JP4609817B2 - 半導体レーザモジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザモジュール、特に高温環境下での使用に適した半導体レーザモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体レーザは、光通信において信号用光源や光ファイバ増幅器の励起用光源として大量に用いられるようになってきた。半導体レーザが光通信において信号用光源や励起用光源として用いられる場合には、半導体レーザからのレーザ光を光ファイバに光学的に結合させたデバイスである半導体レーザモジュールとして使用される場合が多い。
【0003】
図6は、このような半導体レーザモジュールの構造の一例を示したものである。図6に示す半導体レーザモジュール40は、パッケージ11内においてペルチェモジュール42がパッケージ底板11aに固定されている。このペルチェモジュール42の上には半導体レーザ素子13とサーミスタ14及びレンズ15を固定した基板16が固定されている。また、パッケージ11の側壁11bに設けられた貫通孔11cには、光ファイバ17が固定されている。図6において50はヒートシンクである。
【0004】
この半導体レーザモジュール40は、半導体レーザ素子13から出射されたレーザ光がレンズ15により集光され、光ファイバ17の端面に入射されてこれが光ファイバ17内を導波し所望の用途に供される。
【0005】
半導体レーザモジュール40は、半導体レーザ素子13を駆動するために電流を流すと発熱により半導体レーザ素子13の温度が上昇する。この温度上昇は半導体レーザ素子13の発振波長と光出力の変化を引き起こす原因となる。
【0006】
このため、半導体レーザ素子13の近傍に固定されたサーミスタ14により半導体レーザ素子13の温度を測定し、この測定値を用いてペルチェモジュール42に流す電流を制御することによって半導体レーザ素子13の温度を一定に保つことでその特性を安定化している。
【0007】
半導体レーザモジュール40に使用されるペルチェモジュール42は、一般に図7に示すように、P型半導体であるP型熱電変換素子18と、N型半導体であるN型熱電変換素子19とが交互に並べられて2枚の例えばセラミックからなる絶縁層12a、12bの間に配置され、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19とが電気的に直列に接続されている。このP型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19に直流電圧を印加することによって絶縁層12a、12bの表面に発熱又は吸熱を生ぜしめることにより対象物の加熱又は冷却が行われる。
【0008】
図7(a)は、ペルチェモジュール42の断面を示したもので、このペルチェモジュール42は、アルミナ又は窒化アルミからなる2枚のセラミック製の絶縁基板12a、12bの間に、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19が挟持されている。これらの熱電効果素子18、19が絶縁基板12a、12bの表面に形成された電極12cにより電気的に接続されている。
【0009】
図7(b)は、絶縁基板12a、12bを省略して図示したペルチェモジュール42の斜視図である。ペルチェモジュール42は、多数の熱電変換素子18、19が絶縁基板12a及び12b上に二次元的に均一に配置して形成されている。
【0010】
図7(c)は、各熱電効果素子18、19の電気的接続を示すもので、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19とがそれぞれ交互に直列に接続されている。
【0011】
接続される熱電素子18、19の数は、用途に応じて種々あるが、例えばP型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19の対数が20乃至40対のものが半導体レーザモジュール用として一般に用いられている。
【0012】
このようなペルチェモジュール42は次のようにして製造される。まず、ビスマス(Bi)及びテルル(Te)を主成分とする原料粉末から単結晶法やホットプレス法によりインゴットを作製し、これをチップ状に切断してP型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19を作製する(例えば、特開平1−202343号公報や特開平1−106478号公報に開示されている公知の技術)。
【0013】
次に、図8(a)に示すように、絶縁基板12aの上に複数の電極12cを設けると共に各電極12cの上に半田ペースト12eを塗布する。次に図8(b)に示すように各電極12cの上に上記のチップ状のP型熱電変換素子18を一つずつ載置する。その後図8(c)に示すように各電極12cの上に上記のチップ状のN型熱電変換素子19を一つずつ載置することによって、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19を交互に配置する。
【0014】
そして、上記の図8(a)と同様にして絶縁基板12bの上に複数の電極12cを設けると共に各電極12cの上に半田ペースト12eを塗布し、この絶縁基板を図8(d)に示すようにP型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19を載置した絶縁基板12aの上に、相互の電極12cが互いに跨がるように配置して、下の絶縁基板12aの電極12c上のP型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19にそれぞれ上の絶縁基板12bの隣合う電極12cを重ねる。
【0015】
この状態で、図示していない半田リフロー炉内で半田ペースト12eをリフローすることによって、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19を二枚の絶縁基板12a、12b間に接合すると共に、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19を電極12cを介して電気的に直列に接続して、図8(e)に示すようなペルチェモジュール42が製造される。
【0016】
ペルチェモジュールに通電することにより、加熱、冷却作用が生じる理由は、次のように説明される。すなわち、図7(a)に示すようにペルチェモジュール42に外部より直流電圧を印加すると、P型熱電変換素子18とN型熱電変換素子19とは2枚の絶縁基板12a、12bによって挟持されかつ電気的には交互に直列接続されているために、P型熱電変換素子18中では絶縁基板12aから絶縁基板12bに向かって、またN型熱電変換素子19中では12bから12aに向かって電流が流れる。
【0017】
しかし、P型熱電変換素子18中では正孔が多数キャリアであり、N型熱電変換素子19中では電子がそれぞれ多数キャリアである。この電流を担う粒子の移動はともに絶縁基板12aから12bに向かう方向に起こる。一方、この電流を担う正孔及び電子は、熱の移動をも担うものでもある。このため、電流がP型熱電変換素子18中とN型熱電変換素子19中とで互いに反対の方向に流れるのに対して、熱の流れは常に一方向に起こることとなり、かくしてペルチェモジュール42の一方の面では冷却が、他方の面では加熱が起こるのである。
【0018】
このようなペルチェモジュール42を有する図6に示す半導体レーザモジュール40の作動中の熱的な環境について以下に説明する。
【0019】
半導体レーザモジュール40が光ファイバ増幅器等の通信機器内に搭載され使用される場合、同時に搭載される他の半導体レーザモジュールや電気回路素子等の発熱、及びその通信機器がおかれる場所の環境により、常温よりも高い環境温度で使用されることが多い。このため、半導体レーザモジュール40は、排熱効率の高い状態で使用するため、通常ヒートシンク50に固定されて使用される。
【0020】
図9は、半導体レーザモジュール40が、ヒートシンク50に固定されて使用される場合の熱的な環境を模式的に表した図で同図においては説明上の関係でレンズ15や光ファイバ17などは省略して描いてある。
【0021】
図9に示すように、半導体レーザモジュール40の置かれる環境温度がTa、ヒートシンク50の温度がThsとする。ここで、サーミスタ14の温度(サーミスタ温度)Tsを一定に保ちつつ半導体レーザ素子13に電流を供給すると、半導体レーザ素子13から発生した熱量QLDは、基板16を伝導してペルチェモジュール42の冷却側の絶縁基板12aに達し、続いて加熱側の絶縁基板12bに向かって排熱される。
【0022】
同時に、ペルチェモジュール42に電流が流れていることによるペルチェモジュール自身の発熱量QTMも絶縁基板12bに排熱される。そして、この熱量(QLD+QTM)が、パッケージ11の底板11aを経てヒートシンク50に排熱される。
【0023】
ペルチェモジュール42の冷却側の絶縁基板12a、加熱側の絶縁基板12bの温度をそれぞれTc、Th、半導体レーザ素子13と冷却側の絶縁基板12aとの間の熱抵抗をK1、加熱側の絶縁基板12bとヒートシンク50の間の熱抵抗をK2とすると、
Th=Ths+K2(QLD+QTM)・・・・・・(1)
Tc=Ts −K1QLD・・・・・・・・・・・・(2)
なる関係があるから、ペルチェモジュール42の絶縁基板12a,12b間の温度差△T=Th−Tcは、
△T=(Ths−Ts)+(K1+K2)QLD+K2 QTM・・・(3)
と表せる。
【0024】
(3)式において、右辺第一項の(Ths−Ts)は、半導体レーザモジュール40として使用される場合の内外温度差を意味する。
【0025】
すなわち、(1)式より加熱側の絶縁基板12bとヒートシンク50の間に熱抵抗K2が存在することにより、ペルチェモジュール42の加熱側基板12bの温度Thは、ヒートシンクの温度Thsに比べてK2(QLD+QTM)だけ高くなる。
【0026】
また、(2)式より半導体レーザ素子13と冷却側の絶縁基板12aとの間に熱抵抗をK1が存在することにより、冷却側の絶縁基板12aの温度Tcは、サーミスタ温度(半導体レーザ素子の温度)Tsに比べてK1 QLDだけ低くなる。
【0027】
これらによって、半導体レーザモジュール40として使用する場合の内外温度差(Ths−Ts)は、ペルチェモジュール42の絶縁基板間の温度差△Tに比べて(K1+K2)QLD+K2 QTMだけ小さくなるのである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、上記の半導体レーザモジュールは、システム全体の高出力化に伴い、光出力の高出力化と高環境温度下での動作が要求されるようになってきた。
【0029】
半導体レーザモジュール高出力化のために半導体レーザ素子を高出力化すると、必然的にその発熱量(QLD)が増加する。このような高出力半導体レーザモジュールを、高温環境下で使用するためには、半導体レーザ素子からの発熱を従来よりも効率よく排熱しなければならない。
【0030】
ところが、前述した従来の半導体レーザモジュールでは、次に述べるような問題があった。
【0031】
図9に示す半導体レーザモジュール40により説明すれば、半導体レーザ素子13から発生した熱量QLDは、基板16、ペルチェモジュール42、パッケージ底板11aを経てヒートシンク50に排熱される。
【0032】
ここで、半導体レーザモジュール40全体の厚さは機器への実装上の理由により所定の厚さに薄く設計されるため、基板16及びパッケージ底板11aも薄く設計される。このため、半導体レーザ素子13から発生した熱QLDが基板16を厚さ方向に伝導する間、及びパッケージの底板11aを通過してヒートシンク50に排熱されるまでの間に、横方向(ペルチェモジュールの絶縁基板12a又は12bの面と平行な方向)には十分広がらない。
【0033】
また、ペルチェモジュール42による熱の移動は、熱電変換素子内部の正孔及び電子を介したものであるから原理的に横方向に広がることはない。
【0034】
すなわち、半導体レーザ素子13から発生した熱量QLDは、半導体レーザ素子の直下及びその近傍に集中して流れて外部に排出されることになる。このため、この排出される熱の経路の実効的な熱抵抗は、熱が十分に広がって均一に排熱されると仮定した場合に比べて大きくなる。
【0035】
これは、(1)式乃至(3)式においてK1及びK2の実効的な値が大きいことを意味する。このように排熱の実効的な熱抵抗の大きな状況で半導体レーザモジュールを使用する場合には、この熱抵抗によって生じる温度差が、均一に排熱されると仮定した場合に比べて大きくなるのである。
【0036】
そしてこの温度差は、半導体レーザ素子13から発生する熱量QLDが大きくなるほど、また半導体レーザモジュール40がより高い環境温度下で使用される場合(QTMが大きい場合)ほど顕著になる。
【0037】
このような状況の下で半導体レーザモジュール40を使用すると、ペルチェモジュール42の加熱側・冷却側の絶縁基板12a、12b間の温度差△Tが非常に大きくなり、ペルチェモジュール42の負荷が大きくなってその消費電力が増大し、これがさらに環境温度を高くするという悪循環を引き起こす。
【0038】
したがって、半導体レーザモジュールを高出力化し、またより高温環境下で使用するためには、半導体レーザ素子13からヒートシンク50に至る熱の流れを均一化することが必要である。このためには、基板16やパッケージの底板11a等、排熱の経路上に存在する部品の厚さを厚くすることで、横方向への熱の拡散が起こるようにすればよいが、上記したように部品の厚さは半導体レーザモジュールの機器への実装条件によって制約されるため、このような方策は事実上採用することができない。
【0039】
本発明は、上記した従来の半導体レーザモジュールが有する排熱の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、半導体レーザモジュールに用いられる部品の厚さを厚くすることなく半導体レーザ素子からヒートシンクに至る熱の流れを均一化することでヒートシンクとペルチェモジュールの加熱側基板の温度差及びサーミスタとペルチェモジュールの冷却側基板の温度差を小さくし、もってペルチェモジュールの負荷を軽減し、その消費電力を小さくするとともに、より高い光出力で、かつより高い環境温度下で使用可能な半導体レーザモジュールを提供することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。
【0042】
すなわち、半導体レーザモジュールの本第の発明は、半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子を載置した基板と、該基板を冷却するペルチェモジュールと、前記半導体レーザ素子、前記基板および前記ペルチェモジュールを収容するパッケージとを有する半導体レーザモジュールであって、前記基板、ペルチェモジュール、該ペルチェモジュールを載置したパッケージの底板を含んで形成された、前記半導体レーザ素子からの熱を排熱する排熱経路の少なくとも一部分には、前記半導体レーザ素子から前記ペルチェモジュールに向かう方向よりも該方向に垂直な方向の熱の熱伝導率が高い熱拡散部が形成されており、前記パッケージの底板にはペルチェモジュール固定領域に熱拡散部が形成され、該熱拡散部として繊維強化複合材が用いられており、かつ、ペルチェモジュール固定領域よりも外側には通気性のない気密保持部が形成されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0044】
また、半導体レーザモジュールの本第の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記ペルチェモジュールはP型及びN型の複数の熱電変換素子対と、前記複数の熱電変換素子対を挟持する2枚のセラミック板を有し、複数の熱電変換素子対がセラミック板上において周辺部が略中央部よりも密に配列されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0045】
また、半導体レーザモジュールの本第の発明は、上記第1又は第2の発明の構成に加え、前記ペルチェモジュールはP型及びN型の複数の熱電変換素子対と、前記複数の熱電変換素子対を挟持する2枚のセラミック板を有し、複数の熱電変換素子対は、個々の熱電変換素子対が電気的に直列に接続された第一の部分と複数個の熱電変換素子対が並列に接続された第二の部分とから成り、第一の部分に対応する熱電変換素子対が前記セラミック板の周辺部に配置され第2の部分に対応する熱電変換素子対が前記セラミック板の略中央部に配置されている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0049】
上記構成の本発明においては、ペルチェモジュールの吸熱量が半導体レーザ素子の配置された略中央部と比較して周辺部で大きくなるように形成されているため、半導体レーザ素子の固定された基板上の温度分布が、周辺部分でより低くなり、したがって、基板上において略中央部から周辺部分に向かって温度勾配に基づく熱の移動がより効果的に起こる。
【0050】
また、半導体レーザ素子を固定した基板のペルチェモジュールの冷却面と平行な面内の熱伝導率が、ペルチェモジュールの冷却面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きい構成とすると、基板上において略中央部から周辺部分に向かう熱の移動量を多くすることが可能になる。
【0051】
さらに、ペルチェモジュールの加熱側基板が固定されたパッケージの底板や底板のペルチェモジュール固定領域に設けた繊維強化複合材のペルチェモジュールの加熱面と平行な面内の熱伝導率が、垂直な方向の熱伝導率よりも大きい構成とすると、パッケージの底板上において略中央部から周辺部分に向かう熱の移動量を多くすることが可能になる。
【0052】
このため、半導体レーザ素子から発生する熱が、ペルチェモジュールの絶縁基板面と平行な面内において、より均一な状態で排熱されることとなるため、排熱経路の実効的な熱抵抗が小さくなって上記課題が解決される。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0054】
図1は、本発明に係る半導体レーザモジュールの実施形態例を適用する一例を示すものである。
【0055】
図1に示すように、本実施形態例の半導体レーザモジュール10は、半導体レーザ素子13が基板16に固定されている。(なお、図示していないが、半導体レーザ素子13はAlN(窒化アルミ)等のヒートシンクを介して基板16に固定されていてもよい)。また基板16は、パッケージ11の底板11a上に半田固定されたペルチェモジュール12の上に半導体レーザ素子13がペルチェモジュール12の略中央部の上部に配置される位置で半田固定されている。
【0056】
パッケージ11の側壁11bの貫通孔11cには、光ファイバ17が固定されている。この光ファイバ17は、基板16上に固定されたレンズにより集光された半導体レーザ素子13からの光が結合される位置に固定されている。
【0057】
また、基板16上には、半導体レーザ素子13の近傍にサーミスタ14が固定されている。この半導体レーザモジュール10では、基板16、ペルチェモジュール12、パッケージ11の底板11aを含んで、半導体レーザ素子13からの熱を排熱する排熱経路が形成されている。
【0058】
ここで、本発明に係る半導体レーザモジュール10に使用されるペルチェモジュール12は、半導体レーザ素子13の真下にあたる略中央部の吸熱量に比べて周辺部の吸熱量が大きくなっている。図2は、このペルチェモジュール12の加熱側基板12b及び冷却側基板12a上における熱電変換素子の配置と電極のパターンの一例を示したものである。
【0059】
図2(a)は加熱側基板12bを冷却側基板12aから見た図、図2(b)は、冷却側基板12aを加熱側基板12bから見た図である。
【0060】
図2の(a)、(b)においてP型熱電変換素子18及びN型熱電変換素子19は、周辺部ほど密に中心部ほど疎に配列され、これらが電極12cによって直列に接続されている。ここで、各熱電変換素子18、19に流れる電流はすべて同じであるから、熱電変換素子18、19が冷却側基板12aから加熱側基板12bへ運ぶ熱量は、P型熱電変換素子18及びN型熱電変換素子19それぞれにおいてすべて等しい。従って、熱電変換素子18、19が密に配置されている周辺部ほど吸熱量が大きく、熱電変換素子18、19が疎に配置されている中心部ほど吸熱量が小さいペルチェモジュール12となる。
【0061】
なお、このようなペルチェモジュール12は、絶縁基板12a、12b上の電極パターンの形成位置及び熱電変換素子の配置を変更する点を除き、従来より公知のペルチェモジュールの作製方法と同一の方法で作製可能である。
【0062】
また、図3は、本発明の半導体レーザモジュールに使用されるペルチェモジュール22の加熱側基板12b及び冷却側基板12a上における熱電変換素子18、19の配置と電極のパターンの他の例を示したものである。図3(a)は加熱側基板12bを冷却側基板12aから見た図、図3(b)は、冷却側基板12aを加熱側基板12bから見た図、また図4は、図3に示すペルチェモジュール22の各熱電変換素子18、19の電気的な配線を示した図である。本実施形態においては、熱電変換素子は2次元的に均一に配置固定されている。熱電変換素子18、19の電気的接続は、図4に示すように、P型電変換素子18及びN熱電変換素子19が直列に接続された第1の部分20と、並列に接続された第2の部分21とがあり、これらの各部分が、図3(a)及び図3(b)のように、第1の部分20が周辺部に、第2の部分21が略中央部に配置してなっている。
【0063】
このようなペルチェモジュール22においては、第2の部分21にある熱電変換素子1個当たりに流れる電流は、第1の部分20にある熱電変換素子1個当たりに流れる電流に比べて小さいため、第2の部分21にある熱電変換素子1個当たりが運ぶ熱量は、第1の部分20にある熱電変換素子1個当たりが運ぶ熱量に比べて小さい。したがって、第1の部分20の熱電変換素子18、19が周辺部に、第2の部分の熱電変換素子18、19が略中央部に配置されていることにより、吸熱量が略中央部において小さく、周辺部で大きいペルチェモジュール22ができる。
【0064】
図2(又は図3)に示した吸熱量が略中央部において小さく周辺部で大きいペルチェモジュール12(又はペルチェモジュール22)を半導体レーザモジュール10に使用する場合には、半導体レーザ素子13をペルチェモジュール12(又はペルチェモジュール22)の略中央部に配置するのが望ましい。
【0065】
すなわち、ペルチェモジュール12(又はペルチェモジュール22)の吸熱量が半導体レーザ素子13の固定された略中央部と比較して周辺部で大きくなるように形成されているため、従来のペルチェモジュール42を使用した場合に比べて、半導体レーザ素子13の固定された基板16上の温度分布が、半導体レーザ素子13の周辺部分でより低くなる。
【0066】
したがって、基板16上において半導体レーザ素子13が固定された略中央部から周辺部分に向かって温度勾配に基づく熱の移動がより効果的に起こる。
【0067】
この結果、排熱の流れを周辺部にまで広げることが可能となり、排熱経路の実効的な熱抵抗が小さくなる。そして、ペルチェモジュール12(又はペルチェモジュール22)の加熱側基板12bと冷却側基板12aの温度差が小さくなってペルチェモジュール12(又はペルチェモジュール22)の負荷が低減され、より高温動作の可能な、また消費電力の小さい半導体レーザモジュール10となる。
【0068】
また、本実施形態の半導体レーザモジュール10に使用されるペルチェモジュールは、図2又は図3に示したペルチェモジュール12又はペルチェモジュール22の形態のものに限定されず、吸熱量が略中央部において小さく、周辺部で大きいものであれば、上記の作用を奏することができることはいうまでもない。
【0069】
例えば、図4に示す熱電変換素子18、19の配線方法としては、直列・並列の接続方法を種々組み合わせることも可能であることはいうまでもない。
【0070】
さらに、本発明では、ペルチェモジュールの冷却面と平行な面内の熱伝導率がペルチェモジュールの冷却面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きい(すなわち半導体レーザ素子からペルチェモジュールに向かう方向よりも、それに垂直な方向の熱伝導率が大きい)熱伝導異方性を有する材料で半導体レーザ素子13を固定する基板16を作製することによっても、半導体レーザ素子13からの熱を横方向に効率的に広げることが可能となり、これによって上記した作用と同様の作用を得ることができる。
【0071】
このような熱伝導異方性を有する基板16の材料としては、金属をマトリクスとする繊維強化複合材を使用することができる。このような複合材としては、例えばカーボン(C)、アルミナ(Al )、シリコンカーバイト(SiC)等を分散材とし、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)等をマトリクスとするものが知られている。
【0072】
このような複合材の製法は、例えば銅もしくは銅合金をマトリクスとしカーボン繊維を分散材とする複合材としては、次のようなものがある。すなわち、銅粉末若しくは銅合金粉末、モリブデン粉末又はタングステン粉末若しくはこれらの混合物の粉末を、炭素及び/又は黒鉛質の繊維とともにボールミル等の方法で混合し、この原料混合物をプレスして混合物の圧縮成型物を得、これをさらに熱間静水圧加圧によって一軸方向に圧縮する。このようにして作製された複合材料では、炭素及び/又は黒鉛質からなる繊維が金属マトリクスに圧縮方向に垂直な2次元面方向にランダムに配向する。なお、このような複合材料およびその製法に関しては、例えば特開平11―140559に開示されている。
【0073】
上記の複合材料を用いて、基板16の上面、下面がこの炭素繊維の配向面と平行になるように形成することによりペルチェモジュール12の冷却面と平行な面内の熱伝導率がペルチェモジュール12の冷却面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きいような熱伝導異方性を有する基板が得られる。なお、基板16の全部を上記の複合材料で形成する必要はなく、その一部を上記の複合材料で形成するだけでも十分効果は得られる。
【0074】
基板16全体を複合材で形成したものでは、ペルチェモジュール12の冷却面と平行な面内、及び垂直な方向の熱伝導率は、それぞれ例えば約250W/mK、100W/mKのようなものが得られる。なお、繊維の配向の方向を2次元でなく1次元的にすることも可能であり、この場合にはさらに大きな熱伝導異方性が得られる。
【0075】
また、上記熱伝導異方性材料として、例えばアドバンストセラミックス社(アメリカ合衆国)から販売されているような熱伝導異方性を有するカーボン材料も利用できる。このようなカーボン材料としては、最大の熱伝導率が1700W/mK程度のものも入手可能であり、このようなカーボン材料に金属被覆を施したり、ペルチェモジュール12の絶縁基板であるアルミナや窒化アルミ等と熱膨張率が近いSiC/Al(熱膨張率6.7ppm/℃)を前記カーボン材料に被覆したりすることにより、本発明に好適に適用できる。
【0076】
そして、上記のような熱伝導異方性を有する基板16を使用することにより、半導体レーザ素子13から発生した熱が効率よくペルチェモジュール12の冷却面に平行な方向に広がるため、排熱の実効的な熱抵抗が小さくなる。この結果ペルチェモジュール12の負荷が軽減し、高温環境下でも動作可能で、消費電力の少ない半導体レーザモジュール10ができる。さらに、このような熱伝導異方性を有する材料で作製された基板16を、上記した吸熱量が略中央部において小さく、周辺部で大きいペルチェモジュール12と同時に使用すれば、本発明の効果はさらに顕著になる。
【0077】
さらに、半導体レーザ素子13を固定した基板16のほか、パッケージ11の底板11aをこのような熱伝導異方性を有する材料を使用して、ペルチェモジュール12の加熱面と平行な面内の熱伝導率がペルチェモジュール12の加熱面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きいように作製すれば、本発明の効果はさらに顕著となる。
【0078】
なお、上記のような熱伝導異方性を有する材料として、例えば銅又は銅合金をマトリクスとしてカーボンの分散材を配列したCu−C等の繊維強化複合材により底板11aを形成すると、パッケージ11の気密を得ることができないことが考えられる。それというのは、上記のような繊維強化複合材は、分散材の配列状態に応じて形成される孔に起因する微細な孔を有し、通気性を有しているからである。
【0079】
そこで、例えば図5の(a)、(b)に示すように、パッケージ11の底板11aのペルチェモジュール12の固定領域に、Cu−C等の熱伝導異方性を有する繊維強化複合材30を設け、この繊維強化複合材30を銅タングステン合金(Cu−W)やコバール(Fe−Ni−Co系合金の商標)等の金属材料のような通気性のない材料から成る板材の底板11a(本発明の気密保持部)上に配置するとよい。すなわち、ペルチェモジュール12の固定領域の外側に通気性のない気密保持部を形成するとよい。そして、この金属材料の底板11aに側壁11bを接着固定してパッケージ11とすれば、パッケージ11の気密を確保でき、かつ、本発明の前記効果を顕著に発揮することができる。
【0080】
なお、同図の(a)に示す構成例は、底板11aのペルチェモジュール12が固定される領域をえぐり、このえぐり部分にCu−C等の板材からなる繊維強化複合材30を埋め込んだ例であり、繊維強化複合材30の底板11aへの固定は例えば銀鑞付けにより行われる。また、同図の(b)に示す構成例は、底板11aの上側に繊維強化複合材30を接着固定し、この繊維強化複合材30の上にペルチェモジュール12にを固定した例であり、図の簡略化のために、ペルチェモジュール12の底板11aへの固定部位周辺の構成のみ示してある。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体レーザモジュールによれば、ペルチェモジュールの吸熱量が半導体レーザ素子の固定された略中央部と比較して周辺部で大きくなるように形成されているため、半導体レーザ素子の固定された基板上の温度分布が半導体レーザ素子の周辺部分でより低くなって、基板上において半導体レーザ素子が固定された略中央部から周辺部分に向かって温度勾配に基づく熱の移動がより効果的に起こる。この結果、半導体レーザモジュールの厚さを厚くすることなく、排出される熱の流れを周辺部にまで広げることが可能となり、排熱経路の実効的な熱抵抗が小さくなる。そして、ペルチェモジュールの冷却側及び加熱側の絶縁基板の温度差が小さくなってペルチェモジュールの負荷が低減される結果、より高温動作の可能な、また消費電力の小さい半導体レーザモジュールが作製可能となる。
【0082】
また、基板、ペルチェモジュール、該ペルチェモジュールを載置したパッケージの底板を含んで形成された、前記半導体レーザ素子からの熱を排熱する排熱経路の少なくとも一部分には、前記半導体レーザ素子から前記ペルチェモジュールに向かう方向よりも該方向に垂直な方向の熱の熱伝導率が高い熱拡散部が形成されている本発明によれば、この熱拡散部によって効率的に熱を拡散し、上記効果を発揮することができる。
【0083】
なお、上記熱拡散部の構成例として、例えばペルチェモジュールの冷却面と平行な面内の熱伝導率がペルチェモジュールの冷却面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きいような熱伝導異方性を有する材料で半導体レーザ素子を固定する基板を作製する例が挙げられ、このようにすると、半導体レーザ素子からの熱を横方向に効率的に広げることが可能となり、これによって上記した効果と同様の効果を得ることができる。
【0084】
さらに、上記熱拡散部の別の構成例として、例えばペルチェモジュールを固定したパッケージの底板が、ペルチェモジュールの加熱面と平行な面内の熱伝導率がペルチェモジュールの加熱面と垂直な方向の熱伝導率よりも大きいように作製する例が挙げられ、このようにすると、ヒートシンクに排出される熱の流れを周辺部にまで広げることが可能となり、排熱経路の実効的な熱抵抗が小さくなる。その結果、ペルチェモジュールの加熱側の絶縁基板とヒートシンクとの温度差が小さくなってペルチェモジュールの負荷が低減される結果、より高温動作の可能な、また消費電力の小さい半導体レーザモジュールが作製可能となるのである。
【0085】
さらに、パッケージの底板にはペルチェモジュール固定領域に熱拡散部が形成され、該熱拡散部として繊維強化複合材が用いられており、かつ、ペルチェモジュール固定領域よりも外側には通気性のない気密保持部が形成されている構成の本発明によれば、上記と同様に、ヒートシンクに排出される熱の流れを周辺部にまで広げて排熱経路の実効的な熱抵抗を小さくし、より高温動作の可能な、また消費電力の小さい半導体レーザモジュールにできる効果を発揮できると共に、パッケージに気密性を確実に保つことができる。
【0086】
さらにまた、本発明の半導体レーザモジュールを構成しているペルチェモジュールによれば、吸熱量が略中央部と比較して周辺部で大きくなっているので、例えば半導体レーザモジュールに使用された場合に、基板上において半導体レーザ素子の固定された略中央部から周辺部分に向かって温度勾配に基づく熱の移動がより効果的に起こる。
【0087】
この結果、半導体レーザモジュールの厚さを厚くすることなく、排出される熱の流れを周辺部にまで広げることが可能となり、排熱経路の実効的な熱抵抗が小さくなる。
【0088】
さらに、ペルチェモジュールの冷却側及び加熱側の絶縁基板の温度差が小さくなってペルチェモジュールの負荷が低減され、より高温動作の可能な、また消費電力の小さい半導体レーザモジュールが作製可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体レーザモジュールの断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体レーザモジュールに用いられるペルチェモジュールの熱電効果素子の配置及び配線パターンを示す図で、(a)は加熱側基板を冷却側基板から見た図、(b)は冷却側基板を加熱側基板から見た図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る半導体レーザモジュールに用いられるペルチェモジュールの熱電効果素子の配置及び配線パターンを示す図で、(a)は加熱側基板を冷却側基板から見た図、(b)は冷却側基板を加熱側基板から見た図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る半導体レーザモジュールに用いられるペルチェモジュールの熱電効果素子の配線図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る半導体レーザモジュールに用いられるペルチェモジュールの底板への固定構造を示す説明図である。
【図6】従来の半導体レーザモジュールの断面図である。
【図7】従来の半導体レーザモジュールに使用されているペルチェモジュールを示す図で、(a)はペルチェモジュールの断面図、(b)は上下の絶縁基板を省略して描いた斜視図、(c)は熱電効果素子の配線図である。
【図8】ペルチェモジュールの製造方法を示す説明図である。
【図9】半導体レーザモジュールの熱的な環境を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザモジュール
11 パッケージ
12 ペルチェモジュール
13 半導体レーザ素子
14 サーミスタ
15 レンズ
16 基板
17 光ファイバ
18 P型熱電変換素子
19 N型熱電変換素子
22 ペルチェモジュール
30 繊維強化複合材
50 ヒートシンク

Claims (3)

  1. 半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子を載置した基板と、該基板を冷却するペルチェモジュールと、前記半導体レーザ素子、前記基板および前記ペルチェモジュールを収容するパッケージとを有する半導体レーザモジュールであって、前記基板、ペルチェモジュール、該ペルチェモジュールを載置したパッケージの底板を含んで形成された、前記半導体レーザ素子からの熱を排熱する排熱経路の少なくとも一部分には、前記半導体レーザ素子から前記ペルチェモジュールに向かう方向よりも該方向に垂直な方向の熱の熱伝導率が高い熱拡散部が形成されており、前記パッケージの底板にはペルチェモジュール固定領域に熱拡散部が形成され、該熱拡散部として繊維強化複合材が用いられており、かつ、ペルチェモジュール固定領域よりも外側には通気性のない気密保持部が形成されていることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. ペルチェモジュールはP型及びN型の複数の熱電変換素子対と、前記複数の熱電変換素子対を挟持する2枚のセラミック板を有し、複数の熱電変換素子対がセラミック板上において周辺部が略中央部よりも密に配列されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  3. ペルチェモジュールはP型及びN型の複数の熱電変換素子対と、前記複数の熱電変換素子対を挟持する2枚のセラミック板を有し、複数の熱電変換素子対は、個々の熱電変換素子対が電気的に直列に接続された第一の部分と複数個の熱電変換素子対が並列に接続された第二の部分とから成り、第一の部分に対応する熱電変換素子対が前記セラミック板の周辺部に配置され第2の部分に対応する熱電変換素子対が前記セラミック板の略中央部に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体レーザモジュール。
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