JP4602941B2 - 静電容量センサ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量センサ回路に関する。
従来、機器の操作用スイッチ等として、機械構造を持たず、操作者が操作面に触れた事を検出するセンサ回路が用いられている。前記センサ回路は機械構造によるスイッチと比べて設置スペースが少なくて済む等の利点があり、様々な形態の前記センサ回路が提案されている。それらセンサ回路のひとつとして広く用いられている回路に、操作者が操作面等に指等で触れることで、操作面等に生じる静電容量の変化に基づいて前記静電容量の変化を検出する静電容量センサがある。
静電容量センサ回路は、例えば特許文献1に示すように、パルス信号発生回路と抵抗、第1コンデンサ、第2コンデンサ、検出電極、差動増幅回路、交流−直流変換回路、比較回路を備える。そして、前記パルス信号発生回路の出力は差動増幅回路の反転(マイナス)入力端子に入力され、前記パルス信号発生回路の出力は抵抗を介して差動増幅回路の非反転(プラス)入力端子に入力される。又、差動増幅回路の非反転(プラス)入力端子には、第1コンデンサを介して検出電極が接続されると共に、第2コンデンサが接続されている。このように構成された静電容量センサ回路によれば、検出電極の静電容量が変化すると、差動増幅回路の反転(マイナス)入力端子と非反転(プラス)入力端子との間の電圧の位相差が変化し、前記位相差の変化に基づいて差動増幅回路の出力電圧に変化が生じる。そして、前記出力電圧を交流−直流変換回路にて直流にし、その直流電圧の変化を比較回路によって予め設定された閾値と比較することで、検出電極に操作者が接触したか否かを判断することのできる信号を出力する。
しかしながら、特許文献1に記載された静電容量センサ回路は、検出電極側からの信号とパルス信号発生回路からの信号との位相差から操作者が検出電極に接触しているか否かの判定をした。その為、操作者が検出電極に接触しているか否かの判定を行なうために比較回路で用いる閾値は、差動増幅回路の出力状態に合わせて調整が必要であった。そして、差動増幅回路の出力状態はパルス信号発生回路の周波数によって変化するので、前記閾値の設定には前記周波数の影響を考慮する必要があった。
そこで、従来、図2に示すような静電容量センサ11が提案されている。
図2に示す静電容量センサ11は、静電容量検出回路12、操作面13を備え、操作面13には検出電極14が埋設されている。そして、検出電極14は電線で静電容量検出回路12の検出電圧端子12aと接続されている。
そして、この静電容量検出回路12は、図3に示すように、発信器V1c、出力抵抗R1o、整流回路21、フィルタ回路22、差動増幅回路23、基準電圧源Vref及び分圧抵抗R1、R2を備える。発信器V1cは、出力抵抗R1oと整流回路21、フィルタ回路22を介して差動増幅回路23の非反転(プラス)入力端子に接続されている。又、出力抵抗R1oと整流回路21との間には、検出電圧端子12aを介して検出電極14が接続されている。さらに、差動増幅回路23の反転(マイナス)入力端子は、分圧抵抗R2を介して差動増幅回路23の出力端子に接続されると共に、分圧抵抗R1を介して基準電圧源Vrefの陽極側に接続されている。
このように構成された静電容量検出回路12によれば、検出電極14に人体が接触すると、検出電極14の静電容量が人体と検出電極14との間にある静電容量C1の分だけ増
加し、検出電圧端子12aにかかる検出電圧Vdが下がる。その結果、差動増幅回路23の出力電圧V1oに変化が生じる。前記出力電圧V1oの変化を図示しない判定回路に入力することによって、判定回路が操作面13に操作者が接触したか否かを判定した信号を出力する。
特開2000−230983号公報
しかしながら、静電容量センサ11の静電容量検出回路12は、差動増幅回路23の出力を効率よく増幅するために、差動増幅回路23の反転(マイナス)入力端子には、操作者が操作面13に接触していない場合に非反転(プラス)入力端子に入力される電圧に近い電圧を、基準電圧源Vrefを調整して供給しなければならなかった。又、操作者が操作面13に接触した場合に、検出電極14にかかる電圧Vdの変化を大きくするためには発信器V1cの周波数を高くする必要があった。そこで、静電容量検出回路12の周波数を高くすると回路に用いる素子が高価になる問題があった。さらに、発信器V1cの周波数を高くすると、放射が起こる問題もあった。
本発明の目的は、発信器の周波数の影響の少ない静電容量センサ回路を提供することにある。
請求項1に記載の静電容量センサ回路は、発信器から出力される発信信号を、抵抗を介して検出電極に印加し、その検出電極の静電容量の変化を検出する静電容量センサ回路において、前記抵抗と前記検出電極との間に接続したコンデンサと、前記コンデンサの前記抵抗側の電圧と前記コンデンサの前記検出電極側の電圧との差の電圧を増幅する増幅回路とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の静電容量センサ回路は、請求項1に記載の静電容量センサ回路において、前記増幅器は、差動増幅回路であることを要旨とする。
請求項3に記載の静電容量センサ回路は、請求項1又は2に記載の静電容量センサ回路において、前記増幅回路の出力端子には整流回路が接続され、前記増幅回路からの検出信号を前記整流回路を介して出力させることを要旨とする。
請求項4に記載の静電容量センサ回路は、請求項3に記載の静電容量センサ回路において、前記整流回路の出力端子にはフィルタ回路が接続され、前記整流回路からの検出信号を前記フィルタ回路を介して出力させることを要旨とする。
請求項5に記載の静電容量センサ回路は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の静電容量センサ回路において、前記コンデンサの静電容量は、検出電極の静電容量よりも十分小さい静電容量を有することを要旨とする。
請求項1の発明によれば、増幅回路は、抵抗とコンデンサ間の電圧と、コンデンサと検出電極間の電圧との差分を増幅する。この時、抵抗とコンデンサ間の電圧と、コンデンサと検出電極間の電圧の関係は、コンデンサの静電容量と検出電極の静電容量との関係で求められ、発信器の周波数の影響を受けない。その結果、発信器の周波数の影響の少ない静電容量センサ回路を構成することができる。
又、周波数の影響が少ないため、好適に検出電極の静電容量の変化を検出するために発信器の周波数を高くする必要がなく、発信器の周波数が低くても好適に検出電極の静電容
量の変化を検出できる。従って、周波数が高いと問題となる放射を抑制できると共に、回路の部品に高い精度を求められない。さらに、発信器の周波数の変更に伴う回路の調整も不要になる。その結果、低い周波数でも好適に検出電極の静電容量の変化が検出できて、調整の煩わしさの少ない静電容量センサ回路を提供することができる。
請求項2の発明によれば、差動増幅回路は、非反転(プラス)入力端子に入力された抵抗とコンデンサ間の電圧から反転(マイナス)入力端子に入力されたコンデンサと検出電極間電圧を引いた差分の電圧を増幅する。その結果、増幅回路の構造を容易にすることができる。
請求項3の発明によれば、増幅回路からの検出信号は、整流回路にて整流される。検出信号は利用が容易な直流成分の信号として出力することができる。
請求項4の発明によれば、整流回路からの検出信号は、フィルタ回路にてノイズが除去される。従って、ノイズが混入した検出信号であってもフィルタ回路を通ることによって、信号に混入したノイズを好適に除去され、誤差の少ない検出結果信号をフィルタ回路から出力することができる。
請求項5の発明によれば、コンデンサの静電容量が検出電極の静電容量より十分小さければ、増幅回路からの検出信号にコンデンサの静電容量がほとんど影響しなくなる。なぜなら、増幅回路が増幅する、抵抗とコンデンサ間の電圧と、コンデンサと検出電極間の電圧の差は、コンデンサの静電容量と検出電極の静電容量との和で検出電極の静電容量を除した値に比例する。その為、コンデンサの静電容量が検出電極の静電容量より十分小さければ、前記値に対するコンデンサの静電容量の影響が小さくなるからである。その結果、電気的にはコンデンサの静電容量をほとんど考慮する必要がなくなり、より調整に煩わされない静電容量センサ回路を提供することができる。
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図1に従って説明する。
図1に、静電容量センサ回路1の回路図を示す。
静電容量センサ回路1は、発信器Vc、抵抗Ro、コンデンサCo、検出電極2、増幅回路としての差動増幅回路3、整流回路4、フィルタ回路5、外部出力端子6を備える。
発信器Vcは、交流信号発信回路(例えば正弦波発信回路)であって、抵抗RoとコンデンサCoを介して検出電極2に接続されている。
検出電極2は、人が指などで接触するため電極であり、導電性のある部材、例えば、金属などのような部材である。
差動増幅回路3の非反転(プラス)入力端子は、抵抗RoとコンデンサCoとの間の接続点Paに接続されると共に、その反転(マイナス)入力端子は、コンデンサCoと検出電極2との間の接続点Pbに接続されている。さらに、差動増幅回路3の出力端子は整流回路4とフィルタ回路5を介して外部出力端子6に接続されている。又、差動増幅回路3の電圧増幅率は、増幅率Gとする。
整流回路4は、交流信号を直流信号に変換する回路、例えば、全波整流回路であって、フィルタ回路5は、信号に含まれるノイズを除去するための回路、例えば、ローパスフィルタである。又、整流回路4から出力される直流信号の電力と、整流回路4に入力される交流信号の電力の比を、整流効率Aとする。
本実施形態の静電容量センサ回路1の作用を説明する。尚、説明の便宜上、発信器Vc
は動作状態であるとする。
検出電極2に人体が触れていない通常の状態(非検出状態)では、検出電極2は開放状態である。従って、発信器Vcが抵抗RoとコンデンサCoに電力を供給しようとしても、検出電極2が開放状態なので、抵抗RoとコンデンサCoに電気は流れない。抵抗RoやコンデンサCoに電気が流れないことから、抵抗RoとコンデンサCoの間の接続点Paの電圧Vaも、コンデンサCoと検出電極2の間の接続点Pbの電圧Vbも発生しないため、前記電圧Va,Vbはともに0Vである。
一方、検出電極2に人体が触れた場合(検出状態)では、検出電極2は人体を通してグランドに接続される。人体は静電容量を持つコンデンサとして電気的に等価表現できるので人体を検出容量Cとすると、発信器Vcは、抵抗Ro、コンデンサCo、検出電極2を介し検出容量Cからグランドに接続されたことになる。この時、発信器Vcが抵抗RoとコンデンサCoに電力を供給すると、抵抗RoやコンデンサCoには電気が流れる。従って、抵抗RoとコンデンサCo間の接続点Pa及びコンデンサCoと検出電極2の間の接続点Pbに、それぞれ電圧Va、Vbが発生する。
この時、接続点Pbの電圧Vbは、接続点Paの電圧Vaと静電容量(コンデンサ)の合成・分圧の関係とから式(1)の様に表すことができる。尚、式(1)〜(4)では、便宜上、検出容量Cの静電容量をC、コンデンサCoの静電容量をCoと表現している。
一方、差動増幅回路3の非反転(プラス)入力端子には接続点Paの電圧Vaが入力されている。さらに、差動増幅回路3の反転(マイナス)入力端子には接続点Pbの電圧Vbが入力されている。
差動増幅回路3の非反転(プラス)入力端子に前記電圧Vaが、反転(マイナス)入力端子に前記電圧Vbが入力されることから、差動増幅回路3は電圧Vaと電圧Vbの差分、(電圧Va−電圧Vb)を増幅することとなる。差動増幅回路3の増幅対象である(電圧Va−電圧Vb)は式(1)の結果を利用すると、式(2)の様に表すことができる。
差動増幅回路3に入力された増幅対象(電圧Va−電圧Vb)の電圧は、差動増幅回路3の増幅率Gで増幅されて差動増幅回路3の出力端子に出力される。従って、差動増幅回路3の出力端子の出力電圧Vgは、電圧Vg=増幅率G×(電圧Va−電圧Vb)となり、式(2)の結果を用いると、差動増幅回路3の出力端子の出力電圧Vgは式(3)の様に表すことができる。
出力電圧Vg=G×(Va×C/(Co+C))・・・(3)
差動増幅回路3の出力端子の出力電圧Vgは、整流回路4とフィルタ回路5からなる信号調整回路を介して外部出力端子6に検出信号としての検出電圧Voとして出力される。
整流回路4は、例えば整流効率Aの全波整流回路であるから、出力電圧Vgは、おおよそ整流効率A×|出力電圧Vg|に変換される。又、フィルタ回路5は|出力電圧Vg|に含まれる不要なノイズ成分を除去することが目的であることから、|出力電圧Vg|の主成分には変化を与えない。従って、外部出力端子6に出力される検出電圧Voは、おおよそ検出電圧Vo∝整流効率A×|出力電圧Vg|となる。これに式(3)の結果を用いると検出電圧Voは式(4)の様に表すことができる。
検出電圧Vo∝(A×G|Va|×C)/(Co+C)・・・(4)
上記作用により、検出電極2に人体が触れていない非検出状態の場合は、電圧Vaも検出容量Cも0であるので、検出電圧Voは0となる。一方、検出電極2に人体が触れている検出状態の場合は、検出容量Cがあり、電圧Vaも発生し、検出電圧Voに式(4)に基づいた電圧が出力される。
又、本実施形態の静電容量センサ回路1の外部出力端子6の検出電圧Voは、式(4)に示すように、検出容量Cの静電容量、コンデンサCoの静電容量、整流効率A、増幅率G、電圧Vaの影響を受けるが、周波数の影響は抑制されている。
本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、検出電圧Voは、抵抗RoとコンデンサCoとの間の電圧Vaと、コンデンサCoと検出電極2との間の電圧Vbの差分を差動増幅回路3で増幅して求めた。この時、電圧Vaと電圧Vbの差分である、(電圧Va−電圧Vb)は、式(2)に示すようにコンデンサCoと検出容量Cとの静電容量の関係だけで求められる。その結果、発信器Vcの周波数による影響が少ない静電容量センサ回路1を構成することができた。
(2)本実施形態によれば、静電容量センサ回路1は発信器Vcの周波数による影響が少ないことから、静電容量センサ回路1は、静電容量センサ回路1の構成条件に発信器V
cの周波数の影響を少なくすることができた。その結果、発信器Vcの周波数を低くすることが可能となり、周波数が高いほど問題となる放射の影響を抑制することができた。又、周波数の変更による回路調整が不要で、調整が非常に容易となる静電容量センサ回路1を提供することができた。
(3)本実施形態によれば、静電容量センサ回路1は発信器Vcの周波数による影響が少ないことから、発信器Vcの周波数が低くても検出状態を検出できることができた。その結果、低い周波数でも良好に検出状態を検出することができる、静電容量センサ回路1を提供することができた。
(4)本実施形態によれば、静電容量センサ回路1は発信器Vcの周波数による影響が少ないことから、発信器Vcの周波数を低くすることが可能となり、周波数特性の低い安価な部品を採用することができた。その結果、静電容量センサ回路1のコストを抑えることができた。
(5)本実施形態によれば、静電容量センサ回路1の発信器Vcは、例えば、正弦波発信回路とした。従って、電圧Vaや電圧Vb、電圧Vgに混入したノイズをフィルタ回路5によって好適に取り除くことができた。その結果、誤差の少ない検出電圧Voを出力する静電容量センサ回路1を提供することができた。
(6)本実施形態によれば、静電容量センサ回路1は整流回路4とフィルタ回路5を備えた。従って、ノイズを好適に除去できた検出電圧Voを出力できると共に、検出電圧Voをその後の利用が容易な直流成分として出力をすることができた。その結果、静電容量センサ回路1の検出電圧Voを誤差の少なく、利用を容易にすることができた。
(7)本実施形態によれば、検出電極2が非検出状態の場合は、検出電圧Voは0Vであり、検出状態の場合に検出電圧Voに電圧が発生するようにした。従って、非検出状態と検出状態の区別を検出電圧Voの電圧から非常に容易にできる。その結果、検出状態、非検出状態の判断の誤りの少ない、かつ、判断のための回路の調整を非常に容易とすることができる静電容量センサ回路1を提供することができる。
(8)本実施形態によれば、コンデンサCoの両端の電圧Vaと電圧Vbの差分を差動増幅回路3で増幅する。従って、気温や湿度による他の構成要素の影響を抑制することができた。又、比較のための基準電圧源なども省略することができた。その結果、気温や湿度の変化にも影響を受けづらく、構成部品の少ない静電容量センサ回路1を構成することができた。
(9)本実施形態によれば、電圧Vaと電圧Vbの差は式(2)のように求められるので、コンデンサCoと検出容量Cの比率を調整して、検出感度を調整することができた。例えば、コンデンサCoの静電容量が検出容量Cの静電容量と比べて十分に小さければ、感度はほぼ「1」であり、コンデンサCoが検出容量Cと同じであれば、感度は1/2となる。その結果、容易に感度調整が行える静電容量センサ回路1を構成することができた。
尚、実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、検出電極2には人体が直接触れることとしたが、検出電極2に静電容量の変化が生じるのであれば、検出電極2は、例えば、合成樹脂フィルムで覆われていてもよい。そうすれば、対気候性、対環境性のある検出電極2を提供することができる。
・上記実施形態では、発信器Vcは交流信号発信器、例えば、正弦波発信器とした。しかしこれに限らず、他の波形の発信器、例えば、パルス発信器、三角波発信器でもよい。又、直流電源でもよい。そうすれば、回路特性や設置状況に応じた好適な発信器を静電容量センサ回路1に用いることができる。
・上記実施形態では、整流回路4とフィルタ回路5からなる信号調整回路を設けた。しかしこれに限らず、信号整流回路は、その他の回路を含んでもよい。又、整流回路4とフィルタ回路5とその他の回路の少なくとも一つの構成であってもよい。そうすれば、差動増幅回路3の出力する電圧Vgを好適に調整する信号調整回路を設けることができる。
・上記実施形態では、信号調整回路を設けたが、これを省略しても良い。そうすれば、差動増幅回路3の出力する電圧Vgを自由に処理することができる。
・上記実施形態では、検出容量CとコンデンサCoの静電容量の関係はどのような関係でもよい。しかし、特に検出容量Cの静電容量に比べてコンデンサCoの静電容量を十分小さくすれば、外部出力端子6の検出電圧Voは式(5)のようにみなすことができる。そうすれば、より調整に煩わされない静電容量センサ回路1を提供することができる。
検出電圧Vo∝(A×G|Va|)・・・(5)
・上記実施形態では、検出電極2に人体が触れることで生じる静電容量の変化により検出状態を検出することとした。しかし、静電容量センサ回路1は、検出電極2にどのような手段で静電容量の変化があっても、検出状態であるか否かを検出することができるように構成しても良い。
例えば、オイルケース内に収容された液状の静電容量媒体と、前記静電容量媒体に浸漬された部分によりコンデンサを構成する差動電極及び共通電極を備える。さらに、前記オイルケースの傾きに応じて移動する静電容量媒体により変化するコンデンサの容量に基づいて傾きを検出するようにした静電容量式傾斜角センサにおいて、静電容量媒体により変化するコンデンサの容量を検出するために用いてもよい。そうすれば、静電容量傾斜センサにも周波数の影響が少ない静電容量センサ回路1を備えることができる。
本実施形態の静電容量センサ回路を示す回路図。 従来技術の静電容量センサ回路を示す概念図。 従来技術の静電容量センサ回路を示す回路図。
符号の説明
C…検出容量、Co…コンデンサ、Ro…抵抗、Va、Vb、Vg…電圧、Vc…発信器、Vo…検出電圧、1…静電容量センサ回路、2…検出電極、3…差動増幅回路、4…整流回路、5…フィルタ回路、6…外部出力端子。

Claims (5)

  1. 発信器から出力される発信信号を、抵抗を介して検出電極に印加し、その検出電極の静電容量の変化を検出する静電容量センサ回路において、
    前記抵抗と前記検出電極との間に接続したコンデンサと、
    前記コンデンサの前記抵抗側の電圧と、前記コンデンサの前記検出電極側の電圧との差の電圧を増幅する増幅回路と
    を備えたことを特徴とする静電容量センサ回路。
  2. 請求項1に記載の静電容量センサ回路において、
    前記増幅回路は、差動増幅回路であることを特徴とする静電容量センサ回路。
  3. 請求項1又は2に記載の静電容量センサ回路において、
    前記増幅回路の出力端子には整流回路が接続され、前記増幅回路からの検出信号を前記整流回路を介して出力させることを特徴とする静電容量センサ回路。
  4. 請求項3に記載の静電容量センサ回路において、
    前記整流回路の出力端子にはフィルタ回路が接続され、前記整流回路からの検出信号を前記フィルタ回路を介して出力させることを特徴とする静電容量センサ回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の静電容量センサ回路において、
    前記コンデンサの静電容量は、検出電極の静電容量よりも十分小さい静電容量を有することを特徴とする静電容量センサ回路。


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