JP2001175233A - 表示装置および表示装置の消費電力管理方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の消費電力管理方法

Info

Publication number
JP2001175233A
JP2001175233A JP36014599A JP36014599A JP2001175233A JP 2001175233 A JP2001175233 A JP 2001175233A JP 36014599 A JP36014599 A JP 36014599A JP 36014599 A JP36014599 A JP 36014599A JP 2001175233 A JP2001175233 A JP 2001175233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
signal
synchronization signal
microprocessor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36014599A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Murahashi
浩司 村橋
Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36014599A priority Critical patent/JP2001175233A/ja
Publication of JP2001175233A publication Critical patent/JP2001175233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力モードから表示モードへの復帰が早
く、同期信号に混入するノイズによる誤動作を防止でき
る表示装置を提供する。 【解決手段】 同期信号のエッジを検出する同期信号エ
ッジ検出回路21を設ける。スリープモードを備え、同
期信号エッジ検出回路21からのエッジ検出信号によ
り、スリープモードから動作モードに復帰するマイクロ
プロセッサ50を用いる。電源回路60は、画像表示に
必要な全ての回路部に電源電圧を供給する第1の電源供
給状態と、少なくとも同期信号エッジ検出回路とマイク
ロプロセッサとを含む一部回路部にのみ電源電圧を供給
する第2の電源供給状態とを有する。マイクロプロセッ
サは、同期信号無しを検出したときに、電源回路に第2
の電源供給状態への切り換えを指示すると共に、スリー
プモードに移行し、同期信号エッジ検出信号によりスリ
ープモードから動作モードに復帰したときには、電源回
路に第1の電源供給状態への復帰を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコンピュ
ータ用のディスプレイなどの表示装置およびその消費電
力管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルコンピュータ用のディ
スプレイなどに用いられるモニター表示装置として、コ
ンピュータ等の信号源からの信号がなくなったときに、
表示モードから省電力モードに入り、画面表示を停止し
て消費電力を抑えるようにする機能を備えるものが知ら
れている。
【0003】図5は、この省電力モードの機能を備える
従来の表示装置の一例の構成を示すブロック図で、入力
選択回路1と、同期信号処理回路2と、表示信号処理お
よび表示ドライブ回路3と、表示素子4と、マイクロプ
ロセッサ5と、電源回路6と、省電力管理回路7とから
なる。
【0004】この図5の例の表示装置は、2個のパーソ
ナルコンピュータなどの2個の信号源からの信号入力を
受けることができるもので、R1,G1,B1,HS
1,VS1は、第1の信号源からの信号入力であり、ま
た、R2,G2,B2,HS2,VS2は、第2の信号
源からの信号入力である。ここで、R1,G1,B1お
よびR2,G2,B2は、それぞれ赤、緑、青の3原色
信号を示し、また、HS1,HS2は水平同期信号を、
また、VS1,VS2は垂直同期信号を、それぞれ示し
ている。
【0005】これら2系統の信号入力は、入力選択回路
1に供給される。入力選択回路1は、マイクロプロセッ
サ5からのセレクト信号SEに従って、第1の信号源と
第2の信号源とのいずれか一方を出力するように選択す
る。マイクロプロセッサ5は、図示しないユーザ操作部
を通じたユーザによる入力信号源の選択指示に応じたセ
レクト信号SEを生成して、入力選択回路1に供給す
る。
【0006】そして、入力選択回路1は、選択した信号
源の3原色信号R,G,Bは、表示信号処理および表示
ドライブ回路3に供給し、また、選択した信号源の水平
同期信号HSおよび垂直同期信号VSは、同期信号処理
回路2に供給する。なお、入力選択回路1は、選択した
信号源についての同期信号として、緑の原色信号から分
離されて取り出された信号SOG(Sync On G
reen)を、水平同期信号HSおよび垂直同期信号V
Sの代わりに、同期信号処理回路2に出力する場合もあ
る。
【0007】同期信号処理回路2は、これに入力された
同期信号について、表示信号処理および表示ドライブ回
路3に供給する信号として、極性などを適性なものにす
るなどの必要な処理を施して、その処理後の同期信号を
表示信号処理および表示ドライブ回路3に供給する。同
期信号処理回路2は、また、これに入力された同期信号
の周波数や極性などに関する同期信号情報Fhvを生成し
て、マイクロプロセッサ5に供給する。
【0008】表示信号処理およびドライブ回路3は、こ
れに入力された同期信号によりタイミング制御しなが
ら、これに入力された3原色信号による画像を、表示素
子4の画面に表示するようにする。
【0009】マイクロプロセッサ5は、上述したように
入力選択回路1へセレクト信号SEを供給する他、例え
ば表示信号処理および表示ドライブ回路3にその動作制
御信号を供給するなど、この表示装置の全体の制御を司
る。そして、後述もするように、マイクロプロセッサ5
は、同期信号処理回路2からの同期信号情報Fhvを監視
して、同期信号の有無を判定する。
【0010】この図5の例の表示装置においては、電源
回路6は、表示モードにおいて画像表示に必要な全ての
回路部に電源電圧を供給する電源供給状態(以下、この
状態をノーマル電源モードと呼び、そのモードで供給さ
れる電源をノーマル電源と呼ぶ)と、省電力モードにお
いてノーマル電源モードに戻るために必要最小限度の回
路部にのみ電源が供給される電源供給状態(以下、この
状態を省電力電源モードと呼び、そのモードで供給され
る電源を省電力電源と呼ぶ)とを有する。
【0011】この電源回路6は、後述する電源制御信号
によるノーマル電源のオン、オフにより、ノーマル電源
モードと省電力モードとが切り換えられる。すなわち、
ノーマル電源オンとされるときには、ノーマル電源モー
ドとなり、ノーマル電源オフとされるときには、省電力
モードとなるようにされている。
【0012】この図5の例の表示装置においては、入力
選択回路1、同期信号処理回路2、表示信号処理および
表示ドライブ回路3、表示素子4およびマイクロプロセ
ッサ5には、電源回路6からノーマル電源が供給され
る。一方、省電力管理回路7には、電源回路6から省電
力電源が供給される。
【0013】そして、省電力管理回路7には、入力選択
回路と同様に、2系統の入力信号源からの3原色信号お
よび同期信号が入力される。省電力管理回路7は、これ
らの信号入力の有無を監視しており、信号入力が全て無
くなったことを検出すると、マイクロプロセッサ5に省
電力モード告知信号SVを出力する。
【0014】マイクロプロセッサ5は、省電力管理回路
7からこの省電力告知信号SVを受け取ると、同期信号
処理回路2からの同期信号情報Fhvにより同期信号の有
無を判別する。そして、この判別結果として同期信号無
しを確認すると、マイクロプロセッサ5は、表示モード
から省電力モードへの移行と判別して、電源回路6へ、
電源制御信号として、ノーマル電源をオフとする指示信
号(ノーマル電源オフ信号)を供給する。電源回路6
は、このノーマル電源オフ信号を受けた時には、ノーマ
ル電源をオフとし、省電力電源モードに切り換える。こ
れにより、表示装置は、省電力モードに移行する。
【0015】この省電力モードにおいては、省電力管理
回路7は、信号入力のうちの同期信号の有無を監視す
る。この場合、同期信号が入力されていない場合には、
同期信号入力は、例えばローレベル(図6(A)参照)
あるいはハイレベル(図6(C)参照)のままとなる。
一方、同期信号が入力されると、同期信号入力には、正
のパルス(図6(B)参照)あるいは負のパルス(図6
(D)参照)が現れる。そこで、省電力管理回路7は、
このパルスを検出して同期信号有りと判別するようにす
る。
【0016】そして、省電力管理回路7は、入力信号に
ついて同期信号有りを検出すると、表示モード復帰通知
REをマイクロプロセッサ5に送ると共に、電源回路6
へ、電源制御信号として、ノーマル電源をオンとする指
示信号(ノーマル電源オン信号)を供給する。電源回路
6は、このノーマル電源オン信号を受けた時には、ノー
マル電源をオンとして、ノーマル電源モードに切り換え
る。これにより、表示装置は、表示モードに復帰する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の表示装
置の場合、マイクロプロセッサ5には、ノーマル電源が
供給されているため、省電力モードに移行すると、マイ
クロプロセッサ5の電源がオフとなり、マイクロプロセ
ッサ5は完全に動作を停止してしまう。
【0018】したがって、省電力モードから表示モード
に復帰する際には、マイクロプロセッサ5は、これに組
み込まれたソフトウエアプログラムの一番初めから処理
を開始しなければならない。このため、次の動作を行な
うまでに時間がかかってしまう。例えば、ソフトウエア
プログラムによって、所定の定められたところまで処理
が終わらない限り、画面を出画させないように規定され
ていた場合に、省電力モードからの復帰時になかなか出
画しないという問題が生じる。
【0019】また、省電力モードにおいて、省電力管理
回路7は、前述したように正または負のパルスを検出す
ることにより、同期信号有りを判別する。このため、同
期信号入力が実際には無い場合において、図6(A)ま
たは図6(C)において破線で示すようなノイズNが発
生すると、省電力管理回路7は、これを同期信号と判断
して、ノーマル電源オン信号を電源回路6に供給すると
共に、マイクロプロセッサ5に表示モード復帰通知RE
を送ってしまう。
【0020】すると、入力選択回路1、同期信号処理回
路2およびマイクロプロセッサ5にノーマル電源が投入
され、表示モード復帰通知REに応じて、マイクロプロ
セッサ5が起動される。そして、マイクロプロセッサ5
は、立ち上がると、同期信号処理回路2からの同期信号
情報Fhvをチェックする。
【0021】このとき、省電力管理回路7は、ノイズN
を同期信号と検出したために、マイクロプロセッサ5で
の同期信号情報Fhvのチェック結果は、同期信号無しと
なる。また、省電力管理回路7においても、ノイズNの
後は、同期信号が存在しないため、省電力管理回路7
は、省電力告知信号SVをマイクロプロセッサ5に出力
する。このため、マイクロプロセッサ5は、再び、電源
回路6へ、電源制御信号として、ノーマル電源をオフと
する指示信号(ノーマル電源オフ信号)を供給し、この
ノーマル電源オフ信号を受けた電源回路6は、ノーマル
電源をオフとし、省電力電源モードに切り換える。
【0022】以上のように、省電力モードのとき、同期
信号入力に混入したノイズによって、電源回路6は、ノ
ーマル電源のオン・オフを繰り返す誤動作を生じる可能
性がある。このため、従来は、この誤動作を回避するノ
イズ対策が施されており、構成が複雑となってしまって
いた。
【0023】この発明は、以上の問題点を一掃できる表
示装置および表示装置の消費電力管理方法を提供するこ
とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による表示装置は、表示素子と、前
記表示素子の画面に画像信号による画像を表示するため
の同期信号のエッジを検出する同期信号エッジ検出回路
と、低消費電力で一部が動作するスリープモードを備
え、前記同期信号エッジ検出回路からのエッジ検出信号
により、前記スリープモードから動作モードに復帰す
る、装置全体の制御用のマイクロプロセッサと、画像表
示に必要な全ての回路部に電源電圧を供給する第1の電
源供給状態と、少なくとも前記同期信号エッジ検出回路
と前記マイクロプロセッサとを含む一部回路にのみ電源
電圧を供給する第2の電源供給状態とを有し、前記マイ
クロプロセッサからの電源制御信号を受けて前記第1の
電源供給状態と第2の電源供給状態とを切り換える電源
回路と、を備え、前記マイクロプロセッサは、前記同期
信号の有無を判別する機能を備え、前記同期信号無しを
検出したときには、前記電源回路に前記第2の電源供給
状態への切り換えを指示する前記電源制御信号を供給す
ると共に、前記スリープモードに移行し、前記同期信号
エッジ検出回路からの前記エッジ検出信号により前記ス
リープモードから動作モードに復帰したときには、前記
電源回路に前記第1の電源供給状態への復帰を指示する
前記電源制御信号を供給することを特徴とする。
【0025】この請求項1の発明によれば、マイクロプ
ロセッサは、省電力モードではスリープモードとなり、
同期信号のエッジ検出信号によりこのスリープモードか
ら復帰するので、マイクロプロセッサは、ソフトウエア
プログラムの一番最初から処理を開始する必要はなく、
従来よりも省電力モードから表示モードへの復帰時の出
画までの時間を短縮化することができる。
【0026】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の表示装置において、前記同期信号エッジ検出回路から
の前記エッジ検出信号により前記スリープモードから動
作モードに復帰したときには、前記同期信号有りを確認
した後、前記電源回路に前記第1の電源供給状態への復
帰を指示する前記電源制御信号を供給するようにしたこ
とを特徴とする。
【0027】この請求項2の発明においては、省電力モ
ードでスリープモードとなっているマイクロプロセッサ
は、スリープモードから動作モードに復帰したときに
は、同期信号の有無を確認する。そして、マイクロプロ
セッサは、同期信号有りを確認した後に、電源回路に第
1の電源供給状態への復帰を指示する電源制御信号を供
給する。
【0028】したがって、この請求項2の発明によれ
ば、省電力モードから同期信号エッジにより即座に表示
モードに復帰するのではなく、同期信号有りを確認して
から表示モードに復帰するので、同期信号入力にノイズ
が混入したとしても、従来のような表示モードと省電力
モードとを繰り返す誤動作を生じることがない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明による表示装置の
実施の形態を図を参照しながら説明する。図1は、この
実施の形態の表示装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態の表示装置は、前述した図5の例と同様
に、2個のパーソナルコンピュータなどの2個の信号源
からの信号入力を受けることができるもので、入力選択
回路10と、同期信号処理回路20と、表示信号処理お
よび表示ドライブ回路30と、表示素子40と、マイク
ロプロセッサ50と、電源回路60とからなる。
【0030】入力選択回路10は、マイクロプロセッサ
50からのセレクト信号SEに従って、第1の信号源か
らの3原色信号R1,G1,B1および水平、垂直同期
信号HS1,VS1、あるいは、第2の信号源からの3
原色信号R2,G2,B2および水平、垂直同期信号H
S2,VS2のいずれかを、選択して出力する。
【0031】そして、入力選択回路10は、選択した信
号源の3原色信号R,G,Bは、表示信号処理および表
示ドライブ回路30に供給し、また、選択した信号源の
水平同期信号HSおよび垂直同期信号VSは、同期信号
処理回路20に供給する。なお、入力選択回路10は、
選択した信号源についての同期信号として、緑の原色信
号から分離されて取り出された信号SOG(Sync
On Green)を、水平同期信号HSおよび垂直同
期信号VSの代わりに、同期信号処理回路20に出力す
る場合もある。
【0032】同期信号処理回路20は、これに入力され
た同期信号について、表示信号処理および表示ドライブ
回路30に供給する信号として、極性などを適性なもの
にするなどの必要な処理を施して、その処理後の同期信
号を表示信号処理および表示ドライブ回路30に供給す
る。同期信号処理回路20は、また、これに入力された
同期信号の周波数や極性などに関する同期信号情報Fhv
を生成して、マイクロプロセッサ50に供給する。
【0033】表示信号処理およびドライブ回路30は、
これに入力された同期信号によりタイミング制御しなが
ら、これに入力された3原色信号による画像を、表示素
子40の画面に表示するようにする。表示素子40は、
この例ではCRT(Cathode Ray Tub
e)が用いられる。
【0034】さらに、この実施の形態においては、同期
信号処理回路20は、同期信号エッジ検出回路21を備
える。この同期信号エッジ検出回路21は、この例で
は、図2に示すように、2個のイクスクルーシブオア回
路211および212により構成される。イクスクルー
シブオア回路211は、水平同期信号HSと垂直同期信
号VSとの排他的論理和を演算する。また、イクスクル
ーシブオア回路212は、イクスクルーシブオア回路2
11の出力信号と信号SOGとの排他的論理和を演算す
る。
【0035】したがって、同期信号エッジ検出回路21
からは、水平同期信号HSおよび垂直同期信号VSのエ
ッジをパルスエッジとする同期信号エッジ検出信号ED
Gが得られる。この同期信号エッジ検出信号EDGは、
マイクロプロセッサ50の割り込みポート(Inter
rupt port;以下、INTポートという)に入
力される。
【0036】マイクロプロセッサ50は、例えば少なく
ともクロック信号が動いているが、プログラムの実行が
停止しているスリープモードを備える。このスリープモ
ードの状態では、マイクロプロセッサ50での消費電力
は低く抑えられる。このスリープモードは、INTポー
トへ同期信号エッジ検出信号EDGが入力されると解除
されて、マイクロプロセッサ50は、動作モード(アク
ティブ状態)に復帰する。
【0037】この場合、マイクロプロセッサ50として
は、INTポートが、ハイレベル/ローレベルのステー
タスセンス型(ハイレベルかローレベルの一方を検出す
るタイプ)のものでなく、信号の立ち上がり/立ち下が
りのエッジセンス型(立ち上がりあるいは立ち下がりの
エッジを検出するタイプ)のものが用いられる。
【0038】マイクロプロセッサ50は、また、入力選
択回路10へセレクト信号SEを供給する他、表示信号
処理および表示ドライブ回路3にその動作制御信号を供
給するなど、この表示装置の全体の制御を司る。さら
に、同期信号処理回路20からの同期信号情報Fhvを監
視して、同期信号の有無を判定する。そして、電源回路
60に電源制御信号を供給する。
【0039】そして、この実施の形態の表示装置におい
ては、電源回路60は、表示モードにおいて画像表示に
必要な全ての回路部に電源電圧を供給する電源供給状態
(この状態をノーマル電源モードと呼び、そのモードで
供給される電源をノーマル電源と呼ぶ)と、省電力モー
ドにおいてノーマル電源モードに戻るために必要最小限
度の回路部にのみ電源が供給される電源供給状態(この
状態を省電力電源モードと呼び、そのモードで供給され
る電源を省電力電源と呼ぶ)とを有する。
【0040】この電源回路60は、マイクロプロセッサ
50からの電源制御信号によるノーマル電源のオン、オ
フにより、ノーマル電源モードと省電力モードとが切り
換えられる。すなわち、ノーマル電源オンとされるとき
には、ノーマル電源モードとなり、ノーマル電源オフと
されるときには、省電力モードとなるようにされてい
る。
【0041】この実施の形態の表示装置においては、表
示信号処理および表示ドライブ回路3および表示素子4
には、電源回路60からノーマル電源が供給されてい
る。一方、入力選択回路10、同期信号処理回路20お
よびマイクロプロセッサ50には、電源回路60から省
電力電源が供給されている。
【0042】この実施の形態の表示装置のマイクロプロ
セッサの動作を、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0043】表示装置に電源が投入されると、電源回路
60がノーマル電源モードとなり、マイクロプロセッサ
50は、図3のフローチャートに示す処理を開始する。
【0044】すなわち、電源が投入されると、マイクロ
プロセッサは、動作モードとなり、表示装置は表示モー
ドとなる(ステップS101)。そして、この動作モー
ドにおいて、マイクロプロセッサ50は、同期信号情報
Fhvを監視することにより、同期信号入力の有無を判別
する(ステップS102)。そして、同期信号情報Fhv
が適正であって同期信号入力が有ると判別したときは、
ステップS101に戻って、動作モードを継続する。
【0045】また、マイクロプロセッサ50は、同期信
号情報Fhvから同期信号入力無しと判別すると、電源回
路60に、電源制御信号として、ノーマル電源オフ信号
を出力して、自分自身はスリープモードに移行する(ス
テップS103)。
【0046】このノーマル電源オフ信号により、電源回
路60はノーマル電源をオフとし、省電力電源を入力選
択回路10と、同期信号処理回路20と、マイクロプロ
セッサ50とに供給する状態とする。これにより、表示
装置は、省電力モードに移行する。
【0047】この省電力モードにおいては、マイクロプ
ロセッサ50は、INTポートへの同期信号エッジ検出
信号EDGの入力を監視する(ステップS104)。そ
して、同期信号エッジ検出信号EDGがINTポートに
入力されない間は、ステップS103に戻り、省電力モ
ードを継続する。
【0048】そして、同期信号エッジ検出信号EDGが
INTポートに入力されると、マイクロプロセッサ50
は、スリープモードを解除して、動作モードになる(ス
テップS105)。しかし、この時点では、マイクロプ
ロセッサ50は、電源回路60にノーマル電源オン信号
は供給せず、同期信号処理回路20からの同期信号情報
Fhvをチェックし、同期信号情報がFhvが適正であるか
否か判別する(ステップS106)。
【0049】同期信号情報Fhvが適正でなかったときに
は、同期信号無しと判断して、ステップS103に戻
り、スリープモードに戻って省電力モードを継続する。
【0050】一方、同期信号情報Fhvが適正であったと
きには、マイクロプロセッサ50は、電源回路6に、電
源制御信号としてノーマル電源オン信号を供給する。そ
して、ステップS101に戻り、通常動作モードの状態
となる。
【0051】このときのノーマル電源オン信号により、
電源回路60はノーマル電源をオンとして、表示信号処
理および表示ドライブ回路30および表示素子40にノ
ーマル電源を供給する、したがって、表示装置は、表示
モードに復帰する。
【0052】以上のようにして、この実施の形態の表示
装置においては、省電力モードのときには、マイクロプ
ロセッサ50には省電力電源が供給されていて、マイク
ロプロセッサ自身はスリープモードとなり、同期信号エ
ッジ検出信号EDGにより、動作状態に復帰する。この
ため、マイクロプロセッサは、省電力モードにおいても
従来のように完全に動作を停止してはいないので、省電
力モードから表示モードへの移行の際の出画が従来より
も早くなる。
【0053】また、以上の実施の形態においては、省電
力モードの状態で、同期信号エッジ検出信号EDGによ
りマイクロプロセッサ50のスリープモードが解除にな
っても、即座に電源回路60にノーマル電源オン信号を
出力するのではなく、同期信号情報Fhvが適正かどうか
により、同期信号有りの確認を行なった後に、電源回路
60にノーマル電源オン信号を出力するようにしている
ので、同期信号入力にノイズが混入しても、そのノイズ
により誤動作を生じることがない。
【0054】したがって、従来のように、ノイズ対策を
別途に施す必要がないため、表示装置の構成が簡単にな
り、その分、安価に製造することができるという効果も
ある。
【0055】また、この実施の形態においては、同期信
号の排他的論理和を同期信号エッジ検出信号とするとと
もに、マイクロプロセッサ50として、INTポートが
エッジセンス型のものを使用したことにより、以下のよ
うな効果が得られる。
【0056】一般に、信号源からの同期信号の出力が停
止したときに、その信号線の状態がハイレベルの状態で
固定されるか、ローレベルの状態で固定されるかは不明
である。このため、例えば、上述のようなイクスクルー
シブオア回路211、212を用いた同期信号エッジ検
出回路21の代わりにオア回路を用いた場合には、ある
同期信号線がハイレベルで固定されていると、別の同期
信号線に同期信号が入力されても、オア回路の出力はハ
イレベルで固定となり、マイクロプロセッサ50をスリ
ープ状態から動作状態に起こすことができない。
【0057】また、マイクロプロセッサとして、INT
ポートがステートセンス型を用いた場合には、同期信号
線が前述のように、検出対象のレベルで固定されてしま
った場合には、省電力モードに保持すべきにもかかわら
ず、即座に省電力モードから抜けてしまうことになる。
【0058】これに対して、この実施の形態において
は、イクスクルーシブオア回路211、212を用いた
同期信号エッジ検出回路21を用いたことにより、信号
源からの同期信号の出力が停止したときに、その信号線
の状態がハイレベルの状態またはローレベルの状態のい
ずれで固定されても、同期信号が入力されたときには、
その同期信号の立ち上がり、立ち下がりに応じてエッジ
検出出力が得られる。そして、このエッジ検出出力が、
マイクロプロセッサ50のエッジセンス型INTポート
に供給されることにより、マイクロプロセッサ50は、
確実にスリープモードから動作モードに復帰する。
【0059】また、マイクロプロセッサ50は、INT
ポートがエッジセンス型であるので、同期信号線が、ハ
イレベル、ローレベルのどちらのレベルで固定されて
も、同期信号無しを検出したときには、確実に省電力モ
ードにすることができる。
【0060】なお、上述の実施の形態では、同期信号エ
ッジ検出回路は、入力選択回路10からの同期信号につ
いて構成したが、2系統の入力信号そのものについて、
構成するようにしてもよい。
【0061】すなわち、その場合の例においては、2系
統の信号源からの同期信号HS1,VS1,HS2,V
S2および信号SOGの全てについての排他的論理和演
算を行なうようにする。例えば、図4は、その場合の同
期信号エッジ検出回路の構成例を示す図である。
【0062】この図4の例においては、第1の信号源の
水平同期信号HS1と第2の信号源の水平同期信号HS
2とをイクスクルーシブオア回路213に供給して、そ
の排他的論理和出力E1を得る。そして、この排他的論
理和出力E1と第1の信号源の垂直同期信号VS1とを
イクスクルーシブオア回路214に供給して、その排他
的論理和出力E2を得る。また、この排他的論理和出力
E2と第2の信号源の垂直同期信号VS2とをイクスク
ルーシブオア回路215に供給して、その排他的論理和
出力E3を得る。最後に、この、排他的論理和出力E3
と信号SOGとをイクスクルーシブオア回路216に供
給して、その排他的論理和出力として、エッジ検出信号
EDGを得る。
【0063】なお、3系統の信号源からの信号を扱う場
合には、図4の階段状のイクスクルーシブオア回路の段
数を増やしてゆけばよい。
【0064】なお、上述の実施の形態においては、表示
素子40はCRT(CathodeRay Tube)
を用いたが、表示素子としては、CRTに限られるもの
でないことは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、省電力モードから表示モードへの素早い復帰が可能
となる。また、同期信号入力にノイズが混入しても、誤
動作を生じることが防止される。さらに、ノイズ対策が
不要になるため、構成が簡単になる分回路規模を小さく
でき、安価な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による表示装置の実施の形態のブロッ
ク図である。
【図2】図1の一部回路の構成例を示す図である。
【図3】実施の形態の表示装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】図1の一部回路の他の構成例を示す図である。
【図5】従来の表示装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の表示装置の動作の説明に用いる図であ
る。
【符号の説明】
10…入力選択回路、20…同期信号処理回路、21…
同期信号エッジ検出回路、30…表示信号処理および表
示ドライブ回路、40…表示素子、50…マイクロプロ
セッサ、60…電源回路、211〜216…イクスクル
ーシブオア回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示素子と、 前記表示素子の画面に画像信号による画像を表示するた
    めの同期信号のエッジを検出する同期信号エッジ検出回
    路と、 低消費電力で一部が動作するスリープモードを備え、前
    記同期信号エッジ検出回路からのエッジ検出信号によ
    り、前記スリープモードから動作モードに復帰する、装
    置全体の制御用のマイクロプロセッサと、 画像表示に必要な全ての回路部に電源電圧を供給する第
    1の電源供給状態と、少なくとも前記同期信号エッジ検
    出回路と前記マイクロプロセッサとを含む一部回路にの
    み電源電圧を供給する第2の電源供給状態とを有し、前
    記マイクロプロセッサからの電源制御信号を受けて前記
    第1の電源供給状態と第2の電源供給状態とを切り換え
    るようにする電源回路と、 を備え、 前記マイクロプロセッサは、 前記同期信号の有無を判別する機能を備え、 前記同期信号無しを検出したときには、前記電源回路に
    前記第2の電源供給状態への切り換えを指示する前記電
    源制御信号を供給すると共に、前記スリープモードに移
    行し、 前記同期信号エッジ検出回路からの前記エッジ検出信号
    により前記スリープモードから動作モードに復帰したと
    きには、前記電源回路に前記第1の電源供給状態への復
    帰を指示する前記電源制御信号を供給することを特徴と
    する表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の表示装置において、 前記同期信号エッジ検出回路からの前記エッジ検出信号
    により前記スリープモードから動作モードに復帰したと
    きには、前記同期信号有りを確認した後、前記電源回路
    に前記第1の電源供給状態への復帰を指示する前記電源
    制御信号を供給するようにしたことを特徴とする表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記同期信号エッジ検出回路は、複数個の
    同期信号の排他的論理和演算を行なう回路からなること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装
    置。
  4. 【請求項4】電源回路から、画像表示に必要な全ての回
    路部に電源電圧を供給している第1の電源供給状態にお
    いて、マイクロプロセッサで同期信号無しを検出したと
    きに、前記マイクロプロセッサが、前記電源回路に、少
    なくとも同期信号のエッジを検出する回路と前記マイク
    ロプロセッサを含む一部回路にのみ電源電圧を供給する
    ようにする第2の電源供給状態への移行を指示すると共
    に、前記マイクロプロセッサがスリープモードに移行す
    る第1の工程と、 前記第1の工程によりスリープモードになっている前記
    マイクロプロセッサが、前記同期信号のエッジを検出す
    る回路からのエッジ検出出力により、前記スリープモー
    ドから動作モードに復帰する第2の工程と、 前記第2の工程で前記動作モードに復帰した前記マイク
    ロプロセッサが、前記電源回路に前記第1の電源供給状
    態への復帰を指示する第3の工程とを備えることを特徴
    とする表示装置の消費電力管理方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の表示装置の消費電力管理
    方法において、 前記第2の工程においては、前記スリープモードから前
    記動作モードに復帰した前記マイクロプロセッサは、同
    期信号の有無をさらに判別し、 前記第3の工程においては、前記第2の工程で前記同期
    信号有りを確認したときに、前記マイクロプロセッサが
    前記電源回路に前記ノーマル電源モードを指示する前記
    電源制御信号を供給することを特徴とする表示装置の消
    費電力管理方法。
JP36014599A 1999-12-20 1999-12-20 表示装置および表示装置の消費電力管理方法 Pending JP2001175233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36014599A JP2001175233A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 表示装置および表示装置の消費電力管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36014599A JP2001175233A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 表示装置および表示装置の消費電力管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001175233A true JP2001175233A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18468105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36014599A Pending JP2001175233A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 表示装置および表示装置の消費電力管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001175233A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244636A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Sharp Corp 表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244636A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Sharp Corp 表示装置
JP4601186B2 (ja) * 2001-02-19 2010-12-22 シャープ株式会社 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0880278B1 (en) CRT display unit and power supply control method therefor
US20050071702A1 (en) Information processing apparatus and power saving control method
US7222250B2 (en) Display unit and power save controller
KR101782409B1 (ko) 비디오 입력 신호를 통한 최대 절전형 디스플레이의 제어 방법
US20080231878A1 (en) Information processing apparatus
KR100413686B1 (ko) 모니터의 절전 장치 및 그 제어 방법
TW201430796A (zh) 時序控制電路、影像驅動裝置、影像顯示系統及顯示驅動方法
JP4163732B2 (ja) 表示システムおよびディスプレイ装置
US11042207B2 (en) Power saving method and display controller capable of optimizing power utilization
JP5576587B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001175233A (ja) 表示装置および表示装置の消費電力管理方法
KR100452721B1 (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
JP2001125556A (ja) 電子機器
JP2001331240A (ja) 車載端末電源装置
CN112379762A (zh) 投影设备及其控制方法
JPH06130906A (ja) 表示制御装置
JP2007244167A (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP2008134275A (ja) プロジェクタおよび光源制御方法
JPH03127215A (ja) 情報処理装置
JP2005274747A (ja) ランプ制御装置
KR100380721B1 (ko) 웹시스템에서 파워 리세트 제어방법
JP2006350284A (ja) ディスプレイ装置及びその結果の異常な電源オンから回復するための方法
KR100617088B1 (ko) 제어부 리셋 장치
JPH06308899A (ja) 陰極線管表示装置
JP2001337309A (ja) 液晶ディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090512

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091217