JP4610419B2 - 車両用シートのシートバック構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両用シートに関し、特に車両用シートのシートバック構造に関する。
従来の車両用シートは、シートクッションとシートクッションの後端部に傾倒自在に取り付けられたシートバックとを備えており、シートバックには着座者の腰部を支持するランバーサポートが設けられている。
また、着座者の腰部に当接するシートバックに空気袋を設け、空気袋にポンプから必要量の空気を送ることにより着座者の体型に応じて空気袋の内圧を適宜変更できるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−340163号公報(図13)
最近では、通気性に優れた軽量のネット状シートが普及しつつあるが、シートバック腰部の圧力を調整している補強布は長さが固定されており、着座者の体格差、好み等によりシートバック腰部の圧力を調整することは困難であった。また、車両の衝突等により入力されるエネルギをある程度吸収できるものの、大きなエネルギを吸収するためには、まだまだ改善の余地があった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、着座者の腰部が当接するシートバックの圧力を着座者の好みに応じて容易に変更できる車両用シートのシートバック構造を提供することを目的としている。
また、本発明の別の目的は、シートバック腰部を撓みやすい構成とし、車両の衝突等により大きなエネルギが入力された場合には、シートバック腰部が撓み後方へのストロークを大きくすることにより入力エネルギを散逸させることである。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートクッションとシートバックとを備えた車両用シートのシートバック構造であって、前記シートバックがネット状弾性部材を有し、該ネット状弾性部材の背面にランバーサポートが取り付けられ、該ランバーサポートが、前記ネット状弾性部材に当接する固定式サポート部材と、該固定式サポート部材を覆うように取り付けられた調節式サポート部材を有し、前記固定式サポート部材を1枚のシート状部材で構成する一方、前記調節式サポート部材を2枚のシート状部材で構成し、前記シートバックの背面に前記ランバーサポートの左右の両端を係止するとともに、前記調節式サポート部材を構成する2枚のシート状部材の内端部に留め具を取り付け、該留め具により前記調節式サポート部材の幅方向の長さを調節できるようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記留め具がマジックファスナであることを特徴とする。
本発明によれば、シートバックの背面にランバーサポートの左右の両端を係止し、ランバーサポートの幅方向の長さを調節できるようにしたので、着座者の腰部支持圧を着座者の好みに応じて容易に変更でき、座り心地が向上する。また、車両の衝突等により大きなエネルギが入力された場合には、留め具が外れることで後方へのストロークが大きくなり、入力エネルギを散逸することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は本発明にかかるシートバック構造を有する車両用シートSを示しており、シートクッション2と、シートクッション2の後端部にヒンジ機構4を介して傾倒自在に取り付けられたシートバック6とを備えている。また、シートクッション2とシートバック6は、シートクッションフレーム8とシートバックフレーム10をそれぞれ備えており、シートクッションフレーム8には面状弾性部材12とネット状弾性部材14とが張設される一方、シートバックフレーム10にはネット状弾性部材16が張設されている。
ネット状弾性部材14,16としては、基布の織りを例えばハニカム状(六角形)のメッシュに形成するとともに、上部メッシュ層と下部メッシュ層とを多数のパイルからなるパイル層で結合した3層の立体的なトラス構造を有する3次元ネットが使用される。3次元ネットにおける上部メッシュ層と下部メッシュ層の各糸は、多数の細い糸をよったもので形成されるとともに、パイルの各々は1本の太い糸で形成され、立体メッシュニットに剛性を付与している。
なお、面状弾性部材12は複数の係止部材18を介してシートクッションフレーム8に係止されており、ネット状弾性部材14,16は複数の引張部材20、スプリング22、係止部材24等を介してシートクッションフレーム8あるいはシートバックフレーム10に係止されている。
また、図3及び図4に示されるように、シートバック6を構成するネット状弾性部材16において着座者が当接する部位の背面両側は、シートバックフレーム10に一端が係止された引張部材20の他端が係止されており、引張部材20により後方に引っ張られている。
さらに、シートバック6における着座者の腰部が当接する部位には、矩形のランバーサポート26がネット状弾性部材16の背面に当接するように設けられており、ランバーサポート26は、ネット状弾性部材16の背面に当接する固定式サポート部材28と、固定式サポート部材28を覆うように取り付けられた調節式サポート部材30とにより構成されている。また、固定式サポート部材28及び調節式サポート部材30のいずれもその左右の両端は、引張部材20とともにネット状弾性部材16に係止されており、固定式サポート部材28は一枚のシート状部材で構成されているのに対し、調節式サポート部材30は2枚のシート状部材で構成されており、2枚のシート状部材の内端部にはマジックファスナ32が取り付けられている。
なお、固定式サポート部材28を構成するシート状部材と調節式サポート部材30を構成するシート状部材とを同じ材料で構成してもよいが、異なる材料を使用することもできる。例えば、固定式サポート部材28を構成するシート状部材にゴム材を使用し、調節式サポート部材30を構成するシート状部材に布材を使用することもでき、両者を座面の材質や物性に合わせて適宜選択することによりシートバック全体の延び(ばね定数)を調整することができる。すなわち、シートバック6の表皮材の延び特性の違いによりランバーサポート26の材質を変える(例えば、表皮材がよく伸びる材質の場合は、ランバーサポート26は延びない材質のものを使用する)と、調整手段としてのマジックファスナ32の強弱によりシートバック全体のばね定数を適宜調整することが可能となる。
さらに詳述すると、上記構成の本発明にかかるシートバック構造は、固定式サポート部材28により基本的な腰部支持圧を設定するとともに調節式サポート部材30の破損時のバックアップを行い、調節式サポート部材30により着座者の好みに応じて腰部支持圧を調節することができる。
すなわち、図3(a)に示されるように、調節式サポート部材30の幅方向の長さを固定式サポート部材28の幅方向の長さと略等しくして調節式サポート部材30を弛みがないように緊張させると腰部支持圧が高くなり、図3(b)に示されるように、調節式サポート部材30の幅方向の長さを固定式サポート部材28の幅方向の長さより長くして調節式サポート部材30に弛みを持たせると腰部支持圧が徐々に減少する。なお、調節式サポート部材30の弛みの調節は、シートバック6の後方からマジックファスナ32を開閉して調節式サポート部材30の幅方向の長さを変更することにより行われる。
また、車両の衝突等により大きなエネルギが入力された場合には、マジックファスナ32が外れ、シートバック腰部(固定式サポート部材28)の後方へのストロークが大きくなり、入力エネルギが散逸する。
図5は、図3(a)及び図3(b)の状態におけるシートバック6の部位III−IIIにおける静特性の一例を示しており、実線は図3(a)の状態を、細線は図3(b)の状態をそれぞれ示している。
なお、上記実施の形態は、シートクッションとシートバックにそれぞれネット状弾性部材を設けたネット状シートを例にとり説明したが、本発明はネット状シートに限定されるものではなく、弾性部材としてウレタン等のクッション部材を使用した車両用シートにも適用可能である。
また、上記実施の形態において、ランバーサポート26を固定式サポート部材28と調節式サポート部材30とにより構成したが、調節式サポート部材30のみで構成することもできる。
さらに、上記実施の形態において、調節式サポート部材30にマジックファスナ30を取り付け、マジックファスナ30により調節式サポート部材30の幅方向の長さを調節するようにしたが、マジックファスナ30に変えて金具、ボタン等の留め具を使用することもできる。
本発明にかかるシートバック構造は、着座者の腰部支持圧を着座者の好みに応じて容易に変更できるので、長時間の運転により疲労が蓄積する自動車等のシートに有用である。
本発明にかかるシートバック構造を有する車両用シートの部分切欠斜視図である。 図1の車両用シートの縦断面図である。 図2における線III−IIIに沿った断面図であり、(a)はシートバックに設けられた調節式サポート部材を緊張させた場合を示しており、(b)は調節式サポート部材に弛みを持たせた場合を示している。 調節式サポート部材と固定式サポート部材の分解斜視図である。 図3(a)及び図3(b)の状態におけるランバーサポートの静特性を示すグラフである。
符号の説明
2 シートクッション、 4 ヒンジ機構、 6 シートバック、
8 シートクッションフレーム、 10 シートバックフレーム、
12 面状弾性部材、 14,16 ネット状弾性部材、 18 係止部材、
20 引張部材、 22 スプリング、 24 係止部材、
26 ランバーサポート、 28 固定式サポート部材、
30 調節式サポート部材、 32 マジックファスナ、 S 車両用シート。

Claims (2)

  1. シートクッションとシートバックとを備えた車両用シートのシートバック構造であって、
    前記シートバックがネット状弾性部材を有し、該ネット状弾性部材の背面にランバーサポートが取り付けられ、該ランバーサポートが、前記ネット状弾性部材に当接する固定式サポート部材と、該固定式サポート部材を覆うように取り付けられた調節式サポート部材を有し、前記固定式サポート部材を1枚のシート状部材で構成する一方、前記調節式サポート部材を2枚のシート状部材で構成し、前記シートバックの背面に前記ランバーサポートの左右の両端を係止するとともに、前記調節式サポート部材を構成する2枚のシート状部材の内端部に留め具を取り付け、該留め具により前記調節式サポート部材の幅方向の長さを調節できるようにしたことを特徴とする車両用シートのシートバック構造。
  2. 前記留め具がマジックファスナであることを特徴とする請求項に記載の車両用シートのシートバック構造。
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