JP4609502B2 - サラウンド出力装置およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明に係るサラウンド出力装置は、上記の構成において、前記割当手段は、前記経路特性特定手段により求められた前記インパルス応答のうち、そのレベルが所定の閾値を越える数を特定する数特定手段と、前記数特定手段により特定された前記数が、第1の所定数未満である場合には、前記所定の閾値を当該閾値よりも高い閾値に変更し、前記数特定手段により特定された前記数が、前記第1の所定数よりも大きい第2の所定数以上である場合には、前記所定の閾値を当該閾値よりも低い閾値に変更して、前記数特定手段に前記数を特定させる閾値変更手段とを備え、前記数特定手段により特定された前記数が前記第1の所定数以上であり、且つ前記第2の所定数未満である場合に、前記インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てても良い。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置1の構成を説明する。
図1は、スピーカ装置1の外観(正面)を示す図である。同図に示すように、スピーカ装置1の筐体2の中央部には、スピーカアレイ152が配置されている。
スピーカアレイ152は、複数のスピーカユニット153−1、153−2、…、153−n(以下、互いに区別する必要がない場合には、スピーカユニット153と総称する)からなり、高い周波数帯域の音(高域成分)を出力する。
また、スピーカ装置1の向かって左側には、ウーハ151−1が、右側にはウーハ151−2(以下、互いに区別する必要がない場合は、ウーハ151と総称する)が設けられており、ウーハ151は、低い周波数帯域の音(低域成分)を出力する。
また、スピーカ装置1には、マイク端子24が設けられている。マイク端子24にはマイクロホンが接続可能であり、音信号(アナログの電気信号)を受取る。
図2は、スピーカ装置1の内部構成を示した図である。
同図に示す制御部10は、記憶部11に格納された制御プログラムに従って各種処理を行う。すなわち、設定されたパラメータに従って、後述する各チャンネルの音データの処理を行う。また、バスを介してスピーカ装置1の各部を制御する。
記憶部11は、例えばROM(Read Only Memory)などの記憶手段である。記憶部11には、制御部10により実行される制御プログラム、測定用音データ、および楽曲データが格納されている。測定用音データとしては、楽曲データを用いることもできるが、ここではホワイトノイズを表す音データを用いる。なお、ホワイトノイズとは、全ての周波数成分を同じ強度で含む雑音である。また、楽曲データは、複数(例えば、5つ)のチャンネルからなるマルチチャンネル再生用の楽曲データである。
D/Aコンバータ13は、デジタルデータ(音データ)を受取り、アナログの音信号に変換する。
アンプ14は、アナログの音信号の振幅を増幅する。
放音部15は、上述したスピーカアレイ152およびウーハ151であり、受取った音信号に基づいて放音する。
デコーダ16は、有線または無線で接続された外部のオーディオデータ再生装置からオーディオデータを受取って音データに変換する。
なお、マイク端子24に接続されるマイク30は、無指向性のマイクロホンであり、収音した音を表す音信号を生成し出力する。
スピーカ装置1において処理された各チャンネルの音は、高域成分と低域成分とに分けて処理される。
同図に示すように、スピーカ装置1においては、デコーダ16を介して入力されたオーディオデータまたは記憶部11から読み出された楽曲データに含まれる5チャンネルの音データ(フロントのレフト(FL)/ライト(FR)、サラウンドのレフト(SL)/ライト(SR)、センター(C))が処理される。
なお、各ゲイン制御部110には、各チャンネルの音が聴取者に到達するまでに生じる減衰を補償するように、各チャンネルの音の経路距離に応じたゲインが設定される。すなわち、サラウンドチャンネル(SLおよびSR)においては、スピーカアレイ152から聴取者までの経路距離が長く減衰が大きくなるので、ゲイン制御部110−1と110−5においてゲイン(音量)は大きく設定される。また、フロントチャンネル(FLおよびFR)およびセンターチャンネル(C)に対応するゲイン制御部110−2と110−4と110−3において、ゲインは中程度の大きさに設定される。
各指向性制御部140には、スピーカアレイ152を構成するn個のスピーカユニット153のそれぞれに対応付けて、遅延回路とレベル制御回路が設けられている。各遅延回路は、各重畳部150(ひいては、各スピーカユニット153)に供給される音データを所定の時間だけ遅延させる。各遅延回路には当該処理対象となった音データが所定の方向にビーム化されるような遅延時間が設定される。また、各レベル制御回路は、各チャンネルの音データにウインドウ係数を乗算する。該処理により、スピーカアレイ152から出力される音のサイドローブが少なく制御される。
重畳部150は、各指向性制御部140から音データを受取り加算する。加算された音データは、D/Aコンバータ13に出力される。
上述したゲイン制御部110、周波数特性補正部120、遅延回路130、指向性制御部140、および重畳部150は、制御部10が記憶部11に格納された制御プログラムを実行することにより実現される機能である。
アンプ14は、受取った信号を増幅し、各重畳部150−1〜150〜nに対応して設けられたスピーカユニット153−1〜153−nに出力する。
スピーカユニット153は、各々は無指向性のスピーカであり、受取った信号に基づいて放音する。
以下では、本発明に係るスピーカ装置1の動作について説明する前に、スピーカ装置1により実現されるサラウンド音場について簡単に説明する。
図4は、スピーカ装置1が設置された空間における、各チャンネルの音の経路を模式的に示した図である。各チャンネルの音は、強い指向性を付与され、チャンネルごとに設定された放射角度でスピーカアレイ152から出力される。フロントチャンネル(FLおよびFR)の音は、聴取者の側面で1度反射して聴取者に到達する。また、サラウンドチャンネル(SLおよびSR)の音は、聴取者の側面および背面でそれぞれ1回反射して聴取者に到達する。また、センターチャンネルの音は、スピーカ装置1の前方へ出力される。その結果、各チャンネルの音がそれぞれ異なる方向から聴取者に到達し、聴取者は、各チャンネルの音源(仮想音源)が、各チャンネルの音が届いた方向にあるように感じる。
(B−2:自動最適化処理)
スピーカ装置1が設置されると、まず「自動最適化処理」が行われる。自動最適化処理とは、各チャンネルの音のビーム制御に係るパラメータを自動的に設定する処理である。図5は、自動最適化処理の流れを示すフローチャートである。
直接相関法によれば、マイク30により拾われたノイズ(暗騒音など)が収音データに含まれている場合でも、ノイズに影響を受けることなくインパルス応答が算出される。なぜなら、入力された測定用音データとノイズとの間に相関がないことから、インパルス応答の算出の際にノイズに由来する因子が打ち消されるためである。
また、インパルス応答のデータから、音響ビームが辿った経路距離を推定することもできる。例えば、上記34ms後にマイク30に到達した音成分は、空間内を340m/sの音速で伝播したと仮定すると、340×0.034≒12mの経路距離を辿ったことが推定される。従って、同図に示すインパルス応答において、横軸の時間軸は、経路距離として捉えることも可能である。
ステップSA80において、放射角度の変更がなされる。すなわち、その時点で設定されている放射角度が+2°変更される。すなわち、放射角度は−78°となる。
特定されたセンターチャンネルピーク領域に対応する放射角度および経路距離は、記憶部11に書き込まれる。
レベル分布図に含まれる各ピーク領域は、該ピーク領域が対応する放射角度と経路距離の関係から、以下の3つのグループに分類される。
(1)フロントチャンネルピーク領域
(2)サラウンドチャンネルピーク領域
(3)乱反射ピーク領域
図8は、スピーカ装置1が設置された空間における音の経路を示した図である。同図において、センターチャンネルの経路距離はLで示されている。ここで、スピーカ装置1からマイク30までの経路において、フロントチャンネルの音の経路は、同図において実線で示される経路である。該経路の経路距離は、幾何学的にL/cosθ(=判別値D)となる。従って、上記フロントチャンネルピーク領域の特定にあたり、「ピーク領域に対応する経路距離が、該ピーク領域について計算された判別値Dと略等しいこと」を基準とすれば、適切にフロントチャンネルピーク領域が特定される。
まず、図3に示すスピーカ装置1の各部において、SRチャンネルの音データの処理を行うゲイン制御部110−5には、SRチャンネルの経路距離に基づいて決定されたゲインが設定される。SRチャンネルの経路距離は12mと比較的長いことから、ゲイン制御部110−5には比較的高いゲインが設定される。
以下では、自動設定処理により各種パラメータが最適化された段階でのサラウンド再生の態様について簡潔に説明する。
図3に示すように、デコーダ16を介して入力されたオーディオデータまたは記憶部11から読み出された楽曲データに含まれる5チャンネル(FL、FR、SL、SRおよびC)の音データが読み出され、各チャンネル系統に設けられたゲイン制御部110、周波数特性補正部120および遅延回路130により、チャンネル間で音量レベル・周波数特性・遅延時間が調和するよう補正がなされる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下に説明した各実施形態は、適宜組み合わせて実施しても良い。
(a)インパルス音の収音
測定用音データとして、インパルス音(きわめて短い音)を用い、該音をマイク30で収音することにより、直接的にインパルス応答を測定しても良い。
(b)クロススペクトル法
測定用音データとして、上記実施形態と同様にホワイトノイズを用い、測定用音データの自己相関関数をフーリエ変換したものと、測定用音データと収音データの相互相関関数をフーリエ変換したものの商を算出し、該商を逆フーリエ変換するとインパルス応答を演算することができる。クロススペクトル法は、上記実施形態における直接相関法と同様である。
(a)レベル分布図における各ピーク領域について、各ピーク領域に対応付けられた放射角度に基づいて分類しても良い。例えば、フロントチャンネルピーク領域は、センターチャンネルピーク領域の放射角度を基準とした所定の角度範囲内(例えば、14°〜60°)にあることを条件として特定しても良い。そして、サラウンドチャンネルピーク領域は、センターチャンネルの放射角度を基準とした所定の角度範囲内(例えば、25°〜84°)にあることを条件として特定しても良い。
(b)レベル分布図における各ピーク領域について、検出された音量レベルを参照して分類しても良い。例えば、フロントチャンネルのピーク領域は、該ピーク領域に対応する収音データにおける音量レベルが−15dB以上であることを条件としても良い。しかし、この場合、サラウンドチャンネルの音は、2度壁面で反射をしてからマイク30に到達することから、サラウンドチャンネルのピーク領域の特定においては、音量レベルの条件を設けない、などとしても良い。
(a)(センターチャンネルピーク領域の放射角度)―14°<ピーク領域の放射角度<(センターチャンネルピーク領域の放射角度)+14°である場合は、該ピーク領域はいずれのグループにも属さないとしても良い。なぜなら、センターチャンネルと放射角度に差が殆どない場合、該ピーク領域は、センターチャンネルを除く他のいずれのチャンネルにも対応しないと考えられるからである。
(b)判別値D/1.4≦ピーク領域の経路距離≦判別値D×1.3である場合に、当該ピーク領域をフロントチャンネルピーク領域として特定しても良い。すなわち、このような数値関係を満たす場合に、「当該ピーク領域に対応する経路距離が判別値Dとおおよそ一致している」と判定しても良い。但し、上式を満たす場合でも、下のいずれかの式を満たす場合には、該ピーク領域をフロントチャンネルピーク領域ではないと判定しても良い。
・84<ピーク領域の放射角度の絶対値
・ピーク領域の放射角度の絶対値<25
・ピーク領域の音量レベル<−15dB
(c)判別値D×1.3<ピーク領域の経路距離である場合は、該ピーク領域をサラウンドチャンネルのピーク領域として特定しても良い。すなわち、このような数値関係を満たす場合に、「当該ピーク領域に対応する経路距離が判別値Dよりも大きく、その差分が上記所定の閾値以上である」と判定しても良い。但し、上式を満たす場合でも、下式を満たす場合には、該ピーク領域をサラウンドチャンネルピーク領域ではないと判定しても良い。
・60<ピーク領域の放射角度の絶対値
(d)ピーク領域の経路距離<判別値D/1.4である場合は、該ピーク領域を乱反射ピーク領域として特定しても良い。すなわち、このような数値関係を満たす場合に、「当該ピーク領域に対応する経路距離が判別値Dよりも短く、その差分が上記所定の閾値以上である」と判定しても良い。但し、上式を満たす場合でも、下のいずれかの式を満たす場合には、該ピーク領域を乱反射ピーク領域ではないと判定しても良い。
・84<ピーク領域の放射角度の絶対値
・ピーク領域の放射角度の絶対値<25
・ピーク領域の音量レベル<−15dB
なお、上記の条件(数式)は、あくまでも一例であり、条件に用いられた数値は適宜変更しても良い。また、上記の条件の中からいずれを組み合わせて用いても良い。要は、各ピーク領域に対応する放射角度・経路距離・音量レベルのパラメータの1または複数に基づいて各ピーク領域の分類を行えば良い。
Claims (11)
- 複数のチャンネルの信号を受取る受取手段と、
音を表す測定用音データを記憶する記憶手段と、
前記受取手段が受取った複数のチャンネルの信号または前記記憶手段に記憶された測定用音データに基づいて生成された音を、制御された方向にビーム化して出力する出力手段と、
前記出力手段が音を出力する方向を制御する制御手段と、
収音した音を表す収音データを生成する収音手段と、
前記制御手段の制御により、前記出力手段が前記測定用音データに基づく音を各方向に出力するごとに、前記収音手段が該出力された音を収音して生成した収音データの各々から、各方向についてのインパルス応答を求めるインパルス応答特定手段と、
前記各方向についてのインパルス応答に基づいて、各方向に出力された音が前記収音手段に到達する経路の経路距離および前記インパルス応答のレベルを求める経路特性特定手段と、
前記経路特性特定手段により求められた前記インパルス応答のレベルが所定の閾値を越える場合に、前記経路特性特定手段により求められた前記経路距離と、予め定められた値および当該インパルス応答の方向に対応する放射角度とに基づいて得られた判別値との比較結果または差分が、予め定められた条件を満たすときの当該インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てる割当手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記割当手段により割り当てられた方向に前記複数のチャンネルの信号に基づく各音が出力されるように前記出力手段を制御する
ことを特徴とするサラウンド出力装置。 - 前記割当手段は、前記経路特性特定手段により求められた前記インパルス応答のレベルが所定の閾値を越える場合に、前記経路特性特定手段により求められた前記経路距離と、予め定められた値を当該インパルス応答の方向に対応する放射角度の余弦で除算して得た判別値との比較結果または差分が、予め定められた条件を満たすときの当該インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載のサラウンド出力装置。 - 前記記憶手段は、インパルス音を表す測定用音データを記憶し、
前記インパルス応答特定手段は、前記収音手段が生成した収音データに基づいてインパルス応答を特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のサラウンド出力装置。 - 前記インパルス応答特定手段は、前記収音手段により生成された収音データと前記測定用音データとの相互相関を演算することにより、前記インパルス応答を特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のサラウンド出力装置。 - 前記測定用音データは、ホワイトノイズを表す音データであることを特徴とする請求項4に記載のサラウンド出力装置。
- 前記経路特性特定手段は、前記各方向についてのインパルス応答において、インパルス応答の立ち上がりのタイミングに基づいて前記経路距離を特定する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のサラウンド出力装置。 - 前記割当手段は、前記比較結果または前記差分が前記予め定められた条件を満たす前記インパルス応答が複数ある場合に、当該インパルス応答についての前記放射角度、前記経路距離、および前記レベルのいずれかを示す値、または当該各値の組み合わせが、前記条件とは異なる予め定められた条件を満たすときの当該インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てる
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のサラウンド出力装置。 - 前記割当手段は、前記複数のチャンネルの信号を、前記方向ごとのインパルス応答のレベルが所定の閾値を越える方向であって、該方向と対応する放射角度が所定の角度範囲にある方向のいずれかに割り当てる
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のサラウンド出力装置。 - 前記出力手段は、複数のスピーカユニットを有するアレースピーカであり、
前記制御装置は、前記スピーカユニットごとに異なるタイミングで音データを供給させることで、前記出力手段が音を出力する方向を制御する
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のサラウンド出力装置。 - 前記割当手段は、
前記経路特性特定手段により求められた前記インパルス応答のうち、そのレベルが所定の閾値を越える数を特定する数特定手段と、
前記数特定手段により特定された前記数が、第1の所定数未満である場合には、前記所定の閾値を当該閾値よりも高い閾値に変更し、前記数特定手段により特定された前記数が、前記第1の所定数よりも大きい第2の所定数以上である場合には、前記所定の閾値を当該閾値よりも低い閾値に変更して、前記数特定手段に前記数を特定させる閾値変更手段とを備え、
前記数特定手段により特定された前記数が前記第1の所定数以上であり、且つ前記第2の所定数未満である場合に、前記インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てる
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のサラウンド出力装置。 - コンピュータを、
複数のチャンネルの信号を受取る受取手段と、
音を表す測定用音データを記憶する記憶手段と、
音を表すデータに基づいて、制御された方向に音をビーム化して出力する出力手段と、
前記出力手段が音を出力する方向を制御する制御手段と、
収音し、該収音した音を表す収音データを生成する収音手段と、
前記制御手段の制御により、前記出力手段が前記測定用音データに基づく音を各方向に出力するごとに、前記収音手段が該出力された音を収音して生成した収音データの各々から、各方向についてのインパルス応答を特定するインパルス応答特定手段と、
前記各方向についてのインパルス応答に基づいて、各方向に出力された音が前記収音手段に到達する経路の経路距離および前記インパルス応答のレベルを特定する経路特性特定手段と、
前記経路特性特定手段により求められた前記インパルス応答のレベルが所定の閾値を越える場合に、前記経路特性特定手段により求められた前記経路距離と、予め定められた値および当該インパルス応答の方向に対応する放射角度とに基づいて得られた判別値との比較結果または差分が、予め定められた条件を満たすときの当該インパルス応答の方向を前記複数のチャンネルの各々に対して特定し、前記複数のチャンネルの信号を前記特定した方向に割り当てる割当手段と、
前記出力手段が、前記受取手段が受取った複数のチャンネルの信号を、それぞれ前記割当手段により対応付けられた方向に出力するように前記制御装置にパラメータを設定する設定手段
として機能させるためのプログラム。
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