JP4600691B2 - 付加硬化性シリコーンゴム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、低硬度(デュロメーターAによる硬度が10〜25)の硬化物(シリコーンゴム)を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物に関する。更に詳しくは、硬化後の硬度が低硬度であっても、表面のタック感がなくかつ反発弾性が高く、プリッとしたゴム感を有するシリコーンゴムを形成でき、特に哺乳瓶用乳首及び赤ちゃん用おしゃぶりを成形するために有用な付加硬化性シリコーンゴム組成物に関する。
シリコーンゴムは、耐熱性、耐寒性、安全性、外観の良さ(透明性)、肌触りの良さ、更には耐久性の良さから、幼児用遊具や食器、歯ブラシなど、特に哺乳瓶用乳首や赤ちゃん用おしゃぶりを成形する材料として広く使用されている。特に、付加反応硬化タイプのシリコーンゴム組成物は、有機過酸化物硬化タイプのように有機過酸化物の分解による副生成物を生じないこと、特に安全面から、上記用途に好んで使用されている。しかしながら、シリコーンゴムをそれら哺乳瓶用乳首や赤ちゃん用おしゃぶりに適用できる強度にするためには、補強性シリカが必須であるが、補強性シリカを添加すると硬度が上がってしまうという問題があった。
現在、広く使用されているシリコーン製の哺乳瓶用乳首の硬さ(デュロメーターA)は、30〜50であるが、そのデザインの多様化を図るため、あるいは吸引力の弱い赤ちゃん用に、低硬度のものが望まれていた。ところが、シリコーンゴムで低硬度のものを作成しようとするために補強性シリカの量を減らすと、強度がなくなって使えなくなってしまう。また、補強性シリカを減らさず、付加架橋のバランスを崩して低硬度にしようとすると、へたりのあるゴムや表面がべとつくゴムになってしまい、哺乳瓶用乳首や赤ちゃん用おしゃぶりとしては、感触が不適なものとなってしまう。
本発明は、上記事情を改善するためになされたもので、低硬度、高伸張性で、引張り強度が高く、しかも良好なゴム弾性、タック感のないゴム感触を有する硬化物(シリコーンゴム)を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、室温で液状のアルケニル基含有短鎖オルガノポリシロキサンと室温で生ゴム状の、アルケニル基含有あるいは非含有の、長鎖オルガノポリシロキサンを組み合わせることにより、低硬度でかつゴム弾性を有し、哺乳瓶用乳首及び赤ちゃん用おしゃぶりとして好適な感触をもつシリコーンゴムを与える材料を見出したものである。
すなわち、本発明は、
(A)一分子中に少なくとも2個の珪素原子と結合するアルケニル基を含有し、平均重合度が1500以下で、室温で液状のオルガノポリシロキサン 50〜90重量部
(B)平均重合度が2000以上で、室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサン
10〜50重量部
(C)一分子中に少なくとも2個の珪素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(A),(B)成分の合計100重量部に対し、0.2〜20重量部
(D)BET法による比表面積が150m2/g以上であるヒュームドシリカ
(A),(B)成分の合計100重量部に対し、10〜40重量部
(E)付加反応官能基を持たず、平均重合度が300以下のオルガノポリシロキサン
(A),(B)成分の合計100重量部に対し、0〜60重量部
(F)付加反応触媒 触媒量
を主成分としてなり、120℃、10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行うことにより、デュロメーターA硬度計による硬度が10〜25である硬化物を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物
を提供する。

本発明によれば、上記(A)〜(F)成分の特定量の組み合わせにより、低硬度でかつ表面タックがほとんどなく、ゴム感にすぐれたシリコーンゴムを提供できる。
本発明のシリコーンゴム組成物によれば、低硬度、高伸張性で引張り強度が高く、しかも表面のタック感がなく、反発弾性が高く、プリッとしたゴム感を有するシリコーンゴムを与え、哺乳瓶用乳首、赤ちゃん用おしゃぶり等を成形するのに好適である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
まず、(A)成分の1分子中に少なくとも平均2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(I)で示されるものを用いることができる。
1 aSiO(4-a)/2 ・・・(I)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5の範囲の正数である。)
ここで、上記R1で示される珪素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R1の90%以上がメチル基であることが好ましい。
また、R1のうち少なくとも2個はアルケニル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、特に好ましくはビニル基である。)であることが必要である。
尚、アルケニル基の含有量は、オルガノポリシロキサン中1.0×10-6mol/g〜5.0×10-4mol/g、特に1.0×10-5mol/g〜2.0×10-4mol/gとすることが好ましい。アルケニル基の量が1.0×10-6mol/gより少ないとゴム硬度が低すぎてゲル状になってしまい、また5.0×10-4mol/gより多いと架橋密度が高くなりすぎて、硬度の高いゴムになってしまう。このアルケニル基は、分子鎖末端の珪素原子に結合していても、分子鎖途中の珪素原子に結合していても、両者に結合していてもよい。
このオルガノポリシロキサンの構造は基本的には、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。分子量については、平均重合度(重量平均重合度、以下同様)が1500以下、通常100〜1500、好ましくは150〜1000である。100未満では、十分なゴム感が得られず、1500より高いと粘度が高くなり、成形が困難になってしまう。
次に、(B)成分の平均重合度が2000以上で、室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(II)で示されるものを用いることができる。
2 bSiO(4-b)/2 ・・・(II)
(式中、R2は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であり、bは1.8〜2.5、好ましくは1.9〜2.1の範囲の正数である。)
ここで、上記R2で示される珪素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、上記R1と同様であり、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R2の90%以上がメチル基であることが好ましい。
また、R2のうちにアルケニル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、特に好ましくはビニル基である。)は含まれても、含まれなくても良いが、含まれる時、そのアルケニル基の含有量は、0.0001mol/g以下(0〜1×10-4mol/g)、特に0.00005mol/g以下(5×10-8〜5×10-5mol/g)とすることが好ましい。アルケニル基の量が0.0001mol/gより多いと、ゴム硬度が高くなってしまう場合がある。このアルケニル基は、分子鎖末端の珪素原子に結合していても、分子鎖途中の珪素原子に結合していても、両者に結合していてもよい。
このオルガノポリシロキサンの構造は基本的には、前記(A)成分と同様に、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。分子量については、平均重合度が2000以上(通常2000〜100000程度)で生ゴム状のもの、好ましくは3000以上(3000〜80000程度)のものである。平均重合度が2000未満では、十分なゴム感が得られないばかりか、表面にべたつきを生じてしまう場合がある。
この生ゴム状オルガノポリシロキサンの配合量は、(A)成分90重量部に対し10重量部から(A)成分50重量部に対し50重量部、好ましくは(A)成分85重量部に対し15重量部から(A)成分60重量部に対し40重量部の範囲である。(A)成分90重量に対し10重量部未満では、目的とするプリッとしたゴム感が得られず、(A)成分50重量部に対し50重量部を超えると、組成物の粘度が高く、成形が困難になってしまう。
(C)成分は、一分子中に珪素原子と結合する水素原子(SiH基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、分子中のSiH基が前記(A)成分及び(B)成分中の珪素原子に結合したアルケニル基とヒドロシリル付加反応により架橋し、組成物を硬化させるための硬化剤として作用するものである。この(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、下記平均組成式(III)
3 cdSiO(4-c-d)/2 ・・・(III)
(式中、R3は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。また、cは0.7〜2.1、dは0.001〜1.0で、かつc+dは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示され、1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上、より好ましくは3〜100個、更に好ましくは3〜50個の珪素原子結合水素原子(SiH基)を有するものが好適に用いられる。
ここで、R3の一価炭化水素基としては、R1で例示したものと同様のものを挙げることができるが、脂肪族不飽和基を有しないものが好ましい。また、cは好ましくは、0.8〜2.0、dは好ましくは0.01〜1.0、c+dは好ましくは1.0〜2.5であり、オルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子構造は、直鎖状、環状、分岐状、三次元網目状のいずれの構造であっても良い。この場合、一分子中の珪素原子の数(又は重合度)は2〜300個、特に4〜150個程度の室温(25℃)で液状のものが好適に用いられる。尚、珪素原子に結合する水素原子は分子鎖末端、分子鎖の途中のいずれに位置していてもよく、両方に位置するものであってもよい。
上記(C)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とから成る共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C653SiO1/2単位とから成る共重合体などが挙げられる。
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(A),(B)成分の合計100重量部に対して0.2〜20重量部、特に0.3〜10重量部であるが、上記オルガノポリシロキサンの珪素原子と結合する水素原子(SiH基)と(A)成分及び(B)成分中の珪素原子に結合したアルケニル基の総量とモル比は(SiH基/アルケニル基)は、0.8〜10.0、特に1.0〜5.0が好ましい。この比が0.8より小さいと架橋が不十分になり、べたついたゴムになってしまい、10.0より大きいと、成形物に発泡が見られたり、金型からの離型が困難になったりしてしまう。
(D)成分のヒュームドシリカは、シリコーンゴムに十分な強度を与えるために必須なものである。ヒュームドシリカのBET法による比表面積は、150m2/g以上、通常、150〜400m2/g、好ましくは150〜350m2/gで、150m2/gより小さいと十分な強度が得られないばかりか、成形物の透明性も低下してしまい、400m2/gより大きいと配合が困難になったり、変色したりしてしまう。これらヒュームドシリカは、そのまま用いてもかまわないが、表面疎水化処理剤で予め処理したものを使用したり、あるいはシリコーンオイルとの混練時に表面処理剤を添加して処理することにより使用することが好ましい。これら表面処理剤は、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステルなど公知のいかなるものを一種で用いてもよく、また2種以上を同時に又は異なるタイミングで用いても構わない。
また、これらヒュームドシリカの配合量は(A)成分及び(B)成分の合計100重量部に対し、10〜40重量部、特に15〜35重量部であることが好ましい。配合量が10重量部より少ないと十分なゴム強度が得られず、また40重量部より多いと、硬度が高くなってしまう。
(E)成分の付加反応官能基(即ち、ビニル基等のアルケニル基及び珪素原子結合水素原子(SiH基)からなる、ヒドロシリル化付加反応に関与し得る官能基)を持たず、平均重合度が300以下のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均分子式で示される、直鎖状の(好ましくは無官能性の)ジオルガノポシロキサンを例示することができる。
Figure 0004600691
(ここで、R4は炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6の、非置換又はハロゲン置換の、アルキル基、アリール基を示し、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙げられ、これらのうちメチル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。R4は同一でも異なってもよいが、全R4の90モル%以上はメチル基であることが好ましい。nは300以下(即ち、0〜300)の整数、好ましくは2〜250の整数である。)
(E)成分としては、上記の無官能性、直鎖状のジオルガノポリシロキサンの他にも、環状構造や分岐状構造のオルガノポリシロキサンが含まれていても問題ない。
尚、平均重合度(又は上記式のn)が300を超えると、少量の配合でもシリコーンゴム硬化物の表面にベタツキが生じてしまう。
(E)成分は、必要に応じて配合し得る任意成分であり、その配合量は、(A),(B)成分の合計100重量部に対して0〜60重量部であり、好ましくは1〜50重量部、より好ましくは10〜40重量部である。この配合量が60重量部を超える場合には、硬化物のゴム物性が著しく低下してしまうおそれがある。
(F)成分の付加反応触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と1価アルコ−ルとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などが挙げられる。尚、この付加反応触媒の配合量は触媒量とすることができ、通常、白金族金属として、(A),(B)成分の合計量に対し、0.5〜1000ppm、特に1〜500ppm程度である。
その他の成分として、必要に応じて、沈降シリカ、石英粉、珪藻土、炭酸カルシウムのような充填剤や、カーボンブラック、導電性亜鉛華、金属粉等の導電剤、窒素含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫黄化合物等のヒドロシリル化反応制御剤、酸化鉄、酸化セリウムのような耐熱剤、ジメチルシリコーンオイル等の内部離型剤、接着性付与剤、チクソ性付与剤等を配合することは任意とされる。
本発明のシリコーンゴム組成物は、上記成分を混合することにより製造することができるが、室温(25℃)で液状のもの、特に粘度が50〜5000Pa・s、特に100〜3000Pa・sであるものが好ましい。
このシリコーンゴム組成物の成形、硬化方法としては、常法を採用し得るが、成形法として液状射出成形法が好適に採用される。また、硬化条件としては、120〜230℃で3秒〜10分、好ましくは150〜210℃で5秒〜3分程度の加熱処理条件を採用し得る。
本発明においては、硬化して得られた硬化物(シリコーンゴム)のデュロメーターA硬度計による硬度が10〜25、特に12〜23のものである。
また、このシリコーンゴムのJIS−K6249に基づく反発弾性が40%以上(即ち、40〜100%)、より好ましくは45〜95%、特に50〜80%であり、また、引張り強度が3.0MPa以上、より好ましくは3.5〜10MPa、特に4〜10MPa、切断時伸びが400%以上、より好ましくは450〜1200%、特に500〜1000%であることが好ましい。
このようなシリコーンゴムは、哺乳瓶用乳首、赤ちゃん用おしゃぶり等に好適に用いられる。
以下、実施例と比較例によりこの発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、下記例で部は重量部を示す。また、平均重合度は、重量平均重合度を示す。
[実施例1]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が750であるジメチルポリシロキサン(1)70部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)25部、ヘキサメチルジシラザン5部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース95部に、上記ジメチルポリシロキサン(1)10部、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8000であるジメチルポリシロキサン生ゴム[ビニル基含有量1×10-6mol/g](2)20部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が50であるジメチルポリシロキサン20部、架橋剤として両末端及び側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を5.6部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(1)及びジメチルポリシロキサン生ゴム(2)の合計中のアルケニル基=1.6(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、10rpmでの測定結果が200Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
[実施例2]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(4)60部、表面を疎水化処理された比表面積が170m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジルR−974)20部、ヘキサメチルジシラザン3部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース80部に、ジメチルポリシロキサン(4)10部、アルケニル基を含まない平均重合度が5000であるジメチルポリシロキサン生ゴム40部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が150であるジメチルポリシロキサン10部、架橋剤としてメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を1.8部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(4)中のアルケニル基=2.5(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、10rpmでの測定結果が800Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
[実施例3]
実施例2の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(4)60部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)25部、ヘキサメチルジシラザン5部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース85部に、ジメチルポリシロキサン(4)10部、平均重合度が5000であるジメチルポリシロキサン生ゴム(5)[ビニル基含有量2.0×10-5mol/g]40部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に架橋剤として両末端のみにSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(6)(重合度15、SiH基量0.0018mol/g)を2.6部、実施例1のメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を0.6部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)及び(6)の合計中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(4)及びジメチルポリシロキサン生ゴム(5)の合計中のアルケニル基=2.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、2rpmでの測定結果が3000Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
[比較例1]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が750であるジメチルポリシロキサン(1)70部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)25部、ヘキサメチルジシラザン5部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース95部に、ジメチルポリシロキサン(1)30部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が50であるジメチルポリシロキサン20部、架橋剤として両末端及び側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を1.2部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(1)中のアルケニル基=1.6(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、10rpmでの測定結果が80Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
[比較例2]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が750であるジメチルポリシロキサン(1)70部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)25部、ヘキサメチルジシラザン5部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース95部に、ジメチルポリシロキサン(1)30部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が50であるジメチルポリシロキサン20部、架橋剤として両末端及び側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を0.5部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(1)中のアルケニル基=0.7(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、10rpmでの測定結果が85Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
[比較例3]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(4)70部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)10部、ヘキサメチルジシラザン3部、水1.0部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベース95部に、ジメチルポリシロキサン(4)30部を入れ、30分撹拌を続けた後、架橋剤として両末端及び側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(3)(重合度17、SiH基量0.0050mol/g)を1.9部[メチルハイドロジェンポリシロキサン(3)中のSiH基/ジメチルポリシロキサン(4)中のアルケニル基=1.8(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物[25℃でのBS型粘度計、ローター7番、10rpmでの測定結果が40Pa・s]を得た。
このシリコーンゴム組成物100部に白金触媒(Pt濃度1%)0.1部を混合し、120℃/10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行なった硬化物について、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び、反発弾性を測定した結果、及び指触によるゴム表面の判定結果を表1に示した。
Figure 0004600691

Claims (6)

  1. (A)一分子中に少なくとも2個の珪素原子と結合するアルケニル基を含有し、平均重合度が1500以下で、室温で液状のオルガノポリシロキサン 50〜90重量部
    (B)平均重合度が2000以上で、室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサン
    10〜50重量部
    (C)一分子中に少なくとも2個の珪素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
    (A),(B)成分の合計100重量部に対し、0.2〜20重量部
    (D)BET法による比表面積が150m2/g以上であるヒュームドシリカ
    (A),(B)成分の合計100重量部に対し、10〜40重量部
    (E)付加反応官能基を持たず、平均重合度が300以下のオルガノポリシロキサン
    (A),(B)成分の合計100重量部に対し、0〜60重量部
    (F)付加反応触媒 触媒量
    を主成分としてなり、120℃、10分のプレスキュア後、オーブン内で150℃で1時間のポストキュアを行うことにより、デュロメーターA硬度計による硬度が10〜25である硬化物を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  2. 室温での粘度が50〜5000Pa・sの範囲であり、液状射出成形用である請求項1記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  3. (B)成分の生ゴム状オルガノポリシロキサンのビニル基含有量が0.0001mol/g以下である請求項1又は2記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  4. 哺乳瓶用乳首又は赤ちゃん用おしゃぶりの製造用である請求項1乃至のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  5. 更に、反発弾性が40%以上である硬化物を与える請求項1乃至のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  6. 更に、引張り強度が3.0MPa以上で、かつ切断時伸びが400%以上である硬化物を与える請求項1乃至のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
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