JP4605047B2 - 積層電圧計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電圧源が直列接続されて構成された電源において、各電圧源の電圧を絶縁的に計測する積層電圧計測装置に関し、特に、複数の単電池を直列接続した高電圧電池における複数の電圧源の電圧計測に適した積層電圧計測装置およびそれを使用した断線検知方法に関する。
HEVに電源として搭載される高電圧電池は、高電圧を得るために、多数個の単電池を直列に接続して構成されている。このような高電圧電池では、異常検知、蓄電状態の検出等のために、各単電池の電圧を計測することが好ましい。しかしながら、高電圧電池では、多数の単電池が使用されているために、全ての単電池の電圧をそれぞれ計測することが容易でなく、通常は、直列接続された多数の単電池を、所定数ごとに複数の電池モジュールに分割し、各電池モジュールの電圧をそれぞれ計測している。
また、各電池モジュールの電圧を計測する場合には、計測回路の構成を簡略化するために、1つの電圧計測回路に対して、各電池モジュールをスイッチング回路によってそれぞれ順番に接続して、各電池モジュールの電圧を順番に計測する積層電圧計測装置が採用されている。
HEVの電源として使用される高電圧電池は、危険防止のために、シャーシに対して絶縁状態で搭載されており、積層電圧計測装置では、高電圧電池における各電池モジュールの絶対的な電圧が計測されるが、高電圧電池の充放電を制御する制御系は、シャーシの電圧を基準電位として制御している。
特許文献1には、複数の単電池が直列接続された高電圧電池における各電池モジュールの電圧を同時刻に計測する積層電圧計測装置が示されている。
この積層電圧計測装置は、各電圧源のそれぞれに対応して設けられ、それぞれが相互に直列接続されたN個の容量手段と、各電圧源の電圧を、各電圧源に対応する各容量手段に対して、同一のタイミングでそれぞれ印加する第1スイッチング手段と、印加された電圧を計測する電圧計測手段と、各容量手段を、該電圧計測手段に対してそれぞれ順番に接続する第2スイッチング手段と前記各容量の両端を電圧計測後に短絡する第3のスイッチを具備し、前記第1スイッチング手段は、N個の電圧源の各端部と、N個の容量手段の各端部との間にそれぞれ設けられたN+1個のサンプルスイッチを有しており、これらN+1個のサンプルスイッチが同じタイミングにてオンオフ制御される。前記第2スイッチング手段は、直列接続されたN個の容量手段における奇数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の一方との間に接続された切替スイッチを有する第1のマルチプレクサと、偶数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の他方との間に接続された切替スイッチを有する第2のマルチプレクサとを有しており、N個の各容量手段がそれぞれ順番に電圧計測手段に接続されるように、各マルチプレクサの1つの切替スイッチがそれぞれ選択されて、同一のタイミングでオンオフ制御される。さらに、電圧計測手段により電圧計測した後、第3スイッチにより前記容量の両端を短絡する。
前記電圧計測手段には、計測される電圧の極性を反転させる極性補正手段が設けられている。前記各容量手段が、直列接続された一対の容量素子によってそれぞれ構成されるとともに、前記電圧計測手段が差動入力型になっており、前記第2スイッチング手段には、
前記電圧計測手段に接続された容量手段の一対の容量素子の中間接続点と前記電圧計測手段の基準電位点とを選択的に接続する第3のマルチプレクサを具備する。前記第1スイッチング手段の各サンプルスイッチが、MOSトランジスタを光信号にて駆動する半導体リレー素子によってそれぞれ構成されている。
前記第2スイッチング手段の各切替スイッチが、MOSトランジスタを光信号によって駆動する半導体リレー素子によってそれぞれ構成されている。
このような構成によって、高精度で各電池モジュールの電圧を同時刻に計測することができる。
特開2002−139523号公報
ハイブリッド電気自動車(HEV)に搭載される高電圧電池では、HEVの走行中は、複数の電池モジュールのそれぞれ電圧が、常時、計測されるようになっている。この場合、HEVが走行している間、各モジュールに流れる電流値は、時々刻々と変動しており、各電池モジュールの電圧値は変動している。しかしながら、同時刻に電池電圧を計測しているため、各電池に特別な異常がない場合には、各電池間の電圧ばらつきは10%以下になっている。
前記、N個の電圧源と前記第1スイッチング手段とはワイヤーハーネスで電気的接続している。このワイヤーハーネスが断線した場合には、断線検知と、断線箇所の判定が必要である。
前記N個の容量手段の容量をすべて同じ値に設定した場合、連続する複数の電圧源の直列電圧が、連続する複数の容量手段に印加され、容量手段の容量がすべて同じ容量値であるため。各容量の端子間電圧は等しくなり、ワイヤーハーネスの断線検知および断線箇所の特定ができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、直列接続された複数の電圧源の電圧を、電流値の変動に影響されることなく、同時刻の電池電圧を正確に計測し、かつ、複数の電圧源と積層電圧計測回路間のワイヤーハーネスの断線検知および断線箇所の特定が可能な積層電圧計測装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、直列接続されたN個の電圧源のそれぞれの電圧を計測する積層電圧計測装置であって、前記N個の電圧源のそれぞれに対応して設けられており、それぞれが相互に直列接続されたN個の容量手段と、前記N個の電圧源の電圧を、前記電圧源に対応する前記容量手段に対して、同一のタイミングでそれぞれ印加する第1スイッチング手段と、前記N個の容量手段に印加された電圧を前記容量手段に対応した前記電圧源の電圧として計測する電圧計測手段と、前記N個の容量手段を、前記電圧計測手段に対してそれぞれ順番に接続する第2スイッチング手段と、電圧計測後に容量手段の両端を短絡する第3のスイッチング手段を備え、前記N個の容量手段は、容量値を交互に容量値Cと容量値m×C(定数m>1)の2つの値に設定されており、前記電圧計測手段は、測定した電圧源の電圧の値が第1の所定値より小さい場合、前記測定した電圧源の両端のいずれかのワイヤーハーネスが断線していると判断し、前記測定した電圧源と隣り合った電圧源の電圧比と、前記定数m、或いは、前記定数mの逆数1/mとの差が第2の所定値以下である場合、前記測定した電圧源と隣り合った電圧源の接続部のワイヤーハーネスが断線していると判断する。
また、本発明は、前記第1スイッチング手段は、前記N個の電圧源の各端部と、前記N個の容量手段の各端部との間にそれぞれ設けられたN+1個のサンプルスイッチを有しており、これらN+1個のサンプルスイッチが同じタイミングにてオンオフ制御され、
前記第2スイッチング手段は、直列接続された前記N個の容量手段における奇数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の一方との間に接続された切替スイッチを有する第1のマルチプレクサと、偶数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の他方との間に接続された切替スイッチを有する第2のマルチプレクサとを有しており、前記N個の各容量手段がそれぞれ順番に前記電圧計測手段に接続されるように、各マルチプレクサの1つの切替スイッチがそれぞれ選択されて、同一のタイミングでオンオフ制御され、前記計測手段に前記電圧源の電圧を印加し、電圧計測し、さらに、前記電圧計測手段により電圧計測した後、前記第3スイッチング手段により前記容量手段の両端を短絡する。
また、本発明は、前記定数mを2とし、前記第1の所定値を0.2Vとし、前記第2の所定値を0.1Vとする。
最後に本発明は、前記N個の電圧源の電圧計測値各々について、すべての電圧計測値が前記第1の所定値以下の時には、コネクタが抜けているかまたはN本以上のワイヤーハーネスが断線していると判定する。
本発明の積層電圧計測装置および断線検出方法は、このように、直列接続された複数の電圧源の各電圧が、各電圧源に対応して設けられた容量手段にそれぞれ同時に充電されるために、同時刻の各電圧源の電圧を、それぞれ正確に計測することができ、電圧源の電圧を計測して、各電圧源の異常等を高精度で検知することができこの実用的効果は大きい。
また、N個の容量の容量値を交互に2つの値に設定することで、ワイヤーハーネスが断線検知および断線箇所の判定を行なうことができる。また、この断線検出方法は、複数のワイヤーハーネスの断線に対しても断線検知および断線箇所の判定が可能であり、故障検知の観点からもこの実用的効果は大きい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の積層電圧計測装置の一例を示す回路図、図2はワイヤーハーネスの断線検知および断線箇所の特定を行なうアルゴリズムのフローチャートである。
図1に示す積層電圧計測装置は、HEV等の電気自動車に搭載される高電圧電池Vにおける電池モジュールの電圧の計測に使用される。高電圧電池Vは、複数の単電池を直列接続して構成されており、また、所定個数の単電池が直列されたN個の電池モジュールに分割されている。なお、本実施形態では、説明の便宜上、電圧源となる電池モジュールの個数Nを5とし、各電池モジュールV1〜V5によって高電圧電池Vが構成されている。積層電圧計測装置は、各電池モジュールV1〜V5の電圧をそれぞれ計測する。
積層電圧計測装置は、5個の電池モジュールV1〜V5に対応してそれぞれ設けられた5個の直列接続された容量手段としてのコンデンサC1〜C5と、電池モジュールV1〜V5の直列回路とコンデンサC1〜C5の直列回路との間に設けられた第1のスイッチング回路10と、各コンデンサC1〜C5の電圧をそれぞれ選択的に計測するための1つの電圧計測回路30と、各コンデンサC1〜C5の直列回路と電圧計測回路30との間に介装された第2のスイッチング回路20と、電圧計測回路30によって計測される電圧の極性を選択的に反転させる極性補正手段40と前記各容量の両端を電圧計測後に短絡する第3のスイッチング手段100とを備えている。
ここで、コンデンサの容量をC1=C、C2=m×C、C3=C、C4=m×C、C5=Cというように、コンデンサの容量値を交互に異なった値に設定する。ここでmは1以上の定数である。
第1のスイッチング回路10には、直列された各電池モジュールV1〜V5の電圧が、各電池モジュールV1〜V5にそれぞれ対応して設けられた各コンデンサC1〜C5に印加されるように設けられた6個(N+1個)のサンプルスイッチ11〜16が設けられている。
第1のサンプルスイッチ11は、5個の電池モジュールV1〜V5の直列回路の一方の端子と、5個のコンデンサC1〜C5の直列回路の一方の端子との間に設けられており、また、第6のサンプルスイッチ16は、電池モジュールV1〜V5の直列回路の他方の端子と、コンデンサC1〜C5の直列回路の他方の端子との間に設けられている。
ここで、第1のサンプルスイッチ11と、5個の電池モジュールV1〜V5の直列回路の一方の端子を結ぶワイヤーハーネスを51、第6のサンプルスイッチ16と、電池モジュールV1〜V5の直列回路の他方の端子を結ぶワイヤーハーネスを56とする。
第2のサンプルスイッチ12は、直列接続された第1および第2の電池モジュールV1およびV2の接続点と、直列接続された第1および第2のコンデンサC1およびC2の接続点との間に設けられている。第2のサンプルスイッチ12と、直列接続された第1および第2の電池モジュールV1およびV2の接続点を結ぶワイヤーハーネスを52とする。
同様に、第3のサンプルスイッチ13は、直列接続された第2および第3の電池モジュールV2およびV3の接続点と、直列接続された第2および第3のコンデンサC2およびC3の接続点との間、第4のサンプルスイッチ14は、直列接続された第3および第4の電池モジュールV3およびV4の接続点と、直列接続された第3および第4のコンデンサC3およびC4の接続点との間、第5のサンプルスイッチ15は、直列接続された第4および第5の電池モジュールV4およびV5の接続点と、直列接続された第4および第5のコンデンサC4およびC5の接続点との間に、それぞれ設けられている。
同様に、それぞれワイヤーハーネス53、54、55とする。
第1〜第6のサンプルスイッチ11〜16は、図示しないCPU、タイミングジェネレータ等の制御手段により、電圧計測タイミングに基づいて、それぞれが同時にオンオフ状態に制御される。
第1〜第5のコンデンサC1〜C5の直列回路と電圧計測回路30との間に設けられた第2のスイッチング回路20は、2つのマルチプレクサ20Aおよび20Bを有している。第1のマルチプレクサ20Aには、第1のスイッチング回路10における奇数番目であ
る第1、第3、第5の各サンプルスイッチ11、13、15と、奇数番目のコンデンサである第1、第3、第5の各コンデンサC1、C3、C5とのそれぞれの接続点に接続された3つの切替スイッチ21、23、25が設けられている。各切替スイッチ21、23、25は、電圧計測回路30における一対の入力端子の一方にそれぞれ接続されている。
第2のマルチプレクサ20Bには、第1のスイッチング回路10における偶数番目である第2、第4、第6の各サンプルスイッチ12、14、16と、偶数番目のコンデンサである第2、第4、第6の各コンデンサC2、C4、C6とのそれぞれの接続点に接続された3つの切替スイッチ22、24、26が設けられている。各切替スイッチ22、24、26は、電圧計測回路30における一対の入力端子の他方にそれぞれ接続されている。
第1および第2のマルチプレクサ20Aおよび20Bは、図示しないCPU、タイミングジェネレータ等の制御手段により、第1のスイッチング回路10に設けられた第1〜第6の各サンプルスイッチ11〜16がオン状態からオフ状態へ切り替わるたびに、各コンデンサC1〜C5が順番に電圧計測回路30に接続されるように、それぞれ、1つの切替スイッチが選択的にオン制御される。
従来の構成と同じく、電池モジュールV1〜V5によって構成された高電圧電池Vは、シャーシから電気的に絶縁されているが、電圧計測回路30は、高電圧電池Vが搭載された電気自動車のシャーシに接地されており、シャーシの電位を基準電位として、各コンデンサC1〜C5の電圧を計測するようになっている。詳細は特許文献1に記載されている通りである。
なお、各電池モジュールの電圧計測後には、スイッチ100をオンすることにより、その電池モジュールの対応するコンデンサの両端をショートし、その両端の電圧をゼロにする。
このような構成の積層電圧計測装置において、電池モジュールV1の正極側のワイヤーハーネス51が断線した場合を説明する。この時、C1の両端の電圧は電圧計測終了後に短絡しているおり、C1には電圧が印加されないのでV1の計測値はゼロになる。
従って、V1の計測値がゼロの場合はワイヤーハーネス51が断線していると判定できる。ワイヤーハーネス56についても同様である。
逆にC2の両端の電圧がゼロになり、V2がゼロになる場合はワイヤーハーネス51と52の両者が断線しているか、あるいは、ワイヤーハーネス53〜56のすべてが断線している場合である。従って、V2の計測値がゼロの場合は少なくともワイヤーハーネス52かあるいは、ワイヤーハーネス53が断線していると判定できる。
以上のことより、一般にVnの計測値がゼロの場合はVnと第一のスイッチ手段を接続するワイヤーハーネスの両端のいずれかが断線していると判定できる。
つぎに、電池モジュールV3とV4の間と第一のスイッチ回路のスイッチ14の間のワイヤーハーネス64が断線した場合を説明する。まず、スイッチ11から16が同時にオンする。コンデンサC3とC4にはその直列接続したものにV3+V4の電圧が印加される。C3の容量=C、C4の容量=m×Cであるので、C3の両端の電圧はm/(m+1)×(V3+V4) 、C4の両端の電圧は1/(m+1)×(V3+V4)となり、C3の電圧はC4の電圧のm倍になる。
例えば、m=2とすれば、C3の両端の電圧は2/3×(V3+V4)、C4の両端の電圧=1/3×(V3+V4)となり、C3の両端の電圧はC4の両端の電圧の2倍にな
る。
次に、電池モジュールV4とV5の間と第一のスイッチ回路のスイッチ15の間のワイヤーハーネス55が断線した場合を説明する。この時、スイッチ11から16が同時にオンする。コンデンサC4とC5にはその直列接続したものにV4+V5の電圧が印加される。C4の容量=m×C、C5の容量=Cであるので、C4の両端の電圧は1/(m+1)×(V4+V5) 、C5の両端の電圧はm/(m+1)×(V4+V5)となり、C4の電圧はC5の電圧の1/m倍になる。
例えば、m=2とすれば、C4の両端の電圧は1/3×(V4+V5)、C5の両端の電圧=2/3×(V4+V5)となり、C4の両端の電圧はC5の両端の電圧の1/2倍になる。
一般に、断線箇所の上位のワイヤーハーネスと下位のワイヤーハーネスが正常で、隣りあった電圧源の中間点と第一のスイッチを電気的に結合するワイヤーハーネスが断線した場合、その2つの電圧計測値の比はmまたは1/mになるので、この2つの電圧比がmまたは1/mに十分近い値のときには、前記隣りあった電圧源の中間点と第一のスイッチを電気的に結合するワイヤーハーネスが断線していると判断できる。
但し、mの値が1より大きな値にする必要がある。なぜならm=1ならば、隣り合った2つの電圧値が等しくなり、断線していない場合と差がないからである。
図2は、この方法による断線検出および断線箇所を特定するアルゴリズムをしめすスフローチャートである。
このアルゴリズムは定期的にV1〜Vn計測し、計測値確定毎に実施する。
Step201、210、211によって、n=1〜N−1までの整数について、Step202〜209の断線検出および断線箇所の判定を行なう。
Step202によって、Vnが所定値1より小さいかどうか判定する。電圧計測回路のノイズ、量子化誤差などを考慮し、所定値1はゼロに近い、正常な電池では起こりえない小さい値に定める。前述のように、Vnが所定値1より小さい場合には、Step203でVnの両端のいずれかのワイヤーハーネスが断線していると判断し、Step209にジャンプする。
Step204で、隣り合った2つの電圧源の電圧比 Vn+1/Vnを算出する。
電圧計測回路のノイズ、量子化誤差などを考慮し、所定値2はゼロに近い小さい値に定め、前述のように、Step205〜206で、前記電圧比とmとの差の絶対値が所定値2以下の場合にはVnとVn+1の接続部のワイヤーハーネスの断線と判断する。
同様に、Step207〜208で、前記電圧比と1/mとの差の絶対値が所定値2以下の場合にはVnとVn+1の接続部のワイヤーハーネスの断線と判断する。
以下、n=1〜N−1までこのstep202〜208のアルゴリズムを繰り返し、断線検知と断線箇所の判定を行なう。
つぎに、n=1〜N−1の判定結果に基づき、step211で、すべてのnに対して、Vnの両端のいずれかのW/Hが断線と判定されていた場合には、step212で前記電圧源と第一のスイッチ手段を結合するコネクタの抜けまたは、N本以上の断線と判断
する。
なお、mの値は、正常な直列接続した複数の正常な電池の同時刻における電圧ばらつきと容量に電圧源の電圧が充電されるまでの時間を考慮して定めるべきであり、実際前記電圧ばらつきを±10%以内とした場合、m=2で、断線検出および断線箇所を特定できる。所定値1は0.2V程度、所定値2は0.1程度で問題なく断線判定できる。
また、この断線検出方法は、複数のワイヤーハーネスの断線に対しても断線検知および断線箇所の判定が可能である。
本発明の積層電圧計測装置および断線検出方法は、複数のワイヤーハーネスの断線に対しても断線検知および断線箇所の判定が可能であり、故障検知の観点からもこの実用的であり、このため、HEV等の電気自動車の電源として有用である。
本発明の積層電圧計測装置の実施形態の一例を示す回路図 ワイヤーハーネスの断線およびその断線箇所を判定するアルゴリズムのフローチャート
符号の説明
V 高電圧電池
V1〜V5 電圧源
C1〜C5 コンデンサ
10 第1のスイッチング回路
11〜16 サンプルスイッチ
20 第2のスイッチング回路
20A、20B、20C マルチプレクサ
21〜26、21′〜25′ 切替スイッチ
30 電圧計測回路
40 極性補正手段
51〜56 ワイヤーハーネス
100 第3のスイッチ手段

Claims (4)

  1. 直列接続されたN個の電圧源のそれぞれの電圧を計測する積層電圧計測装置であって、
    前記N個の電圧源のそれぞれに対応して設けられており、それぞれが相互に直列接続されたN個の容量手段と、
    前記N個の電圧源の電圧を、前記電圧源に対応する前記容量手段に対して、同一のタイミングでそれぞれ印加する第1スイッチング手段と、
    前記N個の容量手段に印加された電圧を前記容量手段に対応した前記電圧源の電圧として計測する電圧計測手段と、
    前記N個の容量手段を、前記電圧計測手段に対してそれぞれ順番に接続する第2スイッチング手段と、
    電圧計測後に容量手段の両端を短絡する第3のスイッチング手段を備え、
    前記N個の容量手段は、容量値を交互に容量値Cと容量値m×C(定数m>1)の2つの値に設定されており、
    前記電圧計測手段は、測定した電圧源の電圧の値が第1の所定値より小さい場合、前記測定した電圧源の両端のいずれかのワイヤーハーネスが断線していると判断し、
    前記測定した電圧源と隣り合った電圧源の電圧比と、前記定数m、或いは、前記定数mの逆数1/mとの差が第2の所定値以下である場合、前記測定した電圧源と隣り合った電圧源の接続部のワイヤーハーネスが断線していると判断ことを特徴とする積層電圧計測装置。
  2. 前記第1スイッチング手段は、前記N個の電圧源の各端部と、前記N個の容量手段の各端部との間にそれぞれ設けられたN+1個のサンプルスイッチを有しており、これらN+1個のサンプルスイッチが同じタイミングにてオンオフ制御され、
    前記第2スイッチング手段は、直列接続された前記N個の容量手段における奇数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の一方との間に接続された切替スイッチを有する第1のマルチプレクサと、偶数番目の容量手段のそれぞれの正極側の端子と、前記電圧計測手段の一対の入力端子の他方との間に接続された切替スイッチを有する第2のマルチプレクサとを有しており、前記N個の各容量手段がそれぞれ順番に前記電圧計測手段に接続されるように、各マルチプレクサの1つの切替スイッチがそれぞれ選択されて、同一のタイミングでオンオフ制御され、前記計測手段に前記電圧源の電圧を印加し、電圧計測し、さらに、前記電圧計測手段により電圧計測した後、前記第3スイッチング手段により前記容量手段の両端を短絡することを特徴とする請求項に記載の積層電圧計測装置。
  3. 前記定数mを2とし、前記第1の所定値を0.2Vとし、前記第2の所定値を0.1Vとすることを特徴とする請求項1に記載の積層電圧計測装置。
  4. 前記N個の電圧源の電圧計測値各々について、すべての電圧計測値が前記第1の所定値以下の時には、コネクタが抜けているかまたはN本以上のワイヤーハーネスが断線していると判定することを特徴とする請求項1に記載の積層電圧計測装置。
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