JP4601615B2 - システム - Google Patents

システム Download PDF

Info

Publication number
JP4601615B2
JP4601615B2 JP2006518916A JP2006518916A JP4601615B2 JP 4601615 B2 JP4601615 B2 JP 4601615B2 JP 2006518916 A JP2006518916 A JP 2006518916A JP 2006518916 A JP2006518916 A JP 2006518916A JP 4601615 B2 JP4601615 B2 JP 4601615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attenuator
current
signal
input
inputs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006518916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007529149A (ja
Inventor
ギルバート・バリー
Original Assignee
アナログデバイス,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アナログデバイス,インコーポレイテッド filed Critical アナログデバイス,インコーポレイテッド
Publication of JP2007529149A publication Critical patent/JP2007529149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4601615B2 publication Critical patent/JP4601615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0035Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using continuously variable impedance elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/4508Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using bipolar transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45085Long tailed pairs
    • H03F3/45089Non-folded cascode stages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

本出願は、2003年7月7日出願の「Variable Attenuation System Having Continuous Input Steering」という名称の米国仮出願第60/485,683号の優先権を主張する。この出願を参照により組み込む。
図1に、連続補間減衰器に基づく先行技術の可変利得増幅器(VGA)を示す。図1の回路は、減衰器回路網100、一連のトランスコンダクタンス(gm)段102、補間器104、主増幅器106、および関連する支持回路を含む。この減衰器は、入力信号VINを受け取り、1列に並んだ出力タップ・ポイントのところで、一連の累進的に減衰された信号を生成する。各gm段は、これらのタップ・ポイントの1つに結合されて、これらの減衰信号の1つを受け取る。これらのgm段からの出力は、全体出力信号がすべてのgm段からの出力信号の和になるように合わせて接続され、主増幅器に提供される。
補間器は、制御信号VCTRLに応答して、これらのgm段に一連の補間信号I...Iとしてバイアス電流Iを方向づける。最大利得が選択されると、バイアス電流Iはすべて、減衰器の入力端に最も近いgm段に方向づけられる。したがって、第1のgm段が活動状態になり、残りのgm段は実質的にオフになる。利得を減少させると、補間器は、減衰器の入力端からより離れたgm段にバイアス電流を方向づけ、それによって、入力信号を累進的に減衰させたものを受け取るgm段が選択される。これらのgm段は順次、補間信号の1つは徐々に増加し、隣の補間信号は徐々に減少する仕方で連続的に使用可能になり、使用不可になる。
図1に示すVGAは一般に、変化する入力信号に対処するためのものである。すなわち、応用分野は典型的には、入力が極めて広い範囲の振幅を有することがあり、かつ、システムが何らかの一定値に正規化された出力を必要とする状況である。例えば、最大能力のアナログ−デジタル・コンバータがそうであろう。可変利得増幅器設計の特殊な分野では、このような構造は、「IVGA」と呼ばれている。これは、この素子の入力のところで存在する広い範囲の信号振幅に対処する機能を有するVGAを意味する。一方、本質的に一定の入力振幅を受け入れ、振幅が大きく変化する出力信号を提供するように特に設計された構造を「OVGA」と呼ぶ。
補間減衰器を有する可変利得増幅器で使用する補間器のいくつかの例が、米国特許第564,431号および第5,077,541号に開示されている。いずれも、本出願と共通の発明者によるものである。補間器の別の例が、やはり本出願と同じ発明者による米国特許第5,432,478号に開示されている。
可変減衰システム
本特許出願の斬新な原理の一部は、連続的に入力を方向づける可変減衰システムに関するものである。これらの原理は、数多くの実施形態で実現し得るが、以下では好ましい実施形態を説明する。例えば、連続的な入力の方向づけは、離散コンポーネントで構築された減衰器の個々の入力間で信号を連続的に補間することによって実現し得る。あるいは、連続的な入力の方向づけは、連続構造を有する減衰器における異なるポイントに信号を連続的に方向づけることによって実現し得る。別の可能性は、連続減衰器を使用するが、その後で、減衰器における離散ポイント間で入力信号を補間することである。
本明細書で説明する可変減衰システムは概ね、OVGA、すなわち、本質的に一定の入力振幅を受け入れ、振幅が大きく変化する出力信号を提供する可変利得増幅器で使用するためのものであるが、これに限定されるものではない。IVGAまたはOVGAの機能に基本的なVGAの原理の多くを適合させることができるが、性能要求を満足することが特に難しい実施形態の細部の許容範囲は極めて狭い。そのため、本明細書で説明する可変減衰システムおよびOVGAは、同じ発明者によって開発されたIVGA(例えば、米国特許第5077541号、第5684431号、第6429720号など)に見られるいくつかの共通な特徴を共有しているように見えることがあるが、これらの間の差は、高性能の状況では極めて重要である。
図2に、本特許出願の斬新な原理に従って構築された可変減衰システムの第1実施形態を示す。図2に示すシステムは、複数の入力を有する減衰器10と、この減衰器の複数の入力に信号INを連続的に方向づけるように構築され配置されたステアリング・コア(steering core)12とを含む。この連続的な方向づけ動作を、この減衰器の異なる入力間を移動するように示す矢印14で表す。減衰器からの出力信号OUTは、入力信号INが減衰されたものである。減衰量は、この信号を減衰器に方向づけるポイントによって決まる。
本明細書では、減衰という用語は、信号の振幅または強度の減少だけでなく、その増加も指すことがある。例えば、上記で説明したステアリング・コアは、入力信号を減衰器に方向づける前に、この入力信号を増幅するように実施し得る。そのため、減衰器に沿ってどこに信号が方向づけられるかによっては、出力信号の振幅または強度は実際に、入力信号の振幅または強度よりも大きいことがある。
同様に、本明細書では、利得という用語は、信号の振幅または強度の増加だけでなく、その減少も指すことがある。例えば、出力強度と入力強度の比として利得を表す場合、入力強度よりも出力強度が小さいシステムの利得は、1よりも小さいと言える。
図3に、本特許出願の斬新な原理による可変減衰システムの完全差動型の実施形態を示す。入力信号IN1AおよびIN1Bは、ステアリング・コア12Aおよび12Bに印加され、ステアリング・コア12Aおよび12Bは、これらの信号を減衰器10Aおよび10Bに方向づける。出力信号OUT1AおよびOUT1Bの減衰量は、これらの信号がこれらの減衰器に方向づけられる場所によって決まる。図3の差動型バージョンでは、ステアリング・コア12Aおよび12Bは、2つの別々のステアリング・コア、または、同じコアを2つに分けたものとみなし得る。同様に、これらの減衰器ならびに入力信号および出力信号はそれぞれ、別々の実体、または全体を2つに分けたものとみなし得る。
図2および図3に関して上記で説明した可変減衰システムの利点は、例えばデジタル−アナログ・コンバータ(DAC)またはモジュレータからのフル・スケール出力など一定振幅の入力信号に応答して、広い範囲で変化する出力信号が提供されるようにこれらのシステムを簡単に構成し得ることである。すなわち、このシステムは、OVGAとして動作し得る。
図4に、本特許出願の斬新な原理の一部に従って構築された可変利得増幅器(VGA)の詳細な実施形態を示す。図4の回路は、減衰器が離散的な入力を有し、ステアリング・コアが、これら離散入力間で連続的に補間する完全差動増幅器である。
差動電圧VINA、VINBとして線形トランスコンダクタンス入力段16に印加される入力信号から、図4の回路の構造および動作の説明を始める。この入力段は、入力電圧を、コモン・エミッタ・ノードCEおよびCEにそれぞれ印加される差動電流IINA、IINBに変換する。2つの一連のステアリング・トランジスタ、この場合には、制御型カスコード・トランジスタQA1、QA2、...QAn(「Q」トランジスタ)およびQB1、QB2、...QBn(「Q」トランジスタ)をそれぞれ対で配置して、2つのステアリング・コア12Aおよび12Bを形成する。
各Qトランジスタのエミッタは、コモン・エミッタ・ノードCEのところで合わせて接続され、各Qトランジスタのエミッタは、コモン・エミッタ・ノードCEのところで合わせて接続される。トランジスタQA1、QA2、...QAnの各コレクタは、減衰器入力A、A、...Aの対応する入力の1つに接続される。同様に、QB1、QB2、...QBnの各コレクタは、減衰器入力B、B、...Bの対応する入力の1つに接続される。
補間器18は、利得制御信号VCTRLに応答する一連の補間信号V、V、...Vを生成する。各カスコード・トランジスタ対Q−Qのベースは、これらの補間信号の対応するものの1つを受け取るように合わせて接続される。この実施形態では、これらの補間信号は電圧モード信号である。
減衰器10Aおよび10Bは、各ラダーの一方の側に沿ったA、A、...AおよびB、B、...Bのところに入力タップを有する抵抗ラダー回路網として実施される。これらのラダーの反対側は、固定電圧VBIASにつなげられ、固定電圧VBIASは便宜上、電源レールにつなげることができる。これらの減衰器からの出力は、差動電流IOUTA、IOUTBとして、最終タップ・ポイントA、Bのところで提供される。次いで、この出力電流は、トランスインピーダンス増幅器によって差動出力電圧VOUTA、VOUTBに変換される。
動作時に、これらのカスコード対は、補間信号V、V、...Vの制御下で、入力電流IINA、IINBを入力タップA、A、...AおよびB、B、...Bに方向づける。利得が一方の端から他方の端に掃引されると、これらのカスコード対は順次、補間信号の1つは徐々に増加し、隣の補間信号は徐々に減少するやり方で連続的に使用可能になり、使用不可になる。そのため、VCTRLが変化すると、重心または動作点は、この一連のカスコード対に沿って移動して、入力タップ間で連続的な補間が提供されると想定し得る。(一般に、最小値または最大値以外の)所与の利得設定で、異なる減衰器入力への電流の分配が滑らかかつ連続的に変化するように、複数のカスコード対が様々な程度で使用可能になる。
ラダー回路網は、各カスコード・トランジスタ対に一定のインピーダンス負荷を提供する。これらのラダー回路網は、この複式減衰器の出力A、Bのところで、50Ωの特性インピーダンスが提供されるように構築し得るはずである。これらのラダー回路網が、周知のR2R形式で実施される場合、利得は、利得制御信号の線形変化に応答して指数関数的に(dB直線性で)変化し、タップ間で6.02dBの差になる。ただし、この同じ指数関数的減衰則は、任意の抵抗器比について当てはまる。
これらの減衰器からの電圧出力は、最終出力として実際に使用し得るが、このような構成では、高振幅動作は可能ではないであろう。トランスインピーダンス増幅器20などの出力増幅器は、高出力振幅が得られるように構成し得る。出力増幅器を使用すると、出力増幅器により、右端のカスコード対のコレクタにおける電圧の振れが減少するという追加の利益が得られる。
減衰器およびステアリング・コアに使用する段数(すなわち、減衰器入力および対応するカスコード対の数)は決定的に重要なものではないが、多数の段を使用するのが好ましいことが多い。段数を多くすると、利得関数のリップル量が減少する。この専門分野では競合歪みと称することがある特定のタイプの歪みも減少する。競合歪みは、隣接するカスコード対が電流の各部分を異なる減衰器入力に動的に分配するやり方に起因するものである。実際の実施形態の一例では、それぞれ3.2dBの減衰をもたらす20個の段(21個のカスコード対)により、得られる利得範囲が明確に60dBになり、それぞれの端部には2dBの保護帯域が得られることになる。
図4の回路は、完全差動型の実施形態の例であり、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、電圧モード信号である補間信号V、V、...V、および電流モード信号である入力信号IINA、IINBによって実施される。ただし、本発明の概念は、図4の実施形態の特定の細部に限定されるものではない。例えば、ある種の応用例では、減衰器は、指数関数的減衰をもたらす必要はなく、入力段は割愛することができ、シングルエンドの実施形態が可能である。ステアリング・コアは、他のタイプのトランジスタで実施することができる。実際、図4に示す回路では、すべてのCMOSプロセスに容易に適合し得るという利益が得られる。さらに、図4の回路の本発明の原理をVGAの状況で示すが、この回路で使用する可変減衰システムは、VGAでの利用法とは別の有用性を有する。
補間器18の特定の実施形態は決定的に重要なものではないが、「デュアル・ランク空間増幅補間器」として知られる特別な形態は、この応用例に特によく適している。というのは、他の理由の中でもとりわけ、この形態は、相乗効果がもたらされるようにステアリング・コアに統合することができ、利得/減衰範囲をはるかに細かく分割し得るからである。このような補間器が、本出願の発明者による1999年12月17日出願の「Interpolator Having Dual Transistor Ranks and Ratiometric Control」という名称の米国特許出願第09/446050号に記載されている。この特許出願を参照により本明細書に組み込む。
空間増幅補間器は、一連の部分切替電流を生成する第1のランクまたは階層のトランジスタを有する。ここでの状況では、「切り替わる」という用語を用いて、状態が急激に変化することではなく、典型的には8〜50個の1組の要素にわたって状態が徐々に移行することを指す。第2の階層のトランジスタは、これらの電流を空間的に増幅して、重なり合いを減らし、これらの電流の幾何形状を「鮮鋭」にする。こうすると、他の利益の中でもとりわけ、低供給電圧で補間器を動作させることができる。このような補間器を図4の回路とともに使用すると、ステアリング・コア内のカスコード・トランジスタが第2の階層のトランジスタとして使用され、それによって、信号の方向づけおよび空間増幅の2重の機能が実施される。
図5に、本特許出願の斬新な原理に従ってステアリング・コアと補間器を統合する構成の実施形態を示す。この補間器は、部分切替トランジスタQPS1、QPS2、...QPSnの階層を含む。これらのトランジスタのエミッタは、バイアス(「テール」)電流IE1を受け取るようにノートEのところで合わせて接続される。これらの部分切替トランジスタのベースは、隣接するトランジスタのベースと、各トランジスタのベースに供給される電流源Iとの間の抵抗器Rにチェーン状に接続される。一般に、それぞれ等しい抵抗器および電流源を使用するが、これは、この補間器の本質的な態様ではない。利得制御信号は、最も外側のトランジスタQPS1のベースとQPSnのベースの間の差動電圧VCTRLとして印加される。
PS1、QPS2、...QPSnのコレクタで生成された部分切替電流IPS1、IPS2、...IPSnは、ミラー利得がMの電流ミラーCM、CM、...CMの階層に印加される。これらの電流ミラーからの出力電流は、抵抗器Rによって電圧信号V、V、...Vに変換され、ステアリング・コア12Aおよび12B内のカスコード・トランジスタ対(Q−Q対)のベースに印加される。この基本構成では、これらの電流ミラーは、なんらの空間増幅も実施しない。その代わりに、これらの電流ミラーの機能は単に、重なり合う浅い部分切替電流を電圧モードの形態に変換して、ステアリング・コア内での実際の空間増幅、すなわち、電流パルスの鮮鋭化を実施するカスコード対のベースを駆動することである。これらのミラーは、これらの電圧の極性も変化させる。
これらの基本電流ミラーは空間増幅を直接実施しないが、先鋭化の実質的な程度は、ミラー利得Mおよび抵抗器Rの値によって決まり、利得関数および/または競合歪みにおけるリップルが最小限に抑えられるようにこれらの値を最適化することができる。
あるいは、これらの電流ミラーは、例えば非標準抵抗値によるエミッタ負帰還を利用することによりミラーを非線形にすることによって、ある程度の事前先鋭化が得られるように設計し得る。エミッタ負帰還は一般に、電流ミラーの性能を改善するのに利用する。標準構成では、エミッタ面積が「1」のダイオード接続トランジスタのエミッタに、値がRの抵抗器を直列に挿入する。面積が「M」の他のトランジスタには、値がR/Mの抵抗器を直列に挿入する。この標準構成により、入力電流が倍率Mで線形にスケーリングされた出力電流を生成するミラーが得られる。ただし、標準抵抗値からずらすことによって、ミラー出力を増加性の非線形にして、補間信号を空間増幅することができる。
別の代替形態として、ある種の場合では、必要とされる極性を保存する場合、部分切替電流を電圧に直接変換して、それらをカスコード・トランジスタのベースに印加することによって、電流ミラーを完全に割愛することができる。
そのため、ステアリング・コア内のカスコードが、NPNバイポーラ・トランジスタまたはNMOSトランジスタである場合、これらのカスコードの1対を選択する際に、それらのベース(ゲート)が、隣接するトランジスタと比較してよりプラスであることを必要とする。バイポーラの場合、わずか120mVの電圧差により、コモン・エミッタ・レールに印加される1次電流(すなわち、これらの入力のところに存在するDCバイアス電流および差動信号電流の両方)の99%が分流されることになる。
方向づけ電圧の全体的な振幅を大きくしても、選択するカスコード対の左右の場所に大きな影響を及ぼさないが、この選択の正確さには影響を及ぼすことが明らかであろう。補間器が選択ポイントを左から右に移動させても、ベース電圧がわずかしか変化しない場合、いくつかのカスコードの導通の程度が様々なものになるので、改変機能は「不鮮鋭」になることになる。一方、ベース電圧の振幅の変化が大き過ぎる場合、最終的には、各カスコード対が独自に選択され、1つの対から次の対への移行が突然に望ましくなく生じるという現象になる。
補間信号V、V、...Vの振幅は、システム内での温度変化が部分的に補償されるように、絶対温度に比例する(「PTAT」)ようにすることができる。あるいは、これらの補間信号に、超PTAT特性を与えることができる(すなわち、これらの補間信号は、温度とともにより急激に変化する)。こうした設計の細部により、動作温度の両端で利得リップル(理想的な利得則からの微小な偏差)を確実に一定にすることができる。
図6に、本特許出願の別の斬新な原理による連続構造を有する減衰器の実施形態を示す。図6に示す減衰器は、抵抗性材料23の層の上に形成される。抵抗性材料23は、好ましくは薄い均一なシートであり、両端に特別に位置決めされた終端接点24および26、ならびに減衰器の底部に沿った接地接点28を有する。
最も簡単な説明では、信号電流ISIGは、左端xと右端xの間の減衰器の上部に沿った一般ポイントxのところで、この構造に入ると仮定する。この例では、xからxまでの距離は74単位であり、右端をx=0と定義する。左側接点24により、この減衰器の左端が正確に終端され、それによって、この減衰器は、左に無限に長いもののように振る舞う。右側接点28のところを短絡すると、好ましくは、このポイントからこのシートを出る電流を、対応する出力電圧に変換するのに使用する理想的なトランス抵抗段の入力がシミュレーションされる。
x=xにおける入力ポイントから、信号電流はこの抵抗性層内に広がる。xが左端にあるとき、ほぼすべての入力信号電流は、左側接点24および接地接点28に流れ込む。ただし、右側接点26からもわずかなIOUTが流れ出る。入力ポイントが右側に移動するにつれ、信号電流のより多くの部分が右側接点26から流れ出る。x=xのとき、IOUTはISIGにほぼ等しくなる。好ましい実施形態では、この減衰器の全体的な長さは、74単位であり、その幅は12単位であり(これらの数字は、接点区域を含む)、そのため、70dBの減衰範囲が得られる。この構造は本質的に、離散ラダー減衰器として振る舞い、そのため、以下の入出力関係が得られる。
OUT=ISIGexp(−x/8.686)
ただし、2≦x≦72である。すなわち、x=xでの−2dBから、x=xでの−72dBの範囲である。
接点28を「接地」接点と称するが、接点28は、必ずしも回路内の「接地」またはゼロ電位基準に接続しなくてよい。接点28は単に、等電位領域を提供するものであり、例えば、プラスの供給レールとし得るはずである。
連続型減衰器構造の利点は、離散抵抗器に関連する配線寄生および整合誤差がなくなることである。例えば、下にある厚い酸化物上の100Ωの(148×24μmの)SiCr層として実施すると、全寄生容量は、130fFにも小さくなることがある。
信号電流は、様々な技法を利用して減衰器に注入し得る。例えば、離散ステアリング・コアを使用する場合、電流源29は、減衰器の上部に沿って配設され、かつ重心がxのところにある離散入力ポイント間で連続的に補間される1群の信号を表す。別の例として、連続ステアリング・コアを使用し得る。この場合、電流源29は、減衰器の上部に沿って連続的に移動し、かつxのところに重心があるキャリア・ドメインを表す。
図6に示すものなどの連続型減衰器を使用して、図2および図3に関して上記で説明したものなどの可変減衰システムを、「超集積」形態で実施することができる。図4に示すものなどの離散ステアリング・コアとともに使用すると、カスコード・トランジスタからの出力は、コレクタ接点から、それらに対応する接点に、抵抗性層の入力(上側)縁部に沿って配線し得るはずである。これは実現可能な解決策になるであろうが、この入力縁部は、実際的な問題として、接点での局所的な電圧降下が十分に小さくなるようにするのに十分に大きな面積を必要とする接点に対応するために改変しなければならないことがある。さらに、離散接点の導入により、抵抗性層の電位分布が変化する。接点と境界の位置合わせ不良によるロット間変動により、ランダムな利得誤差が生じることがある。
図7に、本特許出願の追加の斬新な原理による、上記問題を回避する連続型減衰器および離散ステアリング・コアを有する可変減衰システムの実施形態を示す。図7に示す2つの連続型減衰器10Aおよび10Bは、減衰器10Aの上側縁部および減衰器10Bの下側縁部に沿ってそれぞれ配設されたステアリング・トランジスタQA1、QA2、...QAnおよびQB1、QB2、...QBnのサブ・コレクタとしても機能するN型埋込層として製作される。これら単位トランジスタの1つを拡大して、ベース・ボックス30、ベース接点32、およびエミッタ34を示す。これらはすべて、埋込層の上部に製作される。従来の実務慣行を用いて、ベースおよびエミッタへの接続部が設けられる。
この完全集積構造では、各Qトランジスタのエミッタは、入力電流IINAを受け取るように合わせて接続され、各Qトランジスタのエミッタは、IINAと合わせて差動入力信号を形成する入力電流IINBを受け取るように合わせて接続される。補間信号は、電圧V、V、...VとしてQ−Q対のベースに印加される。ベース用駆動ラインは、基本補間器を一方の側だけに配置し得るように、許容可能な範囲でこの構造全体を横切ることができる。
接地接点28は、埋込層の垂直中心を横切り、埋込層全体の長さ全体にわたって形成され、それによって、減衰器10Aの下側縁部および減衰器10Bの上側縁部が画定される。接点24Aおよび24Bは、これらの減衰器の左端に配置され、これらの減衰器が正確に終端されるように接地に接続される。接点26Aおよび26Bは、これらの減衰器の右端に配置され、それによって、差動出力電流IOUTAおよびIOUTB用の出口ポイントが設けられる。
図7のデバイス(超集積型構造)の利点は、可能な限り大きな面積全体にわたってコレクタ電流を分布させることによって、抵抗性層内で所望の電流分布が保存されるだけでなく、小面積の接点での大きな電圧降下がないように、ステアリング・コアと減衰器が緊密に一体化されていることである。これらのコレクタ電流の重心は、図6で想定されているように、理想的なキャリア・ドメインが各減衰器の入力縁部に沿って連続的に移動する場合と同様に、電流注入のデルタ関数として働く。
図7の実施形態では、この構造全体は、36で示す境界を有する単一分離トレンチ内に形成される。こうすると、下方拡散によってコレクタ接点がなくなり、それによって付随的に、コレクタ抵抗Rおよび基板−コレクタ容量CJSが低くなり、普通なら、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)内のトレンチ壁によって形成される周辺成分がほぼなくなる。トレンチ内の単一半導体スラブ内で構造全体を形成すると、すべてのデバイスについて等温動作が得られることであるという別の重要な利益が得られる。このことは一般に、幾何形状が最小のトランジスタについての最新のICプロセスでは熱抵抗が15,000℃/ワットと大きいことがある個々のSOIトランジスタについては当てはまらない。
図7に示す回路は、減衰器の構造は連続的だが、ステアリング・コアは離散トランジスタを利用する「ハイブリッド」システムとみなすことができる。このようなシステムの利点は、連続型減衰器本来の利益が得られると同時に、依然として、ベースへの補間器駆動信号を独立に整形し得ることである。埋込層の絶対抵抗値はそれほど重要ではないことにも留意されたい。この抵抗値は、内部時定数が全体的なコーナ周波数に影響及ぼさない程度に十分に低いが、出力電流を電圧信号に変換するのに実際にしばしば使用することになるトランス抵抗出力段についての問題が生じるほど低くないことが好ましい。例えば、減衰器の抵抗値が低いと、全体的な出力ノイズが大きくなることになる。
図7に示す減衰器システムは、完全差動回路として示されているが、シングルエンド構成として実施することもできる。図7のシステムの実施形態により示す本発明の原理は、このシステム内に示す特定の細部に依存するものではない。例えば、これらの減衰器は、埋込層として製作する必要はなく、SOI以外のプロセスを利用してこの構造全体を製作することができる。例えば、これら本発明の原理に基づいてCMOSに適合させるように考案することも容易である。
図8に、減衰器およびステアリング・コアがともに、本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理による連続構造として実施されるBiCMOS実施形態を利用する可変減衰システムの高度な実施形態を示す。図8に示すこの「超集積」構造は、36で示す境界を有する単一分離トレンチ内に製作される。2つの連続型減衰器10Aおよび10Bは、このトレンチの両側に沿って配置され、一方の端部に配置された終端接点24Aおよび24B、ならびに他方の端部のところの終端接点26Aおよび26Bを有するN型埋込層として製作される。接地接点28Aおよび28Bは、減衰器10Aおよび10Bの上部および底部に沿ってそれぞれ形成される。図8に示すおおよその幾何形状により、典型的には60dBの減衰範囲が得られる。
P型領域38Aおよび38Bはそれぞれ、減衰器10Aおよび10Bの底部および上部に隣接するトレンチの長さだけ延びる。これらのP型領域は、2つの分布NPNトランジスタのベースとして、2つの分布PMOSトランジスタのドレインとして、かつ、抵抗器として同時に機能する。ベース端接点40Aおよび42Aは、ベース領域38Aの両端部に配置され、ベース端接点40Bおよび42Bは、ベース領域38Bの両端部に配置される。
別のP型領域43は、トレンチの中心線に沿って延び、両方の分布PMOSトランジスタのソースとして機能する。2つのポリシリコン領域44Aおよび44Bも、トレンチの長さだけ延び、2つの分布PMOSトランジスタのゲートとして機能する。
2重N型エミッタ領域48Aおよび48Bはそれぞれ、ベース領域38Aおよび38B全体にわたって製作され、減衰器10Aおよび10Bの下側および上側の縁部に沿って配置される。N型エミッタ領域、PMOSゲート領域、およびPMOSソース領域は、それらの長さに沿って延びる接点金属被覆を有する。
本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理によるVGAの実施形態を示す図9に、図8の減衰システムを動作させる一技法を示す。減衰器の接地接点および減衰器の左側に示す終端接点はすべて、固定電圧VREF1につなげられる。固定電圧VREF1は典型的には、プラスの電源電圧未満のダイオード電圧降下である。PMOSトランジスタのゲートも、適切な電圧VREF2につなげられる。適切にスケーリングされた電流Iがソース領域に印加され、それによって、以下で説明する利得制御を実施するためのNPNベース領域に沿って放物線状の電圧プロフィールが設定される。
差動電圧入力信号VINA、VINBは、例えば、線形トランスコンダクタンス段など、別の電圧−電流(V−I)変換器18によって差動電流IINA、IINBに変換される。入力差動電流IINA、IINBは、N型エミッタ領域に印加される。出力信号は、減衰器の右側の終端接点から、差動電流信号IOUTA、IOUTBとして取り出され、次いで、例えば、トランスインピーダンス段など、電流−電圧(I−V)変換器20によって電圧出力信号VOUTA、VOUTBに変換される。
図9のシステムの利得は、ベース領域の両端のベース接点間に方向づけ信号、この場合には、差動ベース駆動電圧VCTRLを印加することによって制御される。次に、このことを実現する仕組みをより詳細に説明する。
分布PMOSトランジスタは、電流「シート」を設定する電流源として機能する。この電流「シート」は、一定の線密度を有し、かつP型ベース領域に流れ込む。この電流シートは、ベース接点の左右に向かって横方向に流れることによって、各ベース領域内に放物線状の電圧分布を生成する。制御電圧VCTRLは、この電圧の最大電位点xを左または右に移動させる。この電圧分布の形状は常に放物線状なので、xの位置はVCTRLに比例する。すなわち、最大電位点の位置は、差動ベース電圧を変更することによって、各ベースに沿って正確に位置決めすることができる。
すべての部分が連続的な接点金属被覆によって同じ電位に維持される各エミッタにおける電流密度は、ベース電圧が最大のところで最も大きくなる。分布NPNトランジスタのトランスコンダクタンスが大きいので、エミッタ電流密度は、極めて急激に最大電位点のすぐ左側および右側に下がる。そのため、各ベースにおける最大電位点により、「キャリア・ドメイン」として知られる局所的な電流注入領域の中心または「重心」が画定される。このシステムには、2つのこのようなドメインがある。
ベース電圧の分布は放物線状なので、ベース長さに沿った電流密度の形状は、図10に示すように本質的にガウス分布である。この結果は、エミッタ電流密度J(x)と、−(x−x)という形式のベース電圧との間の指数関数関係によるものである。すなわち、各キャリア・ドメインは、ベースにおける最大電位点であるxを中心としたガウス分布を有する。キャリア・ドメイン全体にわたって電流密度を積分すると、単に、エミッタ領域に印加される入力電流(IINAまたはIINB)の値になる。
小数キャリア注入ドメインに含まれる電流は下方に流れて埋込層減衰器に入り、そこで分割され、一部は右側の接点に向かい、そこで出力信号を提供し、残りの部分は、AC接地接点に流れる。図4の減衰器を参照して上記で論じたように、右側の接点から流れ出る出力電流IOUTAおよびIOUTBの量は、キャリア・ドメインの位置と指数関数の関係を有する。制御電圧VCTRLを変化させると、減衰器の縁部に沿ってキャリア・ドメインCDおよびCDが移動し、それによって利得の制御は「dB直線性」になる。図9に示す実施形態では、典型的には約60dBの利得範囲が得られる。
減衰器に信号電流を注入するのにキャリア・ドメインを利用することの有益な態様は、注入の重心が温度の影響を受けないことである。図10に示すキャリア・ドメインの左右の形状は温度とともに変化する(低温ではより高くかつより狭くなり、高温ではより低くかつより広くなる)が、その重心の位置は温度とともに変化しない。また、連続型減衰器に入るエミッタ電流の分割は、比によって決まる。エミッタへの入力電流の振幅も、(温度とともに変化する)減衰器の絶対抵抗値も、減衰器内で左または右に分かれる電流の割合に影響を及ぼさない。そのため、利得は、温度が変動しても変化しない。
連続構造を使用することの別の利点は、「競合歪み」がなくなることである。信号電流は、完全に連続的に減衰器に提供され、そのため、隣接する離散カスコード・トランジスタ間の信号電流の分割に非線形な競合がなくなる。
図9のシステムには、熱抵抗値が大きいSOIプロセスで実施されるときでさえ等温動作が維持されるという別の利益がある。構造全体が、結晶半導体の単一区域として製作され、ドメインが前後に行ったり来たりするとき、この区域内の熱コンダクタンスが高いことにより確実に、局所的な温度のうねりがこの区域全体を通じて迅速に拡散する。
上記で説明した他の実施形態の場合と同様に、図9のシステムの例により示した本発明の原理は、この例で説明した細部に限定されるものではない。他の実施形態でも、完全差動システムとしてシステムが実施されず、キャリア・ドメインの電流分布がガウス分布でなく、等温動作が得られる構造でシステムが実施されないなどの場合でさえ、これら本発明の原理の利益を実現し得る。
出力段
本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理は、増幅器の出力段に関するものである。以下、好ましい実施形態を説明するが、これら本発明の原理は、これらの実施形態の特定の細部に限定されるものではない。
上記で説明した減衰器からの出力信号は一般に、電流モード信号である(ただし、これらは、減衰器に関連するシャント・インピーダンスのために、純粋な電流ではない)。しかし、ある種の応用例では、電圧モード出力が好ましく、そのため、上記で論じた図面の一部では、トランスインピーダンス増幅器20などの電流−電圧(I−V)変換器が、減衰器に付属して示されている。
図11に、従来型のトランスインピーダンス増幅器を示す。この名前は、その伝達関数が、電流(入力信号)で除算された電圧(出力信号)として表現され、したがって、インピーダンスの次元を有するために付けられたものである。(この場合、このトランスインピーダンス増幅器は、伝達関数が純粋に抵抗性であり、すなわち、リアクタンス成分がないので、単にトランス抵抗増幅器である。)図11の回路は、抵抗器Rによるシャント・フィードバックを利用して、入力インピーダンスを小さくし、出力端子のところで、入力電流iinを電圧voutに変換する。バイアス回路50は、AC遮断路としても機能する抵抗器Rを介してトランジスタQ1のベースにバイアス電流Iを提供することによって、Q1を適切なバイアス・レベルで維持する。Q1のコレクタは、チョークL1を介して電源Vに結合されているので、利用可能な出力電圧の振れは、供給電圧(供給電圧からQ1のコレクタ−エミッタ飽和電圧の許容差を引いたもの)のほぼ2倍になる。ここではシングルエンド回路として示すが、完全差動形態で容易に実施することができる。この回路は、ループ利得が大きい場合には適度に正確である。というのは、この場合、伝達関数(この場合には、トランス抵抗)がRにほぼ等しいからである。
図11の回路は、ある種の応用例では実行可能な解決策を提供するが、多くの問題があり、そのため、より要求の厳しい応用例で使用することができない。特に、例えば回路が、RF周波数で比較的大きな出力電力を提供することが求められる場合である。以下、これらの問題の一部を論じる。これらの問題に対処し得るいくつかの追加の本発明の原理を提示する。
図11の回路に伴う1つの問題は、トランジスタを正確にバイアスすることが難しいことである。Q1を、そのベースに印加される電圧信号によってバイアスする場合、特に高電力レベルでは、熱による暴走の可能性がある。というのは、Q1のベース−エミッタ電圧(VBE)が、このデバイスの温度上昇とともに減少するからである。VBEのこの減少により、バイアス電流が増加して、このデバイスがさらに加熱される。あるいは、Q1のベースに印加される電流によってQ1をバイアスする場合、Q1の電流利得(β)のばらつきにより、Q1を流れる零入力電流の変動が許容できないレベルになる。
図12に、本特許のいくつかの追加の斬新な原理に従って構築された出力段の実施形態を示す。完全差動形態でこの実施形態を示すが、同じ原理を利用してシングルエンド・バージョンを実施することができる。
図12の実施形態では、増幅器を流れる実際の電流を感知し、この実際の電流が制御されたレベルで維持されるようにバイアス信号を調節する。入力信号IN、INが、AC結合コンデンサC1およびC2を介してトランジスタQ1およびQ2のベースに印加される。Q1およびQ2のエミッタは合わせてノードN1のところで接続される。バイアス・フィードバック回路網は、ノードN1と接地の間に接続された抵抗器Rの両端間の電圧Vを感知することによって、増幅器を通って流れる実際の電流が測定されるように構成される。このバイアス・フィードバック回路網は、Vと設定点電圧VSETを比較し、抵抗器R1およびR2を介してバイアス電圧VでQ1およびQ2のベースをそれぞれ駆動する演算増幅器(オペ・アンプ)52を含む。このオペ・アンプは一般に、感知電圧VのRF部分に応答しない程度に十分に遅いが、より低い周波数の応用例ではN1とオペ・アンプの間にローパス・フィルタを挿入することができる。
図12の実施形態の利点は、増幅器を流れるバイアス電流を極めて正確に制御し得ることである。というのは、バイアス・フィードバック・ループが、βその他のデバイス・パラメータの変動を自動的に補償するからである。さらに、設定点電圧VSETを絶対温度に比例する(PTAT)ようにする場合、Q1およびQ2のトランスコンダクタンス(gm)は、温度に無関係に一定であり、そのため、基本的な利得パラメータも温度に対して一定である。モノリシックな実施形態では、VSET端子をピンに取り出して、使用者がバイアス・レベルを制御することができる。
再度図11を参照すると、従来型トランスインピーダンス増幅器に伴う別の問題は、電流消費が大きいことである。最大5Vの振れで50Ωの負荷を駆動するようにこの回路を構成する場合、トランジスタQ1の最小バイアス電流は100mAでなければならない。完全差動バージョンは、それぞれの側で少なくとも100mAを必要とすることになる。ただし、この増幅器は大半の時間、負荷を最大出力で駆動することを要求されず、そのため、バイアス電流の大部分は無駄になる。
したがって、本発明の別の原理は、出力増幅器を適応バイアスして、この増幅器の前の段の利得要件に見合うのに必要なバイアス電流しか消費しないようにすることである。
この原理を、適応バイアス処理による出力段を有する増幅器の実施形態のブロック図である図13に示す。出力段20は、前段19から受け取った入力信号SINを増幅して出力信号SOUTを生成する。この出力段を流れるバイアス電流は、多くの異なるやり方で生成し得る適応バイアス制御信号SSETによって制御される。適応バイアス制御信号として使用するのに適した信号は、前段において内部的に利用可能であるか、前段を駆動するのに使用する利得制御インターフェース内で生成されるか、あるいは、他の何らかの方式によって生成し得る。
好都合には、図12に示す閉ループ・バイアス制御方式の実施形態は、図13に示す適応バイアス制御技術を実施するのに使用し得る。というのは、適応バイアス制御信号は、VSET入力に印加することができ、次いで、図12の回路は、バイアスを所望の設定点に正確かつ自動的に制御することになるからである。ただし、閉ループ制御を提供する実施形態に限定されない他の装置を使用して、この適応バイアス処理技術を実施することもできる。
出力段を適応バイアス処理する原理は、上記で説明した可変減衰システムの1つと組み合わせて用いることができる。例えば、前段が、図4に示すものなどの補間器に基づいている場合、適応バイアス制御信号は、Vまでの、かつVを含む最後のいくつかの補間信号の一連の加算を行うことによって得ることができる。こうすると、利得制御信号VCTRLが増加すると、(補間器からの個々のパルスによるいくらかのリップルが存在するが)累進的に増加する適応バイアス制御信号が生成される。
図14に、可変減衰システムの本発明の原理と、適応バイアス制御を有する出力段の本発明の原理とを組み合わせたシステムの実施形態を示す。可変減衰システム19は、上記で説明した可変減衰システムのいずれかとし得る。好ましくは、利得制御インターフェース21は、以下で説明する比率式電流生成器である。
図14の実施形態では、適応バイアス制御信号は、本出願の発明者による「Linear−in−Decibel Variable Gain Amplifier」という名称の米国特許第5572166号に開示されている指数関数(dB直線性)セル23を使用して実施する。図15に、このような指数関数セルの実施形態を示す。入力信号Iが線形変化すると、出力信号ISETが指数関数的に変化し、次いで、容易にこれを電圧モード信号に変換し、適応バイアス制御信号VSETとして用いることができる。入力信号Iが、図4の補間器18を制御するのに用いられる利得制御信号VCTRLから導出される場合、図12の増幅器内のバイアス電流は、やはりdB直線性利得特性が得られる図4の可変減衰システムの利得要件に見合うようにし得る。
図15に示す指数関数セルの追加の利益は、図4に示す補間器を駆動するのに使用する利得制御インターフェース内に既に存在し得る信号を利用するように容易に適合し得ることである。利得制御インターフェースのいくつかの例は、上記で参照した本出願の発明者による「Interpolator Having Dual Transistor Ranks and Ratiometric Control」という名称の米国特許出願第09/446,050号に記載されている比率式電流生成器である。この出願を参照により組み込む。この出願に完全な細部が示されているが、便宜上、図16に実施形態を示す。
図16を参照すると、図5の制御信号VCTRLを生成するのに用いられる出力信号IOPおよびIONは、利得制御信号Vの変化に応答して比率的に変化する。信号Iは、ミラー・トランジスタQを、所望の極性に応じて、(ここで示す)Q、または(反対の極性を実現するための)Qのベースに結合することによって生成し得る。次いで、電流ミラーを介して図15の指数関数セルに信号Iを結合することができる。
このように、本特許出願の斬新な原理による適応バイアス方式の利点の1つは、前段の要求により出力段を密集行進法でバイアスするために、この適応バイアス方式を可変減衰/利得システムとうまく統合し、それによって、出力段での不必要な電流消費を減少させることができることである(すでに存在する信号を利用するという追加の利益も得られる)。別の改善として、図15の指数関数セル内のQ12のエミッタに直列に抵抗器を配置し得る。動作範囲の下端でこの抵抗器がISETに及ぼす影響は、存在するとしてもわずかであるが、この範囲の上端では、この抵抗器は指数関数を緩やかにし始め、最終的にはこの指数関数を制限して、出力段内のバイアス電流が過剰になることを防ぐ。
図17に、トランスインピーダンス増幅器を改善し、それを可変減衰システムに相乗効果がもたらされるように結びつけるいくつかの追加の本発明の原理を導入した回路の実施形態を示す。
図11の従来型トランスインピーダンス増幅器に伴う追加の問題は、個別トランジスタQ1の交流βが、2GHz以上の周波数で極めて低い(約5程度)ことである。したがって、図17の回路では、複数のトランジスタQ1A、Q1B、Q1C(「Q1群」)およびQ2A、Q2B、Q2C(「Q2群」)からなるダーリントン・タイプの構成を利用して、シャント・フィードバックを加える前に開ループ利得を増加させる。各群のトランジスタのコレクタは、従来型ダーリントン構成で合わせて接続して示すが、他の接続を用いることもできる。例えば、Q1CおよびQ2Cのコレクタをプラスの電源に接続して、Q1群とQ2群の両端間の電圧降下を小さくし、各トランジスタのコレクタからベースに変位電流を流すMiller容量(CJC)の影響を最小限に抑えることができるはずである。ただし、各群の「A」、「B」、「C」のトランジスタを累進的に小さくする場合、Cトランジスタ内の変位電流は、おそらくは問題にならなくなり、そのため、従来型ダーリントン構成を利用して、最大限の出力駆動電流を得ることができる。
図17の増幅器の基本トポロジーは、図12のものと同様であるが、Q1およびQ2のエミッタはここでは、別々の感知抵抗器Rを介して接地に接続され、かつ、2つの小さなエミッタ負帰還抵抗器Rを介して互いに接続されている。電流感知電圧Vは依然として、ここでは負帰還抵抗器R間の中心点に配置されたノードN1のところで得られる。このように配置することにより、2つのトランジスタ群間の電流の分布を不均一にする傾向がある熱の影響を補償する助けとなる。これら2つの群の一方が他方よりも熱くなる場合、熱いほうの群は、不釣り合いな割合の電流を導通させる傾向がある。図17に示す配置により、存在し得る熱的な不均衡に関わらず、トランジスタ間の電流分布が改善される。エミッタ負帰還抵抗器を導入すると、増幅器の線形性も向上するが、その犠牲として、電圧利得が減少し、入力インピーダンス(ZIN)が増大する。ただし、特定の応用例によっては、これらの交換条件は有益になることがある。例えば、入力インピーダンスの場合、ZINの熱安定性がより良好になることによってZINのわずかな増加が相殺されることがあり、そのため、温度変化に対する全体的な利得精度が改善される。
図17の回路の別の本発明の特徴は、増幅器のトランスインピーダンス(この場合にはトランス抵抗)を設定するフィードバック抵抗器Rの構成である。QおよびQのベースに直接戻るように接続するのではなく、これらの抵抗器は、減衰器の出力に接続する。次いで、結合コンデンサCおよびCにより、QおよびQのベースへのAC経路が完成する。減衰器の出力が、減衰器の等電位ノード(例えば、図4でのVBIAS、または図9でのVREF1)に近く、これらの等電位ノードが、電源電圧に近い電圧である場合、抵抗器Rの両端間のDC電圧はほとんどないか、あるいはまったくなく、この経路ではバイアス電流が無駄にならない。
本明細書で説明する他の実施形態の場合と同様に、図17の実施形態で示す本発明の原理は、その特定の細部に限定されるものではない。完全差動回路を示すが、シングルエンド・バージョンにも同じ本発明の原理を適用することができる。同様に、感知抵抗器を使用して増幅器を流れる電流を測定するが、他の電流感知方式も許容可能である。
図18に、本特許のいくつかの追加の斬新な原理による増幅器の別の実施形態を示す。図18の実施形態は、図17の実施形態にある程度類似しているが、ここでは、Q1AおよびQAを流れる電流をそれぞれサンプリングするために、追加のトランジスタQ1DおよびQ2Dが含まれる。Q1DおよびQ2Dのコレクタは、それぞれQ2CおよびQ1Cのエミッタに交差接続される。この交差接続により、増幅器の線形性が改善し得るようにQ2CおよびQ1Cがバイアスされる。それぞれの側に直列に接続された3つのエミッタ・フォロワからなるより簡単な構成を有する図17の実施形態では、入力信号および出力電流が変化すると、各トランジスタのVBEが変化する。このため、出力信号に許容し得ない歪みが生じることがある。しかし、図18の実施形態では、この交差接続がこれらの影響を相殺する助けとなる。
図18に示す実施形態の別の本発明の原理は、DC入力結合を提供することに関するものである。図17の実施形態では、入力結合コンデンサCの効果が低周波数で小さくなり、そのため、増幅器が、ノイズ性能が許容し得ないものになることがある開ループ増幅器として挙動し始める。図18のトランジスQ〜Qおよび抵抗器R〜Rの構成により、増幅器をバイアスする代替技法が得られ、それによって、DCにまで下がる動作周波数が可能になる。適応バイアス増幅器52を、R1を介してQ1Cのベースに接続する代わりに、AC結合コンデンサCの両端間でDC結合を提供するQおよびRのDC結合構成により接続する。トランジスタQ4および抵抗器Rは、他の入力のところで同様の構成で配置する。このDC結合構成は、ダイオード接続トランジスタQおよびQ、ならびに抵抗器R〜Rによって負荷が加えられる。というのは、こうすると、このDC結合によってもたらされることがある非線形性を相殺し得るからである。
図18の回路の別の改善は、抵抗器Rの両端間に接続されたコンデンサCを使用することである。コンデンサCを調節して、増幅器の出力インピーダンスを、例えば50Ωなどの適切な値に設定することができる。以下で論じるように、Cの値は、増幅器に接続し得る任意の入力段の容量とも相互作用する。
電流モードのカスコード駆動
本特許のいくつかの追加の斬新な原理は、電流モード信号でステアリング・コアを駆動することに関するものである。図5に示す実施形態では、補間信号は、電流モード信号IPS1、IPS2、...IPSnとして生成され、次いで、抵抗器Rによって電圧モード信号V、V、...Vに変換される。次いで、これらの電圧モード信号を用いて、図4の実施形態に示すステアリング・コア内のカスコード・トランジスタ(Q〜Q対)を駆動する。多くの応用例では、これにより適切な性能を得ることができるが、これらのカスコード・トランジスタは、電圧モード信号によって駆動すると、ノイズの影響をより受けやすくなることがある。したがって、ノイズの影響の受けやすさを低減するために、電流モード信号でこれらのカスコード・トランジスタを駆動することができる。
ステアリング・コアを電流駆動する一技法は、単に抵抗器Rを取り除き、図5に示す電流ミラーからの出力電流で直接カスコード・トランジスタのベースを駆動することである。こうすると、特に、ステアリング・コア内の段が数個しかない場合に、適切な性能が得られることがある。しかし、段数が多いと、これらの電流ミラー内の出力トランジスタのコレクタから図4の減衰器の右側に向かう漏れ電流により、段から左側に向かう所望の信号を埋もれさせる望ましくない信号が導入されるのに十分な程度にカスコードがオンになることがある。この潜在的な問題を克服するために、漏れ電流が取り去られるように抵抗器Rを依然として回路内に含めることができるが、これらの抵抗値は、カスコード・トランジスタへの信号が依然として実質的に電流モードになるのに十分に大きく選択する。
ステアリング・コアを電流駆動することに伴う別の潜在的な問題は、各カスコード・トランジスタがオンになる程度が、一般に制御しづらいパラメータであるトランジスタの電流利得によって決まることである。この潜在的な問題を克服するために、ステアリング・コアがサーボ構成を利用して、カスコードのベース駆動を閉ループ制御することができる。図19に、本特許出願の斬新な原理によるこのような構成の実施形態を示す。
図19の実施形態では、ステアリング・コアは、図4に示すカスコード・トランジスタ対QA1〜QB1、QA2〜QB2などと、補間器18とを含むが、ここでは、この補間器は、電流信号I、Iなどでこれらのカスコード・トランジスタのベースを駆動する。これら補間器の電流は、バイアス電流IE1を、様々な補間器出力に選択的に方向づけることによって生成される。入力段16は、ベースが入力信号VINAおよびVINBをそれぞれ受け取るように構成され、コレクタがコモン・エミッタ・ノードCEおよびCEにそれぞれ接続されたNPNトランジスタQ16AおよびQ16Bを含む。簡単にするために、ステアリング・コアおよび減衰器の残りの構造は割愛する。Q16AおよびQ16Bのエミッタは、それぞれ抵抗器R16AおよびR16Bを介してノードN16に接続される。監視用抵抗器Rは、ノードN16と接地の間に接続される。サーボ・ループは、オペ・アンプ54の反転入力をN16に接続し、非反転入力を基準信号VREF3に接続し、バイアス電流IE1を生成するように出力を構成することによって完成する。
オペ・アンプ54は、ノードN16における電圧を強制的にVREF3にするのに必要とされるいかなるバイアス電流IE1をも生成することによってループにサーボをかけ、それによって、Rを流れる電流が設定される。カスコード・トランジスタはこのサーボ・ループ内にあるので、このループにより、カスコード・トランジスタの電流利得、ならびに様々なトランジスタ間の不整合が自動的に補償される。
入力の整合および線形化
本特許のいくつかの追加の斬新な原理は、入力インピーダンスの整合および/または入力の線形化に関するものである。これらの原理を、入力が連続的に方向づけされる可変減衰システムの状況で説明するが、本発明の原理は、独立した有用性を有し、他のシステムに応用することができる。
本特許のインピーダンス整合および入力線形化の原理を理解する助けとして、図20に、入力信号用の終端構成を備えた差動ステアリング・コア12Aおよび12Bを示す。差動入力信号VINA、VINBは、25Ωの2つの抵抗器を介して、このステアリング・コアの入力に印加される。ステアリング・コアの入力は、適切なコモン・モード・ノードCMにつなげられる。第1近似として、それぞれの側のステアリング・コアの入力インピーダンスはゼロであると仮定する。そのため、ステアリング・コアのほうを見ているとみなすインピーダンスは50Ωであり、これは、RFシステムで一般に用いられる特性インピーダンスである。しかし、入力信号が整合されず、終端されているので、この構成は非効率的である。すなわち、ステアリング・コアによって利用されているのは入力電流だけであり、利用可能な入力電圧は利用されておらず、そのため、入力信号で利用可能な電力の一部しかステアリング・コアに伝達されない。
さらに、実際の実施形態では、それぞれの側のステアリング・コアの入力インピーダンスはゼロでないことがある。例えば、図4の実施形態に示すものなどのカスコード・トランジスタを、このステアリング・コア内で使用する場合、各トランジスタのエミッタに関連する漸増入力抵抗値rは、ステアリング・コアのほうを見ているとみなされる。これは、信号電流とともに変化する非線形抵抗値である。そのため、トランジスタの入力インピーダンスにより、このシステム内に非線形性がもたらされ、それによって信号が歪むことがある。
図21に、本特許の斬新な原理に従って入力の整合および/または線形性を改善し得る入力システムの実施形態を示す。差動入力信号VINA、VINBは、それぞれ入力端子60および62に印加される。これらの入力端子はそれぞれ、25Ωの抵抗器を介して、2つの端子64および66の一方に接続され、これらの端子64および66は、例えば、ステアリング・コアの入力に接続することができ、それによってこの入力に差動入力電流IINA、IINBが提供される。整合回路56は、端子64および66に接続された2つの出力、ならびに端子60および62に交差接続された2つの入力を有する。この整合回路は、入力電圧をサンプリングし、それを用いて、IINA、IINBに寄与する追加の電流を生成するように設計される。図21の実施形態は、端子64および66に接続された2つの出力、ならびに端子60および62に接続された2つの入力を有する線形化装置58も含む。この線形化装置は、入力電圧をサンプリングし、それを用いて、歪みを相殺する補正をIINA、IINBに付与するように設計される。図21のシステムを整合回路56および線形化装置58とともに示すが、これらの回路および装置はそれぞれ有用性を有し、他方とは独立に動作し得る。これらは、追加の利益が得られるように合わせて実施することもできる。
図22に、本特許の斬新な原理によるいくつかの細部の例を示す整合回路の実施形態を示す。図22の整合回路は、入力端子60および62と出力端子64および66との間に接続された1対の25Ωの抵抗器RA1、RB1を含む。この整合回路は、1対の交差結合したトランジスタQおよびQ、ならびに追加の1対の25Ωの抵抗器RA2およびRB2も含む。QおよびQのコレクタは、端子64および66にそれぞれ接続され、QおよびQのベースは、入力端子60および62にそれぞれ交差接続される。各トランジスタのエミッタは、第2の25Ωの抵抗器対の1つを介してコモン・モード・ノードCMに接続される。
図20の回路の場合と同様に、図22の実施形態における電流IINA、IINBは、RA1およびRB1を介して入力ノードから直接取得される成分を含む。ただし、これらの入力ノードからの電流を使用することに加えて、図22の整合回路は、入力電圧を利用することによって電力整合も行い、それによって電流IINA、IINBに追加の成分が提供される。このように、利用可能な電流および電圧がともに利用される。
図23に、本特許の斬新な原理によるいくつかの細部の例を示す線形化装置の実施形態を示す。図23の線形化装置は、コレクタが端子64および66にそれぞれ接続され、エミッタがそれぞれ抵抗器RA3およびRB3を介してコモン・モード・ノードCMに接続されたトランジスタQおよびQを含む。QおよびQのベースは、端子60および62にそれぞれ直接接続し得る。あるいは、図22に示すものなどの整合回路が含まれる場合、QおよびQのベースは、図23に破線の接続で示すように、QおよびQのエミッタを介して入力電圧を感知するように構成し得る。この構成により、QおよびQ内の定在電流を小さくすることができる。
別の改善として、RA1およびRB1の値を、25Ωから信号電流のある公称値でのrを引いたものに設定して、例えば、線形化装置に接続されたステアリング・コア内で使用し得るカスコード・トランジスタの入力インピーダンスを補償することができる。抵抗器RA1およびRB1ならびにRA2およびRB2は、25Ωの抵抗器として示されていることにも留意されたい。というのは、これらが合成されて、RFシステムで広く用いられている50Ωの特性インピーダンスが形成されるからである。ただし、本特許の斬新な原理は、特定の値を有する抵抗器に限定されるものではなく、他の任意の適切な値を用いることもできる。
図24に、本特許の斬新な原理によるカスコード・ベース駆動の閉ループ・サーボ制御によるインピーダンス整合と入力線形化を組み合わせた入力システムの実施形態を示す。図24の実施形態は、図23に示すものに類似の整合回路および線形化装置を含む。ただし、図24の実施形態は、図19に示す補間器バイアス電流IE1を生成するオペ・アンプ54として動作するように構成し得るトランジスタQ205も含む。Q205のエミッタは、例えばステアリング・コアの入力端子64と66の間に接続された抵抗分割器R206、R207の中点のところのノードN205に接続される。抵抗器R205は、N205とコモン・モード・ポイントCMとの間に接続される。Q205のベースは、好ましくは正確な基準電圧よりも大きく整合されたVBEに設定された基準信号VREF4に接続され、それによって、ノードN205は、正確な基準電圧で維持される。補間器バイアス電流IE1は、Q205のコレクタに直接結合することができ、この場合、このバイアス電流は、図19の実施形態における抵抗器Rではなく、R205の値によって設定される。
図24の実施形態に示す別の改善は、QAとQBのエミッタ間に接続されたプリエンファシス・コンデンサCPEを使用することである。このコンデンサは、高周波数での整合回路の利得を変更して、ノイズ性能を改善することができ、広い周波数範囲にわたって入力インピーダンスをより平坦にすることもできる。
図25に、本特許の斬新な原理による補間器信号のサーボ制御を提供する構成の別の実施形態を示す。図24に示すように、Q205から直接補間器バイアス電流IE1を生成するのではなく、その代わりにIE1は、電流ミラー72の一方の入力に送られる。加算電流ISUMは、この電流ミラーの他方の入力に送られる。ISUMは、ノードN4のところで、各抵抗器Rからの電流を加算することによって生成される。上記で論じたように、抵抗器Rは、電流ミラーからの漏れ電流が、ステアリング・コア内のトランジスタをオンにしないようにするためのものである。ただし、抵抗器Rを使用して、補間器電流の尺度を提供することもできる。
基準電流IREFは、ノードN3のところでEMM端子に送られる。このEMM端子は、補間器バイアス入力と電流ミラーの間のノードN2にも接続される。この電流ミラーの構成は、ノードN2とN3の間を流れる電流INULLをゼロにする電流モードのオペ・アンプとみなすことができる。IE1とISUMを均衡させることによって、IE1の不確定性がなくなり、IREFによってその精度を求めることができる。この構成により、図24のQ205のベース−エミッタ電圧の変動によって生じる誤差もなくなる。
図25の実施形態に示す別の改善は、電流ミラーとステアリング・コア内のカスコード・トランジスタのベースとの間で直列抵抗器Rを使用することである。これらの抵抗器により、電流ミラーに関連する容量の影響を小さくすることによって、特に高周波数で、コモン・モード除去を改善し得る。この例では、他の図面との一貫性のために補間器信号をV1、V2、...V3と示すが、これらの信号は実際には電流モード信号であることに留意されたい。
利得インターフェースの精度および制限
本特許のいくつかの追加の斬新な原理は、利得インターフェースの精度を改善することおよび/またはある種の状態下で利得インターフェースの出力を制限することに関するものである。これらの斬新な原理は、本特許の他の斬新な原理と独立の有用性を有し、他のシステムに適用することができる。
上記で論じたように、図16に、図5に示すものなどの補間器を駆動するのに使用し得る比率式利得制御インターフェースを示す。トランジスタQとQを整合させて、これらのαを相殺することによって、制御電流IOPとIONの比を極めて正確なものにすることができる。ただし、これらの電流の絶対尺度は、回路に導入されたときには相殺されないαの影響を受けやすい基準電流IREFによって決まる。
図26に、本特許の斬新な原理による基準電流源を示す。図26の電流源は、基準トランジスタQREFのエミッタに接続されたエミッタ抵抗器RREFの両端間の正確な基準信号VREF5を生成する基準セル68を含む。QREFのベースは、やはりエミッタ抵抗器Rを有する複製トランジスタQのベースに接続される。こうすると、Qのエミッタ内に強制的に電流が生じ、これを「真」のIREFと称することがある。ただし、Qのαのために、Qを流れるコレクタ電流はこの時点で、IREFのα倍、すなわち、「αIREF」になる。次いで、電流αIREFを、好ましくは高精度電流ミラー70を介して図16の利得インターフェースに伝達し、それを、その前にこの回路で使用した「真」のIREFの代わりに使用することができる。このように、IREFの代わりにαIREFを使用することによって、この利得インターフェースの倍率をαと無関係にすることができる。
のベースにおける電圧は、例えばVREF4など、他の目的の基準信号の好都合な供給源として用いることもできる。
図16の回路では、Qを流れる電流IONは、IREFの値が固定されているので、利得制御信号Vがその範囲の一方の端部に達したときに本質的に制限され、Qは、IREFに倍率をかけたものより小さくなることができない。しかし、Qを流れる電流IOPは、利得制御信号Vがある種の公称最大値に達した後でも増加し続けることがある。というのは、QがIREFをすべて消費した後でも、オペ・アンプ54が、Qへのベース駆動を継続して増加させることができるからである。
がある種の値に達した後で、IOPが上昇し続けるのを防ぐことができる本特許の斬新な原理による一技法は、QまたはQを流れる電流がゼロに達する時点を感知し、次いで、Qのベース駆動のさらなる増加を防ぐことである。QまたはQを流れる電流を感知することは、任意の適切な技法によって実現し得るが、1つの特に有用な技法は、QおよびQのコレクタのところのコモン・コレクタ・ノードNCCにおける電圧を感知することである。これは、Qを流れる電流がゼロに達するときにノードNCCにおける電圧が下がるので、実施するのが容易である。
図27に、本特許の斬新な原理による利得制御インターフェースの実施形態を示す。図27の電流源は、図16のものに類似しているが、コモン・コレクタ・ノードNCCからオペ・アンプ54へのSENSE接続を含む。このオペ・アンプは、ノードNCCにおける電圧が降下するのを感知したときに、Qへのベース駆動が増加するのを阻止するように構築され配置される。これは、例えば、図28に示すオペ・アンプの実施形態で示すように、SENSE信号に応答して、オペ・アンプの出力段からの駆動電流を分流することによって実施し得る。
図27の実施形態は、QおよびQのエミッタとコレクタの間で交差接続された1対の抵抗器REVも含み、それによって、これらのデバイスにおけるアーリー電圧の影響が相殺される。
上記で開示した本発明の原理はそれぞれ、独立の有用性を有する。さらに、これらの原理の一部または全部を相乗効果がもたらされるように組み合わせて、数GHz範囲にまで及ぶ周波数で、低ノイズ、低相互変調、かつ高線形性で動作し得る堅固な高出力出力段を生成することができる。
電流モードまたは電圧モードの信号として実施した特定の信号により、本特許出願で開示した実施形態の一部を説明してきたが、本発明の原理は、電圧、電流、または他のもののいずれで特徴づけられるかに関わらず、他のタイプの信号も企図している。同様に、具体的にN型、P型などとしていくつかの半導体領域を説明したが、異なる極性を利用することができる。好ましい実施形態を示すために特定の幾何的なデバイス配置の一部を示したが、他の多くの構造が可能であり、本特許出願の斬新な原理に従って、他のものを考案し得る。
以上、多くの本発明の原理を説明してきたが、それぞれの原理は、独立の有用性を有する。場合によっては、互いに様々な組合せでこれらの原理を利用すると、追加の利益が実現される。
そのため、本明細書で説明した実施形態は、本発明の概念から逸脱することなく、構成および細部の点で改変することができる。したがって、このような変更および改変は、添付の特許請求の範囲の範囲に含まれるとみなされる。
本発明は、以下に示す各態様を採ることができる。
(1)減衰器の複数の入力に信号を連続的に方向づけることを含む、信号を減衰させる方法。
(2)前記減衰器の複数の入力に前記信号を連続的に方向づけることは、前記減衰器の離散入力間で前記信号を連続的に補間することを含む、(2)に記載の方法。
(3)前記減衰器の複数の入力に前記信号を連続的に方向づけることは、前記減衰器の連続入力に沿って前記信号を方向づけることを含む、(1)に記載の方法。
(4)前記減衰器の複数の入力に前記信号を連続的に方向づけることは、前記減衰器の連続入力に沿った離散ポイント間で前記信号を連続的に補間することを含む、(1)に記載の方法。
(5)前記減衰器の連続入力に沿って前記信号を方向づけることは、
前記連続入力のところでキャリア・ドメインを生成することと、
前記連続入力に沿って前記キャリア・ドメインを移動させることとを含む、(3)に記載の方法。
(6)信号を減衰させる手段と、
前記減衰手段の複数の入力に前記信号を連続的に方向づける手段とを備える、可変減衰システム。
(7)前記信号を連続的に方向づける前記手段は、前記減衰器の離散入力間で前記信号を連続的に補間する手段を備える、(6)に記載のシステム。
(8)前記信号を連続的に方向づける前記手段は、前記減衰器の連続入力に沿って前記信号を方向づける手段を備える、(6)に記載のシステム。
(9)前記信号を連続的に方向づける前記手段は、前記減衰器の連続入力のポイント間で前記信号を連続的に補間する手段を備える、(6)に記載のシステム。
(10)第2の信号を減衰させる第2の手段と、
前記第2減衰手段の複数の入力に前記第2信号を連続的に方向づける第2の手段とをさらに備える、(6)に記載のシステム。
(11)入力信号を受け取るように配置された第1縁部および前記第1縁部の反対側の第2縁部を有する抵抗性層と、
前記抵抗性層の両端に配置された第1および第2の終端接点と、
前記抵抗性層の前記第2縁部に沿って配設された接地接点とを備える、減衰器。
(12)前記抵抗性層は半導体材料を含む、(11)に記載の減衰器。
(13)前記半導体材料は、半導体デバイス内の埋込層を含む、(12)に記載の減衰器。
(14)前記抵抗性層は、端部間で約74単位の長さを有し、縁部間で約12単位の幅を有する、(11)に記載の減衰器。
(15)複数の入力を有する減衰器回路網と、
一連の補間信号に応答して前記減衰器回路網の前記複数の入力間で入力信号を連続的に補間するように配置された一連のステアリング・トランジスタと、
制御信号に応答して前記補間信号を生成するように構築され配置された補間器とを備える、可変減衰システム。
(16)前記減衰器回路網は、抵抗ラダー回路網を含む、(15)に記載のシステム。
(17)前記抵抗ラダー回路網は、R2R回路網を含む、(16)に記載のシステム。
(18)前記複数のトランジスタは、複数のカスコード・トランジスタを含む、(15)に記載のシステム。
(19)前記カスコード・トランジスタはそれぞれ、前記減衰器の前記複数の入力の対応する入力に結合された第1端子と、コモン・ノードに結合された第2端子と、補間信号を受け取るように結合された第3端子とを有する、(18)に記載のシステム。
(20)前記補間器は、一連の部分切替電流を生成するように配置されたトランジスタの階層を含み、前記一連のステアリング・トランジスタは、前記部分切替電流を空間的に増幅するように構成される、(15)に記載のシステム。
(21)前記ステアリング・コアに結合された入力段をさらに備える、(15)に記載のシステム。
(22)前記入力段はトランスコンダクタンス段を含む、(21)に記載のシステム。
(23)前記減衰器に結合された出力段をさらに含む、(15)に記載のシステム。
(24)前記出力段はトランスインピーダンス段を含む、(23)に記載のシステム。
(25)複数の入力を有する第2の減衰器回路網と、
前記一連の補間信号に応答して前記第2減衰器回路網の前記複数の入力間で第2の入力信号を連続的に補間するように配置された第2の一連のステアリング・トランジスタとをさらに備える、(15)に記載のシステム。
(26)入力周辺部を有する連続型減衰器と、
前記減衰器の前記入力周辺部に沿って配設された一連のステアリング・トランジスタとを備える、可変減衰システム。
(27)前記一連のステアリング・トランジスタは、一連の補間信号に応答して前記減衰器回路網の前記入力周辺部に沿った複数のポイント間で入力信号を連続的に補間するように配置される、(26)に記載のシステム。
(28)前記一連のステアリング・トランジスタに結合され、制御信号に応答して前記補間信号を生成するように構築され配置された補間器をさらに備える、(26)に記載のシステム。
(29)前記連続型減衰器は、半導体材料の埋込層として製作される、(26)に記載のシステム。
(30)前記一連のステアリング・トランジスタは、前記埋込層の上部に製作される、(29)に記載のシステム。
(31)前記ステアリング・トランジスタは、バイポーラ接合トランジスタを含み、
前記埋込層は、前記ステアリング・トランジスタのサブ・コレクタとして機能する、(30)に記載のシステム。
(32)前記減衰器およびステアリング・トランジスタは、単一分離トレンチ内に製作される、(26)に記載のシステム。
(33)前記入力周辺部は、前記減衰器の第1縁部を含み、前記減衰器は、
前記第1縁部の反対側に第2縁部を有する抵抗性層と、
前記抵抗性層の両端に配置された第1および第2の終端接点と、
前記抵抗性層の前記第2縁部に沿って配設された接地接点とを備える、(26)に記載のシステム。
(34)入力周辺部を有する第2の連続型減衰器と、
前記第2減衰器の前記入力周辺部に沿って配設された第2の一連のステアリング・トランジスタとをさらに備える、(26)に記載のシステム。
(35)前記減衰器は、半導体材料の埋込層を含み、
前記第1および第2の一連のステアリング・トランジスタは、前記埋込層の両縁部に沿って配設される、(34)に記載のシステム。
(36)前記埋込層の中心線に沿って配設された接地接点をさらに備える、(35)に記載のシステム。
(37)入力周辺部を有する連続型減衰器と、
前記入力周辺部に沿った移動可能な場所で、前記減衰器に信号電流を結合するように構築され配置されたステアリング・コアとを備える、可変減衰システム。
(38)前記移動可能な場所は、キャリア・ドメインの重心を含む、(37)に記載のシステム。
(39)前記ステアリング・コアは、前記減衰器の前記入力周辺部のところでキャリア・ドメインを生成するように構築され配置された分布トランジスタを含む、(37)に記載のシステム。
(40)前記減衰器は、第1の極性の第1の半導体領域を含み、
前記ステアリング・コアは、前記第1領域に隣接し、かつ、前記減衰器の前記入力周辺部に沿って配設された第2の極性の第2の半導体領域を有する分布トランジスタを含む、(37)に記載のシステム。
(41)前記分布トランジスタは、前記第2領域に隣接し、かつ、前記減衰器の前記入力周辺部に沿って配設された前記第1極性の第3の半導体領域をさらに含む、(40)に記載のシステム。
(42)前記第1、第2、および第3の半導体領域は、それぞれバイポーラ接合トランジスタのコレクタ、ベース、およびエミッタを形成する、(41)に記載のシステム。
(43)前記第2半導体領域は、両端に配置されたベース接点を有する、(42)に記載のシステム。
(44)前記トランジスタの前記ベースに連続電流シートを提供するように配置された分布電流源をさらに備える、(42)に記載のシステム。
(45)前記分布電流源は、分布MOSトランジスタを含む、(44)に記載のシステム。
(46)前記第2半導体領域は、前記MOSトランジスタのドレインとして機能する、(45)に記載のシステム。
(47)前記入力周辺部は、前記減衰器の第1の縁部を含み、前記減衰器は、
前記第1縁部の反対側に第2の縁部を有する抵抗性層と、
前記抵抗性層の両端に配置された第1および第2の終端接点と、
前記抵抗性層の前記第2縁部に沿って配設された接地接点とを備える、(37)に記載のシステム。
(48)入力周辺部を有する第2の連続型減衰器と、
前記第2減衰器の前記入力周辺部に沿った移動可能な場所で、前記第2減衰器に第2の信号電流を結合するように構築され配置された第2のステアリング・コアとをさらに備える、(37)に記載のシステム。
(49)前記ステアリング・コアは、
中心線からそれぞれ反対方向に流れる2つの電流シートを生成するように構築され配置された2つの分布電流源と、
前記分布電流源の両側に配置された2つの分布バイポーラ接合トランジスタとを備え、前記各分布バイポーラ接合トランジスタのベースは、前記分布電流源の対応するほうから前記電流シートを受け取るように構成される、(48)に記載のシステム。
(50)前記減衰器は、前記中心線の両側に配置され、前記分布バイポーラ接合トランジスタの対応するほうに結合される、(49)に記載のシステム。
(51)前記減衰器およびステアリング・コアは、
中心線に沿って配置されたソース領域と、
前記中心線の両側に、前記ソース領域に隣接して配置された2つのゲート領域と、
前記中心線の両側に、前記ゲート領域のそれぞれ対応するほうに隣接して配置された2つのドレイン/ベース領域と、
前記中心線の両側に、前記ドレイン/ベース領域のそれぞれ対応するほうに隣接して配置された2つのエミッタ領域と、
前記中心線の両側に、前記ドレイン/ベース領域のそれぞれ対応するほうに隣接して配置された2つの減衰器領域とを含む、(48)に記載のシステム。
(52)前記減衰器およびステアリング・コアは、単一分離トレンチ内に製作される、(37)に記載のシステム。
(53)増幅器であって、
前段と、
前記前段に結合され、前記前段からの入力信号に応答して出力信号を生成するように構築され配置された出力段とを備え、前記出力段はバイアス電流を有し、前記増幅器はさらに、
前記出力段に結合され、前記入力信号の振幅に応答して前記バイアス電流を制御するように構築され配置された適応バイアス制御回路を備える、増幅器。
(54)バイアス電流を有する出力段を動作させる方法であって、前記出力段に印加される入力信号の振幅に応答して前記バイアス電流を適応制御することを含む、方法。
(55)増幅器であって、
前段と、
前記前段に結合され、前記前段からの入力信号に応答して出力信号を生成するように構築され配置された出力段とを備え、前記出力段はバイアス電流を有し、前記増幅器はさらに、
前記入力信号の振幅に応答して前記バイアス電流を適応制御する手段を備える、増幅器。
連続補間減衰器に基づく先行技術の可変利得増幅器を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部に従って構築された可変減衰システムの第1実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部による可変減衰システムの完全差動型実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部に従って構築された可変利得増幅器の詳細な実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部に従ってステアリング・コアと補間器を統合する構成を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部による連続構造を有する減衰器の実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部による連続型減衰器および離散ステアリング・コアを有する可変減衰システムの実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部に従って減衰器およびステアリング・コアがともに連続構造として実施される可変減衰システムの実施形態を示す図である。 本特許出願の斬新な原理の一部による完全集積型可変利得増幅器の実施形態を示す図である。 図9の連続型減衰器の入力に沿って移動するキャリア・ドメインの電流密度の形状を示す図である。 先行技術のトランス抵抗増幅器を示す図である。 本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理に従って構築された出力段の実施形態を示す図である。 本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理による適応バイアス処理を有する出力段の実施形態を示す図である。 本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理に従って、可変減衰システムと、適応バイアス制御を有する出力段とを組み合わせたシステムの実施形態を示す図である。 先行技術の指数関数セルを示す図である。 図4および図5に示す補間器を駆動するのに適した比率式利得インターフェースを示す図である。 本特許出願のいくつかの追加の斬新な原理による、トランスインピーダンス増幅器の実施形態と、このトランスインピーダンス増幅器を可変減衰システムに結びつける方式とを示す図である。 本特許のいくつかの追加の斬新な原理による増幅器の別の実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理によるサーボ構成の実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による終端構成を備えた差動ステアリング・コアを示す図である。 本特許の斬新な原理による入力システムの実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による整合回路の実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による線形化装置の実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による入力システムの実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による補間器信号のサーボ制御を提供する構成の別の実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理による基準電流源を示す図である。 本特許の斬新な原理による利得制御インターフェースの実施形態を示す図である。 本特許の斬新な原理に従って、感知信号に応答して出力段からの駆動電流を分流するように構成された演算増幅器の実施形態を示す図である。

Claims (20)

  1. 少なくとも3つの入力を有する減衰器と、
    電流の形で1つの信号を受け、前記減衰器の前記少なくとも3つの入力に前記信号を連続的に方向づけるように構築され配置されたステアリング・コアとを備える、システム。
  2. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は離散的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記離散入力間で前記信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は連続的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記連続入力に沿って前記信号を方向づけるように構築され配置される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は連続的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記連続入力のポイント間で前記信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記減衰器は離散構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記減衰器は連続構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記ステアリング・コアは離散構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記ステアリング・コアは連続構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記減衰器は離散構造を含み、前記ステアリング・コアは離散構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記減衰器は連続構造を含み、前記ステアリング・コアは離散構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記減衰器は連続構造を含み、前記ステアリング・コアは連続構造を含む、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記減衰器は離散構造を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記少なくとも3つの入力間で前記信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記減衰器は連続構造を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記少なくとも3つの入力間で前記信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項1に記載のシステム。
  14. 少なくとも3つの入力を有する第2の減衰器と、
    電流の形で前記信号とは異なる1つの第2の信号を受け、前記第2の減衰器の前記少なくとも3つの入力に前記第2の信号を連続的に方向づけるように構築され配置された第2のステアリング・コアとをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  15. 少なくとも3つの入力を有する減衰器と、
    前記減衰器の前記少なくとも3つの入力に信号を連続的に方向づけるように構築され配置されたステアリング・コアと、
    1つの電圧信号を1つの電流信号に変換するように構築され配置された入力段と、を備え、
    前記ステアリング・コアは、前記減衰器の前記少なくとも3つの入力に前記電流信号を連続的に方向づけるように構築され配置される、システム。
  16. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は離散的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記離散入力間で前記電流信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は連続的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記連続入力に沿って前記電流信号を方向づけるように構築され配置される、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記減衰器の前記少なくとも3つの入力は連続的な入力を含み、
    前記ステアリング・コアは、前記連続入力のポイント間で前記電流信号を連続的に補間するように構築され配置される、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記減衰器の出力に結合された出力段をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
  20. 前記電流信号は差動信号を含み、
    前記減衰器は2つの減衰器部分を備え、
    前記ステアリング・コアは2つのステアリング・コア部分を備える、請求項15に記載のシステム。
JP2006518916A 2003-07-07 2004-07-07 システム Expired - Fee Related JP4601615B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US48568303P 2003-07-07 2003-07-07
PCT/US2004/021948 WO2005008904A2 (en) 2003-07-07 2004-07-07 Variable attenuation system having continuous input steering

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007529149A JP2007529149A (ja) 2007-10-18
JP4601615B2 true JP4601615B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=34079154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006518916A Expired - Fee Related JP4601615B2 (ja) 2003-07-07 2004-07-07 システム

Country Status (5)

Country Link
US (3) US7382190B2 (ja)
EP (1) EP1645040B1 (ja)
JP (1) JP4601615B2 (ja)
CN (1) CN1830138B (ja)
WO (1) WO2005008904A2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072188B2 (en) * 2002-10-29 2006-07-04 Arctic Cat Inc. Power distribution module for personal recreational vehicle
US7323933B2 (en) 2005-04-07 2008-01-29 Analog Devices, Inc. Vector modulator having attenuators with continuous input steering
US7546101B2 (en) * 2006-04-19 2009-06-09 Scientific-Atlanta, Inc. Variable attenuation of broadband differential signals using PIN diodes
US7492235B2 (en) * 2006-10-25 2009-02-17 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte. Ltd. Transmission line transistor attenuator
EP2147322B1 (en) 2007-05-14 2013-03-06 Hittite Microwave Corporation Rf detector with crest factor measurement
US7812673B1 (en) 2007-10-03 2010-10-12 Analog Devices, Inc. Amplifier having input/output cells with discrete gain steps
TWI346451B (en) * 2008-02-20 2011-08-01 Novatek Microelectronics Corp Amplification circuits with function of voltage interpolation
CN101527549B (zh) * 2008-03-04 2011-04-13 联咏科技股份有限公司 具电压内插功能的放大器电路
EP2110946A1 (en) * 2008-04-18 2009-10-21 STMicroelectronics (Grenoble) SAS Differential RF amplifier
KR20100122512A (ko) * 2008-07-17 2010-11-22 아사히 가세이 파마 가부시키가이샤 질소 함유 이환성 복소환 화합물
US20100182092A1 (en) * 2009-01-19 2010-07-22 Tremblay John C Power sensitive variable attenuator
DE102010001154A1 (de) * 2010-01-22 2011-07-28 Robert Bosch GmbH, 70469 Vorrichtung und Verfahren zur Erzeugung eines Stromimpulses
US8174318B2 (en) 2010-01-28 2012-05-08 Analog Devices, Inc. Apparatus and method for providing linear transconductance amplification
US8963634B2 (en) 2012-02-28 2015-02-24 Qualcomm Incorporated Load current sensing
CN103840792A (zh) * 2013-08-14 2014-06-04 北京数码视讯科技股份有限公司 信号衰减器
US9755602B2 (en) 2014-04-22 2017-09-05 Analog Devices Technology Broadband microwave variable gain up-converter
US10014846B2 (en) * 2014-06-25 2018-07-03 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Increasing output amplitude of a voltage-mode driver in a low supply voltage technology
US9608582B2 (en) 2015-04-24 2017-03-28 Dialog Semiconductor (Uk) Limited Method for an adaptive transconductance cell utilizing arithmetic operations
CN106374850B (zh) * 2015-07-24 2019-05-07 江苏林洋能源股份有限公司 一种压控连续可调衰减电路
CN110312922B (zh) 2017-02-16 2023-11-03 皇家飞利浦有限公司 粒子表征装置和方法
US10270393B1 (en) * 2018-03-22 2019-04-23 Linear Technology Holding Llc Transconductance amplifier with nonlinear transconductance and low quiescent current
US11025212B1 (en) * 2019-12-20 2021-06-01 Tower Semiconductors Ltd. Operational transconductance amplifier and a method for converting a differential input voltage to a differential output current
US11075607B1 (en) * 2020-08-28 2021-07-27 Realtek Semiconductor Corp. High-speed differential transimpedance amplifier and method thereof
CN113608000B (zh) * 2021-07-19 2023-03-28 深圳麦科信科技有限公司 差分电路、差分探头和示波器组件
US11664814B2 (en) 2021-08-30 2023-05-30 Analog Devices International Unlimited Company Voltage interpolator

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US564431A (en) 1896-07-21 Half to wilbur f
JPS5312352B2 (ja) * 1972-09-04 1978-04-28
FR2448193B1 (fr) * 1979-02-01 1985-12-06 Michel Andre Attenuateur electronique multivoies a reglages memorises et a visualisation par diodes electroluminescentes
NL7908411A (nl) * 1979-11-19 1981-06-16 Philips Nv Electronische differentiaal regelaar.
US5077541A (en) * 1990-08-14 1991-12-31 Analog Devices, Inc. Variable-gain amplifier controlled by an analog signal and having a large dynamic range
US5432478A (en) 1994-01-21 1995-07-11 Analog Devices, Inc. Linear interpolation circuit
EP0744829B1 (en) * 1995-05-22 2003-01-15 STMicroelectronics S.r.l. A high-pass filter, particularly for cancelling out the offset in a chain of amplifiers
US5572166A (en) 1995-06-07 1996-11-05 Analog Devices, Inc. Linear-in-decibel variable gain amplifier
JPH09135127A (ja) * 1995-11-07 1997-05-20 Nec Corp 電力増幅器
US5684431A (en) 1995-12-13 1997-11-04 Analog Devices Differential-input single-supply variable gain amplifier having linear-in-dB gain control
US5861777A (en) * 1997-07-02 1999-01-19 Motorola, Inc. Method and apparatus for compensation of phase distortion in power amplifiers
US6046640A (en) * 1997-11-07 2000-04-04 Analog Devices, Inc. Switched-gain cascode amplifier using loading network for gain control
US6084472A (en) 1997-12-15 2000-07-04 Analog Devices, Inc. Multi-tanh triplet with optimal biasing
JP4085475B2 (ja) * 1998-06-26 2008-05-14 ソニー株式会社 増幅回路
US6329865B1 (en) * 1999-03-18 2001-12-11 Maxim Integrated Products, Inc. Linearized transconductance cell
US6680640B1 (en) * 1999-11-11 2004-01-20 Broadcom Corporation High linearity large bandwidth, switch insensitive, programmable gain attenuator
US6489849B1 (en) * 1999-12-17 2002-12-03 Analog Devices, Inc. Interpolator having dual transistor ranks and ratiometric control
US6429720B1 (en) 2000-05-12 2002-08-06 Analog Devices, Inc. RMS-DC converter using a variable gain amplifier to drive a squaring cell
CN1142627C (zh) * 2000-01-26 2004-03-17 华为技术有限公司 数字工艺的电流模式步进衰减控制电路
US6348829B1 (en) 2000-02-28 2002-02-19 Analog Devices, Inc. RMS-DC converter having detector cell with dynamically adjustable scaling factor
US6445248B1 (en) * 2000-04-28 2002-09-03 Analog Devices, Inc. Low noise amplifier having sequentially interpolated gain stages
WO2002003543A1 (fr) * 2000-06-30 2002-01-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Amplificateur haute frequence
FR2817408B1 (fr) * 2000-11-30 2003-03-21 St Microelectronics Sa Ensemble commandable de sources de courant
FR2818466B1 (fr) * 2000-12-15 2003-04-04 St Microelectronics Sa Amplificateur a entree et sortie differentielles a gain variable
JP3544950B2 (ja) * 2001-03-15 2004-07-21 Necマイクロシステム株式会社 可変利得増幅回路
US6859102B2 (en) * 2001-09-27 2005-02-22 Powerq Technologies, Inc. Amplifier circuit and method
US7323933B2 (en) 2005-04-07 2008-01-29 Analog Devices, Inc. Vector modulator having attenuators with continuous input steering

Also Published As

Publication number Publication date
US7782139B2 (en) 2010-08-24
WO2005008904A3 (en) 2006-05-11
US7382190B2 (en) 2008-06-03
EP1645040A4 (en) 2007-12-26
CN1830138A (zh) 2006-09-06
US20050030121A1 (en) 2005-02-10
JP2007529149A (ja) 2007-10-18
CN1830138B (zh) 2012-06-06
EP1645040B1 (en) 2018-09-05
US8183924B2 (en) 2012-05-22
WO2005008904A2 (en) 2005-01-27
EP1645040A2 (en) 2006-04-12
US20100237940A1 (en) 2010-09-23
US20090009249A1 (en) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4601615B2 (ja) システム
US8497735B2 (en) Vector modulator having attenuators with continuous input steering
JP5377676B2 (ja) 高直線性デジタル可変利得増幅器
JPH08316748A (ja) 差動増幅器およびそれを使用する調節可能な直交位相シフタ
US6104244A (en) Amplifier having a rail-to-rail output stage
JP3664010B2 (ja) アナログ・スイッチ回路
JP2622321B2 (ja) 高周波数クロス接合折返しカスコード回路
JPH02104007A (ja) 高周波増幅器用入力回路
JPS6333727B2 (ja)
US7196577B2 (en) Amplifier with capacitor selection
EP1352466B1 (en) A fully differential, variable-gain amplifier and a multidimensional amplifier arrangement
GB2378068A (en) A bipolar differential amplifier with a tail resistor
RU2053592C1 (ru) Усилитель
JPS60134514A (ja) 可変移相回路
JP3063124B2 (ja) 増幅回路
GB2356307A (en) A low-noise wideband RF differential cascode amplifier with matched input impedance
JPH10224162A (ja) 利得可変増幅回路および半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081128

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100430

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4601615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees