JP4601186B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,表示手段と,同期信号の入力の有無を検出する同期信号検出手段と,前記同期信号検出手段の検出結果に従って電源からの電力の供給状態を制御する電源制御手段と,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが予め定められた複数の表示モードのうちいずれであるかを前記同期信号に基づいて検出する表示モード検出手段とを備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスプレイの電源管理を行うための規格の一つに,業界団体VESA(Video Electoronics Standards Association)により策定されたDPMS(Display Power Management Signaling)がある。DPMSに対応したディスプレイでは,パーソナルコンピュータから供給される同期信号が無くなった事を検出すると,表示系回路への電力供給をオフしたり,同期信号の検出系の回路を除いた他の回路への電力供給をオフしたりする。また,全ての回路への電力供給をオフする方法も考えられる。
パーソナルコンピュータから供給される同期信号は,例えばパーソナルコンピュータに対して所定時間操作がなされなかったときに,パーソナルコンピュータからディスプレイに供給されなくなる。また,パーソナルコンピュータ上のOS(Operating System)をシャットダウンし,パーソナルコンピュータの電源を切断した際にも,同期信号は供給されなくなる。
表示系回路への電力供給や,同期信号の検出系の回路を除いた他の回路への電力供給をオフする場合,パーソナルコンピュータから再び同期信号が供給されるようになると,当該回路に電力供給が行われ,パーソナルコンピュータからの表示信号に従って画面がディスプレイに表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように,パーソナルコンピュータ上のOSをシャットダウンしてパーソナルコンピュータの電源を切断すると,同期信号の供給が無くなるため,表示系回路への電力供給や,同期信号の検出系の回路を除いた他の回路への電力供給がオフされる。この場合,パーソナルコンピュータに再び電源が投入されるまで,パーソナルコンピュータからディスプレイに同期信号が供給されない。
パーソナルコンピュータの電源が切断されている状態においては,パーソナルコンピュータからディスプレイに表示信号が供給されることはないのであるから,復帰に備えて一部の回路への電力供給を維持していても,その電力は無駄に消費されることになる。従来のディスプレイでは,その無駄を避けるために,利用者がディスプレイの電源スイッチを操作して,ディスプレイの電源を切断する必要があった。
また,全ての回路への電力供給をオフする方法の場合,前記所定時間経過後直ぐにパーソナルコンピュータからの表示信号に従った画面をディスプレイに表示させるときでも,利用者がディスプレイの電源スイッチを操作することになり,面倒である。
このように従来の表示装置では,表示装置の省電力のためにパーソナルコンピュータから同期信号が供給されなくなったのか,パーソナルコンピュータの電源が切断されたために,パーソナルコンピュータから同期信号が供給されていないのかを区別することができないために不都合が生じることがあった。
本発明は,このような従来の技術における課題を鑑みてなされたものであり,パーソナルコンピュータの電源が切断される前に表示モードが切り換えられる場合には,その切換えを検出して,表示装置の省電力のために同期信号が供給されなくなったのか,パーソナルコンピュータの電源が切断されたために同期信号が供給されていないのかを区別することにより,電源スイッチの操作の必要性を抑えて利便性を向上させた表示装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために,本発明は,表示手段と,パーソナルコンピュータから供給される垂直同期信号及び水平同期信号を含む同期信号の入力の有無を検出する同期信号検出手段と,前記同期信号検出手段の検出結果に従って電源からの電力の供給状態を制御する電源制御手段と,前記表示手段に表示させる画面の表示モードがVGA(Video Graphics Array)モードを含む予め定められた複数の表示モードのうちいずれであるかを前記同期信号に基づいて検出する表示モード検出手段とを備えた表示装置であって,前記電源制御手段が,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記複数の表示モードのうちの所定の表示モードになったことが前記表示モード検出手段により検出されてから設定時間内に前記同期信号検出手段により前記同期信号の入力ががある状態から入力のない状態に状態変化したことが検出された場合に,前記電源からの電力供給をオフにし,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記VGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されることなく前記同期信号検出手段により前記状態変化が検出された場合に,電力供給を抑えるDPMS(Display Power Management Signaling)モードで前記電源を動作させてなる表示装置として構成されている。
本発明に係る表示装置では,表示手段に表示させる画面の表示モードが予め定められた複数の表示モードのうちのVGAモードになったことが検出されてから,設定時間内に,同期信号の入力がなくなったことが検出されると,電源からの電力供給がオフにされる。
前記表示装置に同期信号を供給することになる多くのパーソナルコンピュータでは,パーソナルコンピュータの電源が切断される際には,その前の表示モードがSVGA(Super Video Graphics Array)モードや,XGA(eXtended Graphics Array) モードなどであっても,一旦初期化が行われて表示モードが短時間VGA(Video Graphics Array)モードにされてから,電源が切断される。電源が切断された後は,当然ながらパーソナルコンピュータから前記表示装置には同期信号は供給されない。通常VGAモードはほとんど利用されておらず,上述のようなパーソナルコンピュータでは,VGAモードになったことが検出されてから,設定時間内に,同期信号の入力がなくなれば,実際上パーソナルコンピュータの電源は切断されたと推定できる。
従って,本発明に係る表示装置では,上述のようなパーソナルコンピュータの電源が切断された場合には,自動的に電源からの装置全体に対する電力供給がオフにされることになり,利用者が表示装置の電源スイッチを操作するなどしなくても,電力の無駄な消費がほとんど抑えられる。
【0005】
一方,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記VGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されることなく前記同期信号検出手段により前記状態変化が検出された場合は,前記DPMSモードで前記電源が動作する。ここに,前記DPMSモードは,前記同期信号検出手段及び前記電源制御手段を含めた装置の一部にのみ前記電源からの電力が供給されるものである。このDPMSモードでは,前記同期信号検出手段及び前記電源制御手段を含めた装置の一部にのみ電力が供給されることにより通常動作の場合よりも電力消費が抑えられるが,前記電源制御手段には電力が供給されているため,前記同期信号検出手段の検出結果に従って電源からの電力供給状態を制御することができる。
例えば前記電源制御手段が,前記DPMSモードで前記電源が動作してから,前記同期信号検出手段により前記同期信号の入力が検出されたときには,前記電源制御手段が前記電源からの電力を装置全体に供給させれば,利用者がパーソナルコンピュータの操作を再開するなどして,前記同期信号の入力が検出されたときに,利用者が表示装置の電源スイッチを操作するなどしなくても,自動的に前記表示手段の表示が再開される。
このように,本発明に係る表示装置では,表示装置の省電力のために同期信号が供給されなくなったのか,パーソナルコンピュータの電源が切断されたために同期信号が供給されていないのかが区別されるため,電源スイッチの操作の必要性が抑えられ,利便性を向上させることができる。
なお,本発明に係る表示装置においては,表示手段に表示させる画面の表示モードが予め定められた複数の表示モードのうちのVGAモードになったことが検出されてから,設定時間内に,同期信号の入力がなくなったことが検出されると,電源からの装置全体に対する電力供給を零に,即ち電源を完全に切断してもよい。
また,前記電源制御手段により操作が検出される操作手段を備え,前記電源からの電力供給がオフにされたときに前記操作手段及び前記電源制御手段を含む操作検出系にのみ前記電源からの電力を供給させ,前記電源制御手段により前記操作手段の操作が検出されたときには,前記電源制御手段が前記電源からの電力を装置全体に供給させれば,前記操作手段を用いて装置全体に対する前記電源からの電力供給を再開させることができる。
なお,前記電源制御手段が,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記VGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されてから前記設定時間が経過した後に前記同期信号検出手段により前記状態変化が検出された場合にも前記DPMSモードで前記電源を動作させることが考えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下,添付図面を参照して,本発明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。なお,以下の実施の形態は,本発明の具体的な例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明の実施の形態に係る表示装置は,例えばアナログRGB信号及び水平/垂直同期信号を含む表示信号に従った表示を行うアナログLCDモニターとして具体化される。
図1に示す如く,前記モニターは,2つのD−SUB入力端子1,2,セレクタスイッチ回路3,バッファ回路4,マイクロプロセッサユニット(MPU)5,操作手段6,LED回路7,PLL(Phase Lock Loop) 回路8,増幅回路9,A/D変換回路10,フィールドメモリ11,ASIC12,LCDモジュール13,インバータ回路14,電源回路15などを備えている。
前記D−SUB入力端子1,2は,いずれも前記表示信号を入力するための入力端子であり,前記セレクタスイッチ回路3に接続されている。
前記セレクタスイッチ回路3は,前記D−SUB入力端子1,2のいずれかから入力された前記表示信号を選択し,選択した前記表示信号をアナログRGB信号と水平/垂直同期信号に分離するための回路であり,前記バッファ回路4及び前記増幅回路9に接続されている。
前記バッファ回路4は,前記セレクタスイッチ回路3から供給された水平/垂直同期信号をバッファリングするための回路であり,前記MPU5及び前記PLL回路8に接続されている。
前記MPU5は,所定の処理が記述された制御プログラムを実行するための演算処理回路である。前記処理には,前記バッファ回路4からの水平/垂直同期信号の有無を検出する処理と,水平/垂直同期信号の検出結果に従って前記電源回路15からの電力の供給状態を制御する処理と,水平/垂直同期信号に基づいて前記表示モードを検出する処理とが含まれる。前記MPU5は,前記増幅回路9,前記A/D変換回路10,前記フィールドメモリ11,前記ASIC12,前記LCDモジュール13,前記インバータ回路14,前記電源回路15との間で信号を授受し前記処理を行う。また,前記MPU5には,前記操作手段6,前記LED回路7も接続されている。また,前記MPU5にはタイマーが内蔵されている。
【0007】
前記操作手段6は,前記アナログLCDモニターの電源操作スイッチや表示調整のためのスイッチなどを備えた入力手段であり,利用者の操作は前記操作手段6によって電気信号に変換され,前記MPU5に供給される。
前記LED回路7は,例えば緑色とオレンジ色の2色を点灯させることができるLEDを備えた回路である。前記MPU5からの指示によって前記LEDが緑色に点灯している場合には,前記アナログLCDモニターが通常動作を行っていることを表し,前記MPU5からの指示によって前記LEDがオレンジ色に点灯している場合には,前記アナログLCDモニターがDPMSモードにより動作していることを表し,前記LEDが消灯している場合には,前記アナログLCDモニターの電源が略切断されていることを表す。
前記PLL回路8は,水平同期信号に発振周波数を同期させる回路であり,前記A/D変換回路10に接続されている。
前記増幅回路9は,前記セレクタスイッチ回路3から供給されたアナログRGB信号を増幅するための回路であり,前記A/D変換回路10に接続されている。
前記A/D変換回路10は,前記PLL回路8から発振された信号に従って,前記増幅回路9から供給されたアナログRGB信号をディジタル信号に変換する回路であり,その出力は前記フィールドメモリ11に接続されている。
前記フィールドメモリ11は,前記A/D変換回路10から供給されたディジタルRGB信号を格納するメモリである。
前記ASIC12は,前記フィールドメモリ11に格納されたディジタルRGB信号を読み出して,前記LCDモジュール13に表示させる制御を行う専用IC回路である。
前記LCDモジュール13は,LCDパネルなどを備えた表示モジュールである。
前記インバータ回路14は,前記LCDモジュール13の背面にあるランプ(バックライト)を点灯駆動するためのインバータ回路である。
【0008】
前記電源回路15は,入力された交流電力を直流電力に変換して,前記アナログLCDモニターに供給する電源回路である。
前記電源回路15から見ると,上述した構成3乃至14は,3つの電源供給区画に分けられている。前記MPU5及び前記操作手段6を含む図1の2点鎖線内の区画(操作検出系に相当)E1と,前記区画E1,前記セレクタスイッチ回路3,前記バッファ回路4,及び前記LED回路7を含む図1の点線内の区画E2と,前記区画1,前記区画2も含めて前記構成3乃至14を含む図1の破線内の区画E3との3つの区画である。
前記電源回路15は,前記MPU5の制御に従って,これら区画E1乃至E3のいずれかに電力を供給する。通常の電力供給状態は,前記電源回路15からの電力が前記区画E3に供給されている状態である。この状態においては,前記LCDモジュール13などの表示系の回路にも電力が供給されており,前記D−SUB入力端子1,2から供給された前記表示信号に従った表示が行われる。
これに対し,消費電力を抑えるDPMSモードでは,前記区画E2にのみ前記電源回路15からの電力が供給されている状態となる。この状態では,電力消費の大きい前記LCDモジュール13などに電力が供給されず,水平/垂直同期信号の入力処理系の回路や前記アナログLCDモニターの状態を表示する前記LED回路7にのみ電力が供給される。
また,前記区画E1にのみ前記電源回路15からの電力が供給されている状態は,前記アナログLCDモニターの電源が実質的にオフにされている状態であり,前記LED回路7は消灯状態となる。前記MPU5及び前記操作手段6を含む前記区画E1における消費電力は通常の消費電力と比べるとほとんど零である。前記操作手段6の電源操作スイッチが利用者により操作されたときには,その操作が前記MPU5により検出され,前記MPU5の制御に従って前記電源回路15からの電力の供給状態が変更され,前記区画E3に電力が供給される状態に移行する。
【0009】
以下,上述のような構成を有した前記アナログLCDモニターの動作について図2に示すフローチャートを参照して説明する。
常時前記電源回路15からの電力が供給されている前記MPU5により前記操作手段6の電源操作スイッチをオンする操作が行われたか否かが検出される(S1)。検出されない場合には,この検出動作が繰り返される。
利用者により前記電源操作スイッチをオンする操作が行われ,前記MPU5により前記電源操作スイッチをオンする操作が検出された場合,前記MPU5に内蔵されたタイマーが0にリセットされ,当該タイマーはオフ状態に設定される(S2)。
次に,前記MPU5により前記バッファ回路4からの水平/垂直同期信号の有無が検出される(S3)。
水平/垂直同期信号が検出された場合には,通常の動作モードとなり,前記MPU5の制御に従って,前記区画E3に前記電源回路15からの電力が供給され,前記MPU5の指示に従って,前記LED回路7のLEDが緑色に点灯する(S4)。
次に,前記MPU5により前記電源操作スイッチをオフする操作が行われたか否かが検出される(S5)。
前記電源操作スイッチをオフする操作が行われていなければ,水平/垂直同期信号の周波数を判別する周波数判別処理が前記MPU5により行われる(S6)。
前記周波数判別処理が行われると,その結果に基づいて前記MPU5により表示モードがVGAモードであるか否かが判別される(S7)。
前記表示モードがVGAモードであれば,前記タイマーが0にリセットされ,前記タイマーがオン状態にされ,前記タイマーによる計時が開始される(S8)。
次に,予め格納されたVGA設定データが前記MPU5により読み出され,前記VGAデータが前記ASIC12に供給され(S9),処理が前記手順S3に戻される。
また,前記表示モードがVGAモードでなければ,前記MPU5により前記表示モードがSVGAモードであるか否かが判別される(S10)。
前記表示モードがSVGAモードであれば,予め格納されたSVGA設定データが前記MPU5により読み出され,前記SVGA設定データが前記ASIC12に供給され(S11),処理が前記手順S2に戻される。
次に,前記表示モードがSVGAモードでもなければ,前記MPU5により前記表示モードがXGAモードであるか否かが判別される(S12)。
前記表示モードがXGAモードであれば,予め格納されたXGA設定データが前記MPU5により読み出され,前記XGA設定データが前記ASIC12に供給され(S13),処理が前記手順S2に戻される。
さらに,前記表示モードがXGAモードでもなければ,前記MPU5により表示外処理が行われ(S14),処理が前記手順S3に戻される。
【0010】
このような手順S1からS14の処理が行われている間,前記電源回路15からの電力は前記区画E3に供給されており,前記D−SUB入力端子1,2から入力された前記表示信号に従った表示が前記LCDモジュール13などにより行われている。
例えばパーソナルコンピュータが所定時間操作されなかったときに,パーソナルコンピュータから前記表示信号が前記D−SUB入力端子1,2に入力されなくなって,前記手順S3において,水平/垂直同期信号が無くなったことが検出された場合,前記タイマーがオン状態にされており,そのときの前記タイマーの計時時間が1分以内であるか否かが前記MPU5により判別される(S15)。
前記タイマーがオン状態にされているのは,前記表示モードがVGAモードである場合のみであり,前記表示モードがVGAモードに切り換えられてから,水平/垂直同期信号が無くなったことが検出されたのが1分以内であれば,前記MPU5の制御により前記電源回路15からの電力供給状態が変更され,前記電源回路15からの電力が前記区画E1にのみ供給される状態となり,実質的に電源が切断され(S16),処理は前記手順S1に戻ることになる。
多くのパーソナルコンピュータでは,パーソナルコンピュータの電源が切断される際には,その前の表示モードがSVGAモードや,XGAモードなどであっても,一旦初期化が行われて表示モードがVGAモードにされてから,電源が切断される。このため,前記表示モードがVGAモードに切り換えられてから1分内に水平/垂直同期信号が検出されなくなったときには,実際上パーソナルコンピュータの電源は切断されていると推定でき,このときに実質的に前記アナログLCDモニターの電源を切断することによって,利用者が前記アナログLCDモニターの前記電源操作スイッチをオフする操作をしなくとも,自動的に電力の消費が略零にされ,無駄な電力消費を極力抑えることができる。
また,前記タイマーがオン状態にされていなかったり,前記タイマーがオン状態にされていても,前記タイマーの計時時間が1分以内でなければ,前記MPU5の制御により前記電源回路15からの電力供給状態が変更され,前記電源回路15からの電力が前記区画E2にのみ供給される状態となる(S17)。すなわち,前記アナログLCDモニターはDPMSモードで動作することになる。
【0011】
前記アナログLCDモニターがDPMSモードで動作してから,前記MPU5により水平/垂直同期信号の検出が行われる(S18)。水平/垂直同期信号が検出されない場合,前記電源操作スイッチをオフする操作がなされたか否かが前記MPU5により検出される(S19)。
水平/垂直同期信号も前記電源操作スイッチのオフ操作も検出されなかった場合には,処理が前記手順S18に戻され,両者の検出が繰り返し行われる。
前記手順S18及びS19が繰り返されている間に,パーソナルコンピュータに対して利用者により操作がなされ前記パーソナルコンピュータから前記アナログLCDモニターへの前記表示信号の供給が再開され,前記手順S18において水平/垂直同期信号が前記MPU5により検出されたときには,処理が前記手順S2に戻され,前記電源回路15からの電力が前記区画E3に供給される状態となる。すなわち,利用者が前記アナログLCDモニターの前記電源操作スイッチをオンする操作をしなくても,自動的に通常の動作状態に移行して,表示が行われる。
また,前記手順S18及びS19が繰り返されている間に,利用者により前記アナログLCDモニターの前記電源操作スイッチが操作され,前記手順S19において前記電源操作スイッチをオフする操作が検出されると,処理が前記手順S16に移行し,実質的に電源が切断され,処理は前記手順S1に戻ることになる。実質的に電源が切断された後に,前記アナログLCDモニターの前記電源操作スイッチをオンする操作が利用者によりなされれば,その操作が前記手順S1において検出され,前記手順S2以降の処理が行われる。
なお,上述の実施の形態では,本発明をアナログLCDモニターについて適用したが,これに限られるものではなく,例えばアナログCRTモニターなどの他の表示装置について適用することも可能である。
また,前記実施の形態では,実質的に電源が切断される場合にも前記電源回路15からの電力が前記区画E1に供給されていた。前記電源操作スイッチの操作によって機械的に前記電源回路15と前記MPU5とを導通させるようにすれば,前記手順S16において,前記電源回路15からの電力をいずれの区画にも供給しない,電力供給を零とした状態にすることも可能である。
【0012】
【発明の効果】
以上説明した通り,本発明に係る表示装置では,電源を切断する際に所定の表示モードに表示モードが切り換えられるようなパーソナルコンピュータの電源が切断されたときに,表示装置側の電源も自動的に切断することができ,また同期信号が検出されなくなっても,表示モードが所定の表示モードになったことが検出されてから設定時間内に前記同期信号の入力がなくなったのでなければ,電力の供給状態を制御することができ,消費電力を抑えた状態から通常の状態に自動的に移行させることも可能となる。その結果,利用者は表示装置側の電源をオフする操作を行う必要がほとんどなくなり,表示装置の利便性を向上させつつ無駄な電力消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る表示装置の概略構成を示す図。
【図2】 前記表示装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1,2…D−SUB入力端子
3…セレクタスイッチ回路
4…バッファ回路
5…MPU
6…操作手段
7…LED回路
8…PLL回路
9…増幅回路
10…A/D変換回路
11…フィールドメモリ
12…ASIC
13…LCDモジュール
14…インバータ回路
15…電源回路
Claims (4)
- 表示手段と,パーソナルコンピュータから供給される垂直同期信号及び水平同期信号を含む同期信号の入力の有無を検出する同期信号検出手段と,前記同期信号検出手段の検出結果に従って電源からの電力の供給状態を制御する電源制御手段と,前記表示手段に表示させる画面の表示モードがVGA(Video Graphics Array)モードを含む予め定められた複数の表示モードのうちいずれであるかを前記同期信号に基づいて検出する表示モード検出手段とを備えた表示装置であって,
前記電源制御手段が,
前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記複数の表示モードのうちのVGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されてから設定時間内に前記同期信号検出手段により前記同期信号の入力がある状態から入力のない状態に状態変化したことが検出された場合に,前記電源からの電力供給をオフにし,
前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記VGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されることなく前記同期信号検出手段により前記状態変化が検出された場合に,電力供給を抑えるDPMS(Display Power Management Signaling)モードで前記電源を動作させてなる表示装置。 - 前記DPMSモードが,前記同期信号検出手段及び前記電源制御手段を含めた装置の一部にのみ前記電源からの電力が供給されるものであって,
前記電源制御手段が,前記DPMSモードで前記電源が動作してから,前記同期信号検出手段により前記同期信号の入力が検出されたときには,前記電源からの電力を装置全体に供給させてなる請求項1記載の表示装置。 - 前記電源制御手段により操作が検出される操作手段を備え,前記電源からの電力供給がオフにされた場合に,前記操作手段及び前記電源制御手段を含む操作検出系にのみ前記電源からの電力が供給されており,前記電源からの電力供給がオフにされてから,前記電源制御手段により前記操作手段の操作が検出されたときには,前記電源制御手段が,前記電源からの電力を装置全体に供給させてなる請求項1又は2記載の表示装置。
- 前記電源制御手段が,前記表示手段に表示させる画面の表示モードが前記VGAモードになったことが前記表示モード検出手段により検出されてから前記設定時間が経過した後に前記同期信号検出手段により前記状態変化が検出された場合に前記DPMSモードで前記電源を動作させてなる請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。
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