JP4598729B2 - 増幅回路、および、増幅される信号の増幅方法 - Google Patents

増幅回路、および、増幅される信号の増幅方法 Download PDF

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Description

本発明は、増幅回路、および、増幅される信号の増幅方法に関するものである。
増幅回路は、例えば移動通信技術および工業エレクトロニクスのような多数のエレクトロニクス分野に用いられている。
通信技術における例えば電力増幅器には、動作点を調節する増幅器段が必要である。この動作点の調節は、通常、カレントミラーを用いて静止電流を増幅器トランジスタに供給することにより、または、バイアス電圧を印加することにより、行われる。
図3Aは、公知の増幅器段を示している。また、図3Bは、バイアス電圧を与えるための公知の回路を示している。
図3Aは、npnバイポーラトランジスタ7を備えた増幅器段を示している。このnpnバイポーラトランジスタ7は、増幅される信号U−INを増幅された信号U−OUTに変えるものである。該トランジスタ7のバイアス電圧は、電流源4および他のnpnバイポーラトランジスタ5によって与えられる。
図3Bは、図3Aに示した電流源4の実現に用いる、バイアス電圧を与えるための回路を示している。電流源4は、2つのpnpバイポーラトランジスタ10、11、および、1つの基準電流源12として構成されている。それゆえに、電流源4を実現するために、トランジスタ5、7に対して相補的な2つのトランジスタ10、11が備えられている。pnpバイポーラトランジスタの許容損失は、npnバイポーラトランジスタのそれと比べて少ない。この特性のゆえに、通常、pnpバイポーラトランジスタの所要面積はより大きくなる。あるいは、複数のpnpバイポーラトランジスタを並列に接続することにより、所要面積を大きくすることもできる。
米国特許第6,313,705号明細書
本発明の目的は、所要面積の小さな、したがってコスト効率のよい、バイアスを調節できる増幅回路を形成することにある。さらに、本発明の目的は、増幅器の設定を自在に行うことのできる方法を提示することにある。
これらの目的を、請求項1の物、および、請求項16の方法によって解決する。一形態および洗練された形態については、従属請求項に示す。
本発明の構成に関する目的を、
−電源電圧端子と基準電位端子との間に接続されている、第1直列回路であって、
−電流源と、
−上記の電流源と基準電位端子との間に接続されている第1タップと、
−上記の第1タップと基準電位端子との間に接続されている、ダイオードとして接続された第1素子と第1インピーダンスとを含んだ第1直列回路と、
−電源電圧端子と基準電位端子との間に接続されている、第2直列回路であって、該第2直列回路は、第1直列回路に流れる第1電流を反映するために、スケーリングによって設計されており、
−上記の第1タップに結合された制御端子を有する第1トランジスタの、第1端子と第2端子との間の被制御経路と、
−第2インピーダンスであって、上記の第2インピーダンスは、上記の第1トランジスタの被制御経路と基準電位端子との間に接続されており、第2インピーダンスの第1端子が第1トランジスタの被制御経路に接続され、第2インピーダンスの第2端子が第2タップに接続され、第2タップは、バイアス電圧の出力に用いられ、第2直列回路に流れる第2電流と、第1電流との比が、第1インピーダンスおよび第2インピーダンスによって調節される、第2インピーダンスとを含んだ、第2直列回路と、
−第2タップに結合されていることにより動作点が調節される、増幅器段と、
を備えた増幅回路によって解決する。
この増幅回路は、第1直列回路と、第2直列回路と、増幅器段とを含んでいる。第1直列回路は、電流源を含んでいる。この電流源には、ダイオードとして接続されている第1素子が結合されている。このダイオードとして接続されている第1素子には、第1インピーダンスが結合されている。電流源と、ダイオードとして接続されている第1素子との間には、第1タップが位置している。
第2直列回路は、第1トランジスタの被制御経路を含んでいる。この被制御経路は、第1トランジスタの、第1端子と第2端子との間に位置している。第1トランジスタの制御端子は、第1タップに結合されている。
この第1トランジスタの被制御経路には、第2インピーダンスが直列に接続されている。第2インピーダンスは、一方、第2タップに接続されている。この第2タップは、バイアス電圧を出力するために用いられる。
増幅器段は、増幅器段の動作点を調節するために、第2タップに結合されている。
第1トランジスタの制御端子を第1タップに結合することにより、第1タップと基準電位端子との間の電圧が、第1トランジスタの制御端子と基準電位端子との間の電圧と同じになる。したがって、第1電流(ON状態において第1直列回路に流れる電流)が、ON状態において第2直列回路に流れる第2電流に反映される。第1タップと基準電位端子との間の電圧は、第1直列回路において、ダイオードとして接続されている第1素子と、第1インピーダンスとを介して、降下する。この、第1トランジスタの制御端子と基準電位端子との間の電圧降下は、第1トランジスタの制御端子と第2端子との間の電圧降下と、第2インピーダンスを介した電圧降下と、第2タップと基準電位との間の電圧降下とから、構成されている。
この増幅回路の利点は、第1インピーダンスの値と、第2インピーダンスの値とを選択し、電流源によって生成された電流の大きさを選択することによって、第2直列回路に流れる第2電流の大きさを調節することができる点にある。また、他の利点として、第1電流と第2電流との比を、第1インピーダンスおよび第2インピーダンスによって調節することができる点が挙げられる。
一形態では、増幅器段は、ダイオードとして接続されている第2素子を含む。このダイオードとして接続されている第2素子は、第2タップと基準電位端子との間に接続される。第1タップと基準電位端子との間の電圧は、第1ダイオードおよび第1インピーダンスを介して降下するが、これに対して、第1トランジスタの制御端子と基準電位端子との間の電圧は、この制御端子と第2端子との間の第1トランジスタのダイオードと、第2インピーダンスと、ダイオードとして接続されている第2素子とを介して、降下する。ダイオードを介した電圧降下は、温度の影響を受ける。第1直列回路において電圧を降下させるダイオードの数が、第2直列回路における、ダイオードとして接続された第2素子を含む、電圧を降下させるダイオードの数よりも少ないので、バイアス電圧および第2電流は温度の影響を受ける。このことが増幅器段の温度依存性を補償するために用いられることが、有効である。
一形態では、増幅器段は、第2トランジスタを含む。第2トランジスタの第1端子と第2端子との間の被制御経路は、電源電圧端子と基準電位端子との間に接続される。第2トランジスタの制御端子は、第2タップに結合される。
また、一形態では、増幅器段は、整合回路を含む。この整合回路は、第2トランジスタの第1端子を、電源電圧端子と、増幅された信号を出力するための増幅器段の出力部とに結合する。また、一形態では、整合回路は、トランジスタの第2端子を電源電圧端子に接続するためのローパス特性を有する結合部と、第2トランジスタの第2端子と増幅器段の出力部とを接続するためのハイパス特性を有する他の結合部とを有する。
他の形態では、整合回路は、抵抗を備える。この抵抗は、第2トランジスタの第1端子を、電源電圧端子に接続する。一形態では、整合回路は、キャパシタを含む。このキャパシタは、第2トランジスタの第1端子を増幅器段の出力部に結合する。
一形態では、増幅される信号が供給される入力部は、他の整合回路を介して、第2トランジスタの制御端子に接続される。一形態では、他の整合回路は、ハイパス特性を示す。好ましい一形態では、該他の整合回路はキャパシタを備える。
一形態では、増幅器段の出力部には、他の増幅器段の入力部が結合される。ここでは、他の増幅器段の他の整合回路が、配線を介して形成される。なぜなら、増幅器段の出力部の直流電圧を、他の増幅器段の入力部のために、増幅器段の整合回路におけるキャパシタを介して降下するからである。
また、上記技術の複数の増幅器段をつなぎ合わせることができる。好ましい一形態では、3つの増幅器段が並んで接続される。一形態では、他の増幅器段の動作点に整合したバイアス電圧が、他の第1直列回路と他の第2直列回路とによって与えられる。また、一形態では、第1直列回路および第2直列回路を用いて、互いに並んで接続された、少なくとも2つの増幅器段のための動作点の調節が実現される。
他の形態では、少なくとも2つの増幅器段が、入力側と出力側とに並列して接続される。ここで、動作点を調節するために、第1直列回路および第2直列回路が備えられる。あるいは、並列接続された少なくとも2つの増幅器段のそれぞれに対して、第1直列回路および第2直列回路が1つずつ、各動作点を調節するために備えられる。
また、一形態では、差動増幅回路が、第1直列回路と、第2直列回路と、増幅器段とを含む。ここで、増幅器段は、制御可能な第1経路と、制御可能な第2経路とを含んでいる。これらの経路の入力側には、差が増幅される第1信号および第2信号が入力される。また、出力側では、増幅された第1電圧および増幅された第2電圧が出力される。上記の制御可能な第1経路と、制御可能な第2経路とは、互いに結合されている。この結合は、一形態では、抵抗であってもよい。この抵抗は、基準電位端子を、制御可能な第1経路と、制御可能な第2経路とが接続されているノードに接続する。調整のために、ダイオードとして接続されている第2素子と、基準電位端子との間、および、第1直列回路に、他の抵抗が備えられていることが好ましい。このように、第1直列回路と第2直列回路との動作点が、制御可能な2つの経路において、等しく調節されることが、有効である。
一形態では、第1直列回路は、ダイオードとして接続されている第3素子を含む。ダイオードとして接続されている第3素子は、ダイオードとして接続されている第1素子と、第1インピーダンスとの間に接続されるか、または、第1インピーダンスと、基準電位端子との間に接続される。本形態の利点は、第1タップと基準電位端子との間、および、第1トランジスタの制御端子と基準電位端子との間に、それぞれ2つのダイオードおよび1つの抵抗が接続されている点である。該ダイオードは、順方向に駆動されるように、接続される。この構造の利点は、回路に対する温度の影響が低減するということであり、これにより、電圧は、ダイオードを介して、少なくとも部分的に補償された状態になる。したがって、ダイオードとして接続されている第2素子を併せて第1直列回路および第2直列回路を通る電流は、1つの素子(電流源)だけが規定する温度係数を示す。
一形態では、ダイオードとして接続されている第1素子は、第4トランジスタとして構成されている。該第4トランジスタの第1端子と制御端子とは、互いに結合されている。
同様に、他の形態では、ダイオードとして接続されている第2素子は、第5トランジスタとして構成されている。この第5トランジスタでは、第1端子と制御端子とが互いに結合されている。
さらに他の形態では、ダイオードとして接続されている第3素子は、第3トランジスタとして構成されている。本形態では、第3トランジスタの第1端子と第3トランジスタの制御端子とが互いに結合されている。
第1インピーダンスは、第1抵抗として構成されていてもよい。同様に、第2インピーダンスは、第2抵抗として構成されていてもよい。
好ましい一形態では、第1トランジスタと、第3トランジスタと、第4トランジスタと、第5トランジスタとの電流電圧比は、ほぼ同じである。それゆえに、4つのトランジスタの入力特性曲線および出力特性曲線は、ほぼ同じ比を示している。本形態の利点は、4つのトランジスタの入力特性曲線がほぼ同じであることによって、第1直列回路においてダイオードに印加される2つの電圧を、第5トランジスタを含んだ第2直列回路において2つのダイオードに印加される2つの電圧によって、相殺することができる点にある。したがって、第1抵抗と第2抵抗とを介した電圧降下は、同一である。一形態では、第2抵抗の値を、第1抵抗の値よりも大きく選択することにより、第2電流は、第1電流の値よりも小さい値になる。
好ましい一形態では、第2抵抗の値は、第1抵抗の値よりも小さい。それゆえに、第2直列回路において、第1直列回路の電流よりも大きな電流が生成されることが利点となる。したがって、電流源が小さな電流を生成するように設計されていることが、有効である。
第2トランジスタの制御端子を第2タップに結合することにより、第5トランジスタにおける制御端子と第2端子との間の電圧降下は、第2トランジスタにおける制御端子と第2端子との間の電圧降下とほぼ同じになる。
一形態では、第2トランジスタの制御端子と第2端子との間と、第5トランジスタの制御端子と第2端子との間との電流電圧比は、ほぼ同じである。したがって、第2トランジスタの制御端子と第2端子との間のダイオードの入力特性曲線、および、第5トランジスタの制御端子と第2端子との間のダイオードの入力特性曲線は、ほぼ同じ特性を有している。したがって、第2トランジスタの被制御経路を通る直流と、第5トランジスタの被制御経路を通る直流との比が一定であることが利点となる。
一形態では、第2トランジスタと第5トランジスタとの入力特性曲線および出力特性曲線は、ほぼ同じである。したがって、第2トランジスタを通る電流の値が、第2直列回路を通る第2電流の値とほぼ同じ値であるという利点がある。第2直列回路を第1直列回路に結合しているので、第2トランジスタを通る直流と、電流源が出力する第1電流との比は、温度の影響を受けずに、一定である。
一形態では、第4トランジスタの第1端子は、第6抵抗を介して、第4トランジスタの制御端子に接続されている。他の形態では、第4トランジスタの制御端子は、第7抵抗を介して、第4トランジスタの第2端子に接続されている。好ましい一形態では、第4トランジスタの制御端子は、第6抵抗を介して、第4トランジスタの第1端子に接続されており、第7抵抗を介して、第4トランジスタの第2端子に接続されている。それゆえに、第1直列回路の電流電圧比を変えることができる。抵抗のインピーダンス値が受ける温度依存性が、通常、トランジスタの伝達特性が受ける温度依存性よりも低いので、第1直列回路の温度依存状態を、第6抵抗および第7抵抗を用いて様々に調節できることが利点である。したがって、第2電流およびバイアス電圧の温度依存性を目的に応じて調節できることが利点となる。
このようにバイアス電圧の温度依存性を調節することによって、一形態では、第2トランジスタの伝達特性が温度の影響を受ける場合に、この温度による影響を補償することができる。したがって、増幅度に及ぼす温度の影響が非常に少ない、増幅回路が、実現される。
第4トランジスタと同様に、第3トランジスタを、1つまたは2つの抵抗に接続してもよい。
一形態では、トランジスタのうちの少なくとも1つが、電界効果トランジスタとして形成される。また、一形態では、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、および、第5トランジスタが、pチャネル型電界効果トランジスタとして形成される。これに代わるものとして、これらのトランジスタが、nチャネル型電界効果トランジスタとして形成される形態があり、その利点として、該トランジスタが1つの同じ平面にある場合、それらの電流が大きいことが挙げられる。
あるいは、トランジスタのうちの少なくとも1つが、バイポーラトランジスタとして形成される形態もある。一形態では、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、および、第5トランジスタは、pnpバイポーラトランジスタとして実現される。さらには、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、および、第5トランジスタが、npnバイポーラトランジスタとして実現されることが好ましい。
一形態では、第1トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、および、第5トランジスタは、ほぼ同じ構成である。
一形態では、増幅器段は、第3インピーダンスを含む。この第3インピーダンスは、第2トランジスタの制御端子を第2タップに結合するために備えられる。第3インピーダンスがローパス特性を有していることが有効である。なぜなら、これにより、増幅される電圧が、ダイオードとして接続されている第2素子または第5トランジスタではなく、第2トランジスタに影響するからである。第3インピーダンスは、コイルとして実現され、これにより、第2トランジスタの直流電圧を第2タップによりよく与えられるという利点が生じる。
一形態では、増幅器段と、第1直列回路と、第2直列回路とは、様々な半導体基板に実現される。したがって、第2トランジスタ(電力トランジスタであってもよい)を実現するための、より大きな電流を流す技術が用いられることが、有効である。
それに代わるものとして、増幅回路を半導体基板に集積してもよい。集積する利点は、配線の長さが短くなり、高周波信号のクロストークが減り、トランジスタの熱同期が改善され、コンタクトの数とそれに伴うコンタクト接続の複雑さとが軽減され、増幅回路の信頼性が上がる点にある。
本発明の方法に関する目的を、
−第1電流を、第1インピーダンスを介して流れる基準電流として生成する工程と、
−上記の基準電流を、第2インピーダンスを介して流れる第2電流に反映する工程であって、第2電流と基準電流との電流比が、第1インピーダンスと第2インピーダンスとの比に応じて決まる工程と、
−増幅器段にバイアス電圧を供給するために、第2電流からバイアス電圧を生成する工程と、
−上記の増幅器段の入力部に、増幅される信号を入力する工程と、
−上記の増幅器段によって増幅された信号を出力する工程と
を含む、増幅される信号の増幅方法によって達成する。
増幅される信号を増幅された信号に増幅するための方法は、以下の工程を含んでいる。
基準電流である第1電流を生成する。基準電流に対するミラー電流である第2電流を生成する。第2電流の値と基準電流の値との比は、調節可能である。
第2電流を用いて、増幅器段に与えるバイアス電圧を生成する。
増幅される信号を、増幅器段の入力部において増幅器段に供給する。この増幅器段によって増幅された信号を、増幅器段の出力部から出力する。
要約すると、提案原理には、以下の利点がある。
−バイアス電圧およびバイアス電流を与えるために、増幅器段のトランジスタと同じ種類のトランジスタを用いることができる。
−ミラー比(つまり、第2直列回路に流れている電流と、第1直列回路に流れている電流との比)を、抵抗比(つまり、第1抵抗と第2抵抗との比)によって調節することができる。
−増幅回路は、目的に応じて温度依存状態が調節されたバイアス電圧を与えることができる。
−増幅回路を、異なるトランジスタ型に実現できる。したがって、npnバイポーラトランジスタまたはそれに対して相補的なpnpバイポーラトランジスタが備えられていてもよい。同様に、nチャネル型電界効果トランジスタ、さらに、それに対して相補的なp型チャネル型電界効果トランジスタを備えた増幅回路を、実現することができる。
本発明により、所要面積の小さな、したがってコスト効率のよい、バイアスを調節できる増幅回路を形成することができる。さらに、本発明により、増幅器の設定を自在に行うことのできる方法を提示することができる。
以下では、複数の実施例について図を参照しながら、本発明をより詳しく説明する。機能または作用の同じ素子には同じ参照符号が付されている。素子中の回路部とその機能とが一致する限り、以下の図の各々においてその説明を繰り返さない。
図1A〜図1Cは、提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。
図2は、トランジスタの代わりにダイオードが備えられている、提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。
図3Aおよび図3Bは、公知の増幅回路とバイアス電圧を与えるための公知の回路とを示す図である。
図1A〜図1Cは、提案原理に基づく、第1直列回路1と、第2直列回路2と、増幅器段3とを備えた増幅回路の一例を示す。
図1Aに、第1直列回路1を示す。この第1直列回路1は、第1抵抗32を備えている。第1抵抗32は、一方の端子により、基準電位端子8に接続されており、他方の端子により、第4トランジスタ20の第2端子23に接続されている。第4トランジスタ20の第1端子21は、第4トランジスタ20の制御端子22と、電流源25の一方の端子とに接続されている。電流源25は、他方の端子により、電源電圧U−Cを供給するための電源電圧端子9に結合されている。第4トランジスタ20の第1端子21と、電流源25との間に、第1タップ33が備えられている。
第2直列回路2は、第1トランジスタ40と、第2抵抗51とを備えている。第1トランジスタ40の制御端子42は、第1タップ33に結合されている。第1トランジスタ40の第1端子41は、電源電圧端子9に接続されている。第1トランジスタ40の第2端子43は、第2抵抗51の一方の端子に結合されている。第2抵抗51の他方の端子は、第2タップ49に接続されている。第2タップ49にバイアス電圧U−Bを出力可能である。
増幅器段3は、第5トランジスタ45を備えている。第5トランジスタ45は、第2タップ49と基準電位端子8との間に接続されている。第5トランジスタ45の第1端子46は、第2タップ49と、第5トランジスタ45の制御端子47とに接続されている。第5トランジスタ45の第2端子48は、基準電位端子8に接続されている。バイアス電圧U−Bは、第3インピーダンス48を介して、第2トランジスタ60の制御入力部62へ供給される。高周波の結合を除去するために、第3インピーダンス48を、コイルとして実現することが有効である。
第2トランジスタ60の第1端子61は、整合回路66を介して、電源電圧端子9に結合されている。同じく、トランジスタ60の第1端子61は、上記整合回路66を介して、増幅された電圧U−OUTを出力するための増幅構造の出力部67に接続されている。第2トランジスタ60の第2端子63は、基準電位端子8に接続されている。
増幅される信号U−INは、入力部64を介して、増幅回路へ供給される。入力部64は、他の整合回路65を介して、第2トランジスタ60の制御端子62に結合されている。
電流源25から供給される基準電流である電流I−1は、第1直列回路1から第2直列回路2に反映される。第2直列回路2において、電流I−2が流れる。第1直列回路1における第1タップ33と基準電位端子8との間の素子、および、第2直列回路2の第1トランジスタ40の制御端子42と基準電位端子8との間の素子により、温度特性が決まり、この温度特性に応じて、第2電流I−2および電圧U−Bが第2タップ49に与えられる。第1直列回路1を第2直列回路2に結合することにより、第1抵抗32を介した電圧降下と、第4トランジスタ20の制御端子22と第2端子23との間の電圧降下との和は、第2抵抗51を介した電圧降下と、第5トランジスタ45の第1端子46と第2端子48との間の被制御経路を介した電圧降下と、第1トランジスタ40の制御端子42と第2端子43との間の電圧降との和に等しくなる。ダイオードの順方向電圧の温度係数は、ダイオードの形態に応じて、例えば−2mV/Kの大きさであってもよい。結合された部分にあるダイオードの数は、第1直列回路1においては1個、または、第5トランジスタ45を含む第2直列回路2においては2個であるので、バイアス電圧U−Bと、第2電流I−2とは、温度係数を有している。
上記4つのトランジスタの少なくとも1つは、npnバイポーラトランジスタとして実現されており、少なくとも1つの他のトランジスタは、pnpバイポーラトランジスタとして実現されている。
第1トランジスタ20、第2トランジスタ40、第4トランジスタ45、および、第5トランジスタ60は、図1Aに示す増幅回路においてnpnバイポーラトランジスタとして実現されていることが有効である。もしくは、これらの4つのトランジスタは、pnpバイポーラトランジスタまたは電界効果トランジスタとして製造することができる。
したがって、一種類のトランジスタによって、増幅器段3の動作点を調節できることが有効である。
図1Bに、提案してきた原理に基づく増幅回路の一例を示す。この増幅回路は、図1Aに記載の増幅回路の一形態である。
図1Bに示す増幅回路は、図1Aに示す増幅回路に加えて、第1直列回路1に第3トランジスタ26を備えている。
第3トランジスタ26の第1端子27は、第3トランジスタ26の制御端子28に接続されている。第3トランジスタ26は、第4トランジスタ20と第1抵抗32との間に、第1端子27と第2端子29との間の被制御経路を有するように、接続されている。他の一形態として、第3トランジスタ26が、第1抵抗32と基準電位端子8との間に接続されている構成も可能である。
図1Bの実施形態では、第1直列回路1における第1電流I−1は、2つのダイオードと第1抵抗32とを介して流れ、第5トランジスタ45を含む第2直列回路2における第2電流I−2は、同じく、2つのダイオードと抵抗51とを介して流れる。これらのダイオード、または、トランジスタにおける制御端子と第1端子との間の経路、および、該制御端子と第2端子との間の経路が、同じ電流電圧比を示している場合は、ダイオードの電圧は同一であり、その結果、第1電流I−1と第2電流I−2との比は、温度によって決まる。これらの素子が同じ構造および同じ材料を有しており、好ましくはドーパント特性もほぼ同じであり、それゆえ、ほぼ同じ温度係数を有していることにより、電流電圧比が同じになる。温度係数がほぼ同じであれば、幾何学的寸法もほぼ同じであることが好ましい。上記の素子は1つの半導体基板上に設けられていることが有効なので、動作中はそれらの素子を同じ温度に近似する。
図1Bでは、第2電流I−2とバイアス電圧U−Bとは、第1抵抗32の大きさに対する第2抵抗51の大きさの比で決定される。第2抵抗51が第1抵抗32よりも小さい場合、電流源25によって生成される電流I−1よりも大きな電流I−2が流れる。
第2トランジスタ60が、第5トランジスタ45とほぼ同じ電流電圧比を有している場合は、第2電流I−2とほぼ同じ大きさの電流が第2トランジスタ60を介して流れることが好ましい。第2トランジスタ60を流れる電流の温度係数は、電流源25から提供される電流の温度係数とほぼ同じである。
図1Cに、提案してきた原理に基づく、図1Aの増幅構造の一形態である増幅構造の一例を示す。
図1Cの増幅回路は、図1Aに示す増幅回路に加えて、第6抵抗34と、第7抵抗35とを備えている。第6抵抗34は、第4トランジスタ20の第1端子21を、第4トランジスタ20の制御端子22に結合している。制御端子22は、第7抵抗35を介して、第4トランジスタ20の第2端子23に接続されている。第1タップ33は、第4トランジスタ20の第1端子22と、電流源25との間に設けられている。
第4トランジスタ20をnpnバイポーラトランジスタとして実現する場合は、第1端子21がコレクタで形成され、第2端子23がエミッタで形成され、制御端子22がベースで形成される。第4トランジスタ20と、第6抵抗34と、第7抵抗35とは、ベース−エミッタ間電圧の倍率器を形成する。
第6抵抗34と第7抵抗35との抵抗の比を用いて、第1直列回路1において、スケーリング可能なダイオード電圧を調節することができる。したがって、一形態において、第1トランジスタ40と第5トランジスタ45とのダイオード電圧は補償される。
他の形態として、過補償が行われる構成も可能である。過補償では、第4トランジスタ20のコレクタ−エミッタ間電圧は、2つのダイオード電圧よりも大きい。したがって、第2電流I−2の温度係数は、過補償されない形態とは逆の符号を有することとなる。
したがって、第6抵抗34および第7抵抗35を選択することにより、第1直列回路1および第2直列回路2の電流および電圧を変更し、目的に応じて調節可能な温度係数を有するバイアス電圧U−Bおよび第2電流I−2を与えることができる。
バイアス電圧U−Bの温度係数により、第2トランジスタ60の増幅率の温度係数を増幅器段3において補償することが有効である。その結果、増幅される信号U−INの増幅された信号U−OUTへの変化は、実質的に温度の影響を受けない。
図2は、提示してきた原理にしたがった、第1直列回路1と、第2直列回路2と、増幅器段3とを含んだ典型的な増幅回路を示している。
第1直列回路1は、第1インピーダンス24を含んでいる。この第1インピーダンス24の一方の端子は、基準電位端子8に結合されており、他方の端子は、ダイオードとして接続されている素子30に結合されている。ダイオードとして接続されている素子30のもう一方の端子は、電流源25の一方の端子に接続されている。電流源25の他方の端子は、電源電圧端子9に接続されている。この電源電圧端子9は、電源電圧U−Cを供給するためのものである。ダイオードとして接続されている第1素子30と、電流源25との間には、第1タップ33が位置している。
第2直列回路2は、第1トランジスタ40と第2インピーダンス44とを含んでいる。第1トランジスタ40の制御端子42は、第1タップ33に結合されている。第1トランジスタ40の第1端子41は、電源電圧端子9に接続されている。第1トランジスタ40の第2端子43は、第2インピーダンス44の一方の端子に結合されている。第2インピーダンス44の他方の端子は、第2タップ49に結合されている。第2タップ49から、バイアス電圧U−Bが出力される。
増幅器段3は、ダイオードとして接続されている第2素子50を含んでいる。この第2素子50は、第2タップ49と基準電位端子8との間に接続されている。バイアス電圧U−Bは、第3インピーダンス48を介して、第2トランジスタ60の制御入力部62に供給される。高周波の結合を除去するために、第3インピーダンス48が、コイルとして実現されていることが有効である。
増幅器段3の他の構成は、図1Aの増幅器段の構成と同じである。
電流源25から供給される電流I−1は、第1直列回路1から、第2電流I−2が流れている第2直列回路2に反映される。第1直列回路1における第1タップ33と基準電位端子8との間の素子、および、第2直列回路2の第1トランジスタ40の制御端子42と基準電位端子8との間の素子によって、温度特性が決まり、この温度特性に応じて、第2電流I−2および電圧U−Bが第2タップ49に与えられる。初めに述べた経路に1つのダイオードと1つのインピーダンスとがあり、2つ目に述べた経路に2つのダイオードと1つのインピーダンスとがある場合、バイアス電圧U−Bと第2電流I−2とは温度の影響を受ける。
他の形態において、ダイオードとして接続されている第3素子31が、第1タップ33と基準電位端子8との間の第1直列回路1に備えられている場合、上記した2つの経路にはそれぞれ2つのダイオードが位置している。全部で4つのこれらのダイオードの電流電圧比がほぼ同じである場合、ダイオードの温度の影響は補償される。第2直列回路2の第2電流I−2と第1直列回路1の第1電流I−1との比は、特に、第2インピーダンス44と第1インピーダンス24との比によって決まる。第1インピーダンス24と第2インピーダンス44とが同一である場合、第2電流I−2は、第1電流I−1とほぼ同じであり、電流源25が出力する第1電流I−1についての温度係数を示すのみである。
第2インピーダンス44が第1インピーダンス24よりも小さい場合、第2電流I−2は、第1電流I−1よりも大きな値を有する。このように、電流源25によって生成される少ない電流が多い電流に反映されることが、利点である。この多い電流は、ダイオードとして接続されている第2素子50に電圧U−Bを与える。この電圧U−Bは、第2トランジスタ60の動作点を調節するために用いられる。
以上のように、一種類のトランジスタと、ダイオードとを用いて、増幅器段3の動作点の調節を実現できることが、利点である。
図3Aは、公知の増幅回路を示しており、図3Bは、バイアス電圧を与えるための公知の回路を示している。これらの図については明細書の冒頭部に記載しているので、ここでは説明を省略する。
提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。 提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。 提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。 トランジスタの代わりにダイオードが備えられている、提案原理に基づく増幅回路の一例を示す図である。 公知の増幅回路とバイアス電圧を与えるための公知の回路とを示す図である。 公知の増幅回路とバイアス電圧を与えるための公知の回路とを示す図である。
符号の説明
1 第1直列回路
2 第2直列回路
3 増幅器段
4 電流源
5 トランジスタ
6 抵抗
7 トランジスタ
8 基準電位端子
9 電源電圧端子
10 トランジスタ
11 トランジスタ
12 電流源
20 第4トランジスタ
21 第1端子
22 制御端子
23 第2端子
24 第1インピーダンス
25 電流源
26 第3トランジスタ
27 第1端子
28 制御端子
29 第2端子
30 ダイオードとして接続されている第1素子
31 ダイオードとして接続されている第3素子
32 抵抗
33 第1タップ
34 第6抵抗
35 第7抵抗
40 第1トランジスタ
41 第1端子
42 制御端子
43 第2端子
44 第2インピーダンス
45 第5トランジスタ
46 第1端子
47 制御端子
48 第2端子
48 第3インピーダンス
49 第2タップ
50 ダイオードとして接続されている第2素子
60 第2トランジスタ
61 第1端子
62 制御端子
63 第3端子
64 入力部
65 整合回路
66 整合回路
67 出力部
68 第1端子
69 第2端子
70 第3端子
I−1 第1電流
I−2 第2電流
I−3 第3電流
U−C 電源電圧
U−IN 増幅される電流
U−OUT 増幅された電流

Claims (15)

  1. 電源電圧端子(9)と基準電位端子(8)との間に接続されている第1直列回路(1)であって、電流源(25)と、上記電流源(25)と上記基準電位端子(8)との間に接続されている第1タップ(33)と、上記第1タップ(33)と上記基準電位端子(8)との間にダイオードとして接続されている第1素子(30)と、上記第1タップ(33)と上記基準電位端子(8)との間に接続されている第1インピーダンス(24)とを含んでいる第1直列回路(1)と、
    上記電源電圧端子(9)と上記基準電位端子(8)との間に接続されている第2直列回路(2)であって、上記第2直列回路(2)は、上記第1直列回路(1)に流れる第1電流(I−1)を反映するためにスケーリングによって設計されており、上記第1タップ(33)に結合された制御端子(42)を有する第1トランジスタ(40)の、第1端子(41)と第2端子(43)との間の被制御経路と、第2インピーダンス(44)であって、上記第2インピーダンス(44)は上記第1トランジスタ(40)の被制御経路と上記基準電位端子(8)との間に接続されており、上記第2インピーダンス(44)の第1端子は上記第1トランジスタ(40)の被制御経路に接続され、上記第2インピーダンス(44)の第2端子は第2タップ(49)に接続され、上記第2タップ(49)は、バイアス電圧(U−B)の出力に用いられ、上記第2直列回路(2)に流れる第2電流(I−2)と、上記第1電流(I−1)との比が、上記第1インピーダンス(24)および上記第2インピーダンス(44)によって調節される、第2インピーダンス(44)とを含んだ、第2直列回路(2)と、
    上記第2タップ(49)に結合されていることにより動作点が調節される増幅器段(3)と、を含み、
    第6抵抗(34)が、第4トランジスタ(20)の第1端子(21)を上記第4トランジスタ(20)の制御端子(22)に接続し、第7抵抗(35)が、上記第4トランジスタ(20)の制御端子(22)を、上記第4トランジスタ(20)の第2端子(23)に接続し、第4トランジスタ(20)のコレクタ−エミッタ間電圧は、目的に応じて調節可能な温度係数を有するバイアス電圧(U−B)および第2電流(I−2)を与えることができるように調節されることにより、増幅器段(3)の温度係数が補償され
    ダイオードとして接続されている上記第1素子(30)は、第4トランジスタ(20)として構成されている増幅回路。
  2. 上記増幅器段(3)は、ダイオードとして接続されている第2素子(50)を含んでおり、ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、上記第2タップ(49)と上記基準電位端子(8)との間に接続されている、請求項1に記載の増幅回路。
  3. 上記増幅器段(3)は第2トランジスタ(60)を含んでおり、上記第2トランジスタ(60)の第1端子(61)と第2端子(63)との間の被制御経路は、上記電源電圧端子(9)と上記基準電位端子(8)との間に接続されており、上記第2トランジスタ(60)の制御端子(62)は上記第2タップ(49)に結合されている、請求項1または2に記載の増幅回路。
  4. 上記増幅器段(3)は整合回路(66)を含んでおり、上記整合回路(66)の第1端子(68)は、上記第2トランジスタ(60)の上記第1端子(61)に接続されており、上記整合回路(66)の第2端子(69)は、上記電源電圧端子(9)に接続されており、上記整合回路(66)の第3端子は、増幅された信号(U−OUT)を出力するための、上記増幅器段(3)の出力部(67)に接続されている、請求項3に記載の増幅回路。
  5. 上記第2トランジスタ(60)の上記制御端子(62)は、他の整合回路(65)を介して、増幅される信号(U−IN)を供給するための増幅回路の入力部(64)に接続されている、請求項3または4に記載の増幅回路。
  6. 第3インピーダンス(48)が、上記第2トランジスタ(60)の上記制御端子(62)と上記第2タップ(49)とを結合している、請求項3〜5のいずれか1項に記載の増幅回路。
  7. 上記第3インピーダンス(48)はコイルとして構成されている、請求項6に記載の増幅回路。
  8. 上記第1インピーダンス(24)は、第1抵抗(32)として構成されており、上記第2インピーダンス(44)は、第2抵抗(51)として構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の増幅回路。
  9. 上記第1直列回路(1)は、ダイオードとして接続されている第3素子(31)を含んでおり、ダイオードとして接続されている上記第3素子(31)は、ダイオードとして接続されている上記第1素子(30)と、上記第1インピーダンス(24)との間に接続されているか、または、上記第1インピーダンス(24)と、上記基準電位端子(8)との間に接続されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の増幅回路。
  10. ダイオードとして接続されている上記第3素子(31)は、第3トランジスタ(26)として構成されており、上記第3トランジスタ(26)の第1端子(27)と上記第3トランジスタ(26)の制御端子(28)とが互いに結合されている、請求項9に記載の増幅回路。
  11. ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、第5トランジスタ(45)として構成されており、上記第5トランジスタ(45)の第1端子(46)と上記第5トランジスタ(45)の制御端子(47)とが互いに連結されている、請求項2に記載の増幅回路。
  12. 上記増幅器段(3)は、ダイオードとして接続されている第2素子(50)を含んでおり、ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、上記第2タップ(49)と上記基準電位端子(8)との間に接続されており、
    ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、第5トランジスタ(45)として構成されており、上記第5トランジスタ(45)の第1端子(46)と上記第5トランジスタ(45)の制御端子(47)とが互いに連結されており、
    上記第1トランジスタ(40)と、上記第3トランジスタ(26)と、上記第4トランジスタ(20)と、上記第5トランジスタ(45)との電流電圧比がほぼ同じである、請求項10に記載の増幅回路。
  13. 上記増幅器段(3)は、ダイオードとして接続されている第2素子(50)を含んでおり、ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、上記第2タップ(49)と上記基準電位端子(8)との間に接続されており、
    ダイオードとして接続されている上記第2素子(50)は、第5トランジスタ(45)として構成されており、上記第5トランジスタ(45)の第1端子(46)と上記第5トランジスタ(45)の制御端子(47)とが互いに連結されており、
    上記第2トランジスタ(60)と、上記第5トランジスタ(45)との電流電圧比が、ほぼ同じである、請求項3〜7のいずれか1項に記載の増幅回路。
  14. 増幅される信号(U−IN)の増幅方法であって、
    第1インピーダンス(24)を介して流れる基準電流(I−1)を生成する工程と、
    上記基準電流(I−1)を、第2インピーダンス(44)を介して流れる第2電流(I−2)に反映する工程であって、上記第2電流(I−2)と上記基準電流(I−1)との電流比が、上記第1インピーダンス(24)と上記第2インピーダンス(44)との比に応じて決まる工程と、
    増幅器段(3)にバイアス電圧(U−B)を供給するために、上記第2電流(I−2)から上記バイアス電圧(U−B)を生成する工程と、
    上記増幅器段(3)の入力部(64)に、上記増幅される信号(U−IN)を入力する工程と、
    上記増幅器段(3)によって増幅された信号(U−OUT)を出力する工程と、
    を含んでおり、
    上記基準電流(I−1)を上記第2電流(I−2)に反映する工程は、
    上記第1インピーダンス(24)を含む第1直列回路(1)の第1タップ(33)に上記基準電流(I−1)に応じた電圧を与える工程と、
    上記第1タップ(33)に与えられた電圧を、上記第2インピーダンス(44)を含む第2直列回路(2)において第1トランジスタ(40)の制御端子(42)に与えることにより、上記第2直列回路(2)に上記第2電流(I−2)を流す工程とを含んでおり、
    上記第1タップ(33)に電圧を与える工程は、上記基準電流(I−1)を上記第1直列回路(1)に入力する工程を含んでおり、上記第1直列回路は、上記第1タップ(33)と基準電位端子(8)との間に接続されており、第4トランジスタ(20)の被制御経路と第1インピーダンス(24)とを含んでおり、
    第6抵抗(34)が、第4トランジスタ(20)の第1端子(21)を上記第4トランジスタ(20)の制御端子(22)に接続し、第7抵抗(35)が、上記第4トランジスタ(20)の制御端子(22)を、上記第4トランジスタ(20)の第2端子(23)に接続し、第4トランジスタ(20)のコレクタ−エミッタ間電圧は、目的に応じて調節可能な温度係数を有するバイアス電圧(U−B)および第2電流(I−2)を与えることができるように調節されることにより、増幅器段(3)の温度係数が補償される方法。
  15. 上記バイアス電圧(U−B)を生成する工程は、
    上記第1トランジスタの被制御経路と、上記第2インピーダンス(44)と、第5トランジスタ(45)の被制御経路とを介して、上記第2電流(I−2)が流れるように、上記第2直列回路(2)の上記第1トランジスタ(40)を、上記第1タップ(33)の電圧を用いて制御する工程と、
    上記バイアス電圧(U−B)を、上記第2インピーダンス(44)と上記第5トランジスタ(45)の被制御経路との間に位置する第2タップ(49)から引き出す工程とを含む、請求項14に記載の方法。
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