JP4606851B2 - ホログラム記録装置 - Google Patents

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本願発明は、たとえばレーザビームを用いて記録媒体にホログラムを記録するためのホログラム記録装置に関する。
従来のホログラム記録装置としては、たとえば特許文献1に開示されたものがある。この種のホログラム記録装置は、基本的には図10に示すような構成からなり、レーザ光源100、コリメータレンズ200、ビームエキスパンダ300、第1および第2のビームスプリッタ400A,400B、空間光変調器500、2次元ディテクタ600、記録光・再生光兼用の対物レンズ700、および参照光用の対物レンズ800を備えている。
図10に示す従来のホログラム記録装置では、記録モードの場合、レーザ光源100から出射したレーザビームがコリメータレンズ200によって平行ビームに変換され、さらに平行ビームがビームエキスパンダ300によって拡大される。その後、平行ビームは、第1のビームスプリッタ400Aによってホログラム記録用の記録光と参照光とに分離される。一方の記録光は、空間光変調器500によって2次元的な情報を表す光(2次元情報光)に変調された後、第2のビームスプリッタ400Bおよび記録光・再生光兼用の対物レンズ700を経て記録媒体Bに照射される。他方の参照光は、第1のビームスプリッタ400Aから出射した後に参照光用の対物レンズ800へと導かれ、記録媒体Bにおいて記録光と干渉するように照射される。その結果、記録媒体Bの記録層92にホログラムが記録される。再生モードでは、レーザ光源100から出射したレーザビームがコリメータレンズ200およびビームエキスパンダ300を経た後、さらに第1のビームスプリッタ400Aおよび参照光用の対物レンズ800を経て参照光として記録媒体Bに照射される。このとき、記録媒体Bの記録層92では、記録されたホログラムによる再生光が生じ、この再生光が記録光・再生光兼用の対物レンズ700および第2のビームスプリッタ400Bを経て2次元ディテクタ600に受光される。これにより、2次元情報光によりホログラムとして記録された情報が再生される。
特開2002−216359号公報
しかしながら、上記従来のホログラム記録装置では、図11の(a)に示されるようにレーザビームがガウス分布状の光強度分布をもってレーザ光源から出射するにもかかわらず、このようなレーザビームをコリメータレンズやビームエキスパンダによって単調に屈折させているだけである。そのため、空間光変調器上の光強度分布もまたガウス分布状となり、当該空間光変調器における1画素当たりの光強度と画素数との関係については、極端な場合、図11の(b)に示されるような関係になってしまう。このような関係は、2次元ディテクタでも同様である。
上記光強度と画素数との関係に基づき、ホログラム記録におけるビットエラーレート(BER)を算出する式としては、一般に下記の式が用いられる。
Figure 0004606851
このようなビットエラーレートの算出式から、図11の(b)に示されるように、黒い画素(ビット“0”)に対応する近似曲線W0と白い画素(ビット“1”)に対応する近似曲線W1とが重なり合う場合には、しきい値xcをどのように設定してもビットエラーレートが大きくなるという難点があった。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ビットエラーレートを容易に小さくすることができるホログラム記録装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明によって提供されるホログラム記録装置は、コヒーレント光源と、この光源から出射した光ビームを拡大するビーム拡大手段と、このビーム拡大手段を経た光ビームを2次元的な情報を表す光に変調する空間光変調手段とを備え、上記空間光変調手段を経た記録光に対して参照光をホログラム記録層で干渉させることにより、干渉パターンをホログラム記録層に記録するホログラム記録装置であって、上記空間光変調手段に入射する光ビームの光強度分布を均一化するための光強度分布変換手段が設けられていることを特徴としている。
好ましい実施の形態としては、上記ビーム拡大手段は、入射側レンズと出射側レンズとを組み合わせたレンズ系からなり、上記入射側レンズは、上記光源から出射して平行ビームに変換された光ビームを拡大するとともに、上記出射側レンズは、上記入射側レンズを経た光ビームを平行化するように構成されており、かつ、上記入射側レンズおよび出射側レンズの少なくとも一方は、非球面レンズとすることにより上記光強度分布変換手段として設けられている。
このような構成によれば、たとえばビーム拡大手段の入射側レンズおよび出射側レンズを非球面レンズとすることにより、これらのレンズによって光ビームの光強度分布をガウス分布状の状態から均一な状態となるようにすることができる。したがって、ビーム拡大手段として非球面レンズを採用するだけでビットエラーレートを容易に小さくすることができる。
他の好ましい実施の形態としては、上記光源から出射した光ビームを平行ビームに変換するとともに、この平行ビームを上記ビーム拡大手段に入射するビーム平行化手段と、上記ビーム拡大手段を経た光ビームを上記記録光と参照光とに分離し、一方の記録光を上記空間光変調手段に入射するビーム分離手段とを備え、上記光強度分布変換手段は、上記ビーム拡大手段と上記ビーム分離手段との間、または上記ビーム平行化手段と上記ビーム拡大手段との間に配置されている。
たとえば、上記光強度分布変換手段は、2個のシリンドリカルレンズを互いに直交するように組み合わせたレンズ系、または単一の非球面レンズにより構成されている。
他の例としては、上記光強度分布変換手段は、回折光学素子により構成されている。
このような構成によれば、たとえばビーム拡大手段とビーム分離手段との間に光強度分布変換手段としての非球面レンズを配置することにより、このレンズによって光ビームの光強度分布をガウス分布状の状態から均一な状態となるようにすることができる。光強度分布変換手段としては、2個のシリンドリカルレンズを互いに直交するように組み合わせたレンズ系、あるいは光の回折現象を利用する回折光学素子を用いてもよい。したがって、上記のような光強度分布変換手段をビーム拡大手段とビーム分離手段との間に配置するだけでビットエラーレートを容易に小さくすることができる。なお、光強度分布変換手段をビーム平行化手段とビーム拡大手段との間に配置した構成でも同様の効果が得られる。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1〜3は、本願発明に係るホログラム記録装置の第1実施形態を示している。なお、図1は、記録モードにおける動作状態を示し、図2は、再生モードにおける動作状態を示している。
図1および図2に示されているように、本実施形態のホログラム記録装置A1は、コヒーレント光源1、コリメータレンズ2、ビームエキスパンダ3、第1および第2のビームスプリッタ4A,4B、空間光変調器5、2次元ディテクタ6、記録光・再生光兼用の対物レンズ7、ならびに参照光用の対物レンズ8を備えて構成されている。記録媒体Bは、基板90、反射膜91、記録層92、および保護膜93を積層して構成されており、この記録層92にホログラムが記録される。
コヒーレント光源1は、たとえば半導体レーザ素子からなり、記録モードあるいは再生モードにおいて比較的帯域が狭く干渉性の高いコヒーレント光としてのレーザビームを出射する。このコヒーレント光源1からは、レーザビームがガウス分布状の光強度分布をもって出射する(図11の(a)参照)。なお、レーザビームの光強度は、光束密度に比例する。
コリメータレンズ2は、コヒーレント光源1から出射したレーザビームを平行ビームに変換する。このコリメータレンズ2から平行ビームとして出射するレーザビームもまた、ガウス分布状の光強度分布をもつ。
ビームエキスパンダ3は、図3によく示されているように、入射側レンズ30と出射側レンズ31とを光強度分布変換手段として組み合わせたレンズ系からなり、コリメータレンズ2から出射したレーザビームの径を拡大する。入射側レンズ30は、平凹状の非球面レンズで構成されており、出射側レンズ31は、平凸状の非球面レンズで構成されている。入射側レンズ30は、レーザビームの中央部よりも周辺部の光束密度が密となるように入射したレーザビームを拡大する。出射側レンズ31は、レーザビームの中央部から周辺部にわたって光束密度が均一で、かつ、平行ビームとなるようにレーザビームを出射する。これにより、ビームエキスパンダ3は、入射したレーザビームをガウス分布状から均一な光強度分布をもつレーザビームに整形し、このレーザビームを平行ビームとして出射する。
第1のビームスプリッタ4Aは、ビームエキスパンダ3から出射したレーザビームを受け、このレーザビームを空間光変調器5に向かうホログラム記録用の記録光と、これとは別の光路を経て対物レンズ8へと向かう参照光とに分離する。第2のビームスプリッタ4Bは、空間光変調器5から対物レンズ7へと記録光を透過させる一方、記録媒体Bから対物レンズ7を通して戻ってくる再生光を受け、この再生光を2次元ディテクタ6へと導く。
空間光変調器5は、たとえば液晶表示装置あるいはDMD(Deformable Mirror Device)からなり、記録モード時にのみ使用される。この空間光変調器5は、ビームエキスパンダ3から第1のビームスプリッタ4Aを経て導かれてくる光強度分布が均一な記録光を2次元的な情報を表す記録光(2次元情報光)に変調する。
2次元ディテクタ6は、たとえばCCDエリアセンサあるいはCMOSエリアセンサからなり、主として再生モード時に使用される。この2次元ディテクタ6は、受光した再生光をデジタル信号に変換することにより、記録媒体Bの記録層92にホログラムとして記録された2次元的な情報を取り出す。
記録光・再生光兼用の対物レンズ7および参照光用の対物レンズ8は、ヘッドユニット9に一体化されており、参照光用の対物レンズ8は、記録光・再生光兼用の対物レンズ7に対して所定角度をなすように配置されている。この参照光用の対物レンズ8には、第1のビームスプリッタ4Aから反射ミラー80およびプリズム81を介して参照光が導かれてくる。ヘッドユニット9は、一方の対物レンズ7を通る記録光と他方の対物レンズ8を通る参照光とが記録媒体Bの記録層92において互いに干渉するように、電磁コイルなどの駆動手段9aによって記録媒体Bの厚み方向に変位させられる。記録媒体Bの記録層92には、記録光と参照光とが互いに干渉するように照射されることでホログラムが記録される。再生モード時、図2に示されているように、第1のビームスプリッタ4Aから対物レンズ8を経て参照光のみが記録媒体Bの記録層92に照射される。記録層92の照射部位では、記録光および参照光の干渉によって記録されたホログラムに基づく再生光が生じ、この再生光が記録光・再生光兼用の対物レンズ7および第2のビームスプリッタ4Bを通して2次元ディテクタ6に受光される。これにより、2次元情報光によりホログラムとして記録された情報が再生される。
次に、ホログラム記録装置A1の作用について説明する。
図1に示す記録モードの場合、コヒーレント光源1から出射したレーザビームは、コリメータレンズ2、ビームエキスパンダ3、第1のビームスプリッタ4A、空間光変調器5、第2のビームスプリッタ4B、対物レンズ7を順次経ることにより、記録光として記録媒体Bに照射される。また、コヒーレント光源1から出射したレーザビームは、コリメータレンズ2、ビームエキスパンダ3、第1のビームスプリッタ4A、反射ミラー80、プリズム81、対物レンズ8を順次経ることにより、記録媒体Bの記録層92で上記記録光と干渉するように参照光として照射される。記録層92においては、空間光変調器5により2次元情報光として変調された記録光と参照光とが光学的に干渉する結果、2次元的な情報を含むホログラムが記録される。
このとき、図3によく示されているように、レーザビームは、ビームエキスパンダ3によって光強度分布がガウス分布状から均一な分布状態となるように整形される。これにより、空間光変調器5上の光強度分布もまた均一な分布状態となる。
このような空間光変調器5の画素全体を市松模様状にオンオフした状態とし、1画素当たりの光強度と画素数とを測定した場合には、図4に示されるような光強度と画素数との関係が測定結果として得られる。このような光強度と画素数との関係においては、黒い画素(ビット“0”)に対応する近似曲線W0と白い画素(ビット“1”)に対応する近似曲線W1とが重なり合うことがない。そのため、このような関係をビットエラーレート(BER)の算出式(前述した数式1)に当てはめた場合、しきい値xcを所定範囲内の値、たとえば図4では一例として画素値100〜200となる値を設定すれば、記録モード時におけるビットエラーレートが0になる。
一方、図2に示す再生モードの場合、コヒーレント光源1から出射したレーザビームは、コリメータレンズ2、ビームエキスパンダ3、第1のビームスプリッタ4A、反射ミラー80、プリズム81、対物レンズ8を順次経ることにより、参照光として記録媒体Bに照射される。そして、記録媒体Bの記録層92では、記録されたホログラムによる再生光が生じ、この再生光が対物レンズ8および第2のビームスプリッタ4Bを経て2次元ディテクタ6に受光される。これにより、2次元情報光によりホログラムとして記録された情報が再生される。
このような再生モードの場合でも、参照光として記録媒体Bに照射されるレーザビームの光強度分布がビームエキスパンダ3によってガウス分布状から均一な分布状態となるように整形されているため、2次元ディテクタ6で受光した再生光の光強度分布も概ね均一な分布状態となる。これにより、再生モード時におけるビットエラーレートもほとんど0になる。
したがって、本実施形態によれば、レーザビームの光強度分布を均一化するように設計されたビームエキスパンダ3を用いるだけで、ビットエラーレートを容易に小さくすることができる。
図5および図6は、本願発明に係るホログラム記録装置の第2実施形態を示している。なお、第1実施形態と同一あるいは類似の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のホログラム記録装置A2においては、ビームエキスパンダ3Aと第1のビームスプリッタ4Aとの間に非球面レンズ32(光強度分布変換手段)が配置されている。ビームエキスパンダ3Aは、図6によく示されているように、入射側レンズ30Aと出射側レンズ31Aとを組み合わせたレンズ系からなる。これら入射側レンズ30Aおよび出射側レンズ31Aは、均等な屈折率が得られる球面レンズによって構成されている。そのため、ビームエキスパンダ3Aは、入射したレーザビームの光強度分布をガウス分布状としたままこのレーザビームを平行ビームとして出射する。非球面レンズ32は、ビームエキスパンダ3Aから出射したレーザビームが透過する際、このレーザビームの中央部よりも周辺部の光束密度が密となるような光入射面32aおよび光出射面32bを有している。すなわち、非球面レンズ32は、入射したレーザビームを平行ビームとして保ちつつも、このレーザビームをガウス分布状から均一な光強度分布をもつレーザビームとして出射する。
本実施形態のように非球面レンズ32を備えたホログラム記録装置A2によっても、当該非球面レンズ32によってレーザビームがガウス分布状の光強度分布から均一な分布状態となるように整形される。これにより、空間光変調器5や2次元ディテクタ6上の光強度分布もまた均一な分布状態となるため、第1実施形態と同様にビットエラーレートを容易に小さくすることができる。
図7は、本願発明に係るホログラム記録装置の第3実施形態を示している。なお、第1実施形態や第2実施形態と同一あるいは類似の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のホログラム記録装置においては、ビームエキスパンダ3Aと第1のビームスプリッタ4Aとの間に第1および第2のシリンドリカルレンズ33A,33Bが交差するように配置されている。第1のシリンドリカルレンズ33Aは、レーザビームの光軸をz軸とした場合、このz軸と垂直に交わる例えばx軸方向(図7の紙面を貫通する方向)にのみレーザビームの中央部よりも周辺部の光束密度を密とするように配置されている。一方、第2のシリンドリカルレンズ33Bは、z軸およびx軸の双方に垂直に交わるy軸方向(図7の上下方向)にのみレーザビームの中央部よりも周辺部の光束密度を密とするように配置されている。すなわち、このような第1および第2のシリンドリカルレンズ33A,33Bを組み合わせた屈折光学系(光強度分布変換手段)によっても、ビームエキスパンダ3Aから出射したレーザビームを平行ビームとして保ちつつ、このレーザビームをガウス分布状から均一な光強度分布をもつレーザビームとして出射することができる。
したがって、本実施形態のように第1および第2のシリンドリカルレンズ33A,33Bを組み合わせた屈折光学系によっても、当該屈折光学系によってレーザビームがガウス分布状の光強度分布から均一な分布状態となるように整形される。これにより、空間光変調器5や2次元ディテクタ6上の光強度分布もまた均一な分布状態となるため、第1あるいは第2実施形態と同様にビットエラーレートを容易に小さくすることができる。
図8および図9は、本願発明に係るホログラム記録装置の第4実施形態を示している。なお、第1ないし第3実施形態と同一あるいは類似の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のホログラム記録装置においては、ビームエキスパンダ3Aと第1のビームスプリッタ4Aとの間に回折光学素子34(光強度分布変換手段)が配置されている。図9の(a)および(b)によく示されているように、回折光学素子34は、中央部から周辺部に向かって間隔が疎となる回折パターン34cが形成された光入射面34aと、これとは逆に中央部から周辺部に向かって間隔が密となる回折パターン34dが形成された光出射面34bとを有している。ビームエキスパンダ3Aから出射したレーザビームが回折光学素子34を透過する際、上記回折パターン34c,34dによってレーザビームの中央部よりも周辺部の光束密度が密となるようにレーザビームが回折する。すなわち、このような回折光学素子34によっても、ビームエキスパンダ3Aから出射したレーザビームを平行ビームとして保ちつつ、このレーザビームをガウス分布状から均一な光強度分布をもつレーザビームとして出射することができる。
したがって、本実施形態のように回折光学素子34を備えた構成によっても、当該回折光学素子34によってレーザビームがガウス分布状の光強度分布から均一な分布状態となるように整形される。これにより、空間光変調器5や2次元ディテクタ6上の光強度分布もまた均一な分布状態となるため、第1ないし第3実施形態と同様にビットエラーレートを容易に小さくすることができる。
なお、本願発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
上記第1実施形態では、ビームエキスパンダの入射側レンズおよび出射側レンズの双方に非球面レンズが用いられるが、入射側レンズあるいは出射側レンズのいずれか一方のみを非球面レンズとしてもよい。
上記第2ないし第4実施形態では、ビームエキスパンダと第1のビームスプリッタとの間に光強度分布変換手段を配置しているが、たとえばコリメータレンズとビームエキスパンダとの間に光強度分布変換手段を配置するようにしてもよい。
本願発明に係るホログラム記録装置の第1実施形態を示す全体構成図である。 図1に示すホログラム記録装置の再生モードにおける状態を示す全体構成図である。 図1に示すホログラム記録装置の要部構成図である。 図1に示すホログラム記録装置の作用を説明するための説明図である。 本願発明に係るホログラム記録装置の第2実施形態を示す全体構成図である。 図5に示すホログラム記録装置の要部構成図である。 本願発明に係るホログラム記録装置の第3実施形態を示す要部構成図である。 本願発明に係るホログラム記録装置の第4実施形態を示す要部構成図である。 図8に示すホログラム記録装置の回折光学素子を示す平面図である。 従来のホログラム記録装置の一例を示す全体構成図である。 従来のホログラム記録装置の作用を説明するための説明図である。
符号の説明
A1,A2 ホログラム記録装置
1 コヒーレント光源
2 コリメータレンズ(ビーム平行化手段)
3,3A ビームエキスパンダ(ビーム拡大手段)
30,30A 入射側レンズ(光強度分布変換手段)
31,31A 出射側レンズ(光強度分布変換手段)
32 非球面レンズ(光強度分布変換手段)
33A 第1のシリンドリカルレンズ(光強度分布変換手段)
33B 第2のシリンドリカルレンズ(光強度分布変換手段)
34 回折光学素子(光強度分布変換手段)
4A 第1のビームスプリッタ(ビーム分離手段)
4B 第2のビームスプリッタ
5 空間光変調器(空間光変調手段)

Claims (1)

  1. コヒーレント光源と、この光源から出射した光ビームを拡大するビーム拡大手段と、このビーム拡大手段を経た光ビームを2次元的な情報を表す光に変調する空間光変調手段とを備え、上記空間光変調手段を経た記録光に対して参照光をホログラム記録層で干渉させることにより、干渉パターンをホログラム記録層に記録するホログラム記録装置であって、
    上記空間光変調手段に入射する光ビームの光強度分布を均一化するための光強度分布変換手段が設けられており、
    上記ビーム拡大手段は、入射側レンズと出射側レンズとを組み合わせたレンズ系からなり、
    上記入射側レンズは、上記光源から出射して平行ビームに変換された光ビームを拡大するとともに、上記出射側レンズは、上記入射側レンズを経た光ビームを平行化するように構成されており、かつ、
    上記光強度分布変換手段は、上記ビーム拡大手段における上記入射側レンズおよび出射側レンズの少なくとも一方を非球面レンズとすることにより設けられていることを特徴とする、ホログラム記録装置。
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