JP4617744B2 - 撮像レンズ、撮像ユニット及びこの撮像ユニットを備える携帯端末 - Google Patents
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Description
そして、これら携帯電話機やパーソナルコンピューターの小型化或いは機能の増加による高密度化に伴い、これらの撮像装置の小型化を図るために当該撮像装置に搭載される撮像レンズへのさらなる小型化への要求が高まっている。
本発明はこのような問題点に鑑み、従来タイプより小型でありながらも、諸収差を良好に補正した、3枚構成の撮像レンズ、撮像ユニット及び携帯端末を提供することを目的とする。
L/2Y < 1.50 (7)
ただし、
L :第1レンズの物体側面から撮像レンズ全系の像側焦点までの光軸上の距離
2Y :固体撮像素子の撮像面対角線長(固体撮像素子の矩形実効画素領域の対角線長)
ここで、像側焦点とはレンズに光軸と平行な平行光線が入射した場合の像点をいう。なお、撮像レンズの最も像側の面と像側焦点位置との間に、光学的ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、または固体撮像素子パッケージのシールガラス等の平行平板が配置される場合には、平行平板部分は空気換算距離とした上で上記Lの値を計算するものとする。
また、より望ましくは、下記の(8)の条件式の範囲がよい。
L/2Y < 1.30 (8)
前記第1レンズの焦点距離をf1、撮像レンズ全系の焦点距離をf、前記第1レンズのアッベ数をν1、前記第2レンズのアッベ数をν2、前記第3レンズのアッベ数をν3としたときに、下記の(1)、(2)の条件式を満たし、
前記第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状である、という構成を採っている。
0.8 < f1/f < 2.0 (1)
20 < {(ν1+ν2)/2}−ν3 < 70(2)
即ち、収差補正に関しては、正の屈折力を第1レンズと第2レンズで分担しているので、球面収差やコマ収差の発生を抑えることができる。また、開口絞りが第1レンズと第2レンズの間に配置され、第1レンズは物体側に凸面を向けた形状、第2レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状であるため、倍率色収差や歪曲収差を補正しやすい構成となっている。
また、第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状であるので、第3レンズの主点位置を像側に移動させることができ、撮像レンズ全系のレンズ全長を小型化しながらも十分なバックフォーカスを確保することができる。
また、第2レンズと第3レンズの間の空気レンズが両凹形状となるため、その正の屈折力により、固体撮像素子の撮像面周辺部に結像する光束のテレセントリック特性の確保を容易にすることができる。
0.8 < f1/f < 1.65 (9)
また、条件式(2)は、撮像レンズ全系の色収差を良好に補正する条件である。式(2)における下限値を上回ることで、軸上色収差、倍率色収差をバランス良く補正することができる。また、式(2)の上限値は、この値を超えるものでレンズ材料として適したものが実際に存在しないことを考慮して設けたものである。
また、条件式(2)の値は、より望ましくは、下記の(10)の条件式の範囲がよい。
25 < {(ν1+ν2)/2}−ν3 < 70(10)
-1.5 < f3/f < -0.5 (3)
0.15 < |R4|/f < 0.40 (11)
式(11)における上限値を下回ることで、第2レンズ像側面の屈折力を適度に確保できるため、負の屈折力を有する第3レンズで発生する軸外諸収差をバランスよく補正することができる。また、像側光束のテレセントリック特性の確保を容易にすることができる。
また、条件式(11)の値は、より望ましくは、下記の(12)の条件式の範囲がよい。
0.18 < |R4|/f < 0.30 (12)
X − X0 < 0 (4)
即ち、近年では、固体撮像装置全体の小型化を目的とし、同じ画素数の固体撮像素子であっても、画素ピッチが小さく、結果として撮像面サイズの小さいものが開発されている。このような撮像面サイズの小さい固体撮像素子向けの撮像レンズは、全系の焦点距離を比例的に短くする必要があるため、各レンズの曲率半径や外径がかなり小さくなってしまう。従って、研磨加工により製造されるガラスレンズでは加工が困難となる。
また、各レンズを射出成形により製造されるプラスチックレンズで構成することにより非球面化が容易となり、収差補正を良好に行うことができる。ここで、小径レンズであっても比較的容易に製造できるレンズとして、ガラスモールドレンズの採用も考えられるが、一般にガラス転移点(Tg)が高いガラスではモールドプレスを行う際のプレス温度を高く設定する必要があり、成形金型に損耗が生じやすい。その結果、成形金型の交換回数やメンテナンス回数が増加し、コストアップにつながってしまう。
なお、「光入射用の開口部」とは、必ずしも孔等の空間を形成するものに限らず、物体側からの入射光を透過可能な領域が形成された部分を指すものとする。
また、「撮像ユニットの撮像レンズの光軸方向長さが10[mm]以下」とは、上記全ての構成を備えた撮像ユニットの光軸方向に沿った全長を意味するものとする。従って、例えば、基板の表の面上に筐体が設けられ、基板の背面に電子部品等が実装された場合にあっては、筐体の物体側となる先端部から背面上で突出する電子部品の先端部までの距離が10[mm]以下となることを想定する。
前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第3レンズの焦点距離をf3、撮像レンズ全系の焦点距離をfとしたときに、下記の(1)、(3)の条件式を満たし、
前記第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状である、という構成を採っている。
0.8 < f1/f < 2.0 (1)
-1.5 < f3/f < -0.5 (3)
即ち、収差補正に関しては、正の屈折力を第1レンズと第2レンズで分担しているので、球面収差やコマ収差の発生を抑えることができる。また、開口絞りが第1レンズと第2レンズの間に配置され、第1レンズは物体側に凸面を向けた形状、第2レンズは像側に凸面を向けたメニスカス形状であるため、倍率色収差や歪曲収差を補正しやすい構成となっている。
ここで、条件式(1)は、第1レンズの屈折力を規定するものである。式(1)における上限値を下回ることで、第1レンズの正の屈折力を適度に維持することができ、撮像レンズ全長の小型化することができる。一方、下限値を上回ることで、第1レンズの正の屈折力が必要以上に大きくなりすぎず、第1レンズで発生する、高次の球面収差やコマ収差を小さく抑えることができる。
また、条件式(2)は、第3レンズの屈折力を規定するものである。式(2)における下限値を上回ることで、第3レンズの負の屈折力を適度に維持することができ、レンズ全長の小型化および像面湾曲や歪曲収差等の軸外諸収差の補正を良好に行うことができる。一方、上限値を下回ることで、第3レンズの負の屈折力が必要以上に大きくなりすぎず、固体撮像素子の撮像面周辺部に結像する光束が過度に跳ね上げられることがなくなり、像側光束のテレセントリック特性の確保を容易にすることができる。
また、第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状であるので、第3レンズの主点位置を像側に移動させることができ、撮像レンズ全系のレンズ全長を小型化しながらも十分なバックフォーカスを確保することができる。
また、第2レンズと第3レンズの間の空気レンズが両凹形状となるため、その正の屈折力により、固体撮像素子の撮像面周辺部に結像する光束のテレセントリック特性の確保を容易にすることができる。
0.15 < |R4|/f < 0.40 (11)
式(11)における上限値を下回ることで、第2レンズ像側面の屈折力を適度に確保できるため、負の屈折力を有する第3レンズで発生する軸外諸収差をバランスよく補正することができる。また、像側光束のテレセントリック特性の確保を容易にすることができる。
また、条件式(11)の値は、より望ましくは、下記の(12)の条件式の範囲がよい。
0.18 < |R4|/f < 0.30 (12)
X − X0 < 0 (4)
即ち、近年では、固体撮像装置全体の小型化を目的とし、同じ画素数の固体撮像素子であっても、画素ピッチが小さく、結果として撮像面サイズの小さいものが開発されている。このような撮像面サイズの小さい固体撮像素子向けの撮像レンズは、全系の焦点距離を比例的に短くする必要があるため、各レンズの曲率半径や外径がかなり小さくなってしまう。従って、研磨加工により製造されるガラスレンズでは加工が困難となる。
また、各レンズを射出成形により製造されるプラスチックレンズで構成することにより非球面化が容易となり、収差補正を良好に行うことができる。ここで、小径レンズであっても比較的容易に製造できるレンズとして、ガラスモールドレンズの採用も考えられるが、一般にガラス転移点(Tg)が高いガラスではモールドプレスを行う際のプレス温度を高く設定する必要があり、成形金型に損耗が生じやすい。その結果、成形金型の交換回数やメンテナンス回数が増加し、コストアップにつながってしまう。
なお、「光入射用の開口部」とは、必ずしも孔等の空間を形成するものに限らず、物体側からの入射光を透過可能な領域が形成された部分を指すものとする。
また、「撮像ユニットの撮像レンズの光軸方向長さが10[mm]以下」とは、上記全ての構成を備えた撮像ユニットの光軸方向に沿った全長を意味するものとする。従って、例えば、基板の表の面上に筐体が設けられ、基板の背面に電子部品等が実装された場合にあっては、筐体の物体側となる先端部から背面上で突出する電子部品の先端部までの距離が10[mm]以下となることを想定する。
上記撮像ユニット50は、光電変換部51aを有する固体撮像素子としてのCMOS型イメージセンサ51と、このイメージセンサ51の光電変換部51a に被写体像を撮像させる撮像レンズとしての撮像光学系10と、イメージセンサ51を保持すると共にその電気信号の送受を行う外部接続用端子54を有する基板52と、物体側からの光入射用の開口部を有し遮光部材からなる鏡筒としての筐体53とを備え、これらが一体的に形成されている。
なお、撮像素子は上記CMOS型のイメージセンサに限定されるものではなく、CCD等の他のものを使用しても良い。
支持平板52aは、表裏面に設けられた多数の信号伝達用パッドを有しており、その一平面側で前述したイメージセンサ51のワイヤWと接続され、背面側でフレキシブル基板52bと接続されている。
フレキシブル基板52bは、上記の如くその一端部が支持平板52aと接続され、その他端部に設けられた外部出力端子54を介して支持平板52aと外部回路(例えば、撮像ユニットを実装した上位装置が有する制御回路)とを接続し、外部回路からイメージセンサ51を駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けたり、また、デジタルYUV信号を外部回路へ出力したりすることを可能とする。さらに、フレキシブル基板52bの長手方向の中間部が可撓性又は変形性を備え、その変形により、支持平板52aに対して外部出力端子の向きや配置に自由度を与えている。
また、筐体53は、開口が設けられた他端部を物体側に向けて使用され、当該開口の内側に、後述する撮像光学系10のIR(赤外線)カットフィルタ23が設けられている。
そして、筐体53の内部に、撮像光学系10が格納保持されている。
この撮像光学系10は、開口絞りS及び各レンズL1、L2、L3を光学系として、固体撮像素子に対して被写体像の結像を行うためのものである。なお、図1では上側を物体側、下側を像側としており、図2における一点鎖線を各レンズL1、L2、L3の共通する光軸とする。
開口絞りSは、撮像レンズ全系のFナンバーを決定する部材である。
これらレンズL1、L2、L3は、図示は省略するが、例えば、各々の中心から所定範囲までが撮像レンズとしての機能を有する有効径の範囲に設定され、それよりも外側の部分が撮像レンズとして機能しないフランジ部に設定されていても良い。この場合、各レンズL1、L2、L3は、そのフランジ部の外周部を筐体53の所定位置にはめ込むことによって、筐体53の内部に保持可能となる。
なお、各レンズL1、L2、L3の詳細な仕様は、後述する実施例において複数の具体例を用いて説明する。
撮像ユニット50は、例えば、撮像光学系における筐体53の物体側端面が携帯電話機100の背面(液晶表示部側を正面とする)に設けられ、液晶表示部の下方に相当する位置に配設される。
そして、撮像ユニット50の外部接続端子54は、携帯電話機100の制御部101と接続され、輝度信号や色差信号等の画像信号を制御部101側に出力する。
一方、携帯電話機100は、図4に示すように、各部を統括的に制御すると共に、各処理に応じたプログラムを実行する制御部(CPU)101と、番号等をキーにより支持入力するための入力部60と、所定のデータの他に撮像した映像等を表示する表示部70と、外部サーバとの間の各種情報通信を実現するための無線通信部80と、携帯電話機100のシステムプログラムや各種処理プログラム及び端末ID等の必要な諸データを記憶している記憶部(ROM)91と、制御部101によって実行される各種処理プログラムやデータ、若しくは処理データ、或いは撮像ユニット50により撮像データ等を一時的に格納する作業領域として用いられる及び一時記憶部(RAM)92とを備えている。
そして、撮像ユニット50から入力された画像信号は、上記携帯電話機100の制御系により、記憶部92に記憶されたり、或いは表示部70で表示され、さらには、無線通信部80を介して映像情報として外部に送信される。
f :撮像レンズ全系の焦点距離
fB :バックフォーカス
F :Fナンバー
2Y :固体撮像素子の撮像面対角線長
R :屈折面の曲率半径
D :屈折面の軸上面間隔
Nd :レンズ材料のd線での屈折率
νd :レンズ材料のアッベ数
撮像レンズデータを表1、2に示し、各条件式に対応する数値を表3に示す。
撮像レンズデータを表4、5に示し、各条件式に対応する数値を表6に示す。
撮像レンズデータを表7,8に示し、各条件式に対応する数値を表9に示す。
撮像レンズデータを表10,11に示し、各条件式に対応する数値を表12に示す。
撮像レンズデータを表13,14に示し、各条件式に対応する数値を表15に示す。
ここで、プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べ、飽和吸水率が大きいため、急激な湿度変化があると過渡的に吸水量の不均一分布が発生し、屈折率が均一にならず良好な結像性能が得られなくなる傾向にある。そのため、湿度変化による性能劣化を抑えるためには、飽和吸水率がすべて0.7%以下のプラスチック材料を用いることが望ましい。
また、上記の実施例5において、第1レンズL1はガラス材料から形成される。第2レンズL2はポリオレフィン系のプラスチック材料から形成され、飽和吸水率は0.01%以下、第3レンズL3は、ポリカーボネイト系のプラスチック材料から形成され、飽和吸水率は0.4
%である。
具体的には、母材となるプラスチック材料に最大長が20ナノメートル以下の無機粒子を分散させることにより、屈折率の温度依存性のきわめて低いプラスチック材料となる。例えばアクリルに酸化ニオブ(Nb2O5)の微粒子を分散させることで、温度変化による屈折率変化を小さくすることができる。
本発明において、2枚の正レンズ(L1,L2)のうちの1枚、または全てのレンズ(L1,L2,L3)に、このような無機粒子を分散させたプラスチック材料を用いることにより、撮像レンズ全系の温度変化時の像点位置の変動を小さく抑えることが可能となる。
50 撮像ユニット
51 イメージセンサ(固体撮像素子)
51a 光電変換部
52 基板
53 筐体
54 外部接続用端子
100 携帯電話機(携帯端末)
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
S 開口絞り
Claims (15)
- 物体側から順に、正の屈折力を有し、前記物体側に凸面を向けた第1レンズ、開口絞り、正の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズ、負の屈折力を有し、像側に凹面を向けた第3レンズからなる撮像レンズであって、
前記第1レンズの焦点距離をf1、撮像レンズ全系の焦点距離をf、前記第1レンズのアッベ数をν1、前記第2レンズのアッベ数をν2、前記第3レンズのアッベ数をν3としたときに、下記の(1)、(2)の条件式を満たし、
前記第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状であることを特徴とする撮像レンズ。
0.8 < f1/f < 2.0 (1)
20 < {(ν1+ν2)/2}−ν3 < 70(2) - 前記第3レンズの焦点距離をf3としたときに、下記の(3)の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
-1.5 < f3/f < -0.5 (3) - 前記第2レンズの像側面の曲率半径をR4としたときに、下記の(11)の条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
0.15 < |R4|/f < 0.40 (11) - 前記第1レンズは物体側に凸面を向けたメニスカス形状であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の撮像レンズ。
- 前記第1レンズ、前記第2レンズ及び前記第3レンズは、プラスチック材料から形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の撮像レンズ。
- 光電変換部を有する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子の前記光電変換部に被写体像を結像させるための請求項1から6の何れか一項に記載の撮像レンズと、
前記固体撮像素子を保持すると共に電気信号の送受を行う外部接続用端子を有する基板と、
前記物体側からの光入射用の開口部を有し遮光部材からなる筐体と、が一体的に形成された撮像ユニットであって、
前記撮像ユニットの前記撮像レンズ光軸方向の高さが10[mm]以下であることを特徴とする撮像ユニット。 - 請求項7に記載の撮像ユニットを備えることを特徴とする携帯端末。
- 物体側から順に、正の屈折力を有し、前記物体側に凸面を向けた第1レンズ、開口絞り、正の屈折力を有し、像側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズ、負の屈折力を有し、像側に凹面を向けた第3レンズからなる撮像レンズであって、
前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第3レンズの焦点距離をf3、撮像レンズ全系の焦点距離をfとしたときに、下記の(1)、(3)の条件式を満たし、
前記第3レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状であることを特徴とする撮像レンズ。
0.8 < f1/f < 2.0 (1)
-1.5 < f3/f < -0.5 (3) - 前記第2レンズの像側面の曲率半径をR4としたときに、下記の(11)の条件式を満たすことを特徴とする請求項9に記載の撮像レンズ。
0.15 < |R4|/f < 0.40 (11) - 前記第1レンズは物体側に凸面を向けたメニスカス形状であることを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像レンズ。
- 前記第1レンズ、前記第2レンズ及び前記第3レンズは、プラスチック材料から形成されていることを特徴とする請求項9から12の何れか一項に記載の撮像レンズ。
- 光電変換部を有する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子の前記光電変換部に被写体像を結像させるための請求項9から13の何れか一項に記載の撮像レンズと、
前記固体撮像素子を保持すると共に電気信号の送受を行う外部接続用端子を有する基板と、
前記物体側からの光入射用の開口部を有し遮光部材からなる筐体と、が一体的に形成された撮像ユニットであって、
前記撮像ユニットの前記撮像レンズ光軸方向の高さが10[mm]以下であることを特徴とする撮像ユニット。 - 請求項14に記載の撮像ユニットを備えることを特徴とする携帯端末。
Priority Applications (1)
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