JP4613387B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータを用いたモータ駆動装置、例えば空気調和機に備えられるモータを駆動するためのモータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のモータ駆動装置として、交流電源から与えられる交流電流を整流する整流回路と、整流手段から与えられる直流電流に基づいてモータを駆動するための駆動電流を生成するインバータと、整流回路とインバータとの間を接続する正負の給電路間に接続されるコンデンサと、整流回路とコンデンサとの間の給電路に介装される力率改善用のアクティブフィルタとを備えたものが知られている。アクティブフィルタは、整流回路とアクティブフィルタとの間の正側の給電路に設けられたチョークコイルと共に昇圧チョッパ回路を構成している。
【0003】
このモータ駆動装置では、整流回路からアクティブフィルタを介してコンデンサに供給される直流電流をアクティブフィルタによりチョップし、コンデンサへの直流電流の電流供給量を調節し、その直流電流がインバータに供給される際の供給電圧(すなわち、充電により得られるコンデンサの端子間電圧)を、その供給電圧が所定の目標値に一致するように調節することにより力率改善を図っている。
【0004】
ところで、このようなアクティブフィルタを用いたモータ駆動装置では、整流回路から出力される直流電流の出力電圧の瞬間的な低下(瞬停)により、オーバーシュートが生じることがある。図5は、アクティブフィルタ動作中の瞬停等によりインバータへの直流電流の供給電圧のオーバーシュートが生じる様子を示す図である。通常の状態では、アクティブフィルタの働きにより、前記供給電圧Vpは目標値Vaに一致するように調節されているのであるが、図5の時点Aで供給電圧Vpが瞬間的に低下した際には、アクティブフィルタが供給電圧Vpを目標値Vaに近づけるように動作するため、前記出力電圧が回復した際に瞬間的に大量の直流電流がアクティブフィルタを介してコンデンサに供給されてしう。これにより、図5の時点Bで供給電圧Vpが目標値Vaを瞬間的に大きく上回ってしまう。ここで、このオーバーシュート時の供給電圧Vpのピーク値Vmaxと目標値Vaとの差は、瞬停により供給電圧Vpが低下した際のボトム値Vminと目標値Vaとの差が大きいほど大きくなるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータ駆動装置では、瞬停により生じる供給電圧Vpのオーバーシュートに対する対策が不十分であるため、オーバーシュートによって供給電圧Vpが回路の許容上限値を超えてしまい、インバータや、インバータ前段に設けらえるコンデンサや、そのコンデンサを介して電源供給を受ける各種の駆動回路等の回路部品に過大な電圧がかかる場合があるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、瞬停により生じる直流電流に基づくインバータへの供給電圧のオーバーシュートを防止することができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための技術的手段は、整流して得られた直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するインバータ(17)を備えるモータ駆動装置であって、前記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、前記第1の許容下限値は、整流回路(9)とインバータ(17)との間にアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とする。
【0008】
また、前記目的を達成するための技術的手段は、交流電源(1)から与えられる交流電流を整流する整流回路(9)と、前記整流回路(9)から与えられる直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するための駆動電流を生成するインバータ(17)と、前記整流回路(9)と前記インバータ(17)との間を接続する正負の給電路(23,25)間に接続されるコンデンサ(15)とを備えるモータ駆動装置であって、前記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、前記第1の許容下限値は、前記整流回路(9)と前記コンデンサ(15)との間の前記給電路(23,25)に力率改善用のアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とする。
【0009】
さらに、好ましくは、前記電圧監視部(19a)は、前記供給電圧が第2の基準電圧以下に低下したことを検出する機能をさらに備え、前記第2の基準電圧は、第2の許容下限値以上に設定され、前記第2の許容下限値は、前記供給電圧がこの第2の許容下限値以下に低下すると電力不足により前記インバータ(17)による前記モータ(21)の駆動が困難になるような値であるのがよい。
【0010】
また、好ましくは、前記アクティブフィルタ(13)は、前記アクティブフィルタ(13)と前記整流回路(9)との間の正側の給電路(23,25)に介装されたチョークコイル(11)と共に昇圧チョッパ回路を構成しているのがよい。
【0011】
さらに、好ましくは、前記第1の基準電圧は、前記第2の基準電圧よりも高く設定されているのがよい。
【0012】
また、好ましくは、前記電圧監視部(19a)は、前記アクティブフィルタ(13)が動作中であるか否かを判別する機能をさらに備え、前記アクティブフィルタ(13)が動作中である場合において前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力する一方、前記アクティブフィルタ(13)が動作中でない場合において前記供給電圧が前記第2の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力し、前記出力信号が出力されたときに、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されるのがよい。
【0013】
さらに、好ましくは、前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されるのがよい。
【0014】
さらに、前記目的を達成するための技術的手段は、交流電源(1)から与えられる交流電流を整流する整流回路(9)と、前記整流回路(1)から与えられる直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するための駆動電流を生成するインバータ(17)と、前記整流回路(9)と前記インバータ(17)との間を接続する正負の給電路(23,25)間に接続されるコンデンサ(15)と、前記整流回路(9)と前記コンデンサ(15)との間の前記給電路(23,25)に介装されるアクティブフィルタ(13)とを備え、前記整流回路(9)から前記アクティブフィルタ(13)を介して前記コンデンサ(15)に供給される前記直流電流の電流供給量を前記アクティブフィルタ(13)により調節し、前記直流電流が前記インバータ(13)に供給される際の供給電圧を、その供給電圧が所定の目標値に一致するように調節することにより力率改善を図るモータ駆動装置であって、前記供給電圧が、前記目標値から所定の基準量以上低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、前記基準量は、許容限度量以下の値に設定され、前記許容限度量は、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧が瞬間的に低下した際に、前記供給電圧が前記目標値からこの許容限度量以上低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1および2に記載の発明に従えば、瞬停等によって直流電流に基づくインバータへの供給電圧の低下が生じた際には、このモータ駆動装置にアクティブフィルタを備えた場合に、電圧回復時にオーバーシュートにより供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまう第1の許容下限値以下に低下する前に、供給電圧が第1の基準電圧以下に低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出され、インバータへの直流電流の供給が停止されるようになっている。
【0017】
請求項3に記載の発明に従えば、直流電流に基づくインバータへの供給電圧が、電力不足によりインバータによるモータの駆動が困難になる第2の許容下限値以下に低下する前に、供給電圧が第2の基準電圧に第1の基準電圧以下に低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出されるようになっている。
【0018】
請求項4に記載の発明に従えば、アクティブフィルタとチョークコイルとから構成される昇圧チョッパ回路により、整流回路から供給される直流電圧が昇圧されてインバータに供給されるようになっている。
【0019】
請求項5に記載の発明に従えば、第1の基準電圧は、第2の基準電圧よりも高く設定されているため、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられている場合には、第1の基準電圧を基準として供給電圧の異常低下を検出することができ、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられていない場合には、第2の基準電圧を基準として供給電圧の異常低下を検出することができる。
【0020】
請求項6,7に記載の発明に従えば、アクティブフィルタが動作しているか否かに対応した適切な基準に基づいて供給電圧の異常低下が検出され、供給電圧の異常低下を示す出力信号が電圧監視部から出力され、インバータへの直流電流の供給が停止されるようになっている。
【0022】
請求項8に記載の発明に従えば、瞬停等によって直流電流に基づくインバータへの供給電圧の低下が生じた際には、供給電圧が、目標値から電圧回復時にオーバーシュートにより供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまう許容限度量以上低下する前に、供給電圧が目標値から所定の基準量以上低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出され、インバータへの直流電流の供給が停止されるようになっている。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係るモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。このモータ駆動装置は、交流電源1、高周波ノイズフィルタ3、Y形コンデンサ回路5、キャリア成分ノイズフィルタ7、整流回路9、チョークコイル11、力率改善用のアクティブフィルタ13、コンデンサ(ここでは電解コンデンサ)15、インバータ17、遮断器18および制御ユニット19を備えて構成されており、インバータ17が生成した駆動電流によって空気調和機に備えられるモータ(3相モータ)21を駆動するようになっている。
【0025】
交流電源1は、所定周波数の単相交流電流を出力する。整流回路9は、交流電源1から与えられる交流電流を整流して直流電流として出力する。インバータ17は、制御ユニット19の制御部19bの制御により、整流回路9から与えられる直流電流に基づき、モータ21を駆動するための駆動電流(ここでは3相交流電流)を生成してモータ21に供給する。
【0026】
高周波ノイズフィルタ3、Y形コンデンサ回路5およびキャリア成分フィルタ7は、交流電源1側からこの順に交流電源1と整流回路9との間の給電路に介装されている。
【0027】
コンデンサ15は、整流回路9とインバータ17との間を接続する正負の給電路23,25間を接続するように設けられている。ここで、コンデンサ15の端子と給電路23,25との接続部を符号27,29で示す。チョークコイル11は、整流回路9とインバータ17との間の正側の給電路23における整流回路9と接続部27との間に介装されている。
【0028】
遮断器18は、コンデンサ15の接続部27,29を介して電力供給を受けるインバータ17およびその他の回路への直流電流の供給をオン、オフする。ここでは、遮断器18は、交流電源1と整流回路9との間の1対の給電路に介装され、整流回路9に入力される交流電流を制御部19bの制御によりオン、オフすることにより、インバータ17等への直流電流の供給をオン、オフする。
【0029】
力率改善用のアクティブフィルタ13は、スイッチングトランジスタ13aおよびダイオード13bを備えている。トランジスタ13aは、チョークコイル11と接続部27との間のプラス側の給電路23と、整流回路9と接続部29との間の負側の給電路25との間を、制御部19bから与えられる制御信号により、導通、遮断させるように設けられている。ダイオード13bは、トランジスタ13aの給電路23との接続部と接続部27との間の給電路23に、トランジスタ13a側から接続部27側に向かって順方向になるように介装されている。
【0030】
このように構成されるアクティブフィルタ13は、チョークコイル11とともに昇圧チョッパ回路を構成しており、制御部19bからトランジスタ13aに入力される制御信号に基づいて、トランジスタ13aをオン、オフさせて正負の給電路23,25間を高速で導通、遮断させ、整流回路9からチョークコイル11を介して入力される直流電流を高速でチョップすることにより、整流回路9から与えられる直流電流がコンデンサ15を充電して得られる接続部27の電圧(コンデンサ15の端子間電圧)、すなわち直流電流がインバータ17に供給される際の供給電圧Vpを所定の目標値Vaに一致するように調節する(図2参照)。
【0031】
ここで、通常時に整流回路9から出力される直流電圧の出力電圧は、例えば200Vであり、この直流電圧を、チョークコイル11およびアクティブフィルタ13からなる昇圧チョッパ回路により目標値Va(例えば320V)まで昇圧してインバータ17等に供給している。また、本実施形態では、目標値Vaは一定値(ここでは320V)に設定されている。
【0032】
また、このアクティブフィルタ13は、このモータ駆動装置にとって必ずしも必須の構成要素ではなく、アクティブフィルタ13が備えられていない場合には、整流回路9から出力された直流電流は、チョッパコイル11およびコンデンサ15により平滑化されて昇圧されることなくインバータ17等に供給される。
【0033】
制御ユニット19は、電圧監視部19aと制御部19bとを備えている。電圧監視部19aは、電圧Vpの異常低下を検出する電圧低下検出機能と、アクティブフィルタ13が動作しているか否かを検出するアクティブフィルタ監視機能とを有している。
【0034】
アクティブフィルタ監視機能では、接続部27の電圧Vpを監視することにより、アクティブフィルタ13が備えられ、かつ正常に動作しているか否かが検出される。すなわち、アクティブフィルタ13は整流回路9から出力される直流電流をチョークコイル11と共働して昇圧し、直流電流の接続部27での電圧Vpを目標値Vaに一致させるように動作するため、アクティブフィルタ13が正常に動作している場合には、電圧Vpは目標値Vaの近傍に維持される(図2参照)。
【0035】
これに対し、アクティブフィルタ13が備えられていないか、あるいは備えられていても正常に動作していない場合には、昇圧が行われないか、あるいは適切に行われないため、電圧Vpは整流回路9からの直流電流の出力電圧と実質的に同じか、目標値Vaから下方に大きくかけ離れた値となる場合が多い(図3参照)。
【0036】
そこで、本実施形態ではこの点に着目し、目標値Vaの近傍の目標値Vaよりもやや低い値を有する判別値Vbを設定し(図2および図3参照)、電圧Vpがその判別値Vb以上である場合には、アクティブフィルタ13が正常に動作していると判別し、電圧Vpが判別値Vb未満である場合には、アクティブフィルタ13が備えられていないか、あるいはアクティブフィルタ13が正常に動作していないと判別するようになっている。
【0037】
電圧低下検出機能では、上述のアクティブフィルタ監視機能によってアクティブフィルタ13が正常に動作していることが検出されている場合には、電圧Vpが第1の基準電圧V1(図2参照)以下に低下したことを検出すると、電圧Vpの異常低下を示す出力信号を制御部19bに出力する。一方、アクティブフィルタ13が正常に動作していることが検出されていない場合には、電圧Vpが第2の基準電圧V2(図3参照)以下に低下したことを検出すると、電圧Vpの異常低下を示す出力信号を制御部19bに出力する。
【0038】
第1の基準値V1は、瞬停等によって生じるオーバーシュートによる電圧Vpの異常上昇から回路を保護するために設けられたものであり、後述する第1の許容下限値Vc1以上に設定されている。第2の基準値V2は、電圧Vpの異常低下によりインバータ17がモータ21を適切に駆動できなくなるのを未然に防止するために設けられたものであり、後述する第2の許容下限値Vc2以上に設定されている。本実施形態では、第1の基準値V1は、第2の基準値V2よりも高い値に設定されているが、V1<V2と設定されることもある。
【0039】
ここで、第1の許容下限値Vc1は、このモータ駆動装置にアクティブフィルタ13が備えられて正常に動作している場合において、瞬停等による整流回路9から出力される直流電流の出力電圧の瞬間的な低下により電圧Vpが瞬間的に低下した際に、電圧Vpがこの第1の許容下限値Vc1以下に低下すると電圧回復時のオーバーシュートにより、図2の実線で示すグラフのように、電圧Vpが回路の許容上限値Vd(例えば、400V)を一時的に超えてしまうような値である。本実施形態では、第1の基準電圧V1は、この第1の許容下限値Vc1に実質的に一致するように設定されている。なお、図2において、鎖線で示すグラフは、許容範囲内の電圧電動を示している。
【0040】
また、第2の許容下限値Vc2は、図3の実線で示すグラフのように、電圧Vpがこの第2の許容下限値Vc2以下に低下すると電力不足によりインバータ17によるモータ21の駆動が困難になるような値である。本実施形態では、第2の基準電圧V1は、この第2の許容下限値Vc2に実質的に一致するように設定されている。なお、図3において、鎖線で示すグラフは、許容範囲内の電圧変動を示している。
【0041】
制御部19bは、電圧監視部19aから電圧Vpの異常低下を示す出力信号が出力されない通常の状態では、接続部27の電圧を検出し、その検出結果等に基づいて、トランジスタ13aのオン、オフタイミングを前記制御信号により変化させることにより、直流電流を昇圧して得られるを電圧Vpを所定の目標値Vaに一致するように調節して力率改善を図りつつ、インバータ17を制御している。
【0042】
また、制御部19bは、電圧監視部19aから電圧Vpの異常低下を示す出力信号が出力されると、電圧Vpの異常低下により生じる不都合(アクティブフィルタ13が備えられている場合にオーバーシュートにより生じる回路部品への過大な電圧印加や、インバータ17への供給電力不足によるモータ21の動作不良)を防止するため、遮断器18に給電路を遮断させ、接続部27を介したインバータ17等への直流電流の供給をオフし、モータ21の駆動を停止する。
【0043】
図4は、制御ユニット19における電圧Vpの異常低下時の制御内容を示すフローチャートである。ステップS1では、電圧Vpが判別値Vbを上回っているか否か、すなわち、このモータ駆動装置にアクティブフィルタ13が備えられてかつ正常に動作しているか否かが電圧監視部19bによって判断され、肯定的な判断結果が得られた場合にはステップS2に進む一方、否定的な判断結果が得られた場合にはステップS4に進む。
【0044】
ステップS2では、電圧Vpが第1の基準電圧V1以下に低下しているか否かが電圧監視部19bによって判断され、低下していない場合には、ステップS1に戻り、ステップS1ないしステップS4を繰り返しつつ、モータ21の駆動が続行される一方、低下している場合には、ステップS3に進む。
【0045】
ステップS4では、電圧Vpが第1の基準電圧V1以下に低下しているか否かが電圧監視部19bによって判断され、低下していない場合には、ステップS1に戻り、ステップS1ないしステップS4を繰り返しつつ、モータ21の駆動が続行される一方、低下している場合には、ステップS3に進む。
【0046】
ステップS3では、電圧監視部19aから制御部19bに電圧Vpの異常低下を示す出力信号が出力され、制御部19bによって遮断器18が動作されて整流回路9の上流側の給電路が遮断され、接続部27を介したインバータ17等への直流電流の供給がオフされてモータ21の駆動が停止される。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、アクティブフィルタ13が備えられて正常に動作している場合には、第1の基準電圧V1を基準として電圧Vpの異常低下が検出され、異常低下検出時に遮断器18によって給電路が遮断されることにより、瞬停等により生じる電圧Vpのオーバーシュートにより回路部品に過大な電圧が印加されるのを未然に防止することができる。
【0048】
また、アクティブフィルタ13が備えられていないか、あるいは備えられていても正常に動作していない場合には、第2の基準電圧V2を基準として電圧Vpの異常低下が検出され、異常低下検出時に遮断器18によって給電路が遮断されることにより、インバータ17への供給電力不足により生じるモータ21の動作不良を未然に防止することができる。
【0049】
さらに、第1の基準電圧V1が第2の基準電圧V2よりも高く設定されているとともに、アクティブフィルタ13が備えられてかつ正常に動作しているか否かに応じて、電圧vpの異常低下の検出基準に第1の基準電圧V1と第2の基準電圧V2とのいずれを用いるかが自動的に決定されて、その決定された検出基準に基づいて電圧Vpの異常低下が検出されるようになっているため、制御ユニット19を変更しなくとも、モータ駆動装置にアクティブフィルタ13が備えられ、かつ正常に動作しているか否かにかかわらず、同一の制御ユニット19により、電圧Vpの異常低下により生じる不都合を未然に防止しつつ、このモータ駆動装置の制御を行うことができる。
【0050】
なお、本実施形態では、目標値Vaは一定値に設定されているが、いわゆるPAM制御によりモータ21に要求する出力に応じて目標値Vaを変化させるようにしてもよい。この場合、目標値Vaの変化に伴って前述の第1の許容下限値も変化するため、この目標値Vaおよび第1の許容下限値の変化に応じて第1の基準電圧V1も変化させるのが好ましい。
【0051】
あるいは、目標値Vaを変化させるようにした場合には、前述の第1の基準電圧V1を用いた電圧Vpの異常低下の検出方法に代えて、電圧Vpが目標値Vaからどれくらいの量だけ低下したかに基づいて、電圧Vpの異常低下を検出するようにしてもよい。この場合には、電圧Vpが目標値Vaから所定の基準量以上低下した場合に、電圧監視部19aが異常低下と判断することとなる。
【0052】
ここで、前記基準量は、所定の許容限度量以下の値に設定され(ここでは、許容限度量と実質的に一致するように設定される)、その許容限度量は、整流回路9から出力される直流電流の出力電圧の瞬間的な低下により電圧Vpが瞬間的に低下した際に、電圧Vpが目標値Vaからこの許容限度量以上低下すると電圧回復時に電圧Vpが回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値である。
【0053】
【発明の効果】
請求項1ないし7に記載の発明によれば、瞬停等によって直流電流に基づくインバータへの供給電圧の低下が生じた際には、このモータ駆動装置にアクティブフィルタを備えた場合に、電圧回復時にオーバーシュートにより供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまう第1の許容下限値以下に低下する前に、供給電圧が第1の基準電圧以下に低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出されるようになっているため、この電圧監視部の検出結果を有効に利用してこのような供給電圧の異常低下が生じた際にはインバータ等への電流供給を遮断するなどすることにより、瞬停により生じる直流電流に基づくインバータへの供給電圧のオーバーシュートによって回路部品に過大な電圧が印加されるのを防止することができる。
【0054】
請求項3に記載の発明によれば、直流電流に基づくインバータへの供給電圧が、電力不足によりインバータによるモータの駆動が困難になる第2の許容下限値以下に低下する前に、供給電圧が第2の基準電圧に第1の基準電圧以下に低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出されるようになっているため、この電圧監視部の検出結果を有効に利用してこのような供給電圧の異常低下が生じた際にはモータの駆動を停止するなどの適切な対応を取ることができる。
【0055】
請求項5に記載の発明によれば、第1の基準電圧は、第2の基準電圧よりも高く設定されているため、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられている場合には、第1の基準電圧を基準として供給電圧の異常低下を検出することができ、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられていない場合には、第2の基準電圧を基準として供給電圧の異常低下を検出することができ、その結果、第1または第2の基準電圧を択一的に用いることにより、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられている場合にも、アクティブフィルタが備えられていない場合にも、供給電圧の異常低下により生じる不都合を防止することができる。
【0056】
請求項6,7に記載の発明によれば、アクティブフィルタが動作しているか否かに対応した適切な基準に基づいて供給電圧の異常低下が検出され、供給電圧の異常低下を示す出力信号が電圧監視部から出力されるようになっているため、モータ駆動装置にアクティブフィルタが備えられている場合にも、アクティブフィルタが備えられていない場合にも、供給電圧の異常低下により生じる不都合を防止することができる。
【0057】
請求項8に記載の発明によれば、瞬停等によって直流電流に基づくインバータへの供給電圧の低下が生じた際には、供給電圧が、目標値から電圧回復時にオーバーシュートにより供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまう許容限度量以上低下する前に、供給電圧が目標値から所定の基準量以上低下した時点で、供給電圧の異常低下が電圧監視部によって検出されるようになっているため、この電圧監視部の検出結果を有効に利用して供給電圧の異常低下が生じた際にはインバータ等への電流供給を遮断するなどすることにより、瞬停により生じる直流電流に基づくインバータへの供給電圧のオーバーシュートによって回路部品に過大な電圧が印加されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図2】アクティブフィルタ動作中の供給電圧Vpの変動例を示す図である。
【図3】アクティブフィルタが備えされていない場合の供給電圧Vpの変動例を示すグラフである。
【図4】制御ユニットにおける電圧Vpの異常低下時の制御内容を示すフローチャートである。
【図5】アクティブフィルタ動作中の瞬停等によりインバータへの直流電流の供給電圧のオーバーシュートが生じる様子を示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源
3 高周波ノイズフィルタ
5 Y形コンデンサ回路
7 キャリア成分ノイズフィルタ
9 整流回路
11 チョークコイル
13 アクティブフィルタ
15 コンデンサ
17 インバータ
18 遮断器
19 制御ユニット
19a 電圧監視部
19b 制御部
21 モータ
23,25 給電路
V1 第1の基準電圧
V2 第2の基準電圧
Va 目標値
Vb 判別値
Vc1 第1の許容下限値
Vc2 第2の許容下限値
Vp 供給電圧

Claims (8)

  1. 整流して得られた直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するインバータ(17)を備えるモータ駆動装置であって、
    記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、
    前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、
    前記第1の許容下限値は、
    整流回路(9)とインバータ(17)との間にアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、
    前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 交流電源(1)から与えられる交流電流を整流する整流回路(9)と、前記整流回路(9)から与えられる直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するための駆動電流を生成するインバータ(17)と、前記整流回路(9)と前記インバータ(17)との間を接続する正負の給電路(23,25)間に接続されるコンデンサ(15)とを備えるモータ駆動装置であって、
    前記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、
    前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、
    前記第1の許容下限値は、
    前記整流回路(9)と前記コンデンサ(15)との間の前記給電路(23,25)に力率改善用のアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、
    前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 前記電圧監視部(19a)は、前記供給電圧が第2の基準電圧以下に低下したことを検出する機能をさらに備え、
    前記第2の基準電圧は、第2の許容下限値以上に設定され、
    前記第2の許容下限値は、
    前記供給電圧がこの第2の許容下限値以下に低下すると電力不足により前記インバータ(17)による前記モータ(21)の駆動が困難になるような値であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記アクティブフィルタ(13)は、前記アクティブフィルタ(13)と前記整流回路(9)との間の正側の給電路(23,25)に介装されたチョークコイル(11)と共に昇圧チョッパ回路を構成していることを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記第1の基準電圧は、前記第2の基準電圧よりも高く設定されていることを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 整流して得られた直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するインバータ(17)を備えるモータ駆動装置であって、
    前記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、
    前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、
    前記第1の許容下限値は、
    整流回路(9)とインバータ(17)との間にアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、
    前記電圧監視部(19a)は、前記供給電圧が第2の基準電圧以下に低下したことを検出する機能をさらに備え、
    前記第2の基準電圧は、第2の許容下限値以上に設定され、
    前記第2の許容下限値は、
    前記供給電圧がこの第2の許容下限値以下に低下すると電力不足により前記インバータ(17)による前記モータ(21)の駆動が困難になるような値であり、
    前記アクティブフィルタ(13)は、前記アクティブフィルタ(13)と前記整流回路(9)との間の正側の給電路(23,25)に介装されたチョークコイル(11)と共に昇圧チョッパ回路を構成しており、
    前記第1の基準電圧は、前記第2の基準電圧よりも高く設定され、
    前記電圧監視部(19a)は、
    前記アクティブフィルタ(13)が動作中であるか否かを判別する機能をさらに備え、前記アクティブフィルタ(13)が動作中である場合において前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力する一方、前記アクティブフィルタ(13)が動作中でない場合において前記供給電圧が前記第2の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力し、
    前記出力信号が出力されたときに、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とするモータ駆動装置。
  7. 交流電源(1)から与えられる交流電流を整流する整流回路(9)と、前記整流回路(9)から与えられる直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するための駆動電流を生成するインバータ(17)と、前記整流回路(9)と前記インバータ(17)との間を接続する正負の給電路(23,25)間に接続されるコンデンサ(15)とを備えるモータ駆動装置であって、
    前記直流電流の前記インバータ(17)への供給電圧が、第1の基準電圧以下に低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、
    前記第1の基準電圧は、第1の許容下限値以上に設定され、
    前記第1の許容下限値は、
    前記整流回路(9)と前記コンデンサ(15)との間の前記給電路(23,25)に力率改善用のアクティブフィルタ(13)を介装し、前記供給電圧に応じて前記アクティブフィルタ(13)を駆動制御することにより、前記供給電圧を所定の目標値に一致させるように調節するようにした場合において、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧がこの第1の許容下限値以下に低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、
    前記電圧監視部(19a)は、前記供給電圧が第2の基準電圧以下に低下したことを検出する機能をさらに備え、
    前記第2の基準電圧は、第2の許容下限値以上に設定され、
    前記第2の許容下限値は、
    前記供給電圧がこの第2の許容下限値以下に低下すると電力不足により前記インバータ(17)による前記モータ(21)の駆動が困難になるような値であり、
    前記アクティブフィルタ(13)は、前記アクティブフィルタ(13)と前記整流回路(9)との間の正側の給電路(23,25)に介装されたチョークコイル(11)と共に昇圧チョッパ回路を構成しており、
    前記第1の基準電圧は、前記第2の基準電圧よりも高く設定され、
    前記電圧監視部(19a)は、
    前記アクティブフィルタ(13)が動作中であるか否かを判別する機能をさらに備え、前記アクティブフィルタ(13)が動作中である場合において前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力する一方、前記アクティブフィルタ(13)が動作中でない場合において前記供給電圧が前記第2の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記供給電圧の異常低下を示す出力信号を出力し、
    前記出力信号が出力されたときに、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とするモータ駆動装置。
  8. 交流電源(1)から与えられる交流電流を整流する整流回路(9)と、前記整流回路(1)から与えられる直流電流に基づいてモータ(21)を駆動するための駆動電流を生成するインバータ(17)と、前記整流回路(9)と前記インバータ(17)との間を接続する正負の給電路(23,25)間に接続されるコンデンサ(15)と、前記整流回路(9)と前記コンデンサ(15)との間の前記給電路(23,25)に介装されるアクティブフィルタ(13)とを備え、前記整流回路(9)から前記アクティブフィルタ(13)を介して前記コンデンサ(15)に供給される前記直流電流の電流供給量を前記アクティブフィルタ(13)により調節し、前記直流電流が前記インバータ(13)に供給される際の供給電圧を、その供給電圧が所定の目標値に一致するように調節することにより力率改善を図るモータ駆動装置であって、
    前記供給電圧が、前記目標値から所定の基準量以上低下したことを検出する電圧監視部(19a)を備え、
    前記基準量は、許容限度量以下の値に設定され、
    前記許容限度量は、前記整流回路(9)から出力される前記直流電流の瞬間的な低下により前記供給電圧が瞬間的に低下した際に、前記供給電圧が前記目標値からこの許容限度量以上低下すると、前記直流電流の回復時に前記供給電圧が回路の許容上限値を一時的に超えてしまうような値であり、
    前記電圧監視部(19a)が前記供給電圧が前記第1の基準電圧以下に低下したことを検出した場合には、前記インバータ(17)への前記直流電流の供給が停止されることを特徴とするモータ駆動装置。
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