JP4594970B2 - 内燃機関用スプリングリテーナの製造方法 - Google Patents

内燃機関用スプリングリテーナの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の動弁機構に用いられる板金製のスプリングリテーナの製造方法に関する。
内燃機関の動弁機構には、エンジンバルブの上端部に、1対のコッタを介して止着され、コイル状のバルブスプリングの上端を受支するスプリングリテーナが用いられる。
このスプリングリテーナは、鋼材を鍛造して成形されるのが一般的であり、全体が厚肉に形成されているため、重く、動弁系の慣性質量を低減するうえでの障害となっている。
この問題に対処するために、本願の出願人は、板金製のスプリングリテーナを案出し、先に特許出願している(特許文献1参照)。
特開2002−303107号公報
内燃機関の運転に伴い、スプリングリテーナにおけるコッタが嵌合されるテーパ状の筒部には、これを拡径させようとする押圧力が作用し、またコッタの上端におけるばね受けフランジにも、バルブスプリングによる大きな上向きの応力が繰り返し作用するため、特に、高速かつ高負荷で運転される自動車用内燃機関に装着されるスプリングリテーナには、高い剛性や疲労強度が要求される。
上記特許文献に記載されている板金製のスプリングリテーナは、図14に示すように、ばね受けフランジAにおけるバルブスプリングの上端が当接する外周部を、内周部側よりも上位となるように、水平を保って上向き段状に折曲し、ばね受けフランジAの中間部に、上向きに立ち上がる環状のガイド部Bを設けることにより、その部分の断面係数を大とし、スプリングリテーナを板金製として軽量化しながら、その強度等を高めている。
しかし、上記のスプリングリテーナは、筒部Cとばね受けフランジAとの連設部における隅部外周部面Dを、筒部Cの上下寸法が大とならないように、比較的小さい半径の円弧状曲面としてあるので、その部分に応力が集中するのが避けられなかった。
そのため、スプリングリテーナをより薄肉として、軽量化を図るのには限界があった。
この問題に対処するために、図15に示すように、隅部外周面Dを、半径の大きな円弧状曲面とすることも考えられるが、このようにすると、隅部内周面Eも大きな円弧状曲面となるため、筒部Cにおけるコッタが装着される部分の上下寸法Hが小さくなる。
このようになると、コッタの嵌合領域が小さくなるので、これにより保持されるエンジンバルブが不安定となる。これを防止するためには、図15の2点鎖線で示すように、筒部Cの上下寸法を大とすればよいが、このようにすると、スプリングリテーナの軽量化に逆行するだけでなく、スプリングリテーナの上下寸法が大となって、エンジン設計の自由度が制限される。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、全体を板金により形成したにも拘らず、高い剛性や疲労強度を有するようにし、もって、可能な限り、軽量化を図れるようにした内燃機関用スプリングリテーナの製造方法を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 1対のコッタが嵌合可能なテーパ孔を中心に有する筒部と、この筒部の上端に連設され、バルブスプリングの上端を受支するばね受けフランジとを備える内燃機関用スプリングリテーナの製造方法であって、円盤状に形成した板金素材を絞り加工することにより、テーパー状の有底筒部の上端に、中間部に上向きに立ち上がるガイド部を有するばね受けフランジが連設され、かつこの連設部の隅部外周面が前記有底筒部の肉厚より大きい曲率半径のほぼ円弧状曲面とされた第1次中間品を成形する工程と、前記第1次中間品を、その外形と補形をなす型孔に挿入して拘束しながら、据込み鍛造により、前記ばね受けフランジの肉の一部を、前記有底筒部との連設部における隅部内周面側に向かって塑性流動させ、かつ前記連設部の隅部内周面を、前記隅部外周面の曲率半径よりも小さな曲率半径のほぼ円弧状曲面とすることにより、前記連設部の肉厚が、有底筒部の肉厚よりも大きい第2次中間品を成形する工程と、前記有底筒部の底板をプレスにより打ち抜く工程とを有する。
()1対のコッタが嵌合可能なテーパ孔を中心に有する筒部と、この筒部の上端に連設され、バルブスプリングの上端を受支するばね受けフランジとを備える内燃機関用スプリングリテーナの製造方法であって、円盤状に形成した板金素材を絞り加工することにより、テーパー状の有底筒部の上端に、中間部に上向きに立ち上がるガイド部を有するばね受けフランジが連設され、かつこの連設部の隅部外周面が前記有底筒部の肉厚より大きい曲率半径のほぼ円弧状曲面とされた第1次中間品を成形する工程と、前記有底筒部の底板をプレスにより打ち抜き、テーパー状の筒部を有する第2次中間品を成形する工程と、前記第2次中間品を上下の型により拘束しながら、据込み鍛造により、前記テーパー状の筒部の下端を、ばね受けフランジ側に強圧し、筒部の肉の一部を、この筒部とばね受けフランジとの連設部における隅部内周面側に向かって塑性流動させ、かつ前記連設部の隅部内周面を、前記隅部外周面の曲率半径よりも小さな曲率半径のほぼ円弧状曲面とすることにより、連設部の肉厚を、前記筒部の肉厚よりも大とする工程とを有する。
請求項記載の発明によれば、筒部とばね受けフランジとの連設部の肉厚を大としたスプリングリテーナを、比較的容易に製造することができる。
また、ばね受けフランジの肉の一部を、据込み鍛造により塑性流動させて、連設部の肉厚を大としているので、連設部に鍛流線が形成されるとともに、加工硬化されるので、その部分の強度が大となる。
請求項記載の発明によれば、請求項と同様、筒部とばね受けフランジとの連設部の肉厚を大としたスプリングリテーナを、比較的容易に製造することができるとともに、筒部の肉の一部を、据込み鍛造により塑性流動させて、連設部の肉厚を大としているので、上記と同様に、連設部の強度が大となる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明により製造されたスプリングリテーナの第1の実施形態を示す斜視図、図2は、このスプリングリテーナを組み付けた動弁機構の中央縦断正面図、図3は、スプリングリテーナ単体の縦断正面図である。
スプリングリテーナ1は、詳細な製造方法は後述するが、例えば0.5〜2.0mm、好ましくは1.2〜1.6mm程度の薄肉鋼板を、絞り加工を基本として成形され、上方に向かって漸次拡径するテーパ状の筒部2と、その上端に外向きに連設されたばね受けフランジ3とからなっている。
筒部2の内面のテーパ孔4に嵌合した1対のコッタ5、5の内面の内向きビード5a、5aを、エンジンバルブ6の軸端部の環状溝6aに嵌合することにより、スプリングリテーナ1は、エンジンバルブ6と実質的に一体をなすように組付けられている。
ばね受けフランジ3の下面の外周部寄りには、バルブスプリング7の上端が圧接し、これにより、スプリングリテーナ1及びエンジンバルブ6は、常時上向きに付勢されている。
上記ばね受けフランジ3の径方向の中間部には、上方に立ち上がる環状のガイド部8が形成され、ガイド部8より外側の水平の外周部下面に、上記バルブスプリング7の上端が圧接している。なおガイド部8は、バルブスプリング7の上端が径方向に移動するのを防止するためと、断面係数を大として、ばね受けフランジ3の曲げ剛性を高めるためのものである。ガイド部8の高さは、約1.0〜4.0mm、好ましくは、1.5〜2.5mmとしてある。
図4に拡大して示すように、スプリングリテーナ1における筒部2とばね受けフランジ3との連設部9の肉厚T1は、筒部2の肉厚T2よりも大とされている。
すなわち、筒部2とばね受けフランジ3との連設部9における隅部外周面10を、隅部内周面11よりも大きい曲率半径の円弧状曲面とすることにより、連設部9の肉厚T1を、それ以外の部分の肉厚よりも大としてある。なお、この実施形態では、隅部外周面10の曲率半径を、少なくとも筒部2の肉厚以上となる2.0mm、隅部内周面11の曲率半径を0.5mmとしてある(図は若干誇張して示してある)。
ばね受けフランジ3における外周縁部の上面には、外向下傾する面取り部12が形成されている。
上記実施形態のスプリングリテーナ1においては、筒部2とばね受けフランジ3との連設部9における隅部外周面10を、隅部内周面11よりも大きい曲率半径の円弧状曲面とし、連設部9の肉厚T1を、筒部2の肉厚T2よりも大としているから、連設部9が強化されるとともに、連設部9に応力が集中するのが回避される。
しかも、ばね受けフランジ部3の径方向の中間部に、上方に立ち上がるガイド部8を形成し、ばね受けフランジ3の断面係数を大としてあるので、その部分の撓み剛性は大きくなっている。
その結果、スプリングリテーナ1を板金により成形して軽量化したにも拘わらず、ばね受けフランジ3及びその連設部9の曲げ剛性が大となり、高い疲労強度が得られる。
また、隅部内周面11は、曲率半径の小さな円弧状曲面とされているため、筒部2におけるコッタ5の装着部の上下寸法は十分に確保され、従って、筒部2の上下寸法を大きくする必要はなく、スプリングリテーナの重量増加を招くようなこともない。
なお、隅部外周面10の曲率半径を2.0mmとした上記実施例のスプリングリテーナ1と、同じ部分の曲率半径を0.5mmとした従来のスプリングリテーナとの連設部9に作用する応力を、動弁機構に組み付けた状態においてFEM解析したところ、本実施形態のスプリングリテーナは、従来のものに比して、応力は約1/2に低下し、応力集中が回避されていることが確認された。
次に、上記実施形態のスプリングリテーナ1の製造方法の第1の実施形態を、図5〜図8を参照して説明する。
まず、図5に示すように、所定の厚さの鋼板を円盤状に打ち抜いて形成した素材Wを、上記製造しようとするスプリングリテーナ1の筒部2成形用の型孔13と、ばね受けフランジ3の内方の半部成形用の環状凹部14を有するプレス装置の下型15の上面に載置したのち、素材Wの外周部を、押さえ板16により押さえ、押さえ板16を貫通して上下動するパンチ17の下端部である上型18を、型孔13及び環状凹部14内に突入させることにより、素材Wを絞り加工する。
これにより、下端が閉塞された、上記筒部2とほぼ同形をなすテーパー状の有底筒部19の上端に、径方向の中間部に上向きのガイド部20aを有するばね受けフランジ20が連設された、スプリングリテーナの第1次中間品21が得られる。なお、有底筒部19とばね受けフランジ20との連設部における隅部外周面22は、この絞り加工時に、製造しようとするスプリングリテーナ1の隅部外周面10と同形の円弧状曲面に形成される。
なお、この絞り加工は、素材Wの板厚または材質に応じて、冷間または温間のいずれかを選択して行われる。
ついで、図6に示すように、第1次中間品21を、据込み鍛造装置の下型23に挿入する。
下型23には、第1次中間品21の有底筒部19の外形と補形をなす有底の型孔24と、ばね受けフランジ20の下面の形状と同形をなすとともに、ばね受けフランジ20が若干余裕をもって嵌合される、その外径よりも大きな内径の段付き環状凹部25とが形成されている。
パンチ26の下端部には、有底筒部19内に嵌合され、これを内向きに変形するのを拘束する、有底筒部19の内面形状とほぼ補形をなす第1上型27と、ばね受けフランジ20の上面を強圧する、その上面形状とほぼ補形をなす第2上型28と、ばね受けフランジ20の外周面を強圧することにより、その部分に面取り部を形成する第3上型29とが、互いに連続して形成されている。
パンチ26を下降させ、その第2上型28をばね受けフランジ20の上面に当接させた際、第1次中間品21における有底筒部19とばね受けフランジ20との連設部の隅部内周面30と、第1上型27と第2上型28との連設隅部31との間に、環状の肉流れ空間Sが形成されるようにしてある。
パンチ26により第1次中間品21を強圧すると、図7に示すように、ばね受けフランジ20が、第2及び第3上型28、29により塑性変形させられることにより、その部分の肉の一部が上記肉流れ空間Sに向かって塑性流動するとともに、外周方向にも塑性流動する。
これにより、有底筒部19とばね受けフランジ20との連設部32の肉厚が、他の部分よりも大となり、かつばね受けフランジ20の外周縁の上面に、第3上型29による面取り部33が形成された、スプリングリテーナの第2次中間品34が据込み成形される。
ついで、図8に示すように、上記第2次中間品34を、打抜き用プレス装置の下型35の型孔36に挿入し、有底筒部19の底板19aをパンチ37により打ち抜けば、上記スプリングリテーナ1とほぼ同形のスプリングリテーナ1’が得られる。
最後に、上記スプリングリテーナ1’に仕上げ加工を施せば、上記と同様のスプリングリテーナ1が得られる。なお、エンジンの仕様によっては、仕上げ加工後のスプリングリテーナに、表面処理や熱処理を施すこともある。
図9〜図12は、スプリングリテーナ1の製造方法の第2の実施形態を、工程順に示すものである。
まず図9に示すように、上記第1の実施形態と同様のプレス装置を用いて、有底筒部19の上下寸法が、第1の実施形態のそれよりも若干長寸をなす第1次中間品38を、絞り加工により成形する。
ついで、図10に示すように、第1次中間品38を、打抜きプレス装置の下型39の型孔40に挿入し、有底筒部19の底板19aをパンチ41により打ち抜くとともに、上型42により、ばね受けフランジ20の外周縁の上面に、面取り部33を形成する。
ついで、図11に示すように、上記底板19aが打ち抜かれたスプリングリテーナの第2次中間品42を、据込み鍛造装置の下型43の型孔44に挿入し、筒部46の内面とばね受けフランジ47の上面を、上型48におけるテーパー状突部48aと下面48bにより、突部48aが筒部46の下端より若干上方に位置するようにして拘束する。この拘束時において、筒部46とばね受けフランジ47との連設部の隅部内周面49と、上型48における突部48aと下面48bとの連設隅部50との間に、肉流れ空間Sが形成されるようにしてある。
ついで、図12に示すように、型孔45と連通するガイド孔51に嵌合したパンチ52を上昇させ、筒部46における突部48aよりの突出端部を、上向きに強圧する。すると、筒部46が圧縮され、上方への肉流れが生じることにより、肉の一部が、肉流れ空間Sに向かって塑性流動する。
これにより、筒部46とばね受けフランジ47との連設部53の肉厚が、他の部分よりも大となった、上記スプリングリテーナ1とほぼ同形のスプリングリテーナ1’が得られる。
最後に仕上げ加工を施すとともに、必要により、表面処理や熱処理を施せばよい。
上記第1、第2の実施形態の製造方法によると、いずれも、比較的少ない工程で、筒部2とばね受けフランジ3との連設部9の肉厚を大とした上記板金製のスプリングリテーナ1を、容易に製造することができる。
また、いずれの製造方法も、据込み鍛造により塑性変形させて、連設部9の肉厚を大としているので、連設部9の内部に鍛流線が形成されるとともに、その部分が加工硬化され、強度が向上する。
なお、第1、第2の実施形態の製造方法では、いずれも、絞り加工時に、筒部2となる有底筒部19をテーパー状に成形しているが、絞り加工時には直円筒状の有底筒部を形成し、その底板を打ち抜いた後の工程で、テーパー状の筒部2をプレスにより成形してもよい。このようにすると、スプリングリテーナ1をより軽量化するために、筒部2を薄肉とするしごき加工を、有底筒部成形後の工程に加えることができる。
また、第2の実施形態の製造方法において、絞り加工により直円筒状の有底筒部を形成し、その底板を打ち抜いた後、筒部の下端を、据込み鍛造により上方に強圧して、連設部の肉厚を大とし、その後、筒部をテーパー状に成形することもある。
図13は、第2の実施形態のスプリングリテーナ、すなわち、小型のエンジンに使用される小さなスプリングリテーナ54を示す。
この実施形態のスプリングリテーナ54は、テーパー状の筒部55の上端に、上向きのガイド部56を介して、外径の小さなばね受けフランジ57が連設された形状をなし、かつ筒部55とガイド部56との連設部58の肉厚は、上記第1の実施形態のスプリングリテーナ1と同様、筒部55及びばね受けフランジ57よりも大とされている。
この実施形態のスプリングリテーナ54においても、連設部58が強化されるとともに、連設部58に応力が集中するのが回避される。
また、連設部58と近接する位置に、上向きのガイド部56が形成され、断面係数を大としているので、ばね受けフランジ57の強度が高まる。
なお、図示は省略するが、この実施形態のスプリングリテーナ54も、上記第1及び第2の実施形態の製造方法により製造することができる。
本発明により製造されたスプリングリテーナの第1の実施形態を示す斜視図である。 同じく、動弁機構に組付けた状態の中央縦断正面図である。 同じく、スプリングリテーナ単体の中央縦断正面図である。 同じく、スプリングリテーナの拡大半断面図である。 本発明の製造方法の第1の実施形態における第1次中間品の成形工程を示す縦断正面図である。 同じく、第1次中間品を下型に挿入し、その上面にパンチを当接させた状態の縦断正面図である。 同じく、パンチを下降させて、第2次中間品を成形した工程の縦断正面図である。 同じく、パンチにより有底筒部の底板を打ち抜いた工程の縦断正面図である。 本発明の製造方法の第2の実施形態における第1次中間品の成形工程を示す縦断正面図である。 同じく、第1次中間品を下型に挿入し、有底筒部の底板をパンチにより打ち抜き、第2次中間品を成形した工程の縦断正面図である。 同じく、第2次中間品を下型と上型により拘束した状態の縦断正面図である。 同じく、第2次中間品の筒部をパンチにより上向きに強圧した工程の縦断正面図である。 本発明により製造されたスプリングリテーナの第2の実施形態を示す中央縦断正面図である。 従来のスプリングリテーナの中央縦断正面図である。 同じく、従来のスプリングリテーナの変形例を示す中央縦断正面図である。
1 スプリングリテーナ
2 筒部
3 ばね受けフランジ
4 テーパ孔
5 コッタ
5a ビード
6 エンジンバルブ
6a 環状溝
7 バルブスプリング
8 ガイド部
9 連設部
10 隅部外周面
11 隅部内周面
12 面取り部
13 型孔
14 環状凹部
15 下型
16 押さえ板
17 パンチ
18 上型
19 有底筒部
19a 底板
20 ばね受けフランジ
20a ガイド部
21 第1次中間品
22 隅部外周面
23 下型
24 型孔
25 環状凹部
26 パンチ
27 第1上型
28 第2上型
29 第3上型
30 隅部内周面
31 連設隅部
32 連設部
33 面取り部
34 第2次中間品
35 下型
36 型孔
37 パンチ
38 第1次中間品
39 下型
40 型孔
41 パンチ
42 上型
43 第2次中間品
44 下型
45 型孔
46 筒部
47 ばね受けフランジ
48 上型
48a 突部
48b 下面
49 隅部内周面
50 連設隅部
51 ガイド孔
52 パンチ
53 連設部
54 スプリングリテーナ
55 筒部
56 ガイド部
57 ばね受けフランジ
58 連設部
S 肉流れ空間
T1,T2 肉厚
W 素材

Claims (2)

  1. 1対のコッタが嵌合可能なテーパ孔を中心に有する筒部と、この筒部の上端に連設され、バルブスプリングの上端を受支するばね受けフランジとを備える内燃機関用スプリングリテーナの製造方法であって、
    円盤状に形成した板金素材を絞り加工することにより、テーパー状の有底筒部の上端に、中間部に上向きに立ち上がるガイド部を有するばね受けフランジが連設され、かつこの連設部の隅部外周面が前記有底筒部の肉厚より大きい曲率半径のほぼ円弧状曲面とされた第1次中間品を成形する工程と、前記第1次中間品を、その外形と補形をなす型孔に挿入して拘束しながら、据込み鍛造により、前記ばね受けフランジの肉の一部を、前記有底筒部との連設部における隅部内周面側に向かって塑性流動させ、かつ前記連設部の隅部内周面を、前記隅部外周面の曲率半径よりも小さな曲率半径のほぼ円弧状曲面とすることにより、前記連設部の肉厚が、有底筒部の肉厚よりも大きい第2次中間品を成形する工程と、前記有底筒部の底板をプレスにより打ち抜く工程とを有することを特徴とする内燃機関用スプリングリテーナの製造方法。
  2. 1対のコッタが嵌合可能なテーパ孔を中心に有する筒部と、この筒部の上端に連設され、バルブスプリングの上端を受支するばね受けフランジとを備える内燃機関用スプリングリテーナの製造方法であって、
    円盤状に形成した板金素材を絞り加工することにより、テーパー状の有底筒部の上端に、中間部に上向きに立ち上がるガイド部を有するばね受けフランジが連設され、かつこの連設部の隅部外周面が前記有底筒部の肉厚より大きい曲率半径のほぼ円弧状曲面とされた第1次中間品を成形する工程と、前記有底筒部の底板をプレスにより打ち抜き、テーパー状の筒部を有する第2次中間品を成形する工程と、前記第2次中間品を上下の型により拘束しながら、据込み鍛造により、前記テーパー状の筒部の下端を、ばね受けフランジ側に強圧し、筒部の肉の一部を、この筒部とばね受けフランジとの連設部における隅部内周面側に向かって塑性流動させ、かつ前記連設部の隅部内周面を、前記隅部外周面の曲率半径よりも小さな曲率半径のほぼ円弧状曲面とすることにより、連設部の肉厚を、前記筒部の肉厚よりも大とする工程とを有することを特徴とする内燃機関用スプリングリテーナの製造方法。
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