JP4601078B2 - 圧縮成型品用粉取り装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末を圧縮して成型された錠剤等の圧縮成型品の表面に付着している粉を、圧縮成型品に圧縮空気を噴き付けて除去する圧縮成型品用粉取り装置及び方法に関する。
例えば、粉末原料の圧縮成型時に発生する静電気により、或いは付着性や凝集性が高い粉末原料の物性に起因して、打錠機で成型された錠剤の表面には、不可避的に粉が付着する。
そこで、従来、錠剤などの圧縮成形品に付着した粉を、圧縮空気の噴付けにより除去する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許文献1の技術では、上シャッタで開閉される上部錠剤投入口、及び下シャッタで開閉される下部錠剤排出口を有した流動攪拌室に、この攪拌室に挿入する等により配置された複数のエア噴出し管からエアを噴出することにより、流動攪拌室にバッチ的に投入された錠剤に流動攪拌室での流動方向が互いに反対方向になる流動攪拌作用を付与して、錠剤表面の粉を落とし、落とされた粉をエア吸引装置で流動攪拌室外に吸引除去するようにしている。
特許文献2の技術は、上下方向に延びて縦に配置された圧送管の下端側から投入された粉付きの粒体を、圧送手段により圧送管の下端側から内部に流される加圧空気により上方向に圧送し、圧送管の上端部に設けられた減圧室で加圧空気を減圧して粒体と粉とを分離し、上昇する加圧空気の流れと交差するように減圧室内に設けた分離板を通過する粉を、圧送管の中央部を通る吸引管を通して吸引し回収する一方で、減圧室に接続した取出し口に前記分離板を通過できない粒体をその自重で落下させて外部に排出するようにしている。
特許第3426857号公報(段落0008−0036、図1−図6) 国際公開第W02004/028711号明細書(第7頁第6行〜第9頁第50行、図1−図7)
特許文献1の技術では、流動攪拌室にバッチ的に溜められた錠剤群を十分に攪拌するのに多くの時間を要するだけではなく、浮遊した粉のみが吸引されるに過ぎない。そして、攪拌により分離された粉は少なからず下方へ落下し、それが、攪拌処理後に錠剤とともに下部錠剤排出口から取出されるので、粉取りの信頼性が低い。
特許文献2の技術では、圧送管の下端部に加圧空気が噴き込まれるところでのみ、粉付きの粒体に加圧空気が一度だけ噴き付けられるに過ぎないので、粉取りの信頼性が低い。しかも、加圧空気は、粒体を減圧室まで上昇させるに足る流量と流速で圧送管内を上向きに圧送されるので、それにより搬送される粒体は、かなりの速度で、分離板に衝突する。加えて、分離板に一時的に付着状態となった粒体に、下方から他の粒体が勢い良く衝突することが多々ある。それによって、粉体に割れや欠けを生じる可能性が高い。
本発明の目的は、圧縮成形品の損傷を抑制しつつ、圧縮成形品表面に付着した粉を除去する信頼性が高い圧縮成型品用粉取り装置及び方法を提供することにある。
本発明の圧縮成型品用粉取り装置は、長手方向の一端が開口された入口をなし、この入口から前記長手方向の他端側の出口に向けて移動される圧縮成型品の前記長手方向に交差する方向への昇降を導く内面領域を有して、横たえて設置される分離管と;この分離管の長手方向に沿って前記分離管に間隔的に設けられた複数の噴射ノズルを有し、これら噴射ノズルから前記内面領域の最低位部に向けて圧縮空気を噴射し前記内面領域に沿って上向きに流動する気流を形成する噴射手段と;前記内面領域の上方に連続した位置に前記分離管の内面の接線に沿うように設けられた粉出口を有し、この粉出口を通して前記分離管内の空気を吸引する回収手段と;を具備したことを特徴としている。
本発明で、分離管の長さは例えば400mm〜800mmの範囲で設定でき、分離管は直管ではなく水平視において湾曲していても良い。本発明で、分離管の出口は、入口と例えば対向する分離筒の他端の開口を利用することが好ましいが、前記他端を閉じる代わりに、この他端近傍の下面部に開口して設けることも可能である。
本発明で、分離管が「横たえて設置される」とは、分離管が水平に設置される場合を含むことは当然であるが、以下の形態も含んでいる。平面的に見て噴射ノズルが分離管の長手方向に直交して設けられる場合、分離管内の粉末成型品がその自重のみでは出口方向に分離管内を動くことができず、分離管内の粉末成型品が噴射ノズルから噴出された圧縮空気のエネルギーで入口側に向けて動くことが可能となるように、前下がりに例えば5°以下の角度で傾斜して出口が入口より低くなる態様を含んでいる。同様に、平面的に見て噴射ノズルが分離管の長手方向に直交しておらず粉末圧縮成型品の進行方向に傾斜して、言い換えれば、出口側に傾斜して設けられる場合、入口がこの傾斜角度未満の角度で傾斜して入口が出口より低くなる態様を含んでいる。又、出口方向への移動力を圧縮成型品に与えるために、噴射ノズルを傾斜させる場合、その傾斜角とは、噴射ノズルの中心線と分離管の長手方向に直交する線とが挟む角度(この角度を本明細書では進み角と称する。)を指していて、5°〜15°、好ましくは8°〜12°の範囲内で設定すると良い。
本発明で、分離管は、円筒管により好適に形成できるが、少なくとも管の下部内面が湾曲面、つまり、円又は楕円の円周の一部で作られる弧状面で形成され、かつ、外面が非円形である管等も含んでいる。本発明で、分離管が有する「圧縮成形品の昇降を導く内面領域」は、噴射ノズルから噴出された圧縮空気により分離管の長手方向と交差する方向に沿って噴き動かされる圧縮成形品を上向きに導くとともに、前記噴き動かし作用の低下乃至は一時的消失に伴い粉末成形品が自重で滑落する領域を指しており、この領域は分離管の長手方向全長にわたり延びて設けられている。更に、内面領域は、前記湾曲面で好適に形成できるが、これに代えて斜面を一部に有して形成することも可能である。
本発明で、複数の噴射ノズルは、そのノズル端を内面領域の最低部位、言い換えれば、分離管の内面の最も低い部位に開口させて略水平に配置することも可能であるが、前記最低部位よりも高い位置に斜め下向きに配置することが好ましい。又、この後者の場合噴射ノズルは、前記最低部位に向けて斜め下向きに圧縮空気を噴出すように設けられるが、その角度、つまり、分離管を軸方向に見て水平線と噴射ノズルの中心線とが挟む角度(この角度を本明細書では噴き下ろし角と称する。)は、5°〜45°、好ましくは20°〜30°の範囲内で設定すると良い。本発明で、分離管の長手方向に沿う複数の噴射ノズルの配設ピッチは、3mm〜8mmの範囲で設定することができ、圧縮成型品が錠剤である場合には、その直径以下、一般的には6mm以下にすることが好ましい。本発明で、噴射ノズルのノズル端の開口は、丸孔に限らず、分離管の長手方向に延びるスリット状の長孔等であってもよい。そして、ノズル端の開口形状が丸孔である場合、その開口径は1mm〜3mmの範囲で設定できる。
本発明で、噴射手段は、その噴射ノズルから圧縮空気を連続して噴射するものでも、間欠的に噴射するものであっても良い。間欠噴射をする場合、全ての噴射ノズルの噴射を同時に間欠噴射するようにしても、或いは例えば一個置き等所定間隔毎に設けられている複数の噴射ノズル系統を、順次切換えてそれらの噴射タイミングをずらして間欠噴射するようにしても良い。又、本発明で、噴射手段の噴射ノズルから噴射される圧縮空気は、屋内の空気を除湿処理することなく圧縮した空気であっても良いが、除湿処理を施したドライな空気を圧縮して用いることが好ましい。本発明で、噴射ノズルの噴射圧力は、噴射に伴って内面領域を上向きに移動される圧縮成型品が、内面領域の上方に位置した粉出口に到達することがないように設定することが望ましい。
本発明で、回収手段の粉出口は、分離管内に仕切り部材を設ける場合、この仕切り部材の側縁と分離管の内面との間にこの内面の接線に沿うように形成することができるが、前記仕切り部材を用いない場合には分離管の管壁を貫通して形成することもできる。本発明で、回収手段は前記接線方向に沿うように設けられた粉出口とは異なる位置に別の粉出口を有していても良い。この別の粉出口を設ける場合、分離管内に仕切り部材を設けた構成への適用では、仕切り部材にこれを貫通して前記別の粉出口を設けることができる。又、前記仕切り部材を用いない構成への適用では、分離管の管壁に前記別の粉出口を貫通して形成することもでき、或いは、分離管の軸方向に延びる吸引管を分離管の中央部に配置して、この吸引管の管壁に前記別の粉出口を形成することができる。分離管の内面の接線に沿うように設けられる粉出口、及び他の粉出口の大きさは、錠剤等の圧縮成形品が通過しない形状、大きさに形成することが好ましい。又、本発明で、回収手段の吸気能力は、分離管内を浮遊する分離管の入口及び出口を通って外部に漏れることがないように、回収手段の吸気動作に伴い分離管の入口及び出口から外気が僅かながら吸込まれるように設定することが好ましい。
又、本発明では、装置の動作状態をモニタリングするための各種センサ、例えば、入口まわりでの粉末圧縮成形品の詰まりを検出する入口センサ、出口まわりでの粉末圧縮成形品の詰まりを検出する出口センサ、回収手段で吸引した風量を検出する風量センサ、回収手段が吸引する空気の圧力を検出する圧力センサ等を所定部位に付加的に設けることは差し支えない。これとともに、圧縮成形品からの粉の分離性能を更に向上するために分離管内を移動する粉末圧縮成型品に高電圧を印加して静電気の除去をする静電除去装置を、分離管に付加することは好ましい。なお、本発明の粉取り装置は、既存の回転式打錠機等の粉末圧縮成型機の近傍に配置して、この成型機の排出口から取出される錠剤等の粉末圧縮成品を受けて使用することができるとともに、粉末圧縮成型機に内蔵する形態として実施することも可能である。
又、本発明の圧縮成型品用粉取り方法は、横たえて設置された分離管の長手方向に沿って間隔的にかつ前記分離管の出口側に傾斜して設けられた複数の噴射ノズルによって、これらから前記分離管の内面の最低位部に向けて噴射された圧縮空気を、前記分離管の入口を通って前記分離管内に供給された粉付きの圧縮成型品に繰り返し噴き付けて、圧縮成型品から粉を分離しつつ、前記最低位部から前記分離管の内面に沿って上向きに流動する気流を形成し、前記圧縮成型品を、その自重に抗して前記分離管の内面に沿って前記長手方向と交差する方向に前記気流で移動させた後に、前記自重で前記最低部位方向に滑落させることを繰り返しながら前記出口に向けて移動させるとともに、前記圧縮成型品の滑落に伴って前記気流により前記分離管の内面に沿って上向きに搬送された粉を、前記分離管の内面の接線に沿うように設けられた粉出口に通して、この気流とともに前記分離管外に吸引して回収することを特徴としている。
本発明によれば、圧縮成形品の損傷を抑制しつつ、圧縮成形品表面に付着した粉を除去する信頼性が高い圧縮成型品用粉取り装置及び方法を提供できる。
図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1及び図2中符号1は粉取り装置を示しており、この粉取り装置1は、分離管2と、仕切り部材11と、噴射手段21と、回収手段31とを備えている。
分離管2は、その長手方向に直交する方向の断面が円形で中空をなす円筒管からなり、長手方向の両端は夫々開口されている。この分離管2はその内部を透視可能とするために透明アクリル樹脂などの透明合成樹脂材料で作られている。分離管2の長手方向の一端開口は入口2aなしている。図1に示すように入口2aの内周に嵌合して投入ブロック3が分離管2の一端部に取外し可能に連結されている。投入ブロック3の内部には入口2aに連通する投入通路3aが形成されている。投入通路3aは投入ブロック3の上端に開放されている。
分離管2の長手方向の他端開口は出口2bをなしている。図1に示すように出口2bの外周に嵌合して排出ブロック4が分離管2の他端部に取外し可能に連結されている。排出ブロック4の内部には、出口2bに連通する排出通路4aが形成されている。排出通路4aは、分離管2よりも低い排出ブロック4の下端に開口されている。
粉取り装置1は、例えば図示しない回転式打錠機(粉末圧縮成型機)の成型品排出口から順次排出される錠剤(粉末圧縮成型品D)を受入れることができるように、前記成型品排出口の直下に投入ブロック3の上端を対向させて使用される。粉取り装置1は、その分離管2が水平となるように図示しない架台上に横たえて設置される。この粉取り装置1の排出通路4aから自重で排出される錠剤Dは、次工程、例えば、コーテング装置や錠剤包装装置などに供給される。
この分離管2の内周面の内で、後述する成形品通過スペースに臨む例えば半円形の領域は、入口2aから出口2bに向けて移動される錠剤Dの昇降を導く内面領域2cとして用いられている。本実施形態の場合、内面領域2cは分離管2の半周にわたる領域を占めて設定されている。
仕切り部材11は、図5(A)に示すように長方形状の平らな仕切板12と、この仕切板12の長手方向両端部上面に夫々取り付けた半円状の端板13とで形成されている。仕切板12は分離管2と略同じ長さを有し、又、仕切板12の長手方向に直交する幅は分離管2の内径寸法に等しい。
この仕切り部材11は分離管2内にその長手方向一端開口から取外し可能に挿入して配置されている。この場合、仕切り部材11の仕切板12は、水平ではなく斜めに、しかも、分離管2の中心を通って設けられていて、この仕切板12の傾き角度は水平面に対して例えば30°である。仕切板12により、図1及び図2に示すように分離管2内は、成型品移動スペースAと吸引スペースBとに仕切られている。
成型品移動スペースAは、仕切板12の下向き側面と、これに対向した分離管2の下部内周面、つまり、内面領域2cとで区画されている。したがって、内面領域2cに臨んだ成型品移動スペースAは、分離管2の長手方向略全長に延びて形成されている。この成型品移動スペースAの開口された一端は前記入口2aをなして投入通路3aに連通され、成型品移動スペースAの開口された他端は前記出口2bをなして排出通路4aに連通されている。
吸引スペースBは成型品移動スペースAの上側に設けられている。つまり、吸引スペースBは、仕切板12の上向き側面と、これに対向した分離管2の上部内周面とで区画されていて、分離管2の長手方向略全長に延びて形成されている。この吸引スペースBの長手方向両端は夫々端板13で閉じられている。
仕切り部材11により仕切られた上部の吸引スペースBと下部の成型品移動スペースAとは、第1の粉出口15及び第2の粉出口18により連通されている。第1の粉出口15及び第2の粉出口18は後述の回収手段31の一部をなすものである。
図2に示すように第1の粉出口15は、後述の上向きの気流Fを遮るように位置された仕切板12の側縁、具体的には上向きの側縁と分離管2の内面との間に形成され、この内面に対する接線に沿うように設けられている。そのために、図5(A)に示されるように仕切板12の上向きの側縁に、この側縁及び仕切板12の両側面に開放する凹溝16とこれに隣接した凸部17とが、仕切板12の長手方向に沿って交互に形成されているので、前記上向きの側縁は凹凸形状に形成されている。
凸部17の先端を分離管2の内面に接触させて仕切り部材11を分離管2内に配置することで、第1の粉出口15が形成されている。したがって、第1の粉出口15は分離管2の長手方向に間隔的に設けられている。なお、平面的に見た凹溝16の幅は例えば2mm、同凸部17の幅は例えば3mmに設定されているとともに、凹溝16の奥行き、言い換えれば、凸部17の突出長さは例えば2mmである。
各凸部17の成型品移動スペースAに臨んだ面は、図5(B)に示すように仕切板12の側縁の厚みを次第に減じる斜状面例えばテーパ面17aに形成されている。これにより、分離管2の内面と各凸部17の下面とが、後述の上向きの気流Fをこれに略直交して遮る隅部を作らないようにしている。したがって、前記上向きの気流によって凸部17のテーパ面17aに至った粉が留まることなく、隣接する凹溝16を円滑に通過できる点で好ましい。更に、図5(B)に示すようにテーパ面17aは、凹溝16に対してこれを上向きに通過する気流の呼び込みとなるように凹溝16の奥の面を超えて仕切板12の下側面に達している。
なお、第1の粉出口15は、仕切板12の側縁の少なくとも長手方向両端に凸部を設けて、これら凸部間にわたって仕切板12の長手方向に連続して延びるスリットにより形成することもできる。この場合、スリットの数は一個でも複数個であっても良い。
図1及び図2に示されるように第2の粉出口18は仕切板12に設けられている。第2の粉出口18は、図5(A)に示されるように多数の小径な貫通孔からなる。これら第2の粉出口18は、図1に示されるように分離管2の入口2a側に寄せて設けられている。ここで、入口2a側とは、入口2aから出口2bに向けて仕切板12の長手方向に1/3から1/2に渡る領域を指している。なお、第2の粉出口18は多数の小径貫通孔に代えて、複数のスリットを仕切板12の長手方向又はこれに直交する幅方向に並べて、若しくは前記長手方向に対して斜め方向に並べて設けても良い。
噴射手段21は、複数の噴射ノズルと、これらからの圧縮空気の噴射動作を制御する制御ユニット30とを備えている。
各噴射ノズルには、複数のノズル系統、例えば第1のノズル系統をなす複数の噴射ノズル22と、第2のノズル系統をなす複数の噴射ノズル23とが用いられている。これらの噴射ノズル22,23は、分離管2の内面領域2cの最低部位2dに指向して圧縮空気を噴射するものであって、分離管2の長手方向全長にわたり間隔的に設けられている。内面領域2cの最低部位2dとは、分離管2の中心を通る垂線と内面領域2cとが交差する付近を指している。
噴射ノズル22,23の具体的配置について更に詳しく説明する。図3に示されるように分離管2の下部外面に、この分離管2の全長と同じ長さのノズルブロック24が配置されている。このノズルブロック24は例えば分離管2の中心を通る垂直線を境に片側だけに設けられている。ノズルブロック24に対して分離管2は接離可能である。そのために、分離管2の複数個所に取付けた連結ブロック6と、ノズルブロック24を支持したベース25とにわたって手動操作で係脱されるクランプ26で、ベース25に分離管2が着脱可能に連結され、その連結によって分離管2とノズルブロック24とが接触維持されるようになっている。
図4に示すようにノズルブロック24と分離管2の管壁とに渡って複数の噴射ノズル22が所定間隔P1例えば12mmピッチで設けられている。これら噴射ノズル22のノズル先端は内面領域2cの最低部位2dに指向して分離管2の内面に開口されていて、その開口径は例えば2mmである。同様に、ノズルブロック24と分離管2の管壁とに渡って複数の噴射ノズル23が所定間隔P1例えば12mmピッチで設けられている。これら噴射ノズル23のノズル先端も内面領域2cの最低部位2dに指向して分離管2の内面に開口されていて、その開口径は例えば2mmである。第1のノズル系統の各噴射ノズル22と第2のノズル系統の各噴射ノズル23とは、互いに平行であってかつ交互に配置されているので、隣接した噴射ノズル22,23は相互間隔P2を6mmピッチとして設けられている。
第1のノズル系統の各噴射ノズル22に同時に給気をするために、ノズルブロック24に、その長手方向に延びる第1の給気通路27が設けられているとともに、この第1の給気通路27と各噴射ノズル22とを個別に連通する複数の第1の連通路27aが設けられている。同様に、第2のノズル系統の各噴射ノズル23に同時に給気をするために、ノズルブロック24に、その長手方向に延びる第2の給気通路28が設けられているとともに、この第2の給気通路28と各噴射ノズル23とを個別に連通する複数の第2の連通路28aが設けられている。なお、図2〜図4中符号29は噴射ノズル22のノズル先端と反対側の端部を塞ぐ密栓を示している。
各噴射ノズル22,23は、それらから噴射された圧縮空気によって錠剤Dを出口2b側にも移動させるために、図4に示すように平面的に見たときに例えば10°の進み角αを設けて出口2b側に傾斜されている。更に、各噴射ノズル22,23は、前記内面領域2cの最低部位に対して斜め下向きに圧縮空気を噴き出すために、図3に示すように分離管2を軸方向に見たときに例えば25°の噴き下ろし角βを設けて傾斜されている。この噴き下ろし角βを得るために、各噴射ノズル22,23は、内面領域2cの最低部位よりも高い位置に斜め下向きに配設されている。
制御ユニット30は、図示しないが除湿処理部、圧縮空気生成器、電磁弁、コントローラ等の各種の給気制御機器を備えている。除湿処理部は室内空気を取込んで除湿処理して除湿空気とし、この空気をコンプレッサ等からなる圧縮空気生成器で圧縮する。電磁弁は、各ノズル系統に個別に対応して設けられ、それらが開かれたときに圧縮された除湿空気が図示しない給気配管を通して第1の給気通路27及び第2の給気通路28に同時又は選択的或いは交互に供給されるようになっている。コントローラは、例えば制御ユニットに設けられた図示しないタッチパネルからなる操作部により指示された運転指令に従い前記各種の給気制御機器の動作を制御するものであって、各種の噴射パターンで圧縮空気を噴射ノズル22,23から噴射させることができる。
各種の噴射パターンは、第1の給気通路27及び第2の給気通路28に同時又は選択的或いは交互に給気することによって得られる。本実施形態の場合は、間欠噴射を基本としており、第1、第2のノズル系統の間欠噴射を同時に行わせる第1の噴射パターンと、噴射タイミングをずらして第1、第2のノズル系統の間欠噴射を交互に行わせる第2の噴射パターンとが設定されている。これらの噴射パターンは操作部での指示により選択される。更に、錠剤Dの大きさや形状又は処理量等に応じた操作部での指示により、コントローラは、噴射時間(電磁弁ON時間)と噴射休止時間(電磁弁OFF時間)及び噴射圧力等を任意に設定できる。
回収手段31は、前記第1の粉出口15及び第2の粉出口18、及び吸引スペースBに連通された吸引式の集塵機32(図1及び図2参照)を備えている。分離管2には集塵機32に吸引される空気が流出する排気口33が設けられている。この排気口33は好ましい例として図1に示すように第2の粉出口18に対向する位置に設けられている。集塵機32の総吸気流量は、噴射手段21による圧縮空気の総噴射流量の2.5倍〜5.0倍例えば3倍に設定されている。この集塵機32は粉取り装置1の運転中連続して吸気動作をする。
以上の構成の粉取り装置1を用いて錠剤Dに付着した粉を除去する原理を説明する。
粉取り装置1が運転されると、例えば噴射手段21の制御ユニット30での制御により、第1のノズル系統及び第2のノズル系統に対して同時に除湿した圧縮空気が供給されるとともに、回収手段31の集塵機32が動作される。前記給気は間欠的になされる。それにより、複数の第1の噴射ノズル22から分離管2の内面の最も低い部位、つまり、成型品移動スペースAに臨んだ内面領域2cの最低部位2dに向けて、圧縮空気が斜め下向きに噴射され、又、複数の第2の噴射ノズル23からも内面領域2cの最低部位2dに向けて、圧縮空気が斜め下向きに噴射される。
こうして噴き付けられた圧縮空気は、前記最低部位2dから内面領域2cを上向きに流動する気流Fを形成する。この上向き気流Fは、その流れを邪魔するように設けられた仕切り部材11に当たるので、分離筒2の内面に沿って旋回することがない。このため、上向き気流Fの多くは内面領域2cの上方に連続している第1の粉出口15を通って、成型品移動スペースAから吸引スペースBに流入する。この一方で、集塵機32の吸引力によって吸引スペースB内の空気が吸引されるので、上向き気流Fは第1の粉出口15に容易に吸込まれる。これとともに、吸引スペースBの吸気負圧によって、上向き気流F以外の成型品移動スペースA内の空気が第2の粉出口18を通って吸引スペースBに吸込まれる。
このような状態で、打錠された錠剤Dが投入ブロック3に次々に供給される。これらの錠剤Dは投入通路3aから入口2aを通って成型品移動スペースAに導入されて、最も入口2aに近い位置の噴射ノズル22,23の噴射エリアに達するので、この錠剤Dに噴射された空気が錠剤Dに直接噴き付けられる。このため、錠剤Dの表面に付着している粉が噴き飛ばされることで錠剤Dから分離されるとともに、錠剤Dは前記上向き気流Fによって分離管2の内面領域2cに沿うように上昇される。この際、進み角αをもって空気が噴き付けられるので、錠剤Dは進み角αに対応して出口2b側に斜めに進みながら内面領域2cを上向きに移動する。
しかも、錠剤Dは、本実施形態の場合、錠剤Dの自重と噴射圧力との兼ね合いで、最高でも例えば分離管2の中心を通る水平線の高さ位置を越えて上昇されることはない。言い換えれば、第1の粉出口15の高さ位置まで達することがないように噴射圧力が設定されている。そのため、上昇する錠剤Dが、第1の粉出口15に衝突することも、吸付けられてそのまま保持状態されることもない。
この噴射期間において既述のように噴き飛ばされた粉Eの多くは、前記上向き気流Fに乗って、錠剤Dより速い速度で移動される。これに対し、分離された粉よりも遥かに重い錠剤Dの前記内面領域2cに沿う上向きの移動速度は、上向き気流Fに乗った粉Eよりも遥かに遅い。空気の直接噴き付けにより以上のように動かされる錠剤Dは、転がりながら動かされることもあり、又、錠剤D同士が軽く衝突することもある。このため、錠剤Dに軽微なバリが発生している場合には、このバリが除去され、除去されたバリも前記上向き気流Fに乗って運ばれる。
分離された粉Eの殆どは、前記上向き気流Fにより搬送されて第1の粉出口15を通って吸引スペースBに吸込まれる。この場合、第1の粉出口15は分離管2の内面の接線に沿うように設けられていて、上向き気流Fの移動方向と第1の粉出口15に対する吸引の方向が略同じであるとともに、既述のように気流Fが分離筒2の内面に沿って旋回することがないので、分離された粉Eを含んだ上向き気流Fを、過大な吸引力を要することなく円滑に吸引スペースBに吸込むことができる。
又、前記直接噴き付けにより分離された粉の内で前記上向き気流Fに乗らずに成型品移動スペースA内に浮遊した粉Eは、複数の第2の粉出口18を通って吸引スペースBに吸込まれる。
以上のように錠剤Dから分離されて吸引スペースBに至った粉Eやバリ等は、更に、集塵機32に吸込まれて、この集塵機32で空気と分離されて回収される。
この後、噴射ノズル22,23からの圧縮空気の噴出しが休止され前記上向き気流Fが消失する。これにより、既述のように進み角αに応じて内面領域2cに沿って出口2b側に向けて斜め上向きに移動された錠剤Dは、その自重で分離管2の内面領域2cに沿って滑り落ちて、前記噴射ノズルに対して出口2b側に隣接された他の噴射ノズル22,23から噴射される圧縮空気の噴射エリアに達する。
次に、再び、噴射ノズル22,23から圧縮空気が噴出されて上向き気流Fが形成されるので、既述のように錠剤Dへの直接噴き付けによる粉の分離と、分離された粉Eを含んだ空気の回収とが行われる。
こうした動作が噴射ノズル22,23での間欠噴射によって繰り返し行われるので、粉取り装置1を平面的に見たときに、錠剤Dはジグザグな軌跡を描きながら分離管2の出口2bに到達して、排出ブロック4の排出通路4aから外部に排出される。
以上の粉取りでは、噴射ノズル数に応じて錠剤Dに対して圧縮空気に直接噴き付ける回数を数多くできるので、錠剤Dの表面に付着した粉を高い信頼性を持って除去することができる。この場合、錠剤Dの表面に刻印などの凹みがあって、そこに粉が付着していても、圧縮空気の噴き付けが繰り返し行われることで、前記凹みに圧縮空気を噴き付ける機会が、多数回確保されるので、確実に除去することができる。しかも、本実施形態では、噴射の休止期間があることにより、この期間中に錠剤Dの多くが最低部位2dに戻され、その結果至近距離から圧縮空気を噴き付けることができるので、粉取りの信頼性がより高められる。又、以上の粉取り動作は、特許文献1に記載のバッチ式のものと異なり、連続して行われるので、処理効率が高く、しかも、バッチ式のもののように開閉蓋によって錠剤が噛み込まれるおそれもない。
そして、粉取り装置1の噴射ノズル22,23は、分離管2の内面領域2cの最低部位2dよりも高い位置から最低部位2dに圧縮空気を斜め下向きに噴射する位置に設けられているので、以下の利点がある。
つまり、噴射休止に伴い、半円形状の内面領域2cを滑落する錠剤Dは前記最低部位を越えて噴射ノズル22,23側にまで移動することがあるが、この場合に、噴射ノズル22,23を超えてその後方(図2において右方向)にまで移動することはない。しかも、本実施形態では、仕切板12の下向きの側縁が噴射ノズル22,23の上側近傍で分離管2の内面に接しているので、この仕切板12の存在においても噴射ノズル22,23を超える錠剤Dの移動が防止される。このため、錠剤Dは内面領域2cに沿う昇降に拘わらず、噴射ノズル22,23の噴射方向に常に存在するので、確実に圧縮空気を錠剤Dに噴き付けることができる。これに対して、半円形状の内面領域2cの最低部位2dにノズル開口を位置させるとともに最低部位2dの接線に沿うように噴射ノズル22,23を配置した構成では、既述のように噴射ノズル22,23を超えてその後方に至った錠剤Dが他の錠剤に押されて噴射エリアに戻るまでは、圧縮空気を噴き付けることができないので、この点で粉取りの性能が低下し好ましくない。
更に、分離された粉が通過する第1の粉出口15を作る凸部17の下面がテーパ面17aとなっているので、第1の粉出口15を通過しようとする粉Eが凸部17の下面で行き止って滞留することがなく、分離された粉Eの回収効率が高い。
又、既述のように粉取りをする粉取り装置1の噴射ノズル22,23から噴射される圧縮空気は、その圧力及び流量で錠剤Dをその自重に抗して浮遊させながら移動させる必要がなく、成型品移動スペースAの内面領域2cに沿って錠剤Dを上向きに移動させることができる程度の圧力及び空気流量であれば良い。このため、錠剤Dが移動される際に互いに衝突することがあっても、その衝突エネルギー同士が小さいことにより、錠剤Dに割れや欠け等の損傷を生じることを確実に抑制できる。
なお、本発明では、内面領域2cに沿って移動される錠剤Dが仕切板12に軽く当たるように噴射ノズル22,23の噴射圧力を設定して実施することもできる。この場合でも、錠剤Dを浮遊させるほどの搬送エネルギーが錠剤Dに与える必要がないので、仕切板12に錠剤Dが当たっても、その衝突エネルギーが小さく、錠剤Dに割れや欠け等の損傷を生じることがない。しかも、このような噴射圧力の設定、つまり、錠剤Dに割れや欠け等の損傷を生じない程度に錠剤Dが軽く仕切板12に当たり得る設定により、錠剤Dにバリが生じている場合、このバリを、仕切板12への錠剤Dの軽い衝突に伴い効果的に取除くことが可能である。
しかも、粉取り装置1は圧縮空気を間欠噴射する構成であるので、連続噴射する場合に比較して、使用する空気の量が少ない。よって、粉取り装置1を運転するに必要なエネルギー消費量を抑制できる。また、本実施形態では、第1のノズル系統の各噴射ノズル22と第2のノズル系統の各噴射ノズル23とを、以上説明したように同時に間欠噴射させるのではなく、噴射タイミングをずらせて噴射させることもできる。この場合にも既述の作用効果を得られることに加えて、使用する空気の量が更に少なくなるので、エネルギー消費量をより一層抑制できる点で好ましい。
既述の粉取り動作において、錠剤Dへの圧縮空気の直接噴き付け伴い成型品移動スペースA内に噴き上げられる粉Eの量は、打錠された錠剤Dが供給される分離管2の入口2a側の方が、出口2b側よりも遥かに多い。これに対応して入口2a側に設けた第2の粉出口18を通して、既述のように噴き上げられた粉Eを、噴き上げられる傍から速やかに吸引して回収するので、噴き上げられた粉Eが、特に投入ブロック3を通って外部に漏れないようにできる。
更に、第2の粉出口18を入口2a側に限定して設けたので、出口2b側で多少なりとも噴き上げられて浮遊した粉Eを、第2の粉出口18側に吸引できる。これにより、浮遊した粉Eが出口2bを通って外部に漏れる恐れがないようにできる。これに対して、仕切板12の全域に第2の粉出口18が設けられている場合には、出口2b側に位置する第2の粉出口18での吸引により、入口2a側で成型品移動スペースA内に噴き上げられた多量の粉Eの一部が出口2bに向けて吸引されるようになるに伴い、出口2bを通って外部に粉Eが漏れる恐れが考えられる。
その上、成型品移動スペースAと吸引スペースBとが第1の粉出口15だけではなく、第2の粉出口18でも連通されているので、第1の粉出口15に吸引が集中して、この第1の粉出口15の近傍に錠剤Dが衝突すること、及び第1の粉出口15に錠剤Dが吸付けられないようにできる。
又、粉取り中は連続して運転される回収手段31での総吸気量を、噴射手段21の総給気(噴射)量の3倍にしたので、圧縮空気が噴射される度にこの空気が急激に膨張するにも拘らず、それによって分離された粉Eが粉取り装置1の外部に漏れないようにできる。
又、錠剤Dが接触可能な投入ブロック3、分離管2、及び排出ブロック4、仕切り部材11、及びノズルブロック24等はいずれも静止部材であって、これらにより構成される粉取りユニット(その全体を図1に示す)は、錠剤Dが通過する経路に可動部材と静止部材とが組合された構成を備えていない。したがって、可動部材と静止部材を備える場合のように、これら両部材間に錠剤Dが挟まれることがなく、又、錠剤Dが可動部材に保持されて静止部材に擦り付けられることもないから、これらに起因する錠剤Dの損傷を招くことなく粉取りができる。
しかも、前記粉取りユニットに可動部材がないことから、可動部材を駆動する駆動機器が不要であり、分離管2まわりの構成が単純で、低コストで製造できる。更に、分離管2が丸パイプであるので、分離管2を異形とする加工などが不要である点でも低コスト化を促進できる。それだけではなく、更に、可動部材を駆動する駆動機器は粉末が侵入した場合に動作不良を起こす恐れがあるが、このような機器を備えていないので、長期にわたり故障する恐れがなく確実な粉取り動作を保証できる。
更に、以上のように単純な構成の粉取りユニットをなす投入ブロック3、分離管2、排出ブロック4、仕切り部材11、及びノズルブロック24の部品は、互いに着脱可能である。このため、粉取りユニットは分解・組立が容易で、それに伴い前記各部品を全て洗浄することができる。
図6〜図10は本発明の夫々異なる他の実施形態を示している。これらの実施形態を以下説明するが、第1実施形態と構成又は機能が同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
図6に示した本発明の第2実施形態では、第1実施形態で用いた仕切り部材に代えて、ホルダ41と吸引管45を用いているとともに、分離管2の上部管壁に第1の粉出口15を設けている。
第1の粉出口15は、分離管2の上部管壁内面の接線方向に沿うようにして前記上部管壁を貫通しているとともに、分離管2の長手方向に沿って間隔的に設けられている。ホルダ41は、導入縁部42を有し、この導入縁部42を分離管2の上部管壁の内面に接触させて分離管2に固定されている。このホルダ41は分離管2の長手方向略全長にわたって延びている。
導入縁部42は、第1実施形態で説明した仕切板の上向き側縁と同じく凹溝と凸部とを交互に連続させた構造であり、この導入縁部42の凹溝は第1の粉出口15に直接連通されている。この第1の粉出口15に分離管2の上部管壁外周に突設した排気口33が直接連通されている。したがって、圧縮空気が噴射ノズルから噴射されることで、内面領域2cに沿うように形成される上向き気流Fは、導入縁部42の凹溝から第1の粉出口15を通って排気口33から集塵機32に吸引されるようになっている。
ホルダ41は分離管2の中心部に向けて突出しており、その突出端に吸引管45が支持されている。それにより、吸引管45は分離管2の中央部にこの分離管2の長手方向に延びて配置されていて、その少なくとも一端が図6には図示されない投入ブロックまたは排出ブロックに着脱可能に支持されている。吸引管45はその長手方向に直交する方向の断面が円形であり、その管壁に第2の粉出口18が放射状に開けられている。これらの第2の粉出口18は、吸引管45の長手方向に間隔的に設けられているが、分離管2の入口側だけに設けることが好ましい。そして、吸引管45は図示しない配管を介して集塵機32に連通されていて、排気口33と同時に吸引されるようになっている。そのため、この第2実施形態では、吸引管45の内部空間が吸引スペースBに相当し、分離管2の内部スペース全体が成型品移動スペースAに相当している。
以上説明した事項以外は図6に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。そして、この第2実施形態においても、第1実施形態で既に説明したのと同様な粉取り機能を発揮して、本発明の課題を解決できる。
図7に示した本発明の第3実施形態では、分離管2の上部管壁に第1の粉出口15と第2の粉出口18とを設けているとともに、第1実施形態で用いた仕切り部材に代えて、カバー51を用いている。
第1の粉出口15は、分離管2の中心を通る垂直線を境に、ノズルブロック24と反対側に位置した分離管2の上部管壁に、この管壁内面の接線方向に沿うように前記上部管壁を貫通しているとともに、分離管2の長手方向に沿って間隔的に設けられている。第2の粉出口18は、分離管2の上部管壁において第1の粉出口15と異なる位置に設けられている。これら第2の粉出口18は分離管2の入口側だけに設けることが好ましい。
カバー51は、第1の粉出口15及び第2の粉出口18を覆って分離管2の上部管壁の外面に着脱可能に被われている。このカバー51は分離管2の全長に渡っており、その長手方向両端は閉じている。カバー51とこれに覆われた分離管2の上部管壁の外面領域との間に、吸引スペースBが形成されているとともに、カバー51に排気口33が設けられている。従って、この第3実施形態では、分離管2の内部スペース全体が成型品移動スペースAとなっている。
又、分離筒2の内面に、第1の粉出口15に連続するように風防部材52が取付けられている。風防部材52は分離管2の長手方向全長にわたり延びている。この風防部材2によって、噴射ノズル22,23(噴射ノズル22は図7には図示されない)からの圧縮空気の噴射に伴って形成される上向き気流Fが、分離筒2の内面に沿って旋回することを妨げて、第1の粉出口15を確実に通過させることができるようになっている。
以上説明した事項以外は図7に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。そして、この第3実施形態においても、第1実施形態で既に説明したのと同様な粉取り機能を発揮して、本発明の課題を解決できる。
図8に示した本発明の第4実施形態では、分離管2の中心を通る垂直線を境に両側にノズルブロック24が対称に設置されていて、夫々のノズルブロック24の第1の給気通路27及び第2の給気通路28は制御ユニット30に連通されている。以上の構成に応じて仕切り部材の仕切板12は分離管2の上部に略水平に配置されている。更に、第1の粉出口15は、仕切板12の両側縁と分離管2の上部管壁内面との間に、この内面の接線方向に沿うように夫々設けられている。
以上説明した事項以外は図8に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。そして、この第4実施形態においても、第1実施形態で既に説明したのと同様な粉取り機能を発揮して、本発明の課題を解決できる。
しかも、この第4実施形態では、分離管2内に投入された錠剤Dに対して分離管2の中心を通る垂直線を境に両側から同時又は交互に圧縮空気を噴き付けて、錠剤Dの表面に対する空気の噴き付け難い死角が生じないようにできるので、更に、粉取りの信頼性を高めることが可能である。なお、両側から交互に圧縮空気を噴射する場合には、第1実施形態で既に説明した粉取り動作が交互に営まれる。又、両側から同時に圧縮空気を噴射する場合には、気流同士が衝突しあって、分離された粉の多くが噴き上げられるので、主として第2の粉出口18からの吸い込みにより粉が回収される。なお、この第4実施形態のように分離管2の中心を通る垂直線を境に両側にノズルブロック24を夫々設ける構成は、図7に示した第3実施形態にも適用可能である。
図9及び図10に示した本発明の第5実施形態では、分離筒2に、この分離筒2の長さに応じて1以上、例えば複数、具体的には図8に示すように二枚のバッフル35a,35bを設けている。
バッフル35a,35bは図10に示すように例えば半円状の板からなる。これらのバッフル35a,35bは、例えば仕切り部材11の仕切板12の下面に接着止め等により固定されて、分離筒2の長手方向と交差する方向好ましくは直交する方向に沿って成型品移動スペースAに設けられている。バッフル35bより上流側のバッフル35aは複数の第2の粉出口18より下流側に寄せて配設されている。バッフル35aより下流側のバッフル35bは分離筒2の出口2bに配設されている。なお、バッフルは少なくとも分離筒2の出口2b側部位に配設してあればよい。
バッフル35a,35bの円弧状をなした縁は、分離筒2の内面領域2cに対向され、それらの間に錠剤(圧縮成型品)Dの移動を許す隙間2gが形成されている。これらのバッフル35a,35bは、硬質材料で形成することもできるが、可撓性を有した材料、好ましくは天然ゴムやシリコンゴム等で形成することが好ましい。バッフル35a,35bを可撓性材料で作ることは、これらと内面領域2cとの間への錠剤Dの噛み込みを防止できるとともに、錠剤が一団となって隙間2gに到達した場合に、バッフル35a,35bの可撓変形により噛み込みを防止しつつ錠剤Dを通過させることができ、更にバッフル35a,35bに衝突した錠剤Dの割れや欠けを防止できる点で優れている。
以上説明した事項以外は図9及び図10に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。そして、この第5実施形態においても、第1実施形態で既に説明したのと同様な粉取り機能を発揮して、本発明の課題を解決できる。
しかも、第5実施形態では、噴射手段の動作により成型品移動スペースA内を出口2bに向けて流れる空気に対する流動抵抗を、分離筒2に設けたバッフル35a,35bによって与えて、噴射された圧縮空気がさしたる抵抗を受けることなく分離筒2を素早く通過することを抑制できる。言い換えれば、バッフル35a,35bの主に上流側付近に形成される空気の乱れで、分離筒2の入口2aから出口2bに向けての錠剤Dの移動速度を低減させることができる。なお、一部の錠剤については一時的に入口2a側に移動される場合もある。
このため、入口2aに投入される錠剤Aの量が多い場合には、これらの錠剤Dに圧縮空気が吹き付けられる時間を増やすことができる。又、例えば打錠機の運転開始直後及び運低終了間際の時期等のように入口2aに投入される錠剤Aの量が少ない場合には、この少量の錠剤に対して噴射された圧縮空気による錠剤搬送力が、多量の錠剤が投入された場合に比較して相対的に高まるにも拘らず、その錠剤Dが分離筒2を素早く通り抜けることを、前記空気の乱れによって抑制できる。こうして分離筒2内での錠剤滞留時間が確保されるに伴い、少量の錠剤Dに対して圧縮空気が吹き付けられる時間が確保されて、この錠剤Dに付着している粉を、直接噴き付けにより十分に分離することができる。
又、本実施形態では、バッフル35aを分離筒2の長手方向中間部で第2の粉出口18の下流側近傍に設けたので、成型品移動スペースA内の分離筒2の入口2a側で多く浮遊した粉Eが、分離筒2の出口2bに向けて容易に移動することをバッフル35aで邪魔することができる。それに伴い、浮遊した粉Eを第2の粉出口18に通して吸引スペースBに容易に吸込むことができるので、分離筒2の出口2bから粉Eが漏れる恐れがないようにできる。
なお、第5実施形態で採用したバッフルの追加は、第4実施形態に適用できる他、第2、第3の実施形態にも適用できる。
第2実施形態への適用では、バッフルはホルダ41を逃げる切欠きを有した円板状として、このバッフルの中央部に形成した嵌合孔を吸引管45に嵌合させることによって、バッフルを分離管2内に配設すればよい。これとともに、バッフルの上部周面を分離管2の上部内面に接触するようにし、バッフルの下部周面を分岐管2の内面領域2cに対向させてこれらの間に隙間2gを形成すればよい。
又、第3実施形態への適用では、風防部材52を逃げる切欠きを有した円板状として、このバッフルの中央部に形成した嵌合孔を吸引管45に嵌合させることによって、バッフルを分離管2内に配設すればよい。これとともに、バッフルの上部周面を分離管2の上部内面に接触するようにし、バッフルの下部周面を分岐管2の内面領域2cに対向させてこれらの間に隙間2gを形成すればよい。
本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、圧縮空気の噴射は噴射ノズルから連続噴射してもよい。この場合、ある噴射ノズルの噴射方向に対応して形成される上向き気流により、錠剤Dは内面領域2cに導かれて斜め上方向に移動されるが、ある程度の高さで内面領域2cに達すると気流の錠剤搬送力よりも錠剤Dの自重が優ってこの錠剤が内面領域2cに沿う滑落を開始する。この錠剤Dは滑落の途中で前記ある噴射ノズルに対して出口2b側に隣接した噴射ノズルの上向き気流の流れに乗って、再び内面領域2cに導かれて斜め上方向に移動される。そして、こうした動作が繰り返されるので、錠剤D表面に付着した粉を取ることができるものである。
本発明の第1実施形態に係る粉取り装置の粉取りユニットを概略的に示す縦断側面図。 第1実施形態に係る粉取り装置を図1中F2−F2線に沿って概略的に示す断面図。 図1の粉取りユニットの分離管まわりの構成を示す断面図。 図3中F4−F4線に沿って示すとともに一部切欠いた断面図。 (A)は図1の粉取りユニットの仕切り部材を示す斜視図。(B)は図5(A)中F5B−F5B線に沿う拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係る粉取り装置を概略的に示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る粉取り装置を概略的に示す断面図。 本発明の第4実施形態に係る粉取り装置を概略的に示す断面図。 本発明の第5実施形態に係る粉取り装置の粉取りユニットを概略的に示す縦断側面図。 第5実施形態に係る粉取り装置を図9中F10−F10線に沿って概略的に示す断面図。
符号の説明
1…粉取り装置、2…分離管、2a…分離管の入口、2b…分離管の出口、2c…分離管の内面領域、2d…内面領域の最低部位、2g…間隙、11…仕切り部材、12…仕切り部材の仕切板、13…仕切り部材の端板、A…成型品移動スペース、B…吸引スペース、D…錠剤(圧縮成型品)、15…第1の粉出口、18…第2の粉出口、21…噴射手段、22…第1の噴射ノズル、23…第2の噴射ノズル、α…噴射ノズルの進み角、β…噴射ノズルの噴き下ろし角、31…回収手段、32…集塵機、35…バッフル、F…気流、T…錠剤(粉末圧縮成型品)

Claims (9)

  1. 長手方向の一端が開口された入口をなし、この入口から前記長手方向の他端側の出口に向けて移動される圧縮成型品の前記長手方向に交差する方向への昇降を導く内面領域を有して、横たえて設置される分離管と;
    この分離管の長手方向に沿って前記分離管に間隔的に設けられた複数の噴射ノズルを有し、これら噴射ノズルから前記内面領域の最低位部に向けて圧縮空気を噴射し前記内面領域に沿って上向きに流動する気流を形成する噴射手段と;
    前記内面領域の上方に連続した位置に前記分離管の内面の接線に沿うように設けられた粉出口を有し、この粉出口を通して前記分離管内の空気を吸引する回収手段と;
    を具備したことを特徴とする圧縮成型品用粉取り装置。
  2. 長手方向の一端が開口された入口をなし、この入口から前記長手方向の他端側の出口に向けて移動される圧縮成型品の前記長手方向に交差する方向への昇降を導く内面領域を有して、横たえて設置される分離管と;
    この分離管内を、前記内面領域に臨んで前記長手方向に延びる成型品移動スペース、及び前記内面領域に臨まないで前記長手方向に延びる吸引スペースに仕切って、前記分離管内に設けられた仕切り部材と;
    前記成型品移動スペースに開口されるとともに、前記分離管の長手方向に沿って前記分離管に間隔的に設けられた複数の噴射ノズルを有し、これら噴射ノズルから前記内面領域の最低位部に向けて圧縮空気を噴射し前記内面領域に沿って上向きに流動する気流を形成する噴射手段と;
    前記内面領域の上方に連続した前記分離管の内面と前記仕切り部材の側縁との間に前記両スペースを連通しかつ前記内面の接線に沿うように設けられた粉出口を有し、この粉出口を通して前記吸引スペース内の空気を吸引する回収手段と;
    を具備したことを特徴とする圧縮成型品用粉取り装置。
  3. 前記分離管の中心を通る垂直線の片側に前記噴射手段を設けるとともに、前記垂直線を境に前記噴射手段と反対側に前記回収手段の前記粉出口を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  4. 前記噴射ノズルを前記内面領域の最低部位よりも高い位置に配設したことを特徴とする請求項1から3の内のいずれか一項に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  5. 前記圧縮成型品を前記気流によって前記出口側に移動させるように前記噴射ノズルを傾斜させたことを特徴とする請求項1から4の内のいずれか一項に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  6. 前記噴射手段は前記噴射ノズルから圧縮空気を間欠噴射することを特徴とする請求項1から5の内のいずれか一項に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  7. 前記吸引手段は、前記粉出口とは異なる位置で、前記圧縮成型品が移動される前記分離管内の成型品移動スペースに臨んで設けられた他の粉出口を有することを特徴とする請求項1から6の内のいずれか一項に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  8. 前記分離管の少なくとも出口側部位にバッフルを設け、このバッフルと前記内面領域との間に前記圧縮成型品の移動を許す隙間を形成したことを特徴とする請求項1から7の内のいずれか一項に記載の圧縮成型品用粉取り装置。
  9. 横たえて設置された分離管の長手方向に沿って渡り間隔的にかつ前記分離管の出口側に傾斜して設けられた複数の噴射ノズルによって、これらから前記分離管の内面の最低位部に向けて噴射された圧縮空気を、前記分離管の入口を通って前記分離管内に供給された粉付きの圧縮成型品に繰り返し噴き付けて、圧縮成型品から粉を分離しつつ、前記最低位部から前記分離管の内面に沿って上向きに流動する気流を形成し、
    前記圧縮成型品を、その自重に抗して前記分離管の内面に沿って前記長手方向と交差する方向に前記気流で移動させた後に、前記自重で前記最低部位方向に滑落させることを繰り返しながら前記出口に向けて移動させるとともに、
    前記圧縮成型品の滑落に伴って前記気流により前記分離管の内面に沿って上向きに搬送された粉を、前記分離管の内面の接線に沿うように設けられた粉出口に通して、この気流とともに前記分離管外に吸引して回収することを特徴とする圧縮成型品用粉取り方法。
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