JP4604874B2 - 画像形成装置用給紙トレイ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置用給紙トレイ(画像形成装置用給紙カセット)及び画像形成装置に関するもので、特に、電子写真方式の画像形成装置(レーザプリンタ)に適用して有効である。
給紙トレイに載置された記録媒体は、通常、給紙トレイの外周壁等の壁面に接触することにより、位置決めされた状態で載置されている。
そこで、多様なサイズ(大きさ)の記録媒体に対応した給紙トレイでは、記録媒体の端部に接触して記録媒体を位置決めする壁状の規制壁部材を変位可能とするとともに、規制壁部材の変位を規制するロック機構を設けている(例えば、特許文献1参照)。
そして、載置する記録媒体のサイズ変更は、次のようにして行う。すなわち、ロック機構を解除する解除操作部を操作して規制壁部材の固定状態(ロック状態)を解除し、この解除状態を維持したまま、規制壁部材を載置する記録媒体のサイズに対応した位置まで変位(スライド)させる。
特開2003−137445号公報
ところで、特許文献1に記載の発明においては、規制壁部材のうち記録媒体が接触する壁面に例えば親指を当て、かつ、解除操作部に例えば人差し指を当てた状態で、解除操作部を規制壁部材側に近づけるようにして、規制壁部材と解除操作部とを摘んで規制壁部材の固定状態を解除することとなる。
このため、記録媒体が規制壁部材の上端近くまで載置(積層)されている場合には、載置された記録媒体が操作の障害となって規制壁部材を摘むことができない。つまり、特許文献1に記載の発明は、最大載置枚数近くまで記録媒体が給紙トレイに載置されている状態においては、解除操作部を操作することができないので、規制壁部材の位置を変更調整することができないという問題を有している。
なお、この問題に対しては、規制壁部材の高さを最大載置枚数高さより高くすれば、解決することができるものの、この手段では、最大載置枚数が増大しないにも拘わらず、給紙トレイの高さが大きくなってしまうという問題が発生してしまう。
本発明は、上記点に鑑み、給紙トレイの高さ寸法を増大させることなく、規制壁部材の位置を容易に変更調整可能とすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、画像形成手段(10)に搬送される記録媒体が載置される載置部(91)を有する載置トレイ(92)と、載置トレイ(92)に対して変位可能に組み付けられ、壁部(93)が記録媒体の端部に接触することにより記録媒体の位置を規制する規制壁部材(94)と、規制壁部材(94)の変位を規制するロック機構(95)と、壁部(93)を挟んで載置部(91)と反対側に配置され、ロック機構(95)による規制状態を解除する解除操作部(97)と、壁部(93)を挟んで載置部(91)と反対側に固定配置され、解除操作部(97)の操作方向と略直交する摘み面(98a)を有する摘み部材(98)とを備え、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(98b)が、壁部(93)の上端(93a)より低くなるように構成されていることを特徴とする。
これにより、本発明では、摘み部材(98)の摘み面(98a)に例えば親指を当て、解除操作部(97)に例えば人差し指を当てた状態で、解除操作部(97)を摘み面(98a)側に引き寄せるように解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除することができる。
このとき、本発明では、解除操作部(97)及び摘み部材(98)は共に、規制壁部材(94)の壁部(93)を挟んで載置部(91)と反対側に配置されているので、解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘む際に、載置部(91)に載置された記録媒体が操作の障害となることはなく、載置枚数によらず、解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除することができる。
したがって、規制壁部材(94)の高さを最大載置枚数高さより高くすることなく、解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除することができるので、最大載置枚数を載置した場合であっても、規制壁部材(94)の位置を容易に変更調整することができる。
ところで、載置部(91)に載置された記録媒体は、通常、本体部に設けられた給紙ローラにて本体部に給紙される。そして、この給紙ローラは、通常、記録媒体を給紙(搬送)する場合には、載置部(91)側に移動して記録媒体に接触しながら回転し、記録媒体の給紙が終了した場合又は記録媒体の給紙をしていない場合には、本体部側に格納されている。
しかし、搬送途中の記録媒体が詰まってしまう等の原因により給紙が完全に終了することができない場合には、給紙ローラは本体部側に格納されることなく、載置部(91)側に移動したままの状態となってしまう。
このため、このような状態で、詰まった記録媒体を取り除くべく、給紙トレイを本体部から取り外すと、載置部(91)側に移動した給紙ローラと給紙トレイとが干渉(衝突)して、給紙トレイ及び給紙ローラが損傷してしまうおそれがある。
そこで、本願発明では、規制壁部材(94)に、その上端から下端側に窪んだ第1凹部
(94a)を設けることにより、載置部(91)側に移動した給紙ローラ等と給紙トレイ
とが干渉(衝突)してしまうことを未然に防止するとともに、この第1凹部(94a)に
解除操作部(97)及び摘み部材(98)を設けることにより、解除操作部(97)の上
端(97a)及び摘み部材(98)の上端(98b)が、壁部(93)の上端(93a)
より低くなるようにしている。

つまり、本発明では、給紙ローラ等と給紙トレイとの干渉を防止する第1凹部(94a)を利用して、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(98b)を壁部(93)の上端(93a)より低くしているので、給紙トレイを大幅に設計変更することなく、規制壁部材(94)の位置を容易に変更調整することができる給紙トレイを得ることができる。
ところで、規制壁部材(94)の位置を変更するには、前述したように、摘み部材(98)の摘み面(98a)に例えば親指を当て、解除操作部(97)に例えば人差し指を当てた状態で、解除操作部(97)を摘み面(98a)側に引き寄せるように解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除するとともに、その解除状態を維持したまま、規制壁部材(94)を移動させる必要がある。したがって、摘み部材(98)には、比較的に大きな力が作用するおそれが高い。
このため、仮に、第1凹部(94a)の底部(94b)から突出する突起部にて摘み部材(98)を構成すると、この突起部(摘み部材(98))の根元側に非常に大きな曲げ応力が発生するおそれが高いので、突起部(摘み部材(98))が根本側から破断するおそれがある。
なお、この問題に対しては、突起部(摘み部材(98))の突出寸法を小さくする等の手段が考えられるが、この手段では、十分に突起部(摘み部材(98))を摘むことができなくなるおそれが高いので、規制壁部材(94)を移動させる際の操作性が著しく悪化するおそれがある。
これに対して、本願発明では、第1凹部(94a)の底部(94b)には、規制壁部材
(94)の下端側に窪んだ第2凹部(94c)が設けられており、さらに、摘み面(98
a)は、第2凹部(94c)の側壁にて構成されていることを特徴とする。

これにより、本発明では、摘み面(98a)、つまり摘み部材(98)は、摘み面(98a)を構成する側壁の水平方向両端側及び上端側の3カ所にて固定された状態となるので、摘み部材(98)の機械的強度を十分に高めることができ、摘み部材(98)に大きな力が作用しても、摘み部材(98)が損傷してしまうことを未然に防止できる。
また、第1凹部(94a)の底部(94b)から突出する突起部にて摘み部材(98)を構成すると、突起部(摘み部材(98))と給紙ローラとが干渉しないように、第1凹部(94a)の窪み深さを十分に大きくする必要があるが、窪み深さを大きくすると、規制壁部材(94)の機械的強度が大きく低下してしまうおそれがある。
これに対して、本発明では、第2凹部(94c)の側壁にて摘み面(98a)を構成しているので、第1凹部(94a)の窪み深さを必要以上に大きくする必要がなく、規制壁部材(94)の機械的強度が大きく低下してしまうことを防止できる。
本願発明では、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(9
8b)は、水平方向から見て、第1凹部(94a)の底部(94b)と略一致しているこ
とを特徴とする。

これにより、第1凹部(94a)の底部(94b)が、水平方向から見て、略平坦な状態となるので、給紙ローラ等と給紙トレイとの干渉を確実に防止することができる。
ところで、前述したように、規制壁部材(94)の位置を変更するには、解除操作部(97)を摘み面(98a)側に引き寄せるように解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除するとともに、その解除状態を維持したまま、規制壁部材(94)を移動させる必要がある。
したがって、本願発明のごとく、摘み面(98a)が規制壁部材(94)の変位方向に
対して略直交していれば、規制壁部材(94)を移動させるための力を、効率よく摘み面
(98a)に作用させることができるので、規制壁部材(94)の位置を変更させる際の
操作性を向上させることができる。

なお、本願発明のごとく、規制壁部材(94)にて載置トレイ(92)の外周壁の一部
を構成し、さらに、規制壁部材(94)を載置部(91)の後端側に配置することが望ま
しい。

本願発明では、記録媒体に画像を形成する画像形成手段(10)と、記録媒体が載置さ
れる載置部(91)を有し、画像形成手段(10)が搭載された本体部に対して着脱可能
に組み付けられた載置トレイ(92)と、本体部のうち載置部(91)の上方側に設けら
れ、載置トレイ(92)に載置された記録媒体を画像形成手段(10)に給
紙する給紙ローラ(22)と、載置トレイ(92)に対して変位可能に組み付けられ、壁
部(93)が記録媒体の端部に接触することにより記録媒体の位置を規制する規制壁部材
(94)と、規制壁部材(94)の変位を規制するロック機構(95)と、壁部(93)
を挟んで載置部(91)と反対側に配置され、ロック機構(95)による規制状態を解除
する解除操作部(97)と、壁部(93)を挟んで載置部(91)と反対側に固定配置さ
れ、解除操作部(97)の操作方向と略直交する摘み面(98a)を有する摘み部材(9
8)とを備え、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(98
b)が、壁部(93)の上端(93a)より低くなるように構成されていることを特徴と
する。

これにより、本発明も請求項1に記載の発明と同様に、規制壁部材(94)の高さを最大載置枚数高さより高くすることなく、解除操作部(97)と摘み部材(98)とを摘んで規制壁部材(94)の固定状態を解除することができるので、最大載置枚数を載置した場合であっても、規制壁部材(94)の位置を容易に変更調整することができる。
また、本願発明では、規制壁部材(94)には、載置トレイ(92)を本体部に着脱す
る際に、給紙ローラ(22)と規制壁部材(94)とが干渉することを防止する第1凹部
(94a)が設けられており、さらに、解除操作部(97)及び摘み部材(98)は、第
1凹部(94a)の底部(94b)に設けられていることも特徴としている。

これにより、本発明も、給紙ローラ等と給紙トレイとの干渉を防止する第1凹部(9
4a)を利用して、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(
98b)を壁部(93)の上端(93a)より低くしていることとなるので、給紙トレイ
を大幅に設計変更することなく、規制壁部材(94)の位置を容易に変更調整することが
できる給紙トレイを得ることができる。

本願発明では、第1凹部(94a)の底部(94b)には、規制壁部材(94)の下端
側に窪んだ第2凹部(94c)が設けられており、さらに、摘み面(98a)は、第2凹
部(94c)の側壁にて構成されていることを特徴とする。

これにより、本発明も、摘み面(98a)、つまり摘み部材(98)は、摘み面(9
8a)を構成する側壁の水平方向両端側及び上端側の3カ所にて固定された状態となるの
で、摘み部材(98)の機械的強度を十分に高めることができ、摘み部材(98)に大き
な力が作用しても、摘み部材(98)が損傷してしまうことを未然に防止できる。

また、第2凹部(94c)の側壁にて摘み面(98a)を構成しているので、第1凹部(94a)の窪み深さを必要以上に大きくする必要がなく、規制壁部材(94)の機械的強度が大きく低下してしまうことを防止できる。
本願発明では、解除操作部(97)の上端(97a)及び摘み部材(98)の上端(9
8b)は、水平方向から見て、第1凹部(94a)の底部(94b)と略一致しているこ
とを特徴とする。

これにより、本発明も、第1凹部(94a)の底部(94b)が、水平方向から見て
、略平坦な状態となるので、給紙ローラ等と給紙トレイとの干渉を確実に防止することが
できる。

本願発明では、摘み面(98a)は、規制壁部材(94)の変位方向に対して略直交し
ていることを特徴とする。
これにより、本発明と同様に、規制壁部材(94)を移動させるための力を、効率よ
く摘み面(98a)に作用させることができるので、規制壁部材(94)の位置を変更さ
せる際の操作性を向上させることができる。

なお、本願発明のごとく、規制壁部材(94)にて載置トレイ(92)の外周壁の一部
を構成し、さらに、規制壁部材(94)を載置部(91)の後端側に配することが望まし
い。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態は本発明に係る画像形成装置を、いわゆるレーザプリンタに適用したものであり、以下に本実施形態を図面と共に説明する。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は本実施形態に係るレーザプリンタ1の外観を示す斜視図であり、このレーザプリンタ1は、紙面上側を重力方向上方側として設置され、通常、紙面奥側を前側として使用される。
そして、レーザプリンタ1の筐体3は略箱状(立方体状)に形成されており、この筐体3の上面側には、印刷を終えて筐体3から排出された記録媒体が載置される排紙トレイ5が設けられている。なお、本実施形態では、記録媒体として、紙やOHPシート等の用紙を想定している。
また、排紙トレイ5は、後方側に向かうほど、筐体3の上面から下がるように傾斜した傾斜面5aにて構成されており、この傾斜面5aの後端側には、印刷が終了した記録媒体が排出される排出部7(図2参照)が設けられている。
そして、筐体3のうち排紙トレイ5(傾斜面5a)を囲むように略コの字状に形成された上カバー9には、レーザプリンタ1をネットワークに接続する場合とネットワークから切り離す場合とを切り替えるラインスイッチ1a、及び印刷を強制的に終了(中断)させるジョブキャンセルスイッチ1b等が設けられている。
2.レーザプリンタの内部構成
図2はレーザプリンタ1の要部を示す側断面図である。そして、画像形成部10は記録媒体に画像を形成する画像形成手段を構成するものであり、フィーダ部20は、画像形成部10に記録媒体を供給する搬送手段の一部を構成するものである。
第1排出シュート30及び第2排出シュート40は、画像形成部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向をUターンさせるように略180°転向させて、記録媒体を定着部80(詳細は、後述する。)の上方に設けられた排出部7に案内する案内部材を構成するものである。
正逆切替機構50は、画像形成部10から排出された記録媒体の搬送方向を反転させるとともに、搬送方向が反転された記録媒体を再び画像形成部10側に搬送する排紙ローラ反転機構を構成するものであり、これらの機器10、20、30、40、50等は、筐体3内に収納されている。
2.1.画像形成部
画像形成部10は、スキャナ部60、プロセスカートリッジ70及び定着部80等を有して構成されている。
2.1.1.スキャナ部
スキャナ部60は、筐体3内の上部に設けられて後述する感光ドラム71の表面に静電潜像を形成するものであり、具体的には、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射鏡、及び反射鏡等から構成されている。
そして、レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返された後、反射鏡によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、感光ドラム71の表面上に照射され、静電潜像が形成される。
2.1.2.プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ70は、スキャナ部60の下方側において着脱可能に筐体3内に配設されており、このプロセスカートリッジ70は、感光ドラム71、帯電器72、転写ローラ73及び現像カートリッジ74等から構成されている。
そして、感光ドラム71は、記録媒体に転写される画像を担持する画像担持手段をなすもので、最表層がポリカーボネート等からなる正帯電性の感光層により形成される円筒状のドラム本体71aと、このドラム本体71aの軸心において、ドラム本体71aの長手方向に沿って延びてドラム本体71aを回転可能に支持するドラム軸71bとを有して構成されている。
帯電器72は、感光ドラム71の表面を帯電させる帯電手段をなすもので、感光ドラム71の後側斜め上方において、感光ドラム71と接触しないように所定間隔を有して感光ドラム71と対向配設されている。なお、本実施形態に係る帯電器72は、コロナ放電を利用して感光ドラム71の表面に略均一に正電荷を帯電させるスコロトロン型帯電器を採用している。
転写ローラ73は、感光ドラム71と対向して配設されて感光ドラム71の回転と連動して回転し、記録媒体が感光ドラム71近傍を通過する際に、感光ドラム71に帯電した電荷と反対の電荷(本実施形態では、負電荷)を印刷面とは反対側から記録媒体に作用させることにより、感光ドラム71の表面に付着したトナーを記録媒体の印刷面に転写させる転写手段をなすものである。
現像カートリッジ74は、トナーが収容されたトナー収容室74a、トナーを感光ドラム71に供給するトナー供給ローラ74b及び現像ローラ74c等を有して構成されている。
そして、トナー収容室74aに収容されているトナーは、トナー供給ローラ74bの回転によって現像ローラ74c側に供給され、さらに、現像ローラ74c側に供給されたトナーは、現像ローラ74cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード74dにより担持されたトナーの厚みが所定の厚みにて一定(均一)となる調整された後、スキャナ部60にて露光された感光ドラム71の表面に供給される。
2.1.3.定着部
定着部80は、記録媒体の搬送方向において感光ドラム71より後流側に配設され、記録媒体に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるものである。具体的には、定着部80は、記録媒体の印刷面側に配設されてトナーを加熱する加熱ローラ81、及び記録媒体を挟んで加熱ローラ81と反対側に配設されて記録媒体を加熱ローラ81側に押圧する加圧ローラ82等を有して構成されている。
因みに、本実施形態に係る加熱ローラ81は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされた金属管と、その金属管内に加熱のためのハロゲンランプとから構成されており、一方、加圧ローラ82は、金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。
以上に説明した画像形成部10においては、以下のようにして記録媒体に画像が形成される。
すなわち、感光ドラム71の表面は、その回転に伴って、帯電器72により一様に正帯電された後、スキャナ部60から照射されるレーザビームの高速走査により露光される。これにより、感光ドラム71の表面には、記録媒体に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ74cの回転により、現像ローラ74c上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム71に対向して接触するときに、感光ドラム71の表面上に形成されている静電潜像、つまり、一様に正帯電されている感光ドラム71の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム71の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム71の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム71の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ73に印加される転写バイアスによって記録媒体に転写される。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着部80に搬送されて加熱され、トナー像として転写されたトナーが記録媒体に定着して、画像形成が完了する。
2.2.フィーダ部
フィーダ部20は、筐体3の最下部に収納された給紙トレイ90、給紙トレイ90の前端部上方のプリンタ本体部に設けられて画像形成部10に記録媒体を搬送する給紙ローラ22、並びに給紙ローラ22にて搬送される記録媒体を1枚毎に分離する分離ローラ23及び分離パッド24等を有して構成されている。そして、給紙トレイ90に載置されている記録媒体は、筐体3内前側にてUターンするようにして、筐体3内の略中央部に配設された画像形成部10に搬送される。
なお、給紙トレイ90から画像形成部10に至る記録媒体の搬送経路のうち、略U字状に転向する部位の頂部外側には、記録媒体の画像形成面(印刷面)に付着した紙粉等を取り除く紙粉取りローラ25が配設され、その頂部内側には搬送される記録媒体を紙粉取りローラ25に押圧する対向ローラ26が配設されている。
また、給紙トレイ90から画像形成部10に至る搬送経路のうち画像形成部10の入口には、記録媒体に搬送抵抗を付与して記録媒体の搬送状態を整える一対のローラからなるレジストローラ27が配設されている。
2.2.1.給紙トレイ
図3は、給紙ローラ22等の本体部側の部品の一部を含む給紙トレイ90の上面図であり、図4は図3のA−A断面図であり、図5は給紙トレイ90の上面側斜視図であり、図6は給紙トレイ90の後方側斜視図であり、図7は給紙トレイ90の分解斜視図であり、図8は載置トレイ92の上面側斜視図であり、図9は図8のA部拡大図であり、図10はロック機構95の拡大図である。
2.2.1.1.給紙トレイの構造
給紙トレイ90は、図5に示すように、記録媒体が載置される載置部91が形成された載置トレイ92、及び壁部93が記録媒体の端部に接触することにより記録媒体の位置を規制する規制壁部材94等から構成されている。
そして、規制壁部材94は、載置トレイ92に対してその前後方向に変位することができるように載置トレイ92の後端側に組み付けられて、略矩形状に形成された載置トレイ92の外周壁の一部を構成しており、この規制壁部材94の変位は、図8のA部に示すようなロック機構95にて規制されている。
ロック機構95は、図8及び図9に示すように、載置トレイ92の底部(載置部91)に設けられた第1係止部91a及び第2係止部91b、並びに規制壁部材94に固定されて規制壁部材94と一体的に変位する係止部材96等から構成されている。
係止部材96は、第1係止部91aと係合する第1係合部96a、及び第2係止部91bと係合する第2係合部96bが設けられている。そして、第1係止部91a及び第1係合部96aは、図10に示すように、互いに鋸波状の凹凸形状により構成されて噛み合うように係合し、一方、第2係合部96bは先端側が略二等辺三角形状の突起形状に形成され、第2係止部91bは第2係合部96bの二等辺三角形状の突起部が嵌り込むような凹部にて構成されている。
なお、本実施形態では、第1係止部91aに形成された鋸波状の凹凸部のうち、後方側の傾斜部の傾斜角度θ1が、前方側の傾斜部の傾斜角度θ2より小さくなるような略直角三角形状の突起部を多数個形成することにより、第1係止部91aを鋸波状としている。
また、図5に示すように、壁部93を挟んで載置部91と反対側には、ロック機構95による規制状態を解除する解除操作部97が配置されており、この解除操作部97より載置部91側であって壁部93を挟んで載置部91と反対側には、解除操作部97の操作方向(本実施形態では、前後方向)及び規制壁部材94の変位方向(本実施形態では、前後方向)と略直交する摘み面98aを有する摘み部材98が規制壁部材94に固定配置されている。
また、解除操作部97の上端97a及び摘み部材98の上端98bは、壁部93の上端93aより低くなるように構成されている。具体的には、図6に示すように、規制壁部材94には、その上端から下端側に窪んだ第1凹部94aが設けられており、解除操作部97及び摘み部材98は、第1凹部94aの底部94bに設けられているとともに、解除操作部97の上端97a及び摘み部材98の上端98bが、水平方向から見て、第1凹部94aの底部94bと略一致するように構成されている。
そして、第1凹部94aの底部94bには、図5に示すように、規制壁部材94の下端側に箱状に窪んだ第2凹部94cが設けられており、本実施形態では、摘み面98aは、箱状に窪んだ第2凹部94cの側壁にて構成されている。
因みに、規制壁部材94の上端に設けられた突起部94dは、載置トレイ92に載置された記録媒体の最大高さを規制するための最大高さ規制手段である。
また、解除操作部97は、図9に示すように、規制壁部材94に回転可能に組み付けられた回転軸99を中心として微少に回転(揺動)するようにして、給紙トレイ90の前後方向に操作されるもので、本実施形態では、解除操作部97、回転軸99、バネ部100、並びに先端側に第1係止部91aが形成された第1アーム部101及び先端側に第2係止部91bが形成された第2アーム部102を樹脂にて一体成形している。
なお、図9においては規制壁部材94が省略されているが、実際は、弾性変形を利用した係止手段である係止突起99a、99bにて規制壁部材94に着脱可能に組み付けられている。
また、バネ部100は板バネ状のもので、その先端側100aが規制壁部材94の内壁に接触することにより、反作用として、解除操作部97を元の位置に復元させる弾性力を解除操作部97に作用させる。
また、解除操作部97は回転軸99に対して左右方向(水平方向)にずれた位置に設けられ、かつ、第2アーム部102は、第1アーム部101に比べて剛性が低く撓み変形し易い構造となっているとともに、第1アーム部101及び第2アーム部102は、解除操作部97が操作されて解除操作部97が回転軸99周りに変位(揺動)すると、これに連動して回転軸99周りに変位(揺動)するように構成されている。
また、第1係止部91a及び第2係止部91bそれぞれは、第2アーム部102の先端側が第1アーム部101側に撓むように弾性変形させられた状態で、第1係合部96a及び第2係合部96bそれぞれに係合組み付けされており、これらの係合状態は、主に第1アーム部101の弾性力により保持されている。
2.2.1.2.規制壁部材94及びロック機構95の作動
上述したように、第2アーム部102の先端側が第1アーム部101側に撓むように弾性変形させられた状態で、第1係止部91a及び第2係止部91bのそれぞれが第1係合部96a及び第2係合部96bそれぞれに係合組み付けされている。そして、少なくとも第1係止部91aと第1係合部96aとが係合(噛み合う)ことによって、載置トレイ92に対する規制壁部材94の変位が規制される。
また、図9の黒塗り矢印で示す操作力が解除操作部97に作用すると、解除操作部97が回転軸99を中心として左向きに微少回転(揺動)するため、これに連動してび第2アーム部102も回転軸99を中心として左向きに微少回転(揺動)し、第1係止部91aと第1係合部96aとの係合状態が解除される。
したがって、図9の黒塗り矢印で示す操作力を解除操作部97に作用させて第1係止部91aと第1係合部96aとを係合状態を解除させれば、規制壁部材94を載置トレイ92に対して前後方向に変位(スライド)させることができる。
なお、図9の黒塗り矢印で示す操作力を解除操作部97に作用させると、第1係止部91aと第1係合部96aとを係合状態は解除されるものの、第2アーム部102も回転軸99を中心として左向きに回転しようとし、かつ、第2係止部91bの先端に設けられた二等辺三角形状の突起部が第2係合部96bを構成する凹部に嵌り込んでいるため、第2アーム部102は、解除操作部97の操作量(変位量)に対応した分だけ左向きに回転するように撓んでいく。
このため、解除操作部97を操作して第1係止部91aと第1係合部96aとの係合状態を解除しても、第2係止部91bと第2係合部96bとの係合状態は解除されない。
しかし、前述したように、第2係止部91bを構成する突起部は略二等辺三角形状に形成され、かつ、第2係合部96bを構成する凹部も略二等辺三角形状に形成されているので、第1係止部91aに前後方向の力が作用すると、第2係合部96bを構成する突起部が第2係合部96bに形成された凹部の斜面を迫り上がるように、第1アーム部101側に変位しようとする。
このとき、第2アーム部102は比較的に弾性変形し易い構造となっているので、第1係止部91aと第1係合部96aとの係合状態を解除させた状態で規制壁部材94を前後方向に変位させると、第2係止部91bと第2係合部96bとの係合状態は容易に解除される。
したがって、第2係止部91bと第2係合部96bとの係合が、規制壁部材94の変位を規制するような影響を及ぼすことは殆ど無く、むしろ、本実施形態では、第2係止部91bと第2係合部96bとを係合させることにより、規制壁部材94を変位させるときに、適度な節度感(クリック感)をユーザに与えている。
ところで、本実施形態では、後方側が斜面となるような直角三角形状の突起部を多数個形成することにより、第1係止部91aを鋸波状としているので、後方側から前方側に向かう力が係止部材96(第1係合部96a)に作用すると、第1係合部96aに形成された突起部が第1係止部91aに形成された突起部の斜面を迫り上がるように、第2アーム部102側に変位しようとする。
このため、第1アーム部101は第2アーム部102に比べて弾性変形し難いものの、後方側から前方側に向かって比較的大きな力が係止部材96(第1係合部96a)に作用すると、第1アーム部101が第2アーム部102側に撓んで第1係止部91aと第1係合部96aとの係合状態がずれてしまう場合がある。
一方、後方側が斜面となるような直角三角形状の突起部にて第1係止部91aが構成されているため、先ほどとは逆に、前方側から後方側に向かって力が係止部材96(第1係合部96a)に作用しても、第2係合部96bに形成された突起部を第2アーム部102側に変位させようとする力が殆ど発生しない。
このため、係止部材96(第1係合部96a)に前方側から後方側に向かう力が作用しても、第1係止部91aと第1係合部96aとの係合状態は、解除されず、規制壁部材94は変位しない。
2.3.第1排出シュート及び第2排出シュート40
第1排出シュート30は、図2に示すように、記録媒体の搬送方向において定着部80より搬送方向後流側に配設されているとともに、画像形成部10にて画像形成が終了した記録媒体の搬送方向を略90°転向させて記録媒体を第2排出シュート40に案内する案内手段である。
また、第2排出シュート40は、第1排出シュート30に対して所定の隙間40aを有して上カバー9に設けられ、第1排出シュート30にて搬送方向が略90°転向された記録媒体を更に略90°転向させて排出部7に案内する案内手段である。
また、第1排出シュート30と第2排出シュート40との隙間40aは、正逆切替機構50にて搬送方向が反転された記録媒体の搬送通路(太い二点鎖線で示された搬送経路)の一部を構成している。因みに、図2中、太い一点鎖線で示された搬送経路が、フィーダ部20にて搬送される記録媒体の搬送通路を示している。
3.実施形態に係るレーザープリンタの特徴
本実施形態に係る給紙トレイ90では、解除操作部97の上端97a及び摘み部材98の上端98bが、壁部93の上端93aより低くなるように構成されているので、摘み部材98の摘み面98aに例えば親指を当て、解除操作部97に例えば人差し指を当てた状態で、解除操作部97を摘み面98a側に引き寄せるように解除操作部97と摘み部材98(摘み面98a)とを摘んで規制壁部材94の固定(ロック)状態を解除することができる。
このとき、本実施形態では、解除操作部97及び摘み部材98は共に、規制壁部材94の壁部93を挟んで載置部91と反対側に配置されているので、解除操作部97と摘み部材98とを摘む際に、載置部91に載置された記録媒体が操作の障害となることはなく、載置枚数によらず、解除操作部97と摘み部材98とを摘んで規制壁部材94の固定状態を解除することができる。
したがって、規制壁部材94の高さを最大載置枚数高さより高くすることなく、解除操作部97と摘み部材98とを摘んで規制壁部材94の固定状態を解除することができるので、最大載置枚数を載置した場合であっても、規制壁部材94の位置を容易に変更調整することができる。
ところで、載置部91に載置された記録媒体は、通常、プリンタ本体部に設けられた給紙ローラ22にて本体部(画像形成部10)に給紙される。そして、この給紙ローラ22は、通常、記録媒体を給紙(搬送)する場合には、載置部91側に移動して記録媒体に接触しながら回転し、記録媒体の給紙が終了した場合又は記録媒体の給紙をしていない場合には、プリンタ本体部側に格納されている。
しかし、搬送途中の記録媒体が詰まってしまう等の原因により給紙が完全に終了することができない場合には、給紙ローラ22はプリンタ本体部側に格納されることなく、載置部91側に移動したままの状態となってしまう。
このため、このような状態で、詰まった記録媒体を取り除くべく、給紙トレイ90をプリンタ本体部から取り外すと、載置部91側に移動した給紙ローラ22と給紙トレイ90とが干渉(衝突)して、給紙トレイ90及び給紙ローラ22が損傷してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態では、規制壁部材94に、その上端から下端側に窪んだ第1凹部94aを設けることにより、載置部91側に移動した給紙ローラ22等と給紙トレイ90とが干渉(衝突)してしまうことを未然に防止するとともに、この第1凹部94aに解除操作部97及び摘み部材98を設けることにより、解除操作部97の上端97a及び摘み部材98の上端98bが、壁部93の上端93aより低くなるようにしている。
したがって、本実施形態では、給紙ローラ22等と給紙トレイ90との干渉を防止する第1凹部94aを利用して、解除操作部97の上端97a及び摘み部材98の上端98bを壁部93の上端93aより低くしているので、給紙トレイ90を大幅に設計変更することなく、規制壁部材94の位置を容易に変更調整することができる。
ところで、規制壁部材94の位置を変更するには、前述したように、摘み部材98の摘み面98aに例えば親指を当て、解除操作部97に例えば人差し指を当てた状態で、解除操作部97を摘み面98a側に引き寄せるように解除操作部97と摘み部材98とを摘んで規制壁部材94の固定状態を解除するとともに、その解除状態を維持したまま、規制壁部材94を移動させる必要がある。したがって、摘み部材98には、比較的に大きな力が作用するおそれが高い。
このため、仮に、第1凹部94aの底部94bから突出する突起部にて摘み部材98を構成すると、この突起部(摘み部材98)の根元側に非常に大きな曲げ応力が発生するおそれが高いので、突起部(摘み部材98)が根本側から破断するおそれがある。
なお、この問題に対しては、突起部(摘み部材98)の突出寸法を小さくする等の手段が考えられるが、この手段では、十分に突起部(摘み部材98)を摘むことができなくなるおそれが高いので、規制壁部材94を移動させる際の操作性が著しく悪化するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、第1凹部94aの底部94bに規制壁部材94の下端側に窪んだ第2凹部94cを設けるとともに、摘み面98aを第2凹部94cの側壁にて構成しているので、摘み面98a、つまり摘み部材98は、摘み面98aを構成する側壁の水平方向両端側及び上端側の3カ所にて固定された状態となる。したがって、摘み部材98の機械的強度を十分に高めることができるので、摘み部材98に大きな力が作用しても、摘み部材98が損傷してしまうことを未然に防止できる。
また仮に、第1凹部94aの底部94bから突出する突起部にて摘み部材98を構成すると、突起部(摘み部材98)と給紙ローラとが干渉しないように、第1凹部94aの窪み深さを十分に大きくする必要があるが、窪み深さを大きくすると、規制壁部材94の機械的強度が大きく低下してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態では、第2凹部94cの側壁にて摘み面98aを構成しているので、第1凹部94aの窪み深さを必要以上に大きくする必要がなく、規制壁部材94の機械的強度が大きく低下してしまうことを防止できる。
また、第1凹部94aの底部94bが、水平方向から見て、略平坦な状態となるように構成されているので、給紙ローラ22等と給紙トレイ90との干渉を確実に防止することができる。
ところで、前述したように、規制壁部材94の位置を変更するには、解除操作部97を摘み面98a側に引き寄せるように解除操作部97と摘み部材98とを摘んで規制壁部材94の固定状態を解除するとともに、その解除状態を維持したまま、規制壁部材94を移動させる必要がある。
したがって、摘み面98aが規制壁部材94の変位方向に対して略直交していれば、規制壁部材94を移動させるための力を、効率よく摘み面98aに作用させることができるので、規制壁部材94の位置を変更させる際の操作性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明に係る給紙トレイをレーザプリンタに適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば複写機等の画像形成装置にも適用できる。
また、上述の実施形態では、本発明に係る画像形成装置をレーザプリンタに適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば複写機等にも適用できる。
また、上述の実施形態では、規制壁部材94が載置トレイ92の外周壁の一部を構成していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば載置トレイ92の外周壁とは別に規制壁部材94を設けた給紙トレイにも適用することができる。
また、上述の実施形態では、給紙ローラ22と給紙トレイ90との干渉を防止するための第1凹部94aの底部に解除操作部97及び摘み部材98を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、第2凹部94cの側壁にて摘み部材98を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第1凹部94aの底部94bから突出する突起部にて摘み部材98を構成してもよい。
また、上述の実施形態では、摘み面98aが規制壁部材94の変位方向に対して略直交していたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、ロック機構95は上述の実施形態に示されたものに限定されるものではなく、例えば第2係止部91b及び第2係合部96bを廃止してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す要部側断面図である。 本発明の実施形態に係る給紙トレイ(本体部側の部品の一部を含む。)の上面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る給紙トレイの上面側斜視図である。 本発明の実施形態に係る給紙トレイの後方側斜視図である。 本発明の実施形態に係る給紙トレイの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る載置トレイの上面側斜視図である。 図8のA部拡大図である。 本発明の実施形態に係るロック機構の拡大図である。
符号の説明
1…レーザプリンタ、1a…ラインスイッチ、3…筐体、5…排紙トレイ、
5a…傾斜面、7…排出部、9…上カバー、10…画像形成部、20…フィーダ部、
22…給紙ローラ、25…紙粉取りローラ、26…対向ローラ、
27…レジストローラ、30…第1排出シュート、40…第2排出シュート、
50…正逆切替機構、60…スキャナ部、70…プロセスカートリッジ、
71…感光ドラム、71a…ドラム本体、71b…ドラム軸、72…帯電器、
73…転写ローラ、74…現像カートリッジ、74a…トナー収容室、
74b…トナー供給ローラ、74c…現像ローラ、74d…層厚規制ブレード、
80…定着部、81…加熱ローラ、82…加圧ローラ、90…給紙トレイ、
91…載置部、91a…第1係止部、91b…第2係止部、92…載置トレイ、
93…壁部、94…規制壁部材、94a…第1凹部、94c…第2凹部、
95…ロック機構、96…係止部材、96a…第1係合部、96b…第2係合部、
97…解除操作部、98…摘み部材、98a…摘み面、99…回転軸、
100…バネ部、101…第1アーム部、102…第2アーム部。

Claims (8)

  1. 画像形成手段に搬送される記録媒体が載置される載置部を有する載置トレイと、
    前記載置トレイに対して変位可能に組み付けられ、壁部が記録媒体の端部に接触するこ
    とにより記録媒体の位置を規制する規制壁部材と、
    前記規制壁部材の変位を規制するロック機構と、
    前記壁部を挟んで前記載置部と反対側に配置され、前記ロック機構による規制状態を解
    除する解除操作部と、
    前記壁部を挟んで前記載置部と反対側に固定配置され、前記解除操作部の操作方向と略
    直交する摘み面を有する摘み部材とを備え、
    前記解除操作部の上端及び前記摘み部材の上端が、前記壁部の上端より低くなるように
    構成され、
    前記規制壁部材には、その上端から下端側に窪んだ第1凹部が設けられており、
    さらに、前記解除操作部及び前記摘み部材は、前記第1凹部の底部に設けられており、
    前記第1凹部の底部には、前記規制壁部材の下端側に窪んだ第2凹部が設けられており、
    さらに、前記摘み面は、前記第2凹部の側壁にて構成されていることを特徴とする画像
    形成装置用給紙トレイ。
  2. 前記解除操作部の上端及び前記摘み部材の上端は、水平方向から見て、前記第1凹部の
    底部と略一致していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置用給紙トレイ。
  3. 前記摘み面は、前記規制壁部材の変位方向に対して略直交していることを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像形成装置用給紙トレイ。
  4. 前記規制壁部材は、前記載置トレイの外周壁の一部を構成しており、
    さらに、前記規制壁部材は、前記載置部の後端側に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置用給紙トレイ。
  5. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    記録媒体が載置される載置部を有し、前記画像形成手段が搭載された本体部に対して着
    脱可能に組み付けられた載置トレイと、
    前記本体部のうち前記載置部の上方側に設けられ、前記載置トレイに載置された記録媒
    体を前記画像形成手段に給紙する給紙ローラと、
    前記載置トレイに対して変位可能に組み付けられ、壁部が記録媒体の端部に接触するこ
    とにより記録媒体の位置を規制する規制壁部材と、
    前記規制壁部材の変位を規制するロック機構と、
    前記壁部を挟んで前記載置部と反対側に配置され、前記ロック機構による規制状態を解
    除する解除操作部と、
    前記壁部を挟んで前記載置部と反対側に固定配置され、前記解除操作部の操作方向と略
    直交する摘み面を有する摘み部材とを備え、
    前記解除操作部の上端及び前記摘み部材の上端が、前記壁部の上端より低くなるように
    構成され、
    前記規制壁部材には、前記載置トレイを前記本体部に着脱する際に、前記給紙ローラと
    前記規制壁部材とが干渉することを防止する第1凹部が設けられており、
    さらに、前記解除操作部及び前記摘み部材は、前記第1凹部の底部に設けられており、
    前記第1凹部の底部には、前記規制壁部材の下端側に窪んだ第2凹部が設けられており、
    さらに、前記摘み面は、前記第2凹部の側壁にて構成されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 前記解除操作部の上端及び前記摘み部材の上端は、水平方向から見て、前記第1凹部の
    底部と略一致していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記摘み面は、前記規制壁部材の変位方向に対して略直交していることを特徴とする請
    求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記規制壁部材は、前記載置トレイの外周壁の一部を構成しており、
    さらに、前記規制壁部材は、前記載置部の後端側に配置されていることを特徴とする請
    求項ないしのいずれか1つに記載の画像形成装置。
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