JP4615226B2 - 基板用複合材及びそれを用いた回路基板 - Google Patents

基板用複合材及びそれを用いた回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP4615226B2
JP4615226B2 JP2004030614A JP2004030614A JP4615226B2 JP 4615226 B2 JP4615226 B2 JP 4615226B2 JP 2004030614 A JP2004030614 A JP 2004030614A JP 2004030614 A JP2004030614 A JP 2004030614A JP 4615226 B2 JP4615226 B2 JP 4615226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
protrusions
substrate
liquid crystal
crystal polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004030614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005219379A (ja
Inventor
裕ニ 鈴木
裕之 大幡
貴司 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
W.L.Gore&Associates G.K.
W.L.Gore&Associates,Co.,LTD.
Furukawa Electric Co Ltd
Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
W.L.Gore&Associates G.K.
W.L.Gore&Associates,Co.,LTD.
Furukawa Electric Co Ltd
Japan Gore Tex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by W.L.Gore&Associates G.K., W.L.Gore&Associates,Co.,LTD., Furukawa Electric Co Ltd, Japan Gore Tex Inc filed Critical W.L.Gore&Associates G.K.
Priority to JP2004030614A priority Critical patent/JP4615226B2/ja
Publication of JP2005219379A publication Critical patent/JP2005219379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615226B2 publication Critical patent/JP4615226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、熱可塑性液晶ポリマーを主体としたフィルム(以下液晶ポリマーフィルムということがある)と、該液晶ポリマーフィルムとの密着性を改良した表面処理銅箔とで形成したフレキシブル基板・高密度実装用多層基板・高周波基板等を製作する基板用複合材に関するものであり、更に、前記基板用複合材を用いて作成した回路基板に関するものである。
電子機器の小型化、軽量化に伴い、最近の各種電子部品は高度に集積化されている。
これらに使用されるフレキシブル基板・高密度実装用多層基板・高周波基板等(以下これらを総称してプリント配線板ということもある)を製作する基板用複合材は、導体(銅箔)とそれを支持する絶縁基板から構成されており、絶縁基板は、導体間の絶縁を確保し、部品を支持する等の役割を果たすため、所定の強度をもたせている。
また、絶縁基板は、信号速度が速くなると、絶縁基板の材質が特性インピーダンスや信号伝搬速度等に重要に関与してくるため、その材料の誘電率、誘電体損失等の特性の向上が要求される。これらを満足させるために種々な材料が提案されている。例えば信号の高速伝搬のためには、誘電率が小さく、誘電体損失も小さい絶縁基板として、片面板には、フェノール樹脂材が多く、めっきスルーホールには、エポキシ樹脂材が用いられている。また、耐熱性を必要とする絶縁基板では耐熱性エポキシ樹脂、ポリイミドなどが使われている。この他、寸法安定性のよい材料、反りねじれの少ない材料、熱収縮の少ない材料などが開発されている。
フレキシブルな基板用複合材で耐熱性を必要とし、半田付けを行なう場合には、絶縁基板にポリイミドフィルムが用いられる。一方、カーボンインクなどの印刷で、半田を使わないところではポリエステルフィルムが用いられている。近年、フレキシブル基板等も複雑になり、多くの場合、ポリイミドフィルムが採用されているが、ポリイミドは吸水により誘電特性が大きく変化し、吸水環境下では高周波特性が大きく低下する欠点がある。また、高度な耐熱性を有する反面熱溶融性がないので、導体としての銅箔と複合化するには、銅箔上に前駆体であるポリアミック酸をキャスティングした後イミド化したり、ポリイミドフィルム上に接着層を設けた後銅箔とラミネートするなどの方法をとる必要があり工程が複雑化する問題がある。
そこで、ポリイミドに比べ、吸湿性が著しく低く従って誘電特性の変化が少なく、半田付けに耐えられる耐熱性を有する熱可塑性材料として、液晶ポリマーフィルムが注目されている。しかし、この液晶ポリマーフィルムは、銅箔との接着性が低く、銅箔とのピール強度がポリイミドに比較すると弱くなる傾向にある。
これらの絶縁基板に貼り合わされ導体として使用される銅箔は主に電解銅箔である。電解銅箔は、通常、図1に示すような電解製箔装置により製箔された銅箔に、図2に示すような表面処理装置により密着性向上のための粗化処理や防錆処理等を施して製造される。電解製箔装置は、回転するドラム状のカソード2(表面はSUS又はチタン製)と該カソードに対して同心円状に配置されたアノード1(鉛又は貴金属酸化物被覆チタン電極)からなる装置に、電解液3を流通させつつ両極間に電流を流して、該カソード表面に所定の厚さに銅を析出させ、その後該カソード表面から銅を箔状に剥ぎ取る。この段階の銅箔が未処理銅箔4であり、該未処理銅箔の電解液と接していた面がマット面、回転するドラム状のカソード2と接していた面が光沢面(シャイニー面)である。
製箔された未処理銅箔4は、絶縁基板と積層し銅張積層板を製造するのに必要とされる接着強度(ピール強度)を高めるために、図2に示すような表面処理装置により未処理銅箔4に、電気化学的或いは化学的な表面処理を連続的に行う。図2は電気化学的に表面処理を連続的に行う装置を示すもので、未処理銅箔4を電解液5が充填された電解層、電解液6が充填された電解層を連続的に通過させ、電極7をアノードとし、銅箔自体をカソードとして表面処理を施し、絶縁(樹脂)基板と接着させるときの密着性を高めるために、粒状の銅を未処理銅箔4の表面に析出させる。この工程が粗化処理工程であり、粗化処理は、通常、未処理銅箔4のマット面又はシャイニー面に施される。これらの表面処理を施した後の銅箔が表面処理銅箔8であり、絶縁基板と積層されて基板用複合材として使用される。
しかし、前記液晶ポリマーフィルムは、特にピール強度が出難い絶縁基板として知られている。一般的に、ピール強度は銅箔表面粗さRz(表面粗さ:Rz(JISB 0601−1994「表面粗さの定義と表示」の5.1(十点平均粗さの定義)に規定されたRzを言う。)に大きく影響されるといわれている。銅箔の表面粗さを考える場合は、未処理銅箔の表面粗さRzか、或いは表面処理銅箔の粒状銅で形成される凹凸の表面粗さRzが挙げられる。平滑な未処理銅箔にて、特にピール強度が出難い絶縁基板においてピール強度を出す場合には、粗化処理時に流す電流を大きくし、粗化処理時の粒伏銅の付着量を多くし表面粗さRzを増やして対処することを行なわれてきている。確かにこの方法は、ピール強度を上げるための目的には適しているが、高周波特性においては、表皮効果の関係上表面粗さRzが大きく、或いは粗化粒子の量が多くなることは好ましくない。また、液晶ポリマーフィルムの種類によっては、その表面の粗さRz値をあげても従来のフィルムのようにピール強度に相関が得られないフィルムの種類がある。このようなフィルムについては、粗化粒子において形成される突起物の形状と深く関係があることが分かってきている。
また、プリント配線板における回路パターンも高密度化が要求され、微細な線幅と配線ピッチの配線からなる回路パターンが形成されるいわゆるファインパターンのプリント配線板が要求されるようになってきている。最近では、例えば配線ピッチが50μm〜100μm程度で線幅が30μ前後の高密度極細配線を有するプリント配線板が要求されている。ピール強度を上げるための粗化粒子における表面粗さRzを大きくしたり、付着量を多くすることは、これらのファインパターンを作成する場合にも不適当である。
そこで未処理銅箔の表面を粗くし、粗化粒子付着量を減らすことでピール強度を上げることも可能ではあるが、高周波特性・ファインパターンを作成する上では不適当である。
液晶ポリマーフィルムとの接着性を改良した銅箔として、特定の元素を含み、特定厚さの表面酸化層・防錆層を設けた銅合金箔が提案(特許文献1参照)されている。しかし、液晶ポリマーをフィルム化すると、棒状分子が面方向に配向するために、厚み方向の強度が極端に低下するので、この様な粗化を行わない銅箔では、液晶ポリマーフィルムが銅箔界面との極近傍で容易に破壊してしまうために、結果として十分なピール強度が得られていない。
また、液晶ポリマーの接着性を改善するために、プラズマ(特許文献2参照)、UV処理(特許文献3参照)などの表面処理を施す方法も提案されているが、これらの方法を用いても、表面粗さの低い銅箔には十分な接着性が得られていない。
そこで、高周波特性が良いこと・ファインパターンが作製できること・ピール強度を上げることを可能にする銅箔の開発と、この銅箔を使用した耐熱性、フレキシブル性に富む基板用複合材の出現が要求されている。
特開2003−64431号公報 特開2001−49002号公報 特開2000−233448号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解消すべくなされたものであり、吸湿性が著しく低いために誘電特性の変化が少なく、半田付けに耐えられる耐熱性を有し、加熱により銅箔とラミネートが可能である液晶ポリマーフィルムと、該液晶ポリマーフィルムに対し、ピール強度が大きく、ファインパターン化が可能な表面処理銅箔とを使用し、特に高周波特性が良好な基板用複合材及びそれを用いた回路基板を提供することにある。
本発明は、少なくとも銅箔の片面に粗化粒子を付着して、その表面粗さがRz:2.5〜4.0μmであり、明度値:25以下である表面処理銅箔と、50%以上が熱可塑性液晶ポリマーからなる絶縁基板とから形成される基板用複合材である。
更に、前記本発明表面処理銅箔は、前記粗化粒子から突起物が形成されており、該突起物は、高さが1μm〜5μmの突起物が観察断面25μmの範囲に6〜35個の個数で、略均等に分布している銅箔であることが好ましく、前記表面処理銅箔の突起物における各突起物の最大幅は、0.01μm以上、25μm範囲に存在する突起物の個数(n)で25μmを割った長さの2倍以下であることが好ましい。
更に、本発明は、前記表面処理銅箔の突起物において各突起物の最大幅は、0.01μm以上、25μm範囲に存在する突起物の個数(n)で25μmを割った長さの2倍以下であることが好ましい。
更に、本発明は、好適には、前記表面処理銅箔の粗化処理前の銅箔として電解銅箔を使用すると良い。
更に、本発明は、前記表面処理銅箔に使用する未処理銅箔の少なくとも表面処理を行う面の粗さはRzが、2μm以下である銅箔が好ましい。
更に、本発明は、前記表面処理銅箔の粗化処理面の表面粗さRzが2μm以下のマット面とすることが好ましい。
更に、本発明は、前記絶縁基板を熱可塑性液晶ポリマーを50%以上含む樹脂からなるフィルムとすることが好ましい。
更に、本発明は、前記基板用複合材により作成したことを特徴とする回路基板である。
本発明は、吸湿性が著しく低いために誘電特性の変化が少なく、半田付けに耐えられる耐熱性を有する液晶ポリマーフィルムと、該液晶ポリマーフィルムに対し、ピール強度が大きく、ファインパターン化が可能な表面処理銅箔とを使用することで、特にファインパターンで高周波特性に優れた基板用複合材及びそれを用いた回路基板を提供することができる。
本発明では、表面処理前の銅箔(未処理銅箔)は、電解もしくは圧延によって製造された銅箔である。その銅箔の厚さは1μm〜200μmであり、少なくとも片面の表面粗さがRz:0.01μm〜2μmの銅もしくは銅合金箔であることが好ましい。箔の厚みについては、厚さが1μm以下の銅箔に対し、その表面上に粗化処理を行なうことは、非常に難しく、また、高周波プリント配線板用に使用する銅箔としては、200μm以上の箔は現実的でないからである。
未処理銅箔の表面粗さについては、Rz:0.01μm以下の箔は、現実的に製造も困難であり、もし製造できたとしても製造コストもかかり高価となることから現実的に不適であり、また、Rz:2μm以上の未処理銅箔を使用してもよいが、高周波特性及びファインパターン化を考えると未処理銅箔の表面の粗さがRz:2μm以下であることが更に好ましい。
本発明においては、上記した未処理銅箔について表面粗化処理を行う。
未処理銅箔の表面の表面粗化処理は、未処理銅箔の表面に粗化粒子を付着させ、その表面粗さがRz:2.5〜4.0μmの粗化面とする。Rzが2.5μm未満では、ピール強度が低いためその目的を果たす表面処理銅箔としては満足でなく、また、Rzが4.0μmより大きいと、高周波特性が低下するうえにファインパターン化に不向きとなるためである。
また,本発明においては表面粗化処理を行った粗化処理銅箔は、明度値が25以下である必要がある。本発明における明度とは、通常、表面の粗さを見る指標として使用されている明度であり、測定方法としては、測定サンプル表面に光をあて光の反射量を測定し明度値として表す方法である。この方法で表面処理銅箔の処理面の明度を測定すると、表面粗さのRzが大きいかまたは粗化粒子間の溝の深さが深い時は、光の反射量が少なくなるため明度値が低くなり、平滑だと光の反射量が大きくなり明度が高くなる傾向がある。
絶縁基板(液晶ポリマーフィルム)とのピール強度を向上させるためには明度を25以下とすると良い。また、明度26以上では、粗化面を大きなRzとしても凹凸がなだらかな凹凸となるため表面処理銅箔と絶縁基板(液晶ポリマーフィルム)との食いつきが悪く、ピール強度が向上しないためである。
なお、明度の測定は、被測定銅箔に
Ni: 0.01〜0.5mg/dm2
Zn: 0.01〜0.5mg/dm2
Cr: 0.01〜0.3mg/dm2
の範囲内の防錆処理を施した後、明度計(スガ試験機株式会社製、機種名:SMカラーコンピューター 型番:SM−4)を使用して明度を測定した。
以上のような表面粗さ(Rz)および明度値を兼ね備えた本発明の表面処理銅箔は、液晶ポリマーフィルムと積層・複合化されて、接着性に難点のある液晶ポリマーフィルムの欠点を補い、後記する実施例・比較例から明らかなように、優れたピール強度およびファインパターン特性を有する基板用複合材を提供することができる。
本発明においては、上記したように、未処理銅箔の表面を粗化処理したものであるが、さらに優れたピール強度およびファインパターン特性を得るために下記する粗化粒子から形成される突起物を略均等に存在(分布)することが好ましい。突起物の高さは、1.0μm乃至5.0μmのものがよい。該未処理銅箔表面に形成される突起物の高さが、1.0μm以下では、高さが低いためピール強度を上げる効果が得られず、5.0μm以上では突起物の分布が均一にならず、表面処理箔の表面粗さRzが範囲毎にバラツキが大きくなるため、安定性のあるピール強度が保てず、また高周波特性低下するうえに、ファインパターン化に不向きとなるためである。尚、ここでいう高さとは、未処理銅箔の表面と突起物の頂点との距離をいう。
また、突起物の個数は、数が少なければ、ピール強度が出せず、また個数が多いと銅箔表面と突起物との密着性が弱く数が多くてもその効果は逆に減少することから、観察断面25μm内に6個〜35個が好適であり、特に10個〜20個が最適である。
ここで、本発明でいう突起物の概念について説明すると、隣接する突起物の間に形成される溝部の底と突起物の頂点との距離(以下、溝深さということがある。)が0.3μm未満の場合、このような隣接する突起物は1つの突起物として把握し、また、溝深さが0.3μm以上の場合、このような隣接する突起物は2つの突起物として把握する。この溝深さは、前記した突起物の高さが未処理銅箔の表面と突起物の頂点との距離をいうのに対し、表面粗化処理を行った後の溝部の底と突起物の頂点との距離をいう点で異なる。
突起物の数を数える方法としては、表面処理銅箔を樹脂に埋め、研磨を行った後断面S
EM観察を行い観察写真にて、観察断面25μmの長さで上記定義する突起物の数が何個あるかを数える方法が挙げられる。本発明は、この方法を用いて測定した数を実施例の表に記載した。また、断面観察の概略図を図3・4・5に記載した。
さらに、高さが1.0μm〜5.0μmである突起物の個数が、25μm内に6個〜35個存在し、該突起物間に深さが0.3μm以上の溝を存在させて略均等に分布させることは、突起物が25μm以内で部分的に集中することを避けることができ、銅箔の幅方向・長手方向でピール強度の安定化が図れる。
本発明で記載している「略均等に分布している」とは、
「突起物の頂点と銅箔表面の間の高さが、1.0μm〜5.0μmである突起物の個数をn(個)とし、突起物を断面観察した際の観察幅を25(μm)とした時に、25/n(μm)の幅の領域に、少なくとも該突起物の1つの一部分がその領域に存在している」ことをいう。
また、ピール強度の安定化を図るためには、形成する突起物の幅に均一性があることが望ましく、各突起物の最大幅が、0.01μm以上、25μmの範囲内に存在する突起物の個数で25μmを割った長さの2倍以下の幅であることが好ましい。尚、ここでいう最大幅とは、前記した断面のSEM観察において、突起物の高さ方向と垂直な方向の距離の最大値をいう。
また突起物間の溝深さにおいては、突起物間の平均溝深さが、0.5μm以上であると更に好ましい。
突起物間の平均溝深さは、溝の深さが0.3μm以上の突起物n個に対して、各突起物の両サイドの溝深さを測定し、その時の値を A1(μm) B1(μm)・・・・・・・An(μm) Bn(μm)とした時、次式により求めた値である。
((A1+B1)+・・・・・・+(An+Bn))/2/n
図3は本発明の実施形態に適合した表面処理銅箔の観察断面を示す図である。突起の数は、25μm以内に6個以上存在し、その高さは1〜5μmの範囲に入っており、溝深さは0.3μm以上であり、突起物の最大幅は0.01μm以上、25μmの範囲内に存在する突起物の個数で25μmを割った長さの2倍以下の幅となっている。
図4は突起の最大幅が0.01μm以上、25μmの範囲内に存在する突起物の個数で25μmを割った長さの2倍以上の幅の突起物が一部に存在する。図5は突起物が均等に分布していない断面を示している。
このように、図3に示す断面形状の表面処理銅箔は液晶ポリマーフィルムとの密着性が良く、ファインパターンの回路構成が可能である。図4に示す断面形状の表面処理銅箔は幅の広い突起物が一部に存在し、部分的に液晶ポリマーフィルムとの密着性が良くない部分が存在するためファインパターン回路では支障がでることもあるが、他の一般的な用途には支障とならない程度である。図5に示すように突起物が均等に分布されていない場合には液晶ポリマーフィルムとの密着性に支障が生じ、ファインパターンの回路構成ができない恐れが生じる。
本発明の基板複合材を構成する表面処理箔の突起物を形成する粗化粒子は、CuまたはCuとMoの合金粒子やCuとNi、Co、Fe、Cr、V及びWの群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む銅合金である。
Cu粒子又はCuとMoの合金粒子で所望の突起物は得られるが、Cu粒子又はCuとMoの合金粒子にNi、Co、Fe、Cr、V及びWの群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む2種類以上の合金粗化粒子で形成された突起物は更に均一性のある突起物を形成させることができるため効果的である。これらの突起物を形成する粗化粒子は、化学結合を液晶ポリマーフィルム(絶縁基板)と行うため、ピール強度を増大させると考えられる。絶縁基板を構成する樹脂の種類にもよるが、ピール強度を化学結合で増大させる粒子としてCu−Mo合金、Cu−Ni合金、Cu−Co合金、Cu−Fe合金、Cu−Cr合金、Cu−Mo−Ni合金、Cu−Mo−Cr合金、Cu−Mo−Co合金、Cu−Mo−Fe合金等を挙げることができる。
前記突起物を形成する合金粒子に含まれるMo、Ni、Co、Fe、Cr、V及びWの群から選ばれる少なくとも1種の元素は、Cuの存在量に対し0.01ppm〜20%を占めることが好ましい。存在量が20%を越える合金組成では、回路パターンをエッチングする際に、溶解しにくくなるためである。更に、均一な突起物を得るために、各種処理液の組成、電流密度、液温、処理時間を最適にすることが望ましい。その一例を実施例に示す。
また、突起物を設けた表面に、粉落ち性・耐塩酸性・耐熱性・導電性を向上させることを目的にNi、Ni合金、Zn、Zn合金、Agの群から選ばれる少なくとも1種の金属めっき層を設けると良い。
更に、突起物を設けていない方の表面にも耐塩酸性・耐熱性・導電性を向上させることを目的にNi、Ni合金、Zn、Zn合金、Agの少なくとも1種の金属めっき層を付着させると良い。これらの目的を果たすためには、付着金属量として0.05mg/dm2以上、10mg/dm2以下であることが望ましい。
特に液晶ポリマーフィルム等との複合化においてNi金属またはNi合金は、ピール強度向上に効果がある。
上記構成からなるめっき層の上にCrおよび/またはクロメート被膜を形成させ防錆処理を行ない、または、必要に応じシランカップリング処理または防錆処理+シランカップリングを施す。
絶縁基板としては、液晶ポリマーを50%以上含む組成物からなるフィルムや射出成形板が用いられる。この組成物には、線膨張係数制御、接着性改善、物性改善等の目的で、無機フィラーやポリエーテルサルホン、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑ポリイミド等の熱可塑性樹脂を混合することも出来るが、液晶ポリマーの含有量が50%を下回ると、低吸水性、耐熱性、誘電特性などの面で液晶ポリマーの特性が失われてしまい好ましくない。
ここで用いられる液晶ポリマーは、加熱溶融状態で液晶性を示す熱可塑性液晶ポリマーを指し、溶液中で液晶性を示すが、加熱溶融をおこさない芳香族ポリアミドのようなライオトロピック型の液晶ポリマーは用いられない。このような液晶ポリマーの代表例としては、モノマーとして芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール等を単独、もしくは共重合した全芳香族ポリエステルが挙げられる。
この絶縁基板としての液晶ポリマーフィルムと表面処理銅箔を貼り合わせる方法としては、熱プレス方式、連続ロールラミネート方式、連続ベルトプレス方式などを用いることができ、接着剤等を介さずに熱圧着することができる。
以下に、本発明を実施例に基づいて更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例においては、銅箔、粗化処理用めっき液、絶縁基板用フィルムとして、以下に記載したものを用いた。
(イ)銅箔:
(i)原箔1
厚さ:12μmで、マット面粗度:Rz=1.26μm、光沢面粗度:Rz=1.82μmの未処理電解銅箔、及び未処理圧延銅箔を用意した。
(ii)原箔2
厚さ:12μmで、マット面粗度:Rz=1.52μm、光沢面粗度:Rz=1.46μmの未処理電解銅箔を用意した。
(iii)原箔3
厚さ:12μmで、マット面粗度:Rz=1.86μm、光沢面粗度:Rz=1.2μmの未処理電解銅箔を用意した。
(ロ)表面粗化処理用めっき液およびめっき条件:
(i)電気めっきA
めっき浴1
硫酸銅(Cu金属として) 5〜10g/dm3
硫 酸 30〜120g/dm3
モリブデン酸アンモニウム(Mo金属として) 0.1〜5.0g/dm3
電流密度 10〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴 温 20〜60℃
めっき浴2
硫酸銅(Cu金属として) 20〜70g/dm3
硫 酸 30〜120g/dm3
電流密度 5〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴温 20℃〜65℃
(ii)電気めっきB
めっき浴1
硫酸銅(Cu金属として) 1〜50g/dm3
硫酸ニッケル(Ni金属として) 2〜25g/dm3
メタパナジン酸アンモニウム(V金属として) 0.1〜15g/dm3
pH 1.0〜4.5
電流密度 1〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴 温 20℃〜60℃
めっき浴2
硫酸銅(Cu金属として) 10〜70g/dm3
硫 酸 30〜120g/dm3
電流密度 5〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴 温 20℃〜65℃
(iii)電気めっきC
めっき浴1
硫酸銅(Cu金属として) 1〜50/dm3
硫酸コバルト(Co金属として) 1〜50g/dm3
モリブデン酸アンモニウム(Mo金属として) 0.1〜10g/dm3
pH 0.5〜4.0
電流密度 1〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴 温 20℃〜60℃
めっき浴2
硫酸銅(Cu金属として) 10〜70g/dm3
硫 酸 30〜120g/dm3
電流密度 5〜60A/dm2
通電時間 1秒〜2分
浴 温 20℃〜65℃
(iv)電気めっきA’ B’(比較例)
めっき浴3
硫酸銅(Cu金属として) 20〜70g/dm3
硫 酸 30〜120g/dm3
電流密度 3A/dm2
通電時間 2分以上(表面粗さにおいて時間を変更)
浴 温 15℃
(ハ)絶縁基板用フィルム:
(i)液晶ポリマーフィルム(絶縁基板)1(以下「フィルム1」とする)
ジャパンゴアテックス(株)製のI型液晶ポリマーフィルム、BIAC BA050F−NT
を用いた。
(ii) 液晶ポリマーフィルム2(絶縁基板)(以下「フィルム2」とする)
ジャパンゴアテックス(株)製のII型液晶ポリマーフィルム、BIAC BC050F−NT
を用いた。
銅箔として上記の原箔1〜原箔3を用いて、図2に示す表面処理装置において、上記の電気めっき液A〜Cに示すめっき液組成・浴温度・電流条件範囲のいずれかのものを用いて、めっき浴1→めっき浴2の順番で少なくとも1回のめっきを行った。更に、これらの粗化処理面に、Niめっき(0.3mg/dm2)亜鉛めっき(0.1mg/dm2)を施し、その上にクロメート処理を施した。なお、電気めっき液A’,B’の場合には、めっき浴2の代わりにめっき浴3の液組成および条件を用いた。
このようにして得られた表面粗化処理した銅箔の表面の粗さ等の測定結果を、表面処理の選択条件とともに表1に示す。
次に、このようにして得た表面処理銅箔に、以下のようにして液晶ポリマーフィルム(絶縁基板)のラミネートを行なった。
即ち、上記のようにして得た表面処理銅箔と前記フィルム1又は2のいずれかとを積層し、多段式真空プレス機(北川製作所製ホットアンドコールドプレスVH3−1377)を用いて、前記フィルム1の場合には335℃で4MPaの条件で、前記フィルム2の場合には310℃で4Mpaの条件で、5分間保持した後冷却してラミネート処理を行い基板用複合材とした。室温からの昇温は、7℃/分の速度で行った。
この様にして得られた、表面処理箔を用いた液晶ポリマーフィルムとの基板複合材(銅張積層板)の、ピール強度を測定した。ピール強度の測定は、JIS C6471に準じ、180度方向に引き剥がして行った。
また、作成した基板複合材のファインパターン特性を以下の方法によって評価した。
即ち、作成した銅箔をFR4樹脂に貼り付け、図6に断面概略図を示すように銅箔にライン幅:L、スペース幅:Sにてレジストした銅箔を、塩化鉄浴にてエッチングし、ライン幅Lのトップの幅がレジスト幅と同じになるエッチング時間を決定し、各ライン幅L及び各スペース幅S(基板1枚に形成するラインを10本とする)でレジストした基板を各n=10作成し、塩化鉄浴で上記決定した時間、エッチングを行い、各基板において、ライン間にブリッジが発生していないこと、または根残りがないこと、またはラインのトップの幅がレジストと同じになっていることを観察し、n=10作成した各基板にそれらが観察されなかったものの中で最小のLとSの値を求めた。
以上の各実施例、各比較例の条件で行なったピール強度およびファインパターン特性評価の結果を表1に示す。
Figure 0004615226
表1に示した結果のように、表面粗さが同等でも粗化粒子から形成される突起物の数及び明度の数値によってピール強度は明らかに向上していることがわかる。比較例7では、粗さが大きい分だけピール強度は向上しているが、ファインパターンが切れないという欠陥が現れている。
上述したように本発明は、粗化粒子で形成される前述した特定の形状と分布を示す突起
物を銅箔表面に形成させることによって、絶縁基板に液晶ポリマーフィルムを用いながら
良好なピール強度有し、ファインな配線パターンを作成することができ、かつ高周波特性に優れた基板用複合材及びこれを用いた回路基板等へ利用することができ、種々の電子回路部品産業の分野での利用が可能である。
電解製箔装置の構造を示す断面図である。 表面処理装置の構成を示す説明図である。 本発明の表面処理銅箔の一実施形態の断面観察概略図である。 本発明の表面処理銅箔の他の実施形態の断面観察概略図である。 表面処理箔において、突起物が均等に分布していない状態を示す断面観察概略図である。 エッチング後の断面を示す説明図である。
符号の説明
1 電解製箔装置のアノード
2 電解製箔装置のカソード
3 電解製箔装置の電解液
4 未処理銅箔
5 表面処理装置の電解液
6 表面処理装置の電解液
7 表面処理装置のアノード
8 電解銅箔(表面処理銅箔)


Claims (6)

  1. 少なくとも銅箔の片面に粗化粒子を付着して、その表面粗さRz:2.5〜4.0μmであり、明度値:25以下である粗化処理面とし、かつ前記粗化粒子から突起物が形成されており、該突起物は、その高さが1μm〜5μmの突起物が観察断面25μmの範囲に6〜35個の個数で、略均等に分布しており、各突起物の最大幅は、0.01μm以上であって、25μm範囲に存在する突起物の個数で25μmを割った長さの2倍以下であり、突起物間の平均溝深さが0.5μm以上である表面処理銅箔と、50%以上が熱可塑性液晶ポリマーからなる絶縁基板とが加熱圧着によって積層されてなることを特徴とする基板用複合材。
  2. 前記表面処理銅箔の粗化処理前の銅箔が電解銅箔であることを特徴とする請求項1に記載の基板用複合材。
  3. 前記表面処理銅箔に使用する未処理銅箔の少なくとも表面処理を行う面の粗さRzが2.0μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板用複合材。
  4. 前記未処理銅箔の粗化処理を施す方の表面が、表面粗さ2.0μm以下のマット面であることを特徴とする請求項3に記載の基板用複合材。
  5. 前記絶縁基板が、熱可塑性液晶ポリマーを50%以上含むフィルムより構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の基板用複合材。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の基板用複合材を用いて作成したことを特徴とする回路基板。

JP2004030614A 2004-02-06 2004-02-06 基板用複合材及びそれを用いた回路基板 Expired - Lifetime JP4615226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030614A JP4615226B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 基板用複合材及びそれを用いた回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030614A JP4615226B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 基板用複合材及びそれを用いた回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005219379A JP2005219379A (ja) 2005-08-18
JP4615226B2 true JP4615226B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=34995402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030614A Expired - Lifetime JP4615226B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 基板用複合材及びそれを用いた回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4615226B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103189A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Furukawa Circuit Foil Kk 表面処理銅箔並びに回路基板
TW200714666A (en) 2005-07-29 2007-04-16 Sumitomo Chemical Co Laminate of liquid crystalline polyester with copper foil
TWI402009B (zh) * 2007-12-10 2013-07-11 Furukawa Electric Co Ltd Surface treatment of copper foil and circuit substrate
JP5400447B2 (ja) * 2009-03-31 2014-01-29 三井金属鉱業株式会社 粗化処理銅箔、粗化処理銅箔の製造方法及び銅張積層板
JP2011216598A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kuraray Co Ltd 高周波回路基板
CN103069933B (zh) * 2010-08-12 2014-06-04 新日铁住金化学株式会社 覆金属层叠板
JP5698585B2 (ja) * 2011-03-31 2015-04-08 新日鉄住金化学株式会社 金属張積層板
JP5668897B1 (ja) 2013-02-06 2015-02-12 株式会社村田製作所 コイル装置およびアンテナ装置
JP6653466B2 (ja) * 2014-06-05 2020-02-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 金属箔付き液晶ポリマーフィルムの製造方法、金属箔付き液晶ポリマーフィルム、多層プリント配線板の製造方法
WO2016174998A1 (ja) 2015-04-28 2016-11-03 三井金属鉱業株式会社 粗化処理銅箔及びプリント配線板
JP6543001B2 (ja) 2017-03-30 2019-07-10 古河電気工業株式会社 表面処理銅箔、並びにこれを用いた銅張積層板およびプリント配線板

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355092A (ja) * 2000-04-14 2001-12-25 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 銅箔の表面処理方法
JP2002161394A (ja) * 2000-09-18 2002-06-04 Nippon Denkai Kk 微細配線用銅箔の製造方法
JP2002261442A (ja) * 2001-03-06 2002-09-13 Hitachi Chem Co Ltd 多層プリント配線板の製造方法
JP2003239082A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Hitachi Cable Ltd 樹脂接着用銅箔およびその製造方法
WO2003102277A1 (fr) * 2002-06-04 2003-12-11 Mitsui Mining & Smelting Co.,Ltd. Feuille de cuivre traitee en surface pour substrat dielectrique faible, stratifie cuivre comportant cette feuille et carte a cablage imprime

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355092A (ja) * 2000-04-14 2001-12-25 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 銅箔の表面処理方法
JP2002161394A (ja) * 2000-09-18 2002-06-04 Nippon Denkai Kk 微細配線用銅箔の製造方法
JP2002261442A (ja) * 2001-03-06 2002-09-13 Hitachi Chem Co Ltd 多層プリント配線板の製造方法
JP2003239082A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Hitachi Cable Ltd 樹脂接着用銅箔およびその製造方法
WO2003102277A1 (fr) * 2002-06-04 2003-12-11 Mitsui Mining & Smelting Co.,Ltd. Feuille de cuivre traitee en surface pour substrat dielectrique faible, stratifie cuivre comportant cette feuille et carte a cablage imprime

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005219379A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5367529B2 (ja) 表面処理銅箔及びその製造方法
JP4833556B2 (ja) 表面処理銅箔
JP2006103189A (ja) 表面処理銅箔並びに回路基板
KR101705403B1 (ko) 2층 플렉시블 기판, 및 2층 플렉시블 기판을 기재로 한 프린트 배선판
JP2005076091A (ja) キャリア付き極薄銅箔の製造方法、及びその製造方法で製造されたキャリア付き極薄銅箔
JP2007186797A (ja) キャリア付き極薄銅箔の製造方法、及び該製造方法で製造された極薄銅箔、該極薄銅箔を使用したプリント配線板、多層プリント配線板、チップオンフィルム用配線基板
JP6722452B2 (ja) 表面処理銅箔、その表面処理銅箔を用いて得られる銅張積層板及びプリント配線板
JP4609850B2 (ja) 積層回路基板
JP4615226B2 (ja) 基板用複合材及びそれを用いた回路基板
US7976956B2 (en) Laminated circuit board
JP4429539B2 (ja) ファインパターン用電解銅箔
US7794578B2 (en) Method for preparing a circuit board material having a conductive base and a resistance layer
JP2009164588A (ja) 表面処理銅箔及び回路基板
JP4217778B2 (ja) 抵抗層付き導電性基材、抵抗層付き回路基板及び抵抗回路配線板
JP4391437B2 (ja) 積層回路基板、積層回路基板用表面処理銅箔及び表面処理銅箔
JP4748519B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔、及びその製造方法、キャリア付き極薄銅箔を用いたプリント配線基板
JP2006005149A (ja) 抵抗層付き導電性基材及び抵抗層付き回路基板材料
JP4698957B2 (ja) 電解銅箔及び電解銅箔光沢面の電解研磨方法
US20070048507A1 (en) Laminated circuit board
JP5373453B2 (ja) プリント配線板用銅箔
JP2011009453A (ja) プリント配線板用銅箔
JP2010047842A (ja) 電解銅箔及び電解銅箔光沢面の電解研磨方法
JP2927968B2 (ja) 高密度多層プリント回路内層用銅箔および該銅箔を内層回路用に用いた高密度多層プリント回路基板
KR20230095677A (ko) 내열성을 가지는 표면처리동박, 이를 포함하는 동박적층판 및 프린트 배선판
JP2005203621A (ja) プリント配線板用金属複合体シート、それを用いたプリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4615226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term