JP4602338B2 - 髄内釘アセンブリ - Google Patents

髄内釘アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP4602338B2
JP4602338B2 JP2006530508A JP2006530508A JP4602338B2 JP 4602338 B2 JP4602338 B2 JP 4602338B2 JP 2006530508 A JP2006530508 A JP 2006530508A JP 2006530508 A JP2006530508 A JP 2006530508A JP 4602338 B2 JP4602338 B2 JP 4602338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
nail
opening
component
nail component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006530508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007500564A (ja
Inventor
コール・ディーン・ジェイ
バーカー・マイケル
デフォセズ・ヘンリ
メラー・グラント
ブルックス・ジェイムス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DePuy International Ltd
Original Assignee
DePuy International Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0311373A external-priority patent/GB0311373D0/en
Priority claimed from GB0406823A external-priority patent/GB0406823D0/en
Application filed by DePuy International Ltd filed Critical DePuy International Ltd
Publication of JP2007500564A publication Critical patent/JP2007500564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4602338B2 publication Critical patent/JP4602338B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/72Intramedullary pins, nails or other devices
    • A61B17/7233Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone
    • A61B17/7241Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone the nail having separate elements through which screws pass
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/72Intramedullary pins, nails or other devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/74Devices for the head or neck or trochanter of the femur

Description

開示の内容
本発明は、髄内釘アセンブリに関するものである。
(上腕骨、大腿骨、及び脛骨のような)長骨の骨折は、一般に、髄内釘を用いて治療する。骨の断片は、髄内管(intramedullary canal)に挿入したネイルコンポーネントを用いて位置を合わせた状態で保持する。ネイルコンポーネントは、固定ピンを用いて適所に保持でき、この固定ピンは、髄内管を横切るように伸びていて、骨の組織及びネイルコンポーネントの開口部を通って延びている。2つ以上の固定ピンを使用することができ、これらの固定ピンは、放射方向及び軸方向に間隔をあけて配置されたネイルコンポーネントの開口部を通って延びている。
固定ピンは、ネイルコンポーネントにある開口部を通ってスライドすることができる。固定ピンは、骨の組織と係合することにより、その処置位置に保持される。固定ピンは、例えば、骨組織が骨粗鬆症になっていれば、その骨組織が退化することにより緩くなることがある。ネイルの開口端の近くにある固定ピンの緩みを、ネイルの軸方向に延びる内腔に、ピンと係合するように挿入したエンドキャップを用いて防ぐことが知られている。しかしながら、これは、ネイルの開口端の近くにある固定ピン以外の固定ピンを固定するのに用いることができない。
本発明は、髄内釘アセンブリを提供するものであり、この髄内釘は固定スリーブを含んでおり、この固定スリーブは、ネイルコンポーネントの内腔に嵌め込むことができる。固定スリーブは、その壁部に少なくとも一つの開口部を有し、この開口部は、ネイルコンポーネントの壁部にある開口部と位置を合わせることができる。
したがってある態様では、本発明は髄内釘アセンブリを提供するものであり、この髄内釘アセンブリは、
a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、壁部に少なくとも一つの開口部であってピンがネイルを貫通できるようにする開口部を有するネイルコンポーネントと、
b.固定スリーブであって、この固定スリーブを貫通する少なくとも一つの開口部であってピンがスリーブを貫通できるようにする開口部を有する固定スリーブと、を備え、
固定スリーブ及びネイルコンポーネントの一方が中空内腔を有し、固定スリーブ及びネイルコンポーネントの他方をその一方に同軸にスライドするような配置で嵌め込み、ネイルコンポーネントの壁部にある開口部を固定スリーブにある開口部の位置に合わせることができるようにしてあり、
髄内釘アセンブリは、
c.ネイルコンポーネント及び固定スリーブにある開口部の位置が揃っているときに、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの壁部にある開口部に挿入して横切るように通すことができる固定ピンと、
d.固定スリーブをネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かし、ネイルコンポーネント及び固定スリーブにおける位置を揃えた開口部に挿入して通した固定ピンがしっかりと保持されるようにするアクチュエータと、を備える。
本発明のネイルアセンブリは、固定ピンを緩まないように固定できるという利点を有する。いくつかの固定ピンを使用している場合には、このことが同時に達成される。したがって、固定ピンが緩み、そしてネイルコンポーネント及び位置を合わせた固定スリーブから外れるかも知れないという問題は少なくなる。
固定スリーブは、その長さの少なくとも一部にわたって中空であり、ネイルコンポーネントを固定スリーブに入れることができるようになっていることがある。
ネイルコンポーネントは、その長さの少なくとも一部にわたって中空であり、固定スリーブをネイルコンポーネントに入れることができるようになっていることがある。
好ましくは、ネイルコンポーネントと固定スリーブの断面が非円形であり、一方の他方に対する相対的な角度方向のずれが抑制されるようになっている。例えば、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの一方が舌状部(又は翼状部)を有することがあり、この舌状部(又は翼状部)は、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの他方における対応する溝部に入れることができる。角度方向のずれは、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの一方にある少なくとも一つの平坦部を、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの他方にある、一つ以上の、対応する平坦部と共に用いることによって抑制することもある。例えば、固定スリーブがネイルコンポーネントの内腔に嵌っている場合には、固定スリーブが、断面を見た場合に、ほぼD字に成形されていることがあり、ネイルコンポーネントにおける内腔は、これもまた、ほぼD字形状になるように、対応する平坦部を有することがある。
好ましくは、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの一方がその壁部に切り込まれた長手方向の溝部を有し、他方が舌状部(又は翼状部)を有する。この舌状部(又は翼状部)は、ネイルコンポーネントが固定スリーブに対し相対的にスライドするときに、その溝部にはまり、溝部に沿ってスライドすることで、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの相対的な角度方向のずれを抑制することができる。溝部は、特にネイルコンポーネントの壁部に設けられている場合に、壁部の厚み全体の端から端まで及んでいて、ネイルの中にある固定スリーブの舌状部をネイルコンポーネントの外側から操作できるようになっていることがある。もっとも、溝部が厚み全体の端から端まで及んでいることは必ずしも必要なことではない。
固定スリーブは、スリーブが嵌めてあるネイルの端部から最も遠くにあり、そのスリーブを用いて動かないようにしようとするピンに作用するように、その遠位端が構成されていることがある。例えば、スリーブが、上記のピンと係合するその遠位端において丸く形成されていることがある。固定スリーブに長手方向に延びる内腔がある場合、固定スリーブをその遠位端において閉じることがある。例えば、固定スリーブは、内腔に挿入したプラグ、特に遠位端が丸くしてあるプラグを用いて閉じることがある。固定スリーブにとっては、最も遠くにあるピンに作用するときにその遠位端が閉じられることが好ましい。もっとも、固定スリーブの端部をあけておくことに利点があることもある。この利点とは、例えば埋め込み処置中に、ガイドワイヤ又は他の器具の構成要素であってネイルコンポーネントの軸に沿って延びるものが使いやすくなるというものである。
遠位端においてピンと係合するように構成された固定スリーブは、荷重がかかった状態におかれたときに変形するように構成されることがある。例えば、細長い溝部をスリーブの壁部に形成して、張力がかかった状態、又は特に圧縮荷重がかかった状態におかれた場合に変形しやすいようにすることがある。好ましくは、(引張又は圧縮)荷重がかかった状態におかれた場合のスリーブの変形は、荷重を取り去ったときにスリーブが少なくとも部分的に回復できるよう弾力のあるものである。このことは、最初に荷重をかけた後も固定ピンに確実に荷重がかかり続けることに有効であることがある。
好ましくは、アクチュエータはねじ付きキャップを構成する。好ましくは、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの一方が、一端に又はその近くに、対応するねじ部を有する。これにより、ねじ付きキャップを固定スリーブ又はネイルコンポーネントのねじ部と係合させることで、スリーブをネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かすことができる。
キャップが拡大頭部を有し、ねじ部が、その頭部から延びている軸部にあることがある。頭部は、固定スリーブ又はネイルコンポーネントに設けられた内腔の中に嵌らないような大きさに作られる。例えば、軸をネイルコンポーネントの内腔に挿入して、固定スリーブ内部のねじ部と係合させる場合、頭部がネイルコンポーネントの端部に対して作用することがあり、あるいは、軸を固定スリーブの内腔に挿入して、ネイルコンポーネント内部のねじ部と係合させる場合、頭部が固定スリーブの端部に対し作用することがある。
プラグのねじ部は、ネイル又はスリーブの一方のねじ部と係合し、その遠位端において、ネイル及びスリーブの他方の端部に対して作用することがある。プラグは、スリーブを変形するのに十分なだけプラグを挿入したときに、ねじ付きのネイル又はスリーブと接触して、このことが達成されたというエンドストップインディケーション(end stop indication)を外科医に与える頭部を有することがある。
アクチュエータは、固定スリーブをネイルコンポーネントに沿ってアクチュエータの方へ動かし、固定スリーブが固定ピンに(又は複数の固定ピンに)、アクチュエータとは反対の方向を向いている固定ピンの表面において接触し、固定スリーブが、張力がかかった状態におかれるようにすることがある。アクチュエータは、固定スリーブをネイルコンポーネントに沿ってアクチュエータから離れる方向へ動かし、固定スリーブが骨固定ピンに(又は複数のピンに)、アクチュエータの方を向いている固定ピンの表面において接触し、固定スリーブが圧縮された状態におかれるようにすることがある。
好ましくは、ネイルコンポーネントが少なくとも第1及び第2の開口部をその壁部に有し、ピンが、ネイルコンポーネントを2つの異なる位置で貫通できるようにしている。好ましくは、第1の開口部が第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている。好ましくは、第1の開口部がネイルコンポーネントの軸に沿って第2の開口部に対し相対的にずれている。ネイルコンポーネントの第1の開口部が、第2の開口部に対し相対的に放射方向及び軸方向の両方にずれていることが特に好ましい。
好ましくは、固定スリーブが少なくとも第1及び第2の開口部をその壁部に有する。好ましくは、スリーブにおける開口部の第1の方が、前述した開口部の第2の方に対し相対的に放射方向にずれている。好ましくは、スリーブにおける開口部の第1の方が、スリーブの軸に沿って、上述した開口部の第2の方に対し相対的にずれている。スリーブにおける開口部の第1の方は、上述した開口部の第2の方に対し相対的に放射方向及び軸方向の両方にずれていることが特に好ましい。
ネイルコンポーネント若しくは固定スリーブ又はその両方は、少なくとも3つの開口部若しくは少なくとも4つの開口部又はそれ以上の開口部を有することがある。固定ピン用の開口部の選定は、患者の骨における骨折の場所に従って行うことができる。
アクチュエータは、固定ピンを構成することがある。固定ピンは、固定スリーブを軸方向に、ネイルコンポーネントに対し相対的に動かして、その固定ピンと、少なくとも一つの別の固定ピンとをしっかりと保持するのに使用することができる。このようなことは、ネイル及び固定スリーブが、各々、少なくとも2つの開口部をその壁部に有し、それら開口部の位置がほぼ揃ってはいるが、その間の間隔がわずかに異なる場合に可能である。あるいは、固定スリーブは、固定スリーブの端において固定スリーブに接触する固定ピンを利用してもよい。この場合には、スリーブの端部と、スリーブを貫通する開口部との間の間隔が、ネイルの壁部にある開口部の間の間隔と異なる。固定ピンを使用して固定スリーブとネイルコンポーネントとの間を相対的に動かす場合には、アセンブリの配置が以下のステップを伴うかもしれない。
a.骨小腔(bone cavity)を準備する、
b.ネイルコンポーネントを骨小腔に配置する、
c.横断するねじ孔を骨に準備する、
d.ネイルコンポーネントの内腔に固定スリーブを配置する、
e.第1の固定ピンのための骨の開口部、ネイルコンポーネントの開口部及び固定スリーブの開口部の位置を揃えた状態で、第1の固定ピンを骨とネイルコンポーネントに挿入して通す、
f.第1の固定ピンのための骨の開口部及びネイルコンポーネントの開口部の位置が揃っているが、固定スリーブにおける開口部が少しずれている状態で、第2の固定ピンを骨に挿入して通し、スリーブとネイルコンポーネントとの間を相対的に動かし、これにより、固定スリーブが第1及び第2の固定ピンをしっかりと保持するようにする。
好ましくは、ネイルコンポーネントは中空であり、内腔は実質的にネイルコンポーネントの全長にわたって延びている。もっとも、内腔は一端において閉じられていることがあり、この一端は、たいてい、髄内管に最初に挿入する端部である。ネイルコンポーネントが、その長さの一部又は全部にわたって延びる内腔を有する場合、固定用の開口部は、ネイルコンポーネントの壁部において向き合った対となるように設けられる。
好ましくは、固定スリーブは内腔を有し、この内腔は、少なくとも固定スリーブの長さの一部にわたって延びている。内腔は、固定スリーブの全長にわたって延びていることもある。固定スリーブが、その長さの一部又は全部にわたって延びる内腔を有する場合、固定用の開口部は、スリーブの壁部に向き合った対となるように設けられる。ネイルコンポーネントの内腔に入れられる固定スリーブに内腔を設けることは、固定スリーブが金属から形成されている場合に特に好ましいことである。なぜならば、これにより、スリーブ若しくはピン又はその両方の材料の変形による固定スリーブと一つ以上の固定ピンとの間のしっかりとした連結を容易に形成できるからである。固定スリーブが特定のポリマー(特にUHMWPE)のようなもっと変形しやすい材料から形成されていれば、固定スリーブには、その中に延びる内腔がないであろう。
ネイルコンポーネント及び固定スリーブの開口部は、固定ピンが、患者の髄内管で規定される軸に対してほぼ横向きにネイルコンポーネント及び固定スリーブを貫通でき、これにより、固定ピンが、髄内管を画定する海綿骨に固定されるように配置される。固定ピンは必ずしも軸に垂直である必要はないが、ほぼ垂直であることが多くの場合にピンにとって好ましいことがある。例えば、開口部は、開口部に挿入して通したピンと軸との間の角度が約85°を越えないように、又は約80°を越えないように、又は約75°を越えないように配置することがある。軸と、第1の開口部に挿入して通したピンとの間の角度は、軸と、開口部の第2の対に挿入して通したピンとの間の角度とほぼ等しいこともある。軸と、第1の開口部に挿入して通したピンとの間の角度は、軸と、第2の開口部に挿入して通したピンとの間の角度と異なることもある。
ネイルコンポーネント若しくは固定スリーブ又はその両方にある開口部であって、その開口部を貫通するピンと係合するものにとって、固定スリーブがアクチュエータによって作られていて、ネイルコンポーネントの内腔の中でネイルコンポーネントに対して相対的に軸方向に動く場合に、開口部がピンの素材に食い込むようにアレンジされていることが好ましいことがある。このようにして、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの協同により、ピンをよりしっかりと保持することができる。例えば、開口部の端部を鋭利なものにすることがある。このことは、ネイルコンポーネント及び固定部品の各々が中空であれば、その両方について都合よく行えるが、固定スリーブが中空ではない場合にも可能である。さらに、ネイルコンポーネント若しくは固定スリーブ又はその両方の材料を固定ピンの材料とは(より固く又は柔らかくなり得るように)異なる硬度を有するように手配することがある。スリーブは、チタン合金又は他の金属から作ることがあり、これは、固定ピンが例えば一定のステンレススチールから作られていれば、固定ピンよりも固くはない。スリーブの開口部には溝をつけて、固定ピンによって容易に変形するようにすることがある。スリーブは、少なくとも部分的に、変形可能な高分子材料から作ることができる。このことは、(例えば、遠位端部分における切り込みを用いて、又はスリーブの開口部を細くすることによって、又は少なくとも一つの切り欠きを固定スリーブに、固定ピン用の開口部の周囲に設けることによって)このように容易に変形するように構成されたスリーブについて特に好ましいことがある。スリーブは複合品として作られ、高分子材料製のスリーブであってその中に固定ピン用の開口を有するものと、コアピースであってアクチュエータと係合するために中にねじが切ってあるものとを備えていることがある。
固定スリーブは、固定ピンに接触するところにおいて変形しやすいように構成することがある。例えば、固定スリーブの開口部を細長くし、開口部がほぼ楕円であり、アセンブリの軸に沿って測ると、その軸に対して横に測るよりも幅が広いようにすることがある。固定スリーブは、開口部の側部において弱化させて、スリーブに張力がかかった状態においたときに、局所的に変形しやすいようにすることもある。例えば、スリーブは、切り込まれた切り欠きを有することがある。
好ましくは、ネイルコンポーネントがねじ付き内腔をその近位端部に有し、アクチュエータが雄ねじ付きの軸部を有するプラグを構成し、そのプラグにあるねじ付きの軸部がネイルコンポーネントの内腔にあるねじ部と係合でき、これにより、アクチュエータをネイルコンポーネントの内腔に押し込み、アクチュエータの端部が固定スリーブと係合して固定スリーブを圧縮された状態におくが可能になる。
好ましくは、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの一方にその壁部に切り込まれた長手方向の溝部があり、他方には舌状部がある。この舌状部は、溝部に嵌って、ネイルコンポーネントが固定スリーブに対して相対的にスライドするときに、その溝部に沿ってスライドし、ネイルコンポーネント及び固定スリーブの相対的な角度ずれを抑制することができる。このアセンブリの部品は、整形外科のインプラントの製造に一般に用いられている材料から作ることができる。適する材料の例には、一定のステンレススチール、及び一定のチタンベースの合金がある。特に好ましい材料には、金属及び金属合金がある。例えば、適する材料には、Ti6Al7Nb合金及びTi6Al4V合金、一定のステンレススチール、及びコバルト−クロムベースの合金がある。適する高分子材料には、超高分子量ポリエチレンがある。生体吸収性材料を使用することもあり、これにより、埋め込み後の所定期間経過後における固定ピンの除去を管理することが可能になる。
好ましくは、連結用のネイル若しくは固定スリーブ又は両方における開口部の横の寸法(特に開口部が円形であるときの直径)は、固定ピンの横の寸法よりほんのわずかだけ大きい。例えば、上述した直径の比は、好ましくは、約1.5を越えることはなく、より好ましくは約1.25を越えることはなく、例えば約1.1を越えない。
以下、本発明の実施形態を一例として、添付図面を参照しながら記述する。
図面を参照すると、図1はネイルアセンブリ(nail assembly)を示しており、このネイルアセンブリは、骨折の治療中に、患者の長骨における髄腔(intramedullary cavity)の内部に配置するためのネイルコンポーネント(nail component)2を備えている。このアセンブリは、例えば、大腿骨又は上腕骨又は脛骨で使用することができる。ネイルコンポーネントは、中空の内腔をその近位端4に有している。ネイルコンポーネントは、近位端に最も近い領域5において最も幅が広くなっている。ネイルコンポーネントは、その遠位端8において閉じられていて、腔内へ挿入しやすいようにテーパーが付けられている。ネイルコンポーネントは、遠位端8及び幅が広い領域4の間における長さの大部分10にわたり、実質的に一定の断面を、テーパーを付けた移行領域12と共に有している。
好ましい実施形態において、このネイルコンポーネントは、実質的に円形の断面をその全長にわたって有している。断面が一定である部分の遠位領域におけるネイルコンポーネントの直径は、好ましくは少なくとも約5mmであり、好ましくは約10mmを越えることはなく、例えば約8mmである。断面が一定である部分の近位領域におけるネイルコンポーネントの直径は、好ましくは少なくとも約8mmであり、好ましくは約15mmを越えることはなく、例えば約11mmである。
ネイルコンポーネントは、一対の貫通孔14を定断面領域10に有しており、この貫通孔14には、遠位固定ピン16を入れることができる。
ネイルコンポーネントは、一対の貫通孔18を幅広領域4に有しており、この貫通孔18は、定断面領域10の貫通孔14にほぼ平行であり、この貫通孔18には近位固定ピン19を入れることができる。ネイルコンポーネントは、さらに貫通内腔20を有しており、この貫通内腔20は、定断面領域10の貫通孔14に対しほぼ垂直に延びている。ネイルコンポーネントは、さらに貫通内腔22を有しており、この貫通内腔22は、ネイルコンポーネントの軸に対して、かつ、定断面領域の貫通孔14に対して約45°の角度で延びている。
ネイルコンポーネントの孔は、固定用ピンが入り、ピンと、その孔を画定する壁部との間で過大な遊びができる空きがないような大きさに作られる。固定用ピンの直径は、例えば少なくとも約2mmであり得るし、好ましくは少なくとも約3.5mmである。固定用ピンの直径は、多くの応用例において約7.5mmを越えることはなく、好ましくは約5mmを越えることがない。異なるサイズの固定ピンをアセンブリの異なる部分で使用することができる。例えば、近位で使用されているピンに比べて小さい固定ピンを遠位で使用し、ピンをいれる貫通孔を対応する大きさに作るということがあり得る。
図2から4までに示すように、固定スリーブ28がネイルコンポーネントの近位領域4にある中空内腔30に入れられている。固定スリーブは中空であり、固定スリーブを貫通する3つの貫通孔32を有している。これらの孔は、遠位定断面領域の孔14に平行な孔18、及び遠位定断面領域の孔14に垂直な孔20に位置を揃えることができ、この結果、固定ピンを、位置を揃えた、固定スリーブ及びネイルコンポーネントの孔に挿入することができるように配置されている。
固定スリーブは中空であり、一端に雌ねじ34を有している。固定スリーブは、固定ピンの金属より柔らかい金属(例えばチタン又はチタン合金)又は(超高分子量ポリエチレンのような)ポリマーから形成されている。
アセンブリはエンドキャップ50を含んでおり、このエンドキャップ50は、雄ねじ付き軸部分52と、頭部54とを有している。
使用に際しては、骨を固定アセンブリが入るように準備する。これは、ネイルコンポーネントの遠位領域及び近位領域における直径に対して適切な大きさを有するリーマを使って髄腔を広げることにより行う。
ネイルコンポーネントは、固定スリーブ28をネイルコンポーネントの内腔30に配置し、その2つの部品の孔の位置を揃えることによって組み立てる。固定スリーブは、内腔の中の適所にエンドキャップを用いて保持される。このエンドキャップの軸部分52は固定スリーブにねじ結合し、エンドキャップの頭部54はネイルコンポーネントの端部に当接する。
固定ピンの位置の選定は、手術の手順における術前計画段階で、骨折の性質及び場所を示す画像(特にX線画像)を用いて行う。患者の骨は、適当な案内具を使い、ドリルで孔をあけることにより、固定ピンが入るように準備する。このような一般的な種類の道具は存在している。一般的な種類の道具の例は、EP-A-321170及びUS-5403321に開示されている。
ピンは、ドリルであけた骨の孔及びネイルコンポーネントの孔に挿入して通すことができ、かつ、ネイルコンポーネントの近位端部にある固定スリーブの場合には、固定スリーブにおける位置を合わせた孔に挿入して通すことができる。
ネイルコンポーネントの近位端部にあるピンは、エンドキャップを回転させて、ネイルコンポーネントの内腔の中にある固定スリーブをネイルコンポーネントに対して相対的に軸方向に動かすことにより、適所に固定することができる。これにより、エンドキャップの回転方向次第で、固定スリーブが内腔の中により深く進むか、内腔の外へと引き戻される。このような移動により、ネイルコンポーネントを貫通する固定ピンが、ネイルコンポーネント及び固定スリーブのそれぞれの孔のピンに対する剪断作用によりしっかりと保持される。
固定ピンの配置が不正確であると、この剪断作用によってピンの1つが他のピンがぐらつかないように保持される前にしっかりと保持されるが、固定ピンの配置のどのような不正確さも、固定スリーブの材料の変形により吸収される。
固定スリーブの材料は、生体吸収性(bioresorbable)であることがあり、これにより、骨折が治った後に除去できるように、固定ピンをネイルコンポーネントの内部から解放することが可能になる。
図5は、ネイルアセンブリの他の実施形態の構成部品を示している。このアセンブリもまたネイルコンポーネント102、固定スリーブ104及びエンドキャップ106を備えている。ネイルコンポーネントは、内腔107をその近位端部108に有し、また、一対の細長い溝部109を有している。一対の細長い溝部109は、内腔を画定している壁部に切り込まれている。ネイルコンポーネントの内腔107は、その近位端部においてねじが切られている。
固定スリーブは、外を向いた一対の舌状部110を有し、この舌状部110は、細長い溝部の中でスライドすることができる。舌状部を細長い溝部に配置することは、固定スリーブの孔と、ネイルコンポーネントの孔とを位置を適切に揃えて維持するのに有効である。
固定スリーブは、その遠位端111において閉じられている。遠位端111は、スリーブを嵌めたネイルの端部から最も離れているピンに作用させることを意図して、ほぼ丸くしてある。複数の切り込み113がスリーブの遠位端近くに設けられていて、スリーブを圧縮しやすくしている。もっとも、固定スリーブは、例えば管材から形成した結果として、その遠位端において開口していてもよい。
固定スリーブにある開口部115は、圧縮荷重がかかった状態におかれた場合に容易に変形するように構成することがある。例えば、開口部は、わずかに細長くすることがある。開口部は、両側に切り欠きを有することがある。
エンドキャップ106は軸部分112を有し、この軸部分112には雄ねじがある。軸部分112の端面114は、固定スリーブを内腔により深く押し込むために、固定スリーブの端面116を押す。エンドキャップは、エンドキャップの軸部分の雄ねじと、ネイルコンポーネントの端部の内腔にある雌ねじとの間の係合により、固定スリーブの端面に押しつけるように動かす。これにより、スリーブは、ネイルコンポーネントをその近位端部において貫通する固定ピンの各々と接触することによる圧縮荷重のもとで変形する。この変形は、スリーブの遠位端にある切り込み113によって、また、固定スリーブの孔を細長くしたこと、そして、その孔につながっている切り欠きによって容易となっている。
図6aは、本発明によるネイルコンポーネント150の近位領域の断面であり、ネイルコンポーネントの壁部152を示しており、壁部152は、その内部に内腔154を画定している。この内腔は、ほぼ円形の断面になっており、3つの溝部155を備えている。3つの溝部155は、内腔の周りに一定間隔で配置されている。図6bは、固定スリーブ156の断面である。固定スリーブ156は、ネイルコンポーネントの内腔154の中に配置でき、ネイルコンポーネントを横切って端から端まで延びる固定ピンを、ほぼ図1から5に関連して前述したように固定するのに使用することができる。固定スリーブは、断面がほぼ円形であり、外へ延びる3つの突出部158を有する。外に延びる突出部付きの固定スリーブの断面形状は、ネイルコンポーネントの内腔の断面形状に対応していて、固定スリーブをネイルコンポーネントの内腔にはめ込むことができる。突出部158を溝部155に入れたら、スリーブは、ネイルコンポーネントの内腔に相対的な回転に対して保持される。
図7aは、本発明によるネイルコンポーネント170の近位領域の断面であり、ネイルコンポーネントの壁部172を示しており、壁部172はその中に内腔174を画定している。この内腔は、断面がほぼ円形であり、内腔の壁部の一部が平坦部175になっている。図7bは、固定スリーブ176の断面であり、この固定スリーブ176は、ネイルコンポーネントの内腔174の中に配置でき、ネイルコンポーネントを横切って端から端まで延びる固定ピンを、ほぼ図1から5までに関連して前述したように固定するのに使用することができる。この固定スリーブは、断面がほぼ円形であり、固定スリーブの壁部の一部が平坦部分178になっている。平坦部分178付き固定スリーブの断面形状は、ネイルコンポーネントの内腔の断面形状に対応していて、固定スリーブをネイルコンポーネントの内腔に嵌め込むことができる。固定スリーブの壁部の平坦部分178を内腔の壁部の平坦部分175に当てるように配置すると、スリーブは、ネイルコンポーネントの内腔に相対的な回転に対し保持される。
図8は、ネイルコンポーネントの近位部分180を示しており、このネイルコンポーネントの中には、内腔182が形成されていて、ネイルコンポーネントの全長にわたって延びている。第1及び第2の開口部184、186がネイルコンポーネントに形成されていて、ネイルコンポーネントの内腔182とつながっている。第1の開口部は、ネイルの端から端まで、ネイルの軸に垂直に延びている。第2の開口部は、軸に対して傾いた角度で配置されている。
固定スリーブ188が、ネイルの内腔に備えられている。固定スリーブは、開口部190を有し、この開口部190は、固定スリーブの中に形成され、スリーブの軸に垂直に延びている。スリーブは、その壁部に形成された複数の切り込み191を有しており、この切り込みがスリーブを長手方向に圧縮することを可能にしている。スリーブは、圧縮を少なくとも部分的に回復させることができる材料から形成されている。スリーブの一方の端部192と軸との間の角度は、ネイルコンポーネントの壁部にある第2の開口部186と、ネイルコンポーネントの軸との間の角度にほぼ等しい。固定スリーブにある開口部190と、スリーブの傾斜した端部192との間の距離は、ネイルコンポーネントにある第1及び第2の開口部184、186の間の距離よりもわずかに大きい。
使用の際には、第1固定ピン(これは多くの場合、固定ねじである)をネイルの第1の開口部184及び固定スリーブの開口部190に挿入して通す。第2の固定ピンは、ネイルの第2の開口部186に挿入して通す。固定ピンをネイルの第2開口部に挿入すると、固定ピンが固定スリーブの傾斜端部192に対して作用し、固定スリーブを、第1及び第2の固定ピンの間で長手方向に圧縮する。固定スリーブの固定ピンに対する作用により、固定ピンがネイルコンポーネントにしっかりと保持される。
図9は、内腔202を有するネイルコンポーネントの近位部分200を示している。内腔202は、ネイルコンポーネント内に形成されており、ネイルコンポーネントの全長にわたって延びている。第1及び第2の開口部204、206がネイルコンポーネントに形成されており、ネイルコンポーネントの内腔202とつながっている。第1の開口部は、ネイルの端から端まで、ネイルの軸に垂直に延びている。第2の開口部は、軸に対して傾いた角度で配置されている。
固定スリーブ208がネイルの内腔に備えられている。固定スリーブは、その中に形成された第1及び第2の開口部210、211を有している。第1の開口部210は、スリーブの軸に垂直に延びている。第2の開口部211は、スリーブの軸に対して傾いており、固定スリーブの第2の開口部と、スリーブの軸との間の角度が、ネイルコンポーネントの壁部にある第2の開口部186と、ネイルコンポーネントの軸との間の角度とほぼ等しい。固定スリーブにある第1及び第2の開口部210、211の間の距離は、ネイルコンポーネントにある第1及び第2の開口部204、206の間の距離よりわずかに大きい。固定スリーブは、高分子材料(特にUHMWPE)又は使用しようとしている固定ピンの金属よりも軟らかい金属のような変形可能な材料から作られている。
使用の際には、第1固定ピン(多くの場合、固定ねじである)をネイルの第1開口部204及び固定スリーブの開口部210に挿入する。第2固定ピンは、ネイルの第2開口部206及び固定スリーブの第2開口部211に挿入する。スリーブ及びネイルコンポーネントのそれぞれにある第1及び第2の開口部の間の距離の違いは、固定スリーブが、第1及び第2の固定ピンによって固定スリーブにかかる引張る力によって変形するということを意味する。
図10は、ネイルコンポーネントの近位部分220を示しており、このネイルコンポーネントは、その中に形成され、ネイルコンポーネントの全長にわたって延びる内腔222を有している。第1及び第2の開口部224、226がネイルコンポーネントに形成されていて、ネイルコンポーネントの内腔222とつながっている。第1及び第2の開口部は、ネイルの端から端まで、ネイルの軸に垂直に延びている。
固定プラグ228がネイルの内腔に備えられている。固定プラグは、その中に形成された第1及び第2の開口部230、231を有している。第1及び第2の開口部は、プラグの端から端までプラグの軸に垂直に延びている。固定プラグにある第1及び第2の開口部230、231の間の距離は、ネイルコンポーネントにある第1及び第2の開口部224、226の間の距離よりわずかに大きい。固定プラグは、高分子材料(特にUHMWPE)のような変形可能な材料から作ることができる。固定プラグにある開口部230、231の各々は、その中に形成された突出部232、234を有していて、このために、開口部の幅が局所的に狭くなっている。突出部は、プラグの開口部内部を囲むように広がるリングという形態になっていることもある。
図10に示したアセンブリは、固定ピン(多くの場合、固定ねじである)とともに使用されるものであり、この固定ピンは、突出部232、234において測定した、固定プラグの開口部の端から端までの距離よりもわずかに広い。したがって、固定ピンをネイルコンポーネント及び固定プラグの開口部に挿入して通すと、固定プラグの材料が突出部のところで局所的に変形する。
図面に示した実施形態では、ネイルコンポーネントに内腔を有し、この内腔に固定スリーブが入れられるが、固定スリーブがその中に内腔を有し、その内腔の中にネイルコンポーネントの近位部分を入れるという逆の配置も考えられる。
〔実施の態様〕
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)髄内ネイルアセンブリであって、
a.髄管に嵌めることができるネイルコンポーネントであって、それぞれのピンが前記ネイルを貫通できるようにする少なくとも第1及び第2の開口部を壁部に有するネイルコンポーネントと、
b.固定スリーブであって、前記固定スリーブを貫通する少なくとも一つの開口部を有してピンが前記スリーブを貫通できるようにする、固定スリーブと、を備え、
前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの一方が中空内腔を有し、前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの他方を前記一方に同軸でスライドするような配置で嵌め込み、前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部を前記固定スリーブにある前記開口部と位置が揃うようにしてあり、
前記髄内ネイルアセンブリは、
c.前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにある前記開口部の位置が揃えられたときに、前記ネイルコンポーネントの前記第1の開口部及び前記固定スリーブの前記開口部に挿入して横切るように通すことができる第1の固定ピンと、
d.前記ネイルコンポーネントの前記第2の開口部に挿入して通すことができ、かつ、(i)前記固定スリーブの別の開口部に挿入して通すことができる、又は、(ii)前記固定スリーブの端部と接触させることができる、第2の固定ピンと、を備え、
前記ネイルコンポーネントにある前記第1及び第2の開口部の間の間隔が、(i)前記固定スリーブにある前記開口部の間、又は、(ii)前記固定スリーブにある前記開口部と、前記第2の固定ピンと接触させる前記固定スリーブの前記端部との間、の間隔とわずかに異なり、これにより、前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かして、前記固定ピンの各々がしっかりと保持されるようにする、髄内ネイルアセンブリ。
(2)実施態様1記載のネイルアセンブリであって、
前記固定スリーブは、少なくとも、前記固定スリーブを貫通する第1及び第2の開口部を有し、前記スリーブにある前記開口部の内の前記第1の開口部は、前記第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている、ネイルアセンブリ。
(3)実施態様2記載のネイルアセンブリであって、
前記スリーブにある前記開口部の内の前記第1の開口部は、前記開口部の内の前記第2の開口部に対し相対的に軸方向に沿ってずれている、ネイルアセンブリ。
(4)実施態様1記載のネイルアセンブリであって、
前記固定スリーブが、当該固定スリーブの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに入れられている、ネイルアセンブリ。
(5)実施態様1記載のネイルアセンブリであって、
前記ネイルコンポーネントが、当該ネイルコンポーネントの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記固定スリーブが前記ネイルコンポーネントに入れられている、ネイルアセンブリ。
(6)実施態様1記載のネイルアセンブリであって、
前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの一方が壁部に切り込まれた長手方向の溝部を有し、かつ、他方が舌状部を有しており、前記舌状部は、前記溝部に嵌め込んで、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに対し相対的にスライドするときに前記溝部に沿ってスライドさせることで、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの相対的な角度方向のずれを制御することができる、ネイルアセンブリ。
(7)髄内ネイルアセンブリであって、
a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、ピンが前記ネイルを貫通できるようにしている少なくとも1つの開口部を有するネイルコンポーネントと、
b.前記ネイルコンポーネントの前記開口部の内部にある突出部であって、前記開口部を横切るように延びていて、前記ネイルの両側部の壁部の間の位置における前記開口部の寸法が、前記ネイルの壁部における前記開口部の寸法よりも小さくなるようにしている突出部と、
c.前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部に、挿入して横切るように通すことができる固定ピンであって、前記固定ピンの横寸法が、前記突出部の位置で測った前記開口部の横寸法よりも大きい固定ピンと、を備え、
前記固定ピンが前記突出部に接触するところにおける前記固定ピンの材料は、前記突出部の材料よりも固く、前記ピンを前記開口部に挿入して通し、前記突出部を通過させると、前記突出部が変形し、これにより前記固定ピンがしっかりと保持される、髄内ネイルアセンブリ。
(8)実施態様7記載のネイルアセンブリであって、
前記ネイルコンポーネントが内部に軸方向内腔を有しており、前記突出部が、前記内腔の中に配置された固定プラグによって与えられている、ネイルアセンブリ。
(9)実施態様8記載のネイルアセンブリであって、
前記固定プラグの材料は、前記ネイルコンポーネントの材料と異なる、ネイルアセンブリ。
(10)実施態様8記載のネイルコンポーネントであって、
前記固定プラグの材料は、高分子材料である、ネイルコンポーネント。
(11)実施態様8記載のネイルコンポーネントであって、
前記固定プラグが前記ネイルコンポーネントの前記内腔に密接してスライド可能に嵌っている、ネイルコンポーネント。
(12)実施態様8記載のネイルコンポーネントであって、
前記固定プラグが、前記固定プラグを貫通する開口部であって、ピンが前記プラグを貫通できるようにする開口部を有しており、前記突出部は前記開口部の壁部に設けられており、前記開口部の寸法を局所領域において小さくしている、ネイルコンポーネント。
(13)髄内ネイルアセンブリであって、
a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、ピンが前記ネイルを貫通できるようにしている少なくとも1つの開口部を壁部に有するネイルコンポーネントと、
b.固定スリーブであって、前記固定スリーブを貫通する少なくとも一つの開口部を有し、前記開口部によりピンが前記スリーブを貫通可能であり、前記開口部の壁部に細長い溝部が形成されている、固定スリーブと、を備え、
前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの一方が中空内腔を有し、前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの他方を前記一方に同軸でスライドするような配置で嵌め込み、前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部を前記固定スリーブにある前記開口部に位置を合わせることができるようにしてあり、
前記髄内ネイルアセンブリは、
c.前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにある前記開口部の位置を揃えたときに、前記固定スリーブの前記壁部及び前記ネイルコンポーネントにある前記開口部に挿入して横切るように通すことができる固定ピンと、
d.前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かし、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにおける位置を揃えた前記開口部に挿入して通した前記固定ピンがしっかりと保持されるようにするアクチュエータであって、その駆動力が、前記固定ピンの前記スリーブに対する作用により、前記スリーブを変形させる、アクチュエータと、を備える髄内ネイルアセンブリ。
(14)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、
前記アクチュエータがねじ付きキャップを備え、前記固定スリーブが一端に又は一端の近くに対応するねじ部を有し、前記ねじ付きキャップを前記固定スリーブの前記ねじ部と係合させることにより、前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントの前記内腔の中で軸方向に動かすことができる、ネイルアセンブリ。
(15)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、
前記ネイルコンポーネントが、少なくとも第1及び第2の開口部を前記ネイルコンポーネントの壁部に有し、ピンが、前記ネイルコンポーネントを2つの異なる位置で貫通できるようにしている、ネイルアセンブリ。
(16)実施態様15記載のネイルアセンブリであって、
前記第1の開口部が前記第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている、ネイルアセンブリ。
(17)実施態様15記載のネイルアセンブリであって、
前記第1の開口部が前記第2の開口部に対し相対的に前記ネイルコンポーネントの軸に沿ってずれている、ネイルアセンブリ。
(18)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、
前記固定スリーブが、前記固定スリーブを貫通する少なくとも第1及び第2の開口部を有する、ネイルアセンブリ。
(19)実施態様18記載のネイルアセンブリであって、
前記スリーブにある前記開口部の内の第1の開口部が、前記開口部の内の第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている、ネイルアセンブリ。
(20)実施態様18記載のネイルアセンブリであって、
前記スリーブにある前記開口部の内の第1の開口部が、前記開口部の内の第2の開口部に対し相対的に前記スリーブの軸に沿ってずれている、ネイルアセンブリ。
(21)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、
前記固定スリーブが、当該固定スリーブの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに入れられている、ネイルアセンブリ。
(22)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、
前記ネイルコンポーネントが、当該ネイルコンポーネントの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記固定スリーブが前記ネイルコンポーネントに入れられている、ネイルアセンブリ。
(23)実施態様22記載のネイルアセンブリであって、
前記固定スリーブが、ねじ部が切ってある内腔を前記固定スリーブの近位端部に有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記雄ねじ付き軸部が前記スリーブの前記内腔の前記ねじ部と係合して前記固定スリーブを張力がかかった状態におく、ネイルアセンブリ。
(24)実施態様22記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネントが、ねじ部が切ってある内腔を前記ネイルコンポーネントの近位端部に有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記プラグにある前記ねじ付き軸部が前記ネイルコンポーネントの前記内腔の前記ねじ部と係合することができ、これにより、前記アクチュエータを前記ネイルコンポーネントの前記内腔に押し込み、前記アクチュエータの端部を前記固定スリーブと係合させて、前記固定スリーブを圧縮された状態におくことができる、ネイルアセンブリ。
(25)実施態様13記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの一方が壁部に切り込まれた長手方向の溝部を有し、かつ、他方が舌状部を有し、前記舌状部は、前記溝部に嵌め込んで、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに対し相対的にスライドするときに前記溝部に沿ってスライドさせることで、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの相対的な角度方向のずれを制御することができる、ネイルコンポーネント。
(26)髄内ネイルアセンブリであって、
a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、壁部に少なくとも一つの開口部であってピンが前記ネイルを貫通できるようにしている開口部を有するネイルコンポーネントと、
b.固定スリーブであって、前記固定スリーブを貫通する少なくとも一つの開口部であってピンが前記スリーブを貫通できるようにする開口部を有する固定スリーブと、を備え、
前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの一方が中空内腔を有し、前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの他方を前記一方に同軸でスライドするような配置で嵌め込み、前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部を前記固定スリーブにある前記開口部に位置を合わせることができるようにしてあり、
前記髄内ネイルアセンブリは、
c.前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにある前記開口部の位置を揃えた場合に、前記固定スリーブの前記壁部及び前記ネイルコンポーネントにある前記開口部に横方向に挿入して通すことができる固定ピンと、
d.前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かし、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにあり、位置が揃えられている前記開口部に挿入して通してある前記固定ピンがしっかりと保持されるようにするアクチュエータと、を備える髄内ネイルアセンブリ。
(27)実施態様26記載のネイルアセンブリであって、前記アクチュエータがねじ付きキャップを備え、前記固定スリーブが一端に又は一端の近くに対応するねじ部を有し、前記ねじ付きキャップを前記固定スリーブの前記ねじ部と係合させることにより、前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントの前記内腔の中で軸方向に動かすことができる、ネイルアセンブリ。
(28)実施態様26記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネントが、少なくとも第1及び第2の開口部を前記ネイルコンポーネントの壁部に有し、ピンが、前記ネイルコンポーネントを2つの異なる位置で貫通できるようにしている、ネイルアセンブリ。
(29)実施態様28記載のネイルアセンブリであって、前記第1の開口部が前記第2の開口部に対して相対的に放射方向にずれている、ネイルアセンブリ。
(30)実施態様28記載のネイルアセンブリであって、前記第1の開口部が前記第2の開口部に対し相対的に前記ネイルコンポーネントの軸に沿ってずれている、ネイルアセンブリ。
(31)実施態様26から30までのいずれかに記載のネイルアセンブリであって、前記固定スリーブが、前記固定スリーブを貫通する、少なくとも第1及び第2の開口部を有する、ネイルアセンブリ。
(32)実施態様31記載のネイルアセンブリであって、前記固定スリーブにある前記開口部の内の第1のものが、前記開口部の内の第2のものに対して相対的に放射方向にずれている、ネイルアセンブリ。
(33)実施態様31記載のネイルアセンブリであって、前記固定スリーブにある前記開口部の内の第1のものが、前記開口部の内の第2のものに対して相対的に前記固定スリーブの軸に沿ってずれている、ネイルアセンブリ。
(34)実施態様26記載のネイルアセンブリであって、前記固定スリーブが、前記固定スリーブの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに入れられている、ネイルアセンブリ。
(35)実施態様26記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネントが、前記ネイルコンポーネントの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記固定スリーブが前記ネイルコンポーネントに入れられている、ネイルアセンブリ。
(36)実施態様35記載のネイルアセンブリであって、前記固定スリーブが前記固定スリーブの近位端部にねじ部が切ってある内腔を有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記雄ねじ付き軸部が前記固定スリーブの前記内腔の前記ねじ部と係合して前記固定スリーブを張力がかかった状態におく、ネイルアセンブリ。
(37)実施態様35記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネントが、前記ネイルコンポーネントの近位端部にねじ部が切ってある内腔を有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記プラグにある前記ねじ付き軸部が前記ネイルコンポーネントの前記内腔の前記ねじ部と係合することができ、これにより、前記アクチュエータを前記ネイルコンポーネントの前記内腔に押し込み、前記アクチュエータの端部が前記固定スリーブと係合して、前記固定スリーブを圧縮された状態におくことが可能である、ネイルアセンブリ。
(38)実施態様26記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの一方が壁部に切り込まれた長手方向の溝部を有し、かつ、他方が舌状部を有しており、前記舌状部は、前記溝部に嵌め込んで、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに対して相対的にスライドするときに前記溝部に沿ってスライドさせることで、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの相対的な角度方向のずれを抑制することができる、ネイルコンポーネント。
(39)髄内ネイルアセンブリであって、
a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、少なくとも一つの開口部であってピンが前記ネイルを貫通できるようにしている開口部を有するネイルコンポーネントと、
b.前記ネイルコンポーネントの前記開口部の内部にある突出部であって、前記開口部を横切るように延びていて、前記ネイルの向かい合う側部の壁部の間の位置における前記開口部の寸法が、前記ネイルの壁部における前記開口部の寸法よりも小さくなるようにしている突出部と、
c.前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部に、横切るように挿入して通すことができる固定ピンであって、前記固定ピンの横寸法が、前記突出部のあるところで測った前記開口部の横寸法よりも大きい固定ピンと、を備え、
前記固定ピンが前記突出部に接触するところでの前記固定ピンの材料は、前記突出部の材料よりも固く、前記ピンを前記開口部に挿入して通し、前記突出部のところを通過させると、前記突出部が変形し、前記固定ピンがしっかりと保持される、髄内ネイルアセンブリ。
(40)実施態様39記載のネイルアセンブリであって、前記ネイルコンポーネントが内部に軸方向内腔を有しており、前記突出部が、前記内腔の中に配置された固定プラグによって与えられている、ネイルアセンブリ。
(41)実施態様40記載のネイルアセンブリであって、前記固定プラグの材料は、前記ネイルコンポーネントの材料と異なる、ネイルアセンブリ。
(42)実施態様40記載のネイルコンポーネントであって、前記固定プラグの材料は、高分子材料である、ネイルコンポーネント。
(43)実施態様40記載のネイルコンポーネントであって、前記固定プラグが前記ネイルコンポーネントの前記内腔にスライド可能な締まりばめで嵌っている、ネイルコンポーネント。
(44)実施態様40記載のネイルコンポーネントであって、前記固定プラグが前記固定プラグを貫通する開口部であってピンが前記プラグを貫通できるようにする開口部を有しており、前記突出部は前記開口部の壁部に設けられており、前記開口部の寸法を局所領域において小さくしている、ネイルコンポーネント。
図1は、本発明によるネイルアセンブリの側面図である。 図2は、図1に示したネイルアセンブリの線II−IIに沿った断面図である。 図2に示したネイルアセンブリの頭部の拡大図である。 図4は、図1に示したネイルアセンブリであって付加的な固定ピン付きのものの分解等角投影図である。 図5aは、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定スリーブの断面立面図である。 図5bは、ネイルアセンブリの他の実施形態におけるエンドキャップの断面立面図である。 図5cは、ネイルアセンブリの他の実施形態におけるネイルコンポーネントの断面立面図である。 図6aは、ネイルアセンブリの他の実施形態におけるネイルコンポーネントの断面立面図である。 図6bは、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定スリーブの断面立面図である。 図7aは、ネイルアセンブリの他の実施形態におけるネイルコンポーネントの断面立面図である。 図7bは、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定スリーブの断面立面図である。 図8は、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定スリーブ及びネイルコンポーネントの断面立面図である。 図9は、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定スリーブ及びネイルコンポーネントの断面立面図である。 図10は、ネイルアセンブリの他の実施形態における固定プラグ及びネイルコンポーネントの断面立面図である。

Claims (13)

  1. 髄内ネイルアセンブリにおいて、
    a.髄管に嵌め込むことができるネイルコンポーネントであって、ピンが前記ネイルコンポーネントを貫通できるようにしている少なくとも1つの開口部を壁部に有するネイルコンポーネントと、
    b.固定スリーブであって、前記固定スリーブを貫通する少なくとも一つの開口部を有し、前記開口部によりピンが前記固定スリーブを貫通可能である、固定スリーブと、を備え、
    前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの一方が中空内腔を有し、前記固定スリーブ及び前記ネイルコンポーネントの他方を前記一方に同軸でスライドするような配置で嵌め込み、前記ネイルコンポーネントの前記壁部にある前記開口部を前記固定スリーブにある前記開口部に位置を合わせることができるようにしてあり、
    前記髄内ネイルアセンブリは、
    c.前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにある前記開口部の位置を揃えたときに、前記固定スリーブの及び前記ネイルコンポーネントの壁部にある前記開口部に挿入して横切るように通すことができる固定ピンと、
    d.前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントに対し相対的に軸方向に動かし、前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブにおける位置を揃えた前記開口部に挿入して通した前記固定ピンがしっかりと保持されるようにするアクチュエータと、をさらに備え、
    前記固定スリーブはその壁部に形成された細長い溝部を有し、それにより、前記固定スリーブが前記アクチュエータにより動かされたときに前記固定スリーブおよび前記固定ピンに対する前記アクチュエータの作用により、前記固定スリーブが変形するように形成されている、髄内ネイルアセンブリ。
  2. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記アクチュエータがねじ付きキャップを備え、前記固定スリーブが一端に又は一端の近くに対応するねじ部を有し、前記ねじ付きキャップを前記固定スリーブの前記ねじ部と係合させることにより、前記固定スリーブを前記ネイルコンポーネントの前記内腔の中で軸方向に動かすことができる、髄内ネイルアセンブリ。
  3. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記ネイルコンポーネントが、少なくとも第1及び第2の開口部を前記ネイルコンポーネントの壁部に有し、ピンが、前記ネイルコンポーネントを2つの異なる位置で貫通できるようにしている、髄内ネイルアセンブリ。
  4. 請求項3記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記第1の開口部が前記第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている、髄内ネイルアセンブリ。
  5. 請求項3記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記第1の開口部が前記第2の開口部に対し相対的に前記ネイルコンポーネントの軸に沿ってずれている、髄内ネイルアセンブリ。
  6. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記固定スリーブが、前記固定スリーブを貫通する少なくとも第1及び第2の開口部を有する、髄内ネイルアセンブリ。
  7. 請求項記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記固定スリーブにある前記開口部の内の第1の開口部が、前記開口部の内の第2の開口部に対し相対的に放射方向にずれている、髄内ネイルアセンブリ。
  8. 請求項記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記固定スリーブにある前記開口部の内の第1の開口部が、前記開口部の内の第2の開口部に対し相対的に前記固定スリーブの軸に沿ってずれている、髄内ネイルアセンブリ。
  9. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記固定スリーブが、当該固定スリーブの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに入れられている、髄内ネイルアセンブリ。
  10. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記ネイルコンポーネントが、当該ネイルコンポーネントの全長の少なくとも一部にわたって中空になっており、前記固定スリーブが前記ネイルコンポーネントに入れられている、髄内ネイルアセンブリ。
  11. 請求項10記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記固定スリーブが、ねじ部が切ってある内腔を前記固定スリーブの近位端部に有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記雄ねじ付き軸部が前記固定スリーブの前記内腔の前記ねじ部と係合して前記固定スリーブを張力がかかった状態におく、髄内ネイルアセンブリ。
  12. 請求項10記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記ネイルコンポーネントが、ねじ部が切ってある内腔を前記ネイルコンポーネントの近位端部に有しており、前記アクチュエータが雄ねじ付き軸部を有するプラグを備えており、前記プラグにある前記ねじ付き軸部が前記ネイルコンポーネントの前記内腔の前記ねじ部と係合することができ、これにより、前記アクチュエータを前記ネイルコンポーネントの前記内腔に押し込み、前記アクチュエータの端部を前記固定スリーブと係合させて、前記固定スリーブを圧縮された状態におくことができる、髄内ネイルアセンブリ。
  13. 請求項1記載の髄内ネイルアセンブリにおいて、
    前記ネイルコンポーネント及び前記固定スリーブの一方が壁部に切り込まれた長手方向の溝部を有し、かつ、他方が舌状部を有し、前記舌状部は、前記溝部に嵌め込んで、前記ネイルコンポーネントが前記固定スリーブに対し相対的にスライドするときに前記溝部に沿ってスライドさせることで、前記ネイルコンポーネントと前記固定スリーブとの相対的な角度方向のずれを制御することができる、髄内ネイルアセンブリ。
JP2006530508A 2003-05-17 2004-05-17 髄内釘アセンブリ Expired - Fee Related JP4602338B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0311373A GB0311373D0 (en) 2003-05-17 2003-05-17 An intramedullary nail assembly
GB0406823A GB0406823D0 (en) 2004-03-25 2004-03-25 An intramedullary nail assembly
PCT/GB2004/002110 WO2004100810A1 (en) 2003-05-17 2004-05-17 An intramedullary nail assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007500564A JP2007500564A (ja) 2007-01-18
JP4602338B2 true JP4602338B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=33454593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006530508A Expired - Fee Related JP4602338B2 (ja) 2003-05-17 2004-05-17 髄内釘アセンブリ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7763021B2 (ja)
EP (1) EP1624820B1 (ja)
JP (1) JP4602338B2 (ja)
AT (1) ATE533419T1 (ja)
WO (1) WO2004100810A1 (ja)

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20309399U1 (de) * 2003-06-18 2003-08-28 Stryker Trauma Gmbh Knochennagel, insbesondere proximaler Femurnagel
EP1761182B1 (de) * 2004-06-30 2011-04-06 Synthes GmbH Chirurgischer nagel
EP1804698B1 (en) * 2004-10-04 2012-07-04 Saint Louis University Intramedullary nail device for repairing long bone
FR2881340B1 (fr) 2005-02-01 2008-01-11 Tornier Sas Clou humeral
US20070049940A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Wallace Matthew S Intramedullary nail assembly with fixed securement and associated method
US20070049938A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Wallace Matthew S Intramedullary nail assembly with locking component, locking component and nail for use therewith
US20070123873A1 (en) 2005-10-31 2007-05-31 Czartoski Timothy J Intramedullary nail with oblique openings
US20070123876A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-31 Czartoski Timothy J Multiple purpose nail, nail assembly and associated method
US20070123874A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-31 Czartoski Timothy J Multiple purpose nail with oblique openings
US20070123875A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-31 Czartoski Timothy J Intramedullary nail
CA2651587C (en) * 2006-05-09 2016-03-22 Synthes (U.S.A.) Nail system and method for an olecranon osteotomy
US10687869B2 (en) * 2006-07-05 2020-06-23 Advanced Orthopaedic Solutions, Inc. Trochanteric nail with locking opening
US9308031B2 (en) 2007-01-26 2016-04-12 Biomet Manufacturing, Llc Lockable intramedullary fixation device
US8157802B2 (en) * 2007-01-26 2012-04-17 Ebi, Llc Intramedullary implant with locking and compression devices
US9320551B2 (en) * 2007-01-26 2016-04-26 Biomet Manufacturing, Llc Lockable intramedullary fixation device
US8303590B2 (en) * 2007-01-26 2012-11-06 Ebi, Llc Lockable intramedullary fixation device
US7918853B2 (en) 2007-03-20 2011-04-05 Smith & Nephew, Inc. Orthopaedic plate and screw assembly
EP2166973B1 (en) 2007-05-25 2016-03-16 Zimmer GmbH Reinforced intramedullary nail
US8906023B2 (en) 2007-06-22 2014-12-09 Epix Orthopaedics, Inc. Intramedullary rod for pivoting a fastener
WO2009052294A1 (en) 2007-10-16 2009-04-23 Ebi, Llc Method and apparatus for orthopedic fixation
US8152807B2 (en) 2008-03-31 2012-04-10 Olecranail Llc Intramedullary device assembly and associated method
WO2009136386A2 (en) * 2008-05-07 2009-11-12 Tornier Surgical technique and apparatus for proximal humeral fracture repair
FR2930888B1 (fr) * 2008-05-07 2011-11-18 Tornier Sa Dispositif de blocage d'un implant et implant correspondant
US9017329B2 (en) 2008-06-24 2015-04-28 Extremity Medical, Llc Intramedullary fixation assembly and method of use
US20110125153A1 (en) * 2008-06-24 2011-05-26 Jeff Tyber Intramedullary fixation assembly and method of use
US9044282B2 (en) 2008-06-24 2015-06-02 Extremity Medical Llc Intraosseous intramedullary fixation assembly and method of use
US8328806B2 (en) 2008-06-24 2012-12-11 Extremity Medical, Llc Fixation system, an intramedullary fixation assembly and method of use
US20100121325A1 (en) * 2008-06-24 2010-05-13 Jeff Tyber Hybrid intramedullary fixation assembly and method of use
US8303589B2 (en) 2008-06-24 2012-11-06 Extremity Medical Llc Fixation system, an intramedullary fixation assembly and method of use
US8313487B2 (en) 2008-06-24 2012-11-20 Extremity Medical Llc Fixation system, an intramedullary fixation assembly and method of use
US9289220B2 (en) 2008-06-24 2016-03-22 Extremity Medical Llc Intramedullary fixation assembly and method of use
US8343199B2 (en) 2008-06-24 2013-01-01 Extremity Medical, Llc Intramedullary fixation screw, a fixation system, and method of fixation of the subtalar joint
AT507086B1 (de) * 2008-09-16 2010-02-15 Haininger Christian Dr Implantat, insbesondere marknagel für die behandlung einer proximalen humerusfraktur
US8790343B2 (en) * 2008-10-11 2014-07-29 Epix Orthopaedics, Inc. Intramedullary rod with pivotable and fixed fasteners and method for using same
EP2349040B9 (en) 2008-10-15 2014-12-17 Zimmer GmbH Intramedullary nail
US8216237B2 (en) * 2009-06-04 2012-07-10 Edwards Scott G Intramedullary device assembly and associated method
JP5709857B2 (ja) * 2009-07-01 2015-04-30 シンセス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングSynthes Gmbh 髄内くぎおよび突出ネジ固定機構
US9066757B2 (en) * 2009-08-10 2015-06-30 Virak Orthopedic Research Llc Orthopedic external fixator and method of use
WO2012005801A1 (en) * 2010-07-09 2012-01-12 Synthes Usa, Llc Intramedullary nail
JP6154749B2 (ja) * 2011-02-14 2017-06-28 シンセス・ゲーエムベーハーSynthes GmbH 自動保持形式圧縮スロットを有する髄内釘
US9861411B2 (en) 2011-06-28 2018-01-09 Spinologics Inc. Bone screw, and bone fixation system and method
JP6247644B2 (ja) 2012-02-08 2017-12-13 エピックス オーソペディックス インコーポレイテッド 連続調節可能ターゲッティングアセンブリを有するインプラント挿入デバイス
KR101351881B1 (ko) 2012-10-19 2014-01-20 (주)티디엠 대퇴골용 골수정
US10123828B2 (en) 2013-03-15 2018-11-13 Epix Orthopaedics, Inc. Implantable device with pivotable fastener and self-adjusting set screw
US10080596B2 (en) 2013-12-09 2018-09-25 Acumed Llc Hip fixation with load-controlled dynamization
US9526542B2 (en) * 2014-05-07 2016-12-27 Acumed Llc Hip fixation with load-controlled dynamization
EP3079612B1 (en) 2013-12-09 2020-06-24 Acumed LLC Nail-based compliant hip fixation system
US9433451B2 (en) 2013-12-09 2016-09-06 Acumed Llc Hip fixation system with a compliant fixation element
JP6486363B2 (ja) 2013-12-09 2019-03-20 アキュームド・エルエルシー プレートに基づく柔軟な股関節固定システム
WO2015157703A2 (en) * 2014-04-11 2015-10-15 Smith & Nephew, Inc. Dmls orthopedic intramedullary device and method of manufacture
WO2016014911A1 (en) * 2014-07-25 2016-01-28 The Grneral Hospital Corporation System and method for an external hip fixator
CA3078249A1 (en) 2017-10-11 2019-04-18 Tornier, Inc. Humeral fixation plate guides
US10932828B2 (en) * 2018-01-25 2021-03-02 Advanced Orthopaedic Solutions, Inc. Bone nail
US20210251661A1 (en) * 2018-06-14 2021-08-19 David B. Kay Continuous compression device for bone
US11266448B2 (en) 2018-08-09 2022-03-08 Cidaris Ortho, Inc. Locking intramedullary nail system
EP3626184A1 (en) * 2018-09-21 2020-03-25 OrthoXel DAC A femoral nail system
EP4003198A1 (en) * 2019-07-26 2022-06-01 GLW, Inc. Intramedullary rod with intrabody outrigger interface
CN110974383A (zh) * 2019-12-10 2020-04-10 北京达芬奇视界医疗科技发展有限公司 一种股骨髓内钉装置
US11617604B2 (en) 2020-04-15 2023-04-04 DePuy Synthes Products, Inc. Intramedullary nail assembly
KR102615795B1 (ko) * 2021-02-24 2023-12-20 (주)오스테오닉 네일

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2393694A (en) * 1945-04-10 1946-01-29 Otto S Kirschner Surgical apparatus
DE2305329C3 (de) * 1973-02-03 1980-02-07 Rosenthal Technik Ag, 8672 Selb Implantat mittels Schraubverbindungen
DE3729840C1 (de) * 1987-09-05 1989-02-02 Dauerer Hermann Heinrich Micha Markraum - Verriegelungsnagel
DE9101035U1 (ja) 1991-01-30 1991-04-18 Howmedica Gmbh, 2314 Schoenkirchen, De
US5472444A (en) * 1994-05-13 1995-12-05 Acumed, Inc. Humeral nail for fixation of proximal humeral fractures
IT1275300B (it) 1995-06-05 1997-08-05 Gruppo Ind Bioimpianti Srl Chiodo endomidollare bloccato adatto in particolare per le fratture del femore
US5779704A (en) * 1996-03-19 1998-07-14 Kim; Andrew C. Bi-directional universal dynamic compression device
US6106528A (en) * 1997-02-11 2000-08-22 Orthomatrix, Inc. Modular intramedullary fixation system and insertion instrumentation
EP1342453B1 (en) * 1997-03-19 2005-08-24 Stryker Trauma GmbH Modular intramedullary nail
GB9807045D0 (en) * 1998-04-01 1998-06-03 Rudi Knut Nucleic acid detection method
US6221074B1 (en) * 1999-06-10 2001-04-24 Orthodyne, Inc. Femoral intramedullary rod system
US6926719B2 (en) * 1999-10-21 2005-08-09 Gary W. Sohngen Modular intramedullary nail
DE19960507A1 (de) 1999-12-15 2001-06-21 Wolfram Mittelmeier Kompressions-Knochennagel
JP4278289B2 (ja) * 2000-07-27 2009-06-10 有限会社ケイオーアイ 髄内釘
US6648889B2 (en) 2001-04-24 2003-11-18 Dale G. Bramlet Intramedullary hip nail with bifurcated lock
EP1415604B1 (de) 2002-11-04 2008-07-09 Zimmer GmbH Knochenfixierungssystem
FR2881340B1 (fr) * 2005-02-01 2008-01-11 Tornier Sas Clou humeral

Also Published As

Publication number Publication date
EP1624820B1 (en) 2011-11-16
WO2004100810A1 (en) 2004-11-25
JP2007500564A (ja) 2007-01-18
ATE533419T1 (de) 2011-12-15
EP1624820A1 (en) 2006-02-15
US7763021B2 (en) 2010-07-27
US20070100343A1 (en) 2007-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4602338B2 (ja) 髄内釘アセンブリ
JP6596397B2 (ja) 髄内転子間固定インプラント用の一方向摺動装置
AU2020200357B2 (en) Biceps tenodesis implants and delivery tools
EP3011932B1 (en) Biceps tenodesis implants and delivery tools
EP2448504B1 (en) Intramedullary nail and protruding screw locking mechanism
EP3821850B1 (en) Biceps tenodesis implants and delivery tools
US11622796B2 (en) Implant and method for long bone fixation
US11801078B2 (en) Systems and methods for intramedullary nail implantation
JP2023105819A (ja) 髄内釘移植のためのシステム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070509

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100929

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4602338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees