JP4611128B2 - 車両用ウインドウサッシ - Google Patents

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Description

本発明は車両用ウインドウサッシに関する。
従来、観光バスや電車などのような大型の車両に設けられた大きな開口部(窓)には一部開閉式の窓が設けられる。そして、このような一部開閉式窓を形成する場合には、高さ方向に延びるピラーに固定される縦枠と、車両の前後方向に延びるレールに固定される下枠及び上枠と、両端が縦枠に固定される中間横枠と、を備えた車両用ウインドウサッシが用いられる。
車両用ウインドウサッシは、ウインドウガラス側に開口する凹部を備え、該凹部にウインドウガラスの端部が配設される。そのため、特にウインドウガラスの下端部を支持し鉛直方向開口する凹部において、ウインドウガラスと凹部との間のシールが不十分であると、凹部とウインドウガラスとの隙間を介して水が室内側に浸入するおそれがある。
このような事態を妨げるため、特許文献1に記載されている車両用ウインドウサッシは、中間横枠の凹部に水抜き孔を設けて凹部と中間横枠の中空部分とを連通させている。そして、中間横枠の下壁部においてウインドウガラスよりも外側に中空部分と外部とを連通する排水孔を形成し、排水孔を介して凹部に浸入した水を排出している。
実開昭60−64117号公報
しかしながら、通常、中間横枠は乗員の頭部よりも上側に配設されるため、中間横枠の下壁部に形成される排水孔は乗員の視界に入り見栄えが劣る。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、縦枠に支持され縦枠の長手方向沿った方向においてウインドウガラスの間に配設される中間横枠を備える車両用ウインドウサッシにおいて、中間横枠に形成された排水孔が乗員の視界から外れた位置に配設され見栄えの良い車両用ウインドウサッシを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上下一対の上枠及び下枠と、前記上枠及び前記下枠の前後端に連結された一対の縦枠と、前記両縦枠にわたって設けられ、前記下枠と前記上枠と前記縦枠とにより形成される開口部を上下方向に複数に分割し上側ウインドウガラスの下端部を支持する凹部を有する中間横枠と、を備える車両用ウインドウサッシにおいて、前記縦枠は中空断面を有し前記凹部の水が導入される縦排水通路を有し、前記下枠は、前記中間横枠よりも鉛直方向下側に配設され中空断面を有する下枠中空部分を有し、前記下枠中空部分は、前記縦排水通路と連通する室内側中空部分と、前記室内側中空部分に対して中間壁部によって区画され且つ前記室内側中空部分の室外側に隣接される室外側中空部分とにより構成され、前記下枠は、下側ウインドウガラスの下端を支持する下枠凹部と、前記中間壁部に形成されて前記室内側中空部分と前記室外側中空部分を連通する連通孔と、前記下枠凹部の下側に配設され前記室内側中空部分と前記下枠凹部とを連通する下枠水抜き孔と、を有する
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、前記中間横枠は、該中間横枠の長手方向に沿って延び中空断面を有する横枠中空部分と、前記凹部と前記横枠中空部分とを連通する水抜き孔と、を有し前記縦排水通路は、前記横枠中空部分に連通する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、前記中間横枠は、前記横枠中空部分に開口する排水孔をさらに有し、前記排水孔は、前記下側ウインドウガラスの上端を支持する中間横枠凹部の底面よりも下方に設けられている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、前記縦排水通路は前記下側ウインドウガラスよりも室内側に配設される。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、前記下枠中空部分は、前記下枠凹部よりも室内側に延設された延設部を有する
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、中間横枠の凹部は縦枠に形成された縦排水通路に連通するため、中間横枠の凹部から水を配水するための排水孔を乗員の視界内に配置することなく中間横枠から排水することが可能となる。よって、車両用ウインドウサッシの見栄えを良くすることができる。また、中間横枠の凹部の水は縦排水通路に導入されるため、中間横枠の凹部に流入した水が中間横枠の下側に配設されるウインドウガラスに付着することを妨げることができる。よって、乗員の視界が妨げられるおそれが低減される。
また、縦排水通路に流入した水は室内側中空部分に流入する。よって、中間横枠の凹部に流入した水が中間横枠の下側に配設される下側ウインドウガラスに付着することが妨げられる。
請求項に記載の発明によれば、中間横枠は中空断面を有するため、中間横枠の機械的強度が向上する。また、凹部は水抜き孔を介して横枠中空部分に連通しているため、凹部に浸入した水は横枠中空部分に案内される。よって、例えば、凹部と上側ウインドウガラスとの間のシールが不十分であったとしても、凹部を介して水が室内側へと浸入することが妨げられる。
請求項に記載の発明によれば、縦排水通路が外部から離間して配設されるため、縦排水通路において空気が逆流するおそれが低減される
本発明によれば、縦枠に支持され縦枠の長手方向沿った方向においてウインドウガラスの間に配設される中間横枠を備える車両用ウインドウサッシにおいて、中間横枠に形成された排水孔が乗員の視界から外れた位置に配設され見栄えの良い車両用ウインドウサッシを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
なお、図2及び図3において図示状態で紙面奥行き方向手前を室内側とし、奥を室外側とする。
図1に示すように、車両用ウインドウサッシ1は、軽合金押し出し材からなり、鉛直方向に沿って平行に延びる一対の縦枠2a,2bと、水平方向に沿って平行に延びる上枠3及び下枠4と、を備え、図示しない車両の開口部に応じた方形枠状に形成されている。また、縦枠2a,2bの長手方向において上枠3と下枠4との間には、中間横枠5の両端部が固定されている。
中間横枠5と上枠3との間には一枚のウインドウガラス6がウェザストリップ7(図5参照)を介して固定され、中間横枠5と下枠4との間には2枚のウインドウガラス8a,8bがガラスラン9(図5及び図6参照)を介して摺動可能に支持されている。2枚のウインドウガラス8a,8bの間にはシール部材(図示略)が配設され、ウインドウガラス8a,8bの縦枠側にはウインドウガラス8a,8bのスライド時に把手となる凹部10a,10bが形成されている。すなわち、車両の開口部は中間横枠5を境として、その上部がウインドウガラス6によって閉止され、その下部がウインドウガラス8a,8bによって引き違いに開閉される。なお、このような構成の車両用ウインドウサッシ1によれば広い開口部を設けることができるため車内からの景観が良くなるとともに、引き違いで開閉する部分は緊急時には非難経路として機能する。
図2に示すように、中間横枠5は、縦枠2a,2b(図1参照)に対して略垂直に固定されている。中間横枠5は、図5に示すように、略四角柱状の外形を有する中空状に形成され、ウインドウガラス6の下端部を支持する中間横枠支持部51と、ウインドウガラス8a,8bの上端を摺動可能に支持する中間横枠摺動部52と、を備えている。中間横枠支持部51及び中間横枠摺動部52は中間横枠5の室外側(図5図示状態で左側)に形成されており、ウインドウガラス6,8a,8bは中間横枠5の鉛直方向上側及び鉛直方向下側に配設される。
中間横枠支持部51は、中間横枠5の室外側に配設され、鉛直方向下向きに開口する略コの字状の断面を有する凹部51aが中間横枠5の長手方向に沿って形成されている。中間横枠支持部51の凹部51aにはウェザストリップ7が配設され、ウインドウガラス6はウェザストリップ7を介して中間横枠支持部51によって室内側及び室外側から挟持される態様で車両用ウインドウサッシ1に固定される。
中間横枠摺動部52は、中間横枠5の室外側に配設され、鉛直方向下向きに開口する略コの字状の断面を有する凹部52aが中間横枠摺動部52は中間横枠5の長手方向に沿って形成されている。中間横枠摺動部52の凹部52aには底面52bの幅方向略中央から開口方向に延びる壁部52cが一体的に形成されている。中間横枠摺動部52の凹部52aにはガラスラン9が配設され、ウインドウガラス8a,8bは中間横枠摺動部52において壁部52cを挟んで室内側と室外側とにそれぞれ配設される。ウインドウガラス8a,8bはガラスラン9に案内されて中間横枠摺動部52の長手方向に沿って移動する。
また、中間横枠5の室内側壁部5aと中間横枠支持部51及び中間横枠摺動部52との間には中間横枠5の上端側壁部5bと下端側壁部5cとを連結する中間壁部5dが形成され、中間横枠5の中空部分は室内側中空部分53aと室外側中空部分53bとに区分されている。中間横枠支持部51の底部51bには水抜き孔54が形成され、中間横枠支持部51と室外側中空部分53bとは水抜き孔54によって連通される(図5参照)。よって、室外側中空部分53bが横枠中空部分53bとなり、中間横枠支持部51に浸入した雨水などは水抜き孔54を介して横枠中空部分53bに排出される。
また、中間横枠5の下端側壁部5cには排水孔55が形成されている。排水孔55は横枠中空部分53bに開口し、横枠中空部分53bに流入した水は排水孔55を介して中間横枠5から排出される。
縦枠2aは、図3及び図4に示すように、略角柱形状を有するピラー11の外周面に応じた断面略L字状に形成され、ピラー11の室外側側面11aに沿って配設される縦枠延出部21と、ピラー11とウインドウガラス6,8a,8b(図1参照)との間に配設される縦枠フレーム部22と、から構成されている。
縦枠延出部21は板状に形成され、その先端にはその長手方向に沿って室内側(図4図示状態で下側)へ突出するフランジ部21aが形成されている。縦枠2a,2bは、縦枠延出部21の室内側の面21bがピラー11の室外側側面11aに固定されることによって車両固定される(図1参照)。なお、固定方法として、例えば、縦枠延出部21の室内側の面21bに接着剤を塗布し、ピラー11には縦枠延出部21において縦枠延出部21に塗布された接着剤よりも外側に当接するダム11bを形成する。すると、車両用ウインドウサッシ1をピラー11の室外側側面11aに押し付けたときに接着剤がピラー11と縦枠延出部21との間に拡がり縦枠延出部21と車体とが固定される。なお、このとき、フランジ部21aとダム11bとによって縦枠2a,2bとピラー11との位置決めをすることができる。
縦枠フレーム部22は、縦枠延出部21の基端から略垂直に室内側へと延びている。縦枠2aの長手方向に沿って縦枠フレーム部22の基端側にはウインドウガラスの側端部を支持する縦枠支持部23が形成され、縦枠フレーム部22の先端側には(図4図示状態で下側)には中空部分24が形成されている。
縦枠支持部23は、中間横枠5の中間横枠摺動部52と同様、ウインドウガラス側(図4図示状態で左側)に開口する略コの字状の断面を有する凹部23aが縦枠2aの長手方向に沿って形成されている。縦枠支持部23の凹部23aには底面23bの幅方向略中央から開口方向に延びる壁部23cが一体的に形成されている。
また、縦枠2aの縦枠フレーム部22には中間横枠5と嵌合する嵌合部26が形成されている。嵌合部26は縦枠支持部23の底面23bと連続的な面26a(図1参照)を有している。中間横枠5の端面5eと嵌合部26の面26aとが当接することで縦枠2aと中間横枠5とは略垂直に交わるように位置決めされ、縦枠2aの縦枠フレーム部22の基端側に形成された縦枠支持部23が中間横枠5の室外側に形成された中間横枠支持部51及び中間横枠摺動部52に対して略垂直に配置される。
詳述すると、縦枠2aと中間横枠5とが固定されると、中間横枠5よりも上枠3側の縦枠支持部23は中間横枠5の中間横枠支持部51から上枠3側へと略垂直に延出され、縦枠支持部23の壁部よりも室外側と中間横枠5の中間横枠支持部51とによって形成された連続的な凹部にウェザストリップ7が配設される。また、中間横枠5の下枠4側に配設される縦枠支持部23は中間横枠5の中間横枠摺動部52から下枠4側へ向かって略垂直に延出され、縦枠2aの縦枠支持部23にある壁部22dと中間横枠5の中間横枠摺動部52にある壁部52cとが略垂直に配設される。そして、縦枠2aの縦枠支持部23と中間横枠5の中間横枠摺動部52とによって形成された連続的な凹部にガラスラン9が配設される。さらに、縦枠2aの中空部分24には中間横枠5の排水孔55が開口し(図2参照)、中間横枠5の横枠中空部分53bと縦枠2aの中空部分24とが排水孔55によって連通される。すなわち、中間横枠5が縦枠2aに固定される中間横枠5の端部(固定部)5f(図1参照)に排水孔が形成され、中間横枠5から排出された水は縦枠2aの中空部分24に流入する。よって、中空部分24は縦排水通路24となる。
下枠4は、図1又は図3に示すように、縦枠2aに対して略垂直に固定されている。下枠4は、図6に示すように、図示しない車両とウインドウガラス8a,8bとの間に配設され略四角柱状の外形を有する下枠フレーム部41と、下枠フレーム部41から反ウインドウガラス側(図6図示状態で下側)に延びる下枠延出部42とから構成されている。
下枠延出部42は、下枠フレーム部41の反ウインドウガラス側端面41aから突出し下枠フレーム部41の室外側の端面41bと連続的な面42aを備えた板状に形成され、その先端部には室内側へ突出するフランジ部42bが形成されている。
下枠フレーム部41は、略中空状に形成されウインドウガラス8a,8bの下端部を支持する下枠凹部を有する下枠摺動部43が形成されている。
下枠摺動部43は、下枠フレーム部41の室外側に配設され、ウインドウガラス側(図4図示状態で左側)に開口する略コの字状の断面を有する下枠凹部43aが下枠4の長手方向に沿って形成されている。下枠摺動部43の下枠凹部43aには底面43bの幅方向略中央から開口方向に延びる壁部43cが一体的に形成され下枠凹部43aにはガラスラン9が配設される。
また、図3に示すように、下枠フレーム部41の上端面の長手方向端部には縦枠2aの縦枠フレーム部22と嵌合する嵌合部44が形成されており、縦枠2aの縦枠フレーム部22の基端側に形成された縦枠支持部23が下枠4の室外側に形成された下枠摺動部43に対して略垂直に配置される。
詳述すると、下枠摺動部43は下枠フレーム部41のウインドウガラス側端面41cの室外側に形成され、その底面52bには底面52bの幅方向略中央から開口方向に延びる壁部43cが一体的に形成されている。縦枠2aと下枠4とが固定されると、縦枠2aの縦枠支持部23と下枠4の下枠摺動部43とが直交し、縦枠2aの縦枠支持部23にある壁部23cと下枠4の下枠摺動部43にある壁部43cとが略垂直に配設される。そして、縦枠2aの縦枠支持部23と下枠4の下枠摺動部43とによって形成された連続的な凹部にガラスラン9が配設される。
また、下枠フレーム部41の中空部分は、下枠摺動部43の底部43dと下枠フレーム部41の下壁部41dとを連結する中間壁部45によって室外側中空部分46aと室外側中空部分46aとに区分されている。下枠4の室内側中空部分46bには縦枠2aの縦排水通路24が開口し、縦枠2aの縦排水通路24と下枠4の中空部分(室内側中空部分46b)とが連通される。よって、縦排水通路24から排出された水は下枠4の室内側中空部分46bに流入し、室内側中空部分46bが下枠中空部分46bとなる。
また、下枠フレーム部41の室外側端面にはスリット47が形成され、室外側中空部分46aは下枠フレーム部41の室外側に開口する。また、中間壁部45には連通孔48が形成され室外側中空部分46aと室内側中空部分46bとは連通孔48を介して連通する。すなわち、下枠中空部分(室内側中空部分)46bの室外側には室外側中空部分46aが配設され、室外側から流入する空気は室外側中空部分46aを介して室内側中空部分(下枠中空部分)46bに流入する。よって、室外側中空部分46aが緩和部46aとなり連通孔48及び下枠中空部分46bを介して縦排水通路24に流入する空気が緩和される。
また、室内側中空部分46bは下枠摺動部43の底部43dに形成された下枠水抜き孔43e(図6参照)を介して下枠凹部43aに連通している。また、室内側中空部分46bは下枠摺動部43よりも室内側に延設される態様で延設部49が形成されている。よって、室内側中空部分46bへと逆流した空気は延設部49に導入され、縦排水通路24に空気が逆流することが妨げられる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)中間横枠5の中間横枠支持部51に流入した水は排水孔55を介して縦枠2a,2bの長手方向に沿って延びる縦排水通路24に排出されるため、車両用ウインドウサッシ1の見栄えが良くなる。また、中間横枠支持部51にある水は縦排水通路24に導入されるため、中間横枠支持部51に流入した水が中間横枠5の下側に配設されるウインドウガラス8a,8bに付着することを妨げることができる。よって、乗員の視界が妨げられるおそれが低減される。
(2)縦枠2a,2bの縦排水通路24に流入した水は下枠中空部分46bに流入し下枠中空部分46bに形成された連通孔48から外部に排出される。すなわち、車両用ウインドウサッシ1に形成される中間横枠支持部51にたまった水を排出するための穴(連通孔48)が乗員の視界よりも下側に配設される。よって、中間横枠5の中間横枠支持部51に流入した水が中間横枠5の下側に配設されるウインドウガラス8a,8bに付着し乗員の視界が妨げられるおそれが低減される。
(3)連通孔48から下枠中空部分46bに流入した空気は下枠中空部分46bの延設部49に導入される。よって、下枠中空部分46bから下枠水抜き孔43eを介して下枠摺動部43にミストを含んだ空気が逆流することを妨げることができる。
(4)中間横枠5は中空断面を備えるため、中間横枠5の機械的強度が向上する。また、中間横枠5の中間横枠支持部51に流入した水は水抜き孔54を介して横枠中空部分53bに排出されるため、ウェザストリップ7によるシールが完全でなく中間横枠支持部51から水があふれるおそれが低減される。
(5)縦排水通路24はウインドウガラス8a,8bよりも室内側に配設されるため、下枠中空部分46bにおいて連通孔48と縦排水通路24の開口部24aとを離間して配設することが可能となる。よって、連通孔48から流入した空気などが縦枠2a,2bの縦排水通路24に逆流するおそれが低減される。
(6)緩和部46aによって縦排水通路24に流入する空気の流れが妨げられるため、縦排水通路24に浸入した水が逆流する空気に押し戻されることを妨げることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、中間横枠5は略中空状に形成されているがこのような態様に限定されない。例えば、中間横枠の凹部と縦排水通路とが直接連通されてもよい。
・上記実施形態では、縦枠2a,2bに形成された縦排水通路24は下枠4に形成された下枠中空部分46bと連通し、該下枠中空部分46bに形成された連通孔48を介して縦排水通路24に流入した水が排出されるが、このような態様に限定されない。例えば、縦枠2a,2bの縦排水通路24を車両外部側に設け、縦排水通路24の下端部に形成され縦排水通路24と車両外部とを連通する連通孔48を介して縦排水通路24に流入した水を排出することもできる。
・下枠中空部分46bに緩和部46aが形成されていなくても上述した(1)〜(5)の効果を奏することは可能である。
・上記実施形態では、下枠中空部分46bは下枠摺動部43よりも室内側に延設された延設部49を備えているがこのような態様に限定されず、下枠中空部分の断面形状は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、縦排水通路24はウインドウガラス6,8a,8bよりも室内側に形成されているが、ウインドウガラスよりも室外側であっても良く、適宜変更可能である。
・上記実施形態においては、車両の開口部は中間横枠5を境として、その上部がウインドウガラス6によって閉止され、その下部がウインドウガラス8a,8bによって引き違いに開閉されているが、このような態様に限定されない。例えば、中間横枠を境として、その上部がウインドウガラスによって引き違いに開閉され、その下部がウインドウガラスによって閉止されていてもよい。また、両方が閉止されていても良いし、両方が引き違いで開閉されても良い。
・上枠と下枠と縦枠とは一体的に形成されていてもよい。また、縦枠は上枠、横枠、下枠及び中間横枠と直交して配置されていなくても良い。
本発明の1実施形態を示す正面図。 図1のA部分を車両内側からみた斜視図。 図1のB部分を車室内側からみた斜視図。 図1のC−C断面図。 図1のD−D断面図。 図1のE−E断面図。
符号の説明
1…車両用ウインドウサッシ、2a,2b…縦枠、3…上枠、4…下枠、5…中間横枠、6,8a,8b…ウインドウガラス、51…凹部を備えた中間横枠支持部、51a…ウインドウガラスの下端を支持する凹部、24…縦排水通路、24a…縦排水通路の開口部、43…下枠凹部を有する下枠摺動部、43a…下枠凹部、43e…下枠水抜き孔、46a…緩和部、46b…下枠中空部分、48…連通孔、49…延設部(下枠中空部分において下枠凹部よりも室内側に延設された部分)、53b…横枠中空部分、54…水抜き孔、55…排水孔。

Claims (5)

  1. 上下一対の上枠及び下枠と、前記上枠及び前記下枠の前後端に連結された一対の縦枠と、前記両縦枠にわたって設けられ、前記下枠と前記上枠と前記縦枠とにより形成される開口部を上下方向に複数に分割し上側ウインドウガラスの下端部を支持する凹部を有する中間横枠と、を備える車両用ウインドウサッシにおいて、
    前記縦枠は中空断面を有し前記凹部の水が導入される縦排水通路を有し、
    前記下枠は、前記中間横枠よりも鉛直方向下側に配設され中空断面を有する下枠中空部分を有し、
    前記下枠中空部分は、前記縦排水通路と連通する室内側中空部分と、前記室内側中空部分に対して中間壁部によって区画され且つ前記室内側中空部分の室外側に隣接される室外側中空部分とにより構成され、
    前記下枠は、下側ウインドウガラスの下端を支持する下枠凹部と、前記中間壁部に形成されて前記室内側中空部分と前記室外側中空部分を連通する連通孔と、前記下枠凹部の下側に配設され前記室内側中空部分と前記下枠凹部とを連通する下枠水抜き孔と、を有することを特徴とする車両用ウインドウサッシ。
  2. 請求項1に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、
    前記中間横枠は、該中間横枠の長手方向に沿って延び中空断面を有する横枠中空部分と、前記凹部と前記横枠中空部分とを連通する水抜き孔と、を有し
    前記縦排水通路は、前記横枠中空部分に連通することを特徴とする車両用ウインドウサッシ。
  3. 請求項2に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、
    前記中間横枠は、前記横枠中空部分に開口する排水孔をさらに有し、
    前記排水孔は、前記下側ウインドウガラスの上端を支持する中間横枠凹部の底面よりも下方に設けられていることを特徴とする車両用ウインドウサッシ。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、
    前記縦排水通路は前記下側ウインドウガラスよりも室内側に配設されることを特徴とする車両用ウインドウサッシ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用ウインドウサッシにおいて、
    前記下枠中空部分は、前記下枠凹部よりも室内側に延設された延設部を有することを特徴とする車両用ウインドウサッシ。
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