よって、観察者側から見た場合、第2の基板のシアン発光領域1410の一部とマゼンダ発光領域1411の一部とイエロー発光領域1412の一部は、第1の基板の遮光領域によって遮光されてしまう。
第1の基板の赤色発光領域1400、1403、1406、緑色発光領域1401、1404、1407、青色発光領域1402、1405、1408、第2の基板のシアン発光領域1410、マゼンダ発光領域1411、イエロー発光領域1412を全て発光させた場合、観察者側から見ると、発光領域1413、1414、1415、1416、1417、1418、1419、1420、1421の9つの異なる色の発光領域が形成されているように見える。
この場合、1413には赤色とシアンの混色の発光領域が形成される。1414には緑色とシアンの混色の発光領域が形成される。1415には青色とシアンの混色の発光領域が形成される。1416には赤色とマゼンダの発光領域が形成される。1417には緑色とマゼンダの混色の発光領域が形成される。1418には青色とマゼンダの混色の発光領域が形成される。1419には赤色とイエローの混色の発光領域が形成される。1420には緑色とイェローの混色の発光領域が形成される。1421には青色とイェローの混色の発光領域が形成される。
なお、図20(A)の1413、1414、1415、1416、1417、1418、1419、1420、1421において、第2の基板の発光領域の色については括弧書きで示している。
つまり、1413に「R」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の赤色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。1414に「G」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の緑色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。1415に「B」、「(C)」と記載されているのは、第1の基板の青色発光領域と第2の基板のシアン発光領域が重なっていることを示す。1416に「R」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示す。1417に「G」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示す。1418に「B」、「(M)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板のマゼンダの発光領域が重なっていることを示す。1419に「R」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の赤色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示す。1420に「G」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の緑色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示す。1421に「B」、「(Y)」と記載されているのは、第1の基板の青色の発光領域と第2の基板のイエローの発光領域が重なっていることを示す。
よって、第1の基板の赤色発光領域1400のみを点灯状態とした場合には、1413は赤色発光領域となり、第1の基板の緑色発光領域1401のみを点灯状態とした場合には、1414が緑色発光領域となり、第1の基板の青色発光領域1402のみを点灯状態とした場合には、1415が青色発光領域となる。第2の基板のシアン発光領域1410のみを点灯状態とした場合には、1413、1414、1415がシアン発光領域となり、第2の基板のマゼンダ発光領域1411のみを点灯状態とした場合には、1416、1417、1418がマゼンダ発光領域となり、第2の基板のイエロー発光領域1412のみを点灯状態とした場合には、1419、1420、1421がイエロー発光領域となる。
なお、本実施例においては、シアン、マゼンダ、イエローの3色の有機発光素子を形成した例を示したが、形成する有機発光素子の3色を形成する場合に限定されない。シアン、マゼンダ、イエローの3色のうち1色または2色のみを形成してもよい。
また、形成する有機発光素子の色の種類は、赤色、緑色、青色の補色であるシアン、マゼンダ、イエローのみに限定されない。赤色、緑色、青色以外の色であって、表示できる色の範囲を大きくできるような色であればシアン、マゼンダ、イエロー以外の色であってもよい。つまり、赤の色度座標、緑の色度座標、青の色度座標を頂点とした三角形の範囲外に色度座標を有する色の光を放出する有機発光素子であればどのような色であってもよい。
なお、本実施例においては、第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設け、第2の基板にシアン、マゼンダ、イエローの有機発光素子を設け、第1の基板に表示画面を形成する場合についてのみ説明したが、これに限定されない。
第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を入れ替える構成としてもよい。つまり、第1の基板にシアン、マゼンダ、イエローの発光素子を設け、第2の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子を設ける構成としても良い。
また、第1の基板と第2の基板の両方の基板に表示画面を形成する構成としてもよい。この場合には、第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を両面出射型の有機発光素子とすればよい。すなわち、第1の基板に設ける有機発光素子及び第2の基板に設ける有機発光素子の第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
以上の実施の形態で説明した例は、第1の基板と第2の基板の有機発光素子が設けられた面を互いに対向させることによって封止する表示装置について説明したが、本実施例では第1の基板、第2の基板に加えて第3の基板を用いて第1の基板、第2の基板を封止する構造の表示装置について図21を用いて説明する。
本実施例では、実施の形態1と同様に第1の基板に赤色、緑色、青色の有機発光素子が形成され、第2の基板に白色の有機発光素子が設けられた場合、すなわち本発明の第1の構成において、(A)の配置にした場合を例にして説明するが、この場合に限定されるものではない。第1の基板、第2の基板に形成される有機発光素子の組み合わせは、本発明の第1〜第4の構成のいずれの場合であっても実施できるものである。
図21(A)において、1500は第1の基板、1501は第2の基板1530は第3の基板である。
第1の基板1500と第2の基板1501は、ガラス基板やプラスチック基板などの透光性基板を用いる。
第1の基板1500には、赤色の有機発光素子1521と、緑色の有機発光素子1522と、青色の有機発光素子1523とが形成されている。
また、第2の基板1501には白色の有機発光素子1520が設けられている。
赤色の有機発光素子1521は、第1の電極1510と、第2の電極1508と、第1の電極1510と第2の電極1508との間に挟まれた有機化合物層1509によって構成されている。
緑色の有機発光素子1522は、第1の電極1513と、第2の電極1511と、第1の電極1513と第2の電極1511との間に挟まれた有機化合物層1512によって構成されている。
青色の有機発光素子1523は、第1の電極1516と、第2の電極1514と、第1の電極1516と第2の電極1514との間に挟まれた有機化合物層1515によって構成されている。
また、白色の有機発光素子1520は、第1の電極1505と、第2の電極1507と、第1の電極1505と第2の電極1507との間に挟まれた有機化合物層1506によって構成されている。
そして、図21(A)に示すように、第1の基板の有機発光素子1521、1522、1523が設けられている面と、第2の基板の有機発光素子1520が設けられている面とは逆側の面とが対向するように第1の基板と第2の基板が貼り合わせられている。
また、第2の基板の有機発光素子1520が設けられている面と第3の基板とが対向するように第2の基板と第3の基板とが貼り合わせられている。
第1の基板に対しては第2の基板が対向基板の機能を果たし、第2の基板に対しては第3の基板が対向基板の機能を果たしている。
第1の基板に設けられた有機発光素子1521、1522、1523は第1の基板1500の両面側の方向に発光する両面出射型(デュアルエミッション型)の構造の有機発光素子とする。
よって、有機発光素子1521の有する第1の電極1510及び第2の電極1508と、有機発光素子1522の有する第1の電極1513及び第2の電極1511と、有機発光素子1523の有する第1の電極1516及び第2の電極1514は、全て透明導電膜で形成する。
また、第2の基板に設けられた有機発光素子1520は、第2の基板1501の有機発光素子1520が設けられた面とは逆側の面の方向、つまり第1の基板の方向に発光する下方出射型(ボトムエミッション型)の構造の有機発光素子とする。
よって、有機発光素子1520の第1の電極1505は透明導電膜で形成し、第2の電極1507は反射機能を有する電極とする。反射機能を有する電極としては、実施の形態1において例示した材料を用いて形成すればよい。
なお、図21(A)において、白抜きの矢印がそれぞれの有機発光素子からの発光の方向を示している。
以上で説明した構成とすることによって、有機発光素子1521、1522、1523は、第1の基板1500の両面の方向に発光し、有機発光素子1520は、第2の基板1501の白色の有機発光素子1520が設けられた面とは逆側の方向に発光する。そして、有機発光素子1521、1522、1523から第2の基板1501の方向へ出射した光は、第2の基板1501に設けられた白色の有機発光素子1520の第2の電極1507(反射機能を有する電極)によって反射されて第1の基板1500の方向に進む。よって、第1の基板1500に、表示画面が形成される。そして、表示画面には、白色の有機発光素子1520によって明るさが調整された映像が表示画面に表示される。
なお、本実施例のように3枚の基板で封止する構造の表示装置においても、2枚の基板で封止する構造の表示装置と同様に第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子とを入れ替えた構造とすることや、両面に表示画面を形成する構造とすることも可能である。
第1の基板に設ける有機発光素子と第2の基板に設ける有機発光素子を入れ替えた構造とした例を図21(B)に示す。
図21(B)において、図21(A)と共通する構成については同じ記号を付してある。
第2の基板1501の有機発光素子1520が設けられている面と、第1の基板1500の有機発光素子1521、1522、1523が設けられている面と逆側の面とが対向するように第1の基板1500と第2の基板1501とが貼り合わせられている。
また、第1の基板1500の有機発光素子1521、1522、1523が設けられている面と第3の基板とが対向するように第1の基板と第3の基板が貼り合わせられている。
図21(B)において、図21(A)と異なる点は、第1の基板1500と第2の基板1501との配置が入れ替わっている点、第1の基板に設けられた有機発光素子1521、1522、1523の有する第2の電極1508、1511、1514が反射機能を有する電極で形成されている点、第2の基板1501に設けられている有機発光素子1520の第2の電極1507が透明導電膜で形成されている点である。
このような構成とすることにより、第1の基板1500に設けられた有機発光素子1521、1522、1523は、第1の基板1500の有機発光素子1521、1522、1523が設けられている面とは逆側の面の方向に発光し、第2の基板1501に設けられた有機発光素子1520は、第2の基板の両面の方向に発光する。そして、白色の有機発光素子1520から第1の基板1500の方向に出射した光は、第1の基板に設けられた有機発光素子1521、1522、1523の第2の電極(反射機能を有する電極)によって反射されて第2の基板1501の方向に進む。よって、第2の基板1501に表示画面が形成される。そして、表示画面には、白色の有機発光素子1520によって明るさが調整された映像が表示画面に表示される。
また、3枚の基板で封止する構造の表示装置において、両面に表示画面を形成する構造とした例について図22を用いて説明する。
図22において、図21(A)と共通の構成については同じ記号を付してある。
図22において、図21(A)と異なる点は、第2の基板1501に設けられた有機発光素子1520の第2の電極1507を透明導電膜で形成している点である。
このような構成とすることにより、第1の基板1500に設けられた有機発光素子1521、1522、1523、及び第2の基板1501に設けられた有機発光素子1520の第1の電極及び第2の電極は全て透明導電膜で形成されているため、第1の基板に設けられた有機発光素子1521、1522、1523と、第2の基板に設けられた白色の有機発光素子1520は全て両面出射型の有機発光素子となっている。よって、図22に示すように第1の基板1500と第2の基板1501の両方から光が出射されるため、第1の基板と第2の基板の両方に表示画面を形成することができる。
なお、第1の基板に形成された表示画面において視認される画像と、第2の基板に形成された表示画面において視認される画像とは鏡像となっている。また、第1の基板及び第2の基板が透光性基板であるため、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が透けて見える状態で表示画面が形成される。
なお、第1の基板、第2の基板に偏光板を設けることによって、第1の基板上に形成された表示画面からも第2の基板上に形成された表示画面からも第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにすることも可能である。
また、第3の基板のみに表示画面を形成する構成とすることも可能である。
この場合、第1の基板に設ける有機発光素子を上方出射型の有機発光素子とし、第2の基板に設ける有機発光素子を両面出射型の有機発光素子とし、第2の基板及び第3の基板を透光性基板とすればよい。つまり、第1の基板に設ける有機発光素子の第2の電極を透明導電膜で形成し、第2の基板に設ける有機発光素子の第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
例えば、図21(A)は、第1の基板1500のみに表示画面を形成した構成となっているが、これを第3の基板1530のみに表示画面を形成する構成とするには、第1の基板1500に設けられている有機発光素子1521、1522、1523の第2の電極1508、1511、1514を透明導電膜で形成し、第2の基板1501に形成されている有機発光素子1520の第1の電極1505及び第2の電極1507を透明導電膜で形成するようにすればよい。
本実施例では、図1に示した表示装置のより詳細な断面構造の例について図23を用いて説明する。図23は、図1に示した表示装置のA−A’における断面図を示す。なお、図23は、図1の表示装置において、図3(A)に示した断面構造を有している場合の、より詳細な断面構造を示す。すなわち、図1の表示装置において、赤色の有機発光素子、緑色の有機発光素子、青色の有機発光素子が形成された第1の基板と、白色の有機発光素子が形成された第2の基板とを重ね合わせて、第1の基板に表示画面を形成した場合の、より詳細な断面構造の例を示す。
なお、図23において、画素部分の断面部分は1画素における断面図のみを示している。
まず、第1の基板1601上に画素部分に設けられるTFT1620R、1620G、1620B、周辺駆動回路のTFT1650、絶縁膜1612、保護膜1613を形成する。これらのTFTと同時に引き回し配線1614、1615、接続端子1616を形成する。なお、1620Rは赤色の有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタ、1620Gは緑色の有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタ、1620Bは青色の有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタである。
次いで、有機発光素子1621R、1621G、1621Bの陽極(或いは陰極)となる第1の電極1641を形成し、第1の電極の端部を覆う絶縁物(隔壁)1628を形成する。次いで、有機化合物を含む層と、第2の電極を形成して有機発光素子1621R、1621G、1621Bを形成する。
なお、1621Rは赤色の有機発光素子、1621Gは緑色の有機発光素子、1621Bは青色の有機発光素子であり、各有機発光素子の第1の電極と第2の電極は透明導電膜を用いて形成する。各有機発光素子の第1の電極と第2の電極を透明導電膜で形成することによって、両面出射型の構造とする。
そして、有機発光素子1621R、1621G、1621B上に保護膜1643を形成する。
なお、有機発光素子1621Rにおける有機化合物を含む層は、赤色発光材料を含んでおり、有機発光素子1621Gにおける有機化合物を含む層は、緑色発光材料を含んでおり、有機発光素子1621Bにおける有機化合物を含む層は、青色発光材料を含んでいる。
また、第2の基板1606上にもTFT1610W、周辺駆動回路のTFT1651、絶縁膜1602、保護膜1603を形成する。TFTと同時に引き回し配線1624、1625、接続端子1636を形成する。なお、TFT1610Wは白色の有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタである。
次いで、有機発光素子1611Wの陽極(或いは陰極)となる第1の電極1640を形成し、第1の電極の端部を覆う絶縁物(隔壁)1608を形成する。次いで、有機化合物を含む層と、第2の電極を形成して有機発光素子1611Wを形成する。
なお、有機発光素子1611Wは、白色の有機発光素子であり、有機発光素子1611Wの第1の電極は反射機能を有する電極で形成し、第2の電極は透明導電膜で形成する。
そして、有機発光素子1611W上に保護膜1642を形成する。なお、有機発光素子1611Wにおける有機化合物を含む層は、白色発光材料を含んでいる。
次いで、第1の基板1601と、第2の基板1606とをシール材1605と充填材1607とで貼りあわせる。充填材1607は透明な材料を用いる。貼りあわせる際、図23に示すように、第1の基板の有機発光素子1621R、1621G、1621Bが形成された面と、第2の基板の有機発光素子1611Wが形成された面とが対向するように、且つ第1の基板に形成された有機発光素子1621R、1621G、1621Bと第2の基板に形成された有機発光素子1611Wとが重なるように配置する。こうして、白色発光の有機発光素子によって明るさを調整することができるフルカラー表示用の表示装置を完成させる。
最後にFPC1618、1638をそれぞれ異方性導電膜1619、1639により接続端子1616、1636に貼りつける。
図23に示す表示装置において、第1の基板の形成された有機発光素子1621R、1621G、1621Bは第1の基板の両面の方向に発光する。1621R、1621G、1621Bから第2の基板の方向へ出射した光は第2の基板に形成された白色の有機発光素子1611Wの第1の電極(反射機能を有する電極)で反射されて第1の基板の方向に進む。また、第2の基板に形成された有機発光素子1611Wは第1の基板の方向に発光する。よって、第1の基板を通過した各有機発光素子の発光による表示を観察者が視認できる構造となっている。つまり、第1の基板に表示画面が形成された構造となっている。
なお、図23において、白抜きの矢印が各有機発光素子からの発光の方向を示している。
図23に示す構造の場合、第1の基板の有機発光素子1621R、1621G、1621Bが形成されていない部分、例えばTFT1620R、1620G、1620Bが形成されている部分などにおいて第2の基板に形成された有機発光素子1611Wから出射された白色光のみが第1の基板を通過する。よって、その部分において白色の光が浮いて見えてしまう場合がある。そのような場合には、第1の基板上に形成した第1の電極の端部を覆う絶縁物(隔壁)1628に着色し、この隔壁1628をブラックマトリクスとして機能させる構成とすればよい。隔壁1628を着色するには、微粒子顔料を分散させた樹脂材料を用いて隔壁を形成するようにすればよい。
また、図23の構成において、第1の基板と第2の基板の配置を入れ替えた構成について図24を用いて説明する。図24においては、周辺駆動回路やFPCとの接続部分については示しておらず、画素部分のうち1画素における断面図を示している。
図24において、図23と共通の構成には同じ記号が付してある。
図24に記載の表示装置の作製工程は図23に記載の表示装置の作製工程と同様に行えばよいが、図24に記載の表示装置の場合、第1の基板に形成されている有機発光素子1621R、1621G、1621Bの第1の電極は、反射機能を有する電極とし、第2の電極は透明導電膜で形成する。また、第2の基板に形成されている有機発光素子1611Wの第1の電極及び第2の電極は透明導電膜で形成する。
図24に示す表示装置において、第1の基板に形成された有機発光素子1621R、1621G、1621Bは第1の基板の有機発光素子1621R、1621G、1621Bが形成されている面の方向に発光する。つまり、有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光は第2の基板の方向に出射する。また、第2の基板に形成された有機発光素子1611Wは、第2の基板の両面の方向に発光する。1611Wから第1の基板の方向へ出射した光は、第1の基板に形成された有機発光素子1621R、1621G、1621Bの第1の電極(反射機能を有する電極)で反射されて第2の基板の方向に進む。よって、第2の基板を通過した各有機発光素子の発光による表示を観察者が視認できる構造となっている。つまり、第2の基板に表示画面が形成された構造となっている。
なお、図24において、白抜きの矢印が各有機発光素子からの発光の方向を示している。
図24に示す表示装置においては、第2の基板の、有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光が通過する部分には、有機発光素子1611Wが形成されている。よって、第2の基板の、有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光が通過する部分には、隔壁1608が存在しない構造となっているため、有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光が透過しやすい構造となっている。
加えて、層間絶縁膜1602と保護膜1603は有機発光素子の発光に対する透過率の高い材料を用いることによって有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光が透過し易くなるようにする。さらに透過率を高めるため、有機発光素子1621R、1621G、1621Bからの発光が通過する部分において、層間絶縁膜1602または保護膜1603を選択的に除去した構造としてもよい。
図23、24において、有機発光素子を駆動するためのTFTはトップゲイト構造のものを用いた例が示されているが、TFTの構造はトップゲイトに限定されず、ボトムゲイト構造のTFTなど公知のTFTの構造を用いることができる。
また、図23、24の表示装置は表示装置の片方の面にのみ表示画面が形成された構造となっているが、表示装置の両面に表示画面が形成される構造(第1の基板及び第2の基板に表示画面が形成される構造)とすることも可能である。
その場合には、第1の基板に形成されている有機発光素子1621R、1621G、1621B、及び第2の基板に形成されている有機発光素子1611Wの第1の電極及び第2の電極を透明導電膜で形成すればよい。
なお、本実施例においては、第2の基板に白色の有機発光素子を形成した実施の形態1における例を示したが、他の実施の形態や他の実施例の場合にも適用できるものである。
本実施例においては、本発明において両面表示を行う場合に、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにする構成例について図31を用いて説明する。
図31は、両面表示を行う表示装置の断面図を示す。白抜きの矢印は発光方向を示す。
図31(A)において、4000は第1の基板、4001は第2の基板である。図示していないが、第1の基板4000、第2の基板4001はそれぞれ一方の面に両面発光型の有機発光素子が形成されている。そして、第1の基板4000と第2の基板4001は、互いに有機発光素子が形成されている面同士が対向するようにシール材4002、003によって封止されることによりパネルが構成されている。そして、封止された第1の基板及び第2の基板を挟んで、光の偏光方向が直交するように第1の偏光板4004と第2の偏光板4005が配置されている。第1の偏光板4004と第2の偏光板4005の2枚の偏光板は、光の偏光方向が直交するように配置することで外光を遮断することができる。また、パネルからの発光は1枚の偏光板のみを通過するため表示を行うことができる。よって、このように第1の偏光板4004及び第2の偏光板4005を設けることによって発光して表示を行う部分以外は黒になり、第1の基板側、第2の基板側のどちらの表示画面から見ても背景が透けて見えることがないようにできるため、表示画面を認識しにくくなるのを防ぐことができる。
また、第1の基板4000と第1の偏光板4004との間、及び第2の基板4001と第2の偏光板4005との間にλ/4波長板を設ける構成としても良い。この構成例について図31(B)に示す。
図31(B)において、図31(A)と同じ構成のものは同じ符号を付している。
図31(B)において、図31(A)と異なる点は、第1の基板4000と第1の偏光板4004との間に第1のλ/4波長板4006が設けられ、第2の基板4001と第2の偏光板4005との間に第2のλ/4波長板4007が設けられている点である。第1の基板と第1の偏光板との間、及び第2の基板と第2の偏光板との間にλ/4波長板を設ける構成とすることにより、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色がみえないようにすることができることに加え、外光がパネルにおいて反射することによるコントラストの低下を防止することができる。
図31(A)、(B)においては、第1の基板と第1の偏光板との間、第1の基板と第1のλ/4波長板との間、第1のλ/4波長板と第1の偏光板との間をあけて記載しており、第2の基板と第2の偏光板との間、第2の基板と第2の第1のλ/4波長板との間、第2の第1のλ/4波長板と第2の偏光板との間をあけて記載しているが、特に限定されず、互いに接するように設けても良い。
また、図31の構成において、第1の偏光板4004と第1のλ/4波長板4006との間に第1のλ/2波長板を設け、第1の偏光板4005と第2のλ/4波長板4007との間に第2のλ/2波長板を設ける構成としても良い。
なお、本実施例においては、両面表示を行う場合に、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにする構成例について説明した。
片面表示を行う場合には、第1の基板及び第2の基板を通して向こう側の景色が見えないようにする必要はないため、偏光板を設ける必要はないが、外光がパネルにおいて反射することによるコントラストの低下を防ぐ必要がある。よって、片面表示の場合には、表示画面と観察者との間にλ/4波長板を設ける構成や、表示画面と観察者との間にλ/4波長板及びλ/2波長板を設ける構成とすると、外光がパネルにおいて反射することによるコントラストの低下を防ぐことができる。
なお、本実施例は、以上で説明したどの構成の表示装置においても実施することができるものであり、実施の形態1〜7、及び実施例1〜4の全てに適用することが可能である。
本発明を実施して得た表示装置を組み込むことによって様々な電子機器を作製することができる。電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図25、26に示す。
図25(A)はテレビであり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。本発明は表示部2003に適用することができる。なお、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用のテレビが含まれる。
図25(B)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明は、表示部2102に適用することができる。
図25(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明は、表示部2203に適用することができる。
図25(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明は、表示部2302に適用することができる。
図25(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示するが、本発明は表示部A、B2403、2404に適用することができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
図25(F)はゲーム機器であり、本体2501、表示部2505、操作スイッチ2504等を含む。
図25(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609、接眼部2610等を含む。本発明は、表示部2602に適用することができる。
図25(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。本発明は、表示部2703に適用することができる。
図26はオーディオプレイヤーであり、本体2801、ハーフミラーの全面パネル2802、操作キー2803、イヤホン2804等を含む。ハーフミラーの全面パネル2802の一部が表示部となっている。ハーフミラーの全面パネルは、表示部で表示が行われないときにはほぼ鏡のようになっている。本発明の表示装置は、ハーフミラー2802の一部に形成される表示部に適用することができる。
以上に挙げた電子機器の例において、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピューター、ゲーム機器、ビデオカメラ、携帯電話などは、自由に持ち運びができるため、屋外でも屋内でも使用する。このような使用形態の場合、屋内と屋外で周囲の明るさが異なるため、屋内と屋外で表示画面の最適な明るさ(視認しやすい明るさ)が異なる。そこで、このような使用形態の電子機器において、赤色、緑色、青色の有機発光素子が設けられた基板と、白色の有機発光素子が設けられた基板とを貼り合わせた構造のパネルとし、周囲の明るさを検知するための光センサーを設けて、光センサーで検知した周囲の明るさに応じて白色の有機発光素子の輝度を変化させる構成とすれば、電子機器の周囲の明るさの変化に伴って表示画面の明るさを調整することができる。
以上の様に、本発明を実施して得た表示装置は、あらゆる電子機器の表示部として用いても良い。なお、本実施例の電子機器には、実施の形態1〜7、実施例1〜4のいずれの構成を用いて作製された発光装置を用いても良い。
本発明の表示装置の斜視図を示す図。 実施の形態1に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態1に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態1に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態1に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態3に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態3に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態3に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態3に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態3に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態3に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態4に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態4に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態6に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態6に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態6に記載の表示装置の効果を説明するための図。 実施の形態6に記載の表示装置の効果を説明するための図。 実施の形態2に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態2に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施例1に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施例2に記載の表示装置の画素構成を示す断面図。 実施例2に記載の表示装置の画素構成を示す断面図。 実施例3に記載の表示装置を示す断面図。 実施例3に記載の表示装置を示す断面図。 実施例4に記載の電子機器を示す図。 実施例4に記載の電子機器を示す図。 実施の形態3に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態3に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施の形態6に記載の表示装置の画素構成を示す上面図。 実施の形態6に記載の表示装置の1画素における断面構造を示す図。 実施例4に記載の表示装置の1断面図。
符号の説明
100 第1の基板
101 第2の基板
102 表示画面
103 FPC
104 FPC
105 第1の電極
106 有機化合物を含む層
107 第2の電極
108 第2の電極
109 有機化合物を含む層
110 第2の電極
111 第2の電極
112 有機化合物を含む層
113 第1の電極
114 第2の電極
115 有機化合物を含む層
116 第1の電極
120 有機発光素子
121 有機発光素子
122 有機発光素子
123 有機発光素子
130 周辺駆動回路
131 周辺駆動回路
201 赤色発光領域
202 緑色発光領域
203 青色発光領域
204 白色発光領域
205 発光領域
206 発光領域
207 発光領域
300 緑色発光領域
301 赤色発光領域
302 青色発光領域
303 白色発光領域
304 発光領域
305 発光領域
306 発光領域
307 発光領域
400 第1の基板
401 第2の基板
402 第1の電極
403 有機化合物を含む層
404 第2の電極
405 第1の電極
406 有機化合物を含む層
407 第2の電極
408 有機発光素子
409 有機発光素子
410 第1の電極
411 有機化合物を含む層
412 第2の電極
413 第1の電極
414 有機化合物を含む層
415 第2の電極
416 有機発光素子
417 有機発光素子
500 緑色発光領域
501 赤色発光領域
502 青色発領域
503 白色発領域
504 発光領域
505 発光領域
506 発光領域
507 発光領域
508 発光領域
509 発光領域
600 第1の基板
601 第2の基板
602 第1の電極
603 有機化合物を含む層
604 第2の電極
605 第1の電極
606 有機化合物を含む層
607 第2の電極
608 有機発光素子
609 有機発光素子
610 第1の電極
611 有機化合物を含む層
612 第2の電極
613 有機発光素子
614 有機化合物を含む層
615 第2の電極
616 有機発光素子
617 有機発光素子
700 赤色発光領域
701 緑色発光領域
702 青色発光領域
703 イエロー発光領域
704 マゼンダ発光領域
705 シアン発光領域
706 発光領域
707 発光領域
708 発光領域
709 発光領域
710 発光領域
711 発光領域
712 発光領域
713 発光領域
714 発光領域
715 発光領域
716 発光領域
717 発光領域
718 発光領域
719 発光領域
720 発光領域
800 第1の基板
801 第2の基板
802 第1の電極
803 有機化合物を含む層
804 第2の電極
805 第1の電極
806 有機化合物を含む層
807 第2の電極
808 第1の電極
809 有機化合物を含む層
810 第2の電極
811 有機発光素子
812 有機発光素子
813 有機発光素子
821 第1の電極
822 有機化合物を含む層
823 第2の電極
824 第1の電極
825 有機化合物を含む層
826 第2の電極
827 有機発光素子
828 有機発光素子
829 有機発光素子
900 赤色発光領域
901 緑色発光領域
902 青色発光領域
903 緑色発光領域の一部
904 青色発光領域
905 赤色発光領域
906 緑色発光領域の一部
907 発光領域
908 発光領域
909 発光領域
910 発光領域
911 発光領域
912 発光領域
913 発光領域
914 発光領域
915 発光領域
1000 第1の基板
1001 第2の基板
1002 第1の電極
1003 有機化合物を含む層
1004 第2の電極
1005 第1の電極
1006 有機化合物を含む層
1007 第2の電極
1008 第1の電極
1009 有機化合物を含む層
1010 第2の電極
1011 有機発光素子
1012 有機発光素子
1013 有機発光素子
1014 第1の電極
1015 有機化合物を含む層
1016 第2の電極
1017 第1の電極
1018 有機化合物を含む層
1019 第2の電極
1020 第1の電極
1021 有機化合物を含む層
1022 第2の電極
1023 第1の電極
1024 有機化合物を含む層
1025 第2の電極
1026 有機発光素子
1027 有機発光素子
1028 有機発光素子
1029 有機発光素子
1100 青色のドット
1101 青色のドット
1102 青色のドット
1103 青色のドット
1104 青色のドット
1200 赤色発光領域
1201 緑色発光領域
1202 青色発光領域
1203 白色発光領域
1204 白色発光領域
1205 白色発光領域
1206 発光領域
1207 発光領域
1208 発光領域
1300 第1の基板
1301 第2の基板
1302 第1の電極
1303 有機化合物を含む層
1304 第2の電極
1305 第1の電極
1306 有機化合物を含む層
1307 第2の電極
1308 第1の電極
1309 有機化合物を含む層
1310 第2の電極
1311 有機発光素子
1312 有機発光素子
1313 有機発光素子
1314 第1の電極
1315 有機化合物を含む層
1316 第2の電極
1317 第1の電極
1318 有機化合物を含む層
1319 第2の電極
1320 第1の電極
1321 有機化合物を含む層
1322 第2の電極
1323 有機発光素子
1324 有機発光素子
1325 有機発光素子
1400 赤色発光領域
1401 緑色発光領域
1402 青色発光領域
1403 赤色発光領域
1404 緑色発光領域
1405 青色発光領域
1406 赤色発光領域
1407 緑色発光領域
1408 青色発光領域
1410 シアン発光領域
1411 マゼンダ発光領域
1412 イエロー発光領域
1413 発光領域
1414 発光領域
1415 発光領域
1416 発光領域
1417 発光領域
1418 発光領域
1419 発光領域
1420 発光領域
1421 発光領域
1500 第1の基板
1501 第2の基板
1505 第1の電極
1506 有機化合物層
1507 第1の電極
1508 第2の電極
1509 有機化合物層
1510 第1の電極
1511 第2の電極
1512 有機化合物層
1513 第1の電極
1514 第2の電極
1515 有機化合物層
1516 第1の電極
1520 有機発光素子
1521 有機発光素子
1522 有機発光素子
1523 有機発光素子
1530 第3の基板
1601 第1の基板
1602 絶縁膜
1603 保護膜
1605 シール材
1606 第2の基板
1607 充填材
1608 絶縁物
1610W TFT
1611W 有機発光素子
1612 絶縁膜
1613 保護膜
1614 引き回し配線
1615 引き回し配線
1616 接続端子
1618 FPC
1619 異方性導電膜
1620R TFT
1620G TFT
1620B TFT
1621R 有機発光素子
1621G 有機発光素子
1621B 有機発光素子
1624 引き回し配線
1625 引き回し配線
1628 絶縁物
1636 接続端子
1639 異方性導電膜
1640 第1の電極
1641 第1の電極
1642 保護膜
1643 保護膜
1650 TFT
1651 TFT
2001 筐体
2002 支持台
2003 表示部
2004 スピーカー部
2005 ビデオ入力端子
2101 本体
2102 表示部
2103 受像部
2104 操作キー
2105 外部接続ポート
2106 シャッター
2201 本体
2202 筐体
2203 表示部
2204 キーボード
2205 外部接続ポート
2206 ポインティングマウス
2301 本体
2302 表示部
2303 スイッチ
2304 操作キー
2305 赤外線ポート
2401 本体
2402 筐体
2403 表示部A
2404 表示部B
2405 記録媒体読込部
2406 操作キー
2407 スピーカー部
2501 本体
2504 操作スイッチ
2505 表示部
2601 本体
2602 表示部
2603 筐体
2604 外部接続ポート
2605 リモコン受信部
2606 受像部
2607 バッテリー
2609 操作キー
2610 接眼部
2701 本体
2702 筐体
2703 表示部
2704 音声入力部
2705 音声出力部
2706 操作キー
2707 外部接続ポート
2708 アンテナ
2801 本体
2802 全面パネル
2803 操作キー
2804 イヤホン
3000 緑色発光領域
3001 赤色発光領域
3002 青色発光領域
3003 白色発光領域
3004 発光領域
3005 発光領域
3100 赤色発光領域
3101 緑色発光領域
3102 青色発光領域
3103 青色発光領域
3104 赤色発光領域
3105 緑色発光領域
3106 発光領域
3107 発光領域
3108 発光領域
4000 第1の基板
4001 第2の基板
4002 シール材
4003 シール材
4004 第1の偏光板
4005 第2の偏光板
4006 第1のλ/4波長板
4007 第2のλ/4波長板

Claims (5)

  1. 第1の基板と第2の基板との間に、白色の第1の発光素子と、第2乃至第4の発光素子とが挟まれた発光装置であって、
    前記第1の発光素子は前記第1の基板に設けられ、
    前記第2乃至第4の発光素子は前記第2の基板に設けられ、
    前記第1の発光素子の発光色と、前記第2乃至前記第4の発光素子の各発光色とは異なり、
    前記第1の発光素子の発光領域は、前記第2乃至前記第4の発光素子の各発光領域より大きく、
    前記第1の発光素子の前記発光領域は、前記第2乃至前記第4の発光素子の前記各発光領域と重なることを特徴とする発光装置。
  2. 第1の基板と第2の基板との間に、白色の第1の発光素子と、赤色の第2の発光素子と、緑色の第3の発光素子と、青色の第4の発光素子と、が挟まれた発光装置であって、
    前記第1の発光素子は前記第1の基板に設けられ、
    前記第2乃至第4の発光素子は前記第2の基板に設けられ、
    前記第1の発光素子の発光領域は、前記第2乃至前記第4の発光素子の各発光領域より大きく、
    前記第1の発光素子の前記発光領域は、前記第2乃至前記第4の発光素子の前記各発光領域と重なることを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1の発光素子は、第1の電極と、前記第1の電極よりも前記第1の基板側に設けられた第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第2乃至前記第4の発光素子は、それぞれ、第3の電極と、前記第3の電極よりも前記第2の基板側に設けられた第4の電極と、前記第3の電極と前記第4の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第1の電極、前記第2の電極及び前記第3の電極は、透明導電膜で形成され、
    前記第4の電極は反射機能を有する電極であり、
    前記第1の基板は透光性を有することを特徴とする発光装置。
  4. 請求項1または請求項2において、
    前記第1の発光素子は、第1の電極と、前記第1の電極よりも前記第1の基板側に設けられた第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第2乃至前記第4の発光素子は、それぞれ、第3の電極と、前記第3の電極よりも前記第2の基板側に設けられた第4の電極と、前記第3の電極と前記第4の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第1の電極、前記第3の電極及び前記第4の電極は、透明導電膜で形成され、
    前記第2の電極は反射機能を有する電極であり、
    前記第2の基板は透光性を有することを特徴とする発光装置。
  5. 請求項1または請求項2において、
    前記第1の発光素子は、第1の電極と、前記第1の電極よりも前記第1の基板側に設けられた第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第2乃至前記第4の発光素子は、それぞれ、第3の電極と、前記第3の電極よりも前記第2の基板側に設けられた第4の電極と、前記第3の電極と前記第4の電極とに挟まれた有機化合物を含む層とを有し、
    前記第1乃至第4の電極は、透明導電膜で形成され、
    前記第1及び前記第2の基板は透光性を有することを特徴とする発光装置。
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