JP4617601B2 - 画像切り換え装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の入力画像信号に対して、拡大縮小等の特殊効果処理を伴う切り換え出力を行うことが可能な画像切り換え装置に関し、特に、ソフトエッジ処理を伴う画像の合成処理を行うことが可能な画像切り換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放送局や映像編集の現場等においては、ビデオプレーヤー等からの複数の入力映像の切り換えや合成等を行って出力する、いわゆるスイッチャ装置が広く使用されているが、近年では、入力映像に対して拡大縮小、回転等の様々な特殊効果をデジタル処理によって加えた映像に対して、合成や切り換えを行って出力する機会が高まり、入力された映像に対して特殊効果を与える特殊効果処理装置を、上記のスイッチャ装置とともに使用することが多くなっている。
【0003】
以下、スイッチャ装置と特殊効果処理装置とを使用して特殊効果が施された映像を出力する画像切り換え装置の例について説明する。図10に、従来の画像切り換え装置の概略構成例を示す。
【0004】
図10に示す画像切り換え装置100は、入力された複数の画像信号を選択して複数の出力チャンネルに接続する入力接続部110と、入力接続部110の出力バスにより供給される複数の画像信号に対する出力の切り換え処理および合成処理を行う画像合成切り換え部120と、画像合成切り換え部120からの画像信号に対して各種の特殊効果を与える複数の特殊効果処理部130によって構成される。この画像切り換え装置100では、入力接続部110および画像合成切り換え部120の組み合わせによりスイッチャ装置が構成され、このスイッチャ装置と特殊効果処理部130とを組み合わせて、特殊効果処理を伴う出力画像の切り換え処理や合成処理を実現することが可能となっている。
【0005】
入力接続部110は、外部からの複数の画像信号が入力される入力ライン111のそれぞれを、画像合成切り換え部120への複数の入力バス112のいずれかに接続させるマトリクス状の選択スイッチ群を具備し、これによって外部からの複数の画像信号が選択されて画像合成切り換え部120に入力される。
【0006】
画像合成切り換え部120は、複数の入力バス112からの画像信号に対して、種々の画像切り換え処理および合成処理を行って出力する。この画像合成切り換え部120において行うことが可能な処理としては、通常の画像合成出力処理の他に例えば、一方の画像上に他方の画像を重ねて表示する、いわゆるキーイング合成処理や、元の画像と新たな画像との境界が、画面の一方から他方へ移動しながら画像が切り換えられていく、いわゆるワイプ機能を用いた処理(以下、ワイプ処理と呼称する)等が含まれる。また、画像合成切り換え部120は、複数の入力バス112のうちの任意の画像信号を、特殊効果処理部130に対して出力する機能を有し、またこの画像信号に対して特殊効果処理部130で種々の特殊効果処理が施され、出力された画像信号の入力を受けて、この画像信号を用いて画像切り換え処理や合成処理を行うことが可能となっている。
【0007】
特殊効果処理部130は、画像合成切り換え部120から入力される画像に対して、例えば拡大縮小、回転、表示位置の移動、変形、色調変化、輝度変化の強調等の、デジタル演算を伴う各種の特殊効果処理を施す機能を有する。特殊効果処理部130は、例えば、内部にメモリを具備し、入力された画像信号を一旦メモリに記憶させてから、プロセッサがこれを読み出して各種の特殊効果処理を施し、出力する。また、特殊効果処理部130はこれに加えて、画像合成切り換え部120と同様の画像合成機能を有する場合もある。この場合、特殊効果処理部130では例えば、特殊効果処理を施した画像信号の出力段において、他の画像との合成処理を行い、出力する。
【0008】
なお、上記の入力接続部110および画像合成切り換え部120よりなるスイッチャ装置と、特殊効果処理部130は、それぞれ複数設けられてもよい。この場合、例えば、複数の画像合成切り換え部120と、複数の特殊効果処理部130とは、それぞれの入力および出力の組み合わせを任意に接続する接続切り換え部を介して画像信号の入出力が行われ、これにより、複数設けられた特殊効果処理部130を、複数の画像合成切り換え部120によって共用することが可能となる。例えば、画像合成機能を有する複数の特殊効果処理部130を用いた場合、画像合成切り換え部120からの入力画像に対して異なる特殊効果処理を施した2つの画像を生成し、一方の特殊効果処理部130の出力段、あるいは別の特殊効果処理部130においてこれらを合成して、1つの画像信号として画像合成切り換え部120に対して出力するような処理も可能となる。
【0009】
また、画像合成切り換え部120から特殊効果処理部130への画像信号の供給は、いわゆるキーフィル信号とキーソース信号の信号対によって行われる場合もある。キーフィル信号は、画像自体を示す信号であり、V信号とも呼ばれる。また、キーソース信号は、キーフィル信号による画像上のどの領域を有効として他の画像に合成するかを指定するための信号で、K信号とも呼ばれ、キーフィル信号を他の画像信号に合成する際にキーフィル信号に乗じる係数(0〜100%)を、キーフィル信号による画像の各画素について指定する。例えば、キーフィル信号とキーソース信号との信号対を、他の背景画像上にキーイング合成する場合、キーフィル信号に2値化されたキーソース信号を乗じた信号と、キーソース信号の反転を背景画像に乗じた信号とを加算することにより、合成画像が得られる。
【0010】
ところで、上記の画像切り換え装置100を用いた画像の生成では、近年、より高品質の画像を生成することが望まれているが、このために、一方の画像と他方の画像との表示領域の境界に幅を持たせて徐々に移り変わるように合成される、いわゆるソフトエッジ処理を用いた画像の合成処理が行われている。例えばキーイング処理やワイプ処理等の合成処理の際にこのソフトエッジ処理を行わない場合、2つの画像の表示領域の境界では、互いの信号レベルが非連続的に急峻に変化する。このような合成画像を見た場合には、2つの画像の境界部において不自然な印象を受ける。ソフトエッジ処理では、境界部分のある幅領域において、一方の画像と他方の画像の混合比率を徐々に変化させることにより、画像の境界がなだらかとなり、あたかもレンズによる光学系で画像が処理されたかのような自然な合成画像を得ることが可能となる。
【0011】
ここで、図11は、ソフトエッジ処理を行うための回路の構成例を示す図である。また、図12は、ソフトキー信号の生成について説明するための図であり、(a)は入力されるキーソース信号について示し、(b)は生成されたソフトキー信号について示す。以下、図11および12を用いてソフトエッジ処理の原理を説明する。
【0012】
図11では、デジタル処理によってソフトエッジ処理を行うソフトエッジ処理回路300を示しており、このソフトエッジ処理回路300は、ソフトキー信号を生成するソフトキー生成回路310と、乗算回路320および330と、インバータ340と、加算回路350によって構成される。ソフトエッジ処理回路300には外部より、合成画像において前景となる画像信号と、背景となる画像信号とが入力される。例えば、前景画像信号は、キーソース信号300aとキーフィル信号300bの信号対として入力され、この信号対はそれぞれソフトキー生成回路310および乗算回路320に対して供給される。また、背景画像信号300cはキーフィル信号(V信号)として乗算回路330に供給される。
【0013】
ここで、図12(a)では、前景となる画像300dが表示される範囲を黒く示しており、この範囲でキーソース信号300aがハイレベルとなっている。このキーソース信号300aは、ソフトキー生成回路310において、図12(b)のようなソフトキー信号300eに変換される。このソフトキー信号300eは、ハイレベルとローレベルの境界部360および370において、信号レベルが傾斜して増減されており、これにより、画像300fのように、境界部において、周囲に向かって徐々に信号レベルが低下した画像信号が得られる。なお、図12に示すキーソース信号300aおよびソフトキー信号300eは、それぞれ画像300dおよび300fにおける水平な一画素列について示したものである。また、ソフトキー生成回路310では、ソフトキー信号300eを外部からのキーソース信号300aからでなく、自身の具備する信号発生回路により生成してもよい。
【0014】
図11において、このようにソフトキー生成回路310において生成されたソフトキー信号300eは、乗算回路320およびインバータ340に供給される。乗算回路320では、生成されたソフトキー信号300eと、入力されたキーフィル信号300bとの乗算が行われ、これにより、図12(b)に示す画像300fのように、境界部の信号レベルが徐々に低下する画像が得られる。また、インバータ340に供給されたソフトキー信号300eは、反転されて乗算回路330に供給され、入力された背景画像信号300cと乗算される。これにより、背景画像において、前景画像の表示範囲と重複する部分の信号レベルがローレベルとなり、この境界部の信号レベルが徐々に低下する画像が得られる。加算回路350では、乗算回路320および330において生成された2つの画像信号に対して加算を行って合成する。これにより、ソフトエッジ処理が施され、境界部において互いの画像が徐々に混合された画像が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このようなソフトエッジ処理を行うためのハードウェアは、通常、画像切り換え処理や合成処理の付加機能として、画像合成切り換え部120内に設けられる。しかし、画像合成切り換え部120にこのような機能を実現するハードウェアを多数設けると、装置が高価になってしまう。そのため、特に多数の入力バス112と、画像に対する多数の合成処理部を備えた画像合成切り換え部120では、十分な数のソフトエッジ用ハードウェアを用意することができない。
【0016】
このような内部のハードウェア共有の都合により、画像合成切り換え部120においてソフトエッジ処理を行うことができない場合、代わりに特殊効果処理部130においてソフトエッジ処理が可能な場合もある。しかし、特殊効果処理部130は、メモリとプロセッサを用いたデジタル演算による特殊効果処理を本来の機能としており、これを流用してソフトエッジ処理の一部の機能を実行する場合、生成される画像は、画像合成切り換え部120の具備する専用のハードウェアにおいて生成されるものと同等の品質とはならない。
【0017】
したがって、例えば、複数設けられた特殊効果処理部130に対して、画像合成切り換え部120より画像信号が供給され、各特殊効果処理部130における出力画像を合成して、画像合成切り換え部120に1つの画像信号として再び供給する場合、特殊効果処理部130に供給される画像の信号対には、キーソース信号300aに対してはソフトキー信号300eの生成処理が、またキーフィル信号300bに対しては生成されたソフトキー信号300eとの乗算処理が、画像合成切り換え部120においてそれぞれあらかじめ施されていることが望ましいが、画像合成切り換え部120におけるハードウェア割り当ての都合により、必ずしもそのようにできないのが現状である。
【0018】
一方、特殊効果処理部130において与えられた動作の指示によっては、画像合成切り換え部120から供給されたキーソース信号300aを使用せずに、キーフィル信号300bのみを使用する場合がある。例えば、特殊効果処理部130における合成処理の際に、画像合成切り換え部120からのキーソース信号300aを使用せずに、特殊効果処理部130において生成した、キーソース信号300aに相当する幾何学状の信号を使用する場合がある。このような場合、画像合成切り換え部120において、ソフトキー信号300eとの乗算処理が施された画像信号が特殊効果処理部130に供給されることは、好ましくない。
【0019】
このような事情から、画像合成切り換え部120より特殊効果処理部130に対して供給される画像の信号対では、ソフトキー信号300eの生成処理とこのソフトキー信号300eによる乗算処理とがともに行われている場合と、そうでない場合とがあり得る。しかし、従来では、画像合成切り換え部120より供給される画像の信号対に対して、このような処理があらかじめ施されているか否かを、特殊効果処理部130において検知する手段はなく、特殊効果処理部130では、入力した画像の信号対に対して、ソフトキー信号300eの生成処理およびソフトキー信号300eと画像信号との乗算処理のそれぞれを施すか否かが画一的に設定されていた。
【0020】
このため、画像合成切り換え部120と特殊効果処理部130との動作を連動させることができずに、例えば、いずれにおいてもソフトキー信号300eの生成処理および画像信号との乗算処理が行われないために、合成された境界部の不自然な画像が出力されたり、あるいは、両方においてこのような処理が行われて、合成された画像の境界部の混合割合が過剰になだらかとなり、ぼやけて不自然な画像となってしまう場合があった。また、画像合成切り換え部120において、ソフトエッジ画像生成処理を行うことが可能である場合にも、それを利用しないで品質の悪い画像を出力してしまう等、画像合成切り換え部120におけるハードウェアが有効に利用されていなかった。
【0021】
また、上述したように、画像合成切り換え部120は、複数の入力バス112から任意に選択した画像信号を特殊効果処理部130に対して出力し、この画像信号に各種の特殊効果処理が施されるが、このとき、特殊効果処理部130が同じ動作をしても、画像信号の供給元となる入力バス112の選択により、最終的に出力される画像が異なる。したがって、画像合成切り換え部120または特殊効果処理部130のいずれにおいて、ソフトエッジ処理を伴う画像合成が行われる場合でも、これらの動作を連動させるためには、上述したソフトエッジ画像生成処理のハードウェア割り当てとともに、特殊効果処理部130に対する入力バス112の選択動作の正確な連動が不可欠となる。
【0022】
さらに、複数の入力バス112による画像信号を、それぞれ別の特殊効果処理部130に対して供給してソフトエッジ処理を伴う合成処理を行うような場合では、各特殊効果処理部130へ供給のための入力バス112の選択に加え、使用する特殊効果処理部130の数についても、ソフトエッジ画像生成処理のハードウェア割り当てに応じて正確に指定する必要がある。
【0023】
しかし、従来では、このような入力バス112の指定は、画像合成切り換え部120および特殊効果処理部130における動作の指定や、上記のソフトキー信号300eの生成処理および画像信号との乗算処理に対するハードウェア割り当ての指定とは別に行う必要があり、これらの動作を連動させることは容易でなく、複雑な操作が必要となっていた。
【0024】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ソフトエッジ処理のためのハードウェアを効率的に運用して、ソフトエッジ処理の欠落や二重処理を防止し、正確な動作により高品質な画像の生成を可能にする画像切り換え装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、複数の入力画像信号に対して、拡大縮小等の特殊効果処理を伴う切り換え出力を行うことが可能な画像切り換え装置において、入力された画像に対して前記特殊効果処理を施すとともに、前記特殊効果処理を施した画像を他の入力画像と合成することが可能な複数の特殊効果処理部と、キーソース信号および複数の画像信号が入力される複数の入力バス、前記入力バスからの前記キーソース信号における信号レベルの変化点をなだらかに傾斜させたソフトキー信号を生成するソフトキー生成手段、生成された前記ソフトキー信号と前記入力バスからの一方の入力画像信号とを乗算するキー乗算手段、生成された前記ソフトキー信号を反転させるキー反転手段、前記キー反転手段による反転信号と前記入力バスからの他方の入力画像信号とを乗算する反転キー乗算手段、および、前記キー乗算手段と前記反転キー乗算手段とによる各出力信号を加算する信号加算手段を具備してソフトエッジ処理を伴う合成処理を行うソフトエッジ処理手段が設けられ、前記ソフトエッジ処理手段によって出力される画像を含む前記入力バスからの入力画像信号と、前記入力バスからの入力画像信号のうちの任意の1つまたは複数の選択画像信号および対応する前記キーソース信号または前記ソフトキー信号が所定の前記特殊効果処理部に出力され、前記特殊効果処理部において所定の処理が施されて再び入力される画像信号および対応する前記キーソース信号とを用いて、表示切り換え処理および合成処理を行うことが可能な1つまたは複数の画像合成切り換え部と、外部からの複数の画像信号および前記キーソース信号を受ける複数の入力ラインのそれぞれを、前記複数の入力バスのいずれかに接続する入力接続部と、前記1つまたは複数の画像合成切り換え部からの前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号や、前記複数の特殊効果処理部からの出力画像信号を、所定の前記画像合成切り換え部の入力または所定の前記特殊効果処理部に出力する接続切り換え部と、を有し、前記画像合成切り換え部および前記特殊効果処理部のそれぞれにおける処理の種類および動作遷移について一体にあらかじめ設定された処理パターンと、前記画像合成切り換え部および前記特殊効果処理部における前記処理パターンによる処理の進行比率とを指定することにより、前記画像合成切り換え部における前記表示切り換え処理および前記合成処理と前記ソフトエッジ処理手段の動作が制御され、前記処理パターンの指定に基づいて、動作に必要な数の前記特殊効果処理部が割り当てられ、割り当てられた前記特殊効果処理部に対して前記処理パターンおよび前記進行比率が指定されてこれらに応じた処理が実行され、前記特殊効果処理部の割り当てにしたがって前記接続切り換え部における入出力の接続動作が制御されるとともに、指定された前記処理パターンに応じて、前記画像合成切り換え部における前記ソフトエッジ処理手段の使用割り当てが行われ、前記使用割り当てに応じて、前記特殊効果処理部に対して前記画像合成切り換え部から出力される前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号がそれぞれ前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理を受けているか否かを示す処理通知情報が前記特殊効果処理部に対して送出されることを特徴とする画像切り換え装置が提供される。
【0026】
このような画像切り換え装置では、特殊効果処理部において、画像合成切り換え部から供給された選択画像信号および対応するキーソース信号を用いて、ソフトエッジ処理を伴う合成処理が行われる場合に、供給された画像信号および対応するキーソース信号がそれぞれ、ソフトキー生成手段およびキー乗算手段による処理を受けているか否かを示す処理通知情報が、画像合成切り換え部におけるソフトエッジ処理手段の使用割り当てに応じて生成されて特殊効果処理部に供給される。特殊効果処理部は、供給された処理通知情報に基づいて、前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理と同等の処理を、入力された選択画像信号および対応するキーソース信号に対して実行するか否かを判断することが可能となるため、ソフトエッジ処理の一部の重複や欠落が防止され、特殊効果処理部と、選択画像信号の供給元の画像合成切り換え部との動作を正確に連動させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1に、本発明の画像切り換え装置の概略構成例を示す。
【0028】
図1に示す画像切り換え装置1は、入力される複数の画像信号に対する出力の切り換え処理および合成処理を行う複数の画像合成切り換え部2aおよび2bと、これらの画像合成切り換え部2aおよび2bのそれぞれの入力バスに対して、外部からの入力画像信号を選択して接続する入力接続部3aおよび3bと、画像合成切り換え部2aおよび2bからの画像信号に対して各種の特殊効果を与える複数の特殊効果処理部4aおよび4bと、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける特殊効果処理部4aおよび4bへの入出力と、特殊効果処理部4aおよび4bにおける入出力との接続切り換え処理を行う接続切り換え部5と、入力制御信号Cに基づいて画像合成切り換え部2aおよび2bの動作を制御する合成切り換え制御部6と、入力制御信号Cに基づいて特殊効果処理部4aおよび4bを割り当てて制御するとともに、接続切り換え部5における動作を制御する割り当て管理部7と、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける出力切り換え処理および合成処理に対する操作入力等を行うための切り換え操作入力部8と、特殊効果処理部4aおよび4bにおける特殊効果処理の処理パターンを設定するための特殊効果設定部9によって構成される。
【0029】
この画像切り換え装置1では、各画像合成切り換え部2aおよび2bと、任意の特殊効果処理部4aおよび4bとを組み合わせて、特殊効果処理を伴う入力画像の切り換え処理や合成処理を実現することが可能である。また、複数の特殊効果処理部4aおよび4bは、各画像合成切り換え部2aおよび2bのどれによって使用されることも可能となっている。なお、図1では例として2つの画像合成切り換え部2aおよび2bが設けられているが、これに限らず任意の数だけ設けられてもよく、この数に応じて入力接続部3aおよび3bが設けられる。また、2つの特殊効果処理部4aおよび4bが設けられているが、これより多く設けられてもよい。
【0030】
画像合成切り換え部2aおよび2bは、入力接続部3aおよび3bから複数の画像信号を受けて、出力する画像を切り換える機能および合成出力する機能を有する。この画像の切り換えおよび合成出力機能としては、通常の画像合成出力処理の他に例えば、一方の画像上の空白部に他方の画像をはめ込むことで、一方の画像上に他方の画像を重ねて表示するキーイング合成処理や、元の画像と新たな画像との境界が、画面の一方から他方へ移動しながら画像が切り換えられていくワイプ処理等が可能となっている。また、キーイング合成処理やワイプ処理等の合成処理の際に、画像の境界領域において互いの画像信号の混合比をなだらかに変化させて自然な合成画面を生成するソフトエッジ処理を行う機能を具備している。
【0031】
また、各画像合成切り換え部2aおよび2bから出力された画像信号は、例えば外部の放送出力用機器やビデオ記録装置等に送出される。これとともに、画像合成切り換え部2aおよび2bは、入力を選択した画像信号の中から任意のものを、特殊効果処理部4aまたは4bに対して出力する機能を有し、またこの画像信号に対して特殊効果処理部4aまたは4bで種々の特殊効果処理が施され、出力された画像信号の入力を受けて、この画像信号を用いて画像切り換え処理や合成処理を行い、外部に出力することが可能となっている。
【0032】
この画像合成切り換え部2aおよび2bでは、あらかじめ設定された処理パターンにしたがって、所定の画像切り換え処理および合成処理が行われる。処理パターンでは、例えばワイプ機能を用いて画像を切り換えるか、あるいはキーイング合成を用いて切り換えるか、あるいは合成する比率を変化させて切り換えるか等、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける処理動作の種類が指定されるだけでなく、元の画像と新たな画像との境界位置や合成比率等が時間経過とともにどのように移動して画像が切り換えられるかといった、その処理動作の遷移状況について指定する情報が含まれる。また、この処理パターンによって指定された処理動作の進行の度合いは、処理パターンが指定された初期状態を0%とし、この指定された処理パターンにしたがった画像切り換え処理や合成処理が徐々に進行して、処理動作が終了した状態を100%とみなす進行比率という概念で与えられる。画像合成切り換え部2aおよび2bでは、合成切り換え制御部6によって処理パターンや進行比率が制御されることによって、所定の画像切り換え処理および合成処理が進行する。
【0033】
また、画像合成切り換え部2aおよび2bにおいて、入力された画像信号と、特殊効果処理部4aまたは4bに対する出力との接続は、処理パターンに対応した接続パターンとしてあらかじめ設定され、後述するように、合成切り換え制御部6によってこの接続パターンが指定されることにより、所定の接続切り換え処理が行われる。なお、画像合成切り換え部2aおよび2bの内部構造の詳細については後述する。
【0034】
入力接続部3aおよび3bは、外部より入力される複数の画像信号を選択して、各画像合成切り換え部2aおよび2bに対して供給する。このために、入力接続部3aおよび3bは、例えば、画像信号が入力される入力ラインを、画像合成切り換え部2aおよび2bへの入力バスのいずれかに対して任意に選択して接続することが可能なマトリクススイッチを具備している。
【0035】
ここで、図2に入力接続部3aの内部構造例を示す。なお、入力接続部3aおよび3bは同じ内部構成を有するため、ここでは例として入力接続部3aについて説明する。
【0036】
入力接続部3aは、外部からの複数の画像信号が入力される入力ライン31a〜31iのそれぞれを、画像合成切り換え部2aへの複数の入力バス32a〜32dのいずれかに接続させるマトリクス状の選択スイッチ群33を具備し、これによって外部からの複数の画像信号が選択されて画像合成切り換え部2aに入力される。この入力接続部3aでは、入力バス32aおよび32bには、例えばキーイング合成処理やソフトエッジ処理等のために使用される、K信号とV信号との信号対であるキーソース信号およびキーフィル信号がそれぞれ入力される。また、入力バス32cおよび32dには、V信号のみによってなる画像信号が入力される。これらの入力ライン31a〜31iと入力バス32a〜32dとの選択接続動作は、入力制御信号Cに基づいて合成切り換え制御部6により制御される。なお、入力ライン31a〜31iおよび入力バス32a〜32dが設けられる数や、入力バス32a〜32dへの入力信号の割り当ては、これに限ったことではない。
【0037】
以下、図1に戻って説明する。特殊効果処理部4aおよび4bは、画像合成切り換え部2aまたは2bから接続切り換え部5を介して入力される画像に対して、例えば拡大縮小、回転、表示位置の移動、変形、色調変化、輝度変化の強調、およびフリップ処理等の、デジタル演算を伴う各種の特殊効果処理を施す機能を有する。各特殊効果処理部4aおよび4bからの出力画像は、接続切り換え部5を介して、所定の画像合成切り換え部2aまたは2bに送出される。
【0038】
また、これに加えて特殊効果処理部4aおよび4bは、特殊効果処理を施した画像信号の出力段において、他の画像との合成処理を行って出力することが可能となっている。したがって、特殊効果処理部4aおよび4bは、特殊効果処理を施す画像信号と、この画像信号と合成する他の画像信号の例えば2つの入力を受けられるようになっている。また、特殊効果処理部4aおよび4bは、接続切り換え部5を介した画像信号の入力とは別に、外部からの画像信号の入力が受けられるように構成されてもよい。さらに、特殊効果処理部4aおよび4bは、内部において新たに画像信号を生成して、この画像信号と入力された画像信号とを合成する機能を具備してもよい。この場合、内部において生成される画像信号は、背景画像用の単色画像等が考えられる。
【0039】
これらの特殊効果処理部4aおよび4bでは、画像合成切り換え部2aおよび2bと同様に、特殊効果処理の種類やその動作遷移の情報があらかじめ設定された処理パターンが指定され、この処理パターンによる処理動作の進行比率が指定されることにより処理動作が進行する。また、特殊効果処理部4aおよび4bにおける処理パターンは、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける処理動作を指定する処理パターンに対応して設定され、画像合成切り換え部2aおよび2bと共通の進行比率の指定にしたがって処理動作を進行させることによって、特殊効果処理部4aおよび4bの処理動作を、画像合成切り換え部2aおよび2bの処理動作と連動させることが可能となっている。
【0040】
接続切り換え部5は、割り当て管理部7による制御のもとで、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける特殊効果処理部4aおよび4bに対する1つまたは複数の入出力と、特殊効果処理部4aおよび4bにおける1つまたは複数の入出力との接続切り換え処理を行う。各画像合成切り換え部2aおよび2b、および特殊効果処理部4aおよび4bから出力される画像信号は、V信号とK信号との信号対として接続切り換え部5に入力され、この信号対の組み合わせを保ったまま接続切り換え部5より出力される。また、接続切り換え部5は、例えばある特殊効果処理部4aからの出力画像信号を、他の特殊効果処理部4bに対して出力することも可能となっている。このような接続切り換え部5における接続切り換え動作は、切り換え操作入力部8より送出されて、合成切り換え制御部6を介して供給された入力制御信号Cに含まれるパターン指定情報に基づき、割り当て管理部7によって制御される。
【0041】
合成切り換え制御部6は、切り換え操作入力部8または外部のコンピュータ装置等から、パターン指定情報や進行比率指定情報を含む入力制御信号Cの供給を受け、画像合成切り換え部2aまたは2bにおける入力画像信号の選択切り換え処理や出力する画像の切り換え処理および合成処理を制御する。この合成切り換え制御部6は、入力制御信号Cの中で指定された画像合成切り換え部2aおよび2bに対して、パターン指定情報に基づく処理パターンを指定し、進行比率指定情報に基づいて、指定された処理パターンによる処理動作の進行比率を制御する。
【0042】
供給される進行比率指定情報の値は0〜100の範囲で与えられ、初期状態である0から処理動作を終了させる100までの間は、指定された画像合成切り換え部2aまたは2bにおける処理動作の進行比率が、順次供給される入力制御信号Cの進行比率指定情報の値の変化に基づいて制御される。例えば、画像合成切り換え部2aにおいて、画像の境界線を左から右へ移動することによって、元の画像と新たな画像の表示を切り換えるワイプ機能を用いた処理パターンが指定された場合、進行比率指定情報の値が徐々に増加した入力制御信号Cが順次供給されることによって、画像の境界線が左から右へ徐々に移動し、進行比率指定情報の値が100となった時点で新たな画像の表示に完全に切り換えられる。
【0043】
また、進行比率指定情報の値は、入力制御信号Cの供給につれて単に徐々に増加していくとは限らず、増減を繰り返して指定されてもよい。例えば、ワイプ機能を用いた処理パターンの動作中に進行比率指定情報の値が増減された場合は、供給された進行比率指定情報の値が減少した時点で、画像の境界線の移動方向が逆方向に切り換えられる。逆に、供給される進行比率指定情報が一定の傾きで増加した場合でも、処理動作の進行に伴う画像変化が常に一定となるとは限らない。例えば、処理動作の遷移と進行比率との関係を数式で定義して、処理パターンとしてあらかじめ設定されてもよい。
【0044】
さらに、合成切り換え制御部6は、上記の画像合成切り換え部2aおよび2bにおける画像切り換え処理および合成処理の制御とともに、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける画像信号の入力と、各特殊効果処理部4aおよび4bに対する出力との接続処理を制御する。このような接続処理について、合成切り換え制御部6は、処理パターンに対応した接続パターンとして記憶し、処理パターンが指定されることによって、これに対応する接続パターンに基づく画像合成切り換え部2aおよび2bにおける接続処理制御を行う。また、このような接続処理制御とともに、合成切り換え制御部6は、後述するように、処理パターンの指定に基づいて、画像合成切り換え部2aおよび2bにおけるソフトエッジ処理用のハードウェアに対する使用割り当てを行うとともに、この処理パターンによって使用する特殊効果処理部4aおよび4bの数や、ソフトエッジ処理に関する情報を、割り当て管理部7を介して特殊効果処理部4aまたは4bに対して通知する。
【0045】
切り換え操作入力部8では、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける処理パターンの内容の設定が行われるとともに、画像切り換え装置1の動作に対する制御操作が行われる。この切り換え操作入力部8は、例えば、画像合成切り換え部2aおよび2bにおける処理パターンや接続パターンの設定を行うためのボタンスイッチ等を具備し、これにより、画像切り換え部2aおよび2bにおいて行われる出力画像の切り換え処理および合成処理の種類や動作遷移、特殊効果処理部4aまたは4bに対して出力する画像信号の接続処理等のパラメータが、処理パターンおよび接続パターンごとに設定される。また、画像切り換え装置1の動作制御のためには、処理パターンの番号の指定を行うためのテンキー等のボタンスイッチや、進行比率の値の指定を行うためのフェーダレバー等が設けられ、これらによりパターン指定情報および進行比率指定情報が生成されて、入力制御信号Cとして合成切り換え制御部6に対して出力される。
【0046】
割り当て管理部7は、合成切り換え制御部6からの通知により、必要な数の特殊効果処理部4aおよび4bを、各画像合成切り換え部2aおよび2bに対して割り当てる。また、割り当て管理部7には、切り換え操作入力部8から出力された入力制御信号Cが、合成切り換え制御部6を介して供給される。割り当て管理部7は、割り当てた特殊効果処理部4aまたは4bに対して、該当するパターン指定情報および進行比率情報を転送する。また、これとともに、割り当て管理部7は、接続切り換え部5における画像合成切り換え部2aおよび2bと特殊効果処理部4aおよび4bとの入出力の接続動作を制御する。この制御によって、画像合成切り換え部2aおよび2bと特殊効果処理部4aおよび4bとの入出力が対応するように接続されて、各部における処理動作を連動させることが可能となるとともに、複数の特殊効果処理部4aおよび4bを、複数の画像合成切り換え部2aおよび2bによって共用することが可能となる。
【0047】
特殊効果設定部9では、特殊効果処理部4aおよび4bにおける処理パターンの内容の設定が行われる。この特殊効果設定部9では、例えば、この処理パターンの設定を行うためのボタンスイッチ等を具備し、これにより、特殊効果処理部4aおよび4bにおいて行われる特殊効果処理の種類や動作遷移等のパラメータが、処理パターンごとに設定される。また、切り換え操作入力部8からのパターン指定情報および進行比率指定情報とは別に、専用の制御コマンドを生成して特殊効果処理部4aおよび4bに出力することにより、各特殊効果処理部4aおよび4bにおける処理動作の制御を可能にしてもよい。
【0048】
以上の画像切り換え装置1では、画像合成切り換え部2aおよび2bと特殊効果処理部4aおよび4bに対して供給される共通の制御情報、すなわちパターン指定情報および進行比率指定情報に基づいて処理動作が行われるので、特殊効果処理部4aおよび4bにおける処理動作と画像合成切り換え部2aおよび2bにおける処理動作を連動させることが可能となっている。この入力制御信号Cは、画像切り換え装置1の動作の制御操作を行う切り換え操作入力部8より供給されるが、この他に例えば、入力制御信号Cを自動的に生成するプログラムを実行するコンピュータ装置等から供給されてもよい。
【0049】
次に、上記の画像切り換え装置1において、ソフトエッジ処理を伴う画像合成が行われる際の動作について説明する。ソフトエッジ処理は、キーイング合成処理やワイプ処理等の合成処理において、合成する2つの画像の境界部分のある幅領域で、一方の画像と他方の画像の混合比率を徐々に変化させることにより、境界がなだらかで自然な印象の合成画像を生成する処理である。ソフトエッジ処理をデジタル回路により実現する場合は、例えば、背景画像上に重畳する画像のキーソース信号に対して、画像の表示領域の境界部における信号レベルをなだらかに増減させたソフトキー信号を生成し、このソフトキー信号と重畳する画像のキーフィル信号とを乗算した画像信号と、ソフトキー信号を反転した信号と背景画像のV信号とを乗算した画像信号とを加算して合成する。このようなソフトエッジ処理の機能を有するハードウェアは、通常画像合成切り換え部2aおよび2bに設けられる。
【0050】
ここで、図3にソフトエッジ処理機能を具備する画像合成切り換え部2aの第1の内部構造例を示す。なお、画像合成切り換え部2aおよび2bは同じ内部構成を有するため、ここでは例として画像合成切り換え部2aについて説明する。
【0051】
図3に示すように、画像合成切り換え部2aにおける画像の処理ブロックは、ソフトエッジ処理の一部を行うソフトエッジ処理部21および22と、画像の合成処理を行う合成処理部23および24と、ワイプ処理用のキーソース信号を発生させるワイプキー発生部25によって構成される。
【0052】
この画像合成切り換え部2aには、例として4つの入力バス32a〜32dが設けられ、それぞれが入力接続部3aに接続されている。すなわち、入力接続部3aにおける入力ライン31a〜31iによる任意の画像信号を、各入力バス32a〜32dに対して入力することができるようになっている。ここで、画像合成切り換え部2aでは、入力バス32aおよび32bに、K信号とV信号との信号対であるキーソース信号およびキーフィル信号がそれぞれ入力され、入力バス32cおよび32dに、V信号によってなる画像信号が入力される。
【0053】
ソフトエッジ処理部21および22は、入力されたキーソース信号からソフトキー信号を生成する処理と、合成の際に前景となる画像の信号とこのソフトキー信号とを乗算する処理と、ソフトキー信号を反転した信号と背景となる画像の信号とを乗算する処理を行う機能を有する。また、合成処理部23および24は、V信号として入力された複数の画像信号を加算する処理機能を具備する。したがって、ソフトエッジ処理部21および22と、合成処理部23および24のそれぞれとを組み合わせて用いることにより、ソフトエッジ処理を伴うキーイング合成処理を行うことが可能となっている。
【0054】
ソフトエッジ処理部21は、入力バス32a〜32dによる信号の供給を受け、入力バス32aによるキーソース信号を利用して、入力バス32b〜32dから任意の複数の画像信号を選択して、合成処理部23とともにソフトエッジ処理を伴うキーイング合成処理を行うことができる。これにより出力された画像信号は、外部の放送出力用機器やビデオ記録装置等に送出されるか、あるいはソフトエッジ処理部22に供給される。また、ワイプキー発生部25は、表示領域を徐々に変化させてワイプ処理を行うためのキーソース信号であるワイプキー信号を発生し、この信号を選択スイッチ26を介してソフトエッジ処理部21に供給する。ソフトエッジ処理部21および合成処理部23では、選択スイッチ26の選択により、入力バス32aからのキーソース信号の代わりにワイプキー発生部25からのワイプキー信号を使用することにより、入力バス32b〜32dによる画像信号を用いてソフトエッジ処理を伴うワイプ処理を行うことが可能となる。
【0055】
また、画像合成切り換え部2aでは、入力バス32a〜32dの任意の信号を、接続切り換え部5を介して特殊効果処理部4aまたは4bに対して出力することができるようになっている。この際に、入力バス32a〜32dからソフトエッジ処理部21を経由して特殊効果処理部4aまたは4bへ出力する出力バス27aと、ソフトエッジ処理部21を経由せずに直接出力するための出力バス27bとが用意され、これらの出力バス27aおよび27bによる信号は出力選択部28により選択されて、接続切り換え部5に出力される。
【0056】
出力バス27aでは、入力バス32aのキーソース信号よりソフトエッジ処理部21において生成されたソフトキー信号と、このソフトキー信号と入力バス32b〜32dのK信号とがソフトエッジ処理部21において乗算された画像信号が出力される。入力バス32b〜32dの画像信号は、選択スイッチ29aにより選択されて出力選択部28に送出される。また、出力バス27bでは、入力バス32aのキーソース信号と、入力バス32b〜32dのK信号のうち選択スイッチ29bにより選択された画像信号とが出力される。出力選択部28は、これらの画像信号の例えばいずれか一方を、V信号とK信号の信号対として、接続切り換え部5に送出する。
【0057】
なお、出力選択部28では、出力バス27aおよび27bの両方の信号を接続切り換え部5に送出してもよく、この場合は選択スイッチ29aおよび29bの状態により、各信号には異なる入力バス32a〜32dからの信号が供給されて、これらの信号をそれぞれ異なる特殊効果処理部4aおよび4bに送出することが可能となる。
【0058】
一方、特殊効果処理部4aまたは4bからは、接続切り換え部5を介して、画像信号がV信号とK信号との例えば1組の信号対として、ソフトエッジ処理部22に対して出力される。ソフトエッジ処理部22および合成処理部24では、接続切り換え部5を介して入力されたK信号を用いて、同じく入力されたV信号と、合成処理部23からの出力画像信号に対して、ソフトエッジ処理を伴うキーイング合成等の合成処理を行うことができる。これにより出力された画像信号は、外部の放送出力用機器やビデオ記録装置等に送出される。
【0059】
ところで、ソフトエッジ処理を伴うキーイング合成処理等の画像合成処理は、特殊効果処理部4aおよび4bにおいて行うことも可能である。しかし、特殊効果処理部4aおよび4bは、メモリとプロセッサを用いたデジタル演算による特殊効果処理を本来の機能としており、これを流用してソフトエッジ処理の一部の機能を実行する場合、生成される画像は、画像合成切り換え部2aの具備する専用のハードウェアにおいて生成されるものと同等の品質とはならない。したがって、画像切り換え装置1において、特殊効果処理部4aおよび4bを用いて特殊効果処理を伴う画像を生成する場合には、画像合成切り換え部2aにおける出力バス27aによって、特殊効果処理部4aまたは4bに対して画像信号を送出することが好ましい。
【0060】
しかし、画像合成切り換え部2aが備えるソフトエッジ処理を行うためのハードウェアは比較的高価であるため、多数設けることが困難なことから、このハードウェアの割り当て状況によっては、特殊効果処理部4aまたは4bに対して出力バス27bを用いて画像信号を送出し、特殊効果処理部4aまたは4bにおいてソフトエッジ処理を行わざるを得ない場合がある。
【0061】
次に、このような画像合成切り換え部2aによるソフトエッジ処理を伴う画像切り換え処理および合成処理について、具体的な動作例を挙げて説明する。
まず、第1の動作例として、ソフトエッジ処理部21を経由した画像信号が特殊効果処理部4aに出力される場合を挙げる。この例では、ソフトエッジ処理部21において、入力バス32aのキーソース信号よりソフトキー信号が生成され、このソフトキー信号と入力バス32bのキーフィル信号とが乗算され、生成されたソフトキー信号と画像信号とが、出力バス27aより出力選択部28および接続切り換え部5を介して特殊効果処理部4aに送出される。
【0062】
また、特殊効果処理部4bでは、入力バス32cまたは32d、あるいは画像合成切り換え部2bや外部装置等から背景となる画像の信号が入力されて、これに何らかの特殊効果処理が施され、この画像信号が接続切り換え部5を介して特殊効果処理部4aに送出される。特殊効果処理部4aでは、画像合成切り換え部2aからのソフトキー信号を反転した信号が生成され、この反転信号と特殊効果処理部4bからの画像信号とが乗算され、さらに出力段において、画像合成切り換え部2aからのソフトキー信号による乗算処理済みの画像信号と加算されて合成される。これにより、ソフトエッジ処理が施されたキーイング合成等の合成画像が生成され、接続切り換え部5を介して画像合成切り換え部2aに出力される。画像合成切り換え部2aでは、この合成画像の信号がソフトエッジ処理部22に入力され、このソフトエッジ処理部22および合成処理部24により、入力バス32cまたは32dからの画像信号と、合成画像信号とが合成されて、出力画像が生成される。
【0063】
次に、第2の動作例として、特殊効果処理部4aに出力される画像信号に、ソフトエッジ処理部21による処理を行うことができない場合を挙げる。この例では、選択スイッチ26の切り換えにより、ワイプキー発生部25からのワイプキー信号がソフトエッジ処理部21に供給される。ソフトエッジ処理部21では、このワイプキー信号よりソフトキー信号が生成され、このソフトキー信号に入力バス32cの画像信号が乗算され、さらに、入力バス32dの画像信号に、ソフトキー信号を反転した信号が乗算されて、これらが合成処理部23において合成される。これにより、ソフトエッジ処理を伴うワイプ処理がなされた画像が生成され、ソフトエッジ処理部22に供給される。
【0064】
一方、入力バス32aのキーソース信号と入力バス32bのキーフィル信号は、出力バス27bより出力選択部28および接続切り換え部5を介して、特殊効果処理部4aに送出される。また、特殊効果処理部4bでは、画像合成切り換え部2bや外部装置等から背景となる画像の信号が入力されて、これに何らかの特殊効果処理が施され、接続切り換え部5を介して特殊効果処理部4aに送出される。特殊効果処理部4aでは、画像合成切り換え部2aからのキーソース信号よりソフトキー信号が生成され、キーフィル信号と乗算される。また、ソフトキー信号を反転した信号が生成され、この反転信号と特殊効果処理部4bからの画像信号とが乗算され、乗算済みのキーフィル信号と出力段において合成される。これにより、ソフトエッジ処理が施されたキーイング合成等の合成画像が生成され、接続切り換え部5を介して画像合成切り換え部2aに出力される。画像合成切り換え部2aでは、この合成画像の信号がソフトエッジ処理部22に入力され、ソフトエッジ処理部22および合成処理部24により、合成処理部23からのワイプ処理が施された画像信号と、合成画像信号とが合成されて、出力画像が生成される。
【0065】
これらの第1および第2の動作例ではともに、画像合成切り換え部2aから出力された画像信号を使用して、特殊効果処理部4aにおいて合成処理が行われているが、この合成処理の際に施されるソフトエッジ処理のための動作が異なっている。すなわち、第1の動作例では、ソフトエッジ処理部21を使用して、入力バス32aのキーソース信号よりソフトキー信号が生成され、さらにこのソフトキー信号と入力バス32bのキーフィル信号とが乗算されて、乗算された画像信号とソフトキー信号とが特殊効果処理部4aに送出されている。一方、第2の動作例では、ソフトエッジ処理部21がワイプ処理のために使用されているために、キーソース信号からのソフトキー信号の生成、およびキーフィル信号との乗算処理が、信号送出先の特殊効果処理部4aにおいて行われている。
【0066】
このように、画像合成切り換え部2aおよび2bにおいて行われる処理動作によって、使用されるハードウェアの割り当てが異なることから、特殊効果処理部4aおよび4bでは、画像合成切り換え部2aまたは2bから送出された画像信号に、ソフトエッジ処理におけるすべての処理を施す必要がある場合と、そうでない場合があり得る。このため、画像切り換え装置1では、合成切り換え制御部6により、画像合成切り換え部2aおよび2bにおけるソフトエッジ処理に関わるハードウェア割り当てに応じて、特殊効果処理部4aまたは4bに送出する画像信号にソフトエッジ処理の一部が施されているか否かについて示す処理通知情報を、送出先の特殊効果処理部4aまたは4bに対して送出することで、特殊効果処理部4aおよび4bにおけるソフトエッジ処理の重複や欠落等の誤動作を防止する。
【0067】
また、ここで図4に、ソフトエッジ処理機能を具備する画像合成切り換え部の第2の内部構造例を示す。なお、図4では、接続切り換え部5に対する画像信号の送出に関係する構成要素についてのみ示しており、他の構成要素については省略している。
【0068】
図4では、画像信号を接続切り換え部5を介して特殊効果処理部4aおよび4bに送出する出力バス271において、キーソース信号とキーフィル信号(V信号)の信号対だけでなく、V信号を2系統含む画像信号を出力することが可能な画像合成切り換え部2cの例が示されている。この画像合成切り換え部2cでは、図3と同様に、入力バス32aおよび32bによってキーソース信号およびキーフィル信号がそれぞれ入力され、入力バス32cおよび32dによってV信号によりなる画像信号が入力されている。入力バス32aは、図3におけるソフトエッジ処理部21に相当するソフトエッジ処理部211と、出力バス271との双方に対して分岐されて接続されている。このうち、ソフトエッジ処理部211への伝送路では、図3におけるワイプキー発生部25に対応するワイプキー発生部251からのワイプキー信号とが、選択的に入力されるようになっている。また、出力バス271におけるK信号は、入力バス32aによる信号とソフトエッジ処理部211を経由した信号とを選択可能となっている。
【0069】
一方、入力バス32b〜32dの画像信号は、このうちのいずれか2つがそれぞれソフトエッジ処理部211と出力バス271の双方に選択的に接続される。また、ソフトエッジ処理部211からの出力される2系統のV信号は、図3における合成処理部23に対応する合成処理部231と、出力バス271とに選択的に出力される。なお、合成処理部231から出力される合成画像信号は、図3と同様に、そのまま外部に出力されるか、あるいは、ソフトエッジ処理部22に入力されて、このソフトエッジ処理部22と合成処理部24によって、特殊効果処理部4aまたは4bからの入力画像信号と合成されて、外部に出力される。
【0070】
この画像合成切り換え部2cより、画像信号を特殊効果処理部4aまたは4bに送出して合成処理を行わせる動作を考えると、例えば、出力バス271よりV信号とK信号によってなる1系統の画像信号対として出力される場合は、図3の画像合成切り換え部2aを用いた上記の第1および第2の動作例と同様に、入力バス32aのキーソース信号と、入力バス32b〜32dのいずれかのV信号よりなる画像信号のそれぞれに対し、ソフトエッジ処理部211においてソフトキー生成処理およびこのソフトキー信号との乗算処理が行われた信号が、出力バス271より送出される場合と、ワイプキー発生部251の使用により、上記のキーソース信号とV信号に対して、それぞれソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われない状態で出力バス271より送出される場合があり得る。
【0071】
また、出力バス271より2系統のV信号を含む画像信号が送出される場合の動作例としては、例えば、入力バス32aおよび32bのキーソース信号およびキーフィル信号と、入力バス32cの画像信号とが選択されて出力バス271より特殊効果処理部4aに入力され、入力バス32cによる画像上にキーフィル信号による画像がキーイング合成される例が挙げられる。この動作による合成画像に対してソフトエッジ処理が施される場合でも、入力バス32aおよび32bから出力バス271に出力される各信号には、画像合成切り換え部2cのソフトエッジ処理部211において、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われている場合と、ソフトエッジ処理部211を経由せずに出力バス271に接続されて各処理が行われない場合とがあり得る。
【0072】
したがって、図4に示す内部構造を有する画像合成切り換え部2cを用いた場合でも、この画像合成切り換え部2cより特殊効果処理部4aおよび4bに画像信号を送出して、ソフトエッジ処理を伴う合成画像を生成する際には、ソフトエッジ処理の重複や欠落等の誤動作を防止するために、処理通知情報を用いて、特殊効果処理部4aまたは4bに送出する画像信号にソフトエッジ処理の一部が施されているか否かについて、送出先の特殊効果処理部4aまたは4bに通知する必要がある。
【0073】
次に、図5に処理通知情報の送出に関わる画像切り換え装置1における通信シーケンスを示す。なお、以下の説明では例として、図3に示す内部構造を有する画像合成切り換え部2aを用いた場合について記述する。
【0074】
画像切り換え装置1における動作開始前の状態では、切り換え操作入力部8および特殊効果設定部9により、画像合成切り換え部2aおよび2bと、特殊効果処理部4aおよび4bのそれぞれにおける処理パターンの内容が設定される。このとき例えば、切り換え操作入力部8により、処理パターンごとに使用する特殊効果処理部4aおよび4bの数や、この特殊効果処理部4aおよび4bのそれぞれに対して送出する画像信号およびキーソース信号の各出力元の入力バス等についても設定され、合成切り換え制御部6において記憶される。
【0075】
T501のタイミングにおいて、画像切り換え装置1の処理動作が開始され、切り換え操作入力部8よりパターン指定情報を含む入力制御信号Cが、合成切り換え制御部6に対して送出されると、合成切り換え制御部6は、例えば画像合成切り換え部2aにおける処理パターンを設定するとともに、指定された処理パターンによって使用される特殊効果処理部4aおよび4bの数を検知して、この数だけの特殊効果処理部4aおよび4bを、画像合成切り換え部2aに対して割り当てるように、割り当て管理部7に対して要求する。割り当て管理部7は、この要求に応じて所定の数の特殊効果処理部4aおよび4bの割り当て処理を行い、この処理が正常に終了した時点で、割り当て完了を通知する。
【0076】
T502のタイミングにおいて、合成切り換え制御部6は、割り当て完了の通知を受けると、割り当て管理部7に対して、指定された処理パターンを通知する。このとき、合成切り換え制御部6は、画像合成切り換え部2aに対し、割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bに対する信号について、各出力元の入力バスの接続制御を行う。また、割り当て管理部7は、指定された処理パターンの番号を、割り当てた特殊効果処理部4aおよび4bに通知するともに、指定された処理パターンより、割り当てた特殊効果処理部4aおよび4bに対して、画像合成切り換え部2aおよび2bや他の特殊効果処理部4aおよび4bから供給される画像信号のチャンネルを特定し、この特定の基づいて接続切り換え部5における入出力の接続切り換え動作を制御し、また特定したチャンネルについて、割り当てた特殊効果処理部4aおよび4bに通知する。このように、合成切り換え制御部6および割り当て管理部7のそれぞれによって、画像合成切り換え部2aと割り当てた特殊効果処理部4aおよび4bとの画像信号の入出力、あるいは特殊効果処理部4aおよび4b同士の入出力が正しく接続されるように制御される。
【0077】
また、T503のタイミングにおいて、切り換え制御部6は、指定された処理パターンに応じて、画像合成切り換え部2aにおけるソフトエッジ処理に関するハードウェア割り当てを行い、特殊効果処理部4aに対して画像信号を送出するチャンネルにおいて、ソフトエッジ処理のソフトキー生成処理およびソフトキー信号と画像信号との乗算処理が、画像合成切り換え部2aの例えばソフトエッジ処理部21において実行されるか否かを判断し、この判断に基づいて処理通知情報を出力する。割り当て管理部7は、該当する特殊効果処理部4aに対して、供給された処理通知情報を転送する。特殊効果処理部4aは、この処理通知情報に基づき、入力画像信号にソフトキー生成処理およびソフトキー信号と画像信号との乗算処理が行われている場合は、これらの処理を行わず、またすでに処理が行われている場合はこれらの処理を行わないように、自身の処理について設定する。
【0078】
この後、T504のタイミングにおいて、切り換え操作入力部8より進行比率指定情報を含む制御信号が送出され、合成切り換え制御部6は、指定された進行比率の増減に応じて画像合成切り換え部2aにおける処理パターンによる処理動作を制御するとともに、進行比率指定情報を割り当て管理部7を介して、割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bに送出する。特殊効果処理部4aおよび4bでは、指定された進行比率の増減に応じて処理パターンによる処理動作が進行する。
【0079】
このように、画像切り換え装置1では、画像合成切り換え部2aおよびこれに割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bに対する処理パターンの指定から、進行比率の指定による処理動作の開始までに、画像合成切り換え部2aにおけるソフトエッジ処理に関するハードウェア割り当てが行われ、特殊効果処理部4aまたは4bに対して画像信号を送出するチャンネルにおいて、ソフトエッジ処理のソフトキー生成処理およびソフトキー信号と画像信号との乗算処理が、ソフトエッジ処理部21において実行されるか否かが判断されて、この判断に応じて生成された処理通知情報が、該当する特殊効果処理部4aまたは4bに送出される。この処理通知情報により、特殊効果処理部4aまたは4bは、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理を、入力されたK信号およびV信号の画像信号にあらためて実行する必要があるか否かを判断することが可能となるため、生成される合成画像におけるソフトエッジ処理の一部の重複や欠落が防止され、生成画像の品質を保つことができる。
【0080】
次に、合成切り換え制御部6における処理を詳しく説明する。合成切り換え制御部6は、メモリやプロセッサによって構成され、切り換え操作入力部8からの通信を受け、処理パターンや進行比率の受信とともに、画像合成切り換え部2aにおけるソフトエッジ処理のハードウェア割り当てや、信号の入出力に対する接続管理を行う。このために、合成切り換え制御部6は、画像合成切り換え部2aにおける入出力の接続をパターン化して接続パターンとして記憶し、この接続パターンを処理パターンに対応させることによって、処理パターンに連動した入出力の接続管理を行っている。
【0081】
ここで、図6に処理パターンと接続パターンとを対応づけるパターン接続テーブルを示し、図7に接続パターンごとの接続指定内容を記述した接続指定テーブルを示す。
【0082】
図6に示すパターン接続テーブル61は、接続パターンの番号を処理パターンの番号に対応させて記憶しており、合成切り換え制御部6において格納される。合成切り換え制御部6は、切り換え操作入力部8により処理パターンが指定されると、このパターン接続テーブル61を参照して、対応する接続パターンの番号を検知し、図7に示す接続指定テーブル62を参照して、指定された接続パターンに応じて画像合成切り換え部2aにおける入出力の接続動作を制御する。
【0083】
また、接続指定テーブル62には、図7に示すように、接続パターン番号に対応させて、使用する特殊効果処理部4aおよび4bの数と、各特殊効果処理部4aまたは4bに対して送出する画像信号の出力元の入力バス32a〜32dの番号と、指定した各入力バス32a〜32dによる出力信号に対して、ソフトエッジ処理のソフトキー生成処理またはソフトキー信号との乗算処理を行うように設定されているかを示す処理設定情報とが記述されている。特殊効果処理部4aおよび4bに送出する画像信号の出力元の指定では、送出先の特殊効果処理部4aおよび4bにおける複数の入力に対する出力バスを特定できるように、例えば2つの出力バスに対して、第1の出力元の入力バス(図7では第1元バスと表記)、第2の出力元の入力バス(図7では第2元バスと表記)として記述している。例えば、1つの特殊効果処理部4aにおいても、合成処理を行うために2系統の入力が用意されている場合があるため、上記のような出力元の入力バスの指定を行うことにより、どちらの入力に対して画像信号を送出するのかを正確に指定することが可能となる。なお、図7において、出力元の入力バスの番号は、入力バス32aおよび32bによる信号対が「キーフィル/キーソース」、入力バス32cが「A」、入力バス32dが「B」に対応している。
【0084】
また、処理設定情報は、指定された出力元の入力バスによって各出力バスに出力された画像信号によって、送出先の特殊効果処理部4aまたは4bにおいて生成された画像には、ソフトエッジ処理を行うように設定するか否かを、接続パターンごとに示す情報であり、この処理設定情報がオンにされた場合は、送出元の画像合成切り換え部2a、あるいは送出先の特殊効果処理部4aまたは4bのいずれかにおいて、ソフトエッジ処理のソフトキー生成処理またはソフトキー信号との乗算処理が行われるように設定されていることを示している。
【0085】
これらのパターン接続テーブル61および接続指定テーブル62の内容は、切り換え操作入力部8により任意に設定することが可能である。例えば、まず、切り換え操作入力部8において、画像合成切り換え部2aにおける処理パターンの内容の設定を行い、特殊効果設定部9において、特殊効果処理部4aおよび4bの処理パターンの内容を設定する。この後、設定された処理パターンごとに、所望の入力バス32a〜32dによる画像信号が、特殊効果処理部4aまたは4bの所望の入力に対して出力されるように、切り換え操作入力部8によってパターン接続テーブル61および接続指定テーブル62の内容が設定される。
【0086】
次に、図8に合成切り換え制御部6の処理のフローチャートを示す。
ステップS801において、合成切り換え制御部6は、切り換え操作入力部8からの入力制御信号Cにより、パターン指定情報を受信する。ステップS802において、パターン接続テーブル61を参照して、指定された処理パターンに対応する接続パターンを検知し、接続指定テーブル62を参照して、この接続パターンにおいて使用される特殊効果処理部4aおよび4bの数を検知して、この数だけの特殊効果処理部4aおよび4bを、動作する例えば画像合成切り換え部2aに対して割り当てるように、割り当て管理部7に対して要求する。ステップS803において、割り当て管理部7からの応答によって、特殊効果処理部4aおよび4bの割り当てが正常に行われたか否かを判別し、正常に行われなかった場合は、ステップS804に進み、ステップS804において、切り換え操作入力部8に対してエラーを出力して、指定された処理パターンによる処理動作を終了する。また、割り当てが正常の場合はステップS805に進む。
【0087】
ステップS805において、接続指定テーブル62より指定された接続パターンの内容を参照して、画像合成切り換え部2aに対して、特殊効果処理部4aまたは4bに対する各出力バスに、所望の出力元の入力バスを接続させる。ステップS806において、割り当て管理部7を介して、割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bに対してパターン指定情報を転送し、指定された処理パターンの番号を通知する。
【0088】
ステップS807において、指定された処理パターンに応じて、画像合成切り換え部2aにおけるソフトエッジ処理に関するハードウェア割り当てを行う。これにより、特殊効果処理部4aにまたは4bの入力に接続された出力バスが、ソフトエッジ処理部21を経由して、この出力バスの画像信号にソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われるか否かが決定される。このことは、特殊効果処理部4aまたは4bへの出力が、例えば、画像合成切り換え部2aにおける出力バス27aおよび27bのいずれかによって行われるかによって示される。
【0089】
ステップS808において、ステップS807におけるハードウェア割り当ての結果と、接続指定テーブル62による出力元バスの接続状況により、割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bの各入力に対する出力バスの画像信号に、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われるか否かを判別する。ステップS809において、ステップS807の判別結果に基づき、該当する特殊効果処理部4aまたは4bに対して、割り当て管理部7を介して処理通知情報を送出する。
【0090】
以上のステップS807〜S809は、割り当てられた特殊効果処理部4aおよび4bへの各チャンネルに対して繰り返し行われる。また、ステップS809において、接続指定テーブル62に処理設定情報が記述されている場合は、この処理設定情報がオンになっている出力元バスを検出して、この出力元バスが接続された特殊効果処理部4aまたは4bの入力を指定して割り当て管理部7に通知することにより、合成処理を行う特定の特殊効果処理部4aまたは4bに対して、処理通知情報を送出するようにしてもよい。以上のステップS807〜S809による処理の後、切り換え操作入力部8から進行比率指定情報を受信し、画像合成切り換え部2aにおける指定された処理パターンによる処理動作を制御するとともに、進行比率指定情報を割り当て管理部7を介して、割り当てた特殊効果処理部4aおよび4bに対して送出する。
【0091】
以上の処理により、画像合成切り換え部2cでは、処理パターンが指定されることで、特殊効果処理部4aまたは4bに送出される画像信号の出力元の入力バスが自動的に設定され、ソフトエッジ処理に関するハードウェア割り当てが行われるとともに、ハードウェア割り当ての状況に応じて、画像信号の送出先の特殊効果処理部4aおよび4bに対して処理通知情報が送出される。
【0092】
次に、図9に特殊効果処理部4aにおける処理のフローチャートを示す。
ステップS901において、特殊効果処理部4aは、割り当て管理部7によって例えば画像合成切り換え部2aに対して割り当てられ、この割り当て管理部7を介して合成切り換え制御部6よりパターン指定情報を受信して、自身の動作する処理パターンを記憶する。ステップS902において、合成切り換え制御部6から出力された処理通知情報を受信する。ステップS903において、指定された処理パターンにより、入力された画像信号に対して合成処理を行うか否かを判断し、合成処理を行う場合はステップS904に進む。また、合成処理を行わない場合は、この後のすべてのステップの処理を行わない。
【0093】
ステップS904において、受信した処理通知情報により、入力された画像信号が、送出元の画像合成切り換え部2aにおいて、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われるか否かを判断し、これらの処理がすでに行われている場合はステップS905に進む。ステップS905において、入力画像信号に対する合成処理の際に、特殊効果処理部4a自身では、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理を行わない設定として、これを記憶する。また、入力画像信号にこれらの処理が行われていない場合は、ステップS906に進み、ステップS906において、入力画像信号の合成処理の際に、特殊効果処理部4aの処理によってソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理を行う設定として、これを記憶する。以上の処理の後、割り当て管理部7を介して合成切り換え制御部6からの進行比率指定情報を受信し、指定された進行比率に応じて、処理パターンによる処理動作を進行させる。
【0094】
このような処理によって、特殊効果処理部4aは、入力された画像信号を用いてソフトエッジ処理を伴う合成処理を行う処理パターンが設定された場合に、処理通知情報を受信することにより、画像合成切り換え部2aからの入力画像信号に、ソフトキー生成処理およびソフトキー信号との乗算処理が行われるか否かを判別することが可能になるので、この判別に基づいて合成処理を実行することにより、生成される合成画像におけるソフトエッジ処理の一部の重複や欠落が防止されて、不自然な画像や、意図に反してソフトエッジ処理が施されない画像が生成されることがなくなる。
【0095】
また、合成切り換え制御部6におけるパターン接続テーブル61および接続指定テーブル62を利用した、画像合成切り換え部2aにおける入出力の接続制御やハードウェア割り当て処理と併用されることにより、処理パターンの指定操作のみを行うことによって、画像合成切り換え部2aにおける動作と、使用する特殊効果処理部4aおよび4bにおける動作を連動させることが可能となり、特に特殊効果処理部4aまたは4bにおいてソフトエッジ処理を伴う合成処理が行われる場合に、あらかじめ設定した通りの画像生成動作を容易な操作によって実現することが可能となる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像切り換え装置では、特殊効果処理部において、画像合成切り換え部から供給された選択画像信号および対応するキーソース信号を用いて、ソフトエッジ処理を伴う合成処理が行われる場合に、供給された画像信号および対応するキーソース信号がそれぞれ、ソフトキー生成手段およびキー乗算手段による処理を受けているか否かを示す処理通知情報が、画像合成切り換え部におけるソフトエッジ処理手段の使用割り当てに応じて生成されて特殊効果処理部に供給される。特殊効果処理部は、供給された処理通知情報に基づいて、前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理と同等の処理を、入力された選択画像信号および対応するキーソース信号に対して実行するか否かを判断することが可能となるため、ソフトエッジ処理の一部の重複や欠落が防止され、特殊効果処理部と、選択画像信号の供給元の画像合成切り換え部との動作を正確に連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像切り換え装置の概略構成例を示す図である。
【図2】入力接続部の内部構造例を示す図である。
【図3】ソフトエッジ処理機能を具備する画像合成切り換え部の第1の内部構造例を示す図である。
【図4】ソフトエッジ処理機能を具備する画像合成切り換え部の第2の内部構造例を示す図である。
【図5】処理通知情報の送出に関わる画像切り換え装置における通信シーケンスを示す図である。
【図6】処理パターンと接続パターンとを対応づけるパターン接続テーブルを示す図である。
【図7】接続パターンごとの接続内容を記述した接続内容テーブルを示す図である。
【図8】合成切り換え制御部の処理を示すフローチャートである。
【図9】特殊効果処理部における処理を示すフローチャートである。
【図10】従来の画像切り換え装置の概略構成例を示す図である。
【図11】ソフトエッジ処理を行うためのデジタル回路の構成例を示す図である。
【図12】ソフトキー信号の生成について説明するための図である。
【符号の説明】
1……画像切り換え装置、2a、2b……画像合成切り換え部、3a、3b……入力接続部、4a、4b……特殊効果処理部、5……接続切り換え部、6……合成切り換え制御部、7……割り当て管理部、8……切り換え操作入力部、9……特殊効果設定部、21、22……ソフトエッジ処理部、23、24……合成処理部、25……ワイプキー発生部、26……選択スイッチ、27a、27b……出力バス、28……出力選択部、29a、29b……選択スイッチ、31a〜31i……入力ライン、32a〜32d……入力バス、33……選択スイッチ群

Claims (8)

  1. 複数の入力画像信号に対して、拡大縮小等の特殊効果処理を伴う切り換え出力を行うことが可能な画像切り換え装置において、
    入力された画像に対して前記特殊効果処理を施すとともに、前記特殊効果処理を施した画像を他の入力画像と合成することが可能な複数の特殊効果処理部と、
    キーソース信号および複数の画像信号が入力される複数の入力バス、前記入力バスからの前記キーソース信号における信号レベルの変化点をなだらかに傾斜させたソフトキー信号を生成するソフトキー生成手段、生成された前記ソフトキー信号と前記入力バスからの一方の入力画像信号とを乗算するキー乗算手段、生成された前記ソフトキー信号を反転させるキー反転手段、前記キー反転手段による反転信号と前記入力バスからの他方の入力画像信号とを乗算する反転キー乗算手段、および、前記キー乗算手段と前記反転キー乗算手段とによる各出力信号を加算する信号加算手段を具備してソフトエッジ処理を伴う合成処理を行うソフトエッジ処理手段が設けられ、前記ソフトエッジ処理手段によって出力される画像を含む前記入力バスからの入力画像信号と、前記入力バスからの入力画像信号のうちの任意の1つまたは複数の選択画像信号および対応する前記キーソース信号または前記ソフトキー信号が所定の前記特殊効果処理部に出力され、前記特殊効果処理部において所定の処理が施されて再び入力される画像信号および対応する前記キーソース信号とを用いて、表示切り換え処理および合成処理を行うことが可能な1つまたは複数の画像合成切り換え部と、
    外部からの複数の画像信号および前記キーソース信号を受ける複数の入力ラインのそれぞれを、前記複数の入力バスのいずれかに接続する入力接続部と、
    前記1つまたは複数の画像合成切り換え部からの前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号や、前記複数の特殊効果処理部からの出力画像信号を、所定の前記画像合成切り換え部の入力または所定の前記特殊効果処理部に出力する接続切り換え部と、
    を有し、前記画像合成切り換え部および前記特殊効果処理部のそれぞれにおける処理の種類および動作遷移について一体にあらかじめ設定された処理パターンと、前記画像合成切り換え部および前記特殊効果処理部における前記処理パターンによる処理の進行比率とを指定することにより、前記画像合成切り換え部における前記表示切り換え処理および前記合成処理と前記ソフトエッジ処理手段の動作が制御され、前記処理パターンの指定に基づいて、動作に必要な数の前記特殊効果処理部が割り当てられ、割り当てられた前記特殊効果処理部に対して前記処理パターンおよび前記進行比率が指定されてこれらに応じた処理が実行され、前記特殊効果処理部の割り当てにしたがって前記接続切り換え部における入出力の接続動作が制御されるとともに、指定された前記処理パターンに応じて、前記画像合成切り換え部における前記ソフトエッジ処理手段の使用割り当てが行われ、前記使用割り当てに応じて、前記特殊効果処理部に対して前記画像合成切り換え部から出力される前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号がそれぞれ前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理を受けているか否かを示す処理通知情報が前記特殊効果処理部に対して送出されることを特徴とする画像切り換え装置。
  2. 前記特殊効果処理部は、供給された前記処理通知情報に基づいて、前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理と同等の処理を、入力された前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号に対して実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
  3. 使用する前記特殊効果処理部の数と、使用する前記特殊効果処理部のそれぞれに対して出力される前記選択信号および対応する前記キーソース信号の出力元の前記入力バスとが、前記処理パターンごとに指定された接続指定テーブルに基づいて、前記各画像合成切り換え部に対する前記特殊効果処理部の割り当て、および前記特殊効果処理部に対して出力される前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号の出力元の前記入力バスの指定が行われることを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
  4. 前記接続指定テーブルには、使用する前記各特殊効果処理部に出力される前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号に対して、前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理と同等の処理を行う必要があるか否かを示す処理設定情報が、前記入力バスごとにさらに指定され、前記特殊効果処理部では、前記接続指定テーブルにおいて、入力された前記選択画像信号および対応する前記キーソース信号に対して前記処理設定情報が設定され、かつ、供給された前記処理通知情報により、入力された前記各信号が前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理を受けていないと判断された場合に、入力された前記各信号に対して前記ソフトキー生成手段および前記キー乗算手段による処理と同等の処理を実行することを特徴とする請求項3記載の画像切り換え装置。
  5. 前記特殊効果処理部は、前記処理の種類として、入力された画像に対する拡大縮小、回転、表示位置の移動、変形、色調変化、輝度変化の強調の各処理、およびソフトエッジ処理を伴う合成処理のうちの複数の処理を行うことが可能であることを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
  6. 前記特殊効果処理部は、自ら発生するソフトキー信号を用いて前記ソフトエッジ処理を行うことが可能であることを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
  7. 前記特殊効果処理部は、入力された画像信号と、自身の発生する画像信号とを合成する機能を具備することを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
  8. 前記画像合成切り換え部は、入力された画像を徐々に切り換える処理が可能であることを特徴とする請求項1記載の画像切り換え装置。
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